JP5451027B2 - ロッキング椅子 - Google Patents
ロッキング椅子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5451027B2 JP5451027B2 JP2008270547A JP2008270547A JP5451027B2 JP 5451027 B2 JP5451027 B2 JP 5451027B2 JP 2008270547 A JP2008270547 A JP 2008270547A JP 2008270547 A JP2008270547 A JP 2008270547A JP 5451027 B2 JP5451027 B2 JP 5451027B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- column
- support sheet
- backrest
- side member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
座と背もたれ、及び前記座の下方に配置したベースとを有しており、前記ベースにはばね手段に抗して後傾動する左右一対の揺動フレームが連結されており、前記左右揺動フレームの後端は略上向きに立ち上がった背支柱になっている一方、前記背もたれは、左右両側を上下長手の左右サイドメンバーと成して前後に開口したバックフレームとこれに張られたメッシュ状のサポートシートとを有しており、前記バックフレームの外周にはサポートシートを取り付けるための溝条が形成されていて、前記サポートシートはバックフレームの前面を覆う状態で張られており、前記バックフレームが揺動フレームの背支柱に固定されている、という基本構成である。
請求項1の発明では、背支柱とバックフレームのサイドメンバーとは左右に重なった状態に固定されていると共に、両者の外面が揃えた状態になっているため、背支柱とサイドメンバーとの一体感を醸して見栄えの良い椅子と成すことができる。特に、実施形態のように揺動フレーム(背支柱)をアルミ製としてバックフレームを樹脂製とすると、アルミの持つ質感が椅子の外観に現れるため、特に優れた美感を実現できる。
[請求項2の効果]
請求項2のように構成すると、背支柱とサイドメンバーとの一体感が醸されて優れた体裁とすることができる。
さて、近年、椅子に関しては、着座者を正しい姿勢に保持するため、着座者の腰部(特に第3腰椎を中心にした部分)を後ろから支えるランバーサポート機能が重要視されている。この場合、ランバーサポート機能を発揮させるには、背もたれは、着座者の腰部に当たる部分が側面視で最も前に位置するように側面視で前向き凸状に曲がった形態となすことが必要である。
バックフレームは左右の背支柱を連結する補強部材としても機能しているが、請求項4のように左右の揺動フレーム(背支柱)をジョイントフレームで連結すると、揺動フレーム(背支柱)の連結強度を一層向上させることができる。また、椅子の組み立てに際しては、左右の揺動フレームがジョイントフレームによって一体に繋がって所定の姿勢に保持された状態でベースに取り付けられているため、バックフレームを背支柱に固定する作業も簡単に行える。
ベースに左右の揺動フレームを取り付けているロッキング椅子では、左右の揺動フレームは座の左右外側にはみ出ないようになるべく内側に寄せるのが好ましいが、背もたれの左右横幅と座の左右横幅とは一般に同じ程度の寸法に設定しているため、何らの措置を講じないと、背支柱の左右外面とバックフレームにおけるサイドメンバーの左右外面とに段差が生じて体裁が悪化する不具合が懸念される。これに対して請求項5の構成を採用すると、バックフレームのサイドメンバーに傾斜面を形成したことにより、バックフレームにおけるサイドメンバーの外面と背支柱の外面とは滑らかに連続するため、美感に優れた椅子となすことができる。
まず、図1〜図6に基づいて椅子の概要を説明する。図1のうち(A)は椅子の斜視図で(B)は背もたれの部分的な一部破断正面図、図2は側面図、図3のうち(A)は椅子の背面図、(B)は背もたれの一部を省略した状態での後方からの斜視図、図4は前方から見た分離斜視図、図5は後方から見た分離斜視図、図6は(A)(B)とも主としてロッキング機構を示す分離斜視図である。
次に、従前の図に加えて図7以下の図面も参照して、揺動フレーム8とバックフレーム13との関係を詳述する。図7は背支柱10にバックフレーム13を取り付けた状態の斜視図で、図8は揺動フレーム8とジョイントフレーム12との斜視図、図9は揺動フレーム8とジョイントフレーム12との斜視図、図10はバックフレーム13と揺動フレーム8とジョイントフレーム12との関係を示す斜視図、図11のうち(A)は背支柱10の上部の斜視図、(B)はバックフレーム13におけるサイドメンバー16の破断斜視図である。図12のうち(A)は非ロッキング状態での部分側面図、(B)はロッキング状態での部分側面図、図13は図12においてランバーパッド15を少し下方にずらした状態での XIII-XIII視断面図である。まず、揺動フレーム8とジョイントフレーム12について説明する。
例えば図11(B)に示すように、バックフレーム13のサイドメンバー16は揺動フレーム8の背支柱10に左右外側から重なっている。サイドメンバー16は左右外側に向けて前後幅が徐々に小さくなる略台形の断面形状であり、かつ、前面51も背面52も背もたれ5の中心部に近づくほど後ろにずれるように後ろ向きに傾斜している。サイドメンバー16の前面51を後ろ向き傾斜させているのは、サポートシート14が体圧で後ろ向きに逃げるように変形することを許容するためと、サポートシート14のランバーサポート部14aの箇所にランバーパッド15の設置スペースを確保するためとの2つの大きな理由に基づいている。
最後にランバーパッド15について言及しておく。ランバーパッド15は樹脂製品であり、図1〜4に示すように、上下長手で側面視及び平面視で前向き突状に湾曲している。このため、サポートシート14は特定部位に応力が集中することなく円滑に支持されている。そして、図12及び図13に示すように、ランバーパッド15のうち左右外端部にはリアリンク22の起立部22aに前から嵌まる溝形の受け部63が後ろ向きに突設されている。受け部63の内底面に山形のストッパー突起(図示せず)が形成されている一方、リアリンク22の起立部22aにはストッパー突起が嵌まる凹所64を多段に形成している。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、適用対象は必ずしも回転椅子に限定されるものではなく、劇場用椅子やベンチのような固定式椅子にも適用できる。背もたれはサポートシートの方式が好適であるが、インナーシェルとクッションとを有する方式を排除するものではない。揺動フレームの基部と背支柱とを別部材に構成することも可能である。
3 ベース
4 座
5 背もたれ
8 揺動フレーム
9 揺動フレームの基部
10 揺動フレームの背支柱
12 ジョイントフレーム
13 バックフレーム
14 サポートシート
14a ランバーサポート部
15 ランバーパッド
16 バックフレームのサイドメンバー
53a サイドメンバーの傾斜面
54 バックフレームの溝条
Claims (5)
- 座と背もたれ、及び前記座の下方に配置したベースとを有しており、前記ベースにはばね手段に抗して後傾動する左右一対の揺動フレームが連結されており、前記左右揺動フレームの後端は略上向きに立ち上がった背支柱になっている一方、
前記背もたれは、左右両側を上下長手の左右サイドメンバーと成して前後に開口したバックフレームとこれに張られたメッシュ状のサポートシートとを有しており、前記バックフレームの外周にはサポートシートを取り付けるための溝条が形成されていて、前記サポートシートはバックフレームの前面を覆う状態で張られており、前記バックフレームが揺動フレームの背支柱に固定されている、
という構成であって、
前記バックフレームのサイドメンバーは前記背支柱に対して手前側から重ね合わせられていると共に、前記バックフレームのサイドメンバーと揺動フレームの左右背支柱とは、サイドメンバーが背支柱の左右外側に露出する状態で重ねて固定されており、このため、前記背支柱の背面は後ろ側に露出してサポートシートは後ろ側と左右外側とに露出しており、前記背支柱の背面とサイドメンバーの背面とを滑らかに連続させている、
ロッキング椅子。 - 前記背支柱の背面とサイドメンバーの背面とは緩い曲面を成して滑らかに連続している、
請求項1に記載したロッキング椅子。 - 前記サイドメンバーは、概ね着座者の腰に位置した部分が最も前端に位置した頂点部となるように側面視で前向き凸状に曲がっており、前記背支柱は、前記サイドメンバーの頂点部の近傍部まで延びている、
請求項1又は2に記載したロッキング椅子。 - 前記左右背支柱の下端部は左右横長のジョイントフレームで連結されており、前記ジョイントフレームが後ろに露出していると共に、前記ジョイントフレームで前記サポートシートの下端が後ろから覆われている、
請求項1〜3のうちのいずれかに記載したロッキング椅子。 - 前記バックフレームの左右幅寸法は座の左右幅寸法と同じ程度に設定されている一方、前記左右背支柱は座及びバックフレームの左右外面よりも内側にずれて配置されており、前記バックフレームにおけるサイドメンバーの下端部の外側面を、背支柱の付け根部に向けて傾斜した傾斜面と成している、
請求項1〜4のうちのいずれかに記載したロッキング椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008270547A JP5451027B2 (ja) | 2008-10-21 | 2008-10-21 | ロッキング椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008270547A JP5451027B2 (ja) | 2008-10-21 | 2008-10-21 | ロッキング椅子 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013269639A Division JP5646725B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | ロッキング椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010099103A JP2010099103A (ja) | 2010-05-06 |
JP5451027B2 true JP5451027B2 (ja) | 2014-03-26 |
Family
ID=42290284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008270547A Active JP5451027B2 (ja) | 2008-10-21 | 2008-10-21 | ロッキング椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5451027B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5578668B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2014-08-27 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
JP6041479B2 (ja) * | 2011-11-16 | 2016-12-07 | 株式会社イトーキ | 椅子の背もたれ及びその製造方法 |
JP7375428B2 (ja) * | 2019-09-27 | 2023-11-08 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
JP7521890B2 (ja) * | 2019-10-28 | 2024-07-24 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2319870C (en) * | 1992-06-15 | 2001-12-04 | Herman Miller, Inc. | Woven fabric membrane for a seating surface |
AU783829B2 (en) * | 2000-09-28 | 2005-12-08 | Formway Furniture Limited | A reclinable chair |
JP4629395B2 (ja) * | 2004-09-22 | 2011-02-09 | 株式会社岡村製作所 | リクライニング椅子における背凭れの傾動装置 |
-
2008
- 2008-10-21 JP JP2008270547A patent/JP5451027B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010099103A (ja) | 2010-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5646725B2 (ja) | ロッキング椅子 | |
JP5260027B2 (ja) | 椅子 | |
JP2014004319A (ja) | ネスティング可能な椅子 | |
JP6262937B2 (ja) | ネスティング可能な椅子 | |
JP7429275B2 (ja) | 椅子 | |
JP5451027B2 (ja) | ロッキング椅子 | |
JP5514425B2 (ja) | 背もたれ付き椅子 | |
JP6876409B2 (ja) | 椅子の背もたれ | |
JP5096870B2 (ja) | 背もたれ付き椅子 | |
JP2003079476A (ja) | 椅 子 | |
JP2020058764A (ja) | 椅子 | |
JP6196438B2 (ja) | ロッキング椅子 | |
JP6080902B2 (ja) | 背もたれ付き椅子 | |
US7144084B2 (en) | Chair with rod frame back assembly | |
JP2015157224A5 (ja) | ||
JP6001895B2 (ja) | 椅子の背もたれ取付構造 | |
JP5764233B2 (ja) | 背もたれ付き椅子 | |
JP6412300B2 (ja) | ネスティング可能な椅子 | |
JP2003235670A (ja) | 折り畳み式椅子 | |
JP7121577B2 (ja) | 椅子 | |
KR200457483Y1 (ko) | 의자의 가슴받이부 지지용 연결지지대 체결구조 | |
JP4960689B2 (ja) | 椅子 | |
JP7172378B2 (ja) | 椅子 | |
JP7173778B2 (ja) | 椅子 | |
JP6670069B2 (ja) | 椅子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5451027 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R157 | Certificate of patent or utility model (correction) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |