JP5709514B2 - 椅子 - Google Patents
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前記背もたれの上部に、着座者の体圧がかかる部分の背面よりも後ろ向きに張り出した後ろ向き突出部を設けており、前記後ろ向き突出部は下方にも露出している一方、
前記ハンガー装置は、前記背もたれの上部に固定されたベースブラケットと、前記背もたれにおける後ろ向き突出部の後ろ側に配置されたハンガー体とを有しており、前記ベースブラケットは、前記背もたれにおける後ろ向き突出部の下方に位置した前部と、前記後ろ向き突出部の後方に位置したハンガー受け部とを有していて、前記ハンガー受け部は背面視で前記後ろ向き突出部と重なるように配置されており、前記ハンガー受け部に前記ハンガー体を設けている、
という構成になっている。
請求項3では、背もたれにハンガー装置を取付けている椅子であって、
前記ハンガー装置は、前記背もたれにおける背面側の上部に固定されたベースブラケットと、前記ベースブラケットに設けたハンガー体とを有している一方、
前記背もたれにおける背面側の上部に、下方に開口した上部空間を有しており、
前記ベースブラケットの前部を前記上部空間の下方に位置させ、ベースブラケットの前部に、前記上部空間に入り込む上向きの鉛直部を設けている。
請求項5の発明は、請求項1において、前記背もたれは、前面にクッションが張られた背板とその後ろに配置されたシェル状のバックサポートとを有しており、前記バックサポートの上端に前記後ろ向き突出部を設けて、前記後ろ向き突出部に前記ベースブラケットを固定している。
まず、主として図1〜図3を参照して椅子の概要を説明する。図1に示すように、椅子は、大きな要素として脚1と座2と背もたれ3とを備えている。脚1は放射方向に延びる枝足を有しているが図示は省略しており、ガスシリンダよりなる脚支柱4のみを表示している。脚支柱4の上端にはベース5が固定されており、ベース5の上方に座2が配置されている。
例えば図2から理解できるように、バックサポート11と背板6とは、上端の横幅より下端の横幅が小さくなっており、従って、両者とも正面視で逆台形の形状を成している。また、背板6は平面視では前向き凹状に湾曲しており、また、側面視では前向き凸の形態を成していてランバーサポート部を有している。
次に、主として図7及び図8に基づいて、メインメンバー11とトップメンバー12との連結構造、及び、トップメンバー12とバックサポート7との関連を説明する。図8(B)に示すように、メインメンバー11の上端とバックサポート7の上端とには、前後に重なると共に上面が同一面を成す後ろ向き突出部42,43を設けており、メインメンバー11の後ろ向き突出部に位置決め穴44が上下に開口している。
次に、主として図9以下の図面を参照してハンガー装置16を説明する(なお、図10に示すバックサポート7は、図4〜図6に示すバックサポート7と前から見た上部の形状が少し相違するが、両者は本質的には同じである。)。例えば図9(B)に示すように、ハンガー装置16は、バックサポート7とトップメンバー12との間に挟み保持されるベースブラケット54と、ベースブラケット54に装着したホルダー55と、ホルダー55に高さ調節可能に取付けたハンガー体56とを有している。以下、詳述する。
以上の説明のとおり、ハンガー装置16は、背板6を取り外した状態でバックサポート7に上からセットすることができ、そして、背板6をバックサポート7に取り付けるとハンガー装置16は離脱不能に保持される。従って、ビスを使用しなくても、ハンガー装置16を背もたれ3に強固に取付けできる(ビスを使用すると、より一層強固に固定できる。)。また、左右方向に長いロッド57や羽根板59の存在によって安定性を向上できるが、ロッド57や羽根板59は背もたれ3の内部に隠れていて外部からは視認できないため、美観を損なうことなく高い安定性(取付け強度)を確保することができる。
6 背板
7 バックサポート
11 背板を構成するメインメンバー
12 背板を構成するトップメンバー
13 トップメンバーのオーバーハング部
16 ハンガー装置
43 バックサポートの後ろ向き突出部
54 ベースブラケット
54b 鉛直部
54c 下板
54d ハンガー受け部
55 ホルダー
56 ハンガー体
56a 足部
57 ロッド
58 鉤部
59 背板
64 ホルダー本体
65 ストッパー
72 鉤部
73 蟻溝
Claims (5)
- 背もたれにハンガー装置を取付けている椅子であって、
前記背もたれの上部に、着座者の体圧がかかる部分の背面よりも後ろ向きに張り出した後ろ向き突出部を設けており、前記後ろ向き突出部は下方にも露出している一方、
前記ハンガー装置は、前記背もたれの上部に固定されたベースブラケットと、前記背もたれにおける後ろ向き突出部の後ろ側に配置されたハンガー体とを有しており、前記ベースブラケットは、前記背もたれにおける後ろ向き突出部の下方に位置した前部と、前記後ろ向き突出部の後方に位置したハンガー受け部とを有していて、前記ハンガー受け部は背面視で前記後ろ向き突出部と重なるように配置されており、前記ハンガー受け部に前記ハンガー体を設けている、
椅子。 - 前記ベースブラケットの前端に、上向きの鉛直部を設けている、
請求項1に記載した椅子。 - 背もたれにハンガー装置を取付けている椅子であって、
前記ハンガー装置は、前記背もたれにおける背面側の上部に固定されたベースブラケットと、前記ベースブラケットに設けたハンガー体とを有している一方、
前記背もたれにおける背面側の上部に、下方に開口した上部空間を有しており、
前記ベースブラケットの前部を前記上部空間の下方に位置させ、ベースブラケットの前部に、前記上部空間に入り込む上向きの鉛直部を設けている、
椅子。 - 前記ベースブラケットとハンガー体とは別体に構成されており、前記ベースブラケットのハンガー受け部に前記ハンガー体を高さ調節可能に取り付けている、
請求項1〜3のうちのいずれかに記載した椅子。 - 前記背もたれは、前面にクッションが張られた背板とその後ろに配置されたシェル状のバックサポートとを有しており、前記バックサポートの上端に前記後ろ向き突出部を設けて、前記後ろ向き突出部に前記ベースブラケットを固定している、
請求項1に記載した椅子。
Priority Applications (1)
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JP2010290790A JP5709514B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010290790A JP5709514B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 椅子 |
Related Child Applications (1)
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JP2014222427A Division JP5937657B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012135489A JP2012135489A (ja) | 2012-07-19 |
JP5709514B2 true JP5709514B2 (ja) | 2015-04-30 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2010290790A Active JP5709514B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 椅子 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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-
2010
- 2010-12-27 JP JP2010290790A patent/JP5709514B2/ja active Active
Also Published As
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JP2012135489A (ja) | 2012-07-19 |
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