JP5670176B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
背もたれの背面部を構成する樹脂製の背アウターシェルを有しており、前記背アウターシェルの背面を表皮材で覆っている椅子において、
前記背アウターシェルの下部に、当該下部に後ろから重なる左右横長のカバーが配置されており、前記カバーには、前記表皮材の下部が後ろから非貼着状態で重なっており、かつ、前記背アウターシェルの下部とカバーとの間に、前記表皮材の下端縁に固定された端板を差し込む空所が下方に開口するように形成されている、
という構成にした。
まず、主として図1〜4を参照して椅子の概要を説明する。図1に示すように、椅子は、大きな要素として脚1と座2と背もたれ3とを備えている。脚1は放射方向に延びる枝足を有しているが図示は省略しており、ガスシリンダよりなる脚支柱4のみを表示している。脚支柱4の上端にはベース5が固定されており、ベース5の上方に座2が配置されている。
次に、背もたれ3の概要を説明する。例えば図4から理解できるように、背アウターシェル11とメインメンバー14とは、上端の横幅より下端の横幅が小さくなっており、従って、両者とも正面視で逆台形の形状を成している。例えば図3に明示するように、背アウターシェル11とメインメンバー14とは、いずれも平面視で前向き凹状に緩く湾曲しており、かつ、両者とも、着座者の腰部が当たる部分が最も前に位置するように側面視で前向き凸状に湾曲している。
例えば図5(D)に示すように、背アウターシェル11の左右両側縁は略前向きに突出した側壁11′になっており、また、図2のとおり、背アウターシェル11の下部には、メインメンバー14におけるボトム突条24の後ろに位置した左右横長のロアリブ30が前向き突設されている。ロアリブ30の下面には、多数の補強リブが連接されている。図5(D)に示すように、背アウターシェル11の側壁11′は、メインメンバー14におけるサイド突条23の後ろに位置している。図5(D)(及び図6(D))では表皮材13と側壁11′との間に空間が空いているが、表皮材13はある程度の厚さがあるので、実際には側壁11′の先端は表皮材13に当接している。
本願発明との直接の関係はないので詳細は省略するが、背板10を構成するトップメンバー15は、メインメンバー14に対して着脱自在であり、かつ、背板10は背アウターシェル11に対して着脱自在である。図2に示すように、メインメンバー14の上端には左右の外枠部54が形成されており、背アウターシェル11の上端には、外枠部54が嵌まる内枠部56が形成されている。
次に、図7に加えて図9及び図10も参照してロアカバー19を説明する。さて、背アウターシェル11は、そのアーム16を除いてバックシート20で覆われている。そして、例えば図4(B)から理解できるように、背アウターシェル11の下端部はアーム11の付け根よりも下方及び左右側方にはみ出ているため、バックシート20で背アウターシェル11の下端部を覆うことができる。このため美感に優れている。この場合、当然のことながら、バックシート20の下端は背アウターシェル11に着脱可能に係止(固定)せねばならない。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、適用対象は回転椅子に限定されず、固定式椅子などの各種の椅子に適用できる。また、背もたれがロッキングしない椅子にも適用できることはいうでもない。実施形態では背板をメインメンバーととトップメンバーとの2つの部材で構成したが、複数の着脱式メンバーを備えた構成とすることも可能である。例えば、着脱式メンバーを、メインメンバーに上から重なるミドルメンバーと、その上に重なるトップメンバーとの2つの部材で構成することも可能である。
10 背板
11 背アウターシェル
12 背クッション
13 背クッションの表皮材
14 背板を構成するメインメンバー
15 背板を構成するトップメンバー
19 ロアカバー
20 背アウターシェルの表皮材であるバックシート
35 バックシートの縁板
39 空所
95 段落ちしたカバー取付け部
Claims (2)
- 背もたれの背面部を構成する樹脂製の背アウターシェルを有しており、前記背アウターシェルの背面を表皮材で覆っている椅子であって、
前記背アウターシェルの下部に、当該下部に後ろから重なる左右横長のカバーが配置されており、前記カバーには、前記表皮材の下部が後ろから非貼着状態で重なっており、かつ、前記背アウターシェルの下部とカバーとの間に、前記表皮材の下端縁に固定された端板を差し込む空所が下方に開口するように形成されている、 - 前記背アウターシェルに、カバー取付け部を段落ちした状態で形成することにより、前記背アウターシェルの外面とカバーの外面とを同一面状に連続させている、
請求項1に記載した椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010290797A JP5670176B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010290797A JP5670176B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 椅子 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014222428A Division JP2015044023A (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012135496A JP2012135496A (ja) | 2012-07-19 |
JP5670176B2 true JP5670176B2 (ja) | 2015-02-18 |
Family
ID=46673461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010290797A Active JP5670176B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5670176B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
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-
2010
- 2010-12-27 JP JP2010290797A patent/JP5670176B2/ja active Active
Also Published As
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JP2012135496A (ja) | 2012-07-19 |
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Legal Events
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