JP2012004928A - Ad変換回路およびad変換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラッチコンパレータを用いた補間型のAD変換回路において、AD変換回路の高ビット化に伴う較正用回路の回路規模の増大を抑制する。
【解決手段】 AD変換の各段階に対応する刻み幅で設定された参照電圧と入力アナログ信号電圧とを比較する複数の比較器のうち2つの出力がそれぞれ入力される少なくとも一つの補間比較器と、各補間比較器の一致判定誤差を補正するための補正値を、複数の段階それぞれについて求める補正値取得部と、AD変換の段階ごとに、各補間比較器にそれぞれの補正値を設定する補正値適用部とを備え、補正値取得部は、AD変換の段階の一つにおける判定レベルに相当する個別テスト電圧の入力に応じて前記補正対象の補間比較器の出力として得られる前記判定レベルに対応する一致判定誤差と、前記共通テスト電圧を比較器に共通に入力した際に得られる一致判定誤差とに基づいて、前記各段階における判定レベルに対応する補正値を算出する補正値算出部を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集積回路チップ内やチップ間などを接続する高速インタフェースの受信装置に備えられるAD変換回路およびAD変換方法に関する。
集積回路チップ内やボード内のチップ間および異なるボードに搭載されたチップ間を接続するための高速インタフェースの規格として、様々な高速インタフェースが普及している。このような高速インタフェースの例としては、Serial−ATA(Advanced Technology Attachment)、PCI(Peripheral Component Interconnect)‐Express、USB3.0および10Gbit−Ethernet(登録商標)などが挙げられる。
上述したような高速インタフェースに備えられる受信装置に備えられるAD変換回路(ADC)では、高速に、しかも、高い分解能の変換結果を得ることが重要視されている。
Flash型ADCは、複数の比較器により、それぞれの参照電圧と入力電圧を並行して比較して結果をラッチするので、高速な動作が可能である。しかし、Flash型ADCの分解能は比較器の数で制限されるので、分解能を向上しようとするとハードウェア量および消費電力が大きく増大してしまう。
2ステップADCは、上位判定用のADCによりAD変換結果の上位ビットを特定し、下位判定用のADCにより下位ビットを特定する。これにより、ハードウェア量の増大を抑えつつ、分解能の向上が図られている。更に、一つのFlash型ADCを上位ビットの判定と下位ビットの判定との両方で使いまわすようにしたリサイクルリング2ステップADCも提案されている(非特許文献1参照)。
一方、Flash型ADCの隣り合う2つの比較器の出力を用いて、これらの比較器に入力される参照電圧の中間の電圧値を判定レベルとした比較を行う補間型のADCも提案されている。補間型のADCでは、分圧回路を用いて、2つの比較器の出力を様々な割合で抵抗分割することにより、ADCの分解能を向上することができる。また、複数の抵抗素子を直列接続した分圧回路を備える代わりに、ラッチコンパレータを用いた構成も提案されている(非特許文献2参照)。この構成では、2つの比較器の出力が入力される複数のラッチコンパレータは、それぞれの入力段のサイズ比が異なるように設計される。これにより、2つの比較器に入力される参照電圧の間に設定された複数の中間電圧を判定レベルとした判定を行うことができる。
ラッチコンパレータを用いた補間型のADCでは、例えば、電源投入時などに、各ラッチコンパレータに対応する中間電圧を持つ入力電圧を順次に入力して、個々のラッチコンパレータの較正作業を行う。そして、この較正作業で得られた補正値を保持しておき、ADCの運用時に、各ラッチコンパレータの出力の補正に用いられる。
"An 8-bit 20 MS/s CMOS A/D Converter with 50 mW Power Consumption", S. Hosotani, T. Miki, A. Maeda, N. Yazawa "A 7b 450MSample/s 50mW CMOS ADC in 0.3mm2", Koji Sushihara, Akira Matsuzawa, ISSCC 2002 / SESSION 10 / HIGH-SPEED ADCs / 10.3
上述した従来のラッチコンパレータを用いた補間型のADCでは、較正作業の際に、各ラッチコンパレータに対応する中間電圧を持つ入力電圧を生成するために、DA変換器を備える場合がある。このようなDA変換器は、全ての中間電圧に対応する入力電圧を生成するために、その回路規模が、補間型のADCのビット数に比例して増大してしまう。補間型のADCを用いた2ステップADCや2ステップリサイクリングADCでも、同様に、較正作業用のDA変換器の回路規模は、各ステップの補間型ADCのビット数に比例して増大する。そして、このようなDA変換器の回路規模の増大に伴って、補間型ADCおよびこれを用いた2ステップADC全体の回路規模もまた増大してしまう。
本件開示の装置は、ラッチコンパレータを用いた補間型のAD変換回路において、AD変換回路の高ビット化に伴う較正用回路の回路規模の増大を抑制することが可能なAD変換回路およびAD変換方法を提供することを目的とする。
上述した目的は、以下に開示するAD変換回路によって達成することができる。
一つの観点によるAD変換回路は、変換対象の入力アナログ信号を複数の段階を経てデジタル値に変換する際に、複数の段階ごとに、各段階に対応する刻み幅で設定された複数の参照電圧のいずれかと入力アナログ信号電圧とを比較する複数の比較器と、複数の比較器のうち2つの出力が信号電圧として入力され、当該2つの比較器にそれぞれ対応する第1参照電圧と第2参照電圧との間を複数の区間に分割するように設けられた少なくとも一つの中間電圧のいずれかを判定レベルとして入力アナログ信号電圧との比較を行う少なくとも一つの補間比較器と、補間比較器のそれぞれについて、複数の段階それぞれに対応する判定レベルと入力アナログ信号電圧との一致判定誤差を補正するための補正値を求める補正値取得部と、入力アナログ信号を変換する際に、補正値取得部で補間比較器ごとに求めた補正値を、対応する補間比較器に複数の段階ごとに設定する補正値適用部とを備え、補正値取得部は、補正対象の補間比較器について、各段階における判定レベルのいずれかに相当する個別テスト電圧を生成し、補正対象の補間比較器に対応する2つの比較器に、入力アナログ信号に代えて入力するテスト電圧生成部と、別の共通テスト電圧を生成し、補正対象の補間比較器に対応する2つの比較器に、入力アナログ信号と第1参照電圧および第2参照電圧に代えて入力する共通電圧生成部と、個別テスト電圧の入力に応じて補正対象の補間比較器の出力として得られる判定レベルに対応する一致判定誤差と、共通テスト電圧の入力に応じて得られる一致判定誤差とに基づいて、各段階における判定レベルに対応する補正値を算出する補正値算出部とを備える。
本件開示のAD変換回路によれば、AD変換回路の高ビット化に伴う較正用回路の回路規模の増大を抑制することができる。
AD変換回路の一実施形態を示す図である。 2ステップリサイクリングADCを説明する図である。 ラッチコンパレータの説明図である。 ラッチコンパレータによる一致判定を説明する図である。 ラッチコンパレータのオフセットを説明する図(その1)である。 ラッチコンパレータのオフセットを説明する図(その2)である。 ラッチコンパレータの補正を説明する図である。 補正値算出部の別実施形態を示す図である。 補正値テーブルの例を示す図である。 較正動作を表す流れ図(その1)である。 較正動作を表す流れ図(その2)である。 A/D変換動作を表す流れ図である。 補正値適用部の別実施形態を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(一つの実施形態)
図1に、AD変換回路の一実施形態を示す。
図1に示したAD変換回路は、補間型AD変換部と、補正値取得部110と補正値適用部104とを備えている。
図1に示した補間型AD変換部は、分圧回路と、K個の比較器101(i=1〜K)と、これらの比較器による判定レベルの間の中間電圧を判定レベルとする補間比較回路とを備えている。
図1に示すように、複数の抵抗素子を含む分圧回路は、基準電圧Vrefに基づいて、K個の参照電圧Vr〜Vrを生成する。これらの参照電圧は、それぞれ対応する比較器101(i=1〜K)に入力される。そして、これらの比較器101により、入力電圧Vinとそれぞれの参照電圧とが比較される。これらの比較器101,101i+1の差動出力X,Yは、対応するラッチ102,102i+1に入力され、所定のクロック信号に同期して保持される。なお、図1では、i番目の比較器101およびi+1番目の比較器101i+1と、対応するラッチ102と、これらの比較器101の出力に基づいて、参照電圧Vr、Vri+1の間に設定される中間電圧を判定レベルとする比較を行う補間比較回路を例示している。図1においては、i番目の比較器101の差動出力をX,Yとして示し、i+1番目の比較器101i+1の差動出力をX,Yとして示した。
図1に示した補間比較回路は、参照電圧Vr、Vri+1の間をn個の区間に分割するように設けられたn−1個の中間電圧Vmi,1〜Vmi,n−1に対応するn−1個の補間比較器103を備えている。なお、図1において、各補間比較器103は、下側の参照電圧Vrと、補間比較回路内での番号j(j=1〜n−1)とを組み合わせた添え字を符号「103」に付して示した。また、補間比較器103i,1〜103i,n−1を総称する際には、単に補間比較器103と称する。
これらの補間比較器103には、上述した2つの比較器101の差動出力X,Yと比較器101i+1の差動出力X,Yの双方が入力されている。そして、これらの差動出力に基づいて、各補間比較器103により、入力電圧Vinと対応する中間電圧とが比較される。これらの補間比較器103は、ラッチ機能も備えており、この比較結果は、上述したクロック信号に同期して保持される。
上述した比較器101,101i+1に対応するラッチ102,102i+1およびこれらの補間比較器103i,1〜103i,n−1に保持された比較結果は、エンコーダ部に渡される。そして、これらの比較結果に基づいて、エンコーダ部により、入力電圧Vinの電圧値を表すデジタル値が生成される。なお、図1においては、エンコーダ部の図示は省略した。
補正値取得部110および補正値適用部104についての説明に先立って、補間型AD変換部を用いた2ステップリサイクリングAD変換装置(ADC)について説明する。
図2に、補間型AD変換部を用いた2ステップリサイクリングADCを説明する図を示す。なお、図2において、上述した補間型AD変換部に符号100を付して示した。また、図2に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
2ステップリサイクリングADCでは、サンプルホールド回路105によって、入力アナログ信号がサンプリングされて保持される。そして、このサンプリング結果が、入力電圧Vinとして、スイッチSW4を介して補間型AD変換部100に入力される。補間型AD変換部100は、まず、例えば、入力アナログ信号の最大振幅に相当する基準電圧から生成した粗い刻みの参照電圧との比較結果に基づいて、A/D変換結果の上位Mビットを生成して出力する。補間型AD変換部100にK(K=2)個の比較器が備えられ、補間比較回路により、参照電圧の刻みをn(n=2)個に分割した中間電圧が設定されている場合に、第1のステップで出力されるデジタル出力のデータ長は、(L+m)ビットとなる。
第2のステップでは、まず、上述したデジタル出力がデジタルアナログ変換器(DAC)106に入力される。そして、このDAC106により、A/D変換結果の上位Mビットに相当する電圧値が生成される。この電圧値と上述した入力電圧Vinとから、加算器107により、差分電圧Vrdがされる。このとき、上述したスイッチSW4が開かれ、代わりに、スイッチSW5が閉じられる。そして、このスイッチSW5を介して、この差分電圧Vrdが、上述した入力電圧Vinに代えて補間型AD変換部100に入力される。このとき、補間型AD変換部100は、上述した粗い刻みの参照電圧に代えて、第1のステップにおける補間型AD変換部100における分解能に相当する基準電圧から生成した参照電圧との比較を行う。そして、この比較結果に基づいて、補間型AD変換部100は、A/D変換結果の下位Mビットを生成して出力する。
以上に説明したように、2ステップリサイクリングADCでは、第1のステップと第2のステップとでは、補間型AD変換部100において比較判定の基準となる参照電圧が大きく異なっている。したがって、補間型AD変換部100の較正を行う際に、補正値取得部110により、上述したステップごとに、そのステップにおけるAD変換の分解能に適合する補正値を、補間比較回路に備えられた各補間比較器について取得することが望ましい。そして、ステップごとに取得された補正値を、補正値適用部104により、AD変換の段階の切替に応じて、各補間比較器に適用することにより、個々の補間比較器におけるオフセットのばらつきを補正して、高精度のAD変換結果を得ることができる。
図1に示した補正値取得部110は、電圧生成部111と、較正制御部112と、補正値算出部113と、補正値テーブル114とを備えている。また、補正値取得部110は、各比較器101に対応してそれぞれ2つのスイッチSW1(i),SW2(i)と、別のスイッチSW3とを備えている。なお、図1に示した例では、補正値読出部115が補正値テーブル114から各補間比較器103への補正値を読み出して、個々の補間比較器103に入力する仕組みを含んで、補正値適用部104が実現されている。
電圧生成部111は、較正制御部112からの指示に従って、各補間比較器103に対応する中間電圧Vmi,j(i=1〜K,j=1〜n−1)に相当する個別電圧を生成する。電圧生成部111で生成された個別電圧および共通電圧VCMは、スイッチSW3を介して各比較器101に入力される。つまり、図1に示した例では、較正制御部112からの指示に応じて電圧生成部111で生成された個別電圧をスイッチSW3を介して各比較器101に入力する仕組みにより、テスト電圧生成部が実現されている。
また、各比較器101に対応して備えられたスイッチSW1(i)は、較正制御部112からのスイッチ切替信号に応じて、対応する比較器101の参照電圧入力端子と分圧回路との接続を切断する。一方、もう一方のスイッチSW2(i)は、同じスイッチ切替信号に応じて、対応する比較器101の参照電圧入力端子と入力電圧入力端子とを短絡する。このようにして、各比較器101を参照電圧から切り離した後に、較正制御部112からの指示に応じて、電圧生成部111により、共通電圧VCMを生成することにより、各比較器101の両入力端子に共通電圧VCMを入力することができる。つまり、図1に示した例では、電圧生成部111、較正制御部112、スイッチSW3および各比較器101に対応する2つのスイッチは、共通電圧生成部にも相当する。
また、補正値算出部113は、較正制御部112からの指示に応じて、各比較器101に対応するラッチ102および各補間比較器103の出力信号を収集する。そして、収集した出力信号に基づいて、補正値算出部113は、各ラッチ102および各補間比較器103における一致判定オフセットを表すデジタル値を生成する。補正値算出部113によって生成されたオフセットを表すデジタル値は、各ラッチ102および各補間比較器103の補正値として補正値テーブル114に保持される。
なお、補正値算出部113は、本出願人が先に出願した特願2010− 73828「電圧増幅方法、その方法を実行する増幅回路及びその増幅回路を含むアナログデジタル変換回路」に開示した方法を利用して、一致判定オフセットを求めることができる。
以下、補正値算出部113により、各補間比較器103i,jについて、AD変換の第1のステップにおける分解能に対応した補正値CALi(j)と、第2のステップにおける分解能に対応した補正値cali(j)とをそれぞれ求める方法について説明する。
図3に、ラッチコンパレータの説明図を示す。図3(A)は、図1に示したラッチ102および補間比較器103として用いられるラッチコンパレータの構成例である。図3(B)は、各ラッチコンパレータにおけるチャネル幅の比の例である。
図3(A)に示したラッチコンパレータは、2対のNMOSトランジスタと、1対のインバータとを含んでいる。各対に含まれる2つのNMOSトランジスタは、互いのドレイン端子と互いのソース端子がそれぞれ接続されている。また、それぞれのソース端子の接続点は個別に接地されている。また、1対のインバータは、互いに逆向きで、上述した2対のNMOSトランジスタのドレイン端子の接続点間に並列に接続されている。そして、一方の対に含まれる2つのNMOSトランジスタのゲートには、補間対象となる2つの比較器の一方の出力X,Xがそれぞれ入力されている。また、2つの比較器の他方の出力Y,Yは、他方の対に含まれる各NMOSトランジスタのゲートにそれぞれ入力されている。そして、このようなラッチコンパレータにおいて、2組のNMOSトランジスタのドレインと上述したインバータとの接続点の電位が差動出力OUT,OUTxとして引き出されている。
図3(A)に示したラッチコンパレータでは、各対に含まれる2つのNMOSトランジスタのチャネル幅の比に従って、2つの比較器の出力X,Xと出力Y,Yとがそれぞれ補間される。例えば、図3(B)に示したように、チャネル幅の比a:bを、1:n−1からn−1:1まで段階的に変えたn−1個のラッチコンパレータは、図1に示したn−1個の補間比較器103に相当する。また、図3(A)に示した回路において、チャネル幅の比の一方を「0」としたものは、図1に示したラッチ102に相当する。なお、図3(B)に示した例では、図1に示した各比較器101に対応するラッチ102に相当するラッチコンパレータをラッチID「L」で示した。一方、図3(B)において、n−1個の補間比較器103に相当するラッチコンパレータはラッチID「Li、j」(j=1〜n−1)で示した。
図4に、ラッチコンパレータによる一致判定を説明する図を示す。図4に示した例では、ラッチコンパレータに入力される2つの比較器の出力X1,Y1および出力X2,Y2の入力電圧Vinに対する変化の様子をそれぞれ太い実線と太い破線で示した。
チャネル幅の比の一方を「0」としたラッチコンパレータでは、入力電圧Vinが上述した2つの比較器に対応する参照電圧Vr1,Vr2と同等となるときに、それぞれ入力X1,Y1あるいは入力X2,Y2が同等となる。また、n−1個の補間比較器103に相当するラッチコンパレータでは、上述したチャネル幅の比に対応する幅だけ参照電圧からずれた中間電圧V〜Vn−1と入力電圧Vinとが等しくなったときに、それぞれの割合で補間された入力電圧X,Yが同等となる。なお、図4において、様々な割合で補間された入力電圧X,Yの変化の様子を、それぞれ異なる線種を用いて示した。
実際の素子では、ラッチコンパレータに含まれる各NMOSトランジスタのチャネル幅が設計値とは完全には一致しない。このため、個々のラッチコンパレータにおいて検出される入力の均衡に対応する入力電圧Vinは、理想的な値に対してオフセットを持っている。
図5に、ラッチコンパレータのオフセットを説明する図(その1)を示す。また、図6に、ラッチコンパレータのオフセットを説明する図(その2)を示す。
図5において、ラッチコンパレータへの入力X,Yあるいは入力X,Yが均衡する点の電圧値をVCMとする。このとき、任意の入力電圧Vaとの一致を判定する際のラッチコンパレータへの入力電圧X(Va),X(Va)、Y(Va),Y(Va)は、上述した電圧値VCMと補間型AD変換部100の分解能ΔVを用いて、式(1)〜式(4)のように表される。
(Va)=VCM−cΔV ・・・(1)
(Va)=VCM+dΔV ・・・(2)
(Va)=VCM+cΔV ・・・(3)
(Va)=VCM−dΔV ・・・(4)
一方、図6に示すように、ラッチコンパレータの各NMOSトランジスタM,M,M,Mには、それぞれ入力電圧X,X,Y,Yの入力に応じて、電流I,I,I,Iが流れる。ここで、NMOSトランジスタのコンダクタンスGは、キャリア移動度μと、単位あたりのゲート容量C0X,ゲート幅W、ゲート長L,ゲートソース間電圧VGSおよび閾値電圧VTHを用いて、式(5)のように表される。
Figure 2012004928
また、各トランジスタに流れる電流Iは、式(6)のように、上述したコンダクタンスGとドレインソース間電圧VDSとの積として表される。
I=GVDS ・・・(6)
ここで、β=μ0XW/Lとおき、更に、α=β×VDSとおくと、電流Iは、式(7)のように、ゲートソース間電圧VGSと閾値電圧VTHとを用いて表される。
I=α(VGS−VTH) ・・・(7)
各NMOSトランジスタM,M,M,Mにおいて、ドレインソース間電圧VDSは共通である。また、ソース電位は、いずれも接地電位となっている。一方、各NMOSトランジスタM,M,M,Mに対応するゲートソース間電圧VGSは、上述した式(1)〜(4)で表される。また、NMOSトランジスタM,Mのチャネル幅の比およびNMOSトランジスタM,Mのチャネル幅の比は、ともにb:aである。これらの関係を用いて、各NMOSトランジスタM,M,M,Mを流れる電流I,I,I,Iは、式(8)から式(11)のように表される。
=bα{(VCM−cΔV)−VTH1} ・・・(8)
=aα{(VCM+dΔV)−VTH2} ・・・(9)
=bα{(VCM+cΔV)−VTH3} ・・・(10)
=aα{(VCM−dΔV)−VTH4} ・・・(11)
なお、式(8)〜式(11)において、各NMOSトランジスタM,M,M,Mの閾値電圧をそれぞれVTH1〜VTH4として示した。ラッチコンパレータでは、上述した電流I,Iの和(I+I)と、電流I,Iの和(I+I)との差からオフセットが生じる。この電流の差{(I+I)−(I+I)}は、式(12)のように表される。
(I+I)−(I+I)=2α(ad−bc)ΔV
−{bα(VTH1−VTH3)+aα(VTH2−VTH4)} …(12)
式(12)から分かるように、数値adと数値bcとが等しく、かつ、閾値電圧VTH1=VTH3および閾値電圧VTH2=VTH4がともに成り立つとき、ラッチコンパレータのオフセットはない。しかし、実際の半導体デバイスでは、NMOSトランジスタM,M,M,Mのチャネル幅のばらつきなどにより、これらの条件が満たされないので、オフセットが生じる。
ここで、式(12)の第2項に含まれる閾値電圧VTH1〜VTH4は、各NMOSトランジスタM,M,M,Mの固有値であるので、この第2項の値は、入力電圧Vaの大きさによらない固定値成分である。一方、式(12)の第1項に含まれる補間型AD変換部100の分解能ΔVは、入力電圧Vaに依存する値である。したがって、この第1項の値は、入力電圧Vaに依存して変化する電圧依存成分である。例えば、AD変換結果の下位部分を生成する際に入力電圧が1/2となると、このときに、ラッチコンパレータに含まれる各NMOSトランジスタを流れる電流の差{(I+I)−(I+I)}は、式(13)のように表される。
(I+I)−(I+I)=2α(ad−bc)ΔV/2
−{bα(VTH1−VTH3)+aα(VTH2−VTH4)} …(13)
次に、以上で説明した関係を利用して、補間型AD変換部100を用いた2ステップリサイクリングADCにおいて、各ステップのAD変換過程で個々のラッチコンパレータに適用する補正量を求める方法について説明する。
図7に、ラッチコンパレータの補正を説明する図を示す。図7に示した例において、横軸は、ラッチコンパレータへの入力電圧差を示し、縦軸は、上述したオフセットに相当する一致判定誤差を示す。
例えば、図7に示した点P1は、2ステップAD変換の第1のステップにおいて、AD変換結果の上位部分を生成する際に、あるラッチコンパレータjに適用すべき上位変換用補正値CAL(j)を示している。この上位変換用補正値CAL(j)は、AD変換結果の上位部分を生成する際の判定レベルとなる中間電圧Vmを各比較器101に入力したときに、このラッチコンパレータjの出力に現れる一致判定誤差である。なお、図7に示した電圧Vdは、上述した中間電圧Vmに対応するラッチコンパレータへの入力電圧差である。
この上位変換用補正値CAL(j)は、上述したように、電圧に依存しない固定成分と電圧依存成分とを含んでいる。そして、ラッチコンパレータjの一致判定誤差に含まれる固定成分の値は、ラッチコンパレータjの入力電圧差を「0」としたときにこのラッチコンパレータjの出力に現れる。なお、図7において、この固定成分の値をcalcm(j)として示した。
上述したように、ラッチコンパレータのオフセットの電圧依存成分、すなわち、一致判定誤差の電圧依存成分は、入力電圧に依存する分解能ΔVに比例する。したがって、下位判定における一致判定誤差の電圧依存性分の値は、上位変換用補正値CAL(j)に含まれる電圧依存成分に基づいて算出することができる。例えば、上位変換用補正値CAL(j)に含まれる電圧依存成分に、上位判定時の入力電圧に対する下位判定時の入力電圧との比を乗じればよい。このような簡易な演算処理により、下位判定における一致判定誤差の電圧依存性分の値を求めることができる。そして、この値と上述した固定成分の値との和として、AD変換結果の下位部分を生成する際の一致判定誤差に相当する補正値cal(j)を求めることができる。なお、図7に示した例では、上位判定における入力電圧に対する下位判定における入力電圧との比が1/2である場合を示している。
また、同様にして、3ステップ以上の段階を経て、入力アナログ信号のAD変換を行う場合について、各ラッチコンパレータの補正値をAD変換の段階ごとに求めることも可能である。
次に、上述したようにして、2ステップリサイクリングADCに用いられた補間型AD変換部に含まれる各ラッチコンパレータについて、AD変換処理の各段階において適用する補正値を求める方法について説明する。
(別の実施形態)
図8に、補正値算出部の別実施形態を示す。なお、図8に示した構成要素のうち、図1、図2に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図8に示したラッチコンパレータ108,108i+1は、それぞれ図1に示したラッチ102,102i+1に相当する。また、上述した2つのラッチコンパレータ108,108i+1に挟まれたn−1個のラッチコンパレータ108i,j(j=1〜n−1)は、図1に示した補間比較器103i,j(j=1〜n−1)に相当する。これらのラッチコンパレータ108,108i+1およびラッチコンパレータ108i,jに対応して、レジスタ129,129i+1およびレジスタ129i,j(j=1〜n−1)が備えられている。なお、図8では、図1と同様に、補間型AD変換部100のうち、i番目の比較器101とi+1番目の比較器101i+1に対応する部分を例示している。
これらのレジスタ129には、補正値読出部115によって補正値テーブル114から読み出された補正値がそれぞれ保持される。また、これらのラッチコンパレータ108,108i+1およびラッチコンパレータ108i,jは、対応するレジスタ129に保持された補正値に従って、上述したオフセットを補正するオフセット補正部を内部に備えている。なお、各ラッチコンパレータ108に備えられるオフセット補正部の詳細については、本出願人が先に出願した特願2010−73828「電圧増幅方法、その方法を実行する増幅回路及びその増幅回路を含むアナログデジタル変換回路」を参照されたい。
図8に示した較正制御部112は、DACコントローラ121と、電圧値テーブル122と、スイッチ(SW)コントローラ123とを備えている。DACコントローラ121は、較正指示に応じて、電圧値テーブル122からAD変換の各段階における各ラッチコンパレータ108の一致判定電圧を示す電圧コードを読み出し、スイッチSW6を介してDAC106に入力する。なお、このDAC106は、図2に示した2ステップリサイクリングADCにおいて、AD変換結果の下位部分の生成の際に、AD変換結果の上位部分に相当する電圧値の生成に用いられるDACを用いることができる。
スイッチコントローラ123は、較正指示の入力に応じて、補間型AD変換部100のデジタル出力の代わりに、上述したDACコントローラ121からの電圧コードがDAC106に入力されるように、上述したスイッチSW6を操作する。また、スイッチコントローラ123は、このとき、DAC106の出力が、図2に示した加算器107に入力される代わりに、補間型AD変換部100の入力電圧Vinとして入力されるように、スイッチSW3を操作する。
また、図8に示した補正値算出部113は、オフセット検出回路124と、算出制御部125と、減算器126と、シフトレジスタ127と、加算器128と、補正値テーブル114とを備えている。
オフセット検出回路124は、補間型AD変換部100に含まれる全てのラッチコンパレータ108からの出力を収集する。そして、収集した出力に基づいて、オフセット検出回路124により、個々のラッチコンパレータ108のオフセットが検出され、検出されたオフセットを示すデジタル値が生成される。なお、このオフセット検出回路124の詳細については、本出願人が先に出願した特願2010−73828「電圧増幅方法、その方法を実行する増幅回路及びその増幅回路を含むアナログデジタル変換回路」を参照されたい。
算出制御部125は、オフセット検出回路124で各ラッチコンパレータについて得られたオフセットを示すデジタル値に基づいて、後述するようにして、AD変換の各段階における補正値を算出する。減算器126、シフトレジスタおよび加算器128は、この補正値の算出処理に用いられる。また、算出された補正値は、補正値テーブル114に保持される。
図9に、補正値テーブルの例を示す。図9に示した例では、分圧回路によって生成される各参照電圧Vi(i=1〜K)を一致判定電圧とするラッチコンパレータ108をラッチID[L(i)]で示した。また、2つの参照電圧V,Vi+1の間に挟まれる中間電圧を一致判定電圧とするラッチコンパレータ108を、下側の参照電圧を示す番号とこの区間に含まれる中間電圧を示す番号とを組み合わせて、ラッチID[L(i,j)]のように示した。
また、補間作用を持つ各ラッチコンパレータ108に対応する上位変換用補正値CAL、下位変換用補正値calおよび固有補正値calcmは、それぞれ参照電圧の番号と参照電圧で示される区間内での中間電圧の番号とを組み合わせた添え字を付して示した。なお、各参照電圧に対応するラッチコンパレータ108については、固有補正値calcmのみが得られる。
次に、各ラッチコンパレータ108を較正する動作について説明する。補間型AD変換部100に含まれる各ラッチコンパレータ108の較正作業は、例えば、AD変換装置が備えられた高速インタフェースに電源が投入されたタイミングなどに行うことができる。
図10に、較正動作を表す流れ図(その1)を示す。また、図11に、較正動作を表す流れ図(その2)を示す。
例えば、上述した高速インタフェースへの電源投入に応じて、受信装置のコントローラなどから較正制御部112に較正指示が渡される(ステップ301)。これに応じて、図8に示したDACコントローラ121は、電圧値テーブル122に参照電圧番号iと中間電圧番号jとの組み合わせに対応して保持された電圧コードをDAC106に入力する。なお、電圧値テーブル122には、例えば、AD変換結果の上位部分を生成する際の中間電圧を示す電圧コードを保持しておけばよい。
上述した電圧コードの入力に応じて、このDAC106により、中間電圧(i,j)が生成され(ステップ302)、この中間電圧(i,j)が入力電圧Vinとして補間型AD変換部100に入力される。
このとき、オフセット検出回路124は、上述した中間電圧(i,j)に対応するラッチコンパレータ108i,jの出力を収集する(ステップ303)。なお、図9において、ラッチコンパレータ108i,jは、ラッチL(i、j)として示した。ステップ303で収集した出力に対応して、オフセット検出回路124で得られたオフセット値は、算出制御部125を介して補正値テーブル114に上位変換用補正値CALi(j)として保持される(ステップ304)。
中間電圧番号jが各区間に含まれる中間電圧数(n−1)よりも小さい場合に(ステップ305の否定判定)、処理は、ステップ306で中間電圧番号jを更新した後に、ステップ302に戻る。そして、新たな中間電圧番号jに対応するラッチコンパレータ108の補正値を特定する処理が行われる。
ステップ302〜ステップ306を繰り返し、参照電圧番号iに対応する区間内の全ての中間電圧に対応するラッチコンパレータ108について上位変換用補正値CALi(j)が得られたときに、ステップ305の肯定判定として、処理は、ステップ307に進む。
参照電圧番号iが参照電圧の総数K未満である場合に(ステップ307の否定判定)、処理は、ステップ308で参照電圧番号iを更新した後に、ステップ302に戻る。そして、新たな参照電圧番号iに対応するラッチコンパレータ108の補正値を特定する処理が行われる。
ステップ302〜ステップ308を繰り返し、補間作用を持つ全てのラッチコンパレータ108について上位変換用補正値CALi(j)が得られたときに、ステップ307の肯定判定として、処理は、ステップ309に進む。
ステップ309において、DACコントローラ121は、共通電圧Vcmを示す電圧コードをDAC106に入力し、DAC106に共通電圧Vcmを生成させる。なお、この共通電圧Vcmとしては、例えば、各比較器101の動作が保証されている範囲に含まれる電圧値を設定することができる。
また、ステップ309とともに、スイッチコントローラ123により、図1に示したように、各比較器101(i=1〜K)に対応して設けられた2つのスイッチSW1(i),SW2(i)(i=1〜K)へのスイッチ切替信号が出力される(ステップ310)。そして、このスイッチ切替信号に応じて、上述した各スイッチSW1(i),SW2(i)が操作され、各比較器101の入力端子が短絡され、両方の入力端子に上述した共通電圧Vcmが入力される。
次いで、オフセット検出回路124により、全てのラッチコンパレータ108の出力が収集される(ステップ311)。そして、収集された出力から生成された共通電圧値に対応するオフセット値は、各ラッチコンパレータの固有補正値として、算出制御部125を介して補正値テーブル114に保持される(ステップ312)。
その後、算出制御部125は、上述した参照電圧番号iおよび中間電圧番号jを初期化した後に、ステップ313に進む。そして、算出制御部125は、参照電圧番号iおよび中間電圧番号jで示されるラッチコンパレータ108i,jに対応する上位変換用補正値CALi(j)と固有補正値calcmi(j)を補正値テーブル114から読み出す(ステップ313)。
読み出された上位変換用補正値CALi(j)と固有補正値calcmi(j)は、減算器126に渡され、上位変換用補正値CALi(j)から固有補正値calcmi(j)を減算する処理が行われ、電圧依存成分D(i,j)が算出される(ステップ314)。この電圧依存成分D(i,j)は、シフトレジスタ127により、m桁の右方向シフト処理される(ステップ315)。図1を参照して説明したように、補間作用を持つ各ラッチコンパレータ108に対応する中間電圧は、2つの参照電圧間を2分割するように設定されている。したがって、上述したようなシフト処理により、上位判定時の入力電圧に対する下位判定時の入力電圧の比を電圧依存成分D(i,j)に乗じる処理を実現することができる。
また、シフトレジスタ127によるシフト結果と固有補正値calcmi(j)とを加算器128によって加算することにより、下位変換用補正値cali(j)が得られ、この下位変換用補正値cali(j)は、補正値テーブル114に保持される(ステップ316)。
中間電圧番号jが各区間に含まれる中間電圧数(n−1)よりも小さい場合に(ステップ317の否定判定)、処理は、ステップ318で中間電圧番号jを更新した後に、ステップ313に戻る。そして、新たな中間電圧番号jに対応するラッチコンパレータ108について、下位変換用補正値を算出する処理が行われる。
ステップ313〜ステップ318を繰り返し、参照電圧番号iに対応する区間内の全ての中間電圧に対応するラッチコンパレータ108について下位変換用補正値cali(j)が得られたときに、ステップ317の肯定判定として、処理は、ステップ319に進む。
参照電圧番号iが参照電圧の総数K未満である場合に(ステップ319の否定判定)、処理は、ステップ320で参照電圧番号iを更新した後に、ステップ313に戻る。そして、新たな参照電圧番号iに対応するラッチコンパレータ108の下位変換用補正値を算出する処理が行われる。
ステップ313〜ステップ320を繰り返し、補間作用を持つ全てのラッチコンパレータ108について下位変換用補正値cali(j)が得られたときに、ステップ319の肯定判定として、較正処理は終了する。
上述したようにして、補間作用を持つ各ラッチコンパレータについて、下位変換用の補正値を、上位変換時の中間電圧の入力に伴って得られる上位変換用補正値と、共通電圧の入力に伴って得られる固有補正値とに基づいて算出することができる。したがって、図1あるいは図8に示した補正値算出部113を備えた補正値取得部111では、下位変換用の補正値の取得のために、下位変換時の中間電圧を生成するための高ビットのDACを不要とすることができる。これにより、回路規模を抑制しつつ、補間型AD変換部100に備えられた各ラッチコンパレータ108を高い精度で較正する仕組みを実現することができる。これにより、補間型AD変換部100を備えた2ステップリサイクリングADCを実現する上での課題を解決することができる。
ここで、各ラッチコンパレータに対応する上位変換時の中間電圧および上述した共通電圧は、いずれも、2ステップリサイクリングADCにおいて、AD変換結果の下位部分を生成する際に用いられるDAC106によって生成可能である。したがって、図8に示したように、下位変換時の差分電圧生成用のDAC106を、そのまま、較正処理の際の中間電圧および共通電圧の生成に利用することができる。
次に、上述したようにして得られた上位変換用補正値および下位変換用補正値を用いて、2ステップリサイクリングADCが、入力アナログ信号のAD変換を行う動作について説明する。
図12に、A/D変換動作を表す流れ図を示す。
2ステップリサイクリングADCは、入力アナログ信号のAD変換結果の上位部分の生成を指示する上位変換指示に応じて動作を開始する(ステップ321)。このとき、補正値読出部115は、補間作用を持つ全てのラッチコンパレータ108i,jに対応する上位変換用補正値CALi(j)を補正値テーブル114から読み出し、対応するレジスタ129i,jに格納する(ステップ322)。なお、各参照電圧に対応するラッチコンパレータ108に対応するレジスタ129には、予めそれぞれの固有補正値calcmiを格納しておくことができる。
次いで、上位変換用参照電圧が設定され(ステップ323)、サンプルホールド回路105によるサンプリングで得られたサンプルホールド(S−H)電圧が、入力電圧Vinとして補間型AD変換部100に入力される(ステップ324)。
このとき、補間作用を持つ各ラッチコンパレータ108i,jにおいては、対応するレジスタ129i,jに保持された上位変換用補正値CALi(j)によるオフセット補正が行われる。また、参照電圧に対応するラッチコンパレータ108においては、対応するレジスタ129に保持された固定補正値calcmiによるオフセット補正が行われる。その上で、各ラッチコンパレータ108により、それぞれに対応する上位変換用の判定レベルと入力電圧Vinとの比較判定結果が出力される。そして、補間型AD変換部100に含まれる全てのラッチコンパレータ108の判定出力に基づいて、補間型AD変換部100内のエンコーダ部により、入力電圧Vinに対応するAD変換結果の上位部分が生成される。また、生成されたAD変換結果の上位部分は外部に出力されるとともに、図2に示したDAC106に渡される(ステップ325)。
その後、下位変換指示の入力に応じて、入力アナログ信号のAD変換結果の下位部分を生成する処理が開始される(ステップ326)。この下位変換指示に応じて、補正値読出部115は、補間作用を持つ全てのラッチコンパレータ108i,jに対応する下位変換用補正値cali(j)を補正値テーブル114から読み出し、対応するレジスタ129i,jに格納する(ステップ327)。
次いで、下位変換用参照電圧が設定される(ステップ328)。また、DAC106により、AD変換結果の上位部分に相当する電圧が生成される。そして、加算器107により、サンプルホールド(S−H)電圧とDAC106の出力との差分電圧Vrdが生成されるとともに、図2に示したスイッチSW4,SW5が切り替えられる。これにより、サンプルホールド電圧に代えて、上述した差分電圧Vrdが入力電圧Vinとして補間型AD変換部100に入力される(ステップ329)。
このとき、補間作用を持つ各ラッチコンパレータ108i,jにおいては、対応するレジスタ129i,jに保持された下位変換用補正値cali(j)によるオフセット補正が行われる。また、参照電圧に対応するラッチコンパレータ108においては、対応するレジスタ129に保持された固定補正値calcmiによるオフセット補正が行われる。その上で、各ラッチコンパレータ108により、それぞれに対応する下位変換用の判定レベルと差分電圧Vrdとの比較判定結果が出力される。そして、補間型AD変換部100に含まれる全てのラッチコンパレータ108の判定出力に基づいて、補間型AD変換部100内のエンコーダ部により、差分電圧Vrdに対応するAD変換結果が生成される。このようにして生成されたAD変換結果は、アナログ入力電圧Vinに対応するAD変換結果の下位部分として外部に出力され(ステップ330)、AD変換処理が終了する。
上述したようにして、各ラッチコンパレータ108に、上位変換用補正値CALi(j)と下位変換用補正値cali(j)を適宜切り替えて設定し、オフセット補正動作に供することができる。なお、同様の手順を繰り返して、3ステップ以上の段階を経てAD変換結果を得る際に、それぞれの段階に適合する補正値を設定することも可能である。
また、各ラッチコンパレータ108に対応して、上位変換用補正値用のレジスタと下位変換用補正値用のレジスタを設け、これらを切り替えて適用させるようにすることもできる。
(更に別の実施形態)
図13に、補正値適用部の別実施形態を示す。なお、図13に示した構成要素のうち、図8に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図13に示した例では、補間作用を持つラッチコンパレータ108i,jに対応して、レジスタ129i,jに加えて、更に、レジスタ130i,jと切替スイッチとが設けられている。また、補正値算出部113で算出された各補正値は、補正値テーブル114に保持される代わりに、レジスタ129およびレジスタ130に直接書き込まれる。
例えば、補正値算出部113は、補間作用を持つラッチコンパレータ108i,jに対応して上位変換用補正値CALi(j)を算出した際に、上位変換用補正値CALi(j)を対応するレジスタ130i,jに書き込むことができる。そして、共通電圧の入力に応じて、各ラッチコンパレータ108に対応する固有補正値を取得した際に、対応するレジスタ130に保持された上位変換用補正値CALi(j)を参照して、それぞれの下位変換用補正値cali(j)を算出することができる。また、このようにして算出された下位変換用補正値cali(j)は、各ラッチコンパレータ108に対応するレジスタ129に保持される。
また、図13に示したレジスタ切替回路131は、上位変換指示の入力に応じて、補間作用を持つ各ラッチコンパレータ108i,jに対応する切替スイッチに対して、上位変換用補正値CALi(j)が保持されたレジスタ130i,jの選択を指示する。そして、下位変換指示の入力に応じて、レジスタ切替回路131により、下位変換用補正値cali(j)が保持されたレジスタ130i,jを選択するように上述した切替スイッチを操作することにより、各ラッチコンパレータ108i,jに適用される補正値を切り替えることができる。
100 補間型AD変換部
101 比較器
102 ラッチ
103 補間比較器
104 補正値適用部
105 サンプルホールド回路
106 DAC
107,128 加算器
108 ラッチコンパレータ
110 補正値取得部
111 電圧生成部
112 較正制御部
113 補正値算出部
114 補正値テーブル
115 補正値読出部
121 DACコントローラ
122 電圧値テーブル
123 スイッチ(SW)コントローラ
124 オフセット検出回路
125 算出制御部
126 減算器
127 シフトレジスタ
129,130 レジスタ
131 レジスタ切替回路

Claims (6)

  1. 変換対象の入力アナログ信号を複数の段階を経てデジタル値に変換する際に、前記複数の段階ごとに、前記各段階に対応する刻み幅で設定された複数の参照電圧のいずれかと前記入力アナログ信号電圧とを比較する複数の比較器と、
    前記複数の比較器のうち2つの出力が信号電圧として入力され、当該2つの比較器にそれぞれ対応する第1参照電圧と第2参照電圧との間を複数の区間に分割するように設けられた少なくとも一つの中間電圧のいずれかを判定レベルとして前記入力アナログ信号電圧との比較を行う少なくとも一つの補間比較器と、
    前記補間比較器のそれぞれについて、前記複数の段階それぞれに対応する判定レベルと前記入力アナログ信号電圧との一致判定誤差を補正するための補正値を求める補正値取得部と、
    前記入力アナログ信号を変換する際に、前記補正値取得部で前記補間比較器ごとに求めた補正値を、対応する前記補間比較器に前記複数の段階ごとに設定する補正値適用部と、
    を備え、
    前記補正値取得部は、
    補正対象の補間比較器について、前記各段階における判定レベルのいずれかに相当する個別テスト電圧を生成し、前記補正対象の補間比較器に対応する2つの比較器に、前記入力アナログ信号に代えて入力するテスト電圧生成部と、
    別の共通テスト電圧を生成し、前記補正対象の補間比較器に対応する2つの比較器に、前記入力アナログ信号と前記第1参照電圧および前記第2参照電圧に代えて入力する共通電圧生成部と、
    前記個別テスト電圧の入力に応じて前記補正対象の補間比較器の出力として得られる前記判定レベルに対応する一致判定誤差と、前記共通テスト電圧の入力に応じて得られる一致判定誤差とに基づいて、前記各段階における判定レベルに対応する補正値を算出する補正値算出部と、
    を備えた
    ことを特徴とするAD変換回路。
  2. 請求項1に記載のAD変換回路において、
    前記テスト電圧生成部は、前記各段階のうち最も粗い刻み幅で前記複数の参照電圧が設定される段階において、前記補正対象の補間比較器に対応する中間電圧を、前記個別テスト電圧として生成する
    ことを特徴とするAD変換回路。
  3. 請求項1に記載のAD変換回路において、
    前記共通電圧生成部は、前記各比較器をそれぞれに対応する参照電圧から切り離して、前記入力アナログ信号に接続するスイッチを備え、
    前記共通テスト電圧を前記入力アナログ信号に代えて、前記各比較器に入力する
    ことを特徴とするAD変換回路。
  4. 請求項1に記載のAD変換回路において、
    前記補正値算出部は、
    前記個別テスト電圧の入力に応じて前記補正対象の補間比較器の出力として得られる前記判定レベルに対応する一致判定誤差と、前記共通テスト電圧の入力に応じて得られる一致判定誤差とから、前記補間比較器の前記判定レベルに対応する一致判定誤差に含まれる、入力電圧に依存しない固定成分と入力電圧に依存する電圧依存成分とをそれぞれ特定する成分特定部と、
    前記各段階における判定レベルと前記個別テスト電圧との比に相当する係数と前記個別テスト電圧に対応する電圧依存成分とを乗算して、前記各段階における判定レベルに対応する補正値の電圧依存成分を算出する依存成分算出部と、
    を備え、
    前記成分特定部によって特定された前記固定成分と、前記依存成分算出部で得られた前記各段階における中間電圧に対応する補正値の電圧依存成分との和として、前記各段階についての補正値を求める
    ことを特徴とするAD変換装置。
  5. 請求項4に記載のAD変換回路において、
    前記補間比較器は、前記第1の参照電圧と前記第2の参照電圧との間を2個の区間に分割するように設けられた2−1個の中間電圧のそれぞれに対応して設けられ、
    前記成分特定部は、前記補正対象の補間比較器に対応する前記固定成分と前記個別テスト電圧に対応する前記電圧依存成分を表すデジタル値をそれぞれ生成し、
    前記依存成分算出部は、
    前記個別テスト電圧に対応する電圧依存成分を表すデジタル値についてシフト演算を行うことによって、前記各段階における中間電圧に対応する電圧依存成分を表すデジタル値を生成するシフトレジスタを備えた
    ことを特徴とするAD変換回路。
  6. 変換対象の入力アナログ信号を複数の段階を経てデジタル値に変換する際に、前記複数の段階ごとに、前記各段階に対応する刻み幅で設定された複数の参照電圧のいずれかと前記入力アナログ信号電圧とを比較する複数の比較器と、
    前記複数の比較器のうち2つの出力が信号電圧として入力され、当該2つの比較器にそれぞれ対応する第1参照電圧と第2参照電圧との間を複数の区間に分割するように設けられた少なくとも一つの中間電圧と前記入力アナログ信号電圧とをそれぞれ比較する少なくとも一つの補間比較器と、
    を備えたAD変換回路によるAD変換方法であって、
    前記補間比較器のそれぞれについて、対応する中間電圧と前記入力電圧との一致判定誤差を補正するための補正値を、前記複数の段階それぞれについて求める補正値取得手順と、
    前記入力アナログ信号を変換する際に、前記補正値取得手順で前記補間比較器ごとに求めた補正値を、対応する前記補間比較器に前記複数の段階ごとに設定する補正値適用手順と、
    を備え、
    前記補正値取得手順は、
    補正対象の補間比較器について、前記各段階における比較にかかる中間電圧のいずれかに相当する個別テスト電圧を生成し、補正対象の補間比較器に対応する2つの比較器に、前記入力アナログ信号に代えて入力するテスト電圧生成手順と、
    別の共通テスト電圧を生成し、前記補正対象の補間比較器に対応する2つの比較器に、前記入力アナログ信号および参照電圧に代えて入力する共通電圧生成手順と、
    前記個別テスト電圧および前記共通テスト電圧が入力された際にそれぞれ現れる前記補正対象の補間比較器の出力に基づいて、前記各段階における中間電圧に対応する補正値を算出する補正値算出手順と、
    を備えた
    ことを特徴とするAD変換方法。
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