JP2011176578A - A/d変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】Tr.補間型比較器列を構成要素とし、プリアンプ列が出力する複数の差電圧を補間しつつAD変換するA/D変換器において、前記Tr.補間型比較器列を構成する複数個のTr.補間型比較器のオフセットをキャンセルする。
【解決手段】複数の抵抗R1〜Rmは複数の参照電圧を発生する。複数のサブ抵抗R11〜Rm4は、前記各参照電圧を更に分解する複数のサブ参照電圧を発生させる。キャリブレーション期間では、キャリブレーション対象となるTr.補間型比較器を選択すると共に、この選択されたTr.補間型比較器の閾値電圧に等しいサブ参照電圧をスイッチSW11〜SWm4により選択し、この選択したサブ参照電圧をスイッチSWAIN1、SWAIN2によりアナログ入力信号AINに代えてプリアンプ列102の各プリアンプA1〜Amに入力し、この状態でキャリブレーションを行う。
【選択図】図1

Description

本発明はA/D変換器に関し、特に、リニアリティを補正可能なトランジスタ補間型比較器を用いたフラッシュ型(並列型)A/D変換器に関する。
近年、情報通信の高速化、光ディスクピックアップの高倍速化・高容量化に伴い、高速・広入力帯域、更に、コスト削減のため省面積・省電力のA/D変換器が必要とされている。
図6は、高速・小面積・省電力A/D変換器を構成する比較器に用いられるトランジスタ補間型比較器(以下、Tr.補間型比較器という)の構成の一例であり、ダイナミック型比較器の一種である。
前記Tr.補間型比較器は、NMOSトランジスタm0a、m0b、m0c、m0dで構成される入力トランジスタ部と、NMOSトランジスタm1a、m1b及びPMOSトランジスタm3a、m3bを含む正帰還部(クロスカップルインバータラッチ部)とを備え、正帰還部のトランジスタm1a、m3aのゲート端子及びトランジスタm3bドレイン端子に出力端子(正極出力端)Qが、正帰還部のトランジスタm1b、m3bのゲート端子及びトランジスタm3aのドレイン端子に出力端子(負極出力端)QBが接続されている。
また、NMOSトランジスタm1aのドレイン端子とPMOSトランジスタm3aのドレイン端子との間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2aが接続され、NMOSトランジスタm1bのドレイン端子とPMOSトランジスタm3bのドレイン端子との間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2bが接続されている。PMOSトランジスタm3a、m3bのソース端子は、電源VDDに接続されている。また、PMOSトランジスタm3aのドレイン端子と電源VDDとの間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4aが接続され、PMOSトランジスタm3bのドレイン端子と電源VDDとの間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4bが接続されている。入力トランジスタ部を構成するNMOSトランジスタm0a、m0b、m0c、m0dのゲート端子には、各々、第1の非反転出力電圧Vo1p、第2の非反転出力電圧Vo2p、第1の反転出力電圧Vo1m、第2の反転出力電圧Vo2mが入力され、ソース端子には基準電位VSSが入力され、NMOSトランジスタm0a、m0bのドレイン端子はNMOSトランジスタm1aのソース端子に、NMOSトランジスタm0c、m0dのドレイン端子はNMOSトランジスタm1bのソース端子に各々接続されている。クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2a、m2bのゲート端子、及び、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4a、m4bのゲート端子には、クロック信号CLKが入力されている。
前記入力トランジスタ部は、所定の重み付け演算を行うことにより閾値電圧Vtnを決定し、第1の非反転出力電圧Vo1pと第1の反転出力電圧Vo1mとの差分と、第2の非反転出力電圧Vo2pと第2の反転出力電圧Vo2mとの差分とを比較した比較結果を正帰還部に出力する。所定の重み付け演算は、例えば、入力トランジスタ部のトランジスタのサイズの比を一定の値に設定することにより実現される。例えば、トランジスタm0aのサイズとトランジスタm0bのサイズとを1:3に設定し、トランジスタm0cのサイズとトランジスタm0dのサイズとを1:3に設定することにより、閾値電圧Vtnが得られる。
前記正帰還部は、クロック信号CLKが所定のレベル以上(以後”High”レベルとする)にある場合、PMOSトランジスタm4a、m4bが開放状態(OFF)になり、NMOSトランジスタm2a、m2bは導通状態(ON)になって、入力トランジスタ部から出力される比較結果を増幅し、増幅された比較結果を保持すると共に、増幅された比較結果である出力端子Q及び出力端子QBの電圧をディジタル信号として出力する。
クロック信号CLKが所定のレベル以下(以後”Low”レベルとする)にある場合、PMOSトランジスタm4a、m4bが導通状態(ON)になり、出力端子Q及び出力端子QBの電圧は電源電圧VDD、つまり”High”レベルにリセットされる。また、NMOSトランジスタm2a、m2bは開放状態(OFF)になり、電流経路が遮断され、電力消費は0になる。
以上の動作により、ダイナミック型比較器は省電力であるという長所を有する。
以上、例に挙げたTr.補間型比較器を複数個用意し、それ等比較器の重み付け比(トランジスタのサイズ比)を例えば4:0、3:1、2:2、1:3等として、比較器列として配置すれば、A/D変換器を構成することができる。これにより、Tr.補間型比較器の前段に配置するプリアンプの数を大幅に削減することができ、小面積・省電力なA/D変換器を実現できる。
図7は、前記Tr.補間型比較器を構成要素とするA/D変換器の構成を示している。同図に示すように、複数個のTr.補間型比較器により、プリアンプ列の出力を補間することにより、プリアンプの数を削減することができる。この技術は例えば特許文献1に記載されている。
一方、近年では、比較器のオフセットをキャンセルする補正技術が多く用いられる。このオフセットキャンセル技術の詳細は、例えば次の通りである。
キャリブレーション期間に比較器の非反転入力及び反転入力を短絡し、所定の一定電圧を与える。このとき、素子の特性ばらつきなどに起因するオフセットが全く無い場合には、比較器の出力はメタステーブル状態となる。一方、素子の特性ばらつきなどに起因するオフセットがある場合には、比較器の出力はオフセットに応じて”High”レベル又は”Low”レベルとなる。この出力がバランスを取るように比較器にフィードバックすることにより、オフセットをキャンセルすることができる。これ等のオフセットキャンセル技術は、例えば特許文献2や特許文献3に記載されている。
尚、一般的に、比較器を構成する素子のサイズが小さいほどばらつきに起因するオフセットが大きいことはよく知られている。
特開2003−158456号公報 特開2000−31824号公報 特開平6−85562号公報
しかしながら、比較器の種類の中でも、前記Tr.補間型比較器は、小面積・省電力を実現可能であるが、トランジスタの重み付け(トランジスタのサイズ比)によって補間動作を行っているので、既にオフセットが発生している状態と等しい。このTr.補間型比較器の構成の特徴上、特許文献2や特許文献3に示されるように比較器の非反転入力及び反転入力を短絡して比較器の出力がバランスを取るように調整することでは、オフセットをキャンセルすることはできない。
本発明の目的は、多数のTr.補間型比較器を備えてプリアンプの個数を削減したAD変換器において、前記多数のTr.補間型比較器のオフセットをキャンセルする構成を提案することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、キャリブレーション時には、キャリブレーション対象とした1つのTr.補間型比較器に対して、その閾値電圧となる1つのサブ参照電圧をアナログ入力信号に代えてプリアンプ列に与え、この状態ではオフセットのない理想条件の下でTr.補間型比較器の出力はメタステーブル状態となるが、オフセットがある場合には出力はそのオフセットに応じて”High”レベル又は”Low”レベルとなるため、そのTr.補間型比較器の出力がバランスするように調整することとする。
具体的に、請求項1記載の発明のAD変換器は、複数の参照電圧を発生する参照電圧発生回路と、アナログ入力信号と、前記参照電圧発生回路で発生した複数の参照電圧とを入力とし、複数の差動電圧対を出力するプリアンプ列と、前記プリアンプ列からの複数の差動電圧対を受け、クロック信号に同期して前記複数の差動電圧対の各々の差電圧について、トランジスタの所定の重み付け演算をして電圧−電流変換動作を行い、前記差電圧の補間動作を行う複数のTr.補間型比較器とを有し、前記複数のTr.補間型比較器を比較器列として構成するA/D変換器であって、前記参照電圧発生回路で発生した前記複数の参照電圧の各々を更に分解した複数のサブ参照電圧を発生させるサブ参照電圧発生回路と、前記サブ参照電圧発生回路で発生した複数のサブ参照電圧のうち1つを選択して前記アナログ入力信号に代えて前記プリアンプ列に出力するスイッチ群と、前記各Tr.補間型比較器のキャリブレーションを有効にするキャリブレーション信号と、キャリブレーションの対象となるTr.補間型比較器を選択すると共にこの選択するキャリブレーション対象のTr.補間型比較器の閾値電圧となる1つのサブ参照電圧を選択する選択信号とを入力し、前記キャリブレーション信号及び前記選択信号に基づいて、前記スイッチ群を制御すると共に、前記複数のTr.補間型比較器のうち1つをキャリブレーション対象として指定する選択信号生成器とを有し、前記キャリブレーションの対象となるTr.補間型比較器の閾値電圧を前記選択された1つのサブ参照電圧にキャリブレーションすることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のA/D変換器において、前記各Tr.補間型比較器は、各々の正極入力部トランジスタと並列に及び負極入力部トランジスタと並列に、各々可変抵抗を有し、前記選択信号生成器によりキャリブレーション対象として指定されたとき、前記各々の可変抵抗を変化させて、自己のTr.補間型比較器のオフセットをキャンセルすることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1記載のA/D変換器において、前記各Tr.補間型比較器は、正極出力端及び負極出力端に各々接続された可変容量を有し、前記選択信号生成器によりキャリブレーション対象として指定されたとき、前記各々の可変容量を変化させて、自己のTr.補間型比較器のオフセットをキャンセルすることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1〜3の何れか1項に記載のA/D変換器において、前記スイッチ群は、前記サブ参照電圧発生回路で発生した複数のサブ参照電圧のうち、キャリブレーションの対象となるTr.補間型比較器の閾値電圧としての1つのサブ参照電圧を、前記選択信号に基づいて選択する複数の第1のスイッチと、前記複数の第1のスイッチにより選択された1つのサブ参照電圧を、前記キャリブレーション信号に基づいて、前記アナログ入力信号に代えて前記プリアンプ列に出力する複数の第2のスイッチとを有することを特徴とする。
前記構成により、請求項1〜4記載の発明では、キャリブレーション信号が入ったキャリブレーション期間では、複数のTr.補間型比較器のうちキャリブレーション対象となる1つのTr.補間型比較器が選択信号生成器により指定されると共に、サブ参照電圧発生回路で発生した複数のサブ参照電圧のうち前記キャリブレーション対象のTr.補間型比較器の閾値電圧に等しいサブ参照電圧がスイッチ群により選択されてアナログ入力信号に代えてプリアンプ列に入力される。そして、この状態では、前記キャリブレーション対象のTr.補間型比較器の出力は理想的にはメタステーブル状態となるが、素子の特性ばらつきなどに起因するオフセットがある場合、その出力はオフセットに応じて”High”レベル又は”Low”レベルとなるため、このTr.補間型比較器では、その出力がバランスを取るように調整される。
特に、請求項2記載の発明では、キャリブレーション対象のTr.補間型比較器において、その正極入力部のトランジスタ及び負極入力部のトランジスタと各々並列に接続された各々の可変抵抗の値を各々増加又は減少させて、入力トランジスタ部に流れる電流を調整することにより、その出力がバランスするように操作が行われる。これにより、キャリブレーション対象のTr.補間型比較器の閾値電圧を理想的な値に設定することができる。
また、請求項3記載の発明では、キャリブレーション対象のTr.補間型比較器において、その正極出力端及び負極出力端に接続された各々の可変容量の値を各々増加又は減少させて、その正極出力端及び負極出力端のスルーレートを調整することにより、その出力がバランスするように操作が行われる。これにより、キャリブレーション対象のTr.補間型比較器の閾値電圧を理想的な値に設定することができる。
以上説明したように、本発明のAD変換器によれば、従来困難であった、Tr.補間型比較器のオフセットをキャンセルできるので、プリアンプのゲインを低く設定できて、A/D変換器の小面積化及び省電力化が図られる。また、Tr.補間型比較器を構成するトランジスタのサイズを小さくすることができるので、A/D変換器の高速化が図られると共に、プロセス世代が進むにつれてキャリブレーションロジック回路等の面積を縮小できるので、構成する回路面積を小さくすることが可能である。
本発明の第1の実施形態のA/D変換器の構成を示す図である。 同A/D変換器が有するTr.補間型比較器の内部構成を示す図である。 同Tr.補間型比較器におけるオフセットキャンセルの動作を示す図である。 本発明の第2の実施形態のA/D変換器が有するTr.補間型比較器の内部構成を示す図である。 同Tr.補間型比較器におけるオフセットキャンセルの動作を示す図である。 従来のTr.補間型比較器の内部構成を示す回路図である。 従来のTr.補間型比較器を用いたA/D変換器を示す回路図である。
(実施形態1)
以下、本発明のA/D変換器の具体的な実施形態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、Tr.補間型比較器のオフセットキャンセルを実現するA/D変換器である。
参照電圧を発生させるための参照電圧発生回路101は、抵抗器列103の抵抗R1〜Rmから成る。各プリアンプA1〜Am+1の一方の入力端子には、スイッチ(第2のスイッチ)SWAIN1を介してアナログ入力信号AINが与えられる。また、各プリアンプA1〜Am+1の他方の入力端子には、前記抵抗器列103の抵抗R1〜Rmで発生した各々の参照電圧が与えられる。
前記参照電圧発生回路101の各抵抗R1〜Rmは、それ等の抵抗を各々4分割したサブ抵抗(R11〜R14)〜(Rm1〜Rm4)を有する。これ等のサブ抵抗R11〜Rm4は、サブ抵抗器列(サブ参照電圧発生回路)108を構成し、各々、サブ参照電圧を発生させる。これ等のサブ抵抗器R11〜Rm4が発生する各々のサブ参照電圧は、後述するn+1(n=4・m)個のTr.補間型比較器列Cr1〜Crn+1の閾値電圧Vtに対応させて設定される。
前記サブ抵抗R11〜Rm4の各々の一端は、複数のスイッチ(第1のスイッチ)SW11〜SWm4及びスイッチ(第2のスイッチ)SWAIN2を介してアナログ入力信号端子AINと接続される。
前記複数の第1のスイッチSW11〜SWm4及び2個の第2のスイッチSWAIN1、SWAIN2より成るスイッチ群SWGは、第1のスイッチSW11〜SWm4の何れか1個の閉動作と、第2のスイッチSWAIN1の開動作と、他の第2のスイッチSWAIN2の閉動作とにより、前記サブ抵抗器列108で発生した複数のサブ参照電圧のうち1つを選択して、前記アナログ入力信号AINに代えて前記プリアンプ列A1〜Am+1の一方の入力端子に出力する。
前記プリアンプ列102の各プリアンプの各非反転出力及び各反転出力は、Tr.補間型比較器列103のTr.補間型比較器Cr1〜Crn+1に接続される。これ等のTr.補間型比較器の出力はエンコーダロジック104に入力されて、A/D変換器の出力が得られる。
一方、キャリブレーション信号105及び選択信号106が選択信号生成回路107に入力される。選択信号生成回路107からはスイッチ制御信号109が出力される。このスイッチ制御信号109は、第1のスイッチSW11〜SWm4を制御する。また、選択信号生成回路107からは比較器制御信号110が出力される。この比較器制御信号110は、Tr.補間型比較器列103に与えられ、キャリブレーション対象のTr.補間型比較器のキャリブレーション動作を制御する。また、キャリブレーション信号105は、第2のスイッチSWAIN1及びSWAIN2を制御する。
キャリブレーション信号105がアクティブになると、キャリブレーション期間となる。このとき、選択信号106に応じてスイッチ制御信号109が選択信号生成回路107で生成され、第1のスイッチSW11〜SWm4のうち1つのスイッチ(例えばスイッチSW14)が導通する。また、このとき、第2のスイッチSWAIN1が開放され、他の第2のスイッチSWAIN2が導通することにより、サブ抵抗器列108が発生する複数のサブ参照電圧のうち1つのサブ参照電圧Vref(例えば、導通した前記スイッチSW14に対応する3個のサブ抵抗R11〜R13で発生するサブ参照電圧)がプリアンプ列102に入力される。
また、選択信号106に応じて比較器制御信号110が選択信号生成回路107で生成され、Tr.補間型比較器列103のうちキャリブレーション対象となる1つのTr.補間型比較器(例えば、導通した前記スイッチSW14に対応するTr.補間型比較器Cr4)がキャリブレーション状態となる。
図2は、可変抵抗を有するオフセットキャンセル機能付きTr.補間型比較器Crの内部構成を示している。
同図において、並列接続された2個のNMOSトランジスタ(正極入力部トランジスタ)m0a、m0bと、同様に並列接続された他の2個のNMOSトランジスタ(負極入力部トランジスタ)m0c、m0dとにより構成される入力トランジスタ部と、NMOSトランジスタm1a、m1b及びPMOSトランジスタm3a、m3bを含む正帰還部(クロスカップルインバータラッチ部)とを備え、正帰還部のトランジスタm1a、m3aのゲート端子及びPMOSトランジスタm3bのドレイン端子に出力端子QBが接続され、正帰還部のトランジスタm1b、m3bのゲート端子及びPMOSトランジスタm3aのドレイン端子に出力端子Qが接続されている。
また、NMOSトランジスタm1aのドレイン端子とPMOSトランジスタm3aのドレイン端子との間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2aが接続され、NMOSトランジスタm1bのドレイン端子とPMOSトランジスタm3bのドレイン端子との間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2bが接続されている。PMOSトランジスタm3a、m3bのソース端子は、電源VDDに接続されている。更に、PMOSトランジスタm3aのドレイン端子と電源VDDとの間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4aが接続され、PMOSトランジスタm3bのドレイン端子と電源VDDとの間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4bが接続されている。
入力トランジスタ部を構成するNMOSトランジスタm0a、m0b、m0c、m0dのゲート端子には、各々、第1の非反転出力電圧Vo1p、第2の非反転出力電圧Vo2p、第1の反転出力電圧Vo1m、第2の反転出力電圧Vo2mが入力され、ソース端子は基準電位VSSが入力され、NMOSトランジスタm0a、m0bのドレイン端子はNMOSトランジスタm1aのソース端子に接続され、NMOSトランジスタm0c、m0dのドレイン端子はNMOSトランジスタm1bのソース端子に接続されている。クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2a、m2bのゲート端子、及び、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4a、m4bのゲート端子には、クロック信号CLKが入力されている。
図2のTr.補間型比較器Crにおいて、入力トランジスタ部は、所定の重み付け演算を行うことにより閾値電圧Vtnを決定し、第1の非反転出力電圧Vo1pと第1の反転出力電圧Vo1mとの差分と、第2の非反転出力電圧Vo2pと第2の反転出力電圧Vo2mとの差分とを比較した比較結果を正帰還部に出力する。所定の重み付け演算は、例えば、入力トランジスタ部のトランジスタのサイズの比を一定の値に設定することにより、実現される。例えば、トランジスタm0aのサイズとトランジスタm0bのサイズとを1:3に設定し、トランジスタm0cのサイズとトランジスタm0dのサイズとを1:3に設定することにより、閾値電圧Vtnが得られる。
正帰還部は、クロック信号CLKが所定のレベル以上の”High”レベルにある場合には、PMOSトランジスタm4a、m4bが開放状態(OFF)になり、NMOSトランジスタm2a、m2bが導通状態(ON)になって、入力トランジスタ部から出力される比較結果を増幅し、その増幅された比較結果を保持すると共に、その増幅された比較結果である出力端子Q及び出力端子QBの電圧をディジタル信号として出力する。
クロック信号CLKが所定のレベル以下の”Low”レベルである場合には、PMOSトランジスタm4a、m4bが導通状態(ON)になって、出力端子Q及び出力端子QBは電源電圧VDD、つまり”High”レベルにリセットされる。また、NMOSトランジスタm2a、m2bは開放状態(OFF)になって、電流経路が遮断され、電力消費は0になる。
一方、NMOSトランジスタm0a、m0b及びm0c、m0dで構成される入力トランジスタ部と並列に、可変抵抗ra及びrbが配置される。また、出力端子Q及びQBは可変抵抗制御回路202に接続されている。更に、比較器制御信号110は可変抵抗制御回路202に与えられる。
図3は、前記図2に示した可変抵抗ra及びrbを有するオフセットキャンセル機能付きTr.補間型比較器Crのキャリブレーション時の動作を示している。
キャリブレーション信号105がアクティブ状態になると、プリアンプ列102の入力には、第2のスイッチSWAIN2及びスイッチ制御信号109に応じて第1のスイッチSW11〜SWm4のうち何れか1つを介して、サブ抵抗器列108が発生する複数のサブ参照電圧のうち1つのサブ参照電圧Vrefが与えられる。この選択されたサブ参照電圧Vrefは、キャリブレーション対象のTr.補間型比較器の閾値電圧Vtnに等しく設定されている。そして、複数個のTr.補間型比較器Cr1〜Crn+1のうち前記キャリブレーション対象とすべき1つのTr.補間型比較器が比較器制御信号110によってキャリブレーション状態となる。
前記キャリブレーション状態となったTr.補間型比較器(例えばCr4)では、重み付け演算(トランジスタのサイズ比の設定)が行われて閾値電圧Vtnが決定されており、第1の非反転出力電圧Vo1pと第1の反転出力電圧Vo1mとの差分と、第2の非反転出力電圧Vo2pと第2の反転出力電圧Vo2mとの差分とを比較した比較結果を正帰還部に出力する。ここで、このキャリブレーション状態となったTr.補間型比較器Cr4では、その入力である2個のプリアンプA1、A2の入力端子にサブ参照電圧Vrefが入力され、このサブ参照電圧Vrefが自己のTr.補間型比較器Cr4の閾値電圧Vtnと等しいので、その出力は理想的にはメタステーブル状態となるが、素子の特性ばらつきなどに起因するオフセットがある場合には、出力はそのオフセットに応じて”High”レベル又は”Low”レベルとなる。ここで、このTr.補間型比較器Cr4の出力がバランスを取るように、可変抵抗制御回路202において可変抵抗ra、rbを各々増加又は減少させて、入力トランジスタ部を構成する4個のNMOSトランジスタm0a、m0bとm0c、m0dとに流れる電流を調整する。可変抵抗ra及びrbがある値になった時点でTr.補間型比較器Cr4の出力端子Q及びQBの出力電圧は反転する。可変抵抗制御回路202は、Tr.補間型比較器Cr4の出力端子Q及びQBの出力電圧が反転した時点の可変抵抗ra及びrbの値を記憶する。この記憶された可変抵抗ra及びrbの値が、キャリブレーション状態のTr.補間型比較器Cr4のオフセットに相当するので、オフセットをキャンセルすることができる。
前記キャリブレーション動作は、例えば本AD変換器の搭載装置の電源ON時に開始され、このキャリブレーション時に記憶された前記可変抵抗ra、rbの値が本AD変換器の動作開始時に前記可変抵抗ra、rbに設定される。尚、キャリブレーション動作は電源ON時に限らず、前記搭載装置の動作中に周期的に行っても良いし、前記搭載装置において本AD変換器が間欠動作をする場合には、その停止期間中に行っても良い。
以上のオフセットキャンセル動作を、全てのTr.補間型比較器Cr1〜Crn+1に実施すべく、選択信号106を切り替えていく。
全てのTr.補間型比較器に対してオフセットキャンセル動作を実施した後、キャリブレーション信号105を解除する。このとき、各Tr.補間型比較器の可変抵抗制御回路202が記憶している可変抵抗ra及びrbの値を適用することにより、各々のTr.補間型比較器のオフセットはキャンセルされ、結果として、A/D変換器の入出力特性が理想なものになる。
尚、図1においては、プリアンプ列102はシングル信号AINを入力とするプリアンプ列としているが、差動信号を入力とするプリアンプ列としても、同じ効果を得ることができるのは勿論である。
また、図1においては、1つのプリアンプに対して、2ビット分の補間ができる4個のTr.補間型比較器を配置しているが、補間ビット数は問わない。
(実施形態2)
次に、本発明のA/D変換器の具体的な実施形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。
A/D変換器部の接続、動作は、前記第1の実施形態と同様である。
図4は、可変容量を有するオフセットキャンセル機能付きTr.補間型比較器を示している。
図4に示したTr.補間型比較器は、NMOSトランジスタm0a、m0b、m0c、m0dで構成される入力トランジスタ部と、NMOSトランジスタm1a、m1b及びPMOSトランジスタm3a、m3bを含む正帰還部(クロスカップルインバータラッチ部)とを備える。この正帰還部のトランジスタm1a、m3aのゲート端子及びPMOSトランジスタm3bドレイン端子に出力端子QBが接続され、正帰還部のトランジスタm1b、m3bのゲート端子及びMOSトランジスタm3aのドレイン端子に出力端子Qが接続されている。
また、NMOSトランジスタm1aのドレイン端子とPMOSトランジスタm3aのドレイン端子との間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2aが接続され、NMOSトランジスタm1bのドレイン端子とPMOSトランジスタm3bのドレイン端子との間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2bが接続されている。PMOSトランジスタm3a、m3bのソース端子は、電源VDDに接続されている。また、PMOSトランジスタm3aのドレイン端子と電源VDDとの間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4aが接続され、PMOSトランジスタm3bのドレイン端子と電源VDDとの間に、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4bが接続されている。
前記入力トランジスタ部を構成するNMOSトランジスタm0a、m0b、m0c、m0dのゲート端子には、各々、第1の非反転出力電圧Vo1p、第2の非反転出力電圧Vo2p、第1の反転出力電圧Vo1m、第2の反転出力電圧Vo2mが入力され、ソース端子には基準電位VSSが入力され、NMOSトランジスタm0a、m0bのドレイン端子はNMOSトランジスタm1aのソース端子に接続され、NMOSトランジスタm0c、m0dのドレイン端子はNMOSトランジスタm1bのソース端子に接続されている。クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するNMOSトランジスタm2a、m2bのゲート端子、及び、クロック信号CLKに同期してスイッチとして作用するPMOSトランジスタm4a、m4bのゲート端子には、各々、クロック信号CLKが入力されている。
前記入力トランジスタ部は、所定の重み付け演算を行うことにより閾値電圧Vtnを決定し、第1の非反転出力電圧Vo1pと第1の反転出力電圧Vo1mとの差分と、第2の非反転出力電圧Vo2pと第2の反転出力電圧Vo2mとの差分とを比較した比較結果を正帰還部に出力する。所定の重み付け演算は、例えば、入力トランジスタ部のトランジスタのサイズの比を一定の値に設定することにより実現される。例えば、トランジスタm0aのサイズとトランジスタm0bのサイズとを1:3に設定し、トランジスタm0cのサイズとトランジスタm0dのサイズとを1:3に設定することにより、閾値電圧Vtnが得られる。
前記正帰還部は、クロック信号CLKが”High”レベルにある場合には、PMOSトランジスタm4a、m4bが開放状態(OFF)になり、NMOSトランジスタm2a、m2bが導通状態(ON)になって、入力トランジスタ部から出力される比較結果を増幅し、その増幅された比較結果を保持すると共に、その増幅された比較結果である出力端子Q及び出力端子QBの電圧をディジタル信号として出力する。
クロック信号CLKが”Low”レベルにある場合には、PMOSトランジスタm4a、m4bが導通状態(ON)になり、出力端子Q及び出力端子QBの電圧は電源電圧VDD、つまり”High”レベルにリセットされる。また、NMOSトランジスタm2a、m2bは開放状態(OFF)になって、電流経路が遮断され、電力消費は0になる。
そして、図4に示したTr.補間型比較器は、出力端子Q及び出力端子QBに可変容量Ca及びCbを有する。また、出力端子Q及びQBは可変容量制御回路402に接続されている。更に、比較器制御信号401は可変容量制御回路402に与えられる。
図5は、前記可変容量Ca及びCbを有するオフセットキャンセル機能付きTr.補間型比較器のキャリブレーション時の動作を示している。
キャリブレーション信号105がアクティブ状態になると、プリアンプ列102の入力には、第2のスイッチSWAIN2及びスイッチ制御信号109に応じて第1のSW11〜SWm4の何れか1個を介して、サブ抵抗器列108が発生する複数のサブ参照電圧のうち1つのサブ参照電圧Vrefが与えられる。また、比較器制御信号110に応じて複数のTr.補間型比較器Cr1〜Crn+1のうち1つのTr.補間型比較器がキャリブレーション状態となる。尚、このとき、キャリブレーション状態になっているTr.補間型比較器の閾値電圧Vtnは、スイッチ制御信号109によってプリアンプ列102に与えられるサブ参照電圧Vrefと等しい。
前記キャリブレーション状態となったTr.補間型比較器では、可変容量制御回路402は可変容量Ca及びCbを各々増加又は減少させて、出力端子Q及びQB間でスルーレートを調整する。可変容量Ca及びCbがある値になったところで、Tr.補間型比較器の出力端子Q及びQBの電圧は反転する。可変容量制御回路402は、自己のTr.補間型比較器の出力端子Q及びQBの電圧が反転した時点の可変容量Ca及びCbの値を記憶する。記憶された可変容量Ca及びCbの値が、自己のTr.補間型比較器のオフセットに相当するので、オフセットをキャンセルすることができる。
以上のオフセットキャンセル動作を全てのTr.補間型比較器に実施すべく、選択信号106を切り替えて行く。
全てのTr.補間型比較器に対してオフセットキャンセル動作を実施した後、キャリブレーション信号105を解除する。このとき、各Tr.補間型比較器の可変容量制御回路402が記憶している可変容量Ca及びCbの値を適用することにより、各々のTr.補間型比較器のオフセットはキャンセルされ、結果として、A/D変換器の入出力特性は理想なものになる。
以上説明したように、本発明は、Tr.補間型比較器のオフセットを補正することができるので、Tr.補間型比較器を用いた高速・小面積・省電力フラッシュ型(並列型)A/D変換器のリニアリティを補正可能にでき、A/D変換器の特性を著しく向上させることができる。また、Tr.補間型比較器のオフセットを補正できるので、Tr.補間型比較器を構成するトランジスタのサイズを小さくでき、これにより、Tr.補間型比較器の動作速度を更に向上させることが可能であり、動作速度の向上を図ったA/D変換器として有用である。
101 参照電圧発生回路
R1〜Rm 抵抗
R11〜R14…Rm1〜Rm4 サブ抵抗
102 プリアンプ列
A1〜Am プリアンプ
103 Tr.補間型比較器列
Cr1〜Crn+1 Tr.補間型比較器
Q 正極出力端
QB 負極出力端
m0a、m0b NMOSトランジスタ
(正極入力部トランジスタ)
m0c、m0d NMOSトランジスタ
(負極入力部トランジスタ)
SWG スイッチ群
SW11〜SWm4 第1のスイッチ
SWINT1、SWINT2 第2のスイッチ
ra、rb 可変抵抗
Ca、Cb 可変容量
104 エンコーダロジック
105 キャリブレーション信号
106 選択信号
107 選択信号生成回路
108 サブ抵抗器列(サブ参照電圧発生回路)
109 スイッチ制御信号
110 比較器制御信号
201 比較器制御信号
202 可変抵抗制御回路
401 比較器制御信号
402 可変容量制御回路

Claims (4)

  1. 複数の参照電圧を発生する参照電圧発生回路と、
    アナログ入力信号と、前記参照電圧発生回路で発生した複数の参照電圧とを入力とし、複数の差動電圧対を出力するプリアンプ列と、
    前記プリアンプ列からの複数の差動電圧対を受け、クロック信号に同期して前記複数の差動電圧対の各々の差電圧について、トランジスタの所定の重み付け演算をして電圧−電流変換動作を行い、前記差電圧の補間動作を行う複数のTr.補間型比較器とを有し、
    前記複数のTr.補間型比較器を比較器列として構成するA/D変換器であって、
    前記参照電圧発生回路で発生した前記複数の参照電圧の各々を更に分解した複数のサブ参照電圧を発生させるサブ参照電圧発生回路と、
    前記サブ参照電圧発生回路で発生した複数のサブ参照電圧のうち1つを選択して前記アナログ入力信号に代えて前記プリアンプ列に出力するスイッチ群と、
    前記各Tr.補間型比較器のキャリブレーションを有効にするキャリブレーション信号と、キャリブレーションの対象となるTr.補間型比較器を選択すると共にこの選択するキャリブレーション対象のTr.補間型比較器の閾値電圧となる1つのサブ参照電圧を選択する選択信号とを入力し、前記キャリブレーション信号及び前記選択信号に基づいて、前記スイッチ群を制御すると共に、前記複数のTr.補間型比較器のうち1つをキャリブレーション対象として指定する選択信号生成器とを有し、
    前記キャリブレーションの対象となるTr.補間型比較器の閾値電圧を前記選択された1つのサブ参照電圧にキャリブレーションする
    ことを特徴とするA/D変換器。
  2. 前記請求項1記載のA/D変換器において、
    前記各Tr.補間型比較器は、
    各々の正極入力部トランジスタと並列に及び負極入力部トランジスタと並列に、各々可変抵抗を有し、
    前記選択信号生成器によりキャリブレーション対象として指定されたとき、前記各々の可変抵抗を変化させて、自己のTr.補間型比較器のオフセットをキャンセルする
    ことを特徴とするA/D変換器。
  3. 前記請求項1記載のA/D変換器において、
    前記各Tr.補間型比較器は、
    正極出力端及び負極出力端に各々接続された可変容量を有し、
    前記選択信号生成器によりキャリブレーション対象として指定されたとき、前記各々の可変容量を変化させて、自己のTr.補間型比較器のオフセットをキャンセルする
    ことを特徴とするA/D変換器。
  4. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のA/D変換器において、
    前記スイッチ群は、
    前記サブ参照電圧発生回路で発生した複数のサブ参照電圧のうち、キャリブレーションの対象となるTr.補間型比較器の閾値電圧としての1つのサブ参照電圧を、前記選択信号に基づいて選択する複数の第1のスイッチと、
    前記複数の第1のスイッチにより選択された1つのサブ参照電圧を、前記キャリブレーション信号に基づいて、前記アナログ入力信号に代えて前記プリアンプ列に出力する複数の第2のスイッチとを有する
    ことを特徴とするA/D変換器。
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