JP2001352243A - A/d変換器及びa/d変換方法 - Google Patents

A/d変換器及びa/d変換方法

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JP2001352243A
JP2001352243A JP2000171734A JP2000171734A JP2001352243A JP 2001352243 A JP2001352243 A JP 2001352243A JP 2000171734 A JP2000171734 A JP 2000171734A JP 2000171734 A JP2000171734 A JP 2000171734A JP 2001352243 A JP2001352243 A JP 2001352243A
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JP
Japan
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vin
signal
digital signal
vrh
outputting
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JP2000171734A
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English (en)
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Sanroku Tsukamoto
三六 塚本
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/38Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type
    • H03M1/44Sequential comparisons in series-connected stages with change in value of analogue signal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速動作が可能で消費電流の少ないA/D変換
器を提供すること。 【解決手段】第1演算回路52は第1基準電圧Vref と
アナログ信号Vinを基に演算Vin−Vref を行って得た
第1電圧Vaを出力し、第2演算回路53は第2基準電
圧GNDとアナログ信号Vinを基に演算Vin−0を行っ
て得た第2電圧Vbを出力する。第3演算回路55は、
第1及び第2電圧Va,Vbを加算演算(Va+Vb)
して得た信号OUTを出力する。この信号OUTは、従
来方式による出力信号(=2(Vin− 1/2×Vref ))
と同じ値となる。即ち、従来のDAC及び2倍アンプ回
路を用いることなく同じ結果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は逐次比較型、循環比
較型、パイプライン型等の直列型アナログディジタル
(A/D)変換器及びA/D変換方法に関するものであ
る。
【0002】近年、電子機器においてはアナログ装置に
おいてもデジタル化が進みそのためA/D変換器の普及
は著しい。又、電子機器は高速処理及び低消費電力化が
要求され、これらA/D変換器も同様により低消費電流
及び高速動作が求められている。
【0003】
【従来の技術】アナログ入力信号をnビットのディジタ
ル出力信号に変換するA/D変換器は、一般にビットセ
ルと呼ばれるステージによる演算をn回実行するように
構成されたアナログブロックを備えている。
【0004】逐次比較型A/D変換器は、アナログブロ
ックに1個のステージを備え、ステージの出力信号を入
力に帰還している。そして、ステージの演算をn回実行
するようにアナログブロックを動作させ、nビットのデ
ィジタル出力信号を得る。
【0005】循環型A/D変換器は、アナログブロック
にm個(2≦m<n)のステージを持ち、m個目のステ
ージの出力を1個目のステージの入力に帰還している。
そして、これらステージの演算を(n/m)回実行する
ようにアナログブロックを動作させ、nビットのディジ
タル出力信号を得る。
【0006】パイプライン型A/D変換器は、アナログ
ブロックにn個のステージを持ち、これらステージの演
算を1回実行することで、nビットのディジタル出力信
号を得る。
【0007】図9は、従来のビットセルのブロック図で
ある。ビットセル10は、サンプルホールド(S/H)
回路11、1ビットアナログディジタル変換器(AD
C)12、1ビットディジタルアナログ変換器(DA
C)13、減算回路14、アンプ回路15を備える。
【0008】S/H回路11は入力信号INをサンプリ
ングし保持したアナログ信号VinをADC12及び減算
回路14に出力する。ADC12は、変換域(入力レン
ジ)の中間電圧 1/2Vref を入力し、これとアナログ信
号Vinと比較して1ビットのディジタル信号Dout をD
AC13に出力する。
【0009】DAC13は、ディジタル信号Doutに応
答して中間電圧 1/2Vref 又は0V(ボルト)の電位を
持つ信号V1を減算回路14に出力する。減算回路14
はアナログ信号Vinから信号V1を減算した信号をアン
プ回路15に出力する。
【0010】アンプ回路15は2倍の利得を持ち、減算
回路14の信号を増幅した出力信号OUTを出力する。
図10は、ビットセル10のアルゴリズムを示し、図1
1はビットセルの処理内容の説明図である。図12はビ
ットセルの伝達特性図である。また、図13はA/D変
換器の動作タイミング図である。
【0011】アナログ信号Vinは外部又は前ステージか
ら入力され、これを変換域の中間電圧 1/2Vref と比較
し(ステップ21:比較ステージ)、これにより「0」
又は「1」を持つ1ビットのディジタル信号Dout が得
られる。この比較結果に基づいて2(Vin− 1/2×Vre
f )あるいは2×Vinの処理(ステップ22,23:演
算ステージ)を実行し、その処理結果を次のステージに
渡す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式では以下の問題点がある。 (a)絶対的な電位である中間電圧 1/2×Vref を発生
させる必要があり、演算及び比較ステージにおいてDA
Cが必要である。
【0013】(b)2倍の増幅率を持つアンプ回路15
が必要であるため、このアンプ回路15の利得、オフセ
ット等が演算ステージにおける誤差要因となる。 (c)減算回路14が必要であるため、これのために0
ボルト又は中間電圧 1/2×Vref を持つ信号V1を生成
するDAC13が必要である。このDAC13のセトリ
ング特性等が演算ステージにおける誤差要因となる。
【0014】(d)絶対的な電位の中間電圧 1/2×Vre
f とアナログ信号Vinを比較するため、高速動作時に比
較ステージにおいてサンプリング誤差によるエラーが発
生する。
【0015】(e)演算ステージでは高速動作につれて
セトリング誤差が発生し、A/D変換精度に影響を与え
る。尚、上記の詳細は、(J.Ingino Jr. and B.A.Wo 144
-145.oley,"A Continuously-calibrated 10Msample/s 1
2b 3.3V ADC," in ISSCC Dig.Tech.Papers,Feb.,1998,P
P.)(P1922-1923) に記載されている。
【0016】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は高速動作が可能で消費電
流の少ないA/D変換器及びA/D変換方法を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、ビットセルは、高
電位側の第1基準電圧VRH、低電位側の第2基準電圧V
RLとアナログ入力電圧Vinを基に、演算(Vin−VRH)
+(Vin−VRL)及び演算(VRH−Vin)+(VRL−V
in)の少なくとも一方を行う演算ステージを持つ。これ
により、DAC及び2倍アンプ回路が不要となる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、ビットセ
ルは、高電位側の第1基準電圧VRH、低電位側の第2基
準電圧VRLとアナログ入力電圧Vinを基に、第1の演算
Va=Vin−VRH(又はVRH−Vin)と、第2の演算V
b=Vin−VRL(又はVRL−Vin)と、第3の演算Va
+Vbを行う演算ステージを持つ。これにより、DAC
及び2倍アンプ回路が不要となる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、第1及び
第2の演算の少なくとも一方が第3の演算と同時に行行
われる。請求項4に記載の発明によれば、ビットセル
は、演算(Vin−VRH)+(Vin−VRL)、演算(VRH
−Vin)+(VRL−Vin)、又は第3の演算を電流モー
ドにて行う演算ステージを持つ。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、第1の演
算結果と第2の演算結果を比較し、その比較結果に応じ
てディジタル信号を出力する比較ステージを有する。請
求項6に記載の発明によれば、演算ステージは、ディジ
タル信号に基づいて、演算(Vin−VRH)+(Vin−V
RL)、又は演算(VRH−Vin)+(VRL−Vin)の結果
を次ステージに伝達する。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、第3の演
算を行う演算ステージは、ディジタル信号に基づいて、
第3の演算結果又はその反転電位を持つ出力を次ステー
ジに伝達する。
【0022】請求項8に記載の発明によれば、第1基準
電圧と第2基準電圧との間に設定した少なくとも1点以
上の電位とアナログ入力電圧とを比較することで、アナ
ログ入力信号にのるノイズがディジタル信号に影響を与
えるのを防ぐ。
【0023】請求項9に記載の発明によれば、ビットセ
ルは、アナログ入力信号をサンプリングし保持したアナ
ログ信号を出力するサンプルホールド回路と、高電位側
の第1基準電圧とアナログ信号との差を演算して第1の
信号を出力する第1の演算回路と、低電位側の第2基準
電圧とアナログ信号との差を演算して第2の信号を出力
する第2の演算回路と、第1及び第2の信号を比較して
ディジタル信号を出力する比較回路と、第1の信号と第
2の信号を加算して相補な第3及び第4の信号を生成
し、ディジタル信号に基づいて第3又は第4の信号を出
力する第3の演算回路と、を備えてなる。
【0024】請求項10に記載の発明によれば、高電位
側の第1基準電圧とアナログ入力信号とを演算して第1
の演算結果を得るステップと、低電位側の第2基準電圧
とアナログ入力信号とを演算して第2の演算結果を得る
ステップと、第1及び第2の演算結果を加算して第3の
演算結果を得るステップと、第3の演算結果が正か否か
を判断するステップと、判断結果に基づいて、第1のデ
ィジタル信号を出力するステップ及び第1のディジタル
信号に基づいて第3の演算ステップの演算結果を出力す
るステップ、又は第2のディジタル信号を出力するステ
ップ及び第2のディジタル信号に基づいて第3の演算ス
テップの演算結果の反転結果を出力するステップ、とが
実行される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図8に従って説明する。図1は、パイプ
ライン型A/D変換器30のブロック図である。このA
/D変換器30は、アナログ入力信号Ainを8ビットの
ディジタル信号Dout に変換する。
【0026】A/D変換器30は、アナログブロック3
1とロジック回路32を備えている。アナログブロック
31はディジタル信号Dout のビット数に対応する複数
(本実施形態では8個)の第1〜第8ビットセル41〜
48から構成されている。第1〜第8ビットセル41〜
48は、それぞれが入力信号を1ビットのディジタル信
号に変換する変換ステージである。従って、A/D変換
器30は、第1〜第8ステージを持つ。
【0027】第1〜第8ビットセル41〜48は直列に
接続されている。第1ビットセル41にはアナログ入力
信号Ainが入力され、第2〜第8ビットセル42〜48
には前段の第1〜第7ビットセル41〜47の出力信号
が入力されている。
【0028】第1ビットセル41はアナログ入力信号A
inを演算処理してディジタル変換した1ビットのディジ
タル信号D7をロジック回路32に出力するとともに、
演算処理結果に基づくアナログ信号を次段の第2ビット
セル42に出力する。同様に、第2〜第7ビットセル4
2〜47は、それぞれ前段の第1〜第6ビットセル41
〜46のアナログ出力信号を演算処理して1ビットのデ
ィジタル信号D6〜D1をロジック回路32に出力する
とともに、演算処理結果に基づくアナログ出力信号を次
段の第3〜第8ビットセル43〜48に出力する。第8
ビットセル48は前段の第7ビットセル47のアナログ
出力信号を演算処理して1ビットのディジタル信号D0
をロジック回路32に出力する。
【0029】図2は、第1ビットセル41のブロック図
である。尚、第2〜第8ビットセル42〜48の構成
は、第1ビットセル41のそれと同じであるため、図面
及び説明を省略する。
【0030】ビットセル41は、サンプルホールド(S
/H)回路51、第1及び第2演算ステージとしての第
1及び第2演算回路52,53、比較ステージとしての
比較回路54、及び第3演算ステージとしての第3演算
回路55を含む。
【0031】S/H回路51は、図3に示すように、ス
イッチSWとコンデンサC1とから構成され、スイッチ
SWの第1端子には入力信号INが供給され、第2端子
はコンデンサC1の第1端子に接続され、コンデンサC
1の第2端子はグランドGNDに接続されている。そし
て、スイッチSWとコンデンサC1の間のノードが第1
及び第2演算回路52,53に接続され、アナログ信号
Vinを出力する。
【0032】スイッチSWは例えばロジック回路32か
ら供給されるサンプリングクロックCLKに応答してオ
ン又はオフする。これにより、スイッチSWがオンして
いる間、入力信号INをコンデンサC1によりサンプリ
ング(sampling)し、スイッチSWがオフするとその時
の入力信号INのレベルをコンデンサC1により保持
(hold)する。そして、S/H回路51は、保持したレ
ベルを持つアナログ信号Vinを第1及び第2演算回路5
2,53に出力する。
【0033】第1演算回路52には高電位側比較基準電
圧VRHとアナログ信号Vinとが入力され、第2演算回路
53にはアナログ信号Vinと低電位側比較基準電圧VRL
とが入力される。尚、本実施形態では、以下の説明を簡
単にするために、高電位側比較基準電圧VRHとして第1
比較電圧Vref 、低電位側比較基準電圧VRLとして第2
比較電圧GND(=0V)を用い、必要に応じて併記す
ることにする。
【0034】第1演算回路52は、図4に示すように構
成された減算回路よりなる。即ち、第1演算回路52は
トランジスタT1,T2、抵抗R1,R2及び定電流源
52aから構成されている。トランジスタT1,T2は
NチャネルMOSトランジスタからなり、ソースが互い
に接続され、その接続点は定電流源52aを介して低電
位電源(本実施形態ではグランド)GNDに接続されて
いる。両トランジスタT1,T2のドレインはそれぞれ
抵抗R1,R2を介して高電位電源VDDに接続されてい
る。第1トランジスタT1のゲートにはアナログ信号V
inが印加され、第2トランジスタT2のゲートには第1
比較電圧Vref が印加されている。そして、第2トラン
ジスタT2と抵抗R2の間のノードから第1電圧Vaを
出力する。
【0035】このように構成された第1演算回路52
は、アナログ信号Vinに対する第1比較電圧Vref の電
圧差を演算して第1電圧Vaを出力する。従って、第1
電圧Vaはアナログ信号Vinに対する第1比較電圧Vre
f の差電圧(=Vin−Vref =Vin−VRH)を持つ。
【0036】第2演算回路53は、第1演算回路52と
同様に構成された減算回路よりなるため、図面を省略す
る。第2演算回路53は、アナログ信号Vinに対する第
2比較電圧GNDの電圧差を演算して第2電圧Vbを出
力する。従って、第2電圧Vbはアナログ信号Vinに対
する第2比較電圧GNDの差電圧(=Vin−GND=V
in−VRL)を持つ。
【0037】尚、第1及び第2演算回路52,53は第
1及び第2比較電圧Vref ,GNDに対するアナログ信
号Vinの電圧差(Vref −Vin,GND−Vin)を演算
し、それらに基づく第1及び第2電圧Va(=Vref −
Vin),Vb(=GND−Vin)を出力するように構成
してもよい。
【0038】比較回路54は、第1及び第2電圧Va,
Vbを入力し、それら電圧を比較する。そして、比較回
路54は、比較結果に基づく論理を持つ1ビットのディ
ジタル信号Dout (図1におけるディジタル信号D7)
を出力する。例えば、比較回路54は、第1電圧Vaが
第2電圧Vbよりも大きい場合に論理「1」を持つ信号
Dout を出力し、第1電圧Vaが第2電圧Vbよりも小
さい場合に論理「0」を持つ信号Dout を出力する。
【0039】第3演算回路55は、第1及び第2電圧V
a,Vbと、ディジタル信号Doutを入力する。第3演
算回路55は加算回路であり、第1及び第2電圧Va,
Vbの電位を加算演算し、相補な第1及び第2電圧VP
(=Va+Vb),VN(=−(Va+Vb))を生成
する。そして、第3演算回路55は、ディジタル信号D
out の論理に基づいて、信号Dout が「1」の場合には
第1電圧VPを出力信号OUTとして出力し、信号Dou
t が「0」の場合には第2電圧VNを信号OUTとして
出力する。
【0040】次に、上記のように構成されたビットセル
41の作用を図5〜図7に従って説明する。今、図5に
示すように、所定電位(図において 1/2Vref <Vin<
Vref )を持つアナログ信号VinがS/H回路51を介
して第1及び第2演算回路52,53に入力される。
【0041】第1演算回路52は、第1比較電圧Vref
とアナログ信号Vinの差電圧、即ち負の符号を持つ第1
電圧Vaを出力する。第2演算回路53は、第2比較電
圧GNDとアナログ信号Vinの差電圧、即ち正の符号を
持つ第2電圧Vbを出力する。
【0042】これら第1及び第2電圧Va,Vbはサン
プリングの終了時点で確定している。従って、比較回路
54は、サンプリングが終了すると直ちに比較処理を実
行し、論理「1」を持つ1ビットのディジタル信号Dou
t を出力する。
【0043】そして、第1及び第2電圧Va,Vbが確
定していることから、第3演算回路55はサンプリング
が終了すると直ちに演算処理を実行する。即ち、第3演
算回路55は、比較回路54における比較処理と平行し
て演算処理を実行し、演算結果を持つ相補電圧VP(=
Va+Vb),VN(=−(Va+Vb))を生成す
る。そして、第3演算回路55はディジタル信号Dout
に基づいて、第1電圧VPを出力信号OUTとして出力
する。この出力信号OUTの電位Vout は、 Vout =Va+Vb =(Vin−Vref )+(Vin−0) =2×Vin−Vref =2(Vin− 1/2×Vref ) となる。
【0044】これは、従来方式によるもの、即ちアナロ
グ信号Vinと中間電位 1/2×Vrefを直接比較し、その
比較結果を2倍した値と同じ値である。従って、本実施
形態の方式は、第1比較電圧Vref と第2比較電圧GN
Dにより仮想的に中間電位 1/2×Vref を設定し、それ
とアナログ信号Vinを比較することによって1ビットの
ディジタル信号Dout と次段のビットセルに伝達する信
号を生成する。即ち、各ビットセル41〜48は、第1
比較電圧Vref と第2比較電圧GNDにより仮想的に設
定した中間電位 1/2×Vref とアナログ信号Vinを比較
する比較ステージとして動作する。
【0045】ちなみに、アナログ信号Vinが中間電位 1
/2Vref よりも低い場合、第3演算回路55から第2電
圧VN(=−(Va+Vb))を出力する。従って、ビ
ットセル41の伝達特性は図6のように表される。
【0046】図7は、ビットセルにおけるタイミング図
である。上記したように、サンプリング終了時点(サン
プリングクロックCLKの立ち下がりエッジ)で第1及
び第2電圧Va,Vbが確定している。このため、ディ
ジタル信号Dout 及び出力信号OUTの演算を従来に比
べて早く開始することができ、それらがホールド時間
(クロックCLKがLレベルである期間)内に確実に確
定する。
【0047】図8は、ビットセル41のアルゴリズムを
示す。アナログ信号Vinは外部からS/H回路51を介
して入力され、これを第1及び第2比較電圧Vref ,0
(=GND)と各々Vin−Vref ,Vin−0の演算処理
を行い(ステップ61,62)、それらの演算結果であ
る第1及び第2電圧Va,Vbを加算演算する(ステッ
プ63)。これにより、アナログ信号Vinを高電位側比
較電圧Vref と低電位側比較電圧GNDによる仮想比較
基準電位 1/2×Vref と比較する。
【0048】次に、加算結果が正の値か否かを判定し
(ステップ64)、正であれば論理「1」を持つディジ
タル信号Dout を出力し(ステップ65)、加算結果を
持つ出力信号OUT(=Va+Vb)を出力する(ステ
ップ66)。
【0049】一方、加算結果が負の場合、論理「0」を
持つディジタル信号Dout を出力し(ステップ67)、
加算結果の反転電位を持つ出力信号OUT(=−(Va
+Vb))を出力する(ステップ68)。
【0050】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)第1演算回路52は第1基準電圧Vref とアナロ
グ信号Vinを基に演算Vin−Vref を行って得た第1電
圧Vaを出力し、第2演算回路53は第2基準電圧GN
Dとアナログ信号Vinを基に演算Vin−0を行って得た
第2電圧Vbを出力する。第3演算回路55は、第1及
び第2電圧Va,Vbを加算演算(Va+Vb)して得
た信号OUTを出力する。この信号OUTは、従来方式
による出力信号(=2(Vin− 1/2×Vref ))と同じ
値となる。即ち、従来のDAC及び2倍アンプ回路を用
いることなく同じ結果を得ることができる。従って、D
AC及び2倍アンプ回路の影響(セトリング時間、オフ
セット等)を受けないので、高速にA/D変換を行うと
ともに、消費電流を少なくすることができる。
【0051】(2)第1及び第2演算回路52,53
は、S/H回路51を介して入力するアナログ信号Vin
に基づいて演算を行う。従って、サンプリング終了時点
で、両演算回路52,53における演算結果が確定す
る。このため、ディジタル信号Dout 及び出力信号OU
Tの演算を従来に比べて早く開始することができ、それ
らがホールド時間(クロックCLKがLレベルである期
間)内に確実に確定し、A/D変換を高速化することが
できる。
【0052】尚、前記実施形態は、以下の態様に変更し
てもよい。 ○上記実施形態において、第1〜第8ビットセル41〜
48の構成(図2参照)は各ビットセル41〜48が持
つ機能を分割して示したものであり各機能を実現するス
テージ(演算ステージ又は比較ステージ)として回路を
示しているが、複数の機能を1つの回路に備える、又は
複数の回路により1つの機能を実現するように、回路構
成を適宜変更して実施してもよい。
【0053】例えば、第1〜第3演算ステージとして第
1〜第3演算回路52,53,55を備える構成とした
が、第1及び第2演算回路52,53を一体化した演算
回路(演算ステージ)として構成する、第1及び第2演
算回路52,53のうちの少なくとも一方と第3演算回
路55を一体化した演算回路(演算ステージ)を備える
構成として実施してもよい。即ち、図8のステップ61
〜63のうちの少なくともいずれか2つを1つのステッ
プとして実行するように構成する。
【0054】また、第1及び第2演算回路52,53の
少なくとも一方と比較回路54を一体化した回路(演算
比較ステージ)として構成してもよい。 ○上記実施形態において、第3演算回路55における演
算を電流モードにて行うように構成して実施してもよ
い。この場合、第1及び第2演算回路52,53の演算
結果を電流に変換して演算を実施する、又は第1及び第
2比較電圧Vref,GNDのうちの少なくとも一方とア
ナログ信号Vinとを電流に変換して第1〜第3演算回路
52,53,55における演算を実施する、など適宜演
算の順番・構成を変更して実施してもよい。
【0055】○上記実施形態では、ビットセル41をア
ナログ信号Vinを仮想的に設定した中間電位 1/2×Vre
f (= 1/2(VRH+VRL))と比較する比較ステージを
持つように構成したが、第1比較電圧Vref と第2比較
電圧GND(第1比較基準電圧VRHと第2比較基準電圧
VRL)間の任意の電位を仮想比較電圧として設定する比
較ステージを持つように構成して実施してもよい。ま
た、第1比較電圧Vrefと第2比較電圧GND(第1比
較基準電圧VRHと第2比較基準電圧VRL)間の任意の2
点以上の電位を仮想比較電圧として設定する比較ステー
ジを持つように構成して実施してもよい。
【0056】この様に構成した場合、アナログ信号Vin
の電位が中間電位付近の場合に、そのアナログ信号Vin
に重畳したノイズにより誤動作するのを防ぐ。これは、
例えば中間電位より電位を持つアナログ信号Vinにノイ
ズが重畳すると中間電位よりも高くなってしまう場合が
あり、その判定結果に誤りが生じるからである。即ち、
任意に設定した仮想比較電圧によって確実に判定するこ
とが可能な範囲のアナログ信号Vinを判定し、それ以外
の範囲(判定が不確実な範囲)の判定を次のステージに
先送りする。
【0057】○上記実施形態はパイプライン型A/D変
換器に具体化したが、逐次比較型A/D変換器、循環型
A/D変換器に具体化して実施してもよい。逐次比較型
A/D変換器の場合、アナログブロックにビットセル4
1のみを備え、このビットセル41における演算及び比
較をn回(上記実施形態に対応させれば8回)実行する
ようにアナログブロックを動作させ、8ビットのディジ
タル出力信号を得る。また、循環型A/D変換器の場
合、アナログブロックにm個(2≦m<n)、例えば2
個のビットセル41,42を備え、第2ビットセル42
の出力を第1ビットセル41の入力に帰還させ、これら
ステージの演算を4回実行するようにアナログブロック
を動作させ、nビットのディジタル出力信号を得る。
【0058】○上記実施形態では、アナログ入力信号A
inを8ビットのディジタル信号Dout に変換するA/D
変換器30に具体化したが、ディジタル信号Dout のビ
ット数を適宜変更して実施してもよい。もちろん、ディ
ジタル信号Dout のビット数に対応してビットセルの数
及びロジック回路の構成を変更することはいうまでもな
い。
【0059】以上の様々な実施の形態をまとめると、以
下のようになる。 (付記1) アナログ入力信号を1ビットのディジタル
信号に変換して出力するビットセルを備えたA/D変換
器において、前記ビットセルは、高電位側の第1基準電
圧VRH、低電位側の第2基準電圧VRLと前記アナログ入
力電圧Vinを基に、演算(Vin−VRH)+(Vin−VR
L)及び演算(VRH−Vin)+(VRL−Vin)の少なく
とも一方を行う演算ステージを持つことを特徴とするA
/D変換器。 (付記2) アナログ入力信号を1ビットのディジタル
信号に変換して出力するビットセルを備えたA/D変換
器において、前記ビットセルは、高電位側の第1基準電
圧VRH、低電位側の第2基準電圧VRLと前記アナログ入
力電圧Vinを基に、第1の演算Va=Vin−VRH(又は
VRH−Vin)と、第2の演算Vb=Vin−VRL(又はV
RL−Vin)と、第3の演算Va+Vbを行う演算ステー
ジを持つことを特徴とするA/D変換器。 (付記3) 前記第1及び第2の演算の少なくとも一方
を第3の演算と同時に行うことを特徴とする付記2記載
のA/D変換器。 (付記4) 前記ビットセルは、前記演算(Vin−VR
H)+(Vin−VRL)、演算(VRH−Vin)+(VRL−
Vin)、又は前記第3の演算を電流モードにて行う演算
ステージを持つことを特徴とする付記1又は2記載のA
/D変換器。 (付記5) 前記第1の演算結果と前記第2の演算結果
を比較し、その比較結果に応じて前記ディジタル信号を
出力する比較ステージを有することを特徴とする付記2
〜4のうちの何れか一項に記載のA/D変換器。 (付記6) 前記演算ステージは、前記ディジタル信号
に基づいて、前記演算(Vin−VRH)+(Vin−VR
L)、又は前記演算(VRH−Vin)+(VRL−Vin)の
結果を次ステージに伝達することを特徴とする付記1記
載のA/D変換器。 (付記7) 前記第3の演算を行う演算ステージは、前
記ディジタル信号に基づいて、前記第3の演算結果又は
その反転電位を持つ出力を次ステージに伝達することを
特徴とする付記2記載のA/D変換器。 (付記8) 前記第1及び第2基準電圧によって仮想的
に第1基準電圧と第2基準電圧との間に設定した少なく
とも1点以上の電位と前記アナログ入力電圧との比較を
行う比較ステージを持つことを特徴とする付記1乃至7
のうちの何れか一項に記載のA/D変換器。 (付記9) 前記演算ステージが差動回路によって構成
されていることを特徴とする付記1乃至8のうちの何れ
か一項に記載のA/D変換器。 (付記10) アナログ入力信号を1ビットのディジタ
ル信号に変換して出力するビットセルを備えたA/D変
換器において、前記ビットセルは、前記アナログ入力信
号をサンプリングし保持したアナログ信号を出力するサ
ンプルホールド回路と、高電位側の第1基準電圧と前記
アナログ信号との差を演算して第1の信号を出力する第
1の演算回路と、低電位側の第2基準電圧と前記アナロ
グ信号との差を演算して第2の信号を出力する第2の演
算回路と、前記第1及び第2の信号を比較して前記ディ
ジタル信号を出力する比較回路と、前記第1の信号と前
記第2の信号を加算して相補な第3及び第4の信号を生
成し、前記ディジタル信号に基づいて前記第3又は第4
の信号を出力する第3の演算回路と、を備えたことを特
徴とするA/D変換器。 (付記11) 前記ビットセルをディジタル信号のビッ
ト数分直列に配置し、パイプライン処理することを特徴
とする付記1乃至10のうちの何れか一項に記載のA/
D変換器。 (付記12) 前記ビットセルを少なくとも2以上循環
処理することを特徴とする付記1乃至10のうちの何れ
か一項に記載のA/D変換器。 (付記13) 前記ビットセルによって逐次比較処理す
ることを特徴とする付記1乃至10のうちの何れか一項
に記載のA/D変換器。 (付記14) アナログ入力信号を1ビットのディジタ
ル信号に変換して出力するA/D変換方法において、高
電位側の第1基準電圧と前記アナログ入力信号との差を
演算して第1の演算結果を得るステップと、低電位側の
第2基準電圧と前記アナログ入力信号との差を演算して
第2の演算結果を得るステップと、前記第1及び第2の
演算結果を加算して第3の演算結果を得るステップと、
前記第3の演算結果が正か否かを判断するステップと、
前記前記判断結果に基づいて、第1のディジタル信号を
出力するステップ及び前記第1のディジタル信号に基づ
いて前記第3の演算ステップの演算結果を出力するステ
ップ、又は第2のディジタル信号を出力するステップ及
び前記第2のディジタル信号に基づいて前記第3の演算
ステップの演算結果の反転結果を出力するステップ、を
実行することを特徴とするA/D変換方法。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高速動作が可能で消費電流の少ないA/D変換器及びA
/D変換方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パイプライン型A/D変換器のブロック図で
ある。
【図2】 ビットセルのブロック図である。
【図3】 S/H回路の回路図である。
【図4】 演算ブロックの回路図である。
【図5】 ビットセルにおける処理内容の説明図であ
る。
【図6】 ビットセルの伝達特性図である。
【図7】 ビットセルにおけるタイミング図である。
【図8】 A/D変換器のアルゴリズムの説明図であ
る。
【図9】 従来のビットセルのブロック図である。
【図10】 従来のA/D変換器のアルゴリズムの説明
図である。
【図11】 従来のビットセルの処理内容の説明図であ
る。
【図12】 従来のビットセルの伝達特性図である。
【図13】 従来のビットセルにおけるタイミング図で
ある。
【符号の説明】
41〜48 ビットセル 52,53 第1及び第2演算回路(演算ステージ) 54 比較回路(比較ステージ) 55 第3演算回路(演算ステージ、比較ステージ) Ain アナログ入力信号 Vin アナログ信号 Dout ディジタル信号 Va,Vb 第1及び第2電圧 OUT 出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J022 AA02 AA04 AA05 AA15 BA05 BA06 CA10 CB06 CF01 CF02 CF04 CF07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力信号を1ビットのディジタ
    ル信号に変換して出力するビットセルを備えたA/D変
    換器において、 前記ビットセルは、 高電位側の第1基準電圧VRH、低電位側の第2基準電圧
    VRLと前記アナログ入力電圧Vinを基に、 演算(Vin−VRH)+(Vin−VRL) 及び 演算(VRH−Vin)+(VRL−Vin) の少なくとも一方を行う演算ステージを持つことを特徴
    とするA/D変換器。
  2. 【請求項2】 アナログ入力信号を1ビットのディジタ
    ル信号に変換して出力するビットセルを備えたA/D変
    換器において、 前記ビットセルは、 高電位側の第1基準電圧VRH、低電位側の第2基準電圧
    VRLと前記アナログ入力電圧Vinを基に、 第1の演算Va=Vin−VRH(又はVRH−Vin)と、 第2の演算Vb=Vin−VRL(又はVRL−Vin)と、 第3の演算Va+Vb を行う演算ステージを持つことを特徴とするA/D変換
    器。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の演算の少なくとも一
    方を第3の演算と同時に行うことを特徴とする請求項2
    記載のA/D変換器。
  4. 【請求項4】 前記ビットセルは、 前記演算(Vin−VRH)+(Vin−VRL)、演算(VRH
    −Vin)+(VRL−Vin)、又は前記第3の演算を電流
    モードにて行う演算ステージを持つことを特徴とする請
    求項1又は2記載のA/D変換器。
  5. 【請求項5】 前記第1の演算結果と前記第2の演算結
    果を比較し、その比較結果に応じて前記ディジタル信号
    を出力する比較ステージを有することを特徴とする請求
    項2〜4のうちの何れか一項に記載のA/D変換器。
  6. 【請求項6】 前記演算ステージは、前記ディジタル信
    号に基づいて、前記演算(Vin−VRH)+(Vin−VR
    L)、又は前記演算(VRH−Vin)+(VRL−Vin)の
    結果を次ステージに伝達することを特徴とする請求項1
    記載のA/D変換器。
  7. 【請求項7】 前記第3の演算を行う演算ステージは、
    前記ディジタル信号に基づいて、前記第3の演算結果又
    はその反転電位を持つ出力を次ステージに伝達すること
    を特徴とする請求項2記載のA/D変換器。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2基準電圧によって仮想
    的に第1基準電圧と第2基準電圧との間に設定した少な
    くとも1点以上の電位と前記アナログ入力電圧との比較
    を行う比較ステージを持つことを特徴とする請求項1乃
    至7のうちの何れか一項に記載のA/D変換器。
  9. 【請求項9】 アナログ入力信号を1ビットのディジタ
    ル信号に変換して出力するビットセルを備えたA/D変
    換器において、 前記ビットセルは、 前記アナログ入力信号をサンプリングし保持したアナロ
    グ信号を出力するサンプルホールド回路と、 高電位側の第1基準電圧と前記アナログ信号との差を演
    算して第1の信号を出力する第1の演算回路と、 低電位側の第2基準電圧と前記アナログ信号との差を演
    算して第2の信号を出力する第2の演算回路と、 前記第1及び第2の信号を比較して前記ディジタル信号
    を出力する比較回路と、 前記第1の信号と前記第2の信号を加算して相補な第3
    及び第4の信号を生成し、前記ディジタル信号に基づい
    て前記第3又は第4の信号を出力する第3の演算回路
    と、を備えたことを特徴とするA/D変換器。
  10. 【請求項10】 アナログ入力信号を1ビットのディジ
    タル信号に変換して出力するA/D変換方法において、 高電位側の第1基準電圧と前記アナログ入力信号との差
    を演算して第1の演算結果を得るステップと、 低電位側の第2基準電圧と前記アナログ入力信号との差
    を演算して第2の演算結果を得るステップと、 前記第1及び第2の演算結果を加算して第3の演算結果
    を得るステップと、 前記第3の演算結果が正か否かを判断するステップと、 前記判断結果に基づいて、第1のディジタル信号を出力
    するステップ及び前記第1のディジタル信号に基づいて
    前記第3の演算ステップの演算結果を出力するステッ
    プ、又は第2のディジタル信号を出力するステップ及び
    前記第2のディジタル信号に基づいて前記第3の演算ス
    テップの演算結果の反転結果を出力するステップ、を実
    行することを特徴とするA/D変換方法。
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