JP2011173477A - 台車揚降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪の外れを防止できるようにするとともに、使用の際には、瞬時に使用できるようにする。
【解決手段】トラックの荷台上に水平に載置される第一レール要素21と、当該第一レール要素21の後端部で屈曲可能に連結され、地面側に向かって傾斜可能に設けられる第二レール要素22と、当該第二レール要素22の後端側で前記傾斜方向と同一角度で屈曲可能に連結される第三レール要素23とを設け、前記各レール要素を、短手方向の断面を中空矩形状とし、その側面もしくは上面の一部を長手方向に沿って切り欠いたスリット54を設け、前記台車6の車軸62を前記スリット54から通して中空矩形状をなす内側空間内に車輪61を脱落不能に保持させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、トラックの荷台に台車を揚げ降ろしさせる台車揚降装置に関するものであり、より詳しくは、トラックの荷台に左右一対のレールを掛け渡して台車を揚げ降ろしできるようにした台車揚降装置に関するものである。
従来より、トラックの荷台に荷物を揚げ降ろしできるようにした揚降装置が各種提案されている。このような揚降装置のうち、引越用などで用いられる比較的大型トラックでは、荷台の後方に荷物を載置するための水平テーブルと、その水平テーブルを揚げ降ろしさせる油圧装置を有するものが用いられている。また、軽トラックなどのように比較的小型のトラックなどでは、荷台に左右一対のレールや平板を掛け渡しておき、そのレールや平板に沿って荷物を揚げ降ろしできるようにものが用いられている。
このような揚降装置のうち、特に、軽トラックなどのように比較的小型のトラックなどで使用される揚降装置について説明すると、例えば、下記の特許文献1などの技術が提案されている。
この特許文献1の揚降装置について図8を用いて説明すると、この揚降装置は、荷台に消防装置などを揚げ降ろしできるようにしたものであって、折り畳み可能に設けられたレールと、そのレールを展開した際のヒンジ部分を地面側から支持する脚部材とを有し、使用する際には、折り畳まれたレールを展開して先端側を地面に設置させて、ヒンジ部分を脚部材で支持することによって直線状の斜面を形成できるようにしたものである。このような揚降装置を用いれば、折り畳まれたレールを展開することによってレールを長くすることができ、これによって、傾斜角度を小さくして荷物を揚げ降ろしする際の荷重を小さくすることができる。また、レールを使用しない場合は、そのレールを折り畳むことによって収納スペースを小さくすることができるというメリットがある。
特開2002−362214号公報
しかしながら、このような特許文献1に記載されたレールを用いる方法は、次のような問題がある。
すなわち、従来のように折り畳まれた状態からレールを展開させる場合、どうしてもレールの継ぎ目であるヒンジ部分に段差を生じ、また、台車の車輪に土砂が付着した場合は、その土砂でレールにガタツキを生じてしまい、これらのガタツキで車輪がレールから外れ落ちてしまう可能性がある。特に、その荷物が非常に重い場合は、どうしてもレールが長手方向および幅方向に撓みを生じてしまうが、レールが上向きに開口した形状であると、左右の背の低い壁面でしかその撓みやヒンジによる折れ曲がりを支持することができず、レールの長手方向や幅方向に大きな撓みを生じて余計に車輪が外れやすくなってしまう。かかる問題を解決するために、上記特許文献1では脚部材を用いてヒンジでの折れ曲がりを防止できるようにしているが、このような脚部材を用いると設置までに時間がかかってしまい、その作業に手間がかかってしまう。
また、このような上向きに開口したレールで荷物を揚げ降ろしさせる場合、例えば、台車を用いることなく、直接そのレール上に荷物を載せてスライドさせながら荷物を揚げ降ろしさせるような場合もある。しかるに、このようにレールに直接荷物を載せて揚げ降ろしさせる場合、レールが上向きに開口したU字形状となっているため、その上端部で荷物に線状の傷を付けてしまい、特に、米袋や段ボールなどのような比較的破れやすい荷物を揚げ降ろしする場合は、その米袋や段ボールなどを破いてしまう可能性がある。
さらには、このようなレールや台車を使用する場合、トラックの荷台に載せられた状態から瞬時に使用できるようにすることが好ましいが、従来の構造では、台車とレールとがそれぞれ分離された状態となっているため、使用時には、レールを敷設した後、そのレールに沿って台車を配置しなければならず、瞬時に使用することができないという問題があった。
そこで、本発明は、車輪の外れを防止できるようにするとともに、使用の際には、瞬時に使用できるようにした台車昇降装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、ヒンジで折り畳み可能に構成された左右一対のレールと、当該レールに沿って荷物を揚げ降ろしする台車とを有してなり、地面側である後端側から台車の車輪をレールに載せてトラックの荷台側である先端側に台車をスライドさせるようにした台車昇降装置において、トラックの荷台上に載置される第一レール要素と、当該第一レール要素の後端部で屈曲可能に連結され、地面側に向かって傾斜可能に設けられる第二レール要素と、当該第二レール要素の後端側で前記傾斜方向と同一角度で屈曲可能に連結される第三レール要素とを設け、前記各レール要素を、短手方向の断面を中空矩形状とし、その側面もしくは上面の一部を長手方向に沿って切り欠いたスリットを設け、前記台車の車軸を前記スリットから通して中空矩形状をなす内側空間内に車輪を脱落不能に保持させるようにしたものである。
このように構成すれば、台車の車輪が中空矩形状をなす内側空間内に保持されているので脱輪の危険性がないばかりでなく、さらに、ヒンジによる連結部分については、中空矩形状をなす側面や上面で折れ曲がりを支持することができるため、ヒンジによる段差を少なくすことができるようになる。すなわち、中空矩形状をなすレール要素の上面や側面で脱輪の防止とヒンジによる折れ曲がりの防止を図ることができるようになる。
また、このような発明において、レールを折り畳んだ際、第一レール要素と第二レール要素の間のヒンジを台車の載置台と手摺部とのコーナー部分に位置させ、第二レール要素と第三レール要素を手摺部と車輪との長さ範囲内に納まるようにする。
このように構成すれば、台車とレールとを一体化させて収納することができ、また、使用の際には、台車の車輪をレールに挟み込んだ状態でレールを展開するだけで使用できるようになる。すなわち、収納した場合、台車の車輪がレールの保持された状態であるため、手摺部と第二レール要素を持ち上げるだけで台車とレールを同時に持ち上げることができ、これをトラックの荷台に載せて置くような場合であっても、それぞれがバラバラになって荷台上で動いてしまうようなことがない。
さらには、前記第一レール要素の先端を荷台にヒンジで固定する。
このようにすれば、ヒンジで固定された先端部分を中心に台車とレールを回転させ、その状態で台車とレールを収納すれば、トラックの荷台上で台車とレールが分離されてしまうといったことがなくなる。
また、前記左右一対のレールを前記載置台の左右幅の範囲内に設定する。
このようにすれば、レールを運ぶ際、レールと台車を分離して台車に載せることができ、しかも、L字状に屈曲させたレールを台車の載置台と手摺部に沿わせて運ぶことができるため、手摺部でレールを押さえながらレールを運ぶことができるようになる。
本発明によれば、トラックの荷台に掛け渡されるレールの断面を中空矩形状とし、その側面もしくは上面の一部を長手方向に沿って切り欠いて側方から台車の車輪を脱落不能に保持させるようにしたので、台車の脱輪を防止することができるばかりでなく、ヒンジによる連結部分を中空矩形状をなす側面や上面で補強することができるようになる。すなわち、中空矩形状をなすレール要素の上面や側面で脱輪の防止とヒンジによる折れ曲がりの防止を図ることができるようになる。
本発明の一実施の形態におけるトラックに台車揚降装置を取り付けた状態を示す図 同形態における台車揚降装置を展開した状態図 同形態における台車揚降装置を展開したヒンジの概要を示す図 同形態における台車とレールの関係を示す図 同形態における台車揚降装置を折り畳んだ状態を示す図 同形態における台車揚降装置を折り畳んで台車に載せた状態を示す図 他の実施の形態における台車を示す図 従来のレール構造を示す図
以下、本発明の一実施の形態における台車揚降装置1について説明する。この実施の形態における台車揚降装置1は、トラックの荷台に荷物を揚げ降ろしできるようにしたものであって、図1や図2に示すように、折り畳み可能に構成された左右一対のレール2と、そのレール2に取り付けられる台車6とを備えて構成される。そして、特徴的に、側面の長手方向に沿ったスリット54を有する中空状のレール2を第一レール要素21から第四レール要素24に分割して構成し、それぞれをヒンジ3で連結するとともに、そのスリット54を介して内側中空部分に車輪61を保持させるようにしている。これによって、車輪61を保持させた状態で瞬時にそのレール2を展開して使用できるようにするとともに、不使用時には台車6の載置部63と手摺部64に沿うようにしてレール2を折り畳めるようにしている。以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
この台車揚降装置1を構成するレール2は、図1や図2に示すように、4つのレール要素に分割されてなり、トラックの荷台に設置される側から順に、第一レール要素21、第二レール要素22、第三レール要素23、第四レール要素24を備えている。これらのレール要素は、それぞれヒンジ3で屈曲可能に連結されており、第一レール要素21を基準として第二レール要素22を上側90度に屈曲させ、また第三レール要素23を第二レール要素22から裏面側に180度折り返し、さらに、第四レール要素24を第三レール要素23の端部から第一レール要素21と密着するように屈曲させて台車6の載置部63と手摺部64に沿わせるようにしている。なお、この実施の形態では、荷台に取り付けられる側を先端側、地面に接する側を後端側とし、また、台車6が載せられる側を上側(地面側を裏面側)としている。
これらの各レール要素は、図3(b)に示すように、断面が中空矩形状をなすものであって、車輪61を載置した状態でスライドさせる底面部51と、その底面部51の両側から起立する側面部52と、その側面部52の上端側で底面部51と対向するように設けられる上面部53を有する中空矩形状になっており、左右外側の側面部52にそのレール2の長手方向に沿ったスリット54を設けるようにしている。これらの各レール要素は、厚さ数mm程度の金属部材で構成されており、これによってレール2に荷重がかかった場合であっても撓みを防止できるようにしている。すなわち、従来の上向きに開口したU字状のレール2であると、上側から荷重がかかった場合、レール2の側面だけでその荷重によるモーメントを支えなければならなかったが、これでは側面の上端近傍に大きな荷重がかかって変形してしまう可能性がある。これに対して、図3(a)に示すように、側面と上面を有するようにしていると、側面だけでなく上面でもそのモーメントを支えることができるとともに、その内側の中空部分に車輪61を収納させることで脱輪も防止させることができるという相乗効果を得ることができる。なお、このような形状とすることにより、ヒンジ3による連結部分の撓みを補強することができるが、非常に重い荷物を揚げ降ろしする場合は、安全性を考慮して支柱などをヒンジ3の下方に立設させてもよく、あるいは、比較的軽い荷物を揚げ降ろしする場合は、支柱などを設けることなくそのままの状態で荷物を揚げ降ろしさせるようにしてもよい。
これらのレール要素のうち、第一レール要素21の先端側は、トラックの荷台にヒンジ3を介して連結され、そのヒンジ3を介して図5に示すように、台車6の載置部63や手摺部64に沿ってレール2を折り畳めるようにしている。なお、ここで第一レール要素21を荷台にヒンジ3で連結させるのは、トラックの移動による振動で台車6やレール2が荷台から落ちてしまうことを防止するためであり、仮に、それらの台車6やレール2を紐などで締結することができる場合は、ヒンジ3で連結するのではなく、台車6とレール2を一体化した状態でトラックの荷台の片隅などに寄せておくようにしてもよい。また、この実施の形態では、第一レール要素21の先端側に台車6のスライドを停止させる停止部55を設けており、この停止部55によって車輪61のスライドを止めてレール2から台車6が外れないようにしている。一方、この第一レール要素21の後端側については、後端から上向きに斜め45度をなすように切り欠いたコーナー部31を設けており、このコーナー部31の後端側を中心に第二レール要素22を上向きに90度屈曲させるようにしている。そして、その第一レール要素21が台車6の載置部63にちょうど収まるような長さ、すなわち、台車6の載置部63の後端から前方車輪61乃至載置部63の前端側の長さに第一レール要素21の長さを設定し、これによって折り畳んだ際に、台車6の載置部63の下方に収まるようにしている。
この第一レール要素21に連結される第二レール要素22は、同様に、先端側を同様に後端側に向けて上向き45度に切り欠いたコーナー部31を設けており、折り畳んだ際に第一レール要素21に対してちょうど90度をなす角度、すなわち、台車6の手摺部64に沿うような角度に設定している。この第二レール要素22の長さについては、地面から手摺部64の上端における横棒近傍までの長さとしておくのがよい。このようにすれば、横棒を手で持つと同時に第二レール要素22と第三レール要素23の屈曲部分を持つことができ、同時にそれぞれを保持して折り畳み作業や展開作業などを行うことができる。
次に、第三レール要素23は、この第二レール要素22の先端の裏面側に設けられたヒンジ3を介して連結され、第二レール要素22と同じ傾斜角度となるように設定される。すなわち、この第三レール要素23の先端側はレール2に沿って90度をなす切断面を有しており、同様に、第二レール要素22の後端側についても90度をなすような角度の切断面32を有している。そして、これらの切断面32を図3(a)のように密着させることによって第二レール要素22から第三レール要素23まで直線状にすることができるようにしている。これらの切断面32をヒンジ3を介して接合させる場合、上から荷重がかかった場合、図3(a)に示すようにヒンジ3を中心としたモーメントがかかるが、このモーメントを起立した両側面部52と上面部53とで支え、特に上面部53についてはヒンジ3からの距離が長いため、その上面部53の切断面32で小さな力でモーメントを支えることができるようになる。また、この第三レール要素23の後端側には、後端から先端に向けて上向きに傾斜させたコーナー部33を設けており、このコーナー部33によって、第四レール要素24を連結させる際にそれぞれを干渉させないようにしている。また、この第三レール要素23の長さについては、第二レール要素22の長さよりも若干長く設定されており、折り畳んで台車6の手摺部64に沿わせた場合にその下端部分が第一レール要素21の下面に位置する長さに設定しておく。
第四レール要素24は、この第三レール要素23を介して地面側に向けて屈曲させるように連結されるものであって、ヒンジ3を介して後端側が地面に接するように設けられる。この第四レール要素24の先端側については、第三レール要素23と同様に、第三レール要素23と干渉しないように傾斜させたコーナー部33を有しており、また、その第四レール要素24の後端側については、台車6の車輪61がレール2の長手方向に外れてしまわないようにした停止部55を設けている。
そして、このように構成されたレール2は、図2に示すように、左右一対に設けられ架橋部20を介してそれぞれ一定の幅を持って連結され、常に、左右一対のレール2がそれぞれ捻れないように平面状をなすようにしている。なお、この架橋部20でレール2を連結する場合、それぞれのレール2の幅が台車6の載置部63の幅内に収まるようにしておく。
一方、このレール2を使って揚降される台車6は、図4に示すように、荷物を載置する平面状の載置部63と、その載置部63の後端部で起立する手摺部64を有してなり、車輪61を用いて移動できるようにしており、この実施の形態では、特徴的には、載置部63の下方両側にレール2のスリット54を覆うようにブラケット65を取り付けるとともに、そのブラケット65の内側に対向するように車軸62を取り付け、その車軸62の先端側に車輪61を取り付けるようにしている。そして、その車軸62をスリット54に横から挿入させ、その先端側でレール2の内側中空部分で保持させ、これによって、ブラケット65でレール2を左右から挟み込んで支持させるとともに、車輪61でスライドさせるようにしている。
次に、このように構成された台車揚降装置1の使用状態について説明する。
まず、台車6を使用する場合、図1や図2に示すように、レール2を展開して地面から荷台までの傾斜を形成し、その傾斜に沿って台車6を揚げ降ろしできるようにする。このとき、レール2の後端側と先端側は停止部55で停止された状態となっており、台車6を最も下方まで降ろした場合であっても台車6がレール2から外れないようにするとともに、台車6を荷台まで上げた場合であっても台車6がレール2から外れないようにしている。また、傾斜に沿って台車6を揚げ降ろしする場合についても、台車6の車輪61がレール2の側面部52と上面部53の内側に保持されているので脱輪するようなことがなくなる。しかも、ヒンジ3の上に台車6が乗って大きな荷重がかかった場合であっても、ヒンジ3を中心としてレール2の側面部52や上面部53でそのモーメントを支えることができるため、ヒンジ3による撓みなどを防止して直線状のレール2を構成することができる。
次に、このような台車揚降装置1を収納する場合について説明すると、まず、台車6を第一レール要素21まで上げ、その状態で第二レール要素22を台車6の手摺部64側に向けて起立させる。このとき、第一レール要素21の長さが載置部63の長さと略同じになっているので、第一レール要素21に車輪61を保持させた状態で第二レール要素22を屈曲させることができる。
そして、このように第二レール要素22を屈曲させた後、その第二レール要素22の上端部分を中心に第三レール要素23を折り返すように屈曲させ、第三レール要素23を第二レール要素22に沿わせるようにする。このとき、第三レール要素23は第二レール要素22よりも若干長く設定されているため、その下端側は第一レール要素21の底面の部分に位置するようになっている。
そして、このように第一レール要素21から第三レール要素23を屈曲させた状態で、今度は、台車6の手摺部64を持って台車6を前方に傾けると、第一レール要素21の先端側のヒンジ3を中心に台車6や各レール要素が前方に回転し、図5に示すように前倒しさせた状態となる。そして、このように前倒しさせた状態で、第四レール要素24を第一レール要素21に沿うように屈曲させ、この状態で第四レール要素24を紐などで第一レール要素21に締結させるようにする。
このように上記実施の形態によれば、ヒンジ3で折り畳み可能に構成された左右一対のレール2と、当該レール2に沿って荷物を揚げ降ろしする台車6とを有してなり、地面側である後端側から台車6の車輪61をレール2に載せてトラックの荷台側である先端側に台車6をスライドさせるようにした台車6昇降装置において、トラックの荷台上に水平に載置される第一レール要素21と、当該第一レール要素21の後端部で屈曲可能に連結され、地面側に向かって傾斜可能に設けられる第二レール要素22と、当該第二レール要素22の後端側で前記傾斜方向と同一角度で屈曲可能に連結される第三レール要素23とを設け、前記各レール要素を、短手方向の断面を中空矩形状とし、その側面部52の一部を長手方向に沿って切り欠いたスリット54を設け、前記台車6の車軸62を前記スリット54から通して中空矩形状をなす内側空間内に車輪61を脱落不能に保持させるようにしたので、脱輪の危険性がないばかりでなく、ヒンジ3による連結部分の段差を少なくすることができるようになる。
また、レール2を収納した際、第一レール要素21と第二レール要素22の間のヒンジ3を台車6の載置台と手摺部64とのコーナー部分に位置させ、第二レール要素22と第三レール要素23を手摺部64と車輪61との長さ範囲内に納まるようにしたので、台車6とレール2とを一体化して収納することができ、また、使用の際には、台車6の車輪61をレール2に挟み込んだ状態でレール2を展開するだけで使用することができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態ではスリット54をレール2の両外側に設けるようにしたが、これを両内側の側面に設けるようにしてもよい。また、このように側面部52にスリット54を設けるのではなく、上面部53にスリット54を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、第四レール要素24も設けるようにしているが、第三レール要素23まででよい場合は、第四レール要素24を設けないようにしてもよい。
さらには、上記実施の形態では、レール2の端部に停止部55を設けるようにしているが、台車6を自由に動かせるようにする場合は停止部55を設けないようにしてもよい。このような場合であっても第一レール要素21の先端側のヒンジ3によってレール2を傾倒させた場合、台車6とレール2とが分かれてしまうようなことがない。また、いずれかの停止部55をなくすことによって台車6とレール2とを分離し、図6に示すように台車6の上にレール2を載置して運ぶようにすることもできる。この載置の方法としては図6に示すような方向に載置してもよく、あるいは、載置部63と手摺部64に沿うようにL字型に載置させるようにしてもよい。このように載置した場合であっても、レール2の幅が載置部63の幅内に収まっているため、載置部63に載置させて運ぶことができるようになる。
また、レール2に停止部55を設けないようにして台車6を自由に走行させる場合は、台車6の車輪61の向きが固定されていると方向転換をすることができなくなるため、車輪61を鉛直方向の軸(以下、鉛直軸という)を中心に回転できるようにし、これによって荷台上や床面上で自由に方向転換できるようにすることもできる。しかしながら、例えば、その台車6を荷台上まで運び、そこで荷物を降ろしてバックさせる場合、鉛直軸を中心として車輪61が回転し、それぞれのブラケット65が内側に位置してしまい、レール2の外側に設けられたスリット54に車軸62を挿入させることができなくなってしまう。そこで、図7に示すように、その台車6に車輪61における鉛直軸とした回転を規制する規制機構66を設け、荷台からバックさせる場合は、鉛直軸を中心とした車輪61の回転を規制する。このようにすれば、台車6を揚げた場合と同様に、図7(b)に示すように、ブラケット65を両外側に位置させることができ、レール2のスリット54に車軸62を挿入させてバックさせることができる。このような規制機構66を設ける場合、手摺部64にレバー66aを設けておき、台車6を前進させた状態でレバー66aを作動させて車輪61の鉛直軸を中心とする回転を規制させる。
1・・・台車揚降装置
2・・・レール
21・・・第一レール要素
22・・・第二レール要素
23・・・第三レール要素
24・・・第四レール要素
3・・・ヒンジ
41・・・停止部
51・・・底面部
52・・・側面部
53・・・上面部
54・・・スリット
55・・・停止部
6・・・台車
61・・・車輪
62・・・車軸
63・・・載置部
64・・・手摺部
65・・・ブラケット
66・・・規制機構
66a・・・レバー

Claims (4)

  1. ヒンジで折り畳み可能に構成された左右一対のレールと、当該レールに沿って荷物を揚げ降ろしする台車とを有してなり、地面側である後端側から台車の車輪をレールに載せてトラックの荷台側である先端側に台車をスライドさせるようにした台車昇降装置において、
    トラックの荷台上に水平に載置される第一レール要素と、
    当該第一レール要素の後端部で屈曲可能に連結され、地面側に向かって傾斜可能に設けられる第二レール要素と、
    当該第二レール要素の後端側で前記傾斜方向と同一角度で屈曲可能に連結される第三レール要素とを設け、
    前記各レール要素を、短手方向の断面を中空矩形状とし、その側面もしくは上面の一部を長手方向に沿って切り欠いたスリットを設け、
    前記台車の車軸を前記スリットから通して中空矩形状をなす内側空間内に車輪を脱落不能に保持させるようにしたことを特徴とする台車揚降装置。
  2. 前記台車を、荷物を載せる載置台と、人間の手によって力を付与する手摺部とを有して構成し、前記レールを収納した際、前記第一レール要素と第二レール要素の間のヒンジを前記載置台と手摺部とのコーナー部分に位置させ、前記第二レール要素と第三レール要素を手摺部と車輪との長さ範囲内に納まるようにした請求項1に記載の台車揚降装置。
  3. 前記第一レール要素の先端を荷台にヒンジで固定した請求項1に記載の台車揚降装置。
  4. 前記左右一対のレールを前記載置台の左右幅の範囲内にした請求項1に記載の台車揚降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187599A (ja) * 2014-03-10 2015-10-29 廣 納谷 塩化ビニール用パイプの勾配線入れ機

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