JP4141879B2 - アームレスト - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アームレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両では、車室内の運転席と助手席との間の部分にアームレストを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このようなアームレストは、支持部と、この支持部の上端に前方に向いた略水平状態から略垂直状態へと回動可能に取付けられたアームレスト部とを備えている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−100747号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のアームレストは、支持部が金属製とされていたが、金属製の支持部は高価であるため、性能を落とさずに樹脂成形品で構成することが検討されている。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、性能を落とさずに支持部を樹脂成形品で構成することができるようにしたアームレストを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、上方へ立上る支持部と、該支持部の上端に片持状態で前方へ延びると共に、ヒンジ部を介して前方に向いた略水平状態から略垂直状態へと回動可能に取付けられたアームレスト部とを備えたアームレストにおいて、前記支持部を樹脂成形品で構成すると共に、支持部の下部を縦リブによって補強し、且つ、支持部の上部を横リブによって補強するよう構成し、前記支持部は、上部にヒンジ部が設置される平面視略コ字断面の柱部を備え、該柱部の内面下部における、縦方向の強度を要する部分に対して前記縦リブを形成すると共に、該柱部の内面上部における、横方向の強度を要する部分に対して前記横リブを形成したことを特徴としている。
また、請求項2に記載された発明では、上記において、前記支持部は、柱部の下部に土台部を備えると共に、土台部と柱部とが別体に構成され、土台部と柱部との結合部がインロー嵌めされ、インロー嵌めの中央部は回転軸を介して左右に回動可能に軸支されていることを特徴としている。
【0008】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、縦方向の強度を要する支持部の柱部の内面下部を縦リブで補強し、且つ、横方向の強度を要する支持部の柱部の内面上部を横リブで補強することにより、補強構造の最適化を図り、樹脂成形品で構成された支持部の各部に必要な強度を付与することができる。また、横リブの隙間を利用することにより支持部の上部に収納空間を形成することが可能となる。
請求項2にかかる発明によれば、上記において、土台部と柱部とを別体とした場合に、インロー嵌めと回転軸による軸支とを複合した結合構造とすることにより、土台部と柱部との結合部を、所定の荷重まではインロー嵌め部分が耐えると共に、所定の荷重を越えた時にインロー嵌め部分が壊れて回転軸を中心に柱部およびアームレスト部が回転して荷重を逃がすようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0010】
図1〜図7は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0011】
まず、構成を説明すると、図1に示すように、自動車などの車両における車室内の運転席と助手席との間の部分にセンターコンソールなどのコンソール部1が設けられている。このコンソール部1にアームレスト2が設けられている。
【0012】
このアームレスト2は、上方へ立上る支持部3と、支持部3の上端に片持状態で前方へ延びると共に、ヒンジ部4を介して前向きの前方に向いた略水平状態から略垂直状態へと回動可能に取付けられたアームレスト部5とを備えている。
【0013】
アームレスト部5は、ヒンジ部4を中心として前後方向で且つ上下方向に回動可能なアームレスト本体部6と、このアームレスト本体部6に別のヒンジ部7を介して開閉可能に取付けられたリッド部8とを備えている。アームレスト本体部6は、アームレスト本体枠部9と、このアームレスト本体枠部9の外面を覆うロワカバー10と、アームレスト本体枠部9の内部に設置されたアームレスト本体内側トレー11とを備えている。また、リッド部8は、表皮12と、リッドアウタ部材13と、リッドインナ部材14とを備えている。
【0014】
上記支持部3は、主に支持構造部17で構成され、この支持構造部17の外周には外装部材18が設けられている。ここで、支持構造部17の下端は、コンソール部1の下方の図示しない床面に固定されている。また、外装部材18は、コンソール部1の上面から立上るように取付けられている。
【0015】
外装部材18は、前カバー19と、後カバー20と、左右の側面カバー21とを備えている。前カバー19には、その上部に小物入れとなる収納空間22が一体的に凹設形成されている。また、後カバー20はその上部に切欠23を有し、この切欠23の内側に上記とは別の小物入れとなる収納容器24が別体で取付けられている。更に後カバー20はその下部に開口部25を有し、この開口部25の内側に別体の灰皿26などの収納容器を開閉可能に備えている。更に、後カバー20は、開口部25の下部にコンソール部1の後端部27を一体的に備えている。側面カバー21は、その上部に上記ヒンジ部4を覆うヒンジカバー28を一体的に備えている。
【0016】
この実施の形態のものでは、支持部3を樹脂成形品で構成する。そして、支持部3の下部を縦リブ38によって補強し、且つ、支持部3の上部を横リブ39によって補強するよう構成する。
【0017】
より具体的には、支持部3の支持構造部17が、コンソール部1側の土台部31と、アームレスト部5側の柱部32とに上下分割されている。土台部31は、下面が開口した側面視略箱形状を呈している。土台部31の前面下部からは前方へ向けて取付アーム33が延設されており、この取付アーム33の先端に床面に対する取付孔34が形成されている。また、土台部31の後面下部からは取付フランジ35が突設されており、この取付フランジ35に床面に対する取付孔36が形成されている。柱部32は、後面が開口した平面視略コ字断面を呈している。柱部32の外面には格子目状の補強リブ37が略全面に亘って形成されている。そして、柱部32の内面に対して、上記したように、下部に縦リブ38が形成され、上部に横リブ39が形成されている。横リブ39は、棚状に上下に4段に形成されている。また、縦リブ38は最下部の横リブ39の下部に縦仕切り状に4列に形成されている。そして、縦リブ38は上記収納容器24を避けた形状とされている。横リブ39は上記収納空間22を避けた形状とされている。また、柱部32の上部には上記ヒンジ部4の収容部40を備えている。
【0018】
上記構造に適用するために、支持部3における支持構造部17の土台部31と柱部32との両方を樹脂成形品で構成するようにしている。そして、支持部3の支持構造部17における柱部32の下部を縦リブ38によって補強し、且つ、支持部3の上部を横リブ39によって補強するようにしている。なお、土台部31と柱部32とは一体に形成するようにしても良いことは言うまでもない。
【0019】
しかし、土台部31と柱部32とを別体とした場合には、土台部31と柱部32との結合部45が、前後方向にインロー嵌めされ、且つ、インロー嵌め部分の中央部が略上下方向の回転軸47を介して左右に回動可能に軸支されるようにする。より具体的には、土台部31の上部に前後方向へ延びるアリ溝48が形成され、柱部32の下部に前後方向へ延びてアリ溝48にスライド嵌合されるアリ部49が形成されている。そして、柱部32下部におけるアリ部49の後部にはスライドストッパ50が形成され、土台部31上部におけるアリ溝48の後部にはスライドストッパ50を受ける受溝51が形成されている。更に、土台部31上部と柱部32下部におけるアリ溝48とアリ部49とがインロー嵌めされた部分の中心位置に上下方向へ延びる貫通孔52が形成され、この貫通孔52に回転軸47として、ボルト53が貫通され、ボルト53の先端にナット54が螺着されている。
【0020】
そして、土台部31と柱部32との結合部45が、コンソール部1の上面57よりも一段低い位置に配置されている。
【0021】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0022】
ヒンジ部4を中心としてアームレスト部5を上方回動させて略垂直状態とすることにより、アームレスト部5を退避させる(不使用状態とする)ことができる。この状態から、ヒンジ部4を中心としてアームレスト部5を下方回動させて前向きの略水平状態とすることにより、乗員はアームレスト部5に肘を乗せることが可能となる。或いは、アームレスト部5に設けられたリッド部8を開閉することにより、アームレスト本体部6のアームレスト本体内側トレー11に対して物の出入れを行うことができる。
【0023】
この実施の形態によれば、縦方向の強度を要する支持部3(の柱部32)の下部を縦リブ38で補強し、且つ、横方向の強度を要する支持部3(の柱部32)の上部を横リブ39で補強することにより、補強構造の最適化を図り、樹脂成形品で構成された支持部3の各部に必要な強度を付与することができる。また、横リブ39の隙間を利用することにより支持部3の上部に収納空間22を形成することが可能となる。
【0024】
また、土台部31と柱部32とを別体とした場合に、インロー嵌めと回転軸47による軸支とを複合した結合構造とすることにより、土台部31と柱部32との結合部45を、所定の荷重まではインロー嵌め部分が耐えると共に、所定の荷重を越えた時にインロー嵌め部分が壊れて回転軸47を中心に柱部32およびアームレスト部5が回転して荷重を逃がすようにすることができる。
【0025】
更に、土台部31と柱部32との結合部45が、コンソール部1の上面57よりも一段低い位置に配置されることにより、側方からの所定以上の荷重入力によって土台部31と柱部32との間の結合部45が破壊された時に、破壊された結合部45がコンソール部1の内側に位置して外部に露出することが防止される。
【0026】
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、実施の形態はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、縦方向の強度を要する支持部の柱部の内面下部を縦リブで補強し、且つ、横方向の強度を要する支持部の柱部の内面上部を横リブで補強することにより、補強構造の最適化を図り、樹脂成形品で構成された支持部の各部に必要な強度を付与することができる。また、横リブの隙間を利用することにより支持部の上部に収納空間を形成することが可能となる
請求項2にかかる発明によれば、上記において、土台部と柱部とを別体とした場合に、インロー嵌めと回転軸による軸支とを複合した結合構造とすることにより、土台部と柱部との結合部を、所定の荷重まではインロー嵌め部分が耐えると共に、所定の荷重を越えた時にインロー嵌め部分が壊れて回転軸を中心に柱部およびアームレスト部が回転して荷重を逃がすようにすることができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の側方断面図である。
【図4】図のA−A断面図である。
【図5】図のB−B断面図である。
【図6】図のC−C断面図である。
【図7】図1の支持部の斜視図である。
【符号の説明】
2 アームレスト
3 支持部
5 アームレスト部
38 縦リブ
39 横リブ

Claims (2)

  1. 上方へ立上る支持部と、該支持部の上端に片持状態で前方へ延びると共に、ヒンジ部を介して前方に向いた略水平状態から略垂直状態へと回動可能に取付けられたアームレスト部とを備えたアームレストにおいて、
    前記支持部を樹脂成形品で構成すると共に、
    支持部の下部を縦リブによって補強し、且つ、支持部の上部を横リブによって補強するよう構成し
    前記支持部は、上部にヒンジ部が設置される平面視略コ字断面の柱部を備え、
    該柱部の内面下部における、縦方向の強度を要する部分に対して前記縦リブを形成すると共に、
    該柱部の内面上部における、横方向の強度を要する部分に対して前記横リブを形成したことを特徴とするアームレスト。
  2. 前記支持部は、柱部の下部に土台部を備えると共に、
    土台部と柱部とが別体に構成され、
    土台部と柱部との結合部がインロー嵌めされ、
    インロー嵌めの中央部は回転軸を介して左右に回動可能に軸支されていることを特徴とする請求項1記載のアームレスト。
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