JP2011187529A - 光半導体装置、光半導体装置の製造方法及び光半導体素子 - Google Patents

光半導体装置、光半導体装置の製造方法及び光半導体素子 Download PDF

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Abstract

【課題】光半導体装置の平坦性を向上させる。
【解決手段】半導体レーザ30は、高抵抗半導体基板20上のクラッド層となる第1導電型半導体層31の上に、活性層36及びクラッド層となる第2導電型半導体層37を含む構造部Aと、第1導電型の半導体層を含む構造部Bとを有する。これら構造部A,Bの間は、高抵抗半導体層である埋め込み層32によって埋められている。このように構造部A,B間が埋め込み層32によって埋められることで、半導体レーザ30及び半導体レーザアレイ10の平坦性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光半導体装置及びその製造方法、並びに光半導体素子に関する。
光通信分野では、光半導体素子が広く利用されている。光半導体素子としては、例えば、所定波長のレーザ光を発生する半導体レーザが知られている。近年では、複数の半導体レーザをアレイ配置した半導体レーザアレイ等、複数の光半導体素子を含んだ光半導体装置も用いられるようになっている。
光半導体素子、或いは光半導体素子を含む光半導体装置に関しては、所定基板の一方の面側に、光を発生させる構造部(光発生部)を、メサ状に形成して設ける技術が知られている。このほか、所定基板に形成した光発生部に電流を注入するための電極を、その基板の光発生部形成面側と、それと反対の他方の面側とに設ける技術が知られている。また、回路基板、若しくは光導波路も形成された基板であるPLC(Planar Lightwave Circuit)への接続を考慮し、光発生部を形成した所定基板の、光発生部形成面側のみに、電極を設ける技術も知られている。
特開平6−97589号公報 特開平6−53595号公報 特開平7−135369号公報 特開2000−357844号公報
アイ・イー・イー・イー フォトニクス テクノロジー レターズ(IEEE Photonics Technology Letters),2004年,Vol.16,No.5,pp.1239−1241 アイ・イー・イー・イー ジャーナル オブ セレクテッド トピックス イン カンタム エレクトロニクス(IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics),2005年,Vol.11,No.5,pp.1169−1173
半導体基板上に形成された光半導体装置で、光発生部の形成面側に全ての電極を配置する場合、光発生部の形成面側に溝や段差を設けるため、比較的平坦性の悪い構造になる。このような構造の場合、光半導体装置の駆動に伴って発生する熱が逃げ難くなり、温度上昇によってその性能が低下してしまうことが起こり得る。また、このような構造の場合には、製造時に不良が発生し、歩留まりが低下してしまうことも起こり得る。
本発明の一観点によれば、半導体基板上に形成された第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上の第1領域に設けられ、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部と、前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に設けられ、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部と、前記第1,第2構造部間を埋める半導体層とを含む光半導体素子を備える光半導体装置が提供される。
開示の光半導体装置によれば、その平坦性を向上させることができ、熱による特性劣化を抑制することが可能になる。また、開示の光半導体装置によれば、製造時の歩留まり向上を図ることが可能になる。
第1の実施の形態に係る半導体レーザアレイの一例を示す図である。 活性層の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る半導体層形成工程の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るエッチング及び埋め込みの第1工程の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るエッチング及び埋め込みの第2工程の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る電極形成及び素子分離工程の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る装置の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る半導体レーザアレイの一例を示す図である。 第3の実施の形態に係る半導体レーザアレイの一例を示す図である。 第3の実施の形態に係る半導体層形成の第1工程の一例を示す図である。 第3の実施の形態に係る半導体層形成の第2工程の一例を示す図である。 第3の実施の形態に係るエッチング及び埋め込みの第1工程の一例を示す図である。 第3の実施の形態に係るエッチング及び埋め込みの第2工程の一例を示す図である。 第3の実施の形態に係る電極形成工程の一例を示す図である。 半導体レーザアレイの変形例を示す図(その1)である。 半導体レーザアレイの変形例を示す図(その2)である。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態に係る半導体レーザアレイの一例を示す図である。
図1に示す半導体レーザアレイ(光半導体装置)10は、1枚の高抵抗半導体基板20上にアレイ配置された、複数(ここでは一例として2つ)の半導体レーザ(光半導体素子)30を有している。各半導体レーザ30は、互いに分離溝40によって分離されている。
半導体レーザアレイ10の高抵抗半導体基板20には、インジウム・リン(InP)基板やガリウム・ヒ素(GaAs)基板等の半導体基板(半絶縁性半導体基板)を用いることができる。尚、高抵抗半導体基板20の材質は、例えば、半導体レーザ30に用いる材料に基づき、選択される。
半導体レーザアレイ10に含まれる各半導体レーザ30は、高抵抗半導体基板20上に形成された第1導電型半導体層31を有している。第1導電型半導体層31上には、並設された構造部A,Bと、これら構造部A,Bを埋め込んでいる埋め込み層32が形成されている。埋め込み層32上には、パッシベーション膜33が形成されており、構造部A,B上には、それぞれ電極34,35が形成されている。
各半導体レーザ30の構造部Aは、メサ状に形成されており、その短手方向の一方の側面とそれとは反対の他方の側面とが、埋め込み層32によって被覆されている。構造部Aは、第1導電型半導体層31上に形成された活性層36、及びこの活性層36上に積層された第2導電型半導体層37,38を含んでいる。活性層36は、例えば、量子井戸構造を有する量子井戸活性層とすることができる。
尚、活性層36の下側に形成された第1導電型半導体層31、及び活性層36の上側に形成された第2導電型半導体層37は、クラッド層として機能する。また、第2導電型半導体層38は、クラッド層となる第2導電型半導体層37と、その上方に形成される電極34とを電気的に接続するコンタクト層として機能する。
構造部Bは、その上方に形成される電極35と、下層の第1導電型半導体層31とを電気的に接続する接続層として機能する。構造部Bは、ここでは構造部Aと同様に、メサ状に形成され、その短手方向の一方の側面とそれとは反対の他方の側面とが、埋め込み層32によって被覆されている。構造部Bは、例えば、第1導電型半導体層31と同じく、第1導電型の半導体材料を用いて形成することができる。
このような構造部A,Bを埋め込む埋め込み層32は、例えば、第1導電型半導体層31、第2導電型半導体層37,38及び構造部Bに用いられている材料よりも抵抗の高い、半導体材料を用いて形成される。このような高抵抗の半導体材料としては、鉄(Fe)やルテニウム(Ru)等の所定の不純物を含有させることによって高抵抗化した化合物半導体材料や、不純物を含有しない化合物半導体材料等を用いることができる。そのような材料を第1導電型半導体層31上に一定の膜厚で形成することで、埋め込み層32が形成されている。
また、埋め込み層32上に形成されるパッシベーション膜33には、例えば、酸化シリコン(SiO2)等の絶縁材料を用いることができる。構造部A,Bに電気的に接続される電極34,35には、例えば、金属材料を用いることができる。
このように半導体レーザ30では、活性層36の上側のクラッド層となる第2導電型半導体層37に、コンタクト層となる第2導電型半導体層38を介して、電極34が電気的に接続される。また、活性層36の下側のクラッド層となる第1導電型半導体層31には、接続層となる構造部Bを介して、電極35が電気的に接続される。
これにより、各半導体レーザ30では、電極34,35及び第1,第2導電型半導体層31,37を用いて、活性層36に電流を注入することができるようになっており、この電流注入により、活性層36で光が発生する。尚、半導体レーザ30の、活性層36が埋め込み層32で被覆されていない両端面(構造部Aの長手方向の両端面)は、例えば、へき開面とされる。或いは、半導体レーザ30の当該両端面には、例えば、高反射膜と反射防止膜(いずれも図示せず。)がそれぞれ形成される。半導体レーザ30の活性層36で発生した光は、当該両端面間で共振され、半導体レーザ30から所定波長のレーザ光が出射される。
半導体レーザアレイ10では、各半導体レーザ30の活性層36に対し、上記のような電流注入を個別に行うことができるようになっている。即ち、各半導体レーザ30を独立で駆動し、各半導体レーザ30から個別にレーザ光を出射させることができるようになっている。
また、半導体レーザアレイ10の各半導体レーザ30は、第1導電型半導体層31上に並設された構造部A,Bが、一定の膜厚の埋め込み層32によって埋め込まれている。このようにすることで、平坦性の良好な半導体レーザ30を形成することが可能になっている。
更に、半導体レーザ30では、上側のクラッド層となる第2導電型半導体層37に電気的に接続する電極34と、下側のクラッド層となる第1導電型半導体層31に電気的に接続する電極35とを、高抵抗半導体基板20の同じ面側に設けている。そのため、半導体レーザアレイ10を、PLC基板等の回路基板と接続する際、同じ面側に設けた電極34,35で接続することができ、異なる面側にそれぞれ電極を設けた半導体レーザアレイに比べ、回路基板への接続を容易に行うことが可能になっている。
また、このようにして半導体レーザアレイ10と回路基板との接続を行った場合、各半導体レーザ30は、上記のように埋め込み層32によって良好な平坦性が確保されているため、回路基板との間にできる隙間を少なくして熱抵抗を低くすることができる。そのため、半導体レーザアレイ10において各半導体レーザ30の駆動に伴い発生する熱が逃げやすくなり、半導体レーザアレイ10の過熱を抑制することが可能になる。
半導体レーザ及び半導体レーザアレイに比較的深い溝や段差が残ることでその表面積が大きくなり、更に、そのような溝や段差を含む表面が、半導体材料に比べて熱伝導率の小さいSiO2等の膜で被覆されていると、半導体レーザアレイの過熱が起こり易くなる。また、半導体レーザ及び半導体レーザアレイでは、過熱によりレーザ特性の劣化が起こる可能性があり、特に、高速動作のために半導体レーザを短共振器化した場合には、過熱によるレーザ特性の劣化がより起こり易くなる。
上記の半導体レーザ30及び半導体レーザアレイ10によれば、半導体レーザ30の平坦性により、それらの過熱を抑え、レーザ特性の劣化を効果的に抑制することができる。
ここで、上記のような半導体レーザ30及び半導体レーザアレイ10の構成について、より具体的に説明する。半導体レーザ30及び半導体レーザアレイ10は、例えば、InP系材料又はGaAs系材料を用いて、形成することができる。
InP系材料を用いる場合、高抵抗半導体基板20には、高抵抗InP基板を用いることができ、この高抵抗InP基板(高抵抗半導体基板20)上に、第1導電型半導体層31としてn型InPクラッド層が形成される。そして、このn型InPクラッド層(第1導電型半導体層31)上に、構造部A,Bが形成される。
構造部Aには、n型InPクラッド層(第1導電型半導体層31)上に、活性層36が形成される。その活性層36上に、第2導電型半導体層37としてp型InPクラッド層が形成され、第2導電型半導体層38としてp型インジウム・ガリウム・ヒ素(InGaAs)コンタクト層が形成される。尚、活性層36を量子井戸活性層とする場合には、例えば、次の図2に示すような構造とすることができる。
図2は活性層の一例を示す図である。
図2に示す活性層36は、n型InPクラッド層(第1導電型半導体層31)上に形成された光閉じ込め層(SCH(Separate Confinement Heterostructure)層)36aを有している。このSCH層36aには、例えば、所定の元素組成を有する真性のアルミニウム・ガリウム・インジウム・ヒ素(i−AlGaInAs)を用いることができる。SCH層36a上には、複数層の圧縮歪量子井戸層36bが、各層間にバリア層36cを挟んで、積層されている。圧縮歪量子井戸層36bには、例えば、所定の元素組成を有するi−AlGaInAsを用いることができ、バリア層36cには、例えば、所定の元素組成を有するi−AlGaInAsを用いることができる。最上層の圧縮歪量子井戸層36b上には、SCH層36dが形成されている。SCH層36dには、例えば、所定の元素組成を有するi−AlGaInAsを用いることができる。そして、このSCH層36d上に、p型InPクラッド層(第2導電型半導体層37)が形成される。尚、SCH層36a,36d、圧縮歪量子井戸層36b、バリア層36cの膜厚及び材料の元素組成は、半導体レーザ30で発生させるレーザ光の波長等に基づいて、それぞれ設定される。
例えばこのような活性層36を含む構造部Aと並べて、n型InPクラッド層(第1導電型半導体層31)上に、構造部Bが形成される。構造部Bとしては、n型InP層が形成される。
上記のような構造部A,Bを埋め込む埋め込み層32として、Fe等をドープして高抵抗化したInP層である高抵抗InP層が形成される。この高抵抗InP層(埋め込み層32)上には、SiO2等のパッシベーション膜33が形成され、構造部A,B上には、それぞれp側,n側の電極34,35が形成される。構造部Aのp型GaAsコンタクト層(第2導電型半導体層38)に接続され、p型InPクラッド層(第2導電型半導体層37)に電気的に接続されるp側の電極34には、金・亜鉛(AuZn)と金(Au)の積層構造を有するAuZn/Au電極が形成される。また、構造部Aの下のn型InPクラッド層(第1導電型半導体層31)に構造部Bを介して電気的に接続されるn側の電極35には、金・ゲルマニウム(AuGe)と金(Au)の積層構造を有するAuGe/Au電極が形成される。
一方、半導体レーザ30及び半導体レーザアレイ10にGaAs系材料を用いる場合、高抵抗半導体基板20には、高抵抗GaAs基板を用いることができる。この高抵抗GaAs基板(高抵抗半導体基板20)上に、n型アルミニウム・ガリウム・ヒ素(AlGaAs)クラッド層(第1導電型半導体層31)が形成される。そして、このn型AlGaAsクラッド層(第1導電型半導体層31)上に、構造部A,Bが形成される。
構造部Aとしては、n型AlGaAsクラッド層(第1導電型半導体層31)上に、活性層36が形成され、その活性層36上に、p型AlGaAsクラッド層(第2導電型半導体層37)及びp型GaAsコンタクト層(第2導電型半導体層38)が形成される。尚、GaAs系材料を用いた場合の活性層36も、上記のInP系材料を用いた場合と同様に、例えば、図2に示したような量子井戸活性層とすることができる。
その場合、n型AlGaAsクラッド層(第1導電型半導体層31)上に形成されるSCH層36aには、例えば、真性のGaAs(i−GaAs)を用いることができる。SCH層36a上に形成される複数の圧縮歪量子井戸層36bには、例えば、真性のガリウム・インジウム・ヒ素(i−GaInAs)を用いることができる。各圧縮歪量子井戸層36b間に形成されるバリア層36cには、例えば、i−GaAsを用いることができる。最上層の圧縮歪量子井戸層36b上に形成されるSCH層36dには、例えば、i−GaAsを用いることができる。そして、このSCH層36d上に、p型AlGaAsクラッド層(第2導電型半導体層37)が形成される。尚、上記同様、SCH層36a,36d、圧縮歪量子井戸層36b、バリア層36cの膜厚及び材料の元素組成は、半導体レーザ30で発生させるレーザ光の波長等に基づいて、それぞれ設定される。
n型AlGaAsクラッド層(第1導電型半導体層31)上に形成される構造部Bとしては、n型GaAs層が形成される。構造部A,Bを埋め込む埋め込み層32としては、高抵抗化したGaAs層である高抵抗GaAs層が形成される。この高抵抗GaAs層(埋め込み層32)上に、SiO2等のパッシベーション膜33が形成され、構造部A,B上に、それぞれp側,n側の電極34,35が形成される。
続いて、半導体レーザアレイ10の形成方法の一例について説明する。尚、ここでは、半導体レーザアレイ10として、InP系材料を用いた波長1.3μm帯のファブリ・ペロー・レーザを例に、その形成方法を説明する。
図3は第1の実施の形態に係る半導体層形成工程の一例を示す図である。
はじめに、高抵抗半導体基板20として高抵抗InP基板を用意し、その上に、各半導体層を順に形成していく。各半導体層は、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法を用いた結晶成長により形成することができる。
まず、用意した高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)上に、図3に示すように、第1導電型半導体層31としてn型InPクラッド層を形成し、更に活性層36を形成する。活性層36を図2のような構造とする場合には、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)上に、SCH層36a、複数の圧縮歪量子井戸層36bとバリア層36c、及びSCH層36dを、それぞれ所定の元素組成のi−AlGaInAsで形成する。
第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)は、例えば、厚さ2000nmで形成することができる。また、活性層36の各圧縮歪量子井戸層36bは、例えば、厚さ6nm(発光波長1300nm)で形成することができ、各バリア層36cは、例えば、厚さ10nmで形成することができる。SCH層36a,36dは、例えば、厚さ10nmで形成することができる。
第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)及び活性層36の形成後は、図3に示したように、形成した活性層36上に、第2導電型半導体層37としてp型InPクラッド層を形成する。更に、形成した第2導電型半導体層37(p型InPクラッド層)上に、第2導電型半導体層38としてp型InGaAsコンタクト層を形成する。
第2導電型半導体層37(p型InPクラッド層)は、例えば、厚さ1500nmで形成することができる。また、その上に形成する第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)は、例えば、厚さ500nmで形成することができる。
図4は第1の実施の形態に係るエッチング及び埋め込みの第1工程の一例を示す図である。
第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)の形成まで行った後は、その上に、CVD法により、例えば、厚さ500nmのSiO2膜を形成する。そして、形成したそのSiO2膜に対し、フォトリソグラフィとフッ化水素(HF)系エッチャントを用いたエッチングを行う。それにより、第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)上に、図4に示すような、複数の開口部51aを有する、SiO2膜のストライプ状のマスクパターン51を形成する。マスクパターン51の幅W1は、例えば、1.5μmとすることができる。
マスクパターン51の形成後は、例えば、反応性イオンエッチングにより、開口部51aから表出する部分の第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)、第2導電型半導体層37(p型InPクラッド層)及び活性層36を、エッチング除去する。このエッチングにより、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)を部分的に表出させる。マスクパターン51が形成されている部分には、第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)、第2導電型半導体層37(p型InPクラッド層)及び活性層36がメサ状に残り、構造部Aが形成される。例えば、マスクパターン51を用いたエッチングにより、幅1.5μm、深さ2500nmのメサ状の構造部Aを形成する。
このようにして構造部Aを形成した後は、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)が表出している部分に、埋め込み層32として、例えば、Feをドープした高抵抗InP層を形成し、構造部Aの側方を埋め込む。これにより、図4に示したような状態が得られる。
その後、マスクパターン51は、例えば、HF系エッチャントを用いたエッチングにより除去する。
図5は第1の実施の形態に係るエッチング及び埋め込みの第2工程の一例を示す図である。
構造部Aを埋め込み層32(高抵抗InP層)で埋め込んだ後は、CVD法により、例えば、厚さ500nmのSiO2膜を形成する。そして、形成したそのSiO2膜に対し、フォトリソグラフィとHF系エッチャントを用いたエッチングを行う。それにより、第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)と埋め込み層32(高抵抗InP層)の上に、図5に示すような、複数の開口部52aを有する、SiO2膜のストライプ状のマスクパターン52を形成する。マスクパターン52の幅W2は、例えば、10μmとすることができる。このとき、開口部52aは、構造部Aの側方に一定距離だけ離間した位置(並設する構造部Bの形成位置)に形成される。
マスクパターン52の形成後は、例えば、反応性イオンエッチングにより、開口部52aから表出する部分の埋め込み層32(高抵抗InP層)をエッチング除去する。このエッチングにより、埋め込み層32(高抵抗InP層)に、ストライプ状に溝32aを形成し、各溝32aの底に、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)を表出させる。例えば、エッチングにより、深さ2500nmの溝32aを形成する。
その後、溝32aから表出している部分の第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)上に、n型InP層を形成し、溝32aを埋める。例えば、深さ2500nmの溝32aを形成している場合には、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)上に厚さ2500nmのn型InP層を形成し、溝32aを埋める。この溝32aに埋めたn型InP層により、構造部Bが形成される。これにより、図5に示したような状態が得られる。
図6は第1の実施の形態に係る電極形成及び素子分離工程の一例を示す図である。
構造部B(n型InP層)の形成後は、上記の開口部52aが形成されているマスクパターン52の、構造部Aに対応する領域に、図6に示すようにストライプ状に複数の開口部52bを更に形成する。これにより、構造部Aの最上層にある第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)を表出させる。そして、マスクパターン52の開口部52bから表出する第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)上にp側の電極34を形成し、開口部52aから表出する構造部B(n型InP層)上にn側の電極35を形成する。
尚、本例では、構造部Bを形成する際に用いたSiO2膜をそのままパッシベーション膜として用いているが、構造部Bの形成した後にSiO2膜を除去し、新たに厚さ500nmのSiO2膜を形成してから構造部A,構造部B上にストライプ状の開口を形成してから構造部A上にp側の電極34を形成し、構造部B上にn側の電極35を形成しても構わない。
第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)上に形成するp側の電極34としては、例えば、AuZn/Au電極を形成する。構造部B(n型InP層)上に形成するn側の電極35としては、例えば、AuGe/Au電極を形成する。
p側,n側の電極34,35は、例えば、次のようにして形成することができる。
まず、上記のように、開口部52aが形成されているマスクパターン52に、更に開口部52bを形成した後、開口部52bとその周辺部のマスクパターン52の上に開口部を設けたレジストパターンを形成する。その後、AuZn/Au等の電極34の電極材料を真空蒸着等により形成し、レジストパターンをその上に形成された電極材料と共に除去する(リフトオフ法)。これにより、第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)とその周辺部のマスクパターン52の上に、その電極材料からなるp側の電極34が形成される。
次いで、同様に、開口部52aとその周辺部のマスクパターン52の上に開口部を設けたレジストパターンを形成し、AuGe/Au等の電極35の電極材料を真空蒸着等により形成した後、レジストパターンをその上に形成された電極材料と共に除去する。これにより、構造部B(n型InP層)とその周辺部のマスクパターン52の上に、その電極材料からなるn側の電極35が形成される。
電極34,35の形成後は、1組の構造部A,Bを含む領域を単位領域とし、各単位領域間のマスクパターン52に、それぞれ開口部を形成する。そして、その開口部から表出する埋め込み層32(高抵抗InP層)、及びその下部の第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)を、高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)が表出するまでエッチング除去する。これにより、図6に示したように、第1導電型半導体層31(n型InP層)を複数に分割する、即ち各半導体レーザ30を電気的に分離する分離溝40が形成される。尚、この分離溝40の形成後に残るマスクパターン52は、パッシベーション膜33として利用される。
以後は、高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)を研磨して全体の厚さが100μm程度になるようにし、その後、更に、へき開を行う。これにより、1枚の高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)上に、分離溝40で分離された複数の半導体レーザ30を備える、半導体レーザアレイ10が得られる。
以上のような方法では、隣り合う半導体レーザ30間を分離するために分離溝40は形成するが、各半導体レーザ30内には、深い溝や段差を意図的に残すことはない。そのため、各半導体レーザ30を比較的平坦性良く形成することができる。また、このように各半導体レーザ30内に深い溝や段差を残さないため、各半導体層を比較的容易に精度良く形成(成長、加工)することができる。そのため、半導体レーザアレイ10を形成する際の不良の発生を抑制し、品質の向上、歩留まりの向上を図ることができる。
尚、ここでは、InP系材料を用いて半導体レーザアレイ10を形成する場合を例にして説明したが、GaAs系材料を用いる場合にも、上記InP系材料を用いた場合と同様の流れで形成可能である。また、ここでは、波長1.3μm帯のファブリ・ペロー・レーザを例にしてその形成方法を説明したが、他の波長帯、例えば1.55μm帯のものも、活性層36の材料及び元素組成を適切に選択することで、上記同様の流れで形成可能である。
図7は第1の実施の形態に係る装置の一例を示す図である。尚、図7(A)は装置の一例の平面模式図、図7(B)は図7(A)のX1−X1断面模式図、図7(C)は図7(A)のX2−X2断面模式図である。
図7に示すPLC基板60は、半導体レーザアレイ10(ここでは2つの半導体レーザ30を含む半導体レーザアレイ10)が接続される領域に、凹部61を有している。凹部61には、半導体レーザアレイ10に含まれる半導体レーザ30の電極34,35に対応する位置に、同数の電極62が設けられている。各電極62からはそれぞれ引き出し線63が引き出されており、各電極62をそれぞれ、引き出し線63を介して、PLC基板60の外部と電気的に接続することができるようになっている。半導体レーザアレイ10の電極34,35と、PLC基板60の電極62とは、例えば、半田等の接合部材66を用いて、電気的に接続される。
PLC基板60の凸部64には、半導体レーザアレイ10に含まれる半導体レーザ30の活性層36に対応する位置に、同数の光導波路65が形成されている。PLC基板60と半導体レーザアレイ10とを接続する際には、電極62と電極34,35とを電気的に接続すると共に、光導波路65と活性層36の位置(高さ等)を合わせることで、光導波路65と活性層36とを光学的に接続する。
このような構成を有する装置70では、半導体レーザアレイ10の各半導体レーザ30に、引き出し線63、電極62及び電極34,35を介して、個別に電圧を印加することができ、各半導体レーザ30から所定波長のレーザ光を発生させることができる。各半導体レーザ30で発生したレーザ光は、各半導体レーザ30の活性層36と光学的に接続された、PLC基板60の対応する光導波路65に光結合され、その光導波路65を伝播される。
尚、ここでは、PLC基板60と半導体レーザアレイ10とを、それらの電極62と電極34,35とを対向させ、接合部材66を用いて接続するようにした。このように図7の例では、半導体レーザアレイ10をPLC基板60に実装した場合を示しているが、電気配線のみ形成された回路基板を用いて、光結合は別途光学系を組んでも構わない。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図8は第2の実施の形態に係る半導体レーザアレイの一例を示す図である。尚、図8(A)は半導体レーザアレイの一例の斜視模式図、図8(B)は図8(A)のY部を示す図である。
図8に示す半導体レーザアレイ10aでは、高抵抗半導体基板20上の、クラッド層となる第1導電型半導体層31に、回折格子31aが形成され、その上に光導波路層39が形成されている。この光導波路層39上に活性層36が形成され、その上に、クラッド層となる第2導電型半導体層37が形成されている。半導体レーザアレイ10aは、このような構成を有している点で、上記第1の実施の形態に係る半導体レーザアレイ10と相違する。尚、図8(A)では図示を省略しているが、ここに例示する半導体レーザアレイ10aの、レーザ光出射方向の端面とそれとは反対の端面とには、図8(B)に示すように、それぞれ反射防止膜11と高反射膜12とが形成されている。
半導体レーザアレイ10aの各半導体レーザ30aは、上記のような構成により、分布帰還型(DFB)レーザとして機能する。これにより、各半導体レーザ30aから発生するレーザ光の波長選択性を向上させることが可能になる。また、各半導体レーザ30aの回折格子31aの周期を変えることにより、図8に示したように、異なる波長λ1,λ2のレーザ光を発生する複数の半導体レーザ30aを含む、半導体レーザアレイ10aが実現可能である。
半導体レーザアレイ10aは、例えば、次のようにして形成することができる。まず、上記第1の実施の形態で述べた図3の工程において、高抵抗半導体基板20上にクラッド層となる第1導電型半導体層31を形成した後、その表層部に所定の周期で回折格子31aを形成する。回折格子31aは、例えば、後に複数の半導体レーザ30aの各活性層36が形成される領域に、それぞれ所定の周期で形成する。回折格子31aは、例えば、電子ビーム露光とエッチングにより形成することができる。このような回折格子31aを形成した第1導電型半導体層31上に、光導波路層39を形成する。その後、上記同様、活性層36、第2導電型半導体層37,38の形成を行う。以降の工程は、上記第1の実施の形態で述べたのと同様にして行うことができる。
半導体レーザアレイ10aを、例えば、InP系材料を用いて形成する場合には、高抵抗半導体基板20として、高抵抗InP基板が用いられ、その上に、クラッド層となる第1導電型半導体層31として、n型InPクラッド層が形成される。このn型InPクラッド層(第1導電型半導体層31)に所定の周期の回折格子(回折格子31a)が形成され、その上に、光導波路層39として、n型インジウム・ガリウム・ヒ素・リン(InGaAsP)光導波路層が形成される。その他の部分については、上記第1の実施の形態で述べたのと同様の材料を用いることができる。
尚、GaAs系材料を用いる場合にも、上記の流れと同様の流れで形成可能である。また、活性層36の材料及び元素組成を適切に選択することで、1.3μm帯や1.55μm帯等、波長帯の異なる半導体レーザ30aも形成可能である。
尚、上記例では第1導電型半導体層に回折格子を形成しているが、回折格子を第1導電型半導体層上に積層した層に形成する、活性層の上部に形成された半導体層に形成する、活性層自体に形成する等、他の形態を用いてももちろん構わない。また、半導体レーザアレイ10aの中の、各半導体レーザ中の回折格子のピッチを変えて、波長の異なるレーザ光を発生させるようにすれば、WDM(Wavelength Division Multiplexing)用の多波長の光源を作製することができる。
また、半導体レーザアレイ10aは、上記第1の実施の形態において図7に示したのと同様に、PLC基板60に電気的、光学的に接続することも可能である。即ち、PLC基板60の電極62と半導体レーザアレイ10aの電極34,35とを電気的に接続すると共に、PLC基板60の光導波路65と半導体レーザアレイ10aの活性層36の位置を合わせ、光導波路65と活性層36とを光学的に接続すればよい。図7の説明で示した通り、PLC基板は電気配線のみ形成された回路基板でも構わない。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図9は第3の実施の形態に係る半導体レーザアレイの一例を示す図である。
図9に示す半導体レーザアレイ10bでは、隣り合う半導体レーザ30においてそれぞれクラッド層となる第1導電型半導体層31間に、それら第1導電型半導体層31同士を電気的に分離する分離層41が形成されている。分離層41上には、高抵抗半導体の埋め込み層32、及びSiO2等のパッシベーション膜33が形成されている。半導体レーザアレイ10bは、このような構成を有している点で、上記第1の実施の形態に係る半導体レーザアレイ10と相違する。
半導体レーザアレイ10bの分離層41には、埋め込み層32と同じく、高抵抗半導体材料を用いることができる。また、分離層41には、第1導電型半導体層31内を移動するキャリアに対してポテンシャル障壁を作るような半導体材料を用いることもできる。尚、その他の部分については、上記第1の実施の形態で述べたのと同様の材料を用いることができる。
半導体レーザアレイ10bでは、隣り合う半導体レーザ30間を、分離層41によって電気的に分離し、更にその分離層41上に、埋め込み層32及びパッシベーション膜33を形成する。そのため、半導体レーザアレイ10bの電極34,35形成面側の平坦性を一層向上させることが可能になる。
半導体レーザアレイ10bの形成は、例えば、次の図10〜図14に示すような流れで行うことができる。尚、ここでは、半導体レーザアレイ10bとして、InP系材料を用いた波長1.3μm帯のファブリ・ペロー・レーザを例に、その形成方法を説明する。
半導体レーザアレイ10bに含まれる各半導体層は、上記第1の実施の形態に係る半導体レーザアレイ10の形成の際と同様に、MOCVD法を用いた結晶成長により形成することができる。
図10は第3の実施の形態に係る半導体層形成の第1工程の一例を示す図である。
まず、高抵抗半導体基板20として高抵抗InP基板を用意し、その上に、図10(A)に示すように、第1導電型半導体層31としてn型InPクラッド層を形成する。第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)は、例えば、厚さ2000nmで形成することができる。
次いで、形成した第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)上に、例えば、厚さ500nmのSiO2膜を形成する。そして、形成したそのSiO2膜に対し、フォトリソグラフィとHF系エッチャントを用いたエッチングを行う。それにより、図10(B)に示すような、複数の開口部53aを有する、SiO2膜のストライプ状のマスクパターン53を形成する。開口部53aは、分離層41を形成する位置に形成する。マスクパターン52の幅W3は、例えば、10μmとすることができる。
次いで、図10(C)に示すように、マスクパターン53をマスクにして反応性イオンエッチングを行い、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)を部分的にエッチング除去する。このエッチングにより、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)に、ストライプ状に溝31bを形成し、各溝31bの底に、高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)を表出させる。
次いで、図10(D)に示すように、溝31bから表出している部分の高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)上に、分離層41として、例えば、Feをドープした高抵抗InP層を形成し、溝31bを埋める。これにより、溝31bで複数に分割された第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)間を、分離層41で埋め、電気的に分離した状態とする。
このほか、溝31bから表出している部分の高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)上に、分離層41として、例えば、ガリウム・ヒ素・アンチモン(GaAsSb)層を形成し、溝31bを埋めることもできる。GaAsSbは、InPに格子整合可能で、InPに対して伝導帯にポテンシャル障壁を作る。従って、溝31bには、このようなGaAsSb層が形成可能であって、形成したGaAsSb層で第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)間を埋め、電気的に分離した状態とすることが可能である。
尚、溝31bの深さ、及び分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)の厚さは、2000nmとすることができる。
分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)の形成後、マスクパターン53は、例えば、HF系エッチャントを用いたエッチングにより除去する。
図10では第1導電型半導体層31を形成した後に分離層41を形成する工程を採っているが、その逆に高抵抗半導体基板20の上にまず分離層41を形成してから第1導電型半導体層31を形成する工程を採っても構わない。
図11は第3の実施の形態に係る半導体層形成の第2工程の一例を示す図である。
分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)の形成後は、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)及び分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)上に、活性層36を形成する。活性層36を図2のような構造とする場合には、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)上に、SCH層36a、複数の圧縮歪量子井戸層36bとバリア層36c、及びSCH層36dを、それぞれ所定の元素組成のi−AlGaInAsで形成する。圧縮歪量子井戸層36bは、例えば、厚さ6nm(発光波長1300nm)で形成することができ、各バリア層36cは、例えば、厚さ10nmで形成することができる。SCH層36a,36dは、例えば、厚さ10nmで形成することができる。
活性層36の形成後は、図11に示したように、その上に、第2導電型半導体層37としてp型InPクラッド層を形成し、第2導電型半導体層38としてp型InGaAsコンタクト層を形成する。第2導電型半導体層37(p型InPクラッド層)は、例えば、厚さ1500nmで形成することができる。また、その上に形成する第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)は、例えば、厚さ500nmで形成することができる。
図12は第3の実施の形態に係るエッチング及び埋め込みの第1工程の一例を示す図である。
第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)の形成まで行った後は、図12に示すような、複数の開口部51aを有する、SiO2膜のストライプ状のマスクパターン51を形成する。マスクパターン51の幅W1は、例えば、1.5μmとすることができる。マスクパターン51は、先に形成した分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)の上方の位置を避け、開口部51aが分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)の上方に形成されるように、形成する。
マスクパターン51の形成後は、開口部51aから表出する部分の第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)、第2導電型半導体層37(p型InPクラッド層)及び活性層36を、エッチング除去する。このエッチングにより、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)の一部及び分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)を表出させ、メサ状の構造部Aを形成する。例えば、マスクパターン51を用いたエッチングにより、幅1.5μm、深さ2500nmのメサ状の構造部Aを形成する。
構造部Aの形成後は、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)及び分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)が表出している部分に、埋め込み層32として、例えば、Feをドープした高抵抗InP層を形成し、構造部Aの側方を埋め込む。これにより、図12に示したような状態が得られる。
その後、マスクパターン51は、例えば、HF系エッチャントを用いたエッチングにより除去する。
図13は第3の実施の形態に係るエッチング及び埋め込みの第2工程の一例を示す図である。
構造部Aを埋め込み層32(高抵抗InP層)で埋め込んだ後は、図13に示すような、複数の開口部52aを有する、SiO2膜のストライプ状のマスクパターン52を形成する。マスクパターン52の幅W2は、例えば、10μmとすることができ、開口部52aは、構造部Aの側方に一定距離だけ離間した位置(並設する構造部Bの形成位置)に形成される。
マスクパターン52の形成後は、開口部52aから表出する部分の埋め込み層32(高抵抗InP層)をエッチング除去する。このエッチングにより、埋め込み層32(高抵抗InP層)に、ストライプ状に溝32aを形成し、各溝32aの底に、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)を表出させる。例えば、エッチングにより、深さ2500nmの溝32aを形成する。
その後、溝32aから表出している部分の第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)上に、n型InP層を形成し、溝32aを埋め、構造部Bを形成する。例えば、深さ2500nmの溝32aを形成している場合には、第1導電型半導体層31(n型InPクラッド層)上に厚さ2500nmのn型InP層を形成し、溝32aを埋める。これにより、図13に示したような状態が得られる。
図14は第3の実施の形態に係る電極形成工程の一例を示す図である。
構造部B(n型InP層)の形成後は、マスクパターン52の、構造部Aに対応する領域に、図14に示すようにストライプ状に複数の開口部52bを更に形成し、構造部Aの第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)を表出させる。そして、マスクパターン52の開口部52bから表出する第2導電型半導体層38(p型InGaAsコンタクト層)上にp側の電極34を形成し、開口部52aから表出する構造部B(n型InP層)上にn側の電極35を形成する。p側の電極34としては、例えば、AuZn/Au電極を形成し、n側の電極35としては、例えば、AuGe/Au電極を形成する。p側,n側の電極34,35は、例えば、リフトオフ法により形成する。
尚、電極34,35の形成後に残るマスクパターン52は、パッシベーション膜33として利用される。
以後は、高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)を研磨して全体の厚さが100μm程度になるようにし、その後、更に、へき開を行う。これにより、1枚の高抵抗半導体基板20(高抵抗InP基板)上に、分離層41(高抵抗InP層又はGaAsSb層)及び埋め込み層32(高抵抗InP層)で電気的に分離された複数の半導体レーザ30を備える、半導体レーザアレイ10bが得られる。
以上のような方法では、各半導体レーザ30内に、深い溝や段差を意図的に残すことはない。そのため、各半導体レーザ30を比較的平坦性良く形成することができ、また、各半導体層を比較的容易に精度良く形成することができる。そのため、半導体レーザアレイ10bの過熱とそれによるレーザ特性の劣化を抑制することができ、また、半導体レーザアレイ10bを形成する際の不良の発生を抑制して、品質の向上、歩留まりの向上を図ることができる。
尚、ここでは、InP系材料を用いて半導体レーザアレイ10bを形成する場合を例にして説明したが、GaAs系材料を用いる場合にも、上記InP系材料を用いた場合と同様の流れで形成可能である。また、ここでは、波長1.3μm帯のファブリ・ペロー・レーザを例にしてその形成方法を説明したが、他の波長帯、例えば1.55μm帯のものも、活性層36の材料及び元素組成を適切に選択することで、上記同様の流れで形成可能である。
また、半導体レーザアレイ10bは、上記第1の実施の形態において図7に示したのと同様に、PLC基板60に電気的、光学的に接続することも可能である。即ち、PLC基板60の電極62と半導体レーザアレイ10bの電極34,35とを電気的に接続すると共に、PLC基板60の光導波路65と半導体レーザアレイ10bの活性層36の位置を合わせ、光導波路65と活性層36とを光学的に接続すればよい。
また、半導体レーザアレイ10bにおける、分離層41と埋め込み層32で電気的に分離した各半導体レーザ30について、上記第2の実施の形態で述べたように、第1導電型半導体層31に回折格子31aを形成し、その上に光導波路層39を形成してもよい。即ち、半導体レーザアレイ10bに含まれる各半導体レーザ30を、DFBレーザとすることも可能である。
また、上記の半導体レーザアレイ10bでは、隣り合う半導体レーザ30間の1箇所に分離層41を形成するようにしたが、隣り合う半導体レーザ30間の2箇所以上の分離層を形成するようにしてもよい。
図15は半導体レーザアレイの変形例を示す図である。
図15に示す半導体レーザアレイ10cでは、隣り合う半導体レーザ30間の2箇所に、第1,第2分離層41a,41bが形成されている。この半導体レーザアレイ10cの第1,第2分離層41a,41bのうち、第1分離層41aは、上記半導体レーザアレイ10bに比べて、一の半導体レーザ30の構造部A側に、より近づけて、形成されている。また、半導体レーザアレイ10cの第2分離層41bは、上記半導体レーザアレイ10bに比べて、他の半導体レーザ30の構造部B側に、より近づけて、形成されている。
このような第1,第2分離層41a,41bを形成することにより、各半導体レーザ30のクラッド層となる第1導電型半導体層31の面積を、上記半導体レーザアレイ10bに比べ、より狭くすることが可能になる。それにより、第1導電型半導体層31内に含まれ得る結晶欠陥の影響を少なく抑えることが可能になる。更に、隣り合う半導体レーザ30間の第1,第2分離層41a,41bの間隔をより短くすれば、各半導体レーザ30及び半導体レーザアレイ10cの小型化が可能になる。
以上、半導体レーザアレイ10,10a,10b,10c等について説明した。
光通信分野では、近年の通信容量の増大に伴い、大容量の信号を発生できる、小型の光源として、半導体レーザアレイが有望なデバイスの1つになっている。半導体レーザアレイは、例えば、波長多重分割方式向けに、各半導体レーザを独立に駆動し、それぞれから所定波長の光を発振するようにして、大容量の光信号を発生させる用途に用いられる。
上記の半導体レーザアレイ10,10a,10b,10c等は、このような用途に利用可能である。また、それらは、上記構成を採用することにより、過熱及びレーザ特性の劣化が抑えられ、品質の向上、歩留まりの向上を図ることが可能になっている。
尚、半導体レーザアレイの構成は、以上説明した例に限定されるものではない。
例えば、以上の説明では、第1導電型半導体をn型半導体とし、第2導電型半導体をp型半導体とした場合を例示したが、第1導電型半導体をp型半導体とし、第2導電型半導体をn型半導体として、半導体レーザ及び半導体レーザアレイを形成してもよい。
また、以上の説明における半導体レーザアレイの各層の膜厚、溝の深さや幅等は、単なる例であって、形成する半導体レーザアレイの形態に応じて適宜変更することが可能である。
また、以上の説明では、第1導電型半導体層31上に、高さの揃ったメサ状の構造部A,Bを、間に埋め込み層32を挟んで、形成するようにした。このとき、第1導電型半導体層31上であって、構造部Aの側方に埋め込み層32を挟んで構造部Bが形成されていれば、構造部A,B及び埋め込み層32の高さは、必ずしも完全に一致していなくてもよい。また、埋め込み層32の厚みは、構造部A,B間に埋め込み層32が形成されていれば、必ずしも全面にわたって均一でなくてもよい。
また、以上の説明では、メサ状の構造部A,Bを形成するようにしたが、構造部Bについては、第1導電型半導体層31に電気的に接続されるものであれば、必ずしもメサ状とすることを要しない。
図16は半導体レーザアレイの変形例を示す図である。尚、図16(A)は半導体レーザアレイの変形例の斜視模式図、図16(B)は図16(A)のZ部を示す図である。
例えば、上記第1の実施の形態に係る半導体レーザアレイ10において、その構造部Bは、図16に示すように、第1導電型半導体層31からその上方に向かって延びる筒状(円筒状、すり鉢状等)とすることが可能である。その場合は、例えば、図5に示した工程において、埋め込み層32に、溝32aに替えて、第1導電型半導体層31に達する孔(コンタクトホール)を形成し、そこに構造部Bを形成するようにすればよい。構造部Bは、第1導電型半導体層31の平面方向に沿った断面の面積が大きくなるほど、第1導電型半導体層31、及び構造部B上に形成される電極35との接続抵抗を小さく抑えることが可能である。
尚、この図16に示したような筒状の構造部Bは、上記第2,第3の実施の形態に係る半導体レーザアレイ10a,10b,10c等にも、同様に適用可能である。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 半導体基板上に形成された複数の光半導体素子を含み、
前記複数の光半導体素子がそれぞれ、
前記半導体基板上に形成された第1導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層上の第1領域に設けられ、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部と、
前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に設けられ、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部と、
前記第1,第2構造部間を埋める半導体層と、
前記第1構造部上に配置された第1電極と、
前記第2構造部上に配置された第2電極と、
を含むことを特徴とする光半導体装置。
(付記2) 前記複数の光半導体素子の前記第1半導体層は、互いに電気的に分離されていることを特徴とする付記1に記載の光半導体装置。
(付記3) 前記複数の光半導体素子の前記第1半導体層は、前記複数の光半導体素子間に形成された溝によって、互いに電気的に分離されていることを特徴とする付記2に記載の光半導体装置。
(付記4) 前記複数の光半導体素子の前記第1半導体層は、前記複数の光半導体素子の前記第1半導体層間に形成された分離層によって、互いに電気的に分離され、前記分離層上に、前記半導体層が形成されていることを特徴とする付記2に記載の光半導体装置。
(付記5) 前記第1構造部に回折格子を有していることを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の光半導体装置。
(付記6) 半導体基板上に第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、
前記第1半導体層上の第1領域に、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部を形成する工程と、
前記第1構造部が形成された前記第1半導体層上に半導体層を形成する工程と、
前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に、前記半導体層を貫通して、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部を形成する工程と、
を含むことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記第2構造部を形成する工程後に、
前記第1,第2構造部を含む領域の外側に、前記第1半導体層を分割する溝を形成する工程を更に含むことを特徴とする付記6に記載の光半導体装置の製造方法。
(付記8) 前記第1半導体層を形成する工程後に、
前記第1半導体層を分割する溝を形成する工程と、
前記溝に、分割された前記第1半導体層間を電気的に分離する分離層を形成する工程と、
を更に含み、
前記分離層で分離された前記第1半導体層上の前記第1領域に前記第1構造部を形成し、
前記分離層で分離された前記第1半導体層上と、前記分離層上とに、前記半導体層を形成し、
前記分離層で分離された前記第1半導体層上の前記第2領域に前記第2構造部を形成することを特徴とする付記6に記載の光半導体装置の製造方法。
(付記9) 半導体基板上に形成された複数の光半導体素子を含み、前記複数の光半導体素子がそれぞれ、前記半導体基板上に形成された第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上の第1領域に設けられ、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部と、前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に設けられ、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部と、前記第1,第2構造部間を埋める半導体層と、を含む光半導体装置と、
前記光半導体装置の光発生部の形成面側と接続された回路基板と、
を含むことを特徴とする光半導体装置。
(付記10) 半導体基板と、
前記半導体基板上に形成された第1導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層上の第1領域に設けられ、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部と、
前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に設けられ、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部と、
前記第1,第2構造部間を埋める半導体層と、
を含むことを特徴とする光半導体素子。
10,10a,10b,10c 半導体レーザアレイ
11 反射防止膜
12 高反射膜
20 高抵抗半導体基板
30,30a 半導体レーザ
31 第1導電型半導体層
31a 回折格子
31b,32a 溝
32 埋め込み層
33 パッシベーション膜
34,35,62 電極
36 活性層
36a,36d SCH層
36b 圧縮歪量子井戸層
36c バリア層
37,38 第2導電型半導体層
39 光導波路層
40 分離溝
41 分離層
41a 第1分離層
41b 第2分離層
51,52,53 マスクパターン
51a,52a,52b,53a 開口部
60 PLC基板
61 凹部
63 引き出し線
64 凸部
65 光導波路
66 接合部材
70 半導体レーザアレイが実装された装置
A,B 構造部
W1,W2,W3 幅
λ1,λ2 波長

Claims (6)

  1. 半導体基板上に形成された複数の光半導体素子を含み、
    前記複数の光半導体素子がそれぞれ、
    前記半導体基板上に形成された第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層上の第1領域に設けられ、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部と、
    前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に設けられ、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部と、
    前記第1,第2構造部間を埋める半導体層と、
    前記第1構造部上に配置された第1電極と、
    前記第2構造部上に配置された第2電極と、
    を含むことを特徴とする光半導体装置。
  2. 前記複数の光半導体素子の前記第1半導体層は、互いに電気的に分離されていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体装置。
  3. 前記第1構造部に回折格子を有していることを特徴とする付記1又は2に記載の光半導体装置。
  4. 半導体基板上に第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層上の第1領域に、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部を形成する工程と、
    前記第1構造部が形成された前記第1半導体層上に半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に、前記半導体層を貫通して、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板上に形成された複数の光半導体素子を含み、前記複数の光半導体素子がそれぞれ、前記半導体基板上に形成された第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上の第1領域に設けられ、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部と、前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に設けられ、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部と、前記第1,第2構造部間を埋める半導体層と、を含む光半導体装置と、
    前記光半導体装置の光発生部の形成面側と接続された回路基板と、
    を含むことを特徴とする光半導体装置。
  6. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層上の第1領域に設けられ、活性層と前記活性層上に形成された第2導電型の第2半導体層とを含む第1構造部と、
    前記第1半導体層上の前記第1領域から離間した第2領域に設けられ、第1導電型の第3半導体層を含む第2構造部と、
    前記第1,第2構造部間を埋める半導体層と、
    を含むことを特徴とする光半導体素子。
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