JP5676242B2 - 背もたれ付き椅子 - Google Patents
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Description
まず、前記上下複数の係合手段のうち少なくとも一部の段の係合手段が、前記背板を下向き動させることによって互いに嵌合し、かつ、前記背板をバックサポートに向けて手前から押し付けることによっても互いに噛み合う雄型係合部と雌型係合部とで構成されており、前記雄型係合部と雌型係合部とは、互いに噛み合うと前後には離反不能になっている。
まず、主として図1〜6を参照して椅子の概要を説明する。図1に示すように、椅子は、大きな要素として脚1と座2と背もたれ3とを備えている。脚1は、放射方向に延びる枝足を有しているが図示は省略しており、ガスシリンダよりなる脚支柱4のみを表示している。脚支柱4の上端にはベース5が固定されており、ベース5の上方に座2が配置されている。
以下、背もたれ3の詳細を説明する。まず、図7〜11を中心にして、メインメンバー14とバックサポート11とを説明する。図8に明示するように、バックサポート11とメインメンバー14とは上端の横幅より下端の横幅が小さい形状であり、従って、両者とも正面視で逆台形の形状を成している。例えば図7(B)に明示するように、バックサポート11とメインメンバー14とは、いずれも平面視で前向き凹状に緩い曲率で湾曲しており、かつ、両者とも着座者の腰部が当たる部分が最も前に位置するように側面視で前向き凸状に湾曲している。
例えば図7及び図8に示すように、バックサポート11の左右両側縁は、略前向きに突出した側壁11′になっており、また、バックサポート11の下部には、メインメンバー14におけるボトム突条24の後ろに位置した左右横長のロアリブ30が前向き突設されている。ロアリブ30の下面には、多数の補強リブが連接されている。図10(D)に示すように、バックサポート11の側壁11′は、メインメンバー14におけるサイド突条23の後ろに位置している。図10(D)(及び図11(D))では、表皮材13と側壁11′との間に空間が空いているが、表皮材13はある程度の厚さがあるので、実際には側壁11′の先端は表皮材13に当接している。
背板10は、バックサポート11に簡単に着脱できる。この点を、主として図9を参照して説明する。背板10は、バックサポート11に左右ずれ不能に保持する必要がある。そこで、背板10を構成するメインメンバー14の左右両側部と下部とに略角形の位置決め突起42,43を後ろ向きに突設して、上部位置決め突起42は、バックサポート11に設けた左右一対の上部挟持体44の間に嵌め入れ、下部位置決め突起43は、バックサポート11における内外縦リブ31,32の間に嵌め入れている。
次に、従前の図に加えて図15〜図17も参照して、トップメンバー15とその取付け構造を説明する。例えば図13から理解できるように、トップメンバー15は、メインメンバー14の上フランジ63及びバックサポート11の上フランジ64に対向する重合面71を有しており、重合面71の左右中間部と左右両端部とに第1下向き突起72を設け、第1下向き突起72を、メインメンバー14の上フランジ63に形成した位置決め穴73に嵌め入れている。
背板10は、通常は、バックサポート11に対して上向き離脱不能に保持されると共に、取り外しは容易に行える。この機能は、既述のレバー62とアッパー係合爪60と雄型受け部58とを主要要素として達成される。この点を次に説明する。
トップメンバー15は、予めメインメンバー14に接続されて背板10が構成されており、その状態で背クッション12と表皮材13とが取付けられている。そして、背板10の取付けは、基本的には、外枠部54を雄型受け部58に上から嵌め込みむことで背板10の上端をバックサポート11に取付けつつ、上下係合体45,48の係止片46,49をバックサポート11の係合受け部47,50に上から噛み合わせる、という方法で行われる。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば適用対象は回転椅子に限定されず、固定式椅子などの各種の椅子に適用できる。また、背もたれがロッキングしない椅子にも適用できることはいうでもない。実施形態では、背板をメインメンバーとトップメンバーとの2つの部材で構成したが、背板は必ずしも複数のメンバーで構成する必要はなく、単一構造にすることも可能である。バックサポートは、例えば前後に開口したフレーム形状にするなど、種々の形態・構造を採用できる。
3 背もたれ
10 背板(背インナーシェル)
11 バックサポート(背アウターシェル)
12 背クッション
14 背板を構成するメインメンバー
15 背板を構成するトップメンバー
45 雄型係合部を構成する上部係合体
46 雄型係合部を構成する係止片
47 雌型係合部を構成する上部係合受け部
48 雄型係合部を構成する下部係合体
50 雌型係合部を構成する下部係合受け部
54 上下係合部としての外枠体
58 上下係合部としての雄型受け部
Claims (2)
- 背もたれが、背板とその後ろに配置されたバックサポートとを有しており、前記背板は、当該背板とバックサポートとに形成した上下複数段の係合手段によって、前記バックサポートに前向き移動不能に保持されている椅子であって、
前記上下複数の係合手段のうち少なくとも一部の段の係合手段が、前記背板を下向き動させることによって互いに嵌合し、かつ、前記背板をバックサポートに向けて手前から押し付けることによっても互いに噛み合う雄型係合部と雌型係合部とで構成されており、前記雄型係合部と雌型係合部とは、互いに噛み合うと前後には離反不能になっており、
かつ、前記雄型係合部と雌型係合部とのうちいずれか一方又は両方に、背板をバックサポートに向けて前から押し付けたときに互いに噛み合うことを誘い込む傾斜ガイド部を形成している、
背もたれ付き椅子。 - 前記雄型係合部は、弾性変形しないボス部とその先端に一体に設けた舌状の係止片とを有しており、前記係止片が窄まり変形することで前記雌型係合部との噛み合いが許容されている、
請求項1に記載した背もたれ付き椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010290796A JP5676242B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 背もたれ付き椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010290796A JP5676242B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 背もたれ付き椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012135495A JP2012135495A (ja) | 2012-07-19 |
JP5676242B2 true JP5676242B2 (ja) | 2015-02-25 |
Family
ID=46673460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010290796A Active JP5676242B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 背もたれ付き椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5676242B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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Family Cites Families (2)
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JPS59192444U (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-20 | 豊田合成株式会社 | モ−ル用クリツプ |
JP2570703Y2 (ja) * | 1993-11-15 | 1998-05-13 | 株式会社イトーキクレビオ | 椅子のクッション体取付構造 |
-
2010
- 2010-12-27 JP JP2010290796A patent/JP5676242B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012135495A (ja) | 2012-07-19 |
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