JP5461857B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、肘掛けを、前方を向く使用位置と、上方を向く不使用位置とに回動可能とした椅子に関する。
従来のこの種の椅子には、肘掛けを、不使用位置から使用位置へ回動させたとき、肘掛けの枢着部分に、指先や衣服等が挟まれるのを防止するため、肘掛けを使用位置まで回動させたときに当接する支持部材の段状ストッパ部に、指先等が入り込むようにした切溝を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開昭63−155472号公報
しかし、特許文献1に記載されている発明においては、段状ストッパ部の全体に切溝を設けることはできず、その両側部の残存部と肘掛けとの間に、指先や衣服等が挟まれるおそれがあるとともに、切溝が前方に露呈し、体裁が悪い等の問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、肘掛けの回動操作時における肘掛けと肘掛け支柱との間への指先や衣服等の挟み込みを確実に防止しうるとともに、肘掛け部分の体裁をよくした椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 座および背凭れを支持する基枠における背凭れの側方に、肘掛け支柱を立設し、この肘掛け支柱の上部に、肘掛けを、前方を向く使用位置と、上方を向く不使用位置とに回動可能として、左右方向を向く枢軸をもって枢着した椅子において、前記肘掛けの下面に、肘掛けを不使用位置としたときの肘掛けの枢着部分の前面を覆う覆い片の上部を止着し、前記覆い片を肘掛けの下面より垂下させ、さらに、肘掛け支柱の前方に、肘掛けを不使用位置から使用位置へ回動したとき、覆い片の下端部から上部に向かって漸次受け入れる上端が開口する袋状の受入れ部を設ける。
このような構成とすると、肘掛けを、使用位置から不使用位置へ、またはその逆方向へ回動させる際、覆い片が、肘掛けの回動に追従して上下動し、常に肘掛け支柱への肘掛けの枢着部分の前面を覆うので、肘掛けの回動操作時における肘掛けと肘掛け支柱との間への指先や衣服等の挟み込みを確実に防止しうるとともに、肘掛けの枢着部分が前方に露呈することがないので、肘掛け周辺の美感を向上させることができる。
また、肘掛けの回動に追従して、覆い片が上下動する際、覆い片の下端部が受入れ部内に収容され、外部に露呈することがないので、美感を向上しうるだけでなく、覆い片の下端に、衣服等が引っ掛かることもない。
(2) 上記(1)項において、肘掛け支柱の前面に、平面視後向U字状のカバー部材を取り付けることにより、受入れ部を形成する。
このような構成とすると、受入れ部を、簡単に、かつ体裁よく形成することができる。
(3) 上記(1)または(2)項において、肘掛け支柱および肘掛けを、左右に隣接する1対の背凭れの間に配設する。
このような構成とすると、左右に隣接する1対の背凭れの相互の間が、衣服等が最も挟まり易い部位であるので、この位置に配設する肘掛けに、本発明を適用することにより、指先や衣服等の挟み込み防止効果を高めることができる。
本発明によると、肘掛けの回動操作時における肘掛けと肘掛け支柱との間への指先や衣服等の挟み込みを確実に防止しうるとともに、肘掛け部分の体裁をよくした椅子を提供することができる。
本発明を、車両用の二人掛けの椅子に適用した一実施形態の外観斜視図である。 同じく、分解斜視図である。 一方の側板を、内方より見た分解斜視図である。 一方の側板の上部を破断して示す一部切欠き側面図である。 中間部肘掛けを使用位置としたときの、中間部肘掛けの一部を破断して示す中央縦断側面図である。 中間部肘掛けを不使用位置としたときの、中間部肘掛けの一部を破断して示す中央縦断側面図である。 一方の背凭れの分解斜視図である。 他方の背凭れの分解斜視図である。 折り畳みテーブル等を省略した、一方の背凭れの中央縦断側面図である。
次に、本発明の一実施形態を、図1〜図9を参照して説明する。
図1および図2は、本発明を、車両用の二人掛けの椅子に適用した例を示すもので、車両の床に設けた水平回転する回転台(図示略)上に固着された平面視横長方形の基枠1(図2)上に、左右1対の座2、2と、各座2の後方において後傾可能とした左右1対の背凭れ3、3と、各座2の外側部に配設したアルミダイキャスト製の左右1対の側板4、4と、左右の背凭れ3、3間において、前方を向く使用位置と、上方を向く不使用位置とに回動可能とした中間部肘掛け5とを取り付けたものよりなっている。
図2に示すように、基枠1は、左右方向を向く角管からなる前後1対の横杆6、6の両側部同士と、中間の2箇所同士とを、前後方向を向く連結杆7、7、8、8をもって互いに連結してなり、前方の横杆6の両側部と中間部の2箇所には、前斜め上方を向く合計4個の起立部材9が固着され、後方の横杆6の両側部と中間部の2箇所には、真上を向く合計4個の起立部材10が固着されている。
図5に示すように、各起立部材9は、前斜め上方を向く前片9aと、その両側縁より後方を向く側片9b、9bと、それらの内部に溶接された上部水平片9c、下部水平片9dと、これら両者を連結する傾斜片9eとを備えている。
両側片9b、9bの下端には、側面視倒立V字状の切欠き11が設けられており、この切欠き11を、角管からなる前方の横杆6の上面と前面との角部に押し当てて、下部水平片9dを、横杆6の上面にねじ止めすることにより、各起立部材9は、前斜め上方を向くようにして、簡単に、しかも強固に、横杆6に固着されている。
各起立部材10は、真上を向くようにして、後方の横杆6の上面に、強固に固着されている。
前方の左右2個ずつの起立部材9、9と、後方の左右2個ずつの起立部材10、10との上端には、平面視ほぼ方形枠状をなす左右1対の座受枠12、12の各角部が載置され、それぞれ上下方向のボルト13をもって固着されている。
各座受枠12の上面には、弾性撓曲可能の張り材14が、その各縁辺を押え板15をもって座受枠12の上面に止着することによって張設されている。張り材14は、例えばネット、布、面ばね等とすることができる。
張り材14を張設した各座受枠12の上面には、クッション体(図示略)を表皮材16をもって被包してなる座2が、その前部が座受枠12および基枠1より前方に突出するようにして載置されている。
このように、座2を、張り材14を張設した座受枠12上に載置することにより、座2を薄型化しても、座2の中央部のクッション性を保つことができる。
基枠1と、起立部材9と、座受枠12との前面には、前斜め上方に向かって延出する傾斜片17aの上端に、前方を向く座受片17bが連設された前覆い板17が、基枠1の左右方向のほぼ全長に亘って配設され、座受片17bをもって、座2の前部下面が支持されている。
傾斜片17aの後面における上下方向の中間部で、かつ各起立部材9と対応する部分には、後向片を有する複数のブラケット17cが固着されている。
このブラケット17cの後向片を、左右方向を向く軸17dをもって、各起立部材9の上部または中間部に止着し、かつ前覆い板17の下端部を、基枠1の前面に当接させることにより、前覆い板17を、簡単かつ確実に、基枠1に取付けることができ、しかも、座受片17bをもって、座2の前部下面を安定よく支持することができる。
また、座2を、基枠1の上面に設けた複数の起立部材9、10および座受枠12をもって、基枠1より高い位置に支持してあるため、座2の下方に、後述するガススプリング51その他のための大きな収容スペースを確保することができる。
各座2の前部下面には、垂下布18の上端部が縫着されており、この垂下布18を、前覆い板17における座受片17bの前端より後方に折り返し、その遊端部を、面ファスナ18aをもって、座受片17bの下面に止着することにより、座2の前部と前覆い板17とを、着脱可能として結合してある。
なお、図示は省略したが、一方の座2の内方寄りの側部下面に縫着した、垂下布18と同様のものの遊端部を、隣接する座2の内方寄りの側部下面に、面ファスナをもって止着することにより、左右の座2、2が結合されている。
基枠1と、起立部材10と、座受枠12との後面には、側面視前向コ字状をなす後覆い板19が、その前面に設けた複数のブラケット19aを、各起立部材10に止着することにより、前覆い板17と同様に、基枠1の左右方向のほぼ全長に亘って取り付けられている。
図1〜図4に示すように、基枠1の両側面に固着した各側板4は、基枠1および座2の側面を覆うベース部20と、その後部から起立し、起立時の背凭れ3の外側面の下部を覆う起立部21と、この起立部21の上端より前方を向く肘掛け22における肘当て支持部23とを一体的に形成した、側面視ほぼコ字状のアルミダイキャストの成型体よりなっている。
肘当て支持部23は、断面ほぼV字状をなして前方を向くアーム状のものであって、その上端の開口部には、前後方向を向くほぼ平板状の肘当て部材24が、その開口部を塞ぐように取り付けられている。
この肘当て支持部23と肘当て部材24とにより、肘掛け22が形成されている。
肘当て部材24の下面前部には、肘当て部材24の前端面に設けた窓孔25より、手掛け部26aが前方に突出するようにした操作レバー26が、左右方向を向く枢軸27をもって枢着されている。
この操作レバー26の手掛け部26aを上向きに回動させることにより、操作レバー26に連係したボーデンケーブル28における可撓性のアウターチューブ28a内に軸方向に摺動可能として挿通させられた可撓性のインナーケーブル28bが牽引され、後述する背凭れ3の後傾角度調節用のガススプリング51を操作しうるようになっている。
図3および図4に示すように、各側板4のベース部20における前下縁には、前覆い板17における傾斜片17aおよび座受片17bと平行をなす内向きの傾斜縁片20aおよび水平縁片20bが形成されており、この傾斜縁片20aの後面に、前覆い板17における傾斜片17aを、また水平縁片20bの上面に、前覆い板17における座受片17bをそれぞれ当接させ、かつ座受片17bを水平縁片20bにねじ止めすることにより、前覆い板17の端部を、側板4により、体裁よく、しかも前覆い板17の端部が側板4から脱落することなく、確実に保持することができるようにしてある。
図2、図5、および図6に示すように、基枠1における後方の横杆6の左右方向の中央部の後面には、上方を向く肘掛け支柱29の下端部前面が固着されており、この肘掛け支柱29の上端部には、中間部肘掛け5が、左右方向を向く軸30をもって枢着されている。
この肘掛け支柱29および中間部肘掛け5は、図1に示すように、左右の背凭れ3、3間に挟まれるようにして配設されている。
中間部肘掛け5は、図5に示すように、後端部下面に設けた凹部31の前壁に設けたロックナット付きの調節ボルト32の後端が、肘掛け支柱29の前面に当接して、ほぼ前方を向く使用位置から、図6に示すように、ほぼ上方を向く(図6に示す例では、真上より若干後傾した向き)不使用位置までの間を、軸30を中心として回動可能である。
凹部31の前壁からの調節ボルト32の後方への突出量を調節することにより、不使用位置における中間部肘掛け5の傾斜角度を調節することができる。
図5に示すように、中間部肘掛け5の後部下面には、中間部肘掛け5を不使用位置としたときの中間部肘掛け5の枢着部分の前面を覆う可撓性の覆い片33の上部が、固定ねじ34をもって止着されている。
この覆い片33は、ステンレス板、合成樹脂板、その他の体裁のよい弾性撓曲可能な板片により形成するのが好ましい。また、この覆い片33の上部により、調節ボルト32が設けられた凹部31の下面や、中間部肘掛け5の上面に肘当て部材35を下方より固着するためのねじ止め部分36等を覆うようにするのが好ましい。
肘掛け支柱29の前面には、中間部肘掛け5を不使用位置から使用位置へ回動したとき、覆い片33の下端部から上部に向かって漸次受け入れる、上端が開口する袋状の受入れ部37が設けられている。
図示の例では、この受入れ部37は、前片38aの両側縁より後方を向く側片38bが連設された平面視後向U字状のカバー部材38における前片38aが、肘掛け支柱29の前面より前方に離間するようにして、両側片38b、38bを肘掛け支柱29の両側面に固着することにより形成されている。
図5に示すように、中間部肘掛け5が使用位置に位置しているときは、覆い片33は、下端部後面が肘掛け支柱29の前面に当接し、上部が前方に弾性撓曲しているが、中間部肘掛け5を使用位置から不使用位置へ回動させると、覆い片33は、前方に弾性撓曲していた上部が漸次平面に戻されつつ、受入れ部37から上方に引き上げられ、中間部肘掛け5が不使用位置に達すると、図6に示すように、覆い片33は、ほぼ垂直をなすか、または上部が後方に若干弾性撓曲し、中間部肘掛け5の下部から枢着部分の前方を覆い、下端部のみが受入れ部37内に残る。
この状態では、中間部肘掛け5の枢着部、凹部31、およびねじ止め部分36等の前面が、覆い片33により覆われ、前方に露呈することがないので、体裁がよい。
中間部肘掛け5を不使用位置から使用位置へ回動させた際には、覆い片33は、下端部が漸次下降して、受入れ部37内に深く進入しつつ、上部が中間部肘掛け5とともに、前方に漸次弾性撓曲させられ、また下部が肘掛け支柱29の前面に圧接されられる。
このとき、中間部肘掛け5の枢着部や凹部31の開口部の前下方は、覆い片33により覆われているので、着座者の衣服等が上記枢着部や凹部31に進入するのが阻止され、衣服等が中間部肘掛け5と肘掛け支柱29との間に挟まれるのを防止することができる。
図示の例では、両側部の肘掛け22は、側板4と一体的に設けてあるが、両側部の肘掛け22を、側板4の起立部21の上端部に左右方向の軸(図示略)をもって枢着し、中間部肘掛け5と同様の上向回動式のものとする場合には、覆い片33や受入れ部37と同様のものを、両側部の肘掛け22や側板4の起立部21に設けるのがよい。
図2、および図7〜図9に示すように、左右の各背凭れ3は、背フレーム39の前面に、クッション体40、およびそれを覆う表皮材41を前面に装着した背板42を取り付け、かつ背フレーム39の後面に、上下1対の取付板43、44を介して、化粧板45を取り付けたものよりなっている。
背フレーム39は、ヘッドレスト部をなす上端部に、前方に凸の円弧状部46aを有する左右1対の縦杆46、46と、両縦杆46、46の上端部同士、下端より若干上方の部分同士、および中間の複数箇所同士を、左右方向を向く横杆47をもってそれぞれ連結した、アルミダイキャスト製のものとしてある。
背フレーム39における左右の縦杆46の下端より若干上方の部分には、前方を向く突部48が設けられ、この突部48を、側板4の起立部21の中位部および肘掛け支柱29の中位部に、左右方向を向く枢軸49をもって枢着することにより、背フレーム39、および背凭れ3全体は、枢軸49を中心として、起立位置から後方に回動しうるようになっている。
左右の背フレーム39における外側に位置する縦杆46の突部48より下方の前面には、ブラケット50が固着されており、このブラケット50に、ほぼ前後方向を向くロック機能付きのガススプリング51の後端部を、左右方向を向く軸52をもって連結し、ガススプリング51の前端部を、基枠1の両側前部に、左右方向を向く軸53をもって連結し、さらに、ガススプリング51の前端部に設けた作動レバー54を、上記ボーデンケーブル28におけるインナーケーブル28bに接続することにより、各背凭れ3のリクライニング機構が形成されている。
これにより、肘掛け22の前端部に設けた操作レバー26の手掛け部26aを上方に引き上げて、インナーケーブル28bを牽引し、作動レバー54を回動させて、作動レバー54により、ガススプリング51のプッシュボタン51aを押動している間は、ガススプリング51が伸縮可能となり、背凭れ3を所望の後傾角度まで回動させることができ、操作レバー26の手掛け部26aから手を離すと、プッシュボタン51aが、内蔵したばねの付勢力により突出し、ガススプリング51の伸縮がロックされて、背凭れ3はその直前に停止させた位置にロックされる。
背フレーム39における最上段の横杆47の上面には、側面視後向鉤形をなす複数(この例では3個)の係止片(係止部材)55が突設されている。
背フレーム39における最上段の横杆47と、上から第2段目の横杆47との間には、前方に凸の円弧状をなすアルミダイキャスト製のヘッドレスト裏板56が、背フレーム39と一体的に設けられており、その下端部中央から、第2段目の横杆47の上面にかけて、回転レバー57を前後方向を向く軸58回りに回転自在に枢支する支持体59を取り付けるための切欠き60が設けられている。
この回転レバー57は、背フレーム39の背面側に設けられた折り畳みテーブル61を収納位置において保持するためのものである。
折り畳みテーブル61は、下端部が背フレーム39の枢軸49と同軸に枢着された左右1対の支持脚62、62の上端部に、左右方向を向く軸63をもって枢着され、両支持脚62、62とともに、背フレーム39の背面とほぼ平行をなす収納位置と、両支持脚62、62が、背フレーム39に対して若干後傾した状態で、両支持脚62、62に対してさらに後傾してほぼ水平をなす使用位置とに移動しうるようになっている。
両支持脚62、62の下端部には、両支持脚62、62の後方への回動角度を規制するストッパ64が設けられ、両支持脚62、62の上端部には、折り畳みテーブル61の両側端における軸63から離れた部分に突設したピン65が嵌合することにより、両支持脚62、62に対する折り畳みテーブル61の回動角度を規制するようにした円弧孔66が設けられている。
両支持脚62、62の上端部における円弧孔66より下方の部分同士は、左右方向を向く連結杆67をもって連結されている。
図7に示すように、背板42におけるヘッドレスト部をなす上端部は、背フレーム39における縦杆46の円弧状部46aと同様の円弧状をなし、かつその部分の中央には、方形の窓孔68が設けられている。
背板42における窓孔68の上方には後向片42aが設けられ、その後向片42aの前縁における係止片55と対応する部分には、窓孔68に連続する複数の係合孔(被係止部)69が設けられている。
背板42の後面における上から第2段目以下の横杆47に対向する部分には、左右方向を向く凹溝70が設けられている。
背板42における凹溝70の前面適所には、ナット71(図9)を溶接しておくのがよい。
前面にクッション体40および表皮材41を前面に装着した背板42は、若干後傾させた状態で、背フレーム39の前方より、上端部における複数の係合孔69の後縁を、背フレーム39の上端における複数の係止片55に係止し、次いで、背板42の下端部を、後方に回動させて、後面における各凹溝70を、対応する背フレーム39の横杆47に嵌合し、その後、横杆47を後方より貫通させた、止着手段である前後方向を向く止めねじ72を、ナット71のねじ孔に螺合して締め付けることにより、背フレーム39に簡単に装着することができる。また、上記と逆の手順で、背板42を背フレーム39から簡単に離脱させることもできる。
背板42を背フレーム39に装着した後には、背板42の係合孔69の後縁と背フレーム39の係止片55との係合と、背板42の凹溝70と背フレーム39の横杆47との嵌合と、背板42への横杆47の止着とにより、背板42は、位置ずれやがたつき等が生じることなく、安定よく、確実に背フレーム39に支持される。
図8に示すように、上方の取付板43の前面上下部には、側面視L字状の補強部材73および側面視後向コ字状の補強部材74が固着されており、これらの補強部材73、74を、背フレーム39における上から第2段目および第3段目の横杆47、47の後面にそれぞれ当接させて、ねじ止めすることにより、取付板43は、背フレーム39の後面上部に強固に固着されている。
下方の取付板44の前面上部には、側面視L字状の係合片75が折曲形成されており、この係合片75を、背フレーム39における最下段の横杆47の下端部に係合させて、ねじ止めすることにより、取付板44は、背フレーム39の後面下部に強固に固着されている。
前記化粧板45は、その上下部前面を、面ファスナーその他の止着手段をもって、上下部の取付板43、44の後面に、着脱可能として取り付けられている。化粧板45は、例えば、合成樹脂製薄板の後面に植毛したもの、または薄板の後面に布を貼着したもの等とするのが好ましい。
左右の背フレーム39における外側の縦杆46の円弧状部46aの上下部には、ほぼ上下方向を向く把手76の上下の端部が固着されている。この把手76は、二人掛けの椅子を垂直軸回りに旋回させたり、乗客が通路を通行する際に掴むためのものである。
以上から明らかなように、この実施形態においては、座2および背凭れ3を支持する基枠1における背凭れ3の側方に、肘掛け支柱29を立設し、この肘掛け支柱29の上部に、中間部肘掛け5を、前方を向く使用位置と、上方を向く不使用位置とに回動可能として、左右方向を向く軸30をもって枢着した椅子において、中間部肘掛け5の下面に、中間部肘掛け5を不使用位置としたときの中間部肘掛け5の枢着部分の前面を覆う可撓性の覆い片33の上部を止着してあるので、中間部肘掛け5を、使用位置から不使用位置へ、またはその逆方向へ回動させる際、覆い片33が、中間部肘掛け5の回動に追従して上下動し、常に肘掛け支柱29への中間部肘掛け5の枢着部分の前面を覆うので、中間部肘掛け5の回動操作時における中間部肘掛け5と肘掛け支柱29との間への指先や衣服等の挟み込みを確実に防止しうるとともに、中間部肘掛け5の枢着部分が前方に露呈することがないので、肘掛け周辺の美感を向上させることができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、幾多の変形した態様での実施が可能である。
例えば、上記実施形態においては、覆い片33を、可撓性のものとしてあるが、これを剛体や布等とし、中間部肘掛け5の下面から垂下させるだけとしてもよい。
また、受入れ部37は、肘掛け支柱20ではなく、基枠1に設けてもよい。
1 基枠
2 座
3 背凭れ
4 側板
5 中間部肘掛け
6 横杆
7、8 連結杆
9、10 起立部材
9a前片
9b側片
9c上部水平片
9d下部水平片
9e傾斜片
11 切欠き
12 座受枠
13 ボルト
14 張り材
15 押え板
16 表皮材
17 前覆い板
17a傾斜片
17b座受片
17cブラケット
17d軸
18 垂下布
18a面ファスナー
19 後覆い板
19aブラケット
20 ベース部
20a傾斜縁片
20b水平縁片
21 起立部
22 肘掛け
23 肘当て支持部
24 肘当て部材
25 窓孔
26 操作レバー
26a手掛け部
27 枢軸
28 ボーデンケーブル
28aアウターチューブ
28bインナーケーブル
29 肘掛け支柱
30 軸
31 凹部
32 調節ボルト
33 覆い片
34 固定ねじ
35 肘当て部材
36 ねじ止め部分
37 受入れ部
38 カバー部材
38a前片
38b側片
39 背フレーム
40 クッション体
41 表皮材
42 背板
42a後向片
43、44 取付板
45 化粧板
46 縦杆
46a円弧状部
47 横杆
48 突部
49 枢軸
50 ブラケット
51 ガススプリング
51aプッシュボタン
52、53 軸
54 作動レバー
55 係止片(係止部材)
56 ヘッドレスト裏板
57 回転レバー
58 軸
59 支持体
60 切欠き
61 折り畳みテーブル
62 支持脚
63 軸
64 ストッパ
65 ピン
66 円弧孔
67 連結杆
68 窓孔
69 係合孔(被係止部)
70 凹溝
71 ナット
72 止めねじ(止着手段)
73、74 補強部材
75 係合片
76 把手

Claims (3)

  1. 座および背凭れを支持する基枠における背凭れの側方に、肘掛け支柱を立設し、この肘掛け支柱の上部に、肘掛けを、前方を向く使用位置と、上方を向く不使用位置とに回動可能として、左右方向を向く枢軸をもって枢着した椅子において、
    前記肘掛けの下面に、肘掛けを不使用位置としたときの肘掛けの枢着部分の前面を覆う覆い片の上部を止着し、前記覆い片を肘掛けの下面より垂下させ、さらに、肘掛け支柱の前方に、肘掛けを不使用位置から使用位置へ回動したとき、覆い片の下端部から上部に向かって漸次受け入れる上端が開口する袋状の受入れ部を設けたことを特徴とする椅子。
  2. 肘掛け支柱の前面に、平面視後向U字状のカバー部材を取り付けることにより、受入れ部を形成した請求項記載の椅子。
  3. 肘掛け支柱および肘掛けを、左右に隣接する1対の背凭れの間に配設した請求項1または2に記載の椅子。
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