JP2011021427A - 二重床用支持柱 - Google Patents

二重床用支持柱 Download PDF

Info

Publication number
JP2011021427A
JP2011021427A JP2009169046A JP2009169046A JP2011021427A JP 2011021427 A JP2011021427 A JP 2011021427A JP 2009169046 A JP2009169046 A JP 2009169046A JP 2009169046 A JP2009169046 A JP 2009169046A JP 2011021427 A JP2011021427 A JP 2011021427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
slab
floor
double
support column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009169046A
Other languages
English (en)
Inventor
Seita Miyake
清太 三宅
Osamu Hirata
修 平田
Takusane Ueda
卓実 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009169046A priority Critical patent/JP2011021427A/ja
Publication of JP2011021427A publication Critical patent/JP2011021427A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

【課題】スラブおよび床パネル間の寸法が調整代を超えた場合に、床パネルに対する不陸に対応できる二重床用支持柱を提供する。
【解決手段】二重床用支持柱15は、スラブ11に載置可能な板状のベース16と、ベース16に設けられた雌ネジ部17aに対して螺合されるとともにスラブ に対して立設される支持柱18と、支持柱18の上端部18aに設けられて床パネル12を支持可能なパネル受部19と、ベース16に設けられてスラブ11および床パネル12間の寸法Hに対応可能な調整手段20とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、スラブおよび床パネル間の空間に立設させて床パネルを支持する二重床用支持柱を提供する。
二重床構造は、図11に示すように、建物のコンクリート床面(スラブ)100に調整ボルト101(以下、「二重床用支持柱」という)が立設され、立設された二重床用支持柱101に床パネル102を載置することで、スラブ100に対して空間104を空けた状態で床パネル102が設けられている。
二重床用支持柱101は、床パネル102に支持脚が設けられ、支持脚に螺合(ネジ結合)されている。
二重床用支持柱101を回転工具で回転することで、スラブ100および床パネル102間の空間104に対応させて二重床用支持柱101の長さを調整できる。
このように、二重床用支持柱101の長さを調整することで、床パネル102に対する不陸を解消できる(特許文献1)。
特開2003−253858号公報
しかし、二重床用支持柱101を回転工具で回転して二重床用支持柱101の長さを調整するだけでは、二重床用支持柱101の調整代を大きく(充分に)確保することは難しい。
このため、二重床用支持柱101の調整代を超えた場合、二重床用支持柱101および床パネル102間に隙間hが生じ、床パネル102に対する不陸を解消できないことが考えられる。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、調整代を超えた不陸に対応できる二重床用支持柱を提供することにある。
本発明に係る二重床用支持柱は、スラブに載置可能な板状のベースと、前記ベースに設けられた雌ネジ部に対して螺合されるとともに前記スラブに対して立設される支持柱と、前記支持柱の上端部に設けられて床パネルを支持可能なパネル受部と、前記ベースおよび前記パネル受部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記スラブおよび前記床パネル間の寸法に対応可能な調整手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、ベースおよびパネル受部のうちの少なくとも一方に調整手段を設けることで、二重床用支持柱の高さを充分に確保してスラブおよび床パネル間の寸法に対応できる。
これにより、スラブおよび床パネル間の高低差が、ベースに螺合された支持柱の調整代を超えた場合でも、調整手段を設けることで床パネルに対する不陸を解消できる。
また、本発明は、前記調整手段が、前記ベースにおける前記スラブ側の下面に積層される板状の介装部材を有することを特徴とする。
このように、調整手段として板状の介装部材を用いることで、調整手段を簡素な構成としてコストを抑えることができる。
さらに、本発明は、前記介装部材が、前記ベースの端面の一部および上面の一部を覆う係合部を有することを特徴とする。
このように、介装部材に、ベースの端面の一部および上面の一部を覆う係合部を有することで、ベースの端面の一部および上面の一部を係合部で支えて介装部材にベースを確実に保持できる。
また、本発明は、前記ベースおよび前記介装部材のうちの一方から他方に向かう突出部と、前記ベースおよび前記介装部材のうちの他方に設けられて前記突出部が挿入可能な挿入孔とを有することを特徴とする。
よって、突出部を挿入孔に挿入させることにより、突出部で挿入孔を支えて介装部材にベースを確実に保持できる。
さらに、本発明は、前記突出部が、軸部と、前記軸部よりも長大の頭部とを有し、前記挿入孔が、前記軸部に対応した小孔部と、前記小孔部に連続するとともに前記頭部に対応した大孔部とを有することを特徴とする。
よって、挿入孔の大孔部から突出部の頭部を挿通させ、その後、挿入孔の小孔部に突出部の軸部を移動することで、突出部を挿入孔に係止できる。
これにより、突出部で挿入孔を支えることで、介装部材にベースを確実に保持できる。
また、本発明は、前記突出部がボルトであるとともに、前記ボルトにナットを螺合させることにより前記ベースおよび前記介装部材を相互に固定することを特徴とする。
このように、突出部のボルトにナットを螺合させてベースおよび介装部材を相互に固定することで、ボルトおよびナットで介装部材にベースを確実に保持できる。
さらに、本発明は、前記調整手段が、前記パネル受部を覆うとともに前記床パネルを支持可能な被覆部材を有することを特徴とする。
このように、調整手段の被覆部材でパネル受部を覆うとともに床パネルを支持することで、二重床用支持柱の高さを充分に確保してスラブおよび床パネル間の寸法に対応できる。
これにより、スラブおよび床パネル間の高低差が、ベースに螺合された支持柱の調整代を超えた場合でも、調整手段の被覆部材で床パネルに対する不陸を解消できる。
また、本発明は、前記調整手段が、前記支持柱の上端部に螺合されるとともに前記パネル受部を支持する筒部を有することを特徴とする。
このように、調整手段に筒部を有し、この筒部を支持柱の上端部に螺合するとともに、筒部にパネル受部を支持することで、筒部を軸線を中心にして回転させることでパネル受部の高さ調整代を充分に大きく確保できる。
これにより、スラブおよび床パネル間の高低差が、ベースに螺合された支持柱の調整代を超えた場合でも、調整手段の被覆部材で床パネルに対する不陸を解消できる。
本発明の二重床用支持柱によれば、ベースおよびパネル受部のうちの少なくとも一方に調整手段を設けることで、スラブおよび床パネル間の高低差が、ベースに螺合された支持柱の調整代を超えた場合でも、床パネルに対する不陸を解消できるという効果を有する。
本発明に係る二重床用支持柱(第1実施形態)を備えた二重床構造を示す断面図 第1実施形態の二重床用支持柱を示す分解斜視図 図2の調整手段を示す斜視図 第1実施形態の二重床用支持柱を示す断面図 本発明に係る二重床用支持柱(第2実施形態)を示す分解斜視図 本発明に係る二重床用支持柱(第3実施形態)を示す分解斜視図 本発明に係る二重床用支持柱(第4実施形態)を示す分解斜視図 本発明に係る二重床用支持柱(第5実施形態)を示す分解斜視図 本発明に係る二重床用支持柱(第6実施形態)を示す分解斜視図 本発明に係る二重床用支持柱(第7実施形態)を示す分解斜視図 従来の二重床用支持柱を備えた二重床構造を示す断面図
以下、本発明の複数の実施の形態に係る二重床用支持柱について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る二重床用支持柱15について説明する。
図1に示すように、二重床構造10は、建物のコンクリート床面(以下、「スラブ」という)11と、スラブ11に対して空間13を空けた状態に設けられた床パネル12と、スラブ11および床パネル12間の空間13に立設されて床パネル12を支える二重床用支持柱15とを備えている。
図2に示すように、二重床用支持柱15は、スラブ11に載置可能な板状のベース16と、ベース16に設けられたボス17に対して螺合(ネジ結合)された支持柱18と、支持柱18の上端部18aに設けられたパネル受部19と、スラブ11およびベース16間に介在された調整手段20とを備えている。
ベース16は、略矩形状に形成された板状の部材で、中央にボス17が設けられ、ボス17に雌ネジ部17aが鉛直方向に向けて設けられ、複数のベース貫通孔22が鉛直方向に向けて形成(貫通)されている。
ボス17の雌ネジ部17aに対して支持柱18が螺合されている。
支持柱18は、外周に雄ネジ部23が形成され、雄ネジ部23がベース16の雌ネジ部17aに対して軸線を中心にして回転自在に螺合されることによりスラブ11に対して立設されている。
支持柱18を軸線を中心にして回転させることでベース16に対して支持柱18の高さを調整することが可能である。
支持柱18の上端部18aにパネル受部19が設けられている。
パネル受部19は、支持柱18の上端部18aに略矩形状の載置部26が載置され、載置部26の上部に十字状の受部本体27が一体に形成され、受部本体27の上面27aが床パネル12(図1参照)に当接して床パネル12を支持可能な部材である。
このパネル受部19は、支持柱18を軸線を中心にして回転させて支持柱18の高さを調整することで、支持柱18と一体に高さの調整が可能である。
すなわち、支持柱18(すなわち、パネル受部19)は高さ方向の調整代S(図示せず)を有している。
図2、図3に示すように、調整手段20は、スラブ11およびベース16間にベース接着剤33およびスラブ接着剤34で介在(接着)されることで、スラブ11および床パネル12間の寸法H(図1参照)に対応可能な板状の介装部材31を有する。
板状の介装部材31は、無機質材料、鋼材、アルミダイカスト、ガラスから選択された材料で、ベース16に対して一回り大きな略矩形状のプレートに形成され、複数の貫通孔35が鉛直方向に向けて形成(貫通)されたスペーサである。
なお、板状の介装部材31は、一例として、板厚tとして10,20,30mmのものを例示するが、板厚tは適宜選択が可能である。
この介装部材31は、上面31aがベース16におけるスラブ11側の下面16aにベース接着剤33で接着されることで、上面31aが下面16aに積層されている。
また、介装部材31は、下面31bがスラブ11にスラブ接着剤34で接着されることで、下面31bがスラブ11に積層されている。
よって、板状の介装部材31がスラブ11およびベース16間に介在され、ベース16が板状の介装部材31を介してスラブ11に密着されている。
このように、板状の介装部材31をスラブ11およびベース16間に介在することで、スラブ11および床パネル12間の寸法H(図1参照)の比較的大きな変化に対応できる。
これにより、図1に示すように、スラブ11および床パネル12間の高低差が、ベース16に螺合された支持柱18の調整代Sを超えた場合でも、板状の介装部材31を設けることで床パネル12に対する不陸を解消できる。
また、調整手段20として板状の介装部材31を用いることで、調整手段20を簡素な平板で構成でき、二重床用支持柱15のコストを抑えることができる。
ここで、前述したように、介装部材31は、複数の貫通孔35が鉛直方向に向けて形成(貫通)されている。
よって、図4に示すように、介装部材31の下面31bがスラブ接着剤34でスラブ11に接着されることで、スラブ接着剤34が複数の貫通孔35に下面31b側から流入されている。
また、介装部材31は、上面31aがベース接着剤33でベース16の下面16aに接着されることで、ベース接着剤33が複数の貫通孔35に上面31a側から流入されている。
そして、下面31b側から貫通孔35内に流入されたスラブ接着剤34が、上面31a側から貫通孔35内に流入されたベース接着剤33に接合され、貫通孔35内のベース接着剤33およびスラブ接着剤34が楔(アンカー)の役割を果たす。
このように、介装部材31の上面31aがベース接着剤33でベース16の下面16aに接着されるとともに、介装部材31の下面31bがスラブ接着剤34でスラブ11に接着され、かつ、ベース接着剤33およびスラブ接着剤34が貫通孔35内で楔(アンカー)の役割を果たすことで、スラブ11およびベース16間に介在させた介装部材31を、スラブ11およびベース16間に確実に保持でき、スラブ11の工高低差に対応できる。
したがって、スラブ11の工高低差を事前に測定して、高さの異なる支持柱を準備する必要がないので、工高低差の現場測定を不要にでき、現場にいく回数を減らすことができる。
さらに、介装部材31は工事店が補材として常に現場に持参可能なので、スラブ11の工高低差に迅速に対応でき、作業を一時止める必要がなく施工スピードがアップする。
加えて、高さの異なる支持柱を準備する必要がないので、低価格で高さ調整できる。
また、介装部材31は、無機質材料、鋼材、アルミダイカスト、ガラスから選択された材料で形成されている。
介装部材31の材料を、無機質材料、鋼材、アルミダイカスト、ガラスから選択可能とした。無機質材料、鋼材、アルミダイカストやガラスは、耐接着剤性や経年変化(経年劣化)に優れた材料であり、ベース接着剤33やスラブ接着剤34に対する悪影響を抑えて長期耐久性を確保できる。
例えば介装部材31を無機質材料とすることで、ベース接着剤33やスラブ接着剤34に対する悪影響を抑えて長期耐久性を確保できる。これにより、介装部材31に支持柱のベース16を一層確実に保持でき、かつ、床パネル12の沈み込みを防止できる。
ここで、陶器などの無機質材料は圧縮性能も充分であり、鉛直方向の長期荷重に対しても充分な性能が確保できる。
さらに、陶器などの再使用材料を用いることで、高さの異なる支持柱を用いる場合と比較して二酸化炭素(CO)削減に貢献できる。
つぎに、第2実施形態〜第7実施形態の二重床用支持柱15を図5〜図9に基づいて説明する。なお、第2実施形態〜第7実施形態において第1実施形態の二重床用支持柱15と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る調整手段40について説明する。
図5に示すように、第2実施形態の調整手段40は、第1実施形態の介装部材31に代えて板状の介装部材41を備えたもので、その他の構成は第1実施形態の調整手段20と同様である。
板状の介装部材41は、第1実施形態の介装部材31と同様に略矩形状のプレートに形成された介装部本体42と、介装部本体42の一対の端部に設けられた一対の係合部43,44とを有することにより、介装部本体42および一対の係合部43,44で断面略C字状に形成されている。
介装部本体42は、第1実施形態の介装部材31と同様に複数の貫通孔35が鉛直方向に向けて形成(貫通)されている。
一方の係合部(係合部)43は、ベース16の一端部46(すなわち、ベース16の一方の端面46aおよびベース16の一方の上面46b)を一方の係合部43に矢印Aの如く差し込むことでベース16の一端部46を覆う(支持する)部位である。
ベース16の一端部46は、ベース16の一方の端面(ベースの端面の一部)46aおよびベース16の一方の上面46b(ベースの上面の一部)からなる。
他方の係合部(係合部)44は、ベース16の他端部47(すなわち、ベース16の他方の端面47aおよびベース16の他方の上面47b)を他方の係合部44に矢印Bの如く差し込むことでベース16の他端部47を覆う(支持する)部位である。
ベース16の他端部47は、ベース16の他方の端面(ベースの端面の一部)47aおよびベース16の他方の上面47b(ベースの上面の一部)からなる。
このように、介装部材41の一方の係合部43でベース16の一端部46が支持されるとともに、介装部材41の他方の係合部44でベース16の他端部47が支持されている。
さらに、介装部本体42の上面42aがベース16の下面16aにベース接着剤33で接着されるとともに、介装部本体42の下面42bがスラブ11(図2参照)にスラブ接着剤34で接着されることで、介装部本体42がスラブ11およびベース16間に介在されている。
よって、ベース16は、板状の介装部材41を介してスラブ11に確実に取り付けられている。
加えて、下面31b側から貫通孔35内に流入されたスラブ接着剤34が、上面31a側から貫通孔35内に流入されたベース接着剤33に接合され、貫通孔35内のベース接着剤33およびスラブ接着剤34が楔(アンカー)の役割を果たす。
すなわち、第2実施形態の調整手段40によれば、ベース16の一端部46を覆う(支持する)一方の係合部43を有するとともに、ベース16の他端部47を覆う(支持する)他方の係合部44を有することで、板状の介装部材41にベース16を一層確実に保持できる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る調整手段50について説明する。
図6に示すように、第3実施形態の調整手段50は、第1実施形態の介装部材31に加えて下部介装部材(介装部材)51を備えたもので、その他の構成は第1実施形態の調整手段20と同様である。
下部介装部材51は、介装部材31と同様に略矩形状のプレートに形成された介装部本体52と、介装部本体52から介装部材31およびベース16に向けて突出された複数の突出部53とを有する。
介装部材31は、複数の突出部53が挿入可能な複数の貫通孔(挿入孔)35を有する。
また、ベース16は、複数の突出部53が挿入可能な複数の貫通孔(挿入孔)22を有する。
この調整手段50は、介装部材31の上面31aにベース16の下面16aがベース接着剤33で接着され、介装部材31の下面31bが介装部本体52の上面52aに介装接着剤55で接着され、介装部本体52の下面52bがスラブ11(図2参照)にスラブ接着剤34で接着されている。
この状態で、介装部材31の貫通孔35に介装部本体52の突出部53が挿入されるとともに、ベース16のベース貫通孔22に介装部本体52の突出部53が挿入(貫通)されている。
このように、介装部材31の貫通孔35およびベース16の貫通孔25に突出部53を挿入(貫通)させることにより、下部介装部材51および介装部材31をベース16に確実に保持できる。
加えて、介装部材31の貫通孔35およびベース16のベース貫通孔22に突出部53を挿入(貫通)させることで、下部介装部材51および介装部材31をベース16に予め組み付けておくことが可能である。
なお、第3実施形態では、下部介装部材51に突出部53を設け、ベース16に貫通孔(挿入孔)22を形成するとともに介装部材31に貫通孔(挿入孔)35を形成した例について説明したが、これに限らないで、ベース16に突出部53を設け、下部介装部材51に貫通孔(挿入孔)22を形成することも可能である。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る調整手段60について説明する。
図7に示すように、第4実施形態の調整手段60は、第1実施形態の介装部材31に代えて板状の介装部材61を備えるとともに、第1実施形態のベース16の四隅に複数の係止孔(挿入孔)62を備えたもので、その他の構成は第1実施形態の調整手段20と同様である。
板状の介装部材61は、介装部材31と同様に略矩形状のプレートに形成された介装部本体63と、介装部本体63の四隅からベース16に向けて突出された複数の係止突出部(突出部)64とを有する。
係止突出部64は、介装部本体63の四隅からベース16に向けて突出された軸部65と、軸部65の頂部に設けられるとともに軸部65よりも長大の頭部66とを有する頭付きピンである。
係止孔62は、軸部65に対応した小孔部67と、小孔部67に連続するとともに頭部66に対応した大孔部68とを有するだるま状に形成された孔である。
具体的には、小孔部67は、軸部65が挿通可能に孔径が形成されている。
また、大孔部68は、軸部65が挿通可能で、かつ、頭部66が挿通不能に孔径が形成されている。
この調整手段60は、係止突出部64(頭部66および軸部65)が係止孔62の大孔部68に挿通されて頭部66が介装部材61から突出された状態で、係止突出部64が小孔部67に移動することにより係止突出部64が係止孔62に係止される。
この状態で、介装部本体63の上面63aにベース16の下面16aがベース接着剤33で接着され、介装部本体63の下面63bがスラブ11(図2参照)にスラブ接着剤34で接着されている。
このように、係止突出部64を係止孔62に係止することで、係止突出部64を係止孔62に係止でき、介装部材61にベース16を確実に保持できる。
加えて、係止突出部64を係止孔62に係止することで、介装部材61をベース16に予め組み付けておくことが可能である。
なお、第4実施形態では、係止突出部64の軸部65や頭部66を断面円形に形成するとともに係止孔62の小孔部67や大孔部68を円形に形成した例について説明したが、これに限らないで、係止突出部64や係止孔62の形状は適宜変形が可能である。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る調整手段70について説明する。
図8に示すように、第5実施形態の調整手段70は、第1実施形態の介装部材31に代えて第1介装部材(介装部材)71、第2介装部材(介装部材)72および下部介装部材(介装部材)73を備えるとともに、複数のナット74を備えたもので、その他の構成は第1実施形態の調整手段20と同様である。
第1介装部材71は、介装部材31と同様に略矩形状のプレートに形成され、複数の貫通孔(挿入孔)71aを有する。
第2介装部材72は、介装部材31と同様に略矩形状のプレートに形成され、複数の貫通孔(挿入孔)72aを有する。
また、ベース16は、複数の突出部53が挿入可能な複数の貫通孔(挿入孔)22有する。
下部介装部材73は、介装部材31と同様に略矩形状のプレートに形成された介装部本体76と、介装部本体76の四隅から第1介装部材71、第2介装部材72およびベース16に向けて突出された複数のボルト(突出部)77とを有する。
この調整手段70は、ベース16の下面16aに第1介装部材71、第2介装部材72および下部介装部材73が重ね合わせられ、この状態で、第1介装部材71の貫通孔71a、第2介装部材72の貫通孔72aおよびベース16のベース貫通孔22にボルト77が挿入され、ベース貫通孔22から突出したボルト77にナット74が螺合(ネジ結合)されている。
これにより、ベース16、第1介装部材71、第2介装部材72および下部介装部材73が複数のボルト77・複数のナット74で確実に固定されている。
加えて、ベース16、第1介装部材71、第2介装部材72および下部介装部材73を複数のボルト77・複数のナット74で確実に固定することで、第1介装部材71、第2介装部材72および下部介装部材73をベース16に予め組み付けておくことが可能である。
(第6実施形態)
第6実施形態に係る二重床用支持柱80について説明する。
図9に示すように、第6実施形態の二重床用支持柱80は、第1実施形態の調整手段20に代えて調整手段81を備えたもので、その他の構成は第1実施形態の二重床用支持柱15と同様である。
調整手段81は、パネル受部19を覆うとともに床パネル12(図1参照)を支持可能な被覆部材82を有する。
被覆部材82は、パネル受部19(載置部26および受部本体27)に嵌合可能な載置嵌合部83と、載置嵌合部83の上部に一体に形成された十字嵌合部84とを有する。
すなわち、被覆部材82は、パネル受部19(載置部26および受部本体27)に被せることによりパネル受部19に取り付けることができる部材である。
十字嵌合部84は、床パネル12(図1参照)に当接して床パネル12を支持可能な上面84aを有する。
被覆部材82でパネル受部19を覆うことで、被覆部材82がパネル受部19から外れることを防止でき、被覆部材82をパネル受部19に確実に保持できる。
パネル受部19に被覆部材82を確実に保持することで、被覆部材82で床パネル12(図1参照)を支持してスラブ11および床パネル12間の寸法H(図1参照)に対応できる。
これにより、図1に示すスラブ11および床パネル12間の高低差が、ベース16に螺合された支持柱18の調整代S(図示せず)を超えた場合でも、調整手段81の被覆部材82で床パネル12に対する不陸を解消できる。
さらに、被覆部材82でパネル受部19を覆うことで、被覆部材82で床パネル12を支持してスラブ11および床パネル12間の寸法H(図1参照)に対応できるので、第1〜第5の実施形態のように、ベース16およびスラブ11に調整手段20〜調整手段70を介在させる必要がない。
これにより、支持柱18をスラブ11から取り外すことなく二重床用支持柱80高さを調整して、スラブ11および床パネル12間の高低差に起因する床パネル12に対する不陸を解消できる。
加えて、被覆部材82でパネル受部19を覆うことで、パネル受部19に被覆部材82を取り付けることができるので、被覆部材82をパネル受部19に予め組み付けておくことが可能である。
(第7実施形態)
第7実施形態に係る二重床用支持柱90について説明する。
図10に示すように、第7実施形態の二重床用支持柱90は、第1実施形態の調整手段20に代えて調整手段91を備えたもので、その他の構成は第1実施形態の二重床用支持柱15と同様である。
調整手段91は、支持柱18の上端部18aに螺合されるとともにパネル受部19を支持する筒部92を有する。
筒部92は、内周に雌ネジ部92aが形成され、雌ネジ部92aが支持柱18の雄ネジ部23に軸線を中心にして回転自在に螺合された高さ調整用のアジャスト用のパイプ部材である。
よって、筒部92を軸線を中心にして回転させることでパネル受部19の高さ調整代を大きく(充分に)確保できる。
パネル受部19の高さ調整代を大きく(充分に)確保することで、パネル受部19で床パネル12(図1参照)を支持してスラブ11および床パネル12間の寸法H(図1参照)に対応できる。
これにより、図1に示すスラブ11および床パネル12間の高低差が、ベース16に螺合された支持柱18の調整代S(図示せず)を超えた場合でも、床パネル12に対する不陸を解消できる。
さらに、筒部92を回転させてパネル受部19の高さ調整代を大きく(充分に)確保することで、第1〜第5の実施形態のように、ベース16およびスラブ11に調整手段20〜調整手段70を介在させる必要がない。
これにより、支持柱18をスラブ11から取り外すことなく二重床用支持柱90の高さを調整して、スラブ11および床パネル12間の高低差に起因する床パネル12に対する不陸を解消できる。
加えて、支持柱18の上端部18aに筒部92を螺合させてパネル受部19の高さ調整代を大きく確保する構成とすることで、被覆部材82をパネル受部19に予め組み付けておくことが可能である。
なお、本発明に係る二重床用支持柱15,80,90や調整手段20,40,50,60,70は、前述した第1実施形態〜第7実施形態に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、第1実施形態〜第7実施形態で使用した二重床構造10、スラブ11、床パネル12、二重床用支持柱15,80,90、ベース16、支持柱18、パネル受部19、調整手段20,40,50,60,70、介装部材31,41,61、係合部43,44、下部介装部材51,73、突出部53、係止孔62、係止突出部64、軸部65、頭部66、小孔部67、大孔部68、第1、第2の介装部材71,72、ナット74、ボルト77、被覆部材82および筒部92などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
10 二重床構造
11 スラブ
12 床パネル
15,80,90 二重床用支持柱
16 ベース
16a ベースの下面
17a 雌ネジ部
18 支持柱
18a 上端部
19 パネル受部
20,40,50,60,70 調整手段
22,35 貫通孔(挿入孔)
31,41,61 介装部材
43 一方の係合部(係合部)
44 他方の係合部(係合部)
46 ベースの一端部(ベースの一方の端面および一方の上面)
46a ベースの一方の端面(ベースの端面の一部)
46b ベースの一方の上面(ベースの上面の一部)
47 ベースの他端部(ベースの他方の端面の一部および他方の上面)
47a ベースの他方の端面(ベースの端面の一部)
47b ベースの他方の上面(ベースの上面の一部)
51,73 下部介装部材(介装部材)
53 突出部
62 係止孔
64 係止突出部(突出部)
65 軸部
66 頭部
67 小孔部
68 大孔部
71,72 第1、第2の介装部材(介装部材)
74 ナット
77 ボルト(突出部)
82 被覆部材
92 筒部
H スラブおよび床パネル間の寸法

Claims (8)

  1. スラブに載置可能な板状のベースと、
    前記ベースに設けられた雌ネジ部に対して螺合されるとともに前記スラブに対して立設される支持柱と、
    前記支持柱の上端部に設けられて床パネルを支持可能なパネル受部と、
    前記ベースおよび前記パネル受部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記スラブおよび前記床パネル間の寸法に対応可能な調整手段とを備えることを特徴とする二重床用支持柱。
  2. 前記調整手段が、前記ベースにおける前記スラブ側の下面に積層される板状の介装部材を有することを特徴とする請求項1に記載の二重床用支持柱。
  3. 前記介装部材が、前記ベースの端面の一部および上面の一部を覆う係合部を有することを特徴とする請求項2に記載の二重床用支持柱。
  4. 前記ベースおよび前記介装部材のうちの一方から他方に向かう突出部と、
    前記ベースおよび前記介装部材のうちの他方に設けられて前記突出部が挿入可能な挿入孔と有することを特徴とする請求項2に記載の二重床用支持柱。
  5. 前記突出部が、軸部と、前記軸部よりも長大の頭部とを有し、
    前記挿入孔が、前記軸部に対応した小孔部と、前記小孔部に連続するとともに前記頭部に対応した大孔部とを有することを特徴とする請求項4に記載の二重床用支持柱。
  6. 前記突出部がボルトであるとともに、前記ボルトにナットを螺合させることにより前記ベースおよび前記介装部材を相互に固定することを特徴とする請求項4に記載の二重床用支持柱。
  7. 前記調整手段が、前記パネル受部を覆うとともに前記床パネルを支持可能な被覆部材を有することを特徴とする請求項1に記載の二重床用支持柱。
  8. 前記調整手段が、前記支持柱の上端部に螺合されるとともに前記パネル受部を支持する筒部を有することを特徴とする請求項1に記載の二重床用支持柱。
JP2009169046A 2009-07-17 2009-07-17 二重床用支持柱 Withdrawn JP2011021427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009169046A JP2011021427A (ja) 2009-07-17 2009-07-17 二重床用支持柱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009169046A JP2011021427A (ja) 2009-07-17 2009-07-17 二重床用支持柱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011021427A true JP2011021427A (ja) 2011-02-03

Family

ID=43631735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009169046A Withdrawn JP2011021427A (ja) 2009-07-17 2009-07-17 二重床用支持柱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011021427A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190050069A1 (en) * 2016-02-25 2019-02-14 Brain Magic Co., Ltd. Input Assistance Device And Drawing System

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190050069A1 (en) * 2016-02-25 2019-02-14 Brain Magic Co., Ltd. Input Assistance Device And Drawing System

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5279115B2 (ja) 柱脚用ベースプレート及びこれを用いた柱脚構造
JP5055332B2 (ja) 自在固定装置
JP5746874B2 (ja) 天井構造およびブレース材と天井仕上板の固定金具
JP2011149230A (ja) 木造建築物の補強構造
JP4688825B2 (ja) 防振架台
JP2011021427A (ja) 二重床用支持柱
JP2011021413A (ja) ホールダウン金物
JP5296397B2 (ja) コンクリート基礎の土台構造
JP5412307B2 (ja) 橋梁用支承装置の据付方法及びその方法に用いる固定治具
JP5290049B2 (ja) フリーアクセスフロア用架台
JP3125330U (ja) ホールダウン金物
JP6321480B2 (ja) オフセット型フローティングナット
JP5978005B2 (ja) ブレース取付構造
JP4297806B2 (ja) プレキャストコンクリート柱の位置決め治具および位置決め方法
JP2019105347A (ja) 全方向滑り支承装置、仮固定治具及び全方向滑り支承装置の仮固定構造
JP2003293458A (ja) 住宅ユニットの吊上げ金具構造
JP5013565B2 (ja) シース管を用いた柱脚用アンカーボルト定着方法
JP2009035867A (ja) 杭頭の接合構造及び杭頭の接合方法
JP6520476B2 (ja) コンテナ用連結具およびコンテナ連結体
JP2009084930A (ja) 鋼部材とコンクリートによる複合構造物
JP2005147290A (ja) 厚鉄板などの接続装置
JP5323616B2 (ja) ホールダウン金物用位置調整金物
JP2008150924A (ja) 滑り免震装置及び滑り免震装置の施工方法
JP2006312836A (ja) 建築構造体
JP5302919B2 (ja) すべり支承の仮固定金具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20121002