JP2017086307A - 椅子 - Google Patents

椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2017086307A
JP2017086307A JP2015218400A JP2015218400A JP2017086307A JP 2017086307 A JP2017086307 A JP 2017086307A JP 2015218400 A JP2015218400 A JP 2015218400A JP 2015218400 A JP2015218400 A JP 2015218400A JP 2017086307 A JP2017086307 A JP 2017086307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
upper frame
optional product
optional
backrest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015218400A
Other languages
English (en)
Inventor
星治 南
Seiji Minami
星治 南
誠太郎 河本
Seitaro Kawamoto
誠太郎 河本
岩淵 浩
Hiroshi Iwabuchi
浩 岩淵
昌史 長谷川
Masashi Hasegawa
昌史 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Corp
Original Assignee
Itoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Corp filed Critical Itoki Corp
Priority to JP2015218400A priority Critical patent/JP2017086307A/ja
Publication of JP2017086307A publication Critical patent/JP2017086307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】背枠と背支柱とを備えた椅子において、ヘッドレストやハンガー等のオプション品を体裁良く取付けできるようにする。【解決手段】背支柱16は、連接部18と左右の枝部56とを有している。背もたれ3は背枠41を有しており、背枠41のアッパーフレーム51が背支柱16の連接部18と枝部56とに上から重なっている。枝部56は、アッパーフレーム51の下向き溝57に嵌まっている。ヘッドレスト21の基部25は枝部56の下面にビスで締結されている。ナットは、アッパーフレーム51で隠れている。ハンガー22の基部35は、連接部18の下面にビスで固定されている。ビスが螺合するナットは、連接部18の上面に配置されている。【選択図】図7

Description

本願発明は、オプション品の取り付け構造に特徴を有する椅子に関するものである。ここに、オプション品の例としては、ハンガー、ヘッドレスト、ショルダーレスト、荷物掛けフックなどが挙げられる。
椅子の背部にハンガーやヘッドレスト等のオプション品を取り付ける構造は、多々提案されている。オプション品をどのように取り付けるかは、背部の構造によって相違する。例えば、背もたれの上部が背支柱(バックフレーム)の上端に固定しているタイプの椅子におけるオプション品取り付け構造の例として、特許文献1には、背支柱の上端に左右横長のアッパープレートを設け、アッパープレートの前面に背もたれを固定し、アッパープレートの背面にハンガーを取り付けることが開示されている。
特許第5144181号公報
特許文献1では、ハンガー等のオプション品は強度メンバーである背支柱に取り付けられるため、高い取り付け強度を有している利点がある。他方、椅子における背部の構造は様々であり、背もたれの外周を前後に開口した背枠で構成して、背枠を背支柱に固定(連結)しているタイプがあり、この場合は、オプション品をどのように取り付けるかが問題になる。
本願発明はこのような現状に基づいて成されたものであり、背もたれの外周部を背枠で構成している椅子において、オプション品を体裁よく取り付けできるようにすることを主たる目的とするものである。
本願発明は、背もたれの外周部がアッパーフレームを有する背枠を備えており、前記アッパーフレームが背支柱の上端に重なっており、前記アッパーフレームは背支柱に連結されている、という基本構成になっている。
そして、請求項1の発明では、前記基本構成において、前記背支柱は、オプション品の基部が下方から重なると共に前記アッパーフレームが上から覆われたオプション品取り付け部を有しており、前記オプション品取り付け部には、前記オプション品の基部に下方から挿通されたビスが通るビス挿通穴又はタップ穴を形成している。
請求項2の発明は、請求項1において、前記オプション品取り付け部には前記ビス挿通穴が形成されており、前記オプション品取り付け部の上面に、前記アッパーフレームで上から覆われた状態でナット保持部を設けている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記背支柱の上端には、前記オプション品取り付け部として機能する左右横向きの枝部を形成しており、前記枝部は、前記アッパーフレームの下面に形成した下向き溝に嵌まっている。
請求項4の発明は、請求項3において、前記背支柱は、左右2本の縦フレームの上端が連接部を介して一体に繋がった形態であり、前記連接部は、その下面に1つのオプション品を固定できる第1オプション品取り付け部として機能し、前記枝部は、他のオプション品が前記枝部の下面に固定される第2オプション品取り付け部として機能している。
本願発明では、オプション品の基部は、背支柱のオプション品取り付け部に下方から重なっているため、取り付け部は視認難くなっている。このため、美観に優れている。また、オプション品取り付け部はアッパーフレームで上から覆われているため、ビスやナットがオプション品取り付け部の上に露出していても、これが見えることはない。この面でも美観に優れている。つまり、アッパーフレームをビスやナットのカバーとして機能させることにより、美観の悪化を防止しているのであり、従って、カバーを要せずにコスト面で有利である。
オプション品の締結手段としては、背支柱のオプション品取り付け部にタップ穴を形成して、これにビスをねじ込むことも可能であるが、例えば背支柱が樹脂製の場合には、タップ穴のねじ山が潰れやすくなるという問題がある。この点、請求項2のようにオプション品取り付け部の上面にナットを配置すると、ねじ山の潰れのような問題はなくて信頼性に優れている。また、オプション品の基部と背支柱のオプション品取り付け部とがビス及びナットで共締めされるため、締結強度においても優れている。
請求項3において、アッパーフレームにナットの回り止め機能を持たせることも可能であり、この場合は、ナットをできるだけ高い位置に配置できるため、背支柱のオプション品取り付け部の上下高さをできるだけ高くすることができる。従って、締結強度の向上に貢献できる。
請求項3のように背支柱に枝部を設けると、アッパーフレームとの重なる範囲が広がることと、枝部がアッパーフレームに入り込んで一体感が高くなることとの相乗作用により、背支柱とアッパーフレームとの連結強度(固定強度)を向上できる。このため、ビスを使用せずに係合部の嵌合を利用した連結であっても、必要な強度を確保可能になる。また、枝部はアッパーフレームの内部に隠れていて視認できない(或いは視認し難い)ため、高い連結強度を確保しつつ美観を優れたものとすることができる。
また、枝部を設けたことによってオプション品の取り付け可能範囲が広がるため、枝部を利用してオプション品を安定的に取り付けることができる。特に、請求項4の構成を採用すると、連結部と枝部との両方にオプション品を取り付けできるため、例えば、連結部にはハンガーを取り付けて枝部にはヘッドレストを取り付けるというようにして、複数のオプション品を取り付けることができる。このため、使用者にとってユーザーフレンドリーである。
オプション品を取り付けていない状態で椅子を前方から見た斜視図であり、(A)は可撓性シートを表示したもの、(B)は可撓性シートを省略したものである。 オプション品としてのヘッドレストとハンガーとを取り付けた状態を表示しており、(A)は手前から見た斜視図、(B)は後ろから見た斜視図である。 オプション品を取り付けていない状態で椅子を後方から見た斜視図であり、(A)は可撓性シートを表示したもの、(B)は可撓性シートを省略したもの、(C)は部分的な分離斜視図である。 背枠とシート保持枠との分離斜視図である。 アッパーシェルの裏返した状態での分離斜視図である。 第2係合部の個所の縦断側面図である。 (A)(B)とも、ヘッドレスト取り付け構造を示す分離斜視図である。 (A)は背支柱とアッパーフレームとの分離斜視図、(B)はアッパーフレームを下方から見た斜視図、(C)はハンガーの斜視図である。 ハンガーを取り付けた状態での中央部の縦断側面図である。 ヘッドレストの取り付け個所の縦断側面図である。 クッションタイプに仕様変更した状態を示す図で、(A)は外観の大部分を示す斜視図、(B)はクッションを省略した状態での斜視図、(C)は分離斜視図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願では、方向を特定するため左右・前後の文言を使用しているが、これは、椅子に普通に腰掛けた人を基準にしている。正面図は着座した人と対向した方向である。念のため、図1に方向を明示している。
本実施形態は、オフィスで多用されている回転椅子に適用している。また、本実施形態の椅子は、人が着座すると背もたれの前部が前進するタイプである。本実施形態では、本願発明を背もたれに適用している。図1〜10では、背もたれをメッシュタイプとした状態を示し、図11では、背もたれをクッションタイプとした状態を示している。
(1).椅子の概略
まず、図1〜3を参照して、椅子の概略を説明する。図1のとおり、椅子は、主要要素として、脚装置1、座2、背もたれ3を備えている。脚1は、ガスシリンダより成る脚支柱4と放射方向に延びる枝部5とを有しており、各枝部5の先端にはキャスタを設けている。脚支柱4の上端には、上向きに開口した略箱状のベース(図示せず)が固定されている。
図示していないが、ベースの前端部には、樹脂製やアルミダイキャスト製のフロントブロックがボルトで固定されており、フロントブロックには、左右一対のフロントリンクが回動可能に取り付けられている。フロントリンクは、人が着座していないニュートラル状態で、側面視で鉛直線に対して少し後傾しており、人が着座すると後傾する。
また、ベースには、図示しない傾動体が、左右長手の支軸によって後傾動自在に連結されており、傾動体1の後部に、リアブロック14が固定されている。リアブロック14の後部に背支柱16が固定されており、背支柱16の上端に背もたれ3の上端部が取り付けられている。背支柱16は、左右2本の縦フレーム17を有しており、左右縦フレーム26の上端は連接部18を介して一体に繋がっている。
図2のとおり、背もたれ4の下端部は、前後傾動自在な第2連動リンク19の上端部に連結されている。そして、リアブロック14には、左右一対のリアリンク(図示せず)がフロントリンクと平行な状態で連結されており、座2は、座アウターシェルを介してフロントリンク及びリアリンクに連結されており、人が着座すると、座フロントリンクとリアリンクを後傾させて座が下降動し、かつ、リアリンクの回動に連動する第1連動リンク(図示せず)を介して第2連動リンク19が前傾動する。
従って、人が着座すると、背もたれ3は、その上端を中心にして屈曲することにより、下端部が前進する。これにより、人が浅く腰掛けても、人の腰部が背もたれ3によって支持される。人が深く腰掛けた場合は、既述した第1連動リンクが変形することにより、背もたれ3は動くことなく座2の下降動が許容される。座2の支持構造、背もたれ3の前進機構、ロッキング機構などは本願発明との直接の関連はないので、詳しい説明は省略する。
図2に示すように、本実施形態の椅子には、オプション品の例として、ヘッドレスト21とハンガー22とを取り付けることができる。これらヘッドレスト21とハンガー22とは背支柱16に固定さている。その詳細は後述する。
(2).背部の概要
次に、図4以下も参照して背もたれ3を説明する。例えば図1,3に示すように、背もたれ3は、前後に開口した背枠41と、背枠41の前面に重なった上下のシート保持枠46,47と、着座者の体圧を受けるメッシュ状の可撓性シート48とを有している。
図示は省略するが、可撓性シート48の周囲には、樹脂テープ等からなる帯状の縁部材を縫着等で固定しており、縁部材は、シート保持枠46,47の裏面に装着(係止)されている。また、シート保持枠46,47は、上シート保持枠46と下シート保持枠47とに分割されているが、可撓性シート48は1枚である。上シート保持枠46と下シート保持枠47との上下高さの比率は、任意に設定できる。
図3に示すように、背枠41は、上下方向に長い左右のサイドフレーム50と、左右サイドフレーム50の上端に繋がったアッパーフレーム51と、左右サイドフレーム50の下端間に繋がったロアフレーム42とで構成されており、全体的には、正面視で概ね四角形に成っている。他方、アッパーフレーム51は、その全体がサイドフレーム50の後ろに位置しており、側面視では、後ろ下向きに向かうように折り返された形態になっている。
他方、図4に示すように、上シート保持枠46は、背枠41のサイドフレーム50に手前から重なるサイドメンバー52と、左右サイドフレーム50の上端に一体に繋がったアッパーシェル53とを有している。アッパーシェル53は、左右サイドメンバー52の上端間に延びる横長装架部53aと、横長装架部53aから後ろ下向きに曲がったカール部53bとを有しており、カール部53bが背枠41のアッパーフレーム51に固定されている。なお、アッパーシェル53は、シェル状のアッパーメンバーと言い換えてもよい。
図4に示すように、下シート保持枠47の大部分は、背枠41のロアフレーム42に重なった水平状部47aで構成されており、水平状部47aの左右両端に、背枠41のサイドフレーム50の下部に重なる起立部47bを一体に設けている。
本実施形態では、背枠41のアッパーフレーム51と上シート保持枠46のカール部53bとが一体になっている。そこで、背枠41のアッパーフレーム51は、カール部53bで後ろからも覆われている。図3(A)に示すように、カール部53bは、その全体が可撓性シート48で覆われている。また、アッパーフレーム51及びカール部53bの手前は、左右全長にわたって空間が空いている。
(3).背枠
次に、背もたれ3の詳細を説明する。まず、背枠41の構造と、背支柱16への取り付け構造を説明する。例えば図4から理解できるように、背枠41を構成するサイドフレーム50とロアフレーム42とは、前向きに開口した断面V形になっている。
図4から理解できるように、サイドフレーム50は、基本的には前向き開口のV型であるが、上端部はコ字形の浅い溝状になっている。他方、アッパーフレーム51のうちサイドフレーム50に連続した左右端部は、側面視でU形に曲がった平板状のヒンジ部54に成っている。このヒンジ部54が変形して背もたれ3の姿勢が変化することにより、背もたれ3は、着座によって下端が前進する。
背支柱16の連接部18は背面視で上向き凸に湾曲している一方、アッパーフレーム51の左右中間部に、背支柱16の連接部18に上から嵌まるように下向きに開口したドーム部55を形成している。例えば図2に示すように、カール部53bにも、背支柱16の連接部18に対応した下向き開口溝55′が形成されている。
また、アッパーフレーム51のうちドーム部55を挟んだ左右両端の部位は、左右外側に向けて高くなるように(ドーム部55に向けて低くなるように)傾斜しており、アッパーフレーム51を全体として見ると、背面視では、下向き凸に湾曲したナベ形状に成っている。これに対応して、カール部53bも、背面視で下向き凸に湾曲したナベ形状に成っている。
例えば図6に示すように、背支柱16の上端部に、左右外側に張り出した枝部56が一体に形成されている一方、アッパーフレーム51のうちドーム部55の左右両側の部分には、枝部56が嵌まる下向き溝57を形成している。このように、アッパーフレーム51と枝部56とが嵌合することにより、支持強度のアップとねじれ防止機能強化とが図られている。
(4).アッパーフレームへのアッパーシェルとシート保持枠の連結構造
本実施形態では、背枠41へのシート保持枠46,47の取り付けは、まず、上シート保持枠46を背枠41に取り付けてから、次いで、下シート保持枠47を背枠41に重ねる、という手順で取り付けられる。従って、上シート保持枠46のカール部53bが背枠41のアッパーフレーム51に嵌合することと、上シート保持枠46のサイドメンバー52が背枠41のサイドフレーム50に嵌合することとが、一連に行われる。尚、シート保持枠46,47には、後述の方法で予め可撓性シート48が取り付けられている。
図5に示すように、カール部53bとアッパーフレーム51との嵌合手段としては、アッパーフレーム51に、左右中間から外側に向かって、順に、第1雌型係合部60,第2雌型係合部61,第3雌型係合部62が、左右一対ずつ上向きに開口するように形成されている一方、カール部53bの前面には、各雌型係合部60,61,62に対応して、第1〜第3の雄型係合部63〜65を設けている。
この場合、第1雌型係合部60は後ろと上とに開口した単純な係合穴の形状であり、第1雄型係合部63は、単なる下向き突起である。従って、第1雌型係合部60と第1雄型係合部63とは、左右方向の位置決めを行っている。
第3雄型係合部66は側面視L型の爪形状であり、第3雌型係合部62は上向きに開口した係合穴である。従って、第3雄型係合部66が第3雌型係合部62に嵌まることにより、アッパーシェル53(カール部53b)は、前後ずれ不能に保持される。また、第3雄型係合部66と第3雌型係合部62とは、左右方向の位置決め機能も備えている。
図6に示すように、第2雄型係合部64は、下向きの位置決め突起64aと、上向きの係合爪84b、及び、両者に連結された基部64cとを有しており、側面視で略横向きT型の形態を成している。基部64cは、アッパーシェル53の前面から手前に突出している。係合爪74bの上端には、前向きの爪部64dを設けている。爪部64dの前面には、傾斜ガイド面64eが形成されている。第2雌型係合部61は、位置決め突起64aが上から嵌まる上向き開口の位置決め穴61aと、係合爪64bが後ろから嵌まり込む前後開口の係合穴61bとを有している。
位置決め穴61aの後ろは壁61cになっており、壁61cの後ろにアッパーシェル53の下端部が位置している。第2雄型係合部64をアッパーフレーム51に後ろから重ねた状態でアッパーフレーム51を下向き動させると、位置決め突起64aが位置決め穴61aに嵌まっている状態で、係合爪61bは、傾斜ガイド面61cのガイド作用によって、いったん後ろに逃げるように曲がり変形し、次いで、戻り変形して係合穴61bに嵌まり込む。これにより、アッパーシェル53は上向き抜け不能に保持される。
そして、位置決め突起64aが位置決め穴61aに対して、前後方向と左右方向とにずれ不能に嵌まっているため、第2雄型係合部64と第2雌型係合部61とにより、アッパーシェル53の前後方向及び左右方向の位置決めと、上抜き抜け防止機能とが発揮されている。
図4では、背枠41は手前から見た状態に表示して、シート保持枠46,47は後ろから見た状態(180°程度反転させた状態)に表示している。この図4から理解できるように、第1シート保持枠46のサイドメンバー52に、縦長の第1位置決め突起67と下向き鉤爪68との対を上下に3対後ろ向き突設している一方、背枠41のサイドフレーム50には、位置決め突起67を左右から挟む左右一対の第1触れ止め突起69と、下向き鉤爪68が上から嵌まる平面視門型の第1爪キャッチ70を上下に3段ずつ形成している。
下シート保持枠47を背枠41に取り付ける手段としては、まず、下シート保持枠47における起立部47の上端に上向き鉤爪71を突設し、その下方に第2位置決め突起72を形成し、更に、水平状部47aの左右両端に横向き鉤爪73を設ける一方、背枠41のサイドフレーム50には、上向き鉤爪71が下方から嵌まる第2爪キャッチ74と、第2位置決め突起72が手前から嵌まる第2触れ止め片75とを形成し、更に、ロアフレーム42には、横向き鉤爪73が係合する側面視門型の第3爪キャッチ76を設けている。
(4).ヘッドレスト・ハンガーの取り付け構造
次に、主として図7〜10を参照して、ヘッドレスト21とハンガー22の取り付け構造を説明する。図7に示すように、ヘッドレスト21は、前後に開口した左右横長の主枠体23と、主枠体23の左右中間部から下向きに分岐した左右の足部24とを有しており、足部24の下端に、背支柱16の枝部56に下方から重なる基部(取付け部)25を背受けている。
主枠体23には、背もたれ3がメッシュタイプである場合は、背もたれ3の可撓性シート48と同じものが張られる。他方、背もたれ3がクッションタイプである場合は、クッション層を備えたメッシュ材が張られて、クッション層の表面は、背もたれ3のクッションを覆っている表皮材と同じもので覆われる。図2では、可撓性シート48を張った状態を示している。
図7のとおり、ヘッドレスト21の基部25には、上向きの位置決め突部26を形成している。この上向き突部26は下向きに凹んでおり、図10に示すように、位置決め突部26に、ビス27が下方から嵌まるビス挿通穴28を形成している。ビス挿通穴28には、ビス27の頭が隠れる座繰り穴29を形成している。
ヘッドレスト21の基部25は背支柱16における枝部56の先端部に下方から重なるように設定しており、枝部56の先端には、ヘッドレスト21の位置決め突部26が嵌合する段上がり部30を形成している。段上がり部30は断面逆L形になっており、図10に示すように、段上がり部30の上面にナット31を配置している。従って、枝部56の上面がナット保持部になっている。アッパーフレーム51には、下向き溝57と連通したナット挿入穴32が手前に向けて開口している(図7も参照)。なお、ナット32は、ナット挿入穴32に回転不能に保持されている。
ヘッドレスト21を取り付ける場合は、ナット挿入穴32にナット31を手前から挿入して、ビス27を下方からナット31にねじ込んだらよい。これにより、ヘッドレスト21の基部25と背支柱16の枝部56とが強固に共締めされる。ナット31はアッパーフレーム51及びアッパーシェル53で隠れているため、美観の悪化の問題はない。
なお、枝部56の上面に、ナット31が回転不能に嵌まる溝を形成しておいて、アッパーフレーム51により、ナット31を抜け不能に保持することも可能である。
図8に示すように、ハンガー22は、略Y形の中央部33と、中央部33の上端から横向きに取り出したバー部34と、中央部33の下端から手前に向いた基部35とを有しており、図9のとおり、基部35がビス36で背支柱16の連接部18に固定されている。
この場合、図8(C)に示すように、ハンガー22の基部35に、基部35の外周を広げたような外向きリブ35aを形成し、このリブ35aにボルト挿通部35bを一体に設けている。他方、背支柱16の連接部18には、図9及び図7(B)に示すように、外向きリブ35aが嵌まる凹部37を形成している。また、図9及び図8(B)に示すように、アッパーフレーム51には、連接部18の手前に位置した前部38を下向きに突設している。前壁38は、ハンガー22の外向きリブ36とにも嵌合している。
背支柱16における連接部18の上面には、ナット保持部の例として、ナット39が重なる受け座18aを形成している(図8(A)では、受け座18aは省略している。)。また、図9及び図8(B)に示すように、アッパーフレーム51には、ナット39が回転不能に嵌まる下向き開口のナット保持溝40を形成している。
ハンガー22の基部35は、ビス36とナット39とにより、背支柱16の連接部18に固定されている。実施形態のように外向きリブ36を設けて、背支柱16の連接部18と嵌まり合わせると、1本のビス36による固定でありながら、ガタ付きを無くして高い締結強度を得ることができる。
(5).クッションタイプ仕様
図11に示すように、本願発明の背もたれ3はクッションタイプとすることも可能である。このクッションタイプでは、体圧受け体の例としての背板85を使用している。アッパーシェル53は、背板85とは別部材になっているが、連結構造はメッシュタイプと同じである。
背板85の左右両側部には、背枠41のサイドフレーム50に重なるサイドメンバー(サイド縁部)86を設け、背板85の上端には、アッパーシェル53が取り付くアッパーメンバー(アッパー縁部)87を設け、背板85の下端には、背枠41のロアフレーム42に手前から重なるロアメンバー(ロア縁部)88設けている。
背板85のうちサイドメンバー86とロアメンバー88とで囲われた部分は、背枠41で囲われた空間に入り込んだ本体部90になっている。従って、本体部90は、サイドメンバー86及びロアメンバー88から後ろ向きに向けて段落ちしており、この段落ちした部分は、符号90aで示す壁になっている。従って、背板85は、概ね浅いトレー状の外観を呈している。
本体部90にクッション材91が嵌まっており、クッション材91は表皮材92で覆われている。本体部90の下部には、多数の横長スリット93を形成した変形容易部になっている。符号89は、表皮材92を後ろに引き込むためのスリットである。また、符号98は、クッション材91を固定するためのボスである。表皮材92とクッション材91との間には、厚さ数mmの薄いウレタンシートが介在しており、ウレタンシートは、アッパーシェル53の外面まで広がっている。図6では、ウレタンシートを設けた場合の表皮材92の位置を二点鎖線で表示している。
以上、本願発明の具体例を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、ヘッドレストやハンガー等のオプション品の形態は、デザイン等の要請に応じて任意に設定できる。背支柱は、単なるT形なども採用できる。連接部18を実施形態よりも横長に形成して、全体的に門型の形態とすることも可能である。
本願発明は、椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。
3 背もたれ
16 背支柱
17 縦フレーム
18 連接部
21 オプション品としてのヘッドレスト
22 オプション品としてのハンガー
27,36 ビス
31,32 ナット
41 背枠
51 背枠のアッパーフレーム
53 アッパーシェル
56 背支柱の枝部
57 下向き溝

Claims (4)

  1. 背もたれの外周部がアッパーフレームを有する背枠を備えており、前記アッパーフレームが背支柱の上端に重なっており、前記アッパーフレームは背支柱に連結されている構成であって、
    前記背支柱は、オプション品の基部が下方から重なると共に前記アッパーフレームが上から覆われたオプション品取り付け部を有しており、前記オプション品取り付け部には、前記オプション品の基部に下方から挿通されたビスが通るビス挿通穴又はタップ穴を形成している、
    椅子。
  2. 前記オプション品取り付け部には前記ビス挿通穴が形成されており、前記オプション品取り付け部の上面に、前記アッパーフレームで上から覆われた状態でナット保持部を設けている、
    請求項1に記載した椅子。
  3. 前記背支柱の上端には、前記オプション品取り付け部として機能する左右横向きの枝部を形成しており、前記枝部は、前記アッパーフレームの下面に形成した下向き溝に嵌まっている、
    請求項1又は2に記載した椅子。
  4. 前記背支柱は、左右2本の縦フレームの上端が連接部を介して一体に繋がった形態であり、前記連接部は、その下面に1つのオプション品を固定できる第1オプション品取り付け部として機能し、前記枝部は、他のオプション品が前記枝部の下面に固定される第2オプション品取り付け部として機能している、
    請求項3に記載した椅子。
JP2015218400A 2015-11-06 2015-11-06 椅子 Pending JP2017086307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015218400A JP2017086307A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015218400A JP2017086307A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017086307A true JP2017086307A (ja) 2017-05-25

Family

ID=58767195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015218400A Pending JP2017086307A (ja) 2015-11-06 2015-11-06 椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017086307A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112140958A (zh) * 2019-06-28 2020-12-29 现代自动车株式会社 车辆用座椅靠背框架

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112140958A (zh) * 2019-06-28 2020-12-29 现代自动车株式会社 车辆用座椅靠背框架
CN112140958B (zh) * 2019-06-28 2023-11-28 现代自动车株式会社 车辆用座椅靠背框架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014054578A (ja) ロッキング椅子
JP6904807B2 (ja) 車両用シート
JP6876409B2 (ja) 椅子の背もたれ
JP2017086307A (ja) 椅子
JP5597849B2 (ja) 椅子
JP5902570B2 (ja) 椅子
JP5568775B2 (ja) 椅子
JP5784886B2 (ja) 椅子
JP2013103069A (ja) 椅子
JP2012040062A (ja) 椅子
JP2012040110A (ja) 椅子
JP2017086308A (ja) 椅子の身体支持体
JP5876276B2 (ja) 椅子
JP6001895B2 (ja) 椅子の背もたれ取付構造
JP2010099103A (ja) ロッキング椅子
JP6909336B2 (ja) 椅子の背もたれ
EP3210498B1 (en) Furniture, load supporting member for chair, and chair
JP6204651B2 (ja) 椅子
JP6643047B2 (ja) 椅子の背もたれ
JP7032080B2 (ja) 椅子の身体支持体用表皮材の製造方法
JP6608248B2 (ja) 椅子
JP2019042095A (ja) 椅子の身体支持体
JP7116617B2 (ja) 椅子及びそのカバー装置
JP7015146B2 (ja) 椅子
JP6109388B2 (ja) 椅子