JP6109391B2 - 椅子 - Google Patents
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背もたれの強度メンバーとしての樹脂製のアウター部材と、前記アウター部材に取付けられた表皮材とを備えており、前記表皮材は、その周囲に設けた縁部材を介して前記アウター部材に取り付けられている構成であって、
前記表皮材のうち左右横長の一端部は左右横長のカバーに後ろから重なっている一方、
前記アウター部材における左右横長の一端部には、前記カバーが後ろから重なる左右横長のカバー取付け部を形成しており、前記表皮材のうち前記カバーに重なった部位の縁に設けた縁部材が、前記カバーとアウター部材との間に形成された下向き開口の空所に下方から差し込まれている一方、
前記表皮材の周囲に設けた縁部材のうち前記カバーに重なっていない箇所に設けた縁部材は、前記アウター部材に直接取付けられている。
まず、主として図1〜4を参照して椅子の概要を説明する。図1に示すように、椅子は大きな要素として脚1と座2と背もたれ3とを備えている。脚1は放射方向に延びる枝足を有しているが図示は省略しており、ガスシリンダよりなる脚支柱4のみを表示している。脚支柱4の上端にはベース5が固定されており、ベース5の上方に座2が配置されている。
次に、背もたれ3の概要を説明する。例えば図4から理解できるように、背アウターシェル11とメインメンバー14とは上端の横幅より下端の横幅が小さく、従って、両者とも正面視で逆台形の形状を成している。例えば図3に明示するように、背アウターシェル11とメインメンバー14とは、いずれも平面視で前向き凹状に緩い曲率で湾曲しており、かつ、両者とも、着座者の腰部が当たる部分が最も前に位置するように側面視で前向き凸状に湾曲している。
例えば図5(D)に示すように、背アウターシェル11の左右両側縁は略前向きに突出した側壁11′になっており、また、背アウターシェル11の下部には、メインメンバー14におけるボトム突条24の後ろに位置した左右横長のロアリブ30が前向き突設されている。ロアリブ30の下面には多数の補強リブが連接されている。図5(D)に示すように、背アウターシェル11の側壁11′は、メインメンバー14におけるサイド突条23の後ろに位置している。図5(D)(及び図6(D))では表皮材13と側壁11′との間に空間が空いているが、表皮材13はある程度の厚さがあるので、実際には側壁11′の先端は表皮材13に当接している。
本願発明との直接の関係はないので詳細は省略するが、背板10を構成するトップメンバー15はメインメンバー14に対して着脱自在であり、かつ、メインメンバー14は背アウターシェル11に対して着脱自在である。図2に示すように、メインメンバー14の上端には左右の外枠部54が形成されており、背アウターシェル11の上端には、外枠部54が嵌まる内枠部54が形成されている。
次に、図7に加えて図9及び図10も参照してロアカバー19を説明する。さて、背アウターシェル11は、アーム16を除いてバックシート20で覆われている。そして、例えば図4(B)から理解できるように、背アウターシェル11の下端部はアーム16の付け根よりも下方及び左右側方にはみ出ているため、バックシート20で背アウターシェル11の下端部を覆うことができ、このため美観に優れている。この場合、当然のことながら、バックシート20の下端は、背アウターシェル11に着脱可能に係止(固定)せねばならない。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、適用対象は回転椅子に限定されず、固定式椅子などの各種の椅子に適用できる。また、背もたれがロッキングしない椅子にも適用できる。
10 背板
11 背アウターシェル(アウター部材)
12 背クッション
14 背板を構成するメインメンバー
15 背板を構成するトップメンバー
19 ロアカバー(カバー)
20 表皮材であるバックシート
35a,35b,35c バックシートに取り付けた縁板(縁部材)
95 カバー取付け部
Claims (3)
- 背もたれの強度メンバーとしての樹脂製のアウター部材と、前記アウター部材に取付けられた表皮材とを備えており、前記表皮材は、その周囲に設けた縁部材を介して前記アウター部材に取り付けられている構成であって、
前記表皮材のうち左右横長の一端部は左右横長のカバーに後ろから重なっている一方、
前記アウター部材における左右横長の一端部には、前記カバーが後ろから重なる左右横長のカバー取付け部を形成しており、前記表皮材のうち前記カバーに重なった部位の縁に設けた縁部材が、前記カバーとアウター部材との間に形成された下向き開口の空所に下方から差し込まれている一方、
前記表皮材の周囲に設けた縁部材のうち前記カバーに重なっていない箇所に設けた縁部材は、前記アウター部材に直接取付けられている、
椅子。 - 前記アウター部材とカバーとの背面は同一面状に連続している、
請求項1に記載した椅子。 - 前記アウター部材の下端部には、前向きに延びるアームが一体に又は別体に形成されている、
請求項1又は2に記載した椅子。
Priority Applications (1)
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JP2016121759A JP6109391B2 (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 椅子 |
Related Parent Applications (1)
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Publications (3)
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JP6109391B2 true JP6109391B2 (ja) | 2017-04-05 |
Family
ID=56897292
Family Applications (1)
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JP2016121759A Active JP6109391B2 (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 椅子 |
Country Status (1)
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- 2016-06-20 JP JP2016121759A patent/JP6109391B2/ja active Active
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