JPH07221645A - アナログデイジタル変換回路 - Google Patents

アナログデイジタル変換回路

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JPH07221645A
JPH07221645A JP6027385A JP2738594A JPH07221645A JP H07221645 A JPH07221645 A JP H07221645A JP 6027385 A JP6027385 A JP 6027385A JP 2738594 A JP2738594 A JP 2738594A JP H07221645 A JPH07221645 A JP H07221645A
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孝芳 藤原
Noriyuki Fukushima
範之 福島
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直樹 熊沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は複数段階に分けてアナログ信号をデイ
ジタル信号に変換する方式のアナログデイジタル変換回
路において、直線性を従来に比して一段と改善すること
を目的とする。 【構成】減算回路の基準電圧を当該減算回路の次段に位
置するアナログデイジタル変換回路段の変換出力に基づ
いて補正する基準電圧補正回路部を2つのアナログデイ
ジタル変換回路段と2つの回路段間に設けられた減算回
路によつてなるアナログデイジタル変換回路内に内蔵す
る。これにより2つのアナログデイジタル変換回路段間
のオフセツト誤差はなくなり直線性が改善される。この
結果、簡易な構成でありなが高精度かつばらつきに対す
る許容度の高いアナログデイジタル変換回路を実現する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図3) 作用(図1及び図2) 実施例(図1〜図7) (1)AD変換回路の構成(図1〜図3) (1−1)全体構成(図1及び図2) (1−2)回路構成(図3) (2)AD変換回路の動作及び効果(図4〜図7) (2−1)通常動作モード時における動作(図4) (2−2)キヤリブレーシヨンモード時における動作
(図4〜図7) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はアナログデイジタル変換
回路(以下AD(analog to digital)変換回路とい
う)に関し、特にアナログ信号を複数ステツプに分けて
デイジタル信号にAD変換するものに適用して好適なも
のである。
【0003】
【従来の技術】今日、直並列(サブレンジング)型AD
変換回路を始めとして直列型等、必要なビツト数を数段
階に分割して変換する方式のAD変換回路が多数実用化
されている。中でも図8に示す構成のAD変換回路1が
この種のAD変換回路として広く知られている。このA
D変換回路1は、複数段の回路段のうち初段の変換回路
段2とこれに続く変換回路段3を表したものである。こ
のAD変換回路1は初段の変換回路段2によつて上位側
複数ビツトを求めた後、次段の変換回路段3によつて下
位側複数ビツトを順に求めるものである。
【0004】このため変換回路段2は一旦AD変換して
求めたデイジタル信号を再度DA変換してアナログ信号
に戻し、この再変換アナログ信号と入力アナログ信号と
の差分(誤差信号)を増幅した信号を次段の変換回路段
3に与えるようになされている。この具体的な変換動作
は次に示す通りである。まず変換回路段2はアナログ信
号SG1をサンプルホールド回路2Aに入力し、そのサ
ンプルホールド出力SG2を数ビツト精度のAD変換器
2Bによつてデイジタル信号SG3にAD変換する。
【0005】続いてデイジタルアナログ変換器(以下D
A変換器という)2Cにおいてデイジタル信号SG3を
アナログ信号SG4に再変換し、減算増幅器2Dに出力
する。さらに減算増幅器2Dにおいてアナログ信号SG
4とサンプルホールド出力SG2との差電圧を求め、こ
の差電圧を増幅して次段の変換回路部3に与えるように
なされている。この変換回路部3の変換動作も変換回路
部2の変換動作と同じである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの変換方式
のAD変換回路1の場合、変換処理が複数段に分割され
るために各変換回路段2及び3を構成するDA変換器2
B、3Bや減算増幅器2D、3Dの他、比較器に発生す
るオフセツト誤差やゲイン誤差が精度を高める上で問題
となる。このため各回路として精度の高い回路を用いな
ければならない。また一段の高速化を図るには、回路の
セトリング特性が問題となるため各回路に大きなバイア
ス電流を供給して必要な時間内に動作を定常状態に落ち
つかせておく必要がある。このため消費電力が大きくな
る問題があつた。このように現状では高速かつ高精度な
AD変換回路を低消費電力化することは困難であつた。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して簡易な構成でありながら高速かつ高精
度でありながら低消費電力のAD変換回路を実現しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数段のアナログデイジタル変換
回路段12、13でなり、当該各回路段間12、13に
設けられた減算回路14Dの出力をそれぞれ次段のアナ
ログデイジタル変換回路段13に与えることにより入力
アナログ信号を複数段の変換動作に分割してデイジタル
信号に変換する方式のアナログデイジタル変換回路にお
いて、通常使用時を含む電源投入時の際に起動し、減算
回路14Dの出力から期待される次段のアナログデイジ
タル変換回路段13の変換出力と、実際にアナログデイ
ジタル変換回路段から出力される変換出力との差分値に
基づいて、減算回路14Dの基準電圧及び又は当該減算
回路14Dの次段に位置するアナログデイジタル変換回
路段13の基準電圧を補正する基準電圧補正回路部1
7、18を設ける。
【0009】
【作用】通常使用時を含む電源投入時に、減算回路14
Dの基準電圧をその次段に位置するアナログデイジタル
変換回路段13の変換出力に基づいて補正する。又はア
ナログデイジタル変換回路段13の基準電圧を当該アナ
ログデイジタル変換回路段13の変換出力に基づいて補
正する。又は減算回路14Dの基準電圧とその次段に位
置するアナログデイジタル変換回路段13の基準電圧を
補正対象であるアナログデイジタル変換回路段13から
出力される変換出力に基づいて補正する。これにより2
つのアナログデイジタル変換回路段12、13間に生じ
易いオフセツト電圧をなくすことができ、直線性を向上
させることができる。また各アナログデイジタル変換回
路段12、13の変換動作に誤りが生じないように調整
させることができる。この結果、簡易な構成でありなが
高精度かつばらつきに対する許容度の高いアナログデイ
ジタル変換回路を実現させることができる。
【0010】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0011】(1)AD変換回路の構成 (1−1)全体構成 本実施例において説明するAD変換回路は、必要なビツ
ト数を2段階に分割して変換するものであり、分割処理
のために生じるゲイン誤差やオフセツト誤差による精度
の劣化を内部基準電圧を基準として補正するアナログ回
路を有することを特徴としている。このため本AD変換
回路には上位コンパレータと下位コンパレータとの間に
挿入された増幅回路と、直線性改善用の内部キヤリブレ
ーシヨン回路とが内蔵されている。
【0012】この例で説明する増幅回路は上位コンパレ
ータから下位コンパレータに与えられる情報を約8倍に
増幅するもので、コンパレータにかかる負荷の低減と変
換精度の向上とを実現している。一般にこの増幅回路を
CMOS(complementary metal oxide semiconductor
)回路によつて構成すると、生産プロセスのバラツキ
による影響を受け易い。すなわち設計時には増幅回路か
ら出力される出力信号の振幅が下位コンパレータの振幅
レンジに丁度合うように設計しているにもかかわらず実
際の回路では希望通りの出力が得られないおそれがあ
る。
【0013】例えば図1に示すように、増幅回路から出
力される出力信号の振幅が下位コンパレータの振幅レン
ジに対して大きすぎたり(図1におけるレンジDR
1)、小さすぎたり(図1におけるレンジDR2)、ま
たあるものは上にずれたり(図1におけるレンジDR
3)、下にずれたりし易い(図1におけるレンジDR
4)。この補正に用いられるのが内部キヤリブレーシヨ
ン回路である。
【0014】この内部キヤリブレーシヨン回路は、上位
コンパレータの1LSBに相当する基準電位を発生させ
て下位コンパレータに与えることにより下位コンパレー
タによつて変換されたデータと期待値とを比較し、比較
結果に基づいて増幅回路に与えられる基準電圧のオフセ
ツト誤差や下位コンパレータの基準電圧を調整するもの
である。内部キヤリブレーシヨン回路はこの補正によつ
て増幅ばらつきや図2に示す段付きエラーを取り除くよ
うになされている。図3を用いてこれら増幅回路及び内
部キヤリブレーシヨン回路を内蔵するAD変換回路の回
路構成を説明する。
【0015】(1−2)回路構成 図3において、11は全体としてキヤリブレーシヨン機
能を有するAD変換回路の基本回路構成を示している。
この例の場合、AD変換回路11は6ビツトを上位3ビ
ツトと下位3ビツトの2段階に分けて変換するものとし
て説明する。本AD変換回路11は通常変換モードとキ
ヤリブレーシヨンモードの2種類の動作状態を有してい
る。
【0016】通常変換モード時、AD変換回路11は上
位コンパレータ12及び下位コンパレータ13を同時に
使用する。これにより6ビツト(D0〜D5)全てのA
D変換出力が得られる。これに対してキヤリブレーシヨ
ンモード時、AD変換回路11は上位コンパレータ12
のみをサンプルホールドされた入力信号AINのAD変換
に使用し、下位コンパレータ13をキヤリブレーシヨン
機能のために使用する。従つてキヤリブレーシヨンモー
ド時には上位3ビツト(D3〜D5)のみが得られる。
【0017】以下、AD変換回路11を構成する各回路
ブロツクについて順に説明する。上位コンパレータ12
は基準電圧発生用の基準抵抗列12Aによつて8個(=
3 −1個)の参照電圧レベルを発生し、これを8個の
コンパレータ列12Bに与る。ここで基準抵抗列12A
は同抵抗値を有する8個の抵抗素子の直列接続によつて
なり、両端に印加されるフルスケール電圧相当の基準電
圧VREF1及びVREF2をこれら抵抗素子によつて等分する
ことにより参照電圧レベルを発生している。因に基準電
圧VREF1が基準電圧VREF2に比して高電位側の電圧であ
る。
【0018】コンパレータ列12Bはこのように基準抵
抗列12Aによつて発生された参照電圧レベルをそれぞ
れ入力し、各コンパレータごとに入力信号AINと参照電
圧レベルとを比較する。微分/エンコード回路12Cは
各コンパレータから入力される比較出力の論理値が反転
する境界レベルを判別し、判別結果に応じた符号値を得
る。この符号値が3ビツトのデイジタルデータD3〜D
5として出力される。
【0019】上位コンパレータ12の後段には通常変換
モードとキヤリブレーシヨンモードとの2つの動作モー
ドに応じて減算増幅動作を切り換えるDA変換器/減算
増幅器14が設けられている。DA変換器/減算増幅器
14の入力段にはスイツチ群14Aが設けられている。
スイツチ群14Aは8個のスイツチS1でなり、各スイ
ツチS1は微分/エンコード回路12Cの出力に基づい
て出力端から出力される電位(すなわち基準電圧VREF1
又は基準電圧VREF2)を切り換えるようになされてい
る。
【0020】スイツチ群14の出力は各動作モードに応
じて選択する入力端を切り換えるスイツチ群14Bに与
えられる。スイツチ群14Bは8個のスイツチS20〜
S27によつて構成されており、各スイツチS20〜S
27には3つの入力端子が設けられている。この3つの
入力端子には前段のスイツチ群14Aの出力、入力信号
IN及び基準電圧VREF3がそれぞれ入力されている。
【0021】通常変換モード時、スイツチ群14Bは入
力信号AINとスイツチ群14Aの出力とを交互に切り換
えるのに対し、キヤリブレーシヨンモード時、基準電圧
REF3とスイツチ群14Aの出力とを交互に切り換える
ようになされている。ここで基準電圧VREF3はキヤリブ
レーシヨン時にDA変換器/減算増幅器14が基準電圧
として用いる電圧であり、基準電圧VREF2に対して上位
コンパレータ12の1LSB分だけ高い電位(すなわち
REF2+上位コンパレータ12の1LSB)に設定され
ている。
【0022】この基準電圧VREF3はAD変換回路11内
に内蔵された基準抵抗列15によつて発生される電圧で
ある。ここで基準抵抗列15は基準抵抗列12Aと同じ
く8個の抵抗素子の直列接続でなり、基準電圧VREF2
に接続された抵抗素子に基準電圧VREF3を発生してい
る。従つてこの抵抗素子の抵抗値をトリミングによつて
調整すれば基準電圧VREF3の電位を調整することができ
る。この基準電圧VREF3の調整により、AD変換器11
を構成する増幅器部分に生じた製造ばらつき等とは無関
係の(すなわち本質的に設計上の)オフセツト誤差を補
正できるようになされている。
【0023】スイツチ群14Bの出力端にはキヤパシタ
アレイ14Cが接続されている。キヤパシタアレイ14
Cは同じ大きさの容量値Cを有する8個のキヤパシタで
なり、上位コンパレータ12から出力されたデイジタル
コードをデイジタルアナログ変換した信号、又はこの信
号と入力信号AINとの差分に相当する差分信号に応じた
大きさの電荷を蓄積するようになされている。
【0024】増幅器14Dはキヤパシタアレイ14Cの
電極間に印加される電圧を増幅し、出力端から次段のサ
ンプルホールド回路16へ出力するようになされてい
る。ここで増幅器14Dを構成する演算増幅器の反転入
力端と出力端との間には増幅率を決定するキヤパシタ
(容量値2C)が接続されている。この実施例の場合、
増幅器14Dの倍率は4倍(=容量値8C/容量値2
C)である。因にキヤパシタ(容量値2C)に対しては
スイツチS3が並列に接続されており、このスイツチS
3の開閉動作によつてキヤパシタアレイ14Cへの電荷
の蓄積動作と差分信号の増幅動作とを切り換えるように
なされている。
【0025】増幅器14Dから出力された電圧はサンプ
ルホールド回路16に与えられ、サンプルホールドされ
る。このサンプルホールド回路16の入力段にはスイツ
チS4が接続されており、DA変換器/減算増幅器14
の出力を2倍に増幅して下位コンパレータ13に出力す
るようになされている。因に演算増幅器の出力端と基準
電圧VREF2との間に接続される2つの抵抗の抵抗値はそ
れぞれ同じ値に設定されている。
【0026】下位コンパレータ13も上位コンパレータ
12と同様、基準電圧発生用の基準抵抗列13A、コン
パレータ列13B及び微分/エンコーダ回路13Cによ
つて構成されている。下位コンパレータ13は基準抵抗
列13Aに発生された参照電圧とサンプルホールド回路
16から入力された電圧とをコンパレータ列13Bにお
いて比較し、比較結果に応じた出力データを微分/エン
コーダ回路13Cから出力する。この例では下位コンパ
レータ13の出力データを〔上位側冗長フラグ、下位側
冗長フラグ、下位コンパレータ3ビツト出力〕の計5ビ
ツトとする。
【0027】ただし基準抵抗列13Aは同抵抗値を有す
る17個の抵抗素子の直列接続によつてなり、両端に印
加されるフルスケール電圧を等分した電圧を各抵抗素子
の接続中点に発生するようになされている。このうち8
個(=23 −1個)の電圧が参照電圧レベルであり、そ
の上下4個(計8個)の電圧が冗長電圧レベルである。
この冗長電圧レベルは2つの役割を持つている。
【0028】1つ目の役割はキヤリブレーシヨンモード
時に生じた理想状態からのずれを定量的に知ることがで
きるようにすることである。発生したずれの程度を検出
することにより適切な校正動作が可能となる。2つ目の
役割は通常変換モードとキヤリブレーシヨンモードとの
間に生じたわずかなオフセツトを冗長コンパレータによ
つて吸収することである。下位コンパレータ13が変換
するアナログ信号の電圧範囲は、理想的には上位コンパ
レータ12の1LSBに相当する電圧範囲内に含まれる
ものであるがオフセツトが重畳すると精度が保証できな
くなる。そこで冗長フラグが検出された場合には上位変
換データを+1又は−1とする。これによりAD変換特
性の直線性を維持するようになされている。
【0029】これら下位コンパレータ13Cからの出力
(デイジタルデータD0〜D2及び制御フラグ)に基づ
いて増幅器14Dや下位コンパレータ13に生じたゲイ
ン誤差やオフセツト誤差を補正して正常にAD変換動作
できるように補正するのがキヤリブレーシヨン論理回路
17である。キヤリブレーシヨン論理回路17は下位コ
ンパレータ13の出力から得られた検出結果に基づいて
動作し、増幅器14Dの非反転入力端に与えられる電圧
や下位コンパレータ13の基準抵抗列13Aのフルレン
ジを与える電位の設定値を補正するようになされてい
る。
【0030】これら各設定値を電圧に変換して出力する
のがDA変換回路18である。ここでDA変換器18A
は増幅器14Dの非反転入力端電位を調整することによ
りオフセツトを粗調整するようになされている。またD
A変換器18B及び18Cは下位コンパレータ13の基
準抵抗列13Aに与えられる上位側及び下位側の基準電
圧VREFT及びVREFBを調整することによりオフセツト及
びゲインを微調整できるようになされている。
【0031】また出力演算回路19は上位コンパレータ
12から得られたデイジタル出力D3〜D5と下位コン
パレータ13から得られたデイジタル出力D0〜D2と
を合成することにより6ビツトのデイジタルデータを
得、これをAD変換出力データとして出力するようにな
されている。また出力演算回路19は下位コンパレータ
13に内蔵される冗長コンパレータ13Aの出力に基づ
いて上位ビツトのデータ値を補正する機能を有してい
る。
【0032】(2)AD変換回路の動作及び効果 (2−1)通常動作モード時における動作 続いてAD変換回路11による変換動作を各動作モード
に分けて説明する。通常変換モード時、AD変換回路1
1は入力信号AINがサンプルホールドされる度に、新た
にサンプルホールドされた入力信号AINを上位コンパレ
ータ12に与えてAD変換し、まず上位3ビツトD3〜
D5のデイジタルデータを求める。次にDA変換器/減
算増幅器14が上位コンパレータ12から出力されたデ
イジタル出力を再びアナログ信号にDA変換し、その信
号と入力信号AINとの差分信号をサンプルホールド回路
16に出力する。
【0033】このDA変換器/減算増幅器14による一
連の変換動作は、スイツチS3、S20〜S27を図4
に示すタイミングで開閉動作することにより得られる。
まずクロツク信号が立ち上がる期間では、スイツチ群1
4Bを構成する全てのスイツチS20〜S27のスイツ
チが入力信号AINが入力されている端子側に切り換えら
れ、入力信号AINに応じた大きさの電荷が各スイツチS
20〜S27の出力端に接続された8個のキヤパシタ
(容量値8C)に蓄積されることになる。
【0034】続くクロツク信号が立ち下がる期間では、
スイツチS20〜S27のスイツチがスイツチ群14A
を構成する各スイツチS1の出力が入力される端子側に
切り換えられ、上位コンパレータ12の出力を再びDA
変換した信号と入力信号AINとの差分に応じた大きさの
電荷が8個のキヤパシタ(容量値8C)に蓄積される。
これと共に増幅器14Dに設けられているスイツチS3
のスイツチが開側に切り換えられ、増幅器14Dの反転
入力端に接続されている8個のキヤパシタに印加されて
いる差電圧を4倍に増幅した差分信号を出力端より次段
のサンプルホールド回路16に出力する。
【0035】サンプルホールド回路16はこの差分信号
をさらに2倍して下位コンパレータ13に与え、入力レ
ンジに一致するように増幅する。下位コンパレータ13
はこのように増幅された差分信号を下位3ビツトD0〜
D2のデイジタルデータに変換する。出力演算回路19
はこのように上位及び下位コンパレータ12及び13に
おいて得られた各3ビツトのデイジタルデータを合成
し、6ビツトのAD変換出力データとして出力する。因
に上位変換データにオフセツトが生じている場合には、
出力演算回路19は下位コンパレータ13の冗長コンパ
レータ出力に基づいて上位変換データを+1又は−1
し、直線性を維持する。
【0036】(2−2)キヤリブレーシヨンモード時に
おける動作 必要な精度(ビツト数)を実施例のように上位コンパレ
ータ12と下位コンパレータ13を用いて2段階に変換
する場合、上位コンパレータ12にとつての1LSBの
中に下位コンパレータ13のデータが入り込むことにな
るが、減算増幅器や下位コンパレータがゲイン誤差やオ
フセツト誤差を持つていると、上位変換データと下位変
換データとの間にずれが生じ、正常なAD変換を行なう
ことができなくなる。このように誤差を生じる回路部分
の基準電圧を補正し、ゲイン誤差やオセフツト電圧がな
くなるように動作するのがキヤリブレーシヨン論理回路
17である。
【0037】キヤリブレーシヨン論理回路17は、キヤ
リブレーシヨンパルスCALの立ち上がりを検出して動
作を開始し、AD変換器11の基準電圧に基づいて各誤
差や電圧を校正する。そのためキヤリブレーシヨン論理
回路17は2クロツク周期を要する。キヤリブレーシヨ
ン論理回路17はこの2クロツク周期の間に2つの動作
を実行することにより各誤差や電圧を校正するのであ
る。まず1つ目の動作は、DA変換器/減算増幅器14
の出力が基準電圧VREF2そのものとなるように調整する
動作である。因にDA変換器/減算増幅器14は基準電
圧VREF3(すなわち基準電圧VREF2+上位コンパレータ
12の1LSB)を基準に動作している。
【0038】このときキヤリブレーシヨン論理回路17
は、まず図4に示すように、最初のクロツク周期におけ
る前半周期(すなわちクロツク信号の立ち上がり期間)
において、スイツチ群14Bを構成する全てのスイツチ
S20〜S27のスイツチを上位ビツトの1LSBに相
当する基準電圧VREF3が与えられる端子側に切り換え
る。これによりキヤパシタアレイ14Cに基準電圧V
REF2に対して上位ビツトの1LSB分だけ高い電圧に相
当する電荷を蓄積させる。
【0039】続く後半周期(すなわちクロツク信号の立
ち下がり期間)では、スイツチ群14Bを構成する8個
のスイツチS20〜S27のスイツチをスイツチ群14
Aからの出力が入力される端子側に切り換える。これに
より8個のスイツチS20〜S27のうち1つのスイツ
チS27にだけ基準電圧VREF1を与え、他のスイツチS
20〜S26には基準電圧VREF2を与える。これにより
減算増幅器14Dからは基準電圧VREF2そのもののが差
分信号、すなわち次式
【数1】 として得られる。
【0040】キヤリブレーシヨン論理回路17はこの差
分信号に応じた下位コンパレータ13の出力データが目
標値(「00000」と「01111」との中間値)と
一致するか否か判定し、目標値と異なる場合には下位コ
ンパレータ13の出力データが目標値になるように制御
データを設定し、DA変換器18A、18B、18Cに
与える。
【0041】例えば「00000」と「01111」の
中間値を得るには以下のようにすれば良い。現在の下位
コンパレータ13の出力データが「00000」である
とすると、その値は目標値より大きいので出力データを
下げる必要がある。そのためには下位コンパレータ13
の基準電圧を高くしてやれば良い。その結果出力データ
が「01111」になれば再び基準電圧を低くする。こ
のときDAコンバータの分解能がADコンバータの1/
2LSBより小さければ直線性は保証される。
【0042】次の動作は、DA変換器/減算増幅器14
の出力が上位コンパレータ12の1LSBに相当する電
圧となるように調整する動作である。このとき2つ目の
クロツク周期における前半周期(すなわちクロツク信号
の立ち上がり期間)において、スイツチ群14Bを構成
する全てのスイツチS20〜S27のスイツチを上位ビ
ツトの1LSBに相当する基準電圧VREF3が与えられる
端子側に切り換える。これによりキヤパシタアレイ14
Cに基準電圧VREF2に対して上位ビツトの1LSB分だ
け高い電圧に相当する電荷を蓄積させる。
【0043】続く後半周期(すなわちクロツク信号の立
ち下がり期間)では、スイツチ群14Bを構成する8個
のスイツチS20〜S27のスイツチをスイツチ群14
Aからの出力が入力される端子側に切り換える。これに
より8個のスイツチS20〜S27の全てに基準電圧V
REF2を与え。これにより減算増幅器14Dからは上位ビ
ツトの1LSBに相当する電圧の差分信号、すなわち次
【数2】 が出力として得られる。
【0044】キヤリブレーシヨン論理回路17は前クロ
ツク周期の場合と同じく、この差分信号に応じた下位コ
ンパレータ13の出力データが目標値(「00111」
と「10000」との中間値)と一致するか否か判定
し、目標値と異なる場合には下位コンパレータの出力デ
ータが目標値となるようにDA変換器18A、18B、
18Cに与える制御データを調整する。
【0045】因にDA変換器18Aの出力電圧によつて
減算増幅器14Dの基準電圧を調整すればオフセツト電
圧を粗調整することができ、またDA変換器18B及び
18Cの出力電圧によつて下位コンパレータ13を構成
する基準抵抗列13Aの基準電圧をそれぞれ調整すれば
オフセツト電圧及びゲインをそれぞれ微調整することが
できる。すなわち基準抵抗列13Aの両端にかかる電圧
の大きさによつてゲインを調整することができ、また基
準抵抗列13Aの両端にかかる電圧が同じ場合であつて
も基準電位の上位側又は下位側にスライドすればオフセ
ツト電圧を調整することができる。この結果、通常変換
モード時におけるAD変換精度を保証することができ
る。
【0046】続いて図5及び図6に、下位コンパレータ
13の入力電圧と出力コードとの関係を示す。図5にお
いて、実線は基準電圧が理想的に与えられている場合に
おける入出力関係を表しており、破線は基準抵抗列13
Aの上側の基準電圧が高い場合における入出力関係を表
している。また一点鎖線は基準抵抗列13Aの上側の基
準電圧が低い場合における入出力関係を表している。従
つて上側の基準電圧が低く、下側の基準電圧が高い場合
には図6のような直線性となる。従つてAD変換回路1
1の直線性を保証するためには基準電圧の誤差は±1/
2LSB未満でなければならない。
【0047】ところでキヤリブレーシヨンモードを備え
るAD変換回路11では一般的に通常使用時を含む電源
投入時にキヤリブレーシヨンモードを設け、通常動作が
開始される前にオフセツト電圧や増幅率を調整し終えれ
ば良いが、映像信号を入力信号としてAD変換回路11
に与える場合には、映像区間でない区間(例えば水平帰
線期間HSYNCや垂直帰線期間VSYNC)にキヤリブレーシ
ヨンモードを設ければ良い。このようにすれば変換動作
が常に正確な変換動作を期待することができる。
【0048】このときキヤリブレーシヨン論理回路17
は図7に示すタイミングチヤートに従つて動作させれば
良い。すなわちキヤリブレーシヨンパルスが1クロツク
パルス以上立ち下がつてから立ち上がつた後、数クロツ
ク後にキヤリブレーシヨンモードを使用する。このとき
下位コンパレータ13はキヤリブレーシヨンモードに占
有されることになるが上位コンパレータ12はそのまま
AD変換に使用できるためこの期間についても3ビツト
のAD変換回路として使用することができる。
【0049】以上の構成によれば、充分なセトリング特
性が不要となるため、高速化のためのバイアス電流を最
小限に抑えらることができる。従つて消費電力を大幅に
減少させることができる。また高精度な演算を行なう必
要がないため回路構成を簡単にすることができる。さら
にばらつきに対する許容度を高めることができる。
【0050】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、変換動作を上位ビツトと
下位ビツトの2段階に分ける2ステツプ方式のAD変換
回路について述べたが、本発明はこれに限らず、多段回
路構成でなり、かつ格段間に減算回路を有する直列型A
D変換回路や直並列AD変換回路に広く適用し得る。
【0051】また上述の実施例においては、6ビツトの
分解能をもつAD変換回路について述べたが、本発明は
これに限らず、これ以上の分解能(例えば10ビツト)
をもつAD変換回路にも、またこれ以下の分解能をもつ
AD変換回路に広く適用し得る。
【0052】さらに上述の実施例においては、減算増幅
器14D及びサンプルホールド回路16による倍率を8
倍とする場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、倍率は他の値でも良い。
【0053】
【発明の効果】上述の実施例においては、複数段のアナ
ログデイジタル変換回路段と各回路段の間に減算回路が
設けられているアナログデイジタル変換回路において、
各減算回路の基準電圧を当該増幅回路の次段に位置する
アナログデイジタル変換回路段の変換出力に基づいて補
正する基準電圧補正回路部を内蔵させることにより、各
アナログデイジタル変換回路段間に生じ易いオフセツト
誤差をなくすことができる。この結果、簡易な構成であ
りなが高精度かつばらつきに対する許容度の高いアナロ
グデイジタル変換回路を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアナログデイジタル変換回路が有
するキヤリブレーシヨン機能の説明に供する略線図であ
る。
【図2】キヤリブレーシヨン機能による直線性の改善の
説明に供する略線図である。
【図3】本発明によるアナログデイジタル変換回路の一
実施例を示すブロツク図である。
【図4】キヤリブレーシヨンモード時におけるスイツチ
の切り換え状態と通常変換モード時におけるスイツチの
切り換え状態を示すタイミングチヤートである。
【図5】下位コンパレータにおける入出力関係を示す特
性曲線図である。
【図6】下位コンパレータにおける入出力関係を示す特
性曲線図である。
【図7】映像信号をアナログデイジタル変換する場合の
キヤリブレーシヨンモード使用区間を示す略線図であ
る。
【図8】多段階変換型アナログデイジタル変換回路の基
本構成を示す略線図である。
【符号の説明】
11……アナログデイジタル変換回路、12……上位コ
ンパレータ、13……下位コンパレータ、14……デイ
ジタルアナログ変換器/減算増幅器、15……基準抵抗
列、16……サンプルホールド回路、17……キヤリブ
レーシヨン論理回路、18……デイジタルアナログ変換
回路、19……出力演算回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段のアナログデイジタル変換回路段で
    なり、当該各回路段間に設けられた減算回路の出力をそ
    れぞれ次段のアナログデイジタル変換回路段に与えるこ
    とにより入力アナログ信号を複数段の変換動作に分割し
    てデイジタル信号に変換する方式のアナログデイジタル
    変換回路において、 通常使用時を含む電源投入時の際に起動し、上記減算回
    路の出力から期待される次段のアナログデイジタル変換
    回路段の変換出力と、実際に上記アナログデイジタル変
    換回路段から出力される変換出力との差分値に基づい
    て、上記減算回路の基準電圧及び又は当該減算回路の次
    段に位置するアナログデイジタル変換回路段の基準電圧
    を補正する基準電圧補正回路部を具えることを特徴とす
    るアナログデイジタル変換回路。
  2. 【請求項2】上記減算回路はそれぞれ、各減算回路の前
    段に設けられたアナログデイジタル変換回路段の変換出
    力を所定倍に増幅して後段に設けられたアナログデイジ
    タル変換回路段に与えることを特徴とする請求項1に記
    載のアナログデイジタル変換回路。
  3. 【請求項3】上記アナログデイジタル変換回路段は2段
    構成でなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のアナログデイジタル変換回路。
  4. 【請求項4】上記入力アナログ信号が複合映像信号であ
    る場合、上記基準電圧補正回路部は上記複合映像信号の
    帰線期間に起動し、減算回路及び又は当該減算回路の次
    段に設けられたアナログデイジタル変換回路段の基準電
    圧を補正することを特徴とする請求項1、請求項2又は
    請求項3に記載のアナログデイジタル変換回路。
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