JP2011185012A - すべり支承の仮固定金具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下沓3と、この下沓3の表面を摺動可能な上沓2とを備えたすべり支承Sを仮固定するための仮固定金具1。この仮固定金具1は、前記下沓3に当接する下部支圧板と、前記上沓2に当接する上部支圧板とを有している。前記下部支圧板及び上部支圧板は、仮固定金具1に形成された貫通ねじ孔に螺入された位置調整ボルトの回転により、それぞれ前記下沓3及び上沓2に押圧されるように構成されている。
【選択図】図1
Description
特許文献1には、図1などに示されるターンバックル20を用いて、建築物2に固定される積層ゴム体4と、コンクリート基礎3に固定される滑り板5との位置調整を行う技術が開示されている。ターンバックル20は、滑り支承体1の中心から放射状に90度間隔で4箇所に設置されており、各ターンバックル20の一端は、矩形状の滑り板5の角部に締結され、他端は、同じく矩形状である、前記積層ゴム体4の上部取付板11の角部に締結されている。
この仮固定金具は、前記下沓に当接する下部支圧板と、前記上沓に当接する上部支圧板とを有しており、
前記下部支圧板及び上部支圧板は、仮固定金具に形成された貫通ねじ孔に螺入された位置調整ボルトの回転により、それぞれ前記下沓及び上沓に押圧されるように構成されていることを特徴としている。
仮固定金具の一端が前記ソールプレートに固定され、当該仮固定金具の他端が前記上沓に固定されるものとすることができる。
前記仮固定金具は、上沓を中心として互いに対向して配設される上下の仮固定金具組と、当該上沓を中心として互いに対向して配設される左右の仮固定金具組とからなるものとすることができる。
前記ソールプレートの4隅にアイボルトを配設することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る仮固定金具1の使用状態の平面説明図であり、図2は、図1に示される仮固定金具1の使用状態の正面説明図である。また、図3の(a)は図1の要部拡大図であり、(b)は図2の要部拡大図である。
施工に際し、ベースポット2は、建築物の上部構造に配設される上部定着プレート(図示せず)に固定され、一方、ソールプレート3は、建築物の基礎構造に埋設固定される下部定着プレート(図示せず)に固定される。
本実施の形態では、ソールプレート3の四隅(図1において、Cで示される箇所)に仮固定金具1で固定されたすべり支承Sを吊るすのに用いるアイボルト(図示せず)を設けることもできる。本実施の形態では、特許文献1記載の仮固定金具のようなターンバックルを用いていないので、アイボルトの配設位置を比較的自由に選定することができる。
また、前述した実施の形態におけるすべり支承では、PTFE製のベアリングとPTFEがコーティングされたスライドプレートとの間で摺動が行われているが、本発明の仮固定金具は、他の構成のすべり支承においても用いることができる。
2 ベースポット
3 ソールプレート
4 スライドプレート
5 本体部
6 上部フランジ
7 下部フランジ
8 貫通孔
9 貫通ねじ孔
10 仮固定ボルト
11 上部支圧板
12 下部支圧板
13 貫通孔
14 位置調整ボルト
31 仮固定金具
32 ベースポット
33 ソールプレート
34 スライドプレート
39 仮固定ボルト
S すべり支承
Claims (6)
- 下沓と、この下沓の表面を摺動可能な上沓とを備えたすべり支承を仮固定するための仮固定金具であって、
この仮固定金具は、前記下沓に当接する下部支圧板と、前記上沓に当接する上部支圧板とを有しており、
前記下部支圧板及び上部支圧板は、仮固定金具に形成された貫通ねじ孔に螺入された位置調整ボルトの回転により、それぞれ前記下沓及び上沓に押圧されるように構成されていることを特徴とする、すべり支承の仮固定金具。 - 前記下沓が、ソールプレートと、このソールプレート上に固定されたスライドプレートとからなり、
仮固定金具の一端が前記ソールプレートに固定され、当該仮固定金具の他端が前記上沓に固定される請求項1に記載のすべり支承の仮固定金具。 - 前記仮固定金具の一端に形成された貫通孔に挿通可能な仮固定ボルトによって当該一端が前記ソールプレートに固定され、前記仮固定金具の他端に形成された貫通孔に挿通可能な仮固定ボルトによって当該他端が前記上沓に固定される請求項2に記載のすべり支承の仮固定金具。
- 前記ソールプレート及び上沓の外形が共に四角形であり、当該ソールプレートの辺と上沓の辺は互いに平行になるように配設されており、
前記仮固定金具は、上沓を中心として互いに対向して配設される上下の仮固定金具組と、当該上沓を中心として互いに対向して配設される左右の仮固定金具組とからなる請求項2又は3に記載のすべり支承の仮固定金具。 - 前記下部支圧板はソールプレートの側面の略中央に当接し、前記上部支圧板は上沓の側面の略中央に当接する請求項4に記載のすべり支承の仮固定金具。
- 前記ソールプレートの4隅にアイボルトが配設されている請求項4又は5に記載のすべり支承の仮固定金具。
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPH11350785A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-21 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 滑り支承体の位置決め装置 |
JP2002256730A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-11 | Shimizu Corp | 免震装置の水平変位拘束用治具 |
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JP2005048523A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Matsui Construction Co Ltd | 免震部材据付け及び養生方法並びに養生用仮固定具 |
-
2010
- 2010-03-11 JP JP2010054533A patent/JP5302919B2/ja active Active
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JP5302919B2 (ja) | 2013-10-02 |
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