JP2011170167A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶パネルを構成するガラス基板と回路基板の間を導電媒体で接続を取る際に、ガラス基板と導電媒体との接着強度を確保し信頼性の高い液晶表示装置を提供する。
【解決手段】ガラス基板3の導電媒体11との接続部分に、ダイシング装置にて溝13を形成した構成である。この溝13は液晶パネル1が完成した後、ダイシング装置にてガラス基板3の導電媒体11との接続部分に形成する。この溝13上に導電媒体11を塗布することにより、溝13の内部まで導電媒体11が入り込み、ガラス基板3と導電媒体11との接着面積が増加し、結果的に導電媒体11とガラス基板3との接着強度を向上させる事が出来る。
【選択図】図1
【解決手段】ガラス基板3の導電媒体11との接続部分に、ダイシング装置にて溝13を形成した構成である。この溝13は液晶パネル1が完成した後、ダイシング装置にてガラス基板3の導電媒体11との接続部分に形成する。この溝13上に導電媒体11を塗布することにより、溝13の内部まで導電媒体11が入り込み、ガラス基板3と導電媒体11との接着面積が増加し、結果的に導電媒体11とガラス基板3との接着強度を向上させる事が出来る。
【選択図】図1
Description
本発明は液晶表示装置に関するものである。
一般に液晶表示装置は、表面に画素電極を形成したシリコン基板とそれに相対し表面に対向電極を形成されたガラス基板を所定の位置関係で貼り合わせ、前記基板間に液晶を注入した液晶表示パネルを回路基板上に実装し、画素電極と対向電極間に電位差を与え、液晶の配向を制御することにより、さまざまな表示を実現している。
前記液晶表示装置の画素電極への電位供給は、画素電極を形成したシリコン基板上の導電パッド(電極)をワイヤーで接続し、電気的に導通させることで実現している。一方対向電極側への電位供給は、ガラス基板と回路基板間に導電媒体を塗布し、ガラス基板に形成されたITO電極と回路基板上の電極パッドを電気的に導通させる事で実現している。
図4は従来技術による液晶表示装置の断面図である。液晶パネル1はシリコン基板2とガラス基板3とで構成されている。又ガラス基板3の表面には液晶に電圧をかけるためのITO電極7が膜付けされている。さらにシリコン基板2とガラス基板3の貼り合せる面にはそれぞれ液晶を配向させるための配向膜4が成膜され、さらにシリコン基板2とガラス基板3は周辺シール材5にて所定の位置と隙間で固定されている。さらにその間に液晶6が配置され液晶パネル1は構成されている。
この状態から液晶パネル1は回路基板8に実装して、回路基板8の回路基板電極パッド10aとシリコン基板2はワイヤー9にて接続を取り、さらにガラス基板3上のITO電極7と回路基板8の回路基板電極パッド10b間を導電媒体11にて電気的に接続を取る。しかしながら、配向膜の塗布はスピンコーターなどの設備を用いて全面に塗布してしまう為、そのままの状態では配向膜4が絶縁膜になる為、電気的に接続が取れない。これを回避するため一般的には不必要な部分の配向膜4をプラズマ洗浄などで除去する。
配向膜4を除去後液晶パネル1を回路基板8に実装してシリコン基板2と回路基板8の回路基板電極パッド10aとをワイヤー9にて接続を取り、さらにガラス基板3のITO電極7と回路基板8の回路基板電極パッド10b間を導電媒体11にて電気的に接続を取る構成である。(例えば、特許文献1参照)
ガラス基板3そのものは液晶表示装置に使用される為、表面に細かな凹凸は一切無く、透明で非常に平坦化された基板である。さらにその上に膜付けされているITO電極7も薄膜であり、さらに平坦化されている。この為導電媒体11とITO電極7との密着は、アンカー効果などの接着強度向上も望めず、接着強度的には非常に弱いものになってしまう。この為各部材の熱膨張や吸湿などにより、接着強度の信頼性が確保できない上、さらに電気的な接続抵抗値もばらついてしまい、製品としての信頼性が確保できない欠点があった。
本発明は平坦化されたガラス基板上のITO電極と容易に導電媒体との電気的接続が出来、さらに信頼性の高い電気的接続が出来る液晶表示装置を提供するものである。
本発明の液晶表示装置は、複数の画素電極を有する第一電極基板と、該第一電極基板に相対する対向電極を有する第二電極基板を備え、前記第一電極基板と前記第二電極基板をオフセットした状態で所定の間隔で貼り合わせて液晶表示パネルを構成し、該液晶表示パネルが回路基板に実装され、前記第二電極基板のオフセットされ前記回路基板面に張り出した一端部と、これに対向する前記回路基板の上面に形成された電極パッドとが導電媒体で接続されて成る液晶表示装置であって、前記第二電極基板の導電媒体接続部には凹部が形成されていることを特徴とする。
さらに、前記凹部は、前記第二電極基板に形成された溝又は穴とすることができる。
さらに、前記凹部は、ダイシングによって形成された溝とすることができる。
さらに、前記凹部は、レーザーによって形成された穴とすることができる。
また、前記凹部は、前記第二電極基板の導電媒体接続部の対向電極の一部を除去して形成することができる。
複数の画素電極を有する第一電極基板と、該第一電極基板に相対する対向電極を有する第二電極基板を備え、前記第一電極基板と前記第二電極基板をオフセットした状態で所定の間隔で貼り合わせて液晶表示パネルを構成し、該液晶表示パネルが回路基板に実装され、前記第二電極基板のオフセットされ前記回路基板面に張り出した一端部と、これに対向する前記回路基板の上面に形成された電極パッドとが導電媒体で接続されて成る液晶表示装置において、前記第二電極基板の導電媒体接続部に凹部を形成させ、導電媒体を塗布した際に、第二電極基板と導電媒体との接続面積を増加させたことにより、アンカー効果をもたらし、両者の接続強度が増し信頼性に強い接続が出来る。
図1は本発明の液晶表示装置の実施例1を示す為の一部断面図である。従来技術と異なるのは、ガラス基板3の導電媒体11との接続部分に、ダイシング装置にて溝13を形成していることである。この溝13は液晶パネル1が完成後、ダイシング装置にてガラス基板3の導電媒体11との接続部分に形成する。形成された溝13上に導電媒体11を塗布することにより、溝13の内部まで導電媒体11が入り込み、ガラス基板3と導電媒体11との接着面積が増し、結果的に導電媒体11とガラス基板3との接着強度を向上させる事が出来る。
また、溝13の形状に関しては、図1の奥行き方向へ延びる直線状の溝であっても良い。また、深さとしては可能な限り深い方が導電媒体11との接着面積が増えるため良い。溝の幅はあまり細すぎると導電媒体11が入り込みにくい、また元々導電媒体11とガラス基板3との接続部分の面積は小さいため、ダイシングで形成する溝の幅もそれほど広くは出来ない。一般的に使用されるダイシングブレード(ダイシングの刃物)の幅は30μm前後の物が主流である為、価格的にもそれを使用することが一番良いと言える。
図2は本発明の液晶表示装置の実施例2を示す為の一部断面図である。実施例2の特徴としては、ガラス基板3の導電媒体11との接続部分にレーザーをスポット的に照射させガラス基板3の導電媒体11接続部分に打痕14を形成させる。この打痕14で形成された穴に導電媒体11を塗布することにより、打痕14の内部にも導電媒体11が浸透し、結果的にアンカー効果が得られ、ガラス基板3と導電媒体11との接着強度が増すことが出来る。
また、ここでのレーザー照射による打痕14の形状としては、実施例1同様に深さ方向としては、可能な限り深い方が良いが、レーザー照射はガラス基板3への衝撃が大きいため、あまり深さを求めてレーザーの出力を上げすぎたり、連続で照射を行い線状に照射してしまうと、ガラス基板3自体を破壊してしまう可能性がある為、できるだけ小さい出力で打痕14を局所的に形成することが望ましく、アンカー効果を得るための接着面積を稼ぐ場合は、レーザー照射を数箇所に照射し、打痕14跡を数箇所作成して全体を導電媒体11で塗布すれば良い。
図3は本発明の液晶表示装置の実施例3を示す為の一部断面図である。実施例3の特徴としては、元々ガラス基板3上に形成されているITO電極7に、ITO電極パターン15を導電媒体11接続部分に形成することである。ITO電極パターン15を形成することにより、ガラス基板3の導電媒体11との接続部分に、ITO電極の一部が除去されてなる凹部16が形成され、導電媒体11を塗布した際に、導電媒体11が凹部16内部まで浸透しすることによって結果的にガラス基板3と導電媒体11との接着面積が増し、接着強度が増すことなる。
また、ここでのITO電極パターン15の形状としては、特に決まりは無く、導電媒体11の接着面積が増す形状になるよう、任意の設計が可能である。
1 液晶パネル
2 シリコン基板
3 ガラス基板
4 配向膜
5 周辺シール材
6 液晶
7 ITO電極
8 回路基板
9 ワイヤー
10a 回路基板電極パッド
10b 回路基板電極パッド
11 導電媒体
12 画素電極
13 溝
14 打痕
15 ITO電極パターン
16 凹部
2 シリコン基板
3 ガラス基板
4 配向膜
5 周辺シール材
6 液晶
7 ITO電極
8 回路基板
9 ワイヤー
10a 回路基板電極パッド
10b 回路基板電極パッド
11 導電媒体
12 画素電極
13 溝
14 打痕
15 ITO電極パターン
16 凹部
Claims (5)
- 複数の画素電極を有する第一電極基板と、該第一電極基板に相対する対向電極を有する第二電極基板を備え、前記第一電極基板と前記第二電極基板をオフセットした状態で所定の間隔で貼り合わせて液晶表示パネルを構成し、該液晶表示パネルが回路基板に実装され、前記第二電極基板のオフセットされ前記回路基板面に張り出した一端部と、これに対向する前記回路基板の上面に形成された電極パッドとが導電媒体で接続されて成る液晶表示装置であって、前記第二電極基板の導電媒体接続部には凹部が形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
- 前記凹部は、前記第二電極基板に形成された溝又は穴であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記凹部は、ダイシングによって形成された溝であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記凹部は、レーザーによって形成された穴であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記凹部は、前記第二電極基板の導電媒体接続部の対向電極の一部を除去して形成されたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010034685A JP2011170167A (ja) | 2010-02-19 | 2010-02-19 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010034685A JP2011170167A (ja) | 2010-02-19 | 2010-02-19 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011170167A true JP2011170167A (ja) | 2011-09-01 |
Family
ID=44684353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010034685A Pending JP2011170167A (ja) | 2010-02-19 | 2010-02-19 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015087730A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | シチズンファインテックミヨタ株式会社 | 液晶表示素子 |
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TWI688802B (zh) * | 2017-11-03 | 2020-03-21 | 曾世憲 | 畫素陣列及其製造方法 |
US10930631B2 (en) | 2017-11-03 | 2021-02-23 | Shih-Hsien Tseng | Display apparatus, pixel array and manufacturing method thereof |
WO2021120974A1 (en) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | Tseng Shih Hsien | Display apparatus, pixel array and manufacturing method thereof |
-
2010
- 2010-02-19 JP JP2010034685A patent/JP2011170167A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10847500B2 (en) | 2017-11-03 | 2020-11-24 | Shih-Hsien Tseng | Pixel unit, pixel array, multimedia device and manufacturing method thereof |
US10930631B2 (en) | 2017-11-03 | 2021-02-23 | Shih-Hsien Tseng | Display apparatus, pixel array and manufacturing method thereof |
US11056469B2 (en) | 2017-11-03 | 2021-07-06 | Shih-Hsien Tseng | Multimedia device having a pixel array and method for manufacturing the multimedia device |
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JP2019105752A (ja) * | 2017-12-13 | 2019-06-27 | 株式会社正興電機製作所 | 調光装置及び調光装置の製造方法 |
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