JP5784886B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
前記オプション品に、前記背もたれの上部空所に入り込む下向きの足部を設けてこの足部を前記バックサポートの上端部にビスで固定しており、かつ、前記足部のうち前記上部空所に位置した部分が前記バックサポートに嵌合している。
前記背もたれは、手前に位置したフロントサポートとその後ろに位置したバックサポートとを有していて、前記フロントサポートは前記バックサポートに対して着脱可能であり、前記フロントサポートの上端部とバックサポートの上端部との間には、左右横長の上部空所が少なくとも上向きに開口するように形成されており、
前記オプション品に、前記背もたれの上部空所に入り込む下向きの足部を設けてこの足部を前記バックサポートの上端部に固定しており、
前記バックサポートへの足部の固定が、前記フロントサポートを取り外してから固定操作するか、又は、下方から工具で固定操作するか、若しくは背もたれの外周から工具で固定操作することによって行われている、
という基本構成において、
第1の特徴として、「前記バックサポートは、左右サイドフレームとアッパーフレームとロアフレームとを有する前後開口の形態であり、前記アッパーフレームに前向きに開口した切欠き部を形成することで前記上部空所が上下に開口した状態に形成されており、このためフロントサポートとアッパーフレームとは前記上部空所の左右両側において前後に重なり合っており、前記オプション品の足部を前記アッパーフレームに固定しており」、の構成を有し、
第2の特徴として、「支柱を有するハンガーが、前記バックサポートにおけるアッパーフレームの左右中間部をぐるりと抱持するホルダー装置を介して取付け可能である一方、 前記オプション品の足部をホルダー装置の左右両側に分離配置して左右足部の間をセンター空間と成すと共に、前記オプション品の下端部に、前記アッパーフレームにホルダー装置を取り付けることを許容するためのセンター切欠き部が形成されており、更に、前記センター切欠き部を塞ぐカバーが備えられている」、の構成を有している。
請求項6の発明は、請求項5と同じ基本構成及び第2の特徴に加えて、「前記オプション品の足部は、前記フロントサポートを取り外すことで手前から回転操作できるビスで前記バックサポートに固定されている」、という構成を備えている。
図1,2に示すように、椅子は、脚支柱(ガスシリンダ)1のみを表示した脚装置、脚支柱1の状態に固定したベース2、ベース2の上方に配置した座3、座3の後ろに配置された背もたれ4を有している。背もたれ4は、バックサポートの一例としてのバックフレーム5と、フロントサポートの一例としてバックフレーム5の前面に取り付けた背板(インナーシェル)とを有しており、図1(A)に示すように、背板6の前面にはメッシュ等の表皮材7を張っている。バックフレーム5は、ベース2に後傾動自在に連結されている。
背板6はポリプロピレンのような合成樹脂を材料にした成形品であり、図3に示すように、上下長手の左右のサイドメンバー16と、サイドメンバー16の上端間に一体に繋がったアッパーメンバー17と、左右サイドメンバー16の下端に一体に繋がったロアメンバー18とで略四角形の外形に構成され、更に、その内部には、左右サイドメンバー16に繋がった帯状板19が多段に配置されている。
次に、ショルダーレスト14の構造及び取付け手段を説明する。図9に示すように、ショルダーレスト14は、前面にクッション35が張られたシェル体(インナーシェル)36と、シェル体36の後ろに配置したショルダーフレーム37とを有しており、シェル体36はショルダーフレーム37に取り付けられている。クッション35とシェル体36との全体はクロスで覆われている。なお、ショルダーフレーム37に代えて、シェル構造の支持体を採用することも可能である。
図8,13に示すように、バックフレーム5のアッパーフレーム9には衣類用のハンガー55を取り付けることができる。ハンガー55は支柱55aを有するT形の形態を成しており、ホルダー装置56を介してアッパーフレーム9に取付けられる。図13(B)に示すように、支柱55aは前向きに開口した平断面略コの字形の形態を成しており、左右両側部は蟻溝57になっている。
以上のとおり、ショルダーレスト14の足部15は背もたれ4の内部に隠れているので、足部15が露出することによって体裁が悪くなるといった問題は全くない。また、足部15は人目に触れないため、強度等の機能面だけを考慮して設計することができる。そして、ショルダーレスト14の取付け・取り外しは背板6を取り外した状態で行うものであるため、ビス44,47を使用した強固な締結構造を簡単に採用できるのである。背板6はバックフレーム5にビス止めすることも可能であるが、本実施形態のように係合爪を使用した嵌め込み方式を採用すると、取付け・取り外しの作業性に優れている。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、バックサポートはフレーム構造である必然性はなく、シェル構造であってもよい。バックサポートが実施形態のようなフレーム構造である場合、左右サイドフレームを繋ぐ横長の中間メンバーを設けたり、アッパーフレームとロアフレームとを繋ぐ縦長の中間メンバーを設けたりすることも可能である。
5 バックサポートの一例としてのバックフレーム
6 フロントサポートの一例としての背板
8 バックフレームのサイドフレーム
9 バックフレームのアッパーフレーム
12 切欠き部
13 上部空所
14 ショルダーレスト(オプション品)
15 足部
16 サイドフレーム
17 アッパーフレーム
18 ロアフレーム
37 ショルダーレストを構成するショルダーフレーム
38 重合部
38a 突部
40 前向き開口溝
42 金具
42a 第1部分
42b 第2部分
43 雌ねじ穴
44,47 ビス
48 ナット
55 ハンガー
56 ホルダー装置
65 センター空間
66 センター切欠き部
67 カバー
Claims (6)
- 背もたれとその上に配置されたオプション品とを備えており、
前記背もたれは、手前に位置したフロントサポートとその後ろに位置したバックサポートとを有していて、前記フロントサポートは前記バックサポートに対して着脱可能であり、前記フロントサポートの上端部とバックサポートの上端部との間には、左右横長の上部空所が少なくとも上向きに開口するように形成されている構成であって、
前記オプション品に、前記背もたれの上部空所に入り込む下向きの足部を設けてこの足部を前記バックサポートの上端部にビスで固定しており、かつ、前記足部のうち前記上部空所に位置した部分が前記バックサポートに嵌合している、
椅子。 - 前記バックサポートは、左右サイドフレームとアッパーフレームとロアフレームとを有する前後開口の形態であり、前記アッパーフレームに前向きに開口した切欠き部を形成することにより、前記上部空所が上下に開口した状態に形成されており、このためフロントサポートとアッパーフレームとは前記上部空所の左右両側において前後に重なり合っており、前記オプション品の足部を前記アッパーフレームに固定している、
請求項1に記載した椅子。 - 前記オプション品の足部は、前記フロントサポートを取り外すことで手前から回転操作できるビスで前記バックサポートに固定されており、更に、前記オプション品の足部に設けた後ろ向きの突部と、前記アッパーフレームに設けた前向き開口溝とが嵌合している、
請求項2に記載した椅子。 - 前記足部の固定に金具が使用されており、前記金具は、前記足部に後ろから重なる第1部分と、前記バックサポートのアッパーフレームに手前から重なる第2部分とを有しており、前記足部に貫通した第1ビスを前記第1部分に設けた雌ねじ穴にねじ込んでいる一方、前記金具の第2部分には第2ビスが貫通する穴が空いており、前記バックサポートのアッパーフレームに、前記第2ビスがねじ込まれるナットを保持するポケット部を設けている、
請求項2又は3に記載した椅子。 - 背もたれとその上に配置されたオプション品とを備えており、
前記背もたれは、手前に位置したフロントサポートとその後ろに位置したバックサポートとを有していて、前記フロントサポートは前記バックサポートに対して着脱可能であり、前記フロントサポートの上端部とバックサポートの上端部との間には、左右横長の上部空所が少なくとも上向きに開口するように形成されており、
前記オプション品に、前記背もたれの上部空所に入り込む下向きの足部を設けてこの足部を前記バックサポートの上端部に固定しており、
前記バックサポートへの足部の固定が、前記フロントサポートを取り外してから固定操作するか、又は、下方から工具で固定操作するか、若しくは背もたれの外周から工具で固定操作することによって行われている、
という構成であって、
前記バックサポートは、左右サイドフレームとアッパーフレームとロアフレームとを有する前後開口の形態であり、前記アッパーフレームに前向きに開口した切欠き部を形成することで前記上部空所が上下に開口した状態に形成されており、このためフロントサポートとアッパーフレームとは前記上部空所の左右両側において前後に重なり合っており、前記オプション品の足部を前記アッパーフレームに固定しており、
かつ、支柱を有するハンガーが、前記バックサポートにおけるアッパーフレームの左右中間部をぐるりと抱持するホルダー装置を介して取付け可能である一方、
前記オプション品の足部をホルダー装置の左右両側に分離配置して左右足部の間をセンター空間と成すと共に、前記オプション品の下端部に、前記アッパーフレームにホルダー装置を取り付けることを許容するためのセンター切欠き部が形成されており、更に、前記センター切欠き部を塞ぐカバーが備えられている、
椅子。 - 背もたれとその上に配置されたオプション品とを備えており、
前記背もたれは、手前に位置したフロントサポートとその後ろに位置したバックサポートとを有していて、前記フロントサポートは前記バックサポートに対して着脱可能であり、前記フロントサポートの上端部とバックサポートの上端部との間には、左右横長の上部空所が少なくとも上向きに開口するように形成されており、
前記オプション品に、前記背もたれの上部空所に入り込む下向きの足部を設けてこの足部を前記バックサポートの上端部に固定しており、
前記バックサポートへの足部の固定が、前記フロントサポートを取り外してから固定操作するか、又は、下方から工具で固定操作するか、若しくは背もたれの外周から工具で固定操作することによって行われている、
という構成であって、
前記オプション品の足部は、前記フロントサポートを取り外すことで手前から回転操作できるビスで前記バックサポートに固定されており、
かつ、支柱を有するハンガーが、前記バックサポートの左右中間部をぐるりと抱持するホルダー装置を介して取付け可能である一方、
前記オプション品の足部をホルダー装置の左右両側に分離配置して左右足部の間をセンター空間と成すと共に、前記オプション品の下端部に、前記バックサポートにホルダー装置を取り付けることを許容するためのセンター切欠き部が形成されており、更に、前記センター切欠き部を塞ぐカバーが備えられている、
椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010185436A JP5784886B2 (ja) | 2010-08-20 | 2010-08-20 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010185436A JP5784886B2 (ja) | 2010-08-20 | 2010-08-20 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012040252A JP2012040252A (ja) | 2012-03-01 |
JP5784886B2 true JP5784886B2 (ja) | 2015-09-24 |
Family
ID=45897228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010185436A Active JP5784886B2 (ja) | 2010-08-20 | 2010-08-20 | 椅子 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6468855B2 (ja) * | 2015-01-19 | 2019-02-13 | 株式会社オカムラ | 板部材の連結構造、椅子の荷重支持構造、及び椅子 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4867022B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2012-02-01 | コクヨ株式会社 | 椅子のヘッドレスト |
JP5007444B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2012-08-22 | コクヨ株式会社 | 背凭れ、及び椅子 |
JP5138252B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2013-02-06 | 株式会社岡村製作所 | 椅子における背板へのカバー取付構造 |
-
2010
- 2010-08-20 JP JP2010185436A patent/JP5784886B2/ja active Active
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JP2012040252A (ja) | 2012-03-01 |
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