JP2011164584A - ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 - Google Patents
ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011164584A JP2011164584A JP2010276561A JP2010276561A JP2011164584A JP 2011164584 A JP2011164584 A JP 2011164584A JP 2010276561 A JP2010276561 A JP 2010276561A JP 2010276561 A JP2010276561 A JP 2010276561A JP 2011164584 A JP2011164584 A JP 2011164584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- general formula
- polymer
- branched
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 *c(cc1)ccc1S(c1ccc(*)cc1)c1ccc(*)cc1 Chemical compound *c(cc1)ccc1S(c1ccc(*)cc1)c1ccc(*)cc1 0.000 description 5
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/038—Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable
- G03F7/0382—Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable the macromolecular compound being present in a chemically amplified negative photoresist composition
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/0045—Photosensitive materials with organic non-macromolecular light-sensitive compounds not otherwise provided for, e.g. dissolution inhibitors
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/0047—Photosensitive materials characterised by additives for obtaining a metallic or ceramic pattern, e.g. by firing
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/027—Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/027—Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
- H01L21/0271—Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)水酸基を置換した芳香族環を側鎖に有する繰り返し単位(1)を含むベースポリマーと、酸存在下に繰り返し単位(1)への求電子反応により架橋を形成する架橋剤との組み合わせ(B)酸発生剤(C)塩基性成分として窒素含有化合物を有し、上記ベースポリマーの少なくとも一部は、式(3)
(R3はアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、メルカプトアルキル又はアルキルチオアルキル。)で示される基を有する化学増幅ネガ型レジスト組成物。
【選択図】なし
Description
上記水性アルカリ性現像液に溶解する高分子化合物を構成するアルカリ可溶性単位として、フェノール単位を使用するタイプのネガ型レジスト組成物は、特にKrFエキシマレーザー光による露光用として多数が開発された。これらは、露光光が150〜220nmの波長である場合、フェノール単位が光の透過性を持たないため、ArFエキシマレーザー光用のものとしては使用されなかったが、近年、より微細なパターンを得るための露光方法である、EB、EUV露光用のネガ型レジスト組成物として再び注目されており、特許文献1(特開2006−201532号公報)や特許文献2(特開2006−215180号公報)、特許文献3(特開2008−249762号公報)が報告されている。
また、微細なパターンが得られると期待されるEB露光においては、描画に要する時間がKrF露光やArF露光に比べて長いため、スループット向上には高感度であることが求められる。
そこで、ポリマーの重合時に連鎖移動剤である硫黄化合物を添加することで、分子量の小さなポリマーを合成し、これを用いてレジスト組成物を調製し、ラインエッジラフネスの小さなパターンを得ることを計画した。
(A)(i)下記一般式(1)及び下記一般式(2)
(式中、A及びBはそれぞれ単結合又は鎖の中間にエーテル結合を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示す。R1はそれぞれ独立に水素原子又はメチル基を示し、Rxはそれぞれ独立に、水素原子、又は炭素数1〜6のアルキル基を示す。Xは水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、スルフィニル基、又はスルホニル基を示し、Yは炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜20のアシル基を示す。a及びcは0〜4の整数、bは1〜5の整数であり、dは0〜5の整数である。P及びQは0又は1を表し、s及びtは0〜2の整数を表す。)
で示される繰り返し単位を含む高分子化合物であって、該高分子化合物がベースポリマーであり、該ベースポリマーと、酸存在下に上記一般式(1)への求電子反応により架橋を形成する架橋剤との組み合わせ、
(ii)上記高分子化合物に、更に、酸存在下に上記一般式(1)への求電子反応により架橋を形成する機能を有する繰り返し単位を含むポリマーであるベースポリマー、又は
(iii)架橋を形成する機能を有する繰り返し単位を更に含む上記高分子化合物がベースポリマーであり、該ベースポリマーと酸存在下に上記一般式(1)への求電子反応により架橋を形成する架橋剤との組み合わせ、
(B)酸発生剤、
(C)塩基性成分として窒素を含有する化合物
を含有する化学増幅ネガ型レジスト組成物であって、上記ベースポリマーの少なくとも一部は、下記一般式(3)
(式中、R3は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数1〜20のメルカプトアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基を表す。)
で示されるアルキルチオ基を有し、重量平均分子量が1,000〜2,500であることを特徴とする化学増幅ネガ型レジスト組成物である(請求項1)。
(式中、A、B、R1、Rx、X、Y、a、c、b、d、P、Q、s、tは上記の通りである。)
で示される単量体を含む単量体混合物を連鎖移動剤を用いてラジカル重合する際、連鎖移動剤として用いた下記一般式(20)
HS−R3 (20)
(式中、R3は上記の通りである。)
に由来するものであり(請求項2)、これが露光時の酸発生効率を上昇させるため、感度の高いレジスト膜が得られ、描画のスループット向上に有効である。また、このレジスト組成物を用いて得たレジスト膜は、ポリマーの分子量が小さいため、パターン形成時にラインエッジラフネスの小さなパターンを与える。前記高分子化合物の重量平均分子量は1,000〜2,500である。分子量が小さすぎると、得られるパターンの熱変形が起き易くなってしまい、また、大きすぎると、材料によってはラインエッジラフネスが大きくなる。
これらの元素を高分子化合物に導入すると微細パターン間でのブリッジ発生問題が大きく改善される。
(式中、R4、R5はそれぞれ独立して水素原子、水酸基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のヒドロキシ基で置換されていてもよいアルキル基、又はハロゲン原子を表し、pは0又は1〜6の整数、qは0又は1〜4の整数である。)
で示される繰り返し単位を含むことができる(請求項4)。
この単位を含むことにより、高いエッチング耐性が得られ、レジスト膜の薄膜化が可能となる。
(式中、R6、R7、R8は水素原子、又は炭素数1〜4の直鎖状又は分岐状のアルキル基を示し、同じでも異なってもよい。R9、R10、R11は炭素数3〜10の直鎖状又は分岐状のアルキル基を示し、同じでも異なってもよい。)
で表される化合物から選択された1種以上を含むことができる(請求項5)。
弱酸を発生する酸発生剤は酸が基板側に拡散しにくいため、アンダーカットの小さいパターンが形成できるが、架橋効率との関係から、使用する酸発生剤はポリマーの構造にあわせて最適なものが選択される。
(式中、R12、R13はそれぞれ炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基である。またR12とR13とが結合してこれらが結合する窒素原子と共に環構造を形成してもよい。R14は水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基、又はハロゲン原子である。R15は単結合、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数6〜20のアリーレン基である。)
(式中、R12、R13はそれぞれ炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基である。またR12とR13とが結合してこれらが結合する窒素原子と共に環構造を形成してもよい。R14は水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基、又はハロゲン原子である。R15は単結合、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数6〜20のアリーレン基である。R16は炭素数2〜20の直鎖状又は分岐状の置換可アルキレン基であり、アルキレン基の炭素−炭素間にカルボニル基、エーテル基、エステル基、スルフィドを1個あるいは複数個含んでいてもよい。またR17は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数6〜20のアリーレン基である。)
で表される化合物を1種以上含有することがより好ましい(請求項6)。
(式中、R18、R19、R20はそれぞれ水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基である。またR18、R19、R20のいずれか2個が結合してこれらが結合する窒素原子と共に環構造もしくは芳香族環を形成してもよい。)
で表されるアミン又はアミンオキサイド化合物の1種以上を含有することもできる(請求項7)。
上述のレジスト組成物を用いることで、より微細で好ましい形状のレジストパターンを得ることができる。
ネガ型化学増幅型レジスト組成物用ポリマーとして、主にヒドロキシスチレン単位と電子求引基が置換されたスチレン単位を繰り返し単位として含むベースポリマーを用い、アルカリ性現像液に対して可溶性であるが、酸と反応した際には架橋反応を生じ、ポリマーを上記現像液に難溶性とする方法は、最先端の紫外線によるリソグラフィー方法がArFにシフトした後も、電子線露光用や極端紫外線露光用のレジストポリマーとして用いられてきており、例えば特許文献3のように、電子線によるパターン露光による微細なパターンの形成で、150nmのレジスト膜厚で50nmといったチャンピオンデータを得ている。しかし、上記のような高解像性を達成した化学増幅型レジスト組成物を用いて最小線幅50nm以下のパターン形成を試みたところ、微細なパターンが倒壊するか、あるいはパターンが形成できたとしてもラインエッジラフネスの大きなパターンになってしまい、高解像性が達成できないという問題が生じた。
(式中、A及びBはそれぞれ単結合又は鎖の中間にエーテル結合を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示す。R1はそれぞれ独立に水素原子又はメチル基を示し、Rxはそれぞれ独立に、水素原子、又は炭素数1〜6のアルキル基を示す。Xは水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20、好ましくは2〜10のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20、好ましくは2〜10のアルキルチオアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、スルフィニル基、又はスルホニル基を示し、Yは炭素数1〜20、好ましくは1〜6のアルキル基又は炭素数1〜20、好ましくは2〜7のアシル基を示す。a及びcは0〜4の整数、bは1〜5の整数であり、dは0〜5の整数である。P及びQは0又は1を表し、s及びtは0〜2の整数を表す。)
で示される繰り返し単位を含み、更に下記一般式(3)
(式中、R3は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20、好ましくは2〜10のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20、好ましくは2〜10のアルコキシアルキル基、炭素数1〜20、好ましくは1〜10のメルカプトアルキル基、又は炭素数2〜20、好ましくは2〜10のアルキルチオアルキル基を表す。)
で示されるアルキルチオ基を有し、重量平均分子量が1,000〜2,500である高分子化合物である。
好ましいアルキレン基の例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、及び分岐又は環構造を持つ炭素骨格の構造異性体等が挙げられ、エーテル結合を含む場合には、一般式(1)中のPが1である場合には、エステル酸素に対してα位の炭素とβ位の炭素の間を除くいずれの箇所に入ってもよい。また、Pが0である場合には、主鎖と結合する原子がエーテル性酸素となり、該エーテル性酸素に対してα位の炭素とβ位の炭素の間を除くいずれの箇所に第2のエーテル結合が入ってもよい。なお、上記アルキレン基の炭素数が10を超える場合はアルカリ性現像液に対する溶解性が低くなり、好ましくない。
更に、sは0〜2の整数を表し、0の場合はベンゼン骨格、1の場合はナフタレン骨格、2の場合はアントラセン骨格をそれぞれ示す。
また、Pが1である場合、つまりリンカーとしてエステル骨格を有する場合の繰り返し単位は、(メタ)アクリル酸エステルに代表される、カルボニル基が置換したビニルモノマー単位である。
好ましいアルキレン基の例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、及び分岐又は環構造を持つ炭素骨格の構造異性体等が挙げられ、エーテル結合を含む場合には、一般式(2)中のQが1である場合には、エステル酸素に対してα位の炭素とβ位の炭素の間を除くいずれの箇所に入ってもよい。また、Qが0である場合には、主鎖と結合する原子がエーテル性酸素となり、該エーテル性酸素に対してα位の炭素とβ位の炭素の間を除くいずれの箇所に第2のエーテル結合が入ってもよい。なお、上記アルキレン基の炭素数が10を超える場合はアルカリ性現像液に対する溶解性が低くなりすぎ、好ましくない。
更に、tは0〜2の整数を表し、0の場合はベンゼン骨格、1の場合はナフタレン骨格、2の場合はアントラセン骨格をそれぞれ示す。
また、Qが1である場合、つまりリンカーとしてエステル骨格を有する場合の繰り返し単位は、(メタ)アクリル酸エステルに代表される、カルボニル基が置換したビニルモノマー単位である。
(式中、R4、R5はそれぞれ独立して水素原子、水酸基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のヒドロキシ基で置換されていてもよいアルキル基、又はハロゲン原子を表し、pは0又は1〜6の整数、qは0又は1〜4の整数である。)
で示される繰り返し単位を含むことができる。
(式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、B1は単結合、又は鎖の中間にエーテル結合を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示し、B2は鎖の中間にエーテル結合を含んでもよい炭素数2〜10のアルキレン基を示すが、B1、B2のいずれの場合にもエーテル結合を含む場合、エーテル結合はエステル酸素に対しβ位より遠い位置に入る。)
(式中、R3は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20、好ましくは2〜10のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20、好ましくは2〜10のアルコキシアルキル基、炭素数1〜20、好ましくは1〜10のメルカプトアルキル基、又は炭素数2〜20、好ましくは2〜10のアルキルチオアルキル基を表す。)
で示されるアルキルチオ基を有する。これは、後述のようにラジカル重合時に連鎖移動剤としてアルキルチオールを用いることにより導入される。そこで、上記アルキルチオ基は、基本的にはベースポリマーの片方の末端あるいは両端に入ることになる。従って、本発明のレジスト組成物に用いられるベースポリマーの一部には、上記一般式(3)の単位を含まないものが含まれる場合がある。
(式中、R1、R2はそれぞれ独立して水素原子又はメチル基を表し、X’は塩素、臭素、ヨウ素、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基より選ばれる1種以上を表す。また、m及びnは1〜5の整数である。R4、R5はそれぞれ独立して水素原子、水酸基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアシルオキシ基、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のヒドロキシ基で置換されていてもよいアルキル基、又はハロゲン原子を表し、pは0又は1〜6の整数、qは0又は1〜4の整数である。)
(式中、R3は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20、好ましくは2〜10のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20、好ましくは2〜10のアルコキシアルキル基、炭素数1〜20、好ましくは1〜10のメルカプトアルキル基、又は炭素数2〜20、好ましくは2〜10のアルキルチオアルキル基を表す。)
で表されるチオールを挙げることができるが、これらに限定されない。
更に、逆にフェノール性水酸基を有するモノマーを用いて重合した後、溶解速度を調整するためにアシル化等の修飾反応を行って最終的に用いるポリマーとしてもよい。
(式中、R6、R7、R8は水素原子、又は炭素数1〜4の直鎖状又は分岐状のアルキル基を示し、同じでも異なってもよい。R9、R10、R11は炭素数3〜10の直鎖状又は分岐状のアルキル基を示し、同じでも異なってもよい。)
(式中、R12、R13はそれぞれ炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基である。またR12とR13とが結合してこれらが結合する窒素原子と共に炭素数2〜10の環構造もしくは芳香族環を形成してもよい。R14は水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基、又はハロゲン原子である。R15は単結合、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数6〜20のアリーレン基である。R16は炭素数2〜20の直鎖状又は分岐状の置換可アルキレン基であり、アルキレン基の炭素−炭素間にカルボニル基(−CO−)、エーテル基(−O−)、エステル基(−COO−)、スルフィド(−S−)を1個あるいは複数個含んでいてもよい。またR17は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数6〜20のアリーレン基である。)
o−ジメチルアミノ安息香酸、p−ジメチルアミノ安息香酸、m−ジメチルアミノ安息香酸、p−ジエチルアミノ安息香酸、p−ジプロピルアミノ安息香酸、p−ジイソプロピルアミノ安息香酸、p−ジブチルアミノ安息香酸、p−ジペンチルアミノ安息香酸、p−ジヘキシルアミノ安息香酸、p−ジエタノールアミノ安息香酸、p−ジイソプロパノールアミノ安息香酸、p−ジメタノールアミノ安息香酸、2−メチル−4−ジエチルアミノ安息香酸、2−メトキシ−4−ジエチルアミノ安息香酸、3−ジメチルアミノ−2−ナフタレン酸、3−ジエチルアミノ−2−ナフタレン酸、2−ジメチルアミノ−5−ブロモ安息香酸、2−ジメチルアミノ−5−クロロ安息香酸、2−ジメチルアミノ−5−ヨード安息香酸、2−ジメチルアミノ−5−ヒドロキシ安息香酸、4−ジメチルアミノフェニル酢酸、4−ジメチルアミノフェニルプロピオン酸、4−ジメチルアミノフェニル酪酸、4−ジメチルアミノフェニルリンゴ酸、4−ジメチルアミノフェニルピルビン酸、4−ジメチルアミノフェニル乳酸、2−(4−ジメチルアミノフェニル)安息香酸、2−(4−(ジブチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸。
1−ピペリジンプロピオン酸、1−ピペリジン酪酸、1−ピペリジンリンゴ酸、1−ピペリジンピルビン酸、1−ピペリジン乳酸。
(式中、R18、R19、R20はそれぞれ水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基である。またR18、R19、R20のいずれか2個が結合して、これらが結合する窒素原子と共に炭素数2〜10の環構造もしくは芳香族環を形成してもよい。)
これらの界面活性剤は単独あるいは2種以上の組み合わせで用いることができる。
窒素雰囲気下、500mLの滴下シリンダーに4−アセトキシスチレン102.5g、4−クロロスチレン13.1g、インデン84.4g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業社製、商品名V601)を26.8g、連鎖移動剤として2−メルカプトエタノールを5.7g、溶媒としてトルエンを185g添加した溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の2L重合用フラスコに、トルエンを185g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を3,200gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン:トルエン=10:1の混合液600gで二回洗浄を行った。得られた共重合体を窒素雰囲気下で、1Lフラスコにテトラヒドロフラン360g、メタノール120gに溶解し、エタノールアミン38.6gを加え、60℃で2.5時間撹拌した。この反応溶液を減圧濃縮し、得られた濃縮物を600gの酢酸エチルに溶解させた溶液を分液ロートに移し、水180g、酢酸12.9gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、得られた有機層に水180g、ピリジン17.2gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、更に得られた有機層に水180gを用いて水洗分液を行った(水洗分液は計5回)。各分液工程毎の静置時に、アセトンを50g加えて少し撹拌すると、分離性よく分液ができた。
分液後の有機層を濃縮後、アセトン300gに溶解し、0.02μmのナイロンフィルターを通したアセトン溶液を水5,000gに滴下して得られた晶出沈澱物を濾過、水洗浄、乾燥を行い、白色重合体を85.0g得た。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−クロロスチレン:インデン:2−メルカプトエタノール=62.8:17.2:15.5:4.5
重量平均分子量(Mw)=1,600
分子量分布(Mw/Mn)=1.71
これを(Polymer−1)とする。
合成例1における2−メルカプトエタノールを1−ブタンチオール6.5gに代えて、同様の合成方法でポリマーを合成した。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−クロロスチレン:インデン:1−ブタンチオール=63.0:17.0:15.5:4.5
重量平均分子量(Mw)=1,550
分子量分布(Mw/Mn)=1.73
これを(Polymer−2)とする。
窒素雰囲気下、500mLの滴下シリンダーに4−アセトキシスチレン101.8g、4−メトキシスチレン11.8g、インデン86.4g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業社製、商品名V601)を26.9g、連鎖移動剤として2−メルカプトエタノールを5.7g、溶媒としてトルエンを185g添加した溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の2L重合用フラスコに、トルエンを185g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を3,200gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン:トルエン=10:1の混合液600gで二回洗浄を行った。得られた共重合体を窒素雰囲気下で、1Lフラスコにテトラヒドロフラン360g、メタノール120gに溶解し、エタノールアミン38.3gを加え、60℃で2.5時間撹拌した。この反応溶液を減圧濃縮し、得られた濃縮物を600gの酢酸エチルに溶解させた溶液を分液ロートに移し、水180g、酢酸12.8gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、得られた有機層に水180g、ピリジン16.8gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、更に得られた有機層に水180gを用いて水洗分液を行った(水洗分液は計5回)。各分液工程毎の静置時に、アセトンを50g加えて少し撹拌すると、分離性よく分液ができた。
分液後の有機層を濃縮後、アセトン300gに溶解し、0.02μmのナイロンフィルターを通したアセトン溶液を水5,000gに滴下して得られた晶出沈澱物を濾過、水洗浄、乾燥を行い、白色重合体を83.0g得た。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−メトキシスチレン:インデン:2−メルカプトエタノール=62.7:16.6:16.2:4.5
重量平均分子量(Mw)=1,650
分子量分布(Mw/Mn)=1.74
これを(Polymer−3)とする。
合成例3における2−メルカプトエタノールを1−ブタンチオール6.5gに代えて、同様の合成方法でポリマーを合成した。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−メトキシスチレン:インデン:1−ブタンチオール=61.9:17.1:16.6:4.4
重量平均分子量(Mw)=1,550
分子量分布(Mw/Mn)=1.72
これを(Polymer−4)とする。
窒素雰囲気下、500mLの滴下シリンダーに4−アセトキシスチレン134.9g、4−クロロスチレン31.9g、アセナフチレン33.2g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業社製、商品名V601)を23.6g、連鎖移動剤として2−メルカプトエタノールを5.0g、溶媒としてトルエンを185g添加した溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の2L重合用フラスコに、トルエンを185g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を3,200gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン:トルエン=10:1の混合液600gで二回洗浄を行った。得られた共重合体を窒素雰囲気下で、1Lフラスコにテトラヒドロフラン360g、メタノール120gに溶解し、エタノールアミン50.8gを加え、60℃で2.5時間撹拌した。この反応溶液を減圧濃縮し、得られた濃縮物を600gの酢酸エチルに溶解させた溶液を分液ロートに移し、水180g、酢酸25.4gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、得られた有機層に水180g、ピリジン34.0gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、更に得られた有機層に水180gを用いて水洗分液を行った(水洗分液は計5回)。各分液工程毎の静置時に、アセトンを50g加えて少し撹拌すると、分離性よく分液ができた。
分液後の有機層を濃縮後、アセトン300gに溶解し、0.02μmのナイロンフィルターを通したアセトン溶液を水5,000gに滴下して得られた晶出沈澱物を濾過、水洗浄、乾燥を行い、白色重合体を141.0g得た。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−クロロスチレン:アセナフチレン:2−メルカプトエタノール=62.2:17.2:16.1:4.5
重量平均分子量(Mw)=1,450
分子量分布(Mw/Mn)=1.76
これを(Polymer−5)とする。
合成例5における2−メルカプトエタノールを1−ブタンチオール5.8gに代えて、同様の合成方法でポリマーを合成した。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−クロロスチレン:アセナフチレン:1−ブタンチオール=63.5:16.2:15.7:4.6
重量平均分子量(Mw)=1,500
分子量分布(Mw/Mn)=1.72
これを(Polymer−6)とする。
窒素雰囲気下、500mLの滴下シリンダーに4−アセトキシスチレン135.6g、4−メトキシスチレン31.1g、アセナフチレン33.3g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業社製、商品名V601)を23.7g、連鎖移動剤として2−メルカプトエタノールを5.0g、溶媒としてトルエンを185g添加した溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の2L重合用フラスコに、トルエンを185g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を3,200gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン:トルエン=10:1の混合液600gで二回洗浄を行った。得られた共重合体を窒素雰囲気下で、1Lフラスコにテトラヒドロフラン360g、メタノール120gに溶解し、エタノールアミン51.1gを加え、60℃で2.5時間撹拌した。この反応溶液を減圧濃縮し、得られた濃縮物を600gの酢酸エチルに溶解させた溶液を分液ロートに移し、水180g、酢酸25.5gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、得られた有機層に水180g、ピリジン34.0gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、更に得られた有機層に水180gを用いて水洗分液を行った(水洗分液は計5回)。各分液工程毎の静置時に、アセトンを50g加えて少し撹拌すると、分離性よく分液ができた。
分液後の有機層を濃縮後、アセトン300gに溶解し、0.02μmのナイロンフィルターを通したアセトン溶液を水5,000gに滴下して得られた晶出沈澱物を濾過、水洗浄、乾燥を行い、白色重合体を141.0g得た。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−メトキシスチレン:アセナフチレン:2−メルカプトエタノール=62.0:17.6:15.9:4.5
重量平均分子量(Mw)=1,550
分子量分布(Mw/Mn)=1.74
これを(Polymer−7)とする。
合成例7における2−メルカプトエタノールを1−ブタンチオール5.8gに代えて、同様の合成方法でポリマーを合成した。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−メトキシスチレン:アセナフチレン:1−ブタンチオール=62.3:17.3:15.9:4.5
重量平均分子量(Mw)=1,650
分子量分布(Mw/Mn)=1.75
これを(Polymer−8)とする。
窒素雰囲気下、500mLの滴下シリンダーにメタクリル酸4−ヒドロキシフェニル138.5g、4−メトキシスチレン27.7g、アセナフチレン33.8g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業社製、商品名V601)を23.9g、連鎖移動剤として2−メルカプトエタノールを4.8g、溶媒としてトルエンを185g添加した溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の2L重合用フラスコに、トルエンを185g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を3,200gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン:トルエン=10:1の混合液600gで二回洗浄を行い、白色重合体を198.2g得た。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
メタクリル酸4−ヒドロキシフェニル:4−メトキシスチレン:アセナフチレン:2−メルカプトエタノール=63.1:16.4:15.8:4.7
重量平均分子量(Mw)=1,700
分子量分布(Mw/Mn)=1.82
これを(Polymer−9)とする。
合成例9における2−メルカプトエタノールを1−ブタンチオール5.8gに代えて、同様の合成方法でポリマーを合成した。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
メタクリル酸4−ヒドロキシフェニル:4−メトキシスチレン:アセナフチレン:1−ブタンチオール=62.4:17.2:15.9:4.5
重量平均分子量(Mw)=1,700
分子量分布(Mw/Mn)=1.72
これを(Polymer−10)とする。
窒素雰囲気下、500mLの滴下シリンダーに4−アセトキシスチレン150.3g、4−クロロスチレン24.6g、アセナフチレン25.1g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業社製、商品名V601)を23.4g、溶媒としてトルエンを185g添加した溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の2L重合用フラスコに、トルエンを185g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を3,200gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン:トルエン=10:1の混合液600gで二回洗浄を行った。得られた共重合体を窒素雰囲気下で、1Lフラスコにテトラヒドロフラン360g、メタノール120gに溶解し、エタノールアミン56.6gを加え、60℃で2.5時間撹拌した。この反応溶液を減圧濃縮し、得られた濃縮物を600gの酢酸エチルに溶解させた溶液を分液ロートに移し、水180g、酢酸28.3gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、得られた有機層に水180g、ピリジン37.2gを加え、分液操作を行った。下層を除去し、更に得られた有機層に水180gを用いて水洗分液を行った(水洗分液は計5回)。各分液工程毎の静置時に、アセトンを50g加えて少し撹拌すると、分離性よく分液ができた。
分液後の有機層を濃縮後、アセトン300gに溶解し、0.02μmのナイロンフィルターを通したアセトン溶液を水5,000gに滴下して得られた晶出沈澱物を濾過、水洗浄、乾燥を行い、白色重合体を141.0g得た。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−クロロスチレン:アセナフチレン=71.6:15.2:13.2
重量平均分子量(Mw)=3,500
分子量分布(Mw/Mn)=1.70
これを(Polymer−11)とする。
比較合成例1における4−クロロスチレン24.6gを4−メトキシスチレン23.9gに代えて、同様の合成方法でポリマーを合成した。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
4−ヒドロキシスチレン:4−メトキシスチレン:アセナフチレン=71.5:15.5:13.0
重量平均分子量(Mw)=3,500
分子量分布(Mw/Mn)=1.72
これを(Polymer−12)とする。
窒素雰囲気下、500mLの滴下シリンダーにメタクリル酸4−ヒドロキシフェニル165.1g、4−メトキシスチレン23.9g、アセナフチレン25.1g、ジメチル−2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオネート)(和光純薬工業社製、商品名V601)を23.9g、溶媒としてトルエンを185g添加した溶液を調製した。更に窒素雰囲気下とした別の2L重合用フラスコに、トルエンを185g加え、80℃に加温した状態で、上記で調製した溶液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、重合温度を80℃に維持しながら18時間撹拌を続け、次いで室温まで冷却した。得られた重合液を3,200gのヘキサンに滴下し、析出した共重合体を濾別した。濾別した共重合体をヘキサン:トルエン=10:1の混合液600gで二回洗浄を行い、白色重合体を201.2g得た。得られた重合体を13C,1H−NMR、及びGPCで測定したところ、以下の分析結果となった。
共重合組成比(モル比)
メタクリル酸4−ヒドロキシフェニル:4−メトキシスチレン:アセナフチレン=64.7:18.0:17.3
重量平均分子量(Mw)=4,100
分子量分布(Mw/Mn)=1.72
これを(Polymer−13)とする。
本発明で使用したレジスト組成物の構成材料を下記に示す。
ベースポリマー :合成例1〜10で得られたPolymer−1〜10
比較例用ベースポリマー:比較合成例1〜3で得られたPolymer−11〜13
本発明で使用したレジスト組成物構成材料のうち、酸発生剤を以下に示す。
PAG−1:トリフェニルスルホニウム−2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホ
ン酸
PAG−2:トリフェニルスルホニウム−2,4,6−トリターシャリーブチルベンゼン
スルホン酸
本発明で使用したレジスト組成物構成材料のうち、溶剤を以下に示す。
溶剤A:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)
溶剤B:乳酸エチル(EL)
また、カルボキシル基を有し、かつ活性な水素を含有しないアミン化合物あるいはカルボキシル基を含有しない塩基性化合物(Quencher)は、以下の化合物である。
Quencher−1:p−ジエチルアミノベンゾイックアシッド
Quencher−2:p−ジブチルアミノベンゾイックアシッド
Quencher−3:p−ジブチルアミノベンゾイックアシッドの酸化物
Quencher−4:1−ピペリジンプロピオン酸
Quencher−5:トリス(2−(メトキシメトキシ)エチル)アミン
Quencher−6:トリス(2−(メトキシメトキシ)エチル)アミンの酸化物
Quencher−7:N−2−(アセトキシ)エチル−イミダゾール
架橋剤はテトラメトキシメチルグリコールウリルであり、界面活性剤AはPF−636(オムノバ社製)である。
表1にネガ型レジスト組成物の組成を示す。
次いで、このマスクブランクを110℃のホットプレートで10分間ベークした。
膜厚の測定は光学式測定器ナノスペック(ナノメトリックス社製)を用いて行った。測定はブランク外周から10mm内側までの外縁部分を除くブランク基板の面内81ヶ所で行い、膜厚平均値と膜厚範囲を算出した。
更に、電子線露光装置(NuFLARE社製 EBM5000 加速電圧50keV)を用いて露光し、120℃で10分間ベーク(PEB:post exposure bake)を施し、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシドの水溶液でスプレー現像を行うと、ネガ型のパターン(実施例1〜10、比較例1〜3)を得ることができた。
200nmのライン・アンド・スペースのトップとボトムを1:1で解像する露光量を最適露光量(感度:Eop)として、この露光量における分離しているライン・アンド・スペースの最小線幅を評価レジストの解像度とした。また、解像したレジストパターンの形状は、特に基板界面におけるアンダーカットの有無を、走査型電子顕微鏡を用いてレジスト断面を観察した。ラインエッジラフネスの値は、100nmLSのパターンをSEMで測定して求めた。
Press :0.667Pa
RIE :54W
ICP :325W
Gas :(1)SF6 18ml/min
(2)O2 45ml/min
エッチング時間:50秒
解像性、パターンの断面形状、ラインエッジラフネス、電子線感度及び、エッチング耐性の評価結果を表2に示す。
本発明のネガ型レジスト組成物について、カルボキシル基を有し、かつ塩基性中心である窒素原子に共有結合で結合する水素を有しないアミン化合物及びカルボキシル基を含有しないアミン化合物を配合した下記表3に示すレジスト組成物を調製し、実施例1〜10と同様にして、ネガ型パターンを形成した。その解像性及びパターン形状の評価を行った。
カルボキシル基を有し、かつ活性な水素を含有しないアミン化合物、Quencher−1〜4とカルボキシル基を含有しないアミン化合物、Quencher−5〜7のいずれの組み合わせの実施例においてもアンダーカットがなく、ラインエッジラフネスの小さな35nmのパターンが形成できた。
本発明のネガ型レジスト組成物について、酸発生剤としてPAG−1に代えてPAG−2を使用した下記表4に示すレジスト組成物を調製し、実施例1〜10と同様にして、ネガ型パターンを形成した。その解像性及びパターン形状の評価を行った結果を下記表5に示す。
PAG−1と比較して発生する酸の拡散が小さいため、架橋効率が低く、実施例1〜10と比較して2μC/cm2低感度である。エッチング耐性は酸発生剤により違いは認められなかった。
いずれの実施例においてもアンダーカットもブリッジもない45nm以下のパターンが形成でき、パターンのラインエッジラフネスは小さかった。
本発明のネガ型レジスト組成物について、実施例1〜10の溶媒量を増加させた下記表6に示すレジスト組成物を調製し、実施例1〜10と同様にして、ネガ型パターンを形成した。膜厚は溶媒量が増加したため、同じ塗付条件で60nmであった。
その解像性及びパターン形状の評価を行った結果を下記表7に示す。
膜厚が薄くなったため、感度は実施例1〜10より1μC/cm2低感度となったが、解像性は向上した。エッチング耐性は膜厚により変化は認められなかった。
いずれの実施例においてもアンダーカットもブリッジもない40nm以下のパターンが形成できた。
Claims (11)
- (A)(i)下記一般式(1)及び下記一般式(2)
(式中、A及びBはそれぞれ単結合又は鎖の中間にエーテル結合を含んでもよい炭素数1〜10のアルキレン基を示す。R1はそれぞれ独立に水素原子又はメチル基を示し、Rxはそれぞれ独立に、水素原子、又は炭素数1〜6のアルキル基を示す。Xは水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、スルフィニル基、又はスルホニル基を示し、Yは炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜20のアシル基を示す。a及びcは0〜4の整数、bは1〜5の整数であり、dは0〜5の整数である。P及びQは0又は1を表し、s及びtは0〜2の整数を表す。)
で示される繰り返し単位を含む高分子化合物であって、該高分子化合物がベースポリマーであり、該ベースポリマーと、酸存在下に上記一般式(1)への求電子反応により架橋を形成する架橋剤との組み合わせ、
(ii)上記高分子化合物に、更に、酸存在下に上記一般式(1)への求電子反応により架橋を形成する機能を有する繰り返し単位を含むポリマーであるベースポリマー、又は
(iii)架橋を形成する機能を有する繰り返し単位を更に含む上記高分子化合物がベースポリマーであり、該ベースポリマーと酸存在下に上記一般式(1)への求電子反応により架橋を形成する架橋剤との組み合わせ、
(B)酸発生剤、
(C)塩基性成分として窒素を含有する化合物
を含有する化学増幅ネガ型レジスト組成物であって、上記ベースポリマーの少なくとも一部は、下記一般式(3)
(式中、R3は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数1〜20のメルカプトアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基を表す。)
で示されるアルキルチオ基を有し、重量平均分子量が1,000〜2,500であることを特徴とする化学増幅ネガ型レジスト組成物。 - 上記一般式(2)において、置換基Xが、水素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エチル基より選ばれる1種以上であり、かつ、置換基Yがメチル基あるいはエチル基より選ばれる1種以上である請求項1又は2に記載のネガ型レジスト組成物。
- 上記(C)成分である塩基性成分として、下記一般式(7)〜(9)
(式中、R12、R13はそれぞれ炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基である。またR12とR13とが結合してこれらが結合する窒素原子と共に環構造を形成してもよい。R14は水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基、又はハロゲン原子である。R15は単結合、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数6〜20のアリーレン基である。)
(式中、R12、R13はそれぞれ炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基である。またR12とR13とが結合してこれらが結合する窒素原子と共に環構造を形成してもよい。R14は水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基、又はハロゲン原子である。R15は単結合、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数6〜20のアリーレン基である。R16は炭素数2〜20の直鎖状又は分岐状の置換可アルキレン基であり、アルキレン基の炭素−炭素間にカルボニル基、エーテル基、エステル基、スルフィドを1個あるいは複数個含んでいてもよい。またR17は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数6〜20のアリーレン基である。)
で表される化合物を1種以上含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のネガ型レジスト組成物。 - 更に下記一般式(10)又は下記一般式(11)
(式中、R18、R19、R20はそれぞれ水素原子、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数2〜20のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアシルオキシアルキル基、又は炭素数2〜20のアルキルチオアルキル基である。またR18、R19、R20のいずれか2個が結合してこれらが結合する窒素原子と共に環構造もしくは芳香族環を形成してもよい。)
で表されるアミン又はアミンオキサイド化合物の1種以上を含有することを特徴とする請求項6に記載のネガ型レジスト組成物。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のネガ型レジスト組成物を用いて被加工基板上にレジスト膜を成膜し、高エネルギー線によるパターン露光、次いで、必要に応じて露光後に加熱処理を行った後、水性アルカリ性現像液を用いて現像してレジストパターンを得ることを特徴とするレジストパターンの形成方法。
- 前記レジスト膜の膜厚が10nm以上100nm以下である請求項8に記載のレジストパターンの形成方法。
- 前記被加工基板がフォトマスクブランクである請求項8又は9に記載のレジストパターンの形成方法。
- 前記フォトマスクブランクの最表層がクロム化合物膜である請求項10に記載のレジストパターンの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010276561A JP5472072B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-12-13 | ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004811 | 2010-01-13 | ||
JP2010004811 | 2010-01-13 | ||
JP2010276561A JP5472072B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-12-13 | ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011164584A true JP2011164584A (ja) | 2011-08-25 |
JP5472072B2 JP5472072B2 (ja) | 2014-04-16 |
Family
ID=43856048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010276561A Active JP5472072B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-12-13 | ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8597868B2 (ja) |
EP (1) | EP2345934B1 (ja) |
JP (1) | JP5472072B2 (ja) |
KR (1) | KR101614968B1 (ja) |
CN (1) | CN102129172B (ja) |
TW (1) | TWI494693B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014119658A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ネガ型レジスト材料及びこれを用いたパターン形成方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5439030B2 (ja) * | 2009-05-18 | 2014-03-12 | 信越化学工業株式会社 | ネガ型レジスト組成物の検査方法及び調製方法 |
JP5584573B2 (ja) * | 2009-12-01 | 2014-09-03 | 信越化学工業株式会社 | ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 |
JP5621755B2 (ja) * | 2011-11-17 | 2014-11-12 | 信越化学工業株式会社 | 化学増幅ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 |
JP5780221B2 (ja) * | 2012-08-20 | 2015-09-16 | 信越化学工業株式会社 | パターン形成方法 |
JP6059675B2 (ja) * | 2014-03-24 | 2017-01-11 | 信越化学工業株式会社 | 化学増幅型ネガ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法 |
TW202128970A (zh) * | 2019-08-29 | 2021-08-01 | 日商富士軟片股份有限公司 | 感光化射線性或感放射線性樹脂組成物、感光化射線性或感放射線性膜、圖案形成方法及電子裝置之製造方法 |
US11859082B2 (en) * | 2020-12-31 | 2024-01-02 | Rohm And Haas Electronic Materials Llc | Polymers useful as surface leveling agents |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004101819A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | ネガ型レジスト組成物 |
JP2004302440A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-28 | Jsr Corp | レジスト組成物 |
JP2008249762A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 化学増幅ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4663268A (en) * | 1984-12-28 | 1987-05-05 | Eastman Kodak Company | High-temperature resistant photoresists featuring maleimide binders |
JP4070393B2 (ja) * | 2000-01-17 | 2008-04-02 | 富士フイルム株式会社 | ネガ型レジスト組成物 |
US7037638B1 (en) | 2000-05-31 | 2006-05-02 | International Business Machines Corporation | High sensitivity crosslinkable photoresist composition, based on soluble, film forming dendrimeric calix[4] arene compositions method and for use thereof |
JP2003122011A (ja) * | 2001-10-18 | 2003-04-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | ポジ型感光性組成物 |
JP3877605B2 (ja) * | 2002-02-08 | 2007-02-07 | 信越化学工業株式会社 | ネガ型レジスト材料及びこれを用いたパターン形成方法 |
JP4769410B2 (ja) | 2002-09-05 | 2011-09-07 | 信越化学工業株式会社 | 高分子化合物及びポジ型レジスト材料並びにこれを用いたパターン形成方法 |
KR20050107599A (ko) * | 2003-03-05 | 2005-11-14 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 산 발생제, 술폰산, 술포닐할라이드 화합물 및 감방사선성수지 조성물 |
US7834113B2 (en) * | 2003-05-08 | 2010-11-16 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Photoresist compositions and processes for preparing the same |
US7316816B2 (en) * | 2004-06-10 | 2008-01-08 | Agency For Science Technology And Research | Temperature and pH sensitive copolymers |
EP1780600B1 (en) * | 2004-07-02 | 2014-02-26 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Lower layer film forming composition for lithography including naphthalene ring having halogen atom |
JP4642452B2 (ja) | 2004-12-14 | 2011-03-02 | 信越化学工業株式会社 | ポジ型レジスト材料及びこれを用いたパターン形成方法 |
JP4396849B2 (ja) | 2005-01-21 | 2010-01-13 | 信越化学工業株式会社 | ネガ型レジスト材料及びパターン形成方法 |
JP4478589B2 (ja) | 2005-02-02 | 2010-06-09 | 富士フイルム株式会社 | ネガ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法 |
JP4575220B2 (ja) * | 2005-04-14 | 2010-11-04 | 信越化学工業株式会社 | レジスト下層膜材料およびパターン形成方法 |
JP5002137B2 (ja) * | 2005-07-28 | 2012-08-15 | 富士フイルム株式会社 | 化学増幅型レジスト組成物及びその製造方法 |
JP5036544B2 (ja) * | 2005-09-09 | 2012-09-26 | Hoya株式会社 | フォトマスクブランク、及びフォトマスクとその製造方法、並びに半導体装置の製造方法 |
JP4951464B2 (ja) | 2007-10-26 | 2012-06-13 | 富士フイルム株式会社 | ポジ型レジスト組成物及びこれを用いたパターン形成方法。 |
US8168367B2 (en) * | 2008-07-11 | 2012-05-01 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Resist composition and patterning process |
JP5584573B2 (ja) | 2009-12-01 | 2014-09-03 | 信越化学工業株式会社 | ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 |
-
2010
- 2010-12-13 JP JP2010276561A patent/JP5472072B2/ja active Active
- 2010-12-27 EP EP10016101.7A patent/EP2345934B1/en active Active
- 2010-12-29 US US12/980,447 patent/US8597868B2/en active Active
-
2011
- 2011-01-12 KR KR1020110002949A patent/KR101614968B1/ko active IP Right Grant
- 2011-01-12 TW TW100101045A patent/TWI494693B/zh active
- 2011-01-13 CN CN201110005991.9A patent/CN102129172B/zh active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004101819A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | ネガ型レジスト組成物 |
JP2004302440A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-28 | Jsr Corp | レジスト組成物 |
JP2008249762A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 化学増幅ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014119658A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ネガ型レジスト材料及びこれを用いたパターン形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2345934A2 (en) | 2011-07-20 |
EP2345934A3 (en) | 2012-09-12 |
EP2345934B1 (en) | 2016-03-23 |
TWI494693B (zh) | 2015-08-01 |
KR20110083532A (ko) | 2011-07-20 |
US20110171579A1 (en) | 2011-07-14 |
CN102129172B (zh) | 2015-09-09 |
KR101614968B1 (ko) | 2016-04-22 |
TW201144942A (en) | 2011-12-16 |
US8597868B2 (en) | 2013-12-03 |
CN102129172A (zh) | 2011-07-20 |
JP5472072B2 (ja) | 2014-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101862462B1 (ko) | 네가티브형 레지스트 조성물의 검사 방법 및 제조 방법 | |
KR101585699B1 (ko) | 포지티브형 레지스트 조성물 및 패턴 형성 방법 | |
KR101596520B1 (ko) | 네가티브형 레지스트 조성물 및 이것을 이용한 패턴 형성 방법 | |
JP5445488B2 (ja) | 化学増幅ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 | |
KR101869603B1 (ko) | 네가티브형 레지스트 조성물 및 패턴 형성 방법 | |
JP5472072B2 (ja) | ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法 | |
KR101617893B1 (ko) | 네가티브형 레지스트 조성물 및 패턴 형성 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5472072 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |