JP2010090702A - 建築用ファスナー - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、部品点数を増やさずに、かつ、固定作業を行うことなく、設定したL型ブラケットの取付け角度を保持可能な建築用ファスナーを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の建築用ファスナー1は、壁面Wに埋設するアンカーボルト10と、壁面Wに隣接する第1の座金20と、第1の座金20に隣接する基部31と下地部材3を支持する支持部32とを有するL型ブラケット30と、アンカーボルト10に螺合するナット50と、を備え、L型ブラケット30の基部31には、アンカーボルト10が挿通する上下方向に長い第1孔部33が形成され、第1の座金20の面と基部31の面とには、一方に上下方向に湾曲する凸曲面22が形成され、他方に凸曲面22に対応する凹曲面34が形成され、凸曲面22と凹曲面34とには、一方に第1係合部23が形成され、他方に第1係合部23に係合可能な第1被係合部35が形成されていること、を特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の建築用ファスナー1は、壁面Wに埋設するアンカーボルト10と、壁面Wに隣接する第1の座金20と、第1の座金20に隣接する基部31と下地部材3を支持する支持部32とを有するL型ブラケット30と、アンカーボルト10に螺合するナット50と、を備え、L型ブラケット30の基部31には、アンカーボルト10が挿通する上下方向に長い第1孔部33が形成され、第1の座金20の面と基部31の面とには、一方に上下方向に湾曲する凸曲面22が形成され、他方に凸曲面22に対応する凹曲面34が形成され、凸曲面22と凹曲面34とには、一方に第1係合部23が形成され、他方に第1係合部23に係合可能な第1被係合部35が形成されていること、を特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、外装材または下地部材を、建築物の壁面に支持する建築用ファスナーの構造に関する。
従来、建築物の壁面に、外装パネルなどの外装材を取り付けるために、若しくは、外装材を支持する下地部材を取り付けるために、建築用ファスナーが用いられている。
この建築用ファスナーは、建築物の壁面に打設されるアンカーボルトと、そのアンカーボルトが挿通可能な孔が形成されたL型ブラケットと、アンカーボルトに螺合してL型ブラケットを壁面に固定するナットとを少なくとも構成として備えている。
そして、壁面に打設されたアンカーボルトに、L型ブラケットの孔が形成された一片側(以後、「基部」という。)を挿通させて、ナットによりL型ブラケットを締め付けて固定する。
これにより、L型ブラケットの基部が壁面と平行に固定されるとともに、L型ブラケットの他片側(以後、「支持部」という。)が壁面に対して垂直方向に延在し、外装材若しくは下地部材を取り付けることが可能となる。
そして、壁面に打設されたアンカーボルトに、L型ブラケットの孔が形成された一片側(以後、「基部」という。)を挿通させて、ナットによりL型ブラケットを締め付けて固定する。
これにより、L型ブラケットの基部が壁面と平行に固定されるとともに、L型ブラケットの他片側(以後、「支持部」という。)が壁面に対して垂直方向に延在し、外装材若しくは下地部材を取り付けることが可能となる。
また、下記特許文献1によれば、L型ブラケットに形成された曲面と座金に形成された曲面とを摺動させて、L型ブラケットの取り付け角度を自由に設定可能な建築用ファスナーが開示されている。
また、下記特許文献2によれば、調整ボルトの締め付け量を調整して、L型ブラケットの取り付け角度を自由に設定し、セメントの充填または溶接により、L型ブラケットを固定する建築用ファスナーが開示されている。
しかしながら、前記特許文献1の建築用ファスナーによれば、L型ブラケットに形成された曲面と座金に形成された曲面は、当接しているだけであって係止するものがなく、その設定した取り付け角度を保持することが難しいという問題があった。
特に、L型ブラケットには、支持する構造物の自重や構造物が受ける風力等の負荷が掛かるため、設定後の取り付け角度が変わりやすかった。
特に、L型ブラケットには、支持する構造物の自重や構造物が受ける風力等の負荷が掛かるため、設定後の取り付け角度が変わりやすかった。
一方、引用文献2の建築用ファスナーによれば、セメントの充填または溶接により、L型ブラケットを固定し、L型ブラケットの取り付け角度を保持していたが、取り付け作業者には、セメントの充填または溶接によるL型ブラケットの固定作業という負担がかかっていた。
特に、建築用ファスナーの取り付け作業は、高所で行なうものであって危険が伴う。よって、セメントの充填または溶接等の固定作業を必要としない、簡単に取り付け可能な建築用ファスナーが望まれる。
特に、建築用ファスナーの取り付け作業は、高所で行なうものであって危険が伴う。よって、セメントの充填または溶接等の固定作業を必要としない、簡単に取り付け可能な建築用ファスナーが望まれる。
また、引用文献2の建築用ファスナーによれば、L型ブラケットの取付け角度の設定に調整ボルトを必要とし、部品点数が増えるといった問題があった。
そこで、本発明は、前記問題に鑑みて創案された発明であって、部品点数を増やすことなく、かつ、固定作業を行うことなく、自由に設定したL型ブラケットの取付け角度を保持可能な建築用ファスナーを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に係る建築用ファスナーは、建築物の壁面に一端側が固定されるとともに、他端側には外装材または前記外装材を支持する下地部材が取り付けられて、前記外装材または前記下地部材を前記壁面に支持する建築用ファスナーであって、前記建築用ファスナーは、一端側が前記壁面に埋設し、他端側が螺刻されたアンカーボルトと、前記アンカーボルトに挿通して前記壁面に隣接する第1の座金と、前記アンカーボルトに挿通して前記第1の座金に隣接する基部と前記基部から前記壁面と反対側に延出して前記外装材または前記下地部材を支持する支持部とを有するL型ブラケットと、前記アンカーボルトの他端側に螺合して、前記アンカーボルトに支持される前記L型ブラケットと前記第1の座金を前記壁面側に押圧して固定するナットと、を備え、前記L型ブラケットの基部には、前記アンカーボルトが挿通する第1孔部が形成され、前記第1孔部は、上下方向に長い長孔であり、前記第1の座金の前記基部側の面及び前記基部の前記第1の座金側の面の一方には、上下方向に湾曲する凸曲面が形成され、前記第1の座金の前記基部側の面及び前記基部の前記第1の座金側の面の他方には、前記凸曲面に対応する凹曲面が形成され、前記凸曲面及び前記凹曲面の一方には、第1係合部が形成され、前記凸曲面及び前記凹曲面の他方には、前記L型ブラケットを任意に傾倒させた状態で、前記第1係合部に係合可能な第1被係合部が形成されていることを特徴とする。
前記請求項1に記載される建築用ファスナーによれば、L型ブラケットの基部に形成された孔部が上下方向に長く形成された長孔であるため、L型ブラケットを建築物の壁面側に向かって傾倒可能にアンカーボルトに軸支させることができる。
また、隣接するL型ブラケットの基部と第1の座金とが対向する基部の面と第1の座金の面には、上下方向に湾曲する凸曲面とその凸曲面に対応する凹曲面が形成されている。
よって、L型ブラケットを建築物の壁面に対して傾倒した状態で、ナットによりL型ブラケットを壁面側に押圧し固定しても、凸曲面と凹曲面とが当接するため、L型ブラケットを建築物の壁面側に向かって傾倒した状態で固定することができる。したがって、L型ブラケットの取り付け角度を自由に設定することができる。
そして、当接する凸曲面と凹曲面には、第1係合部と第1被係合部が形成されているため、凸曲面若しくは凹曲面を有する座金と基部は係合し、摺動することがない。
したがって、L型ブラケットの取り付け後、L型ブラケットに負荷が掛かっても、L型ブラケットの基部が、第1の座金に係合しているため、L型ブラケットの取り付け角度を保持することができる。
また、隣接するL型ブラケットの基部と第1の座金とが対向する基部の面と第1の座金の面には、上下方向に湾曲する凸曲面とその凸曲面に対応する凹曲面が形成されている。
よって、L型ブラケットを建築物の壁面に対して傾倒した状態で、ナットによりL型ブラケットを壁面側に押圧し固定しても、凸曲面と凹曲面とが当接するため、L型ブラケットを建築物の壁面側に向かって傾倒した状態で固定することができる。したがって、L型ブラケットの取り付け角度を自由に設定することができる。
そして、当接する凸曲面と凹曲面には、第1係合部と第1被係合部が形成されているため、凸曲面若しくは凹曲面を有する座金と基部は係合し、摺動することがない。
したがって、L型ブラケットの取り付け後、L型ブラケットに負荷が掛かっても、L型ブラケットの基部が、第1の座金に係合しているため、L型ブラケットの取り付け角度を保持することができる。
また、請求項1に記載の建設用ファスナーによれば、セメントの充填及び溶接の固定作業が不要となり、取り付けが容易となる。そして、特別な部品を必要としないため、部品点数の増加を回避することができる。
また、請求項2に記載の建築用ファスナーは、前記第1係合部は、横方向に延びる突条が上下方向に複数形成されてなり、前記第1被係合部は、前記第1係合部の突条が嵌合可能な溝部が上下方向に複数形成されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の建築用ファスナーによれば、第1係合部を構成する突条が、第1被係合部の溝部に嵌合するため、第1係合部と第1被係合部は係合する。
また、第1係合部の突条と第1被係合部の溝部は、上下方向に複数形成されているため、L型ブラケットと第1の座金との当接角度を変更させても、第1係合部と第1被係合部は係合する。
したがって、第1の座金に係合させるL型ブラケットの傾倒角度を選択することができ、かつ、第1の座金に係合後は、L型ブラケットの取り付け角度を保持することができる。
また、第1係合部の突条と第1被係合部の溝部は、上下方向に複数形成されているため、L型ブラケットと第1の座金との当接角度を変更させても、第1係合部と第1被係合部は係合する。
したがって、第1の座金に係合させるL型ブラケットの傾倒角度を選択することができ、かつ、第1の座金に係合後は、L型ブラケットの取り付け角度を保持することができる。
また、請求項3に記載の建築用ファスナーは、前記アンカーボルトに挿通して、前記L型ブラケットの前記基部と前記ナットとの間に介在する第2の座金をさらに備え、前記第2の座金の前記基部側の面及び前記基部の前記第2の座金側の面の一方には、第2係合部が形成されており、前記第2の座金の前記基部側の面及び前記基部の前記第2の座金側の面の他方には、前記第2係合部に係合可能な第2被係合部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の建築用ファスナーによれば、第2の座金は、アンカーボルトに挿通されて軸支されるとともに、アンカーボルトに螺合するナットに押圧されて、L型ブラケットの基部に当接する。
そして、対向する第2の座金の面とL型ブラケットの基部の面とには、第2係合部と第2被係合部とが形成されているため、アンカーボルトに軸支する第2の座金にL型ブラケットの基部が係合する。
よって、L型ブラケットの取り付け角度を設定後、L型ブラケットに力が加わっても、L型ブラケットの基部が第1の座金のみならず、第2の座金にも係合しているため、L型ブラケットの取り付け角度をより強固に保持することができる。
そして、対向する第2の座金の面とL型ブラケットの基部の面とには、第2係合部と第2被係合部とが形成されているため、アンカーボルトに軸支する第2の座金にL型ブラケットの基部が係合する。
よって、L型ブラケットの取り付け角度を設定後、L型ブラケットに力が加わっても、L型ブラケットの基部が第1の座金のみならず、第2の座金にも係合しているため、L型ブラケットの取り付け角度をより強固に保持することができる。
また、請求項4に記載の建築用ファスナーは、前記第2係合部は、横方向に延びる突条が上下方向に複数形成されてなり、前記第2被係合部は、前記第2係合部の突条が嵌合可能な溝部が上下方向に複数形成されてなることを特徴とする。
請求項4に記載の建築用ファスナーによれば、第2係合部を構成する突条が、第2被係合部の溝部に嵌合するため、第1係合部と第1被係合部は係合する。
また、L型ブラケットの取り付け角度を調整するために、L型ブラケットが傾倒し、上下方向に移動させても、第2突条部の突条と第2溝部の溝は、上下方向に複数形成されているため、L型ブラケットの基部を第2の座金に係合可能となり、ブラケットの取り付け角度をより強固に保持することができる。
また、L型ブラケットの取り付け角度を調整するために、L型ブラケットが傾倒し、上下方向に移動させても、第2突条部の突条と第2溝部の溝は、上下方向に複数形成されているため、L型ブラケットの基部を第2の座金に係合可能となり、ブラケットの取り付け角度をより強固に保持することができる。
また、請求項5に記載の建築用ファスナーは、前記L型ブラケットの前記支持部には、前記外装材または前記下地部材を固定するためのボルトが挿通する第2孔部が形成されており、前記第2孔部は、前記壁面に対して垂直な方向に長い長孔であり、前記支持部の前記外装材側または前記下地部材側の面及び前記前記外装材または前記下地部材の前記支持部側の面の一方には、第3係合部が形成され、前記支持部の前記外装材側または前記下地部材側の面及び前記前記外装材または前記下地部材の前記支持部側の面の他方には、前記第3係合部が係合可能な第3被係合部が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の建築用ファスナーによれば、L型ブラケットの支持部に形成された孔部が、壁面に対して垂直な方向に長い長孔であるため、支持部は、外壁材または下地部材を壁面に対して垂直な方向に移動可能に支持できる。
また、ボルトにより固定される外装材または下地部材の面と、L型ブラケットの支持部の面には、第3係合部と第3被係合部とか形成されて係合するため、支持部に取り付けられる外装材または下地部材が壁面に対して垂直な方向に移動することがない。
よって、建築用ファスナーに取り付けられた外装材が、地震による振動や風力による負荷を受けても、L型ブラケットと外装材または下地部材に形成された第3係合部と第3被係合部とが係合するため、取り付け位置が変動するおそれがない。
また、ボルトにより固定される外装材または下地部材の面と、L型ブラケットの支持部の面には、第3係合部と第3被係合部とか形成されて係合するため、支持部に取り付けられる外装材または下地部材が壁面に対して垂直な方向に移動することがない。
よって、建築用ファスナーに取り付けられた外装材が、地震による振動や風力による負荷を受けても、L型ブラケットと外装材または下地部材に形成された第3係合部と第3被係合部とが係合するため、取り付け位置が変動するおそれがない。
また、請求項6に記載の建築用ファスナーは、前記第3係合部は、横方向に延びる突条が前記壁面に対して垂直な方向に複数形成されてなり、前記第3被係合部は、前記第3係合部の突条が嵌合可能な溝部が前記壁面に対して垂直な方向に複数形成されてなることを特徴とする。
請求項6に記載の建築用ファスナーによれば、第3係合部を構成する突条が、第3被係合部の溝部に嵌合するため、L型ブラケットと外装材または下地部材とが係合する。
よって、L型ブラケットに取り付けられる外装材または下地部材は、地震による振動や風力による負荷を受けても、壁面の垂直方向に対して移動することなく、取り付け位置が変動するおそれがない。
よって、L型ブラケットに取り付けられる外装材または下地部材は、地震による振動や風力による負荷を受けても、壁面の垂直方向に対して移動することなく、取り付け位置が変動するおそれがない。
以上、本発明によれば、部品点数を増やすことなく、かつ、固定作業を行うことなく、設定したL型ブラケットの取付け角度を保持可能な建築用ファスナーを提供することができる。
本発明の実施形態による建築用ファスナーについて、図面を参照しながら説明をする。なお、実施形態の説明において、同一の要素には同一の符号を付している。
建築用ファスナー1は、図1に示すように、外装パネル2を建築物Bの壁面Wに取り付けるために利用されるものであり、建築物Bの壁面Wに固定されて、外装パネル2を取り付けるランナー3を支持している。また、建築用ファスナー1は、ランナー3を支持するため、ランナー3の設置数及び長さに合わせて、建築物Bの壁面Wに対し、複数固定されている。
建築用ファスナー1は、図2に示すように、建築物Bの壁面Wに打設されたアンカーボルト10と、壁面W側から外装パネル2側に向かって順にアンカーボルト10に軸支される第1の座金20とL型ブラケット30と第2の座金40と、アンカーボルト10に螺合するナット50と、を備えている。
なお、実施形態の説明において、鉛直線方向を上下方向とし、鉛直線方向に対して垂直であって建築物Bの壁面Wと平行な方向を横方向とし、壁面Wに対して垂直な方向を垂直方向と置き換えて説明する。
建築用ファスナー1は、図2に示すように、建築物Bの壁面Wに打設されたアンカーボルト10と、壁面W側から外装パネル2側に向かって順にアンカーボルト10に軸支される第1の座金20とL型ブラケット30と第2の座金40と、アンカーボルト10に螺合するナット50と、を備えている。
なお、実施形態の説明において、鉛直線方向を上下方向とし、鉛直線方向に対して垂直であって建築物Bの壁面Wと平行な方向を横方向とし、壁面Wに対して垂直な方向を垂直方向と置き換えて説明する。
アンカーボルト10は、図2に示すように、建築物Bの壁面Wに打設されて、第1の座金20とL型ブラケット30と第2の座金40とを支持する円柱状の部材である。
アンカーボルト10は、図3及び図4に示すように、一端側に軸方向に切れ目が形成され、かつ、その切れ目に進入可能なコーン状のコーン部が設けられており、切れ目にコーン部が進入して、一端側の径が拡大する構造となっている。
これによれば、一端側を壁面Wに向けてアンカーボルト10を打設した場合、コーン部が一端側の切れ目にコーン部が進入して、アンカーボルト10の一端側の径が拡大し、壁面Wにアンカーボルト10をより強固に固定することが可能となる。
また、アンカーボルト10は、他端側にネジ溝が形成されて、ナット50が螺合可能になっている。
なお、実施形態のアンカーボルト10は、一端側の径が拡大する構造となっているが、本発明はこれに限定されるものでなく、L型ブラケット30等を支持可能であればよい。
アンカーボルト10は、図3及び図4に示すように、一端側に軸方向に切れ目が形成され、かつ、その切れ目に進入可能なコーン状のコーン部が設けられており、切れ目にコーン部が進入して、一端側の径が拡大する構造となっている。
これによれば、一端側を壁面Wに向けてアンカーボルト10を打設した場合、コーン部が一端側の切れ目にコーン部が進入して、アンカーボルト10の一端側の径が拡大し、壁面Wにアンカーボルト10をより強固に固定することが可能となる。
また、アンカーボルト10は、他端側にネジ溝が形成されて、ナット50が螺合可能になっている。
なお、実施形態のアンカーボルト10は、一端側の径が拡大する構造となっているが、本発明はこれに限定されるものでなく、L型ブラケット30等を支持可能であればよい。
第1の座金20は、図2に示すように、L型ブラケット30に隣接するようにアンカーボルト10に軸支されて、L型ブラケット30の取り付け角度を保持するためのものである。
第1の座金20は、図3及び図4に示すように、略板状であって、中央部にアンカーボルト10が挿通可能な孔21が形成されている。これにより、孔21にアンカーボルト10を挿通させて、第1の座金20をアンカーボルト10に支持させることができる。
第1の座金20は、図3及び図4に示すように、略板状であって、中央部にアンカーボルト10が挿通可能な孔21が形成されている。これにより、孔21にアンカーボルト10を挿通させて、第1の座金20をアンカーボルト10に支持させることができる。
第1の座金20は、図4に示すように、アンカーボルト10に軸支された場合に壁面Wに対向する面側が平面状に形成されている。これにより、図2に示すように、第1の座金20が壁面W側に押圧された場合に壁面Wに当接し、第1の座金20は安定してアンカーボルト10に軸支されることとなる。
第1の座金20は、図3に示すように、アンカーボルト10に軸支された場合にL型ブラケット30に対向する面側に、L型ブラケット30に向かって中央部が突出するように湾曲する凸曲面22と、その凸曲面22上に形成された第1係合部23とを備えている。
凸曲面22は、円弧状に形成された面であって、後記するL型ブラケット30の基部31の凹曲面34に対応する面である。
また、第1係合部23は、側面視三角状であって、横方向に延出する突条が、凸曲面22の円弧の周方向に連続して等間隔で複数形成されてなるものである。
凸曲面22は、円弧状に形成された面であって、後記するL型ブラケット30の基部31の凹曲面34に対応する面である。
また、第1係合部23は、側面視三角状であって、横方向に延出する突条が、凸曲面22の円弧の周方向に連続して等間隔で複数形成されてなるものである。
L型ブラケット30は、図2に示すように、ランナー3支持するためのものであり、アンカーボルト10に軸支される基部31と、その基部31から垂直方向に延出する支持部32とを備えている。また、L型ブラケット30は、基部31と支持部32とが側面視でL字状となるように連続して一体的に形成されている。
基部31は、図3及び図4に示すように、略板状に形成されてなり、中央部に、アンカーボルト10が挿通可能な第1孔部33が形成されている。また、第1孔部33は、上下方向に長く形成された長孔である。
基部31は、図4に示すように、アンカーボルト10に軸支された場合、第1の座金20に対向する面側に、中央部が凹むように湾曲する凹曲面34と、その凹曲面34に形成された第1被係合部35とが形成されている。
凹曲面34は、円弧状に形成された面であって、前記した凸曲面22と同径の円弧である。
また、第1被係合部35は、図4に示すように、第1の座金20の凸曲面22上に形成された第1係合部23を構成する突条が嵌合可能な大きさに形成された溝部が、凹曲面34の円弧の周方向に連続して等間隔で複数形成されている。
凹曲面34は、円弧状に形成された面であって、前記した凸曲面22と同径の円弧である。
また、第1被係合部35は、図4に示すように、第1の座金20の凸曲面22上に形成された第1係合部23を構成する突条が嵌合可能な大きさに形成された溝部が、凹曲面34の円弧の周方向に連続して等間隔で複数形成されている。
また、基部31は、図3に示すように、アンカーボルト10に軸支された場合、第2の座金40に対向する面側に、第2係合部36が形成されている。第2係合部36は、側面視三角状であって横方向に延出する突条が、上下方向に連続して等間隔で複数形成されてなる。
一方、支持部32は、図3及び図4に示すように、基部31の上端部から建築物Bの壁面Wと反対側に延出している。
また、支持部32は、中央部にランナー3を固定するボルト8が挿通する第2孔部37と、ランナー3が当接する上部面側に第3係合部38とが形成されている。
第2孔部37は、図3及び図4に示すように、垂直方向に長く形成された長孔である。また、この第3係合部38は、図3及び図4に示すように、側面視三角状であって、横方向に延出する突条が、垂直方向に連続して等間隔で複数形成されてなる。
また、支持部32は、中央部にランナー3を固定するボルト8が挿通する第2孔部37と、ランナー3が当接する上部面側に第3係合部38とが形成されている。
第2孔部37は、図3及び図4に示すように、垂直方向に長く形成された長孔である。また、この第3係合部38は、図3及び図4に示すように、側面視三角状であって、横方向に延出する突条が、垂直方向に連続して等間隔で複数形成されてなる。
第2の座金40は、図2に示すように、L型ブラケット30に隣接するようにアンカーボルト10に軸支されて、L型ブラケット30の取り付け角度を保持するためのものである。
第2の座金40は、中央部に孔41と、アンカーボルト10に軸支された場合に、L型ブラケット30の基部31側に対向する面側に、第2被係合部42とが形成されている。
孔41は、アンカーボルト10が挿通可能な大きさに形成された孔である。また、第2被係合部42は、L型ブラケット30の基部31に形成された第2係合部36が構成する突条が嵌合可能な溝部が、上下方向に連続して等間隔で複数形成されてなるものである。
第2の座金40は、中央部に孔41と、アンカーボルト10に軸支された場合に、L型ブラケット30の基部31側に対向する面側に、第2被係合部42とが形成されている。
孔41は、アンカーボルト10が挿通可能な大きさに形成された孔である。また、第2被係合部42は、L型ブラケット30の基部31に形成された第2係合部36が構成する突条が嵌合可能な溝部が、上下方向に連続して等間隔で複数形成されてなるものである。
ナット50は、アンカーボルト10の他端側に螺合する部材である。また、ナット50を、図2に示すように、第2の座金40を壁面W側に押圧するように螺合させることにより、第1の座金20とL型ブラケット30と第2のナット50とをアンカーボルト10に固定することが可能となる。なお、ナット50は、本発明において特に限定されるものでなく、ゆるみ止め機能を有するナットであってもよい。ゆるみ止め機能を有するナットとしては、例えば、二つのナットであって、二つのナットの当接面に凸部と凹部が形成され、凹部に凸部に嵌合させるようにアンカーボルト10に螺合させることにより、二つのナットが偏心して、締め付けが強固になるものなどがある。
つぎに、外装パネル2とランナー3について、図1及び図2を参照しながら説明する。
外装パネル2は、図1に示すように、平面の板部材であり、ランナー3に支持されて建築物Bの壁面Wを被覆する。また、外装パネル2は、上端側と下端側のそれぞれがランナー3の支持部5aの溝部に支持されている。なお、実施形態において、ランナー3に支持される部材として、外装パネル2をあげているが、本発明はこれに限定されず、太陽光発電パネルなどであってもよい。
外装パネル2は、図1に示すように、平面の板部材であり、ランナー3に支持されて建築物Bの壁面Wを被覆する。また、外装パネル2は、上端側と下端側のそれぞれがランナー3の支持部5aの溝部に支持されている。なお、実施形態において、ランナー3に支持される部材として、外装パネル2をあげているが、本発明はこれに限定されず、太陽光発電パネルなどであってもよい。
ランナー3は、図2に示すように、ボルト8とナット9によりL型ブラケット30に取り付けられて固定される固定部4と、矢印Aに示す方向に回転自在に固定部4に設けられている回動部5とを備えている。
固定部4は、図2に示すように、固定されるL型ブラケット30の支持部32に対向する下部側に、L型ブラケット30の支持部32に形成された第3係合部38が係合する第3被係合部6と、ランナー3をL型ブラケット30に固定するボルト8の頭部が収納される収納部7とを有している。
第3被係合部6は、図2に示すように、第3係合部38を構成する突条が嵌合可能な大きさに形成された溝部であって、垂直方向に連続して等間隔で複数形成されている。
また、収納部7は、六角形に形成されたボルト8の頭部が嵌合する大きさに形成された溝である。これにより、ボルト8に支持部32の下部側からナット9を締め付けたとしても、ボルト8は回転しないため、固定部4をL型ブラケット30に固定することができる。
第3被係合部6は、図2に示すように、第3係合部38を構成する突条が嵌合可能な大きさに形成された溝部であって、垂直方向に連続して等間隔で複数形成されている。
また、収納部7は、六角形に形成されたボルト8の頭部が嵌合する大きさに形成された溝である。これにより、ボルト8に支持部32の下部側からナット9を締め付けたとしても、ボルト8は回転しないため、固定部4をL型ブラケット30に固定することができる。
また、回動部5は、上部側と下部側に溝が形成されており、外装パネル2の上端側と下端側を嵌合して支持する側面視で略H字状の支持部5aを備えている。
そして、回動部5を下方向に回動させることにより、支持部5aの下部側の溝部に外装パネル2の上端を嵌合させることができる。そして、回動部5を下方向に回動後に、支持部5aの上部側の溝部に外装パネル2の下端を嵌合させて、外装パネル2を支持している。
なお、本実施形態の建築用ファスナー1には、図1に示すように、ランナー3が取り付けられているが、本発明はこれに限らず、ランナー3を介さずに、外装パネル2が取り付けられても良い。
そして、回動部5を下方向に回動させることにより、支持部5aの下部側の溝部に外装パネル2の上端を嵌合させることができる。そして、回動部5を下方向に回動後に、支持部5aの上部側の溝部に外装パネル2の下端を嵌合させて、外装パネル2を支持している。
なお、本実施形態の建築用ファスナー1には、図1に示すように、ランナー3が取り付けられているが、本発明はこれに限らず、ランナー3を介さずに、外装パネル2が取り付けられても良い。
以上、実施形態における建築用ファスナー1によれば、L型ブラケット30の基部31に形成された第1孔部33が上下方向に長い長孔であるため、図5に示すように、L型ブラケット30を矢印B方向に傾倒させてアンカーボルト10に軸支させることができる。
また、L型ブラケット30の凹曲面34と第1の座金20の凸曲面22とは、同径の円弧であるため、L型ブラケット30が矢印B方向に傾倒している場合であっても、基部31の凹曲面34と第1の座金20の凸曲面22とを当接することが可能となる。
そして、L型ブラケット30の凹曲面34に、第1の座金20の凸曲面22の第1係合部23に係合する第1被係合部35が形成されているため、凹曲面34と凸曲面22とを当接させた場合、第1係合部23と第1被係合部35とが係合する。
よって、L型ブラケット30の傾倒する角度を維持した状態で、アンカーボルト10に軸支させることができ、L型ブラケット30の取り付け角度を保持することが可能となる。
また、L型ブラケット30の凹曲面34と第1の座金20の凸曲面22とは、同径の円弧であるため、L型ブラケット30が矢印B方向に傾倒している場合であっても、基部31の凹曲面34と第1の座金20の凸曲面22とを当接することが可能となる。
そして、L型ブラケット30の凹曲面34に、第1の座金20の凸曲面22の第1係合部23に係合する第1被係合部35が形成されているため、凹曲面34と凸曲面22とを当接させた場合、第1係合部23と第1被係合部35とが係合する。
よって、L型ブラケット30の傾倒する角度を維持した状態で、アンカーボルト10に軸支させることができ、L型ブラケット30の取り付け角度を保持することが可能となる。
また、実施形態における建築用ファスナー1によれば、第2の座金40とL型ブラケット30とが当接する第2の座金40の面とL型ブラケット30の面には、第2被係合部42と第2係合部36とが形成されている。
よって、ナット50により第2の座金40を壁面W側に押圧した場合、第2被係合部42と第2係合部36とが係合し、L型ブラケット30の取り付け角度をより強固に保持することが可能となる。
よって、ナット50により第2の座金40を壁面W側に押圧した場合、第2被係合部42と第2係合部36とが係合し、L型ブラケット30の取り付け角度をより強固に保持することが可能となる。
また、実施形態の建築用ファスナー1によれば、図5に示すように、ランナー3を固定するためのボルト8が挿通する第2孔部37が、垂直方向に長い長孔であるため、ランナー3を、矢印C方向に移動させて、L型ブラケット30に固定することが可能となる。
また、L型ブラケット30の支持部32に形成された第3係合部38と、ランナー3の固定部4に形成された第3被係合部6とが係合するため、ランナー3が垂直方向に移動するおそれがない。
また、L型ブラケット30の支持部32に形成された第3係合部38と、ランナー3の固定部4に形成された第3被係合部6とが係合するため、ランナー3が垂直方向に移動するおそれがない。
以上、実施形態の建築用ファスナー1について説明したが、本発明は、実施形態の建築用ファスナー1に限定されるものでない。
実施形態の建築用ファスナー1において、図2に示すように、L型ブラケット30の基部31に凹曲面34が形成されており、第1の座金20に凸曲面22aが形成されていたが、これに限定されない。たとえば、図6(a)に示すように、L型ブラケット30の基部31側に凸曲面22aが形成され、第1の座金20側に凹曲面34aが形成されてもよい。L型ブラケット30が矢印D方向に傾倒しても、L型ブラケット30の支持部32を水平にすることができ、また、L型ブラケット30の基部31に形成された凸曲面22aと、第1の座金20の凹曲面34aとが当接し、係合可能だからである。
実施形態の建築用ファスナー1において、図2に示すように、L型ブラケット30の基部31に凹曲面34が形成されており、第1の座金20に凸曲面22aが形成されていたが、これに限定されない。たとえば、図6(a)に示すように、L型ブラケット30の基部31側に凸曲面22aが形成され、第1の座金20側に凹曲面34aが形成されてもよい。L型ブラケット30が矢印D方向に傾倒しても、L型ブラケット30の支持部32を水平にすることができ、また、L型ブラケット30の基部31に形成された凸曲面22aと、第1の座金20の凹曲面34aとが当接し、係合可能だからである。
また、実施形態の建築用ファスナー1において、第1係合部23と第2係合部36と第3係合部38は、複数の突条が連続して等間隔で形成されていたが、これに限られない。たとえば、図6(b)に示すように、第1係合部23aが一つの突条から構成されてもよい。これによっても、第1係合部23aの突条が第1被係合部35の溝部に嵌合して、L型ブラケット30が第1の座金20に係合することが可能となるからである。
また、実施形態の建築用ファスナー1を構成するアンカーボルト10と第1の座金20とL型ブラケット30と第2の座金40とナット50を構成する材料については、特に限定されない。ただし、建築用ファスナー1は、室外に設置されるため、雨水により錆び難いステンレスにより形成されることが望ましい。
1 建築用ファスナー
2 外装パネル
3 ランナー
4 固定部
5 回動部
5a 支持部
6 第3被係合部
7 収納部
8 ボルト
9 ナット
10 アンカーボルト
20 第1の座金
21 孔
22、22a 凸曲面
23、23a 第1係合部
30 L型ブラケット
31 基部
32 支持部
33 第1孔部
34、34a 凹曲面
35 第1被係合部
36 第2係合部
37 第2孔部
38 第3係合部
40 第2の座金
41 孔
42 第2被係合部
50 ナット
B 建築物
W 壁面
2 外装パネル
3 ランナー
4 固定部
5 回動部
5a 支持部
6 第3被係合部
7 収納部
8 ボルト
9 ナット
10 アンカーボルト
20 第1の座金
21 孔
22、22a 凸曲面
23、23a 第1係合部
30 L型ブラケット
31 基部
32 支持部
33 第1孔部
34、34a 凹曲面
35 第1被係合部
36 第2係合部
37 第2孔部
38 第3係合部
40 第2の座金
41 孔
42 第2被係合部
50 ナット
B 建築物
W 壁面
Claims (6)
- 建築物の壁面に一端側が固定されるとともに、他端側には外装材または前記外装材を支持する下地部材が取り付けられて、前記外装材または前記下地部材を前記壁面に支持する建築用ファスナーであって、
前記建築用ファスナーは、
一端側が前記壁面に埋設し、他端側が螺刻されたアンカーボルトと、
前記アンカーボルトに挿通して前記壁面に隣接する第1の座金と、
前記アンカーボルトに挿通して前記第1の座金に隣接する基部と前記基部から前記壁面と反対側に延出して前記外装材または前記下地部材を支持する支持部とを有するL型ブラケットと、
前記アンカーボルトの他端側に螺合して、前記アンカーボルトに支持される前記L型ブラケットと前記第1の座金を前記壁面側に押圧して固定するナットと、を備え、
前記L型ブラケットの基部には、前記アンカーボルトが挿通する第1孔部が形成され、
前記第1孔部は、上下方向に長い長孔であり、
前記第1の座金の前記基部側の面及び前記基部の前記第1の座金側の面の一方には、上下方向に湾曲する凸曲面が形成され、
前記第1の座金の前記基部側の面及び前記基部の前記第1の座金側の面の他方には、前記凸曲面に対応する凹曲面が形成され、
前記凸曲面及び前記凹曲面の一方には、第1係合部が形成され、
前記凸曲面及び前記凹曲面の他方には、前記L型ブラケットを任意に傾倒させた状態で、前記第1係合部に係合可能な第1被係合部が形成されていることを特徴とする建築用ファスナー。 - 前記第1係合部は、横方向に延びる突条が上下方向に複数形成されてなり、
前記第1被係合部は、前記第1係合部の突条が嵌合可能な溝部が上下方向に複数形成されてなることを特徴とする建築用ファスナー。 - 前記アンカーボルトに挿通して、前記L型ブラケットの前記基部と前記ナットとの間に介在する第2の座金をさらに備え、
前記第2の座金の前記基部側の面及び前記基部の前記第2の座金側の面の一方には、第2係合部が形成されており、
前記第2の座金の前記基部側の面及び前記基部の前記第2の座金側の面の他方には、前記第2係合部に係合可能な第2被係合部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建築用ファスナー。 - 前記第2係合部は、横方向に延びる突条が上下方向に複数形成されてなり、
前記第2被係合部は、前記第2係合部の突条が嵌合可能な溝部が上下方向に複数形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の建築用ファスナー。 - 前記L型ブラケットの前記支持部には、前記外装材または前記下地部材を固定するためのボルトが挿通する第2孔部が形成されており、
前記第2孔部は、前記壁面に対して垂直な方向に長い長孔であり、
前記支持部の前記外装材側または前記下地部材側の面及び前記前記外装材または前記下地部材の前記支持部側の面の一方には、第3係合部が形成され、
前記支持部の前記外装材側または前記下地部材側の面及び前記前記外装材または前記下地部材の前記支持部側の面の他方には、前記第3係合部が係合可能な第3被係合部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の建築用ファスナー。 - 前記第3係合部は、横方向に延びる突条が前記壁面に対して垂直な方向に複数形成されてなり、
前記第3被係合部は、前記第3係合部の突条が嵌合可能な溝部が前記壁面に対して垂直な方向に複数形成されてなることを特徴とする請求項5に記載の建築用ファスナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007045A JP2010090702A (ja) | 2010-01-15 | 2010-01-15 | 建築用ファスナー |
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JP2010007045A JP2010090702A (ja) | 2010-01-15 | 2010-01-15 | 建築用ファスナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=42253671
Family Applications (1)
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JP2010007045A Pending JP2010090702A (ja) | 2010-01-15 | 2010-01-15 | 建築用ファスナー |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102720325A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-10 | 苏州市龙盈节能墙体材料有限公司 | 干挂外墙复合装饰板用的插入式金属挂件结构 |
KR101621690B1 (ko) * | 2015-11-02 | 2016-05-17 | 썬파크 주식회사 | 건축용 부재 지지 장치 |
KR101864988B1 (ko) * | 2017-03-30 | 2018-06-05 | 신은경 | 석재패널 수평조절용 패드 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6414464A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-18 | Shin Nikkei Co Ltd | Fixture for sheathing board |
JP3025199U (ja) * | 1995-11-27 | 1996-06-11 | 欽霖 陳 | 乾式施工方法に用いる石材固定材 |
JP2004176280A (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-24 | Tostem Corp | 壁面パネル取付構造体 |
-
2010
- 2010-01-15 JP JP2010007045A patent/JP2010090702A/ja active Pending
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CN102720325B (zh) * | 2012-06-21 | 2014-05-14 | 苏州市龙盈节能墙体材料有限公司 | 干挂外墙复合装饰板用的插入式金属挂件结构 |
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