JP6585379B2 - すべり支承の仮固定治具 - Google Patents

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Description

本発明は、すべり支承の仮固定治具に関するものである。
従来、すべり支承体の上下のうちいずれか一方にすべり面が形成された免震装置が知られている。このような免震装置として、例えば、基礎等の下部構造に固定される下側部材と、その上方に配置されて例えば建物等のすべり支承を有する上部構造に固定される上側部材とからなる。すべり支承は、すべり支承体とすべり板(すべり面)と、を備えている。そして、すべり支承体とすべり面とが別部材であることから、施工時において両部材の中心が一致するように配設される。そのため、施工性を向上させるために芯合わせを行った状態で両部材を一体にして取り扱うことが行われている。すべり支承体の荷役・運搬時において、例えば下記特許文献1に示されるような、下側部材の上面に形成されたすべり面に、このすべり面に摺動自在に配設される弾性支承部を仮固定する仮固定治具を設け、両部材の相対移動を規制することが行われている。
特許文献1には、すべり面を有するすべり板を備え、すべり面を摺動可能なすべり支承体とを備えたすべり支承において、このすべり支承体を仮固定するための仮固定金具の構成について記載されている。すべり支承体の下部には、平面視で矩形状の矩形フランジが設けられている。この仮固定金具は、ソールプレートに当接する下部支圧板と、すべり支承体に当接する上部支圧板とを有し、下部支圧板及び上部支圧板は、仮固定金具に形成された貫通ねじ孔に螺合されたボルト等の接続部材により、それぞれソールプレートおよびすべり支承体の矩形フランジの側面に接続された構成となっている。仮固定金具は、平面視ですべり支承体の中心から矩形フランジの各辺に直交する方向に延在するように90度毎に4箇所に設置されている。そして、各仮固定金具の下部支圧板および上部支圧板のそれぞれにおいて、ボルト等の接続部材が2つずつ配設されている。
特開2011−185012号公報
しかしながら、特許文献1に示す従来のすべり支承の仮固定金具では、下部支圧板がソールプレートの側面に対して接続部材によって接続される構成となるため、仮固定金具の下部支圧板がソールプレートの外側に張り出した状態で固定されている。そのため、張り出し部分によって取り扱いがし難くなり、荷役・運搬時の作業効率が低下するという問題があった。
すなわち、すべり支承体の中心位置が回転によりずれることを防止することと、取り扱い易さと、をバランスよく解決できる仮固定治具が求められており、その点で改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、すべり支承の設置の際に、弾性支承部とすべり面とを高精度で位置決めして輸送時のずれを防止し、かつコンパクトな状態で固定することで、荷役・運搬時における取り扱いがし易くなり、作業効率を向上させることができるすべり支承の仮固定治具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明に係るすべり支承の仮固定治具は、下側部材の上面に形成されたすべり面に摺動自在に配設される弾性支承部を仮固定するすべり支承の仮固定治具であって、前記下側部材の上面と前記弾性支承部とを連結する複数の本体治具を備え、前記下側部材および前記弾性支承部と、前記本体治具と、は接続部材を介して連結され、前記本体治具は、1方向に延びる略帯板状で、前記弾性支承部に連結される内端部と、前記下側部材に連結される外端部と、前記内端部と前記外端部との間の中間部と、を有する1部材から構成され、前記接続部材は、前記内端部に1つ設けられ、前記外端部に2つ設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、仮固定治具の一端が弾性支承部に連結され、他端が下側部材の上面に連結されているので、平面視で仮固定治具の前記他端が下側部材より張り出すことがなく、コンパクトな状態で固定することができる。そのため、荷役・運搬時における取り扱いがし易くなり、作業効率を向上させることができる。
また、本発明では、仮固定治具の連結部が1つの本体治具に対して3つ配設されて3点支持となるため、接続部材がボルトの場合のようにボルト穴の僅かな遊び分があっても、すべり面に対して支承体の中心がずれることがなく、回転が生じることを防止することができる。このようにすべり支承の設置の際に、弾性支承部とすべり面とを高精度で位置決めして設置することができ、輸送時のずれを防止することができる。
したがって、施工時に再度の位置合わせを行う必要がなくなり、すべり支承とすべり面とのそれぞれにケガキ線を設けるといった手間のかかる作業が不要となるうえ、仮固定治具がずれる際にすべり面や弾性支承部の素地を傷めることを防ぐことができる。
また、この場合には、外端部側で接続部材を2つ設けることができ、弾性支承部側の接続部材の数量を1つにできるので、施工性を向上させることができる。
また、上記本発明のすべり支承の仮固定治具は、前記本体治具は、前記外端部が前記内端部よりも上面視形状で幅寸法が大きいことが好ましい。
この発明によれば、外端部の幅方向に沿って接続部材を2つ配置することができる。
また、上記本発明のすべり支承の仮固定治具は、前記外端部に設けられる2つの前記接続部材は、前記本体治具における前記弾性支承部の中心軸線に直交する径方向に間隔をあけて配置されていることを特徴としてもよい。
また、上記本発明のすべり支承の仮固定治具は、前記外端部は、二股に分岐された分岐部を有し、前記外端部のうち分岐していない部分と前記分岐部には、それぞれ1つの前記接続部材が配置されていることを特徴としてもよい。
本発明に係るすべり支承の仮固定治具によれば、すべり支承の設置の際に、弾性支承部とすべり面とを高精度で位置決めして輸送時のずれを防止し、かつコンパクトな状態で固定することで、荷役・運搬時における取り扱いがし易くなり、作業効率を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態による支承構造における側断面図であって、図2に示すX2−X2線断面図である。 図1に示すX1−X1線矢視図であって、支承構造の平面図である。 図2に示す仮固定治具を上面側から見た平面図である。 第2の実施形態による支承構造の平面図であって、図2に対応する図である。 第3の実施形態による支承構造の平面図であって、図2に対応する図である。 第4の実施形態による支承構造の平面図であって、図2に対応する図である。
以下、本発明によるすべり支承の仮固定治具の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2に示すように、本実施形態のすべり支承の仮固定治具10は、建物に用いられる支承構造1において、固定板3(下側部材)の上面3aに、すべり面4aに摺動自在に配設される支承体5(弾性支承部)を仮固定するためのものである。
図1に示す支承構造1は、例えば鉄筋コンクリート造の基礎等の下部構造Aと建物本体の柱等の上部構造Bとの間に配設されたすべり支承(支承装置)2により、下部構造A上に上部構造Bが支承されてなる。
すべり支承2は、下部構造Aと上部構造Bとの間に配設され下部構造Aに固定された固定板3と、固定板3上に固定され、固定板3を介して下部構造Aに固定されたすべり板4と、すべり板4上に摺動自在に配設され上部構造Bに固定された支承体(弾性支承部)5と、を備えている。
なお、本実施形態では、支承体5の中心軸線を軸線Oといい、この軸線Oに沿った方向を軸方向とし、軸方向から見た平面視において、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。また、軸方向の一方側(図1における上側)を上方といい、軸方向の他方側(図1における下側) を下方という。
固定板3は、下部構造Aの上面にアンカーボルト31により固定されている。アンカーボルト31の頭部(図示省略)は、固定板3においてすべり板4が固定された上面3aから突出している。
すべり板4は、例えばステンレス鋼などで形成されている。なお、すべり板4のすべり面4aには、例えばポリ4フッ化エチレンを重合した合成樹脂材料などにより表面が平滑な合成樹脂層が形成されていても良い。
また図2に示すように、下部構造体Aの上面視において、固定板3は矩形状、図示の例では正方形状に形成されるとともに、すべり板4は固定板3より小形の八角形状、図示の例では正八角形状に形成されている。そして、すべり板4は、固定板3と同軸に配置されており、固定板3の4つの角部3bはそれぞれ、すべり板4から三角形状に露出している。
これらの4つの角部3bそれぞれには、前記アンカーボルト31が配設されており、アンカーボルト31は、各角部3bに周方向に間隔をあけて2つずつ配設されている。
また、4つの角部3bそれぞれには、周方向で一対のアンカーボルト31、31同士の間に1つの雌ねじ部(図示省略)が設けられている。
図1に示すように、支承体5は、すべり板4上に摺動自在に配置されたすべり部材51と、すべり部材51の上面に固定された積層ゴム52と、積層ゴム52の上面に固定されるとともに、上部構造Bの下面に設けられたベースプレートB1に固定されたフランジ53と、を備えており、このすべり支承2は、いわゆる弾性すべり支承となっている。
なお、すべり部材51は、例えばポリ4フッ化エチレンを重合した合成樹脂材料などで下面が平滑な円盤状に形成されており、積層ゴム52、すべり部材51、およびフランジ53は、この順に外径が大きくなっている。
フランジ53の下面53aには、仮固定治具10の固定位置に対応する位置おいて、周方向に間隔をあけて一対の雌ねじ部53bが設けられている。
図2に示すように、仮固定治具10は、それぞれ支承体5から径方向の外側に延在するとともに周方向に互いに同等の間隔をあけて配置されており、図示の例では、固定板3の対角線上に位置している。
仮固定治具10は、固定板3と支承体5とを離脱自在に連結する本体治具11と、固定板3および支承体5と本体治具11とを連結する接続ボルト12、13(接続部材)と、を備えている。本体治具11は、1方向に延びる略帯板状をなし、フランジ53に連結される内端部11Aと、固定板3に連結される外端部11Bと、内端部11Aと外端部11Bとの間に位置する中間部11Cと、により構成されている。仮固定治具10は、固定状態において、内端部11Aおよび外端部11Bはそれぞれフランジ53の下面53aおよび固定板3の上面3aに平行に配設され、中間部11Cが傾斜部を呈し、内端部11A、外端部11B、および中間部11Cがそれぞれの境界部分で屈曲した形状となっている。
本体治具11の外端部11Bは、固定板3の各角部3bに配設され、上下に貫通する1つの第1貫通孔11aが設けられている。外端部11Bは、上面視形状で中間部11Cと一定な幅寸法となっている。そして、外端部11Bは、上面視で第1貫通孔11aを前述した固定板3の雌ねじ部に合わせた状態で上側から第1接続ボルト12を第1貫通孔11aに挿通させて前記雌ねじ部に螺合することで固定板3に固定される。第1接続ボルト12は、本実施形態では、図1及び図2に示すようにアイボルトが採用されている。
本体治具11の内端部11Aは、図1に示すように、支承体5のフランジ53の下面53aに六角ボルトからなる第2接続ボルト13によって連結されている。内端部11Aの上面視形状は、中間部11Cよりも幅寸法が大きい形状となっている。この内端部11Aは、周方向に間隔をあけて配設され、かつ上下に貫通する一対の第2貫通孔11bが設けられている。
そして、内端部11Aは、上面視で一対の第2貫通孔11bをフランジ53の一対の雌ねじ部53bに合わせた状態で下側から第2接続ボルト13を第2貫通孔11bに挿通させて前記雌ねじ部53bに螺合することでフランジ53(支承部5)に固定される。
このように、本実施形態では、1つの本体治具11に対して3つの接続ボルト12、13、13が螺合している。
次に、以上のように構成されたすべり支承2において、仮固定治具10を取り付けることによりすべり板4と支承体5との相対的な摺動を拘束して固定する方法、及び仮固定治具10の作用について説明する。
本実施形態では、例えばすべり支承2を工場から出荷する前に、すべり板4と支承体5との相対的な摺動を仮固定治具10によって固定することができる。これにより、すべり板4と支承体5との相対的な摺動を拘束した状態ですべり支承2を搬送することができる。
具体的には、4つの仮固定治具10のそれぞれの内端部11Aおよび外端部11Bを、接続ボルト12、13を用いて固定板3および支承体5に連結する。この場合、第1接続ボルト12は固定板3の上方から仮固定治具10の外端部11Bの第1貫通孔11aに挿通させることができ、第2接続ボルト13はフランジ53の下方から仮固定治具10の内端部11Aの第2貫通孔11bに挿通させることができるので、仮固定治具10の着脱を容易に行うことができる。以上により、仮固定治具10の取り付けが終了する。
なお、すべり支承2を下部構造Aおよび上部構造Bの間の所定位置に配置した後は、上述した取付けと逆の手順により接続ボルト12、13を外して内端部11Aおよび外端部11Bを離脱することで、前記すべり支承2から仮固定治具10を取り外す。これにより、すべり板4と支承体5との相対的な摺動の拘束が解除される。
本実施形態では、仮固定治具10の内端部11Aが支承体5のフランジ53に連結され、外端部11Bが固定板3の上面3aに連結されているので、平面視で仮固定治具10の外端部11Bが固定板3よりも外側に向けて張り出すことがなく、コンパクトな状態で固定することができる。そのため、荷役・運搬時における取り扱いがし易くなり、作業効率を向上させることができる。
そして、本実施形態では、仮固定治具10の内端部11Aが支承体5に連結され、外端部11Bが固定板3に連結され、これら連結部が1つの本体治具11に対して3つ配設されて3点支持となる。そのため、本実施形態の接続ボルト12、13の場合のようにボルト穴の僅かな遊び分があっても、すべり面4aに対して支承体5の中心がずれることがなく、回転が生じることを防止することができる。
このようにすべり支承2の設置の際に、支承体5とすべり面4aとを高精度で位置決めして設置することができ、輸送時のずれを防止することができる。
したがって、施工時に再度の位置合わせを行う必要がなくなり、すべり支承2とすべり面4aとのそれぞれにケガキ線を設けるといった手間のかかる作業が不要となるうえ、仮固定治具10がずれる際にすべり面4aや支承体5の素地を傷めることを防ぐことができる。
次に、本発明のすべり支承の仮固定治具による他の実施形態および変形例について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施形態)
図4に示すように、第2の実施形態によるすべり支承の仮固定治具10Aは、内端部11Aの接続部材が1つであり、外端部11Bの接続部材を2つとした構成である。本体治具11は、上面視形状で内端部11A、外端部11B、および中間部11Cが全体にわたって同じ幅寸法に形成されている。外端部11Bには、径方向に間隔をあけて一対の第1貫通孔11a、11aが設けられ、二箇所で固定板3に連結される構成となっている。固定板3には、一対の第1貫通孔11aに対応する位置に雌ねじ部(図示省略)が設けられている。
本実施形態の場合には、第1貫通孔11aを径方向、すなわち仮固定治具10の長手方向に沿って配置させることができるので、上述した第1の実施の形態の内端部11Aのように中間部よりも幅寸法を大きくする必要なくなり、仮固定治具10の加工が容易になり簡略化を図ることができる。また、外端部11B側の第1接続ボルト12を2つとし、下方から連結する内端部11A側の第2接続ボルト13の数量を1つにできるので、施工性を向上させることができる。
また、図5に示す第3の実施形態によるすべり支承の仮固定治具10Bは、本体治具11において外端部11Bが二股に分岐された分岐部11Dを有している。分岐部11Dは、径方向の外側に向かうに従い漸次、外端部11Bから離れるように延在している。この場合、外端部11Bに1つの第1貫通孔11aが設けられ、分岐部11Dに1つの第3貫通孔11cが設けられている。固定板3には、第1貫通孔11aおよび第3貫通孔11cに対応する位置に雌ねじ部(図示省略)が設けられている。
本第3の実施形態の場合も、第2の実施形態と同様に外端部11B側の第1接続ボルト12を2つとし、下方から連結する内端部11A側の第2接続ボルト13の数量を1つにできるので、施工性を向上させることができる。
また、図6に示す第4の実施形態によるすべり支承の仮固定治具10Cは、本体治具11の形状が内端部11Aから外端部11Bに向かう従い漸次、幅寸法が大きくなる形状となっている。この場合、幅寸法の大きくなっている外端部11Bには、径方向に間隔をあけて一対の第1貫通孔11a、11aが設けられ、二箇所で固定板3に連結される構成となっている。固定板3には、一対の第1貫通孔11aに対応する位置に雌ねじ部(図示省略)が設けられている。
本第4の実施形態の場合も、第2、第3の実施形態と同様に外端部11B側の第1接続ボルト12を2つとし、下方から連結する内端部11A側の第2接続ボルト13の数量を1つにできるので、施工性を向上させることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本実施形態では仮固定治具10、10A、10B、10Cの外端部11Bに螺合する接続部材をアイボルトからなる第1接続ボルト12としているが、これに限定されることはなく、一般的な六角ボルトを使用することも可能である。さらに、本実施形態では、すべり支承2において4本の本体治具11によって仮に固定しているが、本体治具11の数量も複数であれば適宜設定することが可能である。さらにまた、本体治具11の外端部11Bの取付け位置も固定板3の角部3bであることに制限されることはない。
要は、仮固定治具において、1つの本体治具に対して3つの接続部材で連結されていれば良いのである。
また、本実施形態の接続ボルト12、13に代えて、ピンを採用することも可能である。例えば、上述した実施形態において、3つの接続部材のうち2つの接続部材が設けられる内端部11Aおよび外端部11Bにおいて、いずれか一方の接続部材にピンを使用しても良い。また、3つの接続部材すべてをピンに代えることも可能である。
また、本実施形態では、内端部11Aがフランジ53の下面53aに連結されているが、この位置であることに制限されることはなく、例えばフランジ53の外周側面に連結される構成とすることも可能である。さらに、内端部11Aは支承体5のフランジ53に連結されることに限らず、支承体5の他の部分であってもよい。例えばすべり部材51の一部に内端部11Aを連結するようにしても良い。
また、下部構造A、上部構造B、支承体5の構成は、本実施形態に限定されることはなく、適宜な構成を採用することができる。
さらに、固定板3上のすべり板4の範囲についても適宜設定することが可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 支承構造
2 すべり支承
3 固定板(下側部材)
3a 上面
3b 角部
4 すべり板
4a すべり面
5 支承体(弾性支承部)
10 仮固定治具
11 本体治具
11A 内端部
11B 外端部
11C 中間部
11D 分岐部
12 第1接続ボルト(接続部材)
13 第2接続ボルト(接続部材)
51 すべり部材
52 積層ゴム
53 フランジ
53a 下面
A 下部構造
B 上部構造
O 軸線

Claims (4)

  1. 下側部材の上面に形成されたすべり面に摺動自在に配設される弾性支承部を仮固定するすべり支承の仮固定治具であって、
    前記下側部材の上面と前記弾性支承部とを連結する複数の本体治具を備え、
    前記下側部材および前記弾性支承部と、前記本体治具と、は接続部材を介して連結され、
    前記本体治具は、1方向に延びる略帯板状で、前記弾性支承部に連結される内端部と、前記下側部材に連結される外端部と、前記内端部と前記外端部との間の中間部と、を有する1部材から構成され、
    前記接続部材は、前記内端部に1つ設けられ、前記外端部に2つ設けられていることを特徴とするすべり支承の仮固定治具。
  2. 前記本体治具は、前記外端部が前記内端部よりも上面視形状で幅寸法が大きいことを特徴とする請求項1に記載のすべり支承の仮固定治具。
  3. 前記外端部に設けられる2つの前記接続部材は、前記本体治具における前記弾性支承部の中心軸線に直交する径方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のすべり支承の仮固定治具。
  4. 前記外端部は、二股に分岐された分岐部を有し、
    前記外端部のうち分岐していない部分と前記分岐部には、それぞれ1つの前記接続部材が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のすべり支承の仮固定治具。
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