JP2011171609A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンハンスメント型FETとディプレッション型FETとを半導体基板上に集積する場合に製造コストを低減できる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】この製造方法は、ディプレッション型電界効果トランジスタの形成予定領域12Daでゲート電極12に開口部32,33を形成する工程と、ゲート電極12をマスクとして、アクティブ領域21に不純物を斜めイオン注入することにより、開口部32,33の下方にゲート電極12の両側の一方から他方にかけて連続的に分布する不純物拡散領域を形成すると同時に、ゲート電極12の両側にそれぞれ不純物拡散領域を形成する工程とを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンハンスメント型電界効果トランジスタとディプレッション型電界効果トランジスタとを含む半導体装置の製造方法に関する。
MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)に代表される電界効果トランジスタ(以下、「FET」と呼ぶ。)は、たとえば、液晶表示装置の駆動回路や、RAM(random access memory)やROM(read only memory)などの半導体記憶装置のデコーダ回路といった半導体集積回路において広く使用されている。この種の半導体集積回路の中には、エンハンスメント型FETとディプレッション型FETという2種類のFETが半導体基板上に集積されたものが存在する。たとえば特開平11−174405号公報(特許文献1)に開示される回路は、エンハンスメント型FETとディプレッション型FETとが集積された構造を有している。
特開平11−174405号公報
しかしながら、エンハンスメント型FETとディプレッション型FETという種類の異なるFETを半導体基板上に集積する場合、単一種類のFETを集積する場合と比べて製造工程が複雑になり、製造コストが嵩むという問題がある。この問題の一例を図1〜図3を参照しつつ以下に説明する。図1は、アクティブ領域111,112,113上に形成されたゲート電極101,102,103,104のレイアウトを概略的に示す図であり、図2は、図1の構造のII−II線に沿った断面を概略的に示す図である。図1に示されるようにアクティブ領域111〜113はX軸方向に延在しており、これらアクティブ領域111〜113は、STI(Shallow Trench Isolation)構造などの素子分離領域により互いに電気的に分離されている。たとえば、アクティブ領域111は、図2に示されるように素子分離領域120a,120bで囲まれる領域である。アクティブ領域111〜113上には、絶縁膜123を介してゲート電極101〜104がY軸方向に沿って形成されている。なお、図1においては、説明の便宜上、ゲート電極101〜104とアクティブ領域111〜113との間に形成されている絶縁膜123の表示は省略されている。
FETは、アクティブ領域111〜113とゲート電極101〜104との交差領域に形成される。これら交差領域のうち図1の領域102Da,102Db,103Dbは、ディプレッション型FETが形成されるべき領域である。これら領域102Da,102Db,103Dbでは、ゲート電極102,103の直下にディプレッション型FETのしきい値電圧を調整するための不純物拡散領域が形成される。図3は、領域102Daにしきい値電圧調整用の不純物拡散領域を形成するための製造工程を概略的に示す断面図である。図3に示されるように、フォトリソグラフィ工程を用いて、エンハンスメント型FETを構成するゲート電極101,103,104を被覆するレジスト膜130のパターンを形成する。このレジスト膜130は、ディプレッション型FETを構成するゲート電極102を露出させる開口部130hを有するものである。このレジスト膜130をマスクとして半導体基板100に不純物131をイオン注入することにより、ディプレッション型FETのしきい値電圧調整用の不純物拡散領域132を形成する。ディプレッション型FETとしてpチャネルFETを形成する場合には、リン(P)などのp型不純物をイオン注入し、ディプレッション型FETとしてnチャネルFETを形成する場合には、ヒ素(As)などのn型不純物をイオン注入すればよい。その後、レジスト膜131は除去される。その後、ディプレッション型FETとエンハンスメント型FETとを完成するための種々の工程が実行される。たとえば、ゲート電極101,102,103,104の各々の側壁にサイドウォールスペーサ(図示せず)を形成し、さらに、サイドウォールスペーサと素子分離領域120a,120bとゲート電極101,102,103,104とをマスクとして不純物をイオン注入することで、ゲート電極101,102,103,104の各々の両側にLDD(Lightly Doped Drain)領域用の不純物拡散領域(図示せず)が形成される。
しかしながら、上記の製造工程では、エンハンスメント型FETのみを半導体基板上に形成する場合と比べて、ディプレッション型FETのしきい値電圧調整用の不純物拡散領域を形成するためのフォトリソグラフィ工程が余分に必要となるため、製造コストが嵩むという問題がある。
上記に鑑みて本発明の目的は、エンハンスメント型FETとディプレッション型FETとを半導体基板上に集積する場合に製造コストを低減することができる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明による半導体装置の製造方法は、エンハンスメント型電界効果トランジスタとディプレッション型電界効果トランジスタとが同一の半導体基板に集積された半導体装置の製造方法であって、素子分離領域により互いに電気的に分離された複数のアクティブ領域を前記半導体基板の主面に形成する工程と、前記複数のアクティブ領域を横断する方向に延在するゲート電極を前記複数のアクティブ領域上に形成するとともに、前記ゲート電極と前記アクティブ領域との交差領域のうち前記ディプレッション型電界効果トランジスタの形成予定領域で前記ゲート電極に開口部を形成する工程と、前記ゲート電極をマスクとして、前記半導体基板の主面の法線方向に対して斜め方向から前記アクティブ領域に不純物のイオン注入を行うことにより、前記開口部の下方に前記ゲート電極のゲート長方向両側の一方から他方にかけて連続的に分布する不純物拡散領域を形成すると同時に、前記ディプレッション型電界効果トランジスタ及び前記エンハンスメント型電界効果トランジスタの形成予定領域で前記各ゲート電極のゲート長方向両側にそれぞれ不純物拡散領域を形成する工程と、前記複数のアクティブ領域各々における前記ゲート電極のゲート長方向両側にそれぞれソース領域及びドレイン領域を形成する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、余分な工程を追加することなく、ディプレッション型電界効果トランジスタとエンハンスメント型電界効果トランジスタとを同一の半導体基板に形成することができる。
ゲート電極のレイアウトを概略的に示す上面視図である。 図1のII−II線に沿った断面を概略的に示す図である。 ディプレッション型FETのしきい値電圧調整用の不純物拡散領域を形成するための製造工程を概略的に示す断面図である。 本実施の形態に係るアクティブ領域上に形成されたゲート電極のレイアウトを概略的に示す上面視図である。 図4の構造のV−V線に沿った断面を概略的に示す図である。 図4の構造のVI−VI線に沿った断面を概略的に示す図である。 図4の構造のVII−VII線に沿った部分断面を概略的に示す図である。 図4の構造のVIII−VIII線に沿った部分断面を概略的に示す図である。 本実施の形態の斜めイオン注入によりアクティブ領域に導入された不純物拡散領域を概略的に表す上面視図である。 図9の構造のX−X線に沿った断面を概略的に示す図である。 図9の構造のXI−XI線に沿った断面を概略的に示す図である。 図9の構造のXII−XII線に沿った部分断面を概略的に示す図である。 図9の構造のXIII−XIII線に沿った部分断面を概略的に示す図である。 アクティブ領域における半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図4〜図10は、本実施の形態の半導体装置の製造工程の主要部を説明するための図である。これら図面を参照しつつ、本実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する。図4は、複数のアクティブ領域21,22,23,24上に形成されたゲート電極(ゲート配線)11,12,13,14のレイアウトを概略的に示す上面視図であり、図5は、図4の構造のV−V線に沿った断面を概略的に示す図であり、図6は、図4の構造のVI−VI線に沿った断面を概略的に示す図であり、図7は、図4の構造のVII−VII線に沿った部分断面を概略的に示す図であり、図8は、図4の構造のVIII−VIII線に沿った部分断面を概略的に示す図である。
図4に示されるように、互いに電気的に分離されX軸方向に延在する帯状のアクティブ領域21,22,23,24が半導体基板10に形成されている。これらアクティブ領域21〜24の各々は、半導体基板10に形成された素子分離領域により囲まれた領域である。素子分離領域は、公知のLOCOS(Local Oxidization of Silicon)法またはSTI(Shallow Trench Isolation)法を用いて半導体基板10に酸化膜などの絶縁体を埋め込むことで形成することができる。半導体基板10としては、pチャネルFETを形成する場合は、n型シリコン基板やn型ウェル構造を有する半導体基板を用意し、nチャネルFETを形成する場合は、p型シリコン基板やp型ウェル構造を有する半導体基板を用意すればよい。
素子分離領域が形成された後は、半導体基板10の表面を洗浄し、この表面に、ゲート絶縁膜を構成することになる絶縁膜40(図5〜図8)を形成する。絶縁膜40は、たとえば、半導体基板10の表面に熱酸化処理を施したり、半導体基板10の表面上にハフニュームアルミネート(HfAlO)などの低誘電率材料からなる緻密な膜を成膜したりすることで形成することができる。
その後、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、絶縁膜40上にポリシリコンや金属などのゲート電極材料を堆積し、このゲート電極材料を半導体リソグラフィ工程を用いてパターニングすることにより、開口部32,33,34,35,36,37,38を有するゲート電極11〜14を形成する。図4に示されるように、ゲート電極11〜14はアクティブ領域21,22,23,24と交差しており、ゲート電極11〜14とアクティブ領域21〜24との交差領域の各々が、エンハンスメント型あるいはディプレッション型のFETの形成予定領域である。これら交差領域のうち領域12Da,12Db,12Dcがディプレッション型FETの形成予定領域であり、その他の交差領域がエンハンスメント型FETの形成予定領域とすることができる。
ディプレッション型FETの素子形成予定領域12Daにおいては、図7に示されるように、一対の開口部32,33が、素子分離領域41c,41dで区画されるアクティブ領域21のY軸方向両側に形成されている。同様に、素子形成予定領域12Dbにおいては、一対の開口部34,35がアクティブ領域23のY軸方向両側に形成され、素子形成予定領域12Dcにおいては、一対の開口部35,36がアクティブ領域24のY軸方向両側に形成され、素子形成予定領域13Daにおいては、一対の開口部37,38が、アクティブ領域22のY軸方向両側に形成されている。これら開口部32〜38のX−Y平面における形状は、たとえば一辺が0.5μm程度の矩形状とすることができる。これに対し、エンハンスメント型FETの素子形成予定領域では、開口部が形成されない。たとえばアクティブ領域21とゲート電極11との交差領域では、図8の断面図に示されるようにゲート電極11はアクティブ領域21において連続的に分布する。
開口部32,33,34,35,36,37,38は絶縁膜40の上面に達する深さを有している。たとえば、図6に示されるように、ゲート電極12に形成された開口部32は、絶縁膜40の上面に達する深さを有している。
開口部32〜38のパターン形成とゲート電極11〜14のパターン形成とは同一の半導体リソグラフィ工程により同時に実行されるので、余分な工程を設けることなく、開口部32〜38を形成することができる。なお、半導体リソグラフィとしては、X線をレジスト膜に露光してレジストパターンを形成するフォトリソグラフィが挙げられるが、これに限らず、EUV(極端紫外線)あるいは電子線をレジスト膜に照射してレジストパターンを形成する紫外線リソグラフィや電子線リソグラフィを使用してもよい。
開口部32〜38を有するゲート電極11〜14をパターン形成した後は、これらゲート電極11〜14をマスクとして、アクティブ領域21〜24に対し、半導体基板10の主面の法線方向に対して斜め方向からの不純物のイオン注入(斜めイオン注入)を実行する。エンハンスメント型及びディプレッション型のpチャネルMOSFETを形成する場合には、たとえば、加速電圧が60keV〜150keV程度、当該法線方向からの入射角度が30°〜60°の範囲内(好ましくは45°)といった条件でホウ素(質量数11)などのp型不純物を斜めイオン注入することができる。一方、エンハンスメント型及びディプレッション型のnチャネルMOSFETを形成する場合には、リン(P)などのn型不純物を斜めイオン注入すればよい。斜めイオン注入は、半導体基板10を回転させつつ当該半導体基板10の中心軸周りの全方向から均等にp型不純物あるいはn型不純物を打ち込むことで行うことができる。
図9〜図13は、斜めイオン注入工程における断面を概略的に示す図である。図9は、斜めイオン注入によりアクティブ領域21〜24に導入された不純物拡散領域51a〜51e,51h,51i,52a〜52e,52h,52i,53a〜53e,53h,51i,54a〜54e,54h,54iを概略的に表す上面視図である。図10は、図9の構造のX−X線に沿った断面を概略的に示し、図11は、図9の構造のXI−XI線に沿った断面を概略的に示し、図12は、図9の構造のXII−XII線に沿った部分断面を概略的に示し、図13は、図9の構造のXIII−XIII線に沿った部分断面を概略的に示している。
アクティブ領域21においては、図10の断面図に示されるように、高電圧で加速された不純物50のイオンが、絶縁膜40を介してゲート電極11,12,13,14の各々の両側に斜め方向から打ち込まれる。この結果、ゲート電極11のゲート長方向(X軸方向)両側に不純物拡散領域51a,51bが形成され、ゲート電極12のゲート長方向両側に不純物拡散領域51b,51cが形成され、ゲート電極13のゲート長方向両側に不純物拡散領域51c,51dが形成され、ゲート電極14のゲート長方向両側に不純物拡散領域51d,51eが形成される。同様に、アクティブ領域22においては、ゲート電極11のゲート長方向両側に不純物拡散領域52a,52bが形成され、ゲート電極12のゲート長方向両側に不純物拡散領域52b,52cが形成され、ゲート電極13のゲート長方向両側に不純物拡散領域52c,52dが形成され、ゲート電極14のゲート長方向両側に不純物拡散領域52d,52eが形成される。アクティブ領域23においては、ゲート電極11のゲート長方向両側に不純物拡散領域53a,53bが形成され、ゲート電極12のゲート長方向両側に不純物拡散領域53b,53cが形成され、ゲート電極13のゲート長方向両側に不純物拡散領域53c,53dが形成され、ゲート電極14のゲート長方向両側に不純物拡散領域53d,53eが形成される。そして、アクティブ領域24においては、ゲート電極11のゲート長方向両側に不純物拡散領域54a,54bが形成され、ゲート電極12のゲート長方向両側に不純物拡散領域54b,54cが形成され、ゲート電極13のゲート長方向両側に不純物拡散領域54c,54dが形成され、ゲート電極14のゲート長方向両側に不純物拡散領域54d,54eが形成される。これら不純物拡散領域51a〜51e,52a〜52e,53a〜53e,54a〜54eは、後の熱処理工程で活性化されてLDD領域またはエクステンション領域を構成するものである。LDD領域またはエクステンション領域は、FETのソース領域からドレイン領域に向けて移動するホットキャリアに起因する特性劣化を抑制するものである。
また、アクティブ領域21においては、図11及び図12の断面図に示されるように、不純物50のイオンが開口部32,33を介してこれら開口部32,33の下方に斜め方向から打ち込まれることにより、不純物拡散領域51h,51iが形成される。これら不純物拡散領域51h,51iは、図9及び図11に示されるように、ゲート電極12のゲート長方向(X軸方向)両側の一方から他方にかけて連続的に分布するものである。同様に、アクティブ領域22における開口部37,38の下方領域には、ゲート電極13のゲート長方向両側の一方から他方にかけて連続的に分布する不純物拡散領域52h,52iが形成され、アクティブ領域23における開口部34,35の下方領域には、ゲート電極12のゲート長方向両側の一方から他方にかけて連続的に分布する不純物拡散領域53h,53iが形成され、アクティブ領域24における開口部35,36の下方領域には、ゲート電極12のゲート長方向両側の一方から他方にかけて連続的に分布する不純物拡散領域54h,54iが形成されている。これに対し、エンハンスメント型FETの素子形成予定領域では、図9及び図13に示されるように、ゲート電極のゲート長方向両側の一方から他方にかけて連続的に分布する不純物拡散領域は形成されない。
斜めイオン注入の後は、ゲート電極11〜14の各々のゲート長方向両側にソース/ドレイン領域を形成してFETを完成させる製造工程が実行される。以下、図14を参照しつつ、アクティブ領域21における製造工程を説明する。図14は、図10に対応する断面図である。
斜めイオン注入の後は、たとえばCVD法により、シリコン窒化膜やノンドープのシリコン酸化膜(NSG:Non−doped Silicate Glass)などの絶縁膜を全面に亘って成長させた後、ドライエッチングを実行することにより、当該絶縁膜をエッチバックする。この結果、図14に示されるように、ゲート電極11の両側面にサイドウォールスペーサ61A,62Aが形成され、ゲート電極12の両側面にサイドウォールスペーサ61B,62Bが形成され、ゲート電極13の両側面にサイドウォールスペーサ61C,62Cが形成され、ゲート電極14の両側面にサイドウォールスペーサ61D,62Dが形成される。なお、開口部32〜38には、サイドウォールスペーサ61A〜62Dを形成する工程で絶縁材料が埋め込まれる。
その後、これらサイドウォールスペーサ61A,62A,61B,62B,61C,62C,61D,62Dと素子分離領域41a,41bとゲート電極11〜14とをマスクとして、各ゲート電極の両側領域に不純物イオンを比較的高濃度で導入し、導入した不純物イオンをRTA(Rapid Thermal Annealing)などの熱処理により活性化する。この結果、図14に示されるように、ゲート電極11の両側にソース/ドレイン領域60a,60bが、ゲート電極12の両側にソース/ドレイン領域60b,60cが、ゲート電極13の両側にソース/ドレイン領域60c,60dが、ゲート電極14の両側にソース/ドレイン領域60d,60eがそれぞれセルフアラインに形成される。
また、ゲート電極11の直下には、ソース/ドレイン領域60a,60bから互いに対向する方向に突出する一対のエクステンション領域51Aa,51Baが、ゲート電極12の直下には、ソース/ドレイン領域60b,60cから互いに対向する方向に突出する一対のエクステンション領域51Bb,51Caが、ゲート電極13の直下には、ソース/ドレイン領域60c,60dから互いに対向する方向に突出する一対のエクステンション領域51Cb,51Daが、そしてゲート電極14の直下には、ソース/ドレイン領域60d,60eから互いに対向する方向に突出する一対のエクステンション領域51Db,51Eaがそれぞれ形成されている。これらエクステンション領域51Aa,51Ba,51Bb,51Ca,51Cb,51Da,51Db,51Eaは、不純物拡散領域51a,51b,51c,51d,51eを前述の熱処理で活性化することで形成された領域の一部である。
さらに、ディプレッション型FETの素子形成予定領域に形成された不純物拡散領域51h,51i,52h,52i,53h,53i,54h,54iは、前述の熱処理により活性化されて導電層となる。図14には、不純物拡散領域51hの活性化により形成された導電層51Hが示されている。
以上により、エンハンスメント型FET70A,70C,70Dとディプレッション型FET70Bとが半導体基板10のアクティブ領域21に形成される。この後、層間絶縁膜の堆積やコンタクトホールの形成などの後工程を実行してFET70A,70B,70C,70D上に配線構造を形成することにより、本実施の形態の半導体装置が完成する。
上記したように本実施の形態の半導体装置の製造方法は、ディプレッション型FETの形成予定領域12Da,12Db,12Dc,13Daにおいてゲート電極12,13に開口部32〜38を形成する。そして、ゲート電極11〜14をマスクとして斜めイオン注入を行うことにより、開口部32〜38の下方に、ディプレッション型FETのしきい値電圧調整用の不純物拡散領域51h,51i,52h,52i,53h,53i,54h,54iを形成すると同時に、ディプレッション型FET及びエンハンスメント型FETの双方の形成予定領域において、ゲート電極11〜14の両側にLDD領域用またはエクステンション領域用の不純物拡散領域51a〜51e,52a〜52e,53a〜53e,54a〜54eをも形成することができる。よって、不純物拡散領域51h,51i,52h,52i,53h,53i,54h,54iを形成するためだけの余分なフォトリソグラフィ工程やイオン注入工程を追加する必要がない。したがって、従来技術と比べて製造工程数を削減することができ、製造コストを下げることができる。
また、図9に示したように、開口部32,33は、アクティブ領域21の中央部分を除くY軸方向の両側部分に形成されている。これにより、アクティブ領域21の端部に沿った不純物拡散領域51h,51iを形成することができるため、ディプレッション型FETの所望の特性を容易に得ることができる。他の開口部34〜38が形成された領域においても、同様である。
また、開口部34〜38のサイズを設計時に調整することで、不純物拡散領域51h,51i,52h,52i,53h,53i,54h,54iにおけるドーズ量を容易に制御することができる。特に、図9に示すようにX−Y平面における開口部34〜38の形状を矩形状とすれば、この矩形状のX軸方向長さとY軸方向長さとを調整するだけで、ドーズ量の制御が容易となる。
なお、開口部32,33は、アクティブ領域21のY軸方向端部と重複するように形成されているが、これに限定されるものではない。Z軸方向から見て開口部32,33の端部がアクティブ領域21のY軸方向端部から1μm〜2μm程度の範囲で離間している場合でも、斜めイオン注入によりアクティブ領域21内に不純物拡散領域を形成することができる。他の開口部34〜38が形成された領域においても、同様である。
以上、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について述べた。上記実施の形態の構成は、たとえば、ROMデコーダ回路に適用することができるが、これに限定されず、ディプレッション型FETとエンハンスメント型FETとを同一半導体基板に集積することが必要なあらゆる集積回路に適用することができる。
また、上記実施の形態は本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。たとえば、上記実施の形態では、アクティブ領域21〜24の数は4であり、ゲート電極11〜14の数も4であるが、これらの数に限定されるものではない。また、上記製造方法で作製されるディプレッション型FETとエンハンスメント型FETは、pチャネルFET、nチャネルFETのいずれでもよい。
10 半導体基板、 11〜14 ゲート電極、 12Da,12Db,12Dc,13Da ディプレッション型FETの素子形成予定領域、 21〜24 アクティブ領域、 32〜38 開口部、 40 絶縁膜、 40A〜40D ゲート絶縁膜、 41a〜41d 素子分離領域、 51a〜51e,52a〜52e,53a〜53e,54a〜54e,51h,51i,52h,52i,53h,53i,54h,54i 不純物拡散領域、 60a〜60e ソース/ドレイン領域、 61A〜61D,62A〜62D サイドウォールスペーサ、 51Aa,51Ba,51Bb,51Ca,51Cb,51Da,51Db,51Ea エクステンション領域、 51H 導電層、 70A,70C,70D エンハンスメント型FET、 70B ディプレッション型FET。

Claims (4)

  1. エンハンスメント型電界効果トランジスタとディプレッション型電界効果トランジスタとが同一の半導体基板上に集積された半導体装置の製造方法であって、
    素子分離領域により互いに電気的に分離された複数のアクティブ領域を前記半導体基板の主面に形成する工程と、
    前記複数のアクティブ領域を横断する方向に延在するゲート電極を前記複数のアクティブ領域上に形成するとともに、前記ゲート電極と前記アクティブ領域との交差領域のうち前記ディプレッション型電界効果トランジスタの形成予定領域で前記ゲート電極に開口部を形成する工程と、
    前記ゲート電極をマスクとして、前記半導体基板の主面の法線方向に対して斜め方向から前記アクティブ領域に不純物のイオン注入を行うことにより、前記開口部の下方に前記ゲート電極のゲート長方向両側の一方から他方にかけて連続的に分布する不純物拡散領域を形成すると同時に、前記ディプレッション型電界効果トランジスタ及び前記エンハンスメント型電界効果トランジスタの形成予定領域で前記ゲート電極のゲート長方向両側にそれぞれ不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記複数のアクティブ領域各々における前記ゲート電極のゲート長方向両側にそれぞれソース領域及びドレイン領域を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、前記ゲート電極のパターン形成と前記開口部のパターン形成とは同一の半導体リソグラフィ工程により同時に実行されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、前記開口部は、前記ゲート電極の延在方向における前記アクティブ領域の中央部分を除いて形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、前記不純物は、前記法線方向に対して30°から60°の範囲内の入射角度でイオン注入されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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