JP6041479B2 - 椅子の背もたれ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
前後方向に開口したバックフレームと、着座者の体圧を受ける合成樹脂製のバックシートとを有しており、前記バックシートは、その外周部が前記バックフレームに一体成形されている一方、前記バックフレームには、当該バックフレームを背支持フレームに取り付けるための複数の連結部が設けられていると共に、ハンガー又はヘッドレスト若しくは両方が取り付く他部材取付け部を設けている構成であって、
前記バックフレームのうち前記連結部、及び、前記他部材取付け部は、前記バックシートが被さっていない露出部と成されており、前記露出部を除いた部分は、前記バックシートの外周部に設けた抱持部で包み込まれている一方、
前記バックシートのうち前記バックフレームで囲われた部位に、着座者の体圧によって伸び変形し得る平断面波形の凹凸部が形成されている。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記各露出部の個所は、前記バックシートを一体成形するために金型によって安定的に支持される形態になっている。
樹脂が固まってから型開きするものである。
まず、椅子の概要を主として図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態は事務用等に多用されている回転椅子に適用しており、椅子は、脚支柱1及びキャスタを有する脚装置2と、脚支柱2の上端に固定したベース3と、ベース3の上に配置した座4と、着座した人がもたれ掛かり得る背もたれ5とを有している。図3に示すように、ベース2は上向きに開口した箱状に形成されている。
次に、図4以下の図面も参照して、背もたれ5の構造を説明する。図6に示すように、背もたれ5は、バックフレーム16とこれにインサート成形で一体に取り付けられたバックシート17とで構成されている。バックフレーム16はシート支持フレームの一例であり、バックシート17は身体支持シートの一例である。
次に、背支柱12に対するバックフレーム16の連結構造を説明する。例えば図9に示すように、後部背支持フレーム7bにおける背支柱12の上端には、前向きに開口した拳状の頭部12aが形成されており、この頭部12aに、前向きに開口した軸受け部34を一体に形成している。他方、バックフレーム16のサイド連結部21は、後ろ向きに開口した中空状に形成されており、このサイド連結部21の内部に、軸受け部34に嵌まるボス部35を一体に形成して、軸受け部34とボス部35との嵌まり合いにより、背インナーシェル18のサイド連結部21が背支柱12の頭部12aに前向き抜け不能に連結されている。ボス部35は、外リブ36と内リブ37とに一体に繋がっている。
次に、後部背支持フレーム7bとバックフレーム16との連結構造を説明する。例えば図12に示すように、バックフレーム16の下端部の左右中間部に、既述のロア連結部22下向きに突設されている。このロア連結部22は、左右側板22aと前後板22b,22cとを有する下向きに開口の略箱状の形態を成しており、後部背支持フレーム7bの後端部に形成した左右の軸受けリブ13の間に嵌まっている。
既述のとおり、バックシート17はバックフレーム16にインサート成形される。この点を図13に表示している。すなわち、インサート成形を行う金型装置52は、密着・離反する第1金型53と第2金型54とを有しており、両金型53,54の間にバックフレーム16を配置して、形締めしてから、両金型53,54の合わせ面に形成されたキャビティ55にゲート(図示せず)から溶融樹脂を注入して固まらせることにより、インサート成形が行われる。
本願発明は、上記の実施形態の他もに様々に具体化できる。例えば、バックフレームやバックシートの形態は必要に応じて任意に設定できる。バックフレームとしては、金属ダイキャスト品や板金加工品を使用することも可能である。バックシートとしては、例えばポリエチレンやポリプロピレンなども使用できる。この場合は、スリットを形成するなどすることで柔軟性を確保することができる。
5 背もたれ
7 背支持フレーム
7a 前部背支持フレーム
7b 後部背支持フレーム
13 軸受けリブ
16 バックフレーム
17 バックシート
18 サイドメンバー
19 アッパーメンバー
20 ロアメンバー
21 サイド連結部
22 ロア連結部
23 他部材取付け部としてのハンガー取り付け部
24,25,29 バックシートの外周部の抱持部
52 金型装置
53 第1金型
54 第2金型
55 キャビティ
Claims (6)
- 前後方向に開口したバックフレームと、着座者の体圧を受ける合成樹脂製のバックシートとを有しており、前記バックシートは、その外周部が前記バックフレームに一体成形されている一方、前記バックフレームには、当該バックフレームを背支持フレームに取り付けるための複数の連結部が設けられていると共に、ハンガー又はヘッドレスト若しくは両方が取り付く他部材取付け部を設けている構成であって、
前記バックフレームのうち前記連結部、及び、前記他部材取付け部は、前記バックシートが被さっていない露出部と成されており、前記露出部を除いた部分は、前記バックシートの外周部に設けた抱持部で包み込まれている一方、
前記バックシートのうち前記バックフレームで囲われた部位に、着座者の体圧によって伸び変形し得る平断面波形の凹凸部が形成されている、
椅子の背もたれ。 - 前記凹凸部は、円弧状が連続した平断面波形に形成されている、
請求項1に記載した椅子の背もたれ。 - 前記バックシートはエラストマー又は他の柔軟性を有する樹脂から成っている一方、前記バックフレームは強度を確保できる硬い樹脂製又は金属製である、
請求項1又は2に記載した椅子の背もたれ。 - 前記各露出部の個所は、前記バックシートを一体成形するために金型によって安定的に支持される形態である、
請求項1〜3のうちのいずれかに記載した椅子の背もたれ。 - 前記バックフレームは、上下方向に長い左右サイドメンバーと、前記左右サイドメンバーの上端間に繋がった左右横長のアッパーメンバーと、前記サイドメンバーの下端間に繋がった左右横長のロアメンバーとを有しており、前記アッパーメンバーには、後ろ向きに露出した前記他部材取付け部が形成されており、前記左右サイドメンバーには、背支持フレームに取り付くサイド連結部が後ろ向きに露出した状態に形成されており、前記ロアメンバーには、前記背支持フレームに取り付くロア連結部が少なくとも前方に露出した状態に形成されている、
請求項1〜4のうちのいずれかに記載した椅子の背もたれ。 - 密着離反自在な一対の金型を有する金型装置を使用して、請求項1に記載した背もたれを製造する方法であって、
前記金型装置を型開きした状態で、一方の金型に、前記バックフレームを、前記複数の露出部となる箇所だけを重ねた状態でセットして、その状態で型締めして後、前記一対の金型の間に形成されているキャビティに溶融樹脂を注入することにより、前記バックシートを、前記バックフレームのうち前記複数の露出部を除いた部位が前記抱持部で包み込まれた状態に成形し、
樹脂が固まってから型開きする、
椅子用背もたれの製造方法。
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