JP2003122011A - ポジ型感光性組成物 - Google Patents

ポジ型感光性組成物

Info

Publication number
JP2003122011A
JP2003122011A JP2001320379A JP2001320379A JP2003122011A JP 2003122011 A JP2003122011 A JP 2003122011A JP 2001320379 A JP2001320379 A JP 2001320379A JP 2001320379 A JP2001320379 A JP 2001320379A JP 2003122011 A JP2003122011 A JP 2003122011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
acid
chemical
examples
photosensitive composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001320379A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Kodama
邦彦 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001320379A priority Critical patent/JP2003122011A/ja
Publication of JP2003122011A publication Critical patent/JP2003122011A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光ラチチュードに優れ、疎密依存性が小さ
いポジ型感光性組成物を提供する。 【解決手段】 (A)活性光線又は放射線の照射によ
り、酸を発生する化合物、(B)単環又は多環の脂環炭
化水素構造を有し、酸の作用により分解し、アルカリ現
像液中での溶解度が増大する樹脂及び(C)分子内に含
窒素塩基性基及び酸性基を有する化合物を含有すること
を特徴とするポジ型感光性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC等の半導体製
造工程、液晶、サーマルヘッド等の回路基板の製造、さ
らにその他のフォトファブリケーション工程に使用され
るポジ型感光性組成物に関するものである。さらに詳し
くは250nm以下の遠紫外線等を露光光源とする場合
に好適なポジ型感光性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化学増幅系ポジ型レジスト組成物は、遠
紫外光等の放射線の照射により露光部に酸を生成させ、
この酸を触媒とする反応によって、活性放射線の照射部
と非照射部の現像液に対する溶解性を変化させ、パター
ンを基板上に形成させるパターン形成材料である。
【0003】KrFエキシマレーザーを露光光源とする
場合には、主として248nm領域での吸収の小さい、
ポリ(ヒドロキシスチレン)を基本骨格とする樹脂を主
成分に使用するため、高感度、高解像度で、且つ良好な
パターンを形成し、従来のナフトキノンジアジド/ノボ
ラック樹脂系に比べて良好な系となっている。
【0004】しかしながら、更に短波長の光源、例えば
ArFエキシマレーザー(193nm)を露光光源とし
て使用する場合は、芳香族基を有する化合物が本質的に
193nm領域に大きな吸収を示すため、上記化学増幅
系でも十分ではなかった。また、193nm波長領域に
吸収の小さいポリマーとして、ポリ(メタ)アクリレー
トの利用がJ.Vac.Sci.Technol.,B
9,3357(1991) に記載されているが、この
ポリマーは一般に半導体製造工程で行われるドライエッ
チングに対する耐性が、芳香族基を有する従来のフェノ
ール樹脂に比べ低いという問題があった。
【0005】半導体デバイスの微細化に伴い、遠紫外線
露光用の化学増幅レジストを用いたリソグラフィにおい
ては、感度、解像度の向上とともに、疎密依存性が小さ
い、即ち、パターンの密な部分と疎な部分とのいずれで
も良好なパターン形成を可能とするフォトレジストの要
求がますます高まってきている。ところが、疎密依存性
を改良する手段は、遠紫外線露光用の化学増幅レジスト
ではこれまであまり開示されておらず、KrFエキシマ
レーザー用化学増幅レジスト組成物にオルトエステル化
合物を添加し疎密パターン依存性を改良することが特開
平11−160876号に開示されている程度であっ
た。
【0006】特開平5−289340号公報には、含窒
素塩基性基と酸性基を有する化合物を含有するレジスト
組成物が記載されているが、このレジスト組成物は芳香
環を有する樹脂を含有しており、ArFエキシマレーザ
ー(193nm)等の220nm以下の光源に対しては
透明性が低い欠点があった。
【0007】また、従来のレジスト組成物は、露光マー
ジンに於いても更に向上させる要望が強かった。ここ
で、露光マージンとは、露光量が変化すると、それに従
って得られるパターンの線幅が変化する現象をいう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、露光マージンが優れ、且つ疎密依存性が小さいポジ
型感光性組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成する為に鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明の要旨は、下記(1)〜(4)に存する。
【0010】(1) (A)活性光線又は放射線の照射
により、酸を発生する化合物、(B)単環又は多環の脂
環炭化水素構造を有し、酸の作用により分解し、アルカ
リ現像液中での溶解度が増大する樹脂及び(C)含窒素
塩基性基及び酸性基を有する化合物を含有することを特
徴とするポジ型感光性組成物。
【0011】(2) (B)成分の樹脂が、ラクトン構
造を有する繰り返し単位を含有することを特徴とする
(1)に記載のポジ型感光性組成物。
【0012】(3) (A)成分の化合物が、スルホニ
ウム塩であることを特徴とする(1)又は(2)に記載
のポジ型感光性組成物。
【0013】(4) (C)成分の酸性基が、カルボキ
シル基又はスルホニルオキシ基であることを特徴とする
(1)〜(3)のいずれかに記載のポジ型感光性組成
物。
【0014】(5) 更に、(D)アルキルアミン構
造、エーテル結合を有するアルキルアミン構造、水酸基
を有するアルキルアミン構造、アニリン構造、ピリジン
構造、ジアザビシクロ構造、アンモニウムヒドロキシド
構造、アンモニウムカルボキシレート構造及びイミダゾ
ール構造から選ばれる少なくとも1種の構造を有する塩
基性化合物を含有することを特徴とする(1)〜(4)
のいずれかに記載のポジ型感光性組成物。
【0015】
【発明の実施の形態】≪(A)光酸発生剤≫まず、
(A)活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化
合物(光酸発生剤ともいう)について説明する。本発明
で用いられる光酸発生剤は、活性光線又は放射線の照射
により酸を発生する化合物である。本発明で使用される
活性光線又は放射線の照射により分解して酸を発生する
化合物としては、光カチオン重合の光開始剤、光ラジカ
ル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、ある
いはマイクロレジスト等に使用されている公知の光(4
00〜200nmの紫外線、遠紫外線、特に好ましく
は、g線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光)、
ArFエキシマレーザー光、電子線、X線、分子線又は
イオンビームにより酸を発生する化合物及びそれらの混
合物を適宜に選択して使用することができる。
【0016】また、その他の本発明に用いられる活性光
線又は放射線の照射により酸を発生する化合物として
は、たとえば S.I.Schlesinger,Ph
otogr.Sci.Eng.,18,387(197
4)、T.S.Bal etal,Polymer,2
1,423(1980)等に記載のジアゾニウム塩、米
国特許第4,069,055号、同4,069,056
号、同 Re 27,992号、特開平3−140,1
40号等に記載のアンモニウム塩、D.C.Necke
r etal,Macromolecules,17,
2468(1984)、C.S.Wen etal,T
eh,Proc.Conf.Rad.Curing A
SIA,p478 Tokyo,Oct(1988)、
米国特許第4,069,055 号、同4,069,0
56号等に記載のホスホニウム塩、J.V.Crive
llo etal,Macromorecules,1
0(6),1307(1977) 、Chem.&En
g.News,Nov.28,p31(1988)、欧
州特許第104,143 号、同第339,049号、
同第410,201号、特開平2−150,848号、
特開平2−296,514 号等に記載のヨードニウム
塩、
【0017】J.V.Crivello etal,P
olymer J.17,73 (1985)、J.
V.Crivello etal.J.Org.Che
m.,43,3055(1978)、W.R.Watt
etal,J.PolymerSci.,Polym
er Chem.Ed.,22,1789(198
4)、J.V.Crivello etal,Poly
mer Bull.,14,279(1985)、J.
V.Crivello etal,Macromore
cules,14(5),1141(1981)、J.
V.Crivelloetal,J.PolymerS
ci.,Polymer Chem.Ed.,17,2
877(1979)、欧州特許第370,693 号、
同161,811号、同410,201号、同339,
049号、同233,567号、同297,443号、
同297,442号、米国特許第3,902,114
号、同4,933,377号、同4,760,013
号、同4,734,444号、同2,833,827
号、独国特許第2,904,626号、同3,604,
580号、同3,604,581号、特開平7−282
37号、同8−27102号等に記載のスルホニウム
塩、
【0018】J.V.Crivello etal,M
acromorecules,10(6),1307
(1977)、J.V.Crivello etal,
J.PolymerSci.,Polymer Che
m.Ed., 17,1047(1979)等に記載の
セレノニウム塩、C.S.Wen etal,Teh,
Proc.Conf.Rad.Curing ASI
A,p478 Tokyo,Oct(1988)等に記
載のアルソニウム塩等のオニウム塩、米国特許第3,9
05,815号、特公昭46−4605号、特開昭48
−36281号、特開昭55−32070号、特開昭6
0−239736号、特開昭61−169835号、特
開昭61−169837号、特開昭62−58241
号、特開昭62−212401号、特開昭63−702
43号、特開昭63−298339号等に記載の有機ハ
ロゲン化合物、K.Meier et al,J.Ra
d.Curing,13(4),26(1986) 、
T.P.Gill et al,Inorg.Che
m.,19,3007(1980)、D.Astru
c,Acc.Chem.Res.,19(12),37
7(1896)、特開平2−161445号等に記載の
有機金属/有機ハロゲン化物、
【0019】S.Hayase etal,J.Pol
ymer Sci.,25,753(1987)、E.
Reichmanis etal,J.Pholyme
r Sci.,Polymer Chem.Ed.,2
3,1(1985)、Q.Q.Zhu etal,J.
Photochem.,36,85,39,317(1
987)、 B.Amit etal,Tetrahe
dron Lett.,(24)2205(197
3)、D.H.R.Barton etal,J.Ch
em Soc.,3571(1965)、P.M.Co
llins et al, J.Chem.SoC.,
Perkin I,1695(1975)、M.Rud
instein etal,Tetrahedron
Lett.,(17),1445(1975)、J.
W.Walker etalJ.Am.Chem.So
c.,110,7170(1988)、S.C.Bus
man etal,J.Imaging Techno
l.,11(4),191(1985)、H.M.Ho
ulihan etal,Macormolecule
s,21,2001(1988)、 P.M.Coll
ins etal,J.Chem.Soc.,Che
m.Commun.,532(1972)、S.Hay
ase etal,Macromolecules,1
8,1799(1985)、E.Reichmanis
etal,J.Electrochem.Soc.,
Solid State Sci.Technol.,
130(6)、F.M.Houlihan etal,
Macromolcules,21,2001(198
8)、 欧州特許第0290,750号、同046,0
83号、同156,535号、同271,851号、同
0,388,343号、 米国特許第3,901,71
0号、同4,181,531号、特開昭60−1985
38号、特開昭53−133022号等に記載のO−ニ
トロベンジル型保護基を有する光酸発生剤、
【0020】M.TUNOOKA etal,Poly
mer Preprints Japan,35
(8)、G.Berner etal,J.Rad.C
uring,13(4)、 W.J.Mijs eta
l,Coating Technol.,55(69
7),45(1983),Akzo、H.Adachi
etal,Polymer Preprints,J
apan,37(3)、欧州特許第0199,672
号、同84515号、同044,115号、同第61
8,564号、同0101,122号、米国特許第4,
371,605号、同4,431,774 号、特開昭
64−18143号、特開平2−245756号、特開
平3−140109号等に記載のイミノスルフォネ−ト
等に代表される光分解してスルホン酸を発生する化合
物、特開昭61−166544 号、特開平2−712
70号等に記載のジスルホン化合物、特開平3−103
854号、同3−103856号、同4−210960
号等に記載のジアゾケトスルホン、ジアゾジスルホン化
合物を挙げることができる。
【0021】また、これらの光により酸を発生する基、
あるいは化合物をポリマーの主鎖又は側鎖に導入した化
合物、たとえば、M.E.Woodhouse et
al,J.Am.Chem.Soc.,104,558
6(1982)、S.P.Pappas et al,
J.Imaging Sci.,30(5),218
(1986)、S.Kondo etal,Makro
mol.Chem.,Rapid Commun.,
9,625(1988)、Y.Yamada eta
l,Makromol.Chem.,152,153,
163(1972)、J.V.Crivello et
al,J.PolymerSci.,Polymer
Chem.Ed.,17,3845(1979)、米
国特許第3,849,137号、独国特許第39144
07、特開昭63−26653号、特開昭55−164
824号、特開昭62−69263号、特開昭63−1
46038 、特開昭63−163452 号、特開昭
62−153853号、特開昭63−146029号等
に記載の化合物を用いることができる。たとえば、 ジア
ゾニウム塩、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、ヨード
ニウム塩、スルホニウム塩、セレノニウム塩、アルソニ
ウム塩等のオニウム塩、有機ハロゲン化合物、有機金属
/有機ハロゲン化物、o−ニトロベンジル型保護基を有
する光酸発生剤、イミノスルフォネート等に代表される
光分解してスルホン酸を発生する化合物、ジスルホン化
合物、ジアゾケトスルホン、ジアゾジスルホン化合物を
挙げることができる。また、これらの光により酸を発生
する基、あるいは化合物をポリマーの主鎖又は側鎖に導
入した化合物を用いることができる。
【0022】さらにV.N.R.Pillai,Syn
thesis,(1),1(1980)、A.Abad
etal,Tetrahedron Lett.,
(47)4555(1971)、D.H.R.Bart
on et al,J.Chem.Soc.,(C),
329(1970)、米国特許第3,779,778
号、欧州特許第126,712号等に記載の光により酸
を発生する化合物も使用することができる。
【0023】上記活性光線又は放射線の照射により分解
して酸を発生する化合物の中で、特に有効に用いられる
ものについて以下に説明する。 (1)トリハロメチル基が置換した下記一般式(PAG
1)で表されるオキサゾール誘導体又は一般式(PAG
2)で表されるS−トリアジン誘導体。
【0024】
【化1】
【0025】式中、R201は置換もしくは未置換のアリ
ール基、アルケニル基、R202は置換もしくは未置換の
アリール基、アルケニル基、アルキル基、−C(Y)3
を示す。Yは塩素原子又は臭素原子を示す。
【0026】(2)下記の一般式(PAG3)で表され
るヨードニウム塩、又は一般式(PAG4)で表される
スルホニウム塩。
【0027】
【化2】
【0028】ここで式Ar1、Ar2は、各々独立に、置
換もしくは未置換のアリール基を示す。好ましい置換基
としては、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、ニトロ基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メル
カプト基及びハロゲン原子が挙げられる。R203
204、R205は、各々独立に、置換もしくは未置換のア
ルキル基、アリール基を示す。好ましくは、炭素数6〜
14のアリール基、炭素数1〜8のアルキル基及びそれ
らの置換誘導体である。好ましい置換基としては、アリ
ール基に対しては炭素数1〜8のアルコキシ基、炭素数
1〜8のアルキル基、ニトロ基、カルボキシル基、ヒロ
ドキシ基及びハロゲン原子であり、アルキル基に対して
は炭素数1〜8のアルコキシ基、カルボキシル基、アル
コシキカルボニル基である。
【0029】Z-は対アニオンを示し、例えばBF4 -
AsF6 -、PF6 -、SbF6 -、SiF6 2-、ClO4 -
置換してもよいアルカンスルホン酸、パーフロロアルカ
ンスルホン酸、置換していてもよいベンゼンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸、アントラセンスルホン酸、
樟脳スルホン酸などが挙げられるがこれらに限定される
ものではない。好ましくは、アルカンスルホン酸、パー
フロロアルカンスルホン酸、アルキル置換ベンゼンスル
ホン酸、ペンタフロロベンゼンスルホン酸である。
【0030】またR203 、R204 、R205 のうちの2つ
及びAr1、Ar2はそれぞれの単結合又は置換基を介し
て結合してもよい。
【0031】具体例としては以下に示す化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0032】
【化3】
【0033】
【化4】
【0034】
【化5】
【0035】
【化6】
【0036】
【化7】
【0037】
【化8】
【0038】
【化9】
【0039】
【化10】
【0040】
【化11】
【0041】
【化12】
【0042】一般式(PAG3)、(PAG4)で示さ
れる上記オニウム塩は公知であり、例えばJ.W.Kn
apczyk etal,J.Am.Chem.So
c.,91,145(1969)、A.L.Mayco
k etal, J.Org.Chem.,35,25
32,(1970)、E.Goethas etal,
Bull.Soc.Chem.Belg.,73,54
6,(1964) 、H.M.Leicester、
J.Ame.Chem.Soc.,51,3587(1
929)、J.V.Crivello etal,J.
Polym.Chem.Ed.,18,2677(19
80)、米国特許第2,807,648号及び同4,2
47,473号、特開昭53−101,331号等に記
載の方法により合成することができる。
【0043】(3)下記一般式(PAG5)で表される
ジスルホン誘導体又は一般式(PAG6)で表されるイ
ミノスルホネート誘導体。
【0044】
【化13】
【0045】式中、Ar3、Ar4は、各々独立に、置換
もしくは未置換のアリール基を示す。R206 は置換もし
くは未置換のアルキル基、アリール基を示す。Aは置換
もしくは未置換のアルキレン基、アルケニレン基、アリ
ーレン基を示す。具体例としては以下に示す化合物が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0046】
【化14】
【0047】
【化15】
【0048】
【化16】
【0049】
【化17】
【0050】(4)下記一般式(PAG7)で表される
ジアゾジスルホン誘導体。
【0051】
【化18】
【0052】ここでRは、直鎖状、分岐状又は環状アル
キル基、あるいは置換していてもよいアリール基を表
す。具体例としては以下に示す化合物が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。
【0053】
【化19】
【0054】本発明の活性光線又は放射線の照射により
分解して酸を発生する化合物の中で、特に好ましいもの
の例を以下に挙げる。
【0055】
【化20】
【0056】
【化21】
【0057】
【化22】
【0058】
【化23】
【0059】本発明に於ける光酸発生剤としては、スル
ホニウム塩が、特に好ましい。また、光酸発生剤が発生
する酸としては、ノナフロロブタンスルホン酸、パーフ
ロロオクタンスルホン酸が好ましく、これらの酸を発生
するスルホニウムノナフロロブタンスルホン酸塩、スル
ホニウムパーフロロオクタンスルホン酸塩が最も好まし
い。
【0060】これらの活性光線又は放射線の照射により
分解して酸を発生する化合物の添加量は、本発明のポジ
型感光性組成物の全組成物(溶剤を除く)に対し、通常
0.001〜40重量%の範囲で用いられ、好ましくは
0.01〜20重量%、さらに好ましくは0.01〜5
重量%の範囲で使用される。活性光線又は放射線の照射
により分解して酸を発生する化合物の添加量が、0.0
1重量%より少ないと感度が低くなり、また添加量が4
0重量%より多いとレジストの光吸収が高くなりすぎ、
プロファイルの悪化や、プロセス(特にベーク)マージ
ンが狭くなり好ましくない。
【0061】≪(B)酸の作用によりアルカリ現像液に
対する溶解度が増加する樹脂(「酸分解性樹脂」ともい
う)≫
【0062】本発明の(B)酸分解性樹脂としては、単
環又は多環の脂環炭化水素構造を有し、酸の作用により
分解し、アルカリ現像液に対する溶解速が増加する樹脂
であれば、何れでもよいが、下記一般式(pI)〜一般
式(pVI)で示される脂環式炭化水素を含む部分構造
を有する繰り返し単位及び下記一般式(II)で示される
繰り返し単位の群から選択される少なくとも1種を含有
する樹脂であることが好ましい。
【0063】
【化24】
【0064】(式中、R11は、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基又はsec−ブチル基を表し、Zは、炭素原子と
ともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を
表す。R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の、
直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を
表し、但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、もしく
はR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。R
17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個
の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素
基を表し、但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂
環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは
炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は
脂環式炭化水素基を表す。R22〜R25は、各々独立に、
炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は
脂環式炭化水素基を表し、但し、R22〜R25のうち少な
くとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R23とR
24は、互いに結合して環を形成していてもよい。)
【0065】
【化25】
【0066】式(II)中:R11',R12'は、各々独立
に、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、又は置換基を
有していてもよいアルキル基を表す。Z'は、結合した
2つの炭素原子(C−C)を含み、置換基を有していて
もよい脂環式構造を形成するための原子団を表す。
【0067】また、上記一般式(II)は、下記一般式
(II−A)又は一般式(II−B)であることが更に好ま
しい。
【0068】
【化26】
【0069】式(II−A)、(II−B)中:R13'〜R
16'は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、−COOH、−COOR5、酸の作用により分解す
る基、−C(=O)−X−A'−R17'、又は置換基を有
していてもよいアルキル基あるいは環状炭化水素基を表
す。ここで、R5は、置換基を有していてもよい、アル
キル基、環状炭化水素基又は下記の−Y基を表す。X
は、酸素原子、硫黄原子、−NH−、−NHSO2−又
は−NHSO2NH−を表す。A'は単結合又は2価の連
結基を表す。また、Rl3'〜R16'のうち少なくとも2つ
が結合して環を形成してもよい。nは0又は1を表す。
17'は、−COOH、−COOR5、−CN、水酸基、
置換基を有していてもよいアルコキシ基、−CO−NH
−R6、−CO−NH−SO2−R6又は下記の−Y基を
表す。R6は、置換基を有していてもよい、アルキル基
又は環状炭化水素基を表す。−Y基;
【0070】
【化27】
【0071】(−Y基中、R21'〜R30'は、各々独立
に、水素原子又は置換基を有していてもよいアルキル基
を表す。a,bは1又は2を表す。)
【0072】一般式(pI)〜(pVI)において、R
12〜R25におけるアルキル基としては、置換もしくは非
置換のいずれであってもよい、1〜4個の炭素原子を有
する直鎖もしくは分岐のアルキル基を表す。そのアルキ
ル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、t−ブチル基等が挙げられる。ま
た、上記アルキル基の更なる置換基としては、炭素数1
〜4個のアルコキシ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩
素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、アシル基、アシロキ
シ基、シアノ基、水酸基、カルボキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、ニトロ基等を挙げることができる。
【0073】R11〜R25における脂環式炭化水素基ある
いはZと炭素原子が形成する脂環式炭化水素基として
は、単環式でも、多環式でもよい。具体的には、炭素数
5以上のモノシクロ、ビシクロ、トリシクロ、テトラシ
クロ構造等を有する基を挙げることができる。その炭素
数は6〜30個が好ましく、特に炭素数7〜25個が好
ましい。これらの脂環式炭化水素基は置換基を有してい
てもよい。以下に、脂環式炭化水素基のうち、脂環式部
分の構造例を示す。
【0074】
【化28】
【0075】
【化29】
【0076】
【化30】
【0077】本発明においては、上記脂環式部分の好ま
しいものとしては、アダマンチル基、ノルアダマンチル
基、デカリン残基、トリシクロデカニル基、テトラシク
ロドデカニル基、ノルボルニル基、セドロール基、シク
ロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、
シクロデカニル基、シクロドデカニル基を挙げることが
できる。より好ましくは、アダマンチル基、デカリン残
基、ノルボルニル基、セドロール基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロデカ
ニル基、シクロドデカニル基である。
【0078】これらの脂環式炭化水素基の置換基として
は、アルキル基、置換アルキル基、ハロゲン原子、水酸
基、アルコキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基が挙げられる。アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低
級アルキル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基よりなる群から選
択された置換基を表す。置換アルキル基の置換基として
は、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げること
ができる。上記アルコキシ基としてはメトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個
のものを挙げることができる。
【0079】上記樹脂における一般式(pI)〜(pV
I)で示される構造は、アルカリ可溶性基の保護に使用
することができる。アルカリ可溶性基としては、この技
術分野において公知の種々の基が挙げられる。具体的に
は、カルボン酸基、スルホン酸基、フェノール基、チオ
ール基などが挙げられ、好ましくはカルボン酸基、スル
ホン酸基である。上記樹脂における一般式(pI)〜
(pVI)で示される構造で保護されたアルカリ可溶性
基としては、好ましくは下記一般式(pVII)〜(p
XI)で表される基が挙げられる。
【0080】
【化31】
【0081】ここで、R11〜R25ならびにZは、それぞ
れ前記定義に同じである。上記樹脂において、一般式
(pI)〜(pVI)で示される構造で保護されたアル
カリ可溶性基を有する繰り返し単位としては、下記一般
式(pA)で示される繰り返し単位が好ましい。
【0082】
【化32】
【0083】ここで、Rは、水素原子、ハロゲン原子又
は1〜4個の炭素原子を有する置換もしくは非置換の直
鎖もしくは分岐のアルキル基を表す。複数のRは、各々
同じでも異なっていてもよい。Aは、単結合、アルキレ
ン基、置換アルキレン基、エーテル基、チオエーテル
基、カルボニル基、エステル基、アミド基、スルフォン
アミド基、ウレタン基、又はウレア基よりなる群から選
択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表
す。Raは、上記式(pI)〜(pVI)のいずれかの
基を表す。
【0084】以下、一般式(pA)で示される繰り返し
単位に相当するモノマーの具体例を示す。
【0085】
【化33】
【0086】
【化34】
【0087】
【化35】
【0088】
【化36】
【0089】
【化37】
【0090】
【化38】
【0091】上記一般式(II)において、R11'、R12'
は、各々独立に、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、
又は置換基を有していてもよいアルキル基を表す。Z'
は、結合した2つの炭素原子(C−C)を含み、置換基
を有していてもよい脂環式構造を形成するための原子団
を表す。
【0092】上記R11'、R12'におけるハロゲン原子と
しては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子等
を挙げることができる。上記R11'、R12'、R21'〜R
30'におけるアルキル基としては、炭素数1〜10個の
直鎖状あるいは分岐状アルキル基が好ましく、より好ま
しくは炭素数1〜6個の直鎖状あるいは分岐状アルキル
基であり、更に好ましくはメチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、t−ブチル基である。
【0093】上記のアルキル基における更なる置換基と
しては、水酸基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アル
コキシ基、アシル基、シアノ基、アシルオキシ基等を挙
げることができる。ハロゲン原子としては塩素原子、臭
素原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げることができ、
アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個のものを挙げる
ことができ、アシル基としてはホルミル基、アセチル基
等を挙げることができ、アシルオキシ基としてはアセト
キシ基等を挙げることができる。
【0094】上記Z'の脂環式構造を形成するための原
子団は、置換基を有していてもよい脂環式炭化水素の繰
り返し単位を樹脂に形成する原子団であり、中でも有橋
式の脂環式炭化水素の繰り返し単位を形成する有橋式脂
環式構造を形成するための原子団が好ましい。形成され
る脂環式炭化水素の骨格としては、下記構造で示すもの
等が挙げられる。
【0095】
【化39】
【0096】
【化40】
【0097】好ましい有橋式の脂環式炭化水素の骨格と
しては、上記構造のうち、(5)、(6)、(7)、
(9)、(10)、(13)、(14)、(15)、
(23)、(28)、(36)、(37)、(42)、
(47)が挙げられる。
【0098】上記脂環式炭化水素の骨格には置換基を有
していてもよい。そのような置換基としては、上記一般
式(II−A)あるいは(II−B)中のR13'〜R16'を挙
げることができる。上記有橋式の脂環式炭化水素を有す
る繰り返し単位の中でも、上記一般式(II−A)あるい
は(II−B)で表される繰り返し単位が更に好ましい。
【0099】上記一般式(II−A)あるいは(II−B)
において、R13'〜R16'は、各々独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子、シアノ基、−COOH、−COOR5 、酸
の作用により分解する基、−C(=O)−X−A'−R
17'、又は置換基を有していてもよいアルキル基あるい
は環状炭化水素基を表す。R5は、置換基を有していて
もよい、アルキル基、環状炭化水素基又は前記の−Y基
を表す。Xは、酸素原子、硫黄原子、−NH−、−NH
SO2−又は−NHSO2NH−を表す。A'は、単結合
または2価の連結基を表す。また、Rl3'〜R16'のうち
少なくとも2つが結合して環を形成してもよい。nは0
又は1を表す。R17'は、−COOH、−COOR5
−CN、水酸基、置換基を有していてもよいアルコキシ
基、−CO−NH−R6 、−CO−NH−SO2 −R6
又は下記の−Y基を表す。R6は、置換基を有していて
もよい、アルキル基又は環状炭化水素基を表す。前記−
Y基において、R21'〜R30'は、各々独立に、水素原子
又は置換基を有していてもよいアルキル基を表し、a、
bは1又は2を表す。
【0100】本発明に係わる樹脂において、酸分解性基
は、上記−C(=O)−X−A'−R17'に含まれてもよ
いし、一般式(II)のZ'の置換基として含まれてもよ
い。酸分解性基の構造としては、−C(=O)−X1
0 で表される。式中、R0 としては、t−ブチル基、
t−アミル基等の3級アルキル基、イソボロニル基、1
−エトキシエチル基、1−ブトキシエチル基、1−イソ
ブトキシエチル基、1−シクロヘキシロキシエチル基等
の1−アルコキシエチル基、1−メトキシメチル基、1
−エトキシメチル基等のアルコキシメチル基、3−オキ
ソアルキル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロ
フラニル基、トリアルキルシリルエステル基、3−オキ
ソシクロヘキシルエステル基、2−メチル−2−アダマ
ンチル基、メバロニックラクトン残基等を挙げることが
できる。X1は、上記Xと同義である。
【0101】上記R13'〜R16'におけるハロゲン原子と
しては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子等
を挙げることができる。
【0102】上記R5、R6、R13'〜R16'におけるアル
キル基としては、炭素数1〜10個の直鎖状あるいは分
岐状アルキル基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜
6個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基であり、更に好
ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基である。
【0103】上記R5、R6、R13'〜R16'における環状
炭化水素基としては、例えば環状アルキル基、有橋式炭
化水素であり、シクロプロピル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、アダマンチル基、2−メチル−2−
アダマンチル基、ノルボルニル基、ボロニル基、イソボ
ロニル基、トリシクロデカニル基、ジシクロペンテニル
基、ノボルナンエポキシ基、メンチル基、イソメンチル
基、ネオメンチル基、テトラシクロドデカニル基等を挙
げることができる。上記R13'〜R16'のうち少なくとも
2つが結合して形成する環としては、シクロペンテン、
シクロヘキセン、シクロヘプタン、シクロオクタン等の
炭素数5〜12の環が挙げられる。
【0104】上記R17'におけるアルコキシ基として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基等の炭素数1〜4個のものを挙げることができる。
【0105】上記アルキル基、環状炭化水素基、アルコ
キシ基における更なる置換基としては、水酸基、ハロゲ
ン原子、カルボキシル基、アルコキシ基、アシル基、シ
アノ基、アシルオキシ基、アルキル基、環状炭化水素基
等を挙げることができる。ハロゲン原子としては、塩素
原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げること
ができる。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個の
ものが挙げることができ、アシル基としてはホルミル
基、アセチル基等を挙げることができ、アシルオキシ基
としてはアセトキシ基等を挙げることができる。また、
アルキル基、環状炭化水素基は、上記で挙げたものが挙
げられる。
【0106】上記A'の2価の連結基としては、アルキ
レン基、置換アルキレン基、エーテル基、チオエーテル
基、カルボニル基、エステル基、アミド基、スルフォン
アミド基、ウレタン基、ウレア基よりなる群から選択さ
れる単独あるいは2つ以上の基の組み合わせが挙げられ
る。上記A'におけるアルキレン基、置換アルキレン基
としては、下記式で表される基を挙げることができる。 −〔C(Ra )(Rb )〕r − 式中、Ra 、Rb は、水素原子、アルキル基、置換アル
キル基、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基を表し、
両者は同一でも異なっていてもよい。アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基等の低級アルキル基が好ましく、更に好ま
しくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基から選択される。置換アルキル基の置換基としては、
水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げることがで
きる。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個のも
のを挙げることができる。ハロゲン原子としては、塩素
原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げること
ができる。rは1〜10の整数を表す。
【0107】本発明に係る樹脂においては、酸の作用に
より分解する基は、前記一般式(pI)〜一般式(pV
I)で示される脂環式炭化水素を含む部分構造を有する
繰り返し単位、一般式(II)で表される繰り返し単位、
及び後記共重合成分の繰り返し単位のうち少なくとも1
種の繰り返し単位に含有することができる。
【0108】上記一般式(II−A)あるいは一般式(II
−B)におけるR13'〜R16'の各種置換基は、上記一般
式(II)における脂環式構造を形成するための原子団な
いし有橋式脂環式構造を形成するための原子団Zの置換
基ともなるものである。
【0109】上記一般式(II−A)あるいは一般式(II
−B)で表される繰り返し単位の具体例として次の[II
−1]〜[II−175]が挙げられるが、本発明はこれ
らの具体例に限定されるものではない。
【0110】
【化41】
【0111】
【化42】
【0112】
【化43】
【0113】
【化44】
【0114】
【化45】
【0115】
【化46】
【0116】
【化47】
【0117】
【化48】
【0118】
【化49】
【0119】
【化50】
【0120】
【化51】
【0121】
【化52】
【0122】
【化53】
【0123】本発明の(B)成分の酸分解性樹脂はラク
トン構造を有する繰り返し単位を含有することが好まし
い。例えば、下記一般式(IV)で表される繰り返し単
位を含有することが好ましい。
【0124】
【化54】
【0125】一般式(IV)中、R1aは、水素原子又は
メチル基を表す。W1は、単結合、アルキレン基、エー
テル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よ
りなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組
み合わせを表す。Ra1,Rb1,Rc1,Rd1,Re1
は各々独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
を表す。m,nは各々独立に0〜3の整数を表し、m+
nは、2以上6以下である。
【0126】Ra1〜Re1の炭素数1〜4のアルキル基
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基等を挙げることができる。
【0127】一般式(IV)において、W1のアルキレ
ン基としては、下記式で表される基を挙げることができ
る。 −〔C(Rf)(Rg)〕r1− 上記式中、Rf、Rgは、水素原子、アルキル基、置換
アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基を表
し、両者は同一でも異なっていてもよい。アルキル基と
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基等の低級アルキル基が好ましく、更に好
ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基から選択される。置換アルキル基の置換基として
は、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げること
ができる。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4のも
のを挙げることができる。ハロゲン原子としては、塩素
原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げること
ができる。r1は1〜10の整数である。
【0128】上記アルキル基における更なる置換基とし
ては、カルボキシル基、アシルオキシ基、シアノ基、ア
ルキル基、置換アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、ア
ルコキシ基、置換アルコキシ基、アセチルアミド基、ア
ルコキシカルボニル基、アシル基が挙げられる。ここで
アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、シクロプロピル基、シ
クロブチル基、シクロペンチル基等の低級アルキル基を
挙げることができる。置換アルキル基の置換基として
は、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げること
ができる。置換アルコキシ基の置換基としては、アルコ
キシ基等を挙げることができる。アルコキシ基として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基等の炭素数1〜4のものを挙げることができる。アシ
ルオキシ基としては、アセトキシ基等が挙げられる。ハ
ロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原
子、沃素原子等を挙げることができる。
【0129】以下、一般式(IV)で示される繰り返し構
造単位に相当するモノマーの具体例を示すが、これらに
限定されるものではない。
【0130】
【化55】
【0131】
【化56】
【0132】
【化57】
【0133】上記一般式(IV)の具体例において、露
光マージンがより良好になるという点から、(IV−1
7)〜(IV−36)が好ましい。更に一般式(IV)の
構造としては、エッジラフネスが良好になるという点か
らアクリレート構造を有するものが好ましい。
【0134】本発明に係わる酸分解性樹脂(B)に於い
て、ラクトン構造を有する繰り返し単位は、下記一般式
(V−1)〜(V−4)又は下記一般式(VI)に示す
ような脂環式炭化水素構造を有することが好ましい。
【0135】本発明に係わる酸分解性樹脂(B)は、下
記一般式(V−1)〜(V−4)のいずれかで表される
基を有する繰り返し単位を含有することが好ましい。
【0136】
【化58】
【0137】一般式(V−1)〜(V−4)において、
1b〜R5bは、各々独立に水素原子、置換基を有してい
てもよい、アルキル基、シクロアルキル基又はアルケニ
ル基を表す。R1b〜R5bの内の2つは、結合して環を形
成してもよい。
【0138】一般式(V−1)〜(V−4)において、
1b〜R5bにおけるアルキル基としては、直鎖状、分岐
状のアルキル基が挙げられ、置換基を有していてもよ
い。直鎖状、分岐状のアルキル基としては、炭素数1〜
12個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基が好ましく、
より好ましくは炭素数1〜10個の直鎖状あるいは分岐
状アルキル基であり、更に好ましくはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基である。R1b〜R5bにおけるシクロアルキル基
としては、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等
の炭素数3〜8個のものが好ましい。R1b〜R5bにおけ
るアルケニル基としては、ビニル基、プロペニル基、ブ
テニル基、ヘキセニル基等の炭素数2〜6個のものが好
ましい。また、R1b〜R5bの内の2つが結合して形成す
る環としては、シクロプロパン環、シクロブタン環、シ
クロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロオクタン環
等の3〜8員環が挙げられる。なお、一般式(V−1)
〜(V−4)におけるR1b〜R5bは、環状骨格を構成し
ている炭素原子のいずれに連結していてもよい。
【0139】また、上記アルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基が有してもよい好ましい置換基として
は、炭素数1〜4個のアルコキシ基、ハロゲン原子(フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、炭素数
2〜5のアシル基、炭素数2〜5のアシロキシ基、シア
ノ基、水酸基、カルボキシ基、炭素数2〜5のアルコキ
シカルボニル基、ニトロ基等を挙げることができる。
【0140】一般式(V−1)〜(V−4)で表される
基を有する繰り返し単位としては、上記一般式(II−
A)又は(II−B)中のR13'〜R16'のうち少なくとも
1つが上記一般式(V−1)〜(V−4)で表される基
を有するもの(例えば−COOR5のR5が一般式(V−
1)〜(V−4)で表される基を表す)、又は下記一般
式(AI)で表される繰り返し単位等を挙げることがで
きる。
【0141】
【化59】
【0142】一般式(AI)中、Rb0は、水素原子、ハ
ロゲン原子、又は炭素数1〜4の置換もしくは非置換の
アルキル基を表す。Rb0のアルキル基が有していてもよ
い好ましい置換基としては、前記一般式(V−1)〜
(V−4)におけるR1bとしてのアルキル基が有してい
てもよい好ましい置換基として先に例示したものが挙げ
られる。Rb0のハロゲン原子としては、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子、沃素原子を挙げることができる。R
b0は水素原子が好ましい。A’は、単結合、エーテル
基、エステル基、カルボニル基、アルキレン基、又はこ
れらを組み合わせた2価の基を表す。B2は、一般式
(V−1)〜(V−4)のうちのいずれかで示される基
を表す。A’において、該組み合わせた2価の基として
は、例えば下記式のものが挙げられる。
【0143】
【化60】
【0144】上記式において、Rab、Rbbは、水素原
子、アルキル基、置換アルキル基、ハロゲン原子、水酸
基、アルコキシ基を表し、両者は同一でも異なっていて
もよい。アルキル基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル
基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基から選択される。置換アルキ
ル基の置換基としては、水酸基、ハロゲン原子、炭素数
1〜4のアルコキシ基を挙げることができる。アルコキ
シ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個のものを挙げること
ができる。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原
子、フッ素原子、沃素原子等を挙げることができる。r
1は1〜10の整数、好ましくは1〜4の整数を表す。
mは1〜3の整数、好ましくは1又は2を表す。
【0145】以下に、一般式(AI)で表される繰り返
し単位の具体例を挙げるが、本発明の内容がこれらに限
定されるものではない。
【0146】
【化61】
【0147】
【化62】
【0148】
【化63】
【0149】
【化64】
【0150】
【化65】
【0151】
【化66】
【0152】
【化67】
【0153】また、本発明の(B)成分の酸分解性樹脂
は、下記一般式(VI)で表される繰り返し単位を含有
することも好ましい。
【0154】
【化68】
【0155】一般式(VI)において、A6は単結合、
アルキレン基、シクロアルキレン基、エーテル基、チオ
エーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から
選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表
す。R6aは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、シア
ノ基、又はハロゲン原子を表す。
【0156】一般式(VI)において、A6のアルキレ
ン基としては、下記式で表される基を挙げることができ
る。 −〔C(Rnf)(Rng)〕r− 上記式中、Rnf、Rngは、水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基
を表し、両者は同一でも異なっていてもよい。アルキル
基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基等の低級アルキル基が好ましく、更
に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基から選択される。置換アルキル基の置換基とし
ては、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げるこ
とができる。アルコキシ基としては、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4の
ものを挙げることができる。ハロゲン原子としては、塩
素原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げるこ
とができる。rは1〜10の整数である。一般式(V
I)において、A6のシクロアルキレン基としては、炭
素数3から10個のものが挙げられ、シクロペンチレン
基、シクロヘキシレン基、シクロオクチレン基等を挙げ
ることができる。
【0157】Z6を含む有橋式脂環式環は、置換基を有
していてもよい。置換基としては、例えば、ハロゲン原
子、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜4)、アルコキ
シカルボニル基(好ましくは炭素数1〜5)、アシル基
(例えば、ホルミル基、ベンゾイル基)、アシロキシ基
(例えば、プロピルカルボニルオキシ基、ベンゾイルオ
キシ基)、アルキル基(好ましくは炭素数1〜4)、カ
ルボキシル基、水酸基、アルキルスルホニルスルファモ
イル基(−CONHSO2CH3等)が挙げられる。尚、
置換基としてのアルキル基は、更に水酸基、ハロゲン原
子、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜4)等で置換
されていてもよい。
【0158】一般式(VI)において、A6に結合して
いるエステル基の酸素原子は、Z6を含む有橋式脂環式
環構造を構成する炭素原子のいずれの位置で結合しても
よい。
【0159】以下に、一般式(VI)で表される繰り返
し単位の具体例を挙げるが、これらに限定されるもので
はない。
【0160】
【化69】
【0161】
【化70】
【0162】更に、下記一般式(VII)で表される基
を有する繰り返し単位を含有してもよい。
【0163】
【化71】
【0164】一般式(VII)中、R2c〜R4cは、各々
独立に水素原子又は水酸基を表す。ただし、R2c〜R4c
のうち少なくとも1つは水酸基を表す。
【0165】一般式(VII)で表される基は、好まし
くはジヒドロキシ体、モノヒドロキシ体であり、より好
ましくはジヒドロキシ体である。
【0166】一般式(VII)で表される基を有する繰
り返し単位としては、上記一般式(II−A)又は(II−
B)中のR13'〜R16'のうち少なくとも1つが上記一般
式(VII)で表される基を有するもの(例えば−CO
OR5のR5が一般式(V−1)〜(V−4)で表される
基を表す)、又は下記一般式(AII)で表される繰り返
し単位等を挙げることができる。
【0167】
【化72】
【0168】一般式(AII)中、R1cは、水素原子又は
メチル基を表す。R2c〜R4cは、各々独立に水素原子又
は水酸基を表す。ただし、R2c〜R4cのうち少なくとも
1つは水酸基を表す。
【0169】以下に、一般式(AII)で表される構造を
有する繰り返し単位の具体例を挙げるが、これらに限定
されるものではない。
【0170】
【化73】
【0171】更に、下記一般式(VIII)で表される基を
有する繰り返し単位を含有してもよい。
【0172】
【化74】
【0173】一般式(VIII)中:Z2は、−O−又は−
N(R41)−を表す。ここでR41は、水素原子、水酸
基、アルキル基、ハロアルキル基、又は−OSO2−R
42を表す。R42は、アルキル基、ハロアルキル基、シク
ロアルキル基又は樟脳残基を表す。
【0174】上記一般式(VIII)に於いて、Z2は、−
O−又は−N(R41)−を表す。ここでR41は、水素原
子、水酸基、アルキル基、ハロアルキル基、又は−OS
2−R42を表す。R42は、アルキル基、ハロアルキル
基、シクロアルキル基又は樟脳残基を表す。
【0175】上記R41及びR42におけるアルキル基とし
ては、炭素数1〜10個の直鎖状あるいは分岐状アルキ
ル基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜6個の直鎖
状あるいは分岐状アルキル基であり、更に好ましくはメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチ
ル基である。上記R41及びR42 におけるハロアルキル
基としてはトリフルオロメチル基、ナノフルオロブチル
基、ペンタデカフルオロオクチル基、トリクロロメチル
基等を挙げることができる。上記R42 におけるシクロ
アルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、シクロオクチル基等を挙げることができる。
【0176】R41及びR42としてのアルキル基及びハロ
アルキル基、R42としてのシクロアルキル基又は樟脳残
基は置換基を有していてもよい。このような置換基とし
ては、例えば、水酸基、カルボキシル基、シアノ基、ハ
ロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、フッソ素原
子、沃素原子)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜
4、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基等)、アシル基(好ましくは炭素数2〜5、例
えば、ホルミル基、アセチル基等)、アシルオキシ基
(好ましくは炭素数2〜5、例えばアセトキシ基)、ア
リール基(好ましくは炭素数6〜14、例えばフェニル
基)等を挙げることができる。
【0177】上記一般式(VIII)で表される繰り返し単
位の具体例として次の[I'−1]〜[I'−7]が挙げ
られるが、本発明はこれらの具体例に限定されるもので
はない。
【0178】
【化75】
【0179】
【化76】
【0180】(B)成分である酸分解性樹脂は、上記の
繰り返し構造単位以外に、ドライエッチング耐性や標準
現像液適性、基板密着性、レジストプロファイル、さら
にレジストの一般的な必要な特性である解像力、耐熱
性、感度等を調節する目的で様々な繰り返し構造単位を
含有することができる。
【0181】このような繰り返し構造単位としては、下
記の単量体に相当する繰り返し構造単位を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。これによ
り、酸分解性樹脂に要求される性能、特に、(1)塗布
溶剤に対する溶解性、(2)製膜性(ガラス転移点)、
(3)アルカリ現像性、(4)膜べり(親疎水性、アル
カリ可溶性基選択)、(5)未露光部の基板への密着
性、(6)ドライエッチング耐性、等の微調整が可能と
なる。このような単量体として、例えばアクリル酸エス
テル類、メタクリル酸エステル類、アクリルアミド類、
メタクリルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテル
類、ビニルエステル類から選ばれる付加重合性不飽和
結合を1個有する化合物等を挙げることができる。
【0182】その他にも、上記種々の繰り返し構造単位
に相当する単量体と共重合可能である付加重合性の不飽
和化合物であれば、共重合されていてもよい。
【0183】酸分解性樹脂において、各繰り返し構造単
位の含有モル比はレジストのドライエッチング耐性や標
準現像液適性、基板密着性、レジストプロファイル、さ
らにはレジストの一般的な必要性能である解像力、耐熱
性、感度等を調節するために適宜設定される。
【0184】本発明の(B)成分の酸分解性樹脂の好ま
しい態様としては、以下のものが挙げられる。 (1) 上記一般式(pI)〜(pVI)で表される脂環
式炭化水素を含む部分構造を有する繰り返し単位を含有
するもの(側鎖型) (2) 一般式(II)で表される繰り返し単位を含有す
るもの(主鎖型)但し、(2)においては例えば、更に
以下のものが挙げられる。 (3) 一般式(II)で表される繰り返し単位、無水マ
レイン酸誘導体及び(メタ)アクリレート構造を有する
もの(ハイブリッド型)
【0185】酸分解性樹脂中、一般式(pI)〜(pV
I)で表される脂環式炭化水素を含む部分構造を有する
繰り返し単位の含有量は、全繰り返し構造単位中30〜
70モル%が好ましく、より好ましくは35〜65モル
%、更に好ましくは40〜60モル%である。酸分解性
樹脂中、一般式(II)で表される繰り返し単位の含有量
は、全繰り返し構造単位中10〜60モル%が好まし
く、より好ましくは15〜55モル%、更に好ましくは
20〜50モル%である。
【0186】また、上記更なる共重合成分の単量体に基
づく繰り返し構造単位の樹脂中の含有量も、所望のレジ
ストの性能に応じて適宜設定することができるが、一般
的に、上記一般式(pI)〜(pVI)で表される脂環式
炭化水素を含む部分構造を有する繰り返し構造単位と上
記一般式(II)で表される繰り返し単位の合計した総モ
ル数に対して99モル%以下が好ましく、より好ましく
は90モル%以下、さらに好ましくは80モル%以下で
ある。本発明の組成物がArF露光用であるとき、Ar
F光への透明性の点から樹脂は芳香族基を有さないこと
が好ましい。
【0187】本発明に用いる酸分解性樹脂は、常法に従
って(例えばラジカル重合)合成することができる。例
えば、一般的合成方法としては、モノマー種を、一括で
あるいは反応途中で反応容器に仕込み、これを必要に応
じ反応溶媒、例えばテトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサン、ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類やメ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケ
トン類、酢酸エチルのようなエステル溶媒、さらには後
述のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
トのような本発明の組成物を溶解する溶媒に溶解させ均
一とした後、窒素やアルゴンなど不活性ガス雰囲気下で
必要に応じ加熱、市販のラジカル開始剤(アゾ系開始
剤、パーオキサイドなど)を用いて重合を開始させる。
所望により開始剤を追加、あるいは分割で添加し、反応
終了後、溶剤に投入して粉体あるいは固形回収等の方法
で所望のポリマーを回収する。反応の濃度は20重量%
以上であり、好ましくは30重量%以上、さらに好まし
くは40重量%以上である。反応温度は10℃〜150
℃であり、好ましくは30℃〜120℃、さらに好まし
くは50〜100℃である。
【0188】本発明に用いる樹脂の重量平均分子量は、
GPC法によりポリスチレン換算値として、好ましくは
1,000〜200,000である。重量平均分子量が
1,000未満では耐熱性やドライエッチング耐性の劣
化が見られるため余り好ましくなく、200,000を
越えると現像性が劣化したり、粘度が極めて高くなるた
め製膜性が劣化するなど余り好ましくない結果を生じ
る。
【0189】本発明のポジ型感光性組成物において、本
発明に係わる全ての樹脂の組成物全体中の配合量は、全
レジスト固形分中40〜99.99重量%が好ましく、
より好ましくは50〜99.97重量%である。
【0190】≪(C)含窒素塩基性基及び酸性基を有す
る化合物≫本発明のポジ型感光性組成物は、含窒素塩基
性基及び酸性基を有する化合物を含有する。(C)成分
の含窒素塩基性基としては、例えば、次の一般式(C
A)〜(CE)の部分構造を有する基及びアンモニウム
基を挙げることができる。尚、(CB)〜(CE)の部
分構造は、環構造の一部であってもよい。
【0191】
【化77】
【0192】一般式(CA)中、RC1及びRC2は、各々
独立に、水素原子、アルキル基、アミノアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基又はアリール基であり、RC1とRC2
は互いに結合して環を形成してもよい。
【0193】
【化78】
【0194】一般式(CE)中、RC3、RC4、RC5及び
C6は、各々独立に、アルキル基を示す。
【0195】RC1〜RC6のアルキル基、アミノアルキル
基、ヒドロキシアルキル基に於けるアルキル基として
は、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状及び環状のアルキ
ル基が好ましく、例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、へキシル基、シクロへキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基等を挙げるこ
とができる。尚、アルキル基は、アルキル鎖中に酸素原
子、硫黄原子を含有していてもよい。RC1及びRC2のア
リール基としては、炭素数6〜20のアリール基が好ま
しく、例えば、フェニル基、トリル基、ジメチルフェニ
ル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、ナフチル
基、アントリル基等を挙げることができる。RC1とRC2
とが互いに結合して形成する環としては、例えば、酸素
原子、窒素原子等のヘテロ原子又は2重結合を有してい
てもよい5〜10員環を挙げることができ、多環構造で
あってもよい。また、RC1とRC2とが互いに結合して形
成された環に酸性基が結合していてもよい。
【0196】(C)成分の酸性基としては、カルボキシ
ル基、スルホニルオキシ基等が好ましい。
【0197】(C)成分は、193nm光へのレジスト
膜の透明性を高める為に炭素−炭素2重結合又は芳香環
を含有しないことが好ましい。
【0198】(C)成分の化合物の分子量は、50〜2
000とすることが好ましく、100〜1000とする
ことがより好ましい。
【0199】(C)成分は、一般に下記のような分子内
塩との平衡状態を形成している。本発明に於ける(C)
成分は、このような分子内塩の状態も含む。式中、R1
〜R3は、水素原子、アルキル基等を表し、Rは、アル
キレン基、アリーレン基等の2価の連結基を表す。
【0200】
【化79】
【0201】以下、本発明に於ける(C)成分の好まし
い具体例を挙げるが、本発明は、これに限定されるもの
ではない。
【0202】
【化80】
【0203】
【化81】
【0204】(C)成分は、単独で或いは2種以上使用
することができる。(C)成分の含有量は、ポジ型感光
性組成物の固形分を基準にして、通常0.01〜20重
量%とすればよく、0.1〜10重量%とすることが好
ましく、0.5〜5重量%とすることがより好ましい。
【0205】≪(D)塩基性化合物≫本発明のポジ型感
光性組成物は、露光から加熱までの経時による性能変化
を低減するために、(D)塩基性化合物を含有すること
が好ましい。好ましい構造として、下記一般式(A)〜
(E)で示される構造を挙げることができる。尚、一般
式(B)〜(E)で示される構造は、環構造の一部であ
ってもよい。
【0206】
【化82】
【0207】一般式(A)中、R250、R251及びR252
は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数1〜20アミノアルキル基、炭素数1〜20
のヒドロキシアルキル基又は炭素数6〜20の置換もし
くは非置換のアリール基であり、ここでR250とR251
互いに結合して環を形成してもよい。
【0208】
【化83】
【0209】一般式(B)〜(E)中、R253、R254
255及びR256は、各々独立に、炭素数1〜20のアル
キル基を示す。
【0210】好ましい具体例としては、置換もしくは未
置換のグアニジン、置換もしくは未置換のアミノピリジ
ン、置換もしくは未置換のアミノアルキルピリジン、置
換もしくは未置換のアミノピロリジン、置換もしくは未
置換のインダーゾル、置換もしくは未置換のピラゾー
ル、置換もしくは未置換のピラジン、置換もしくは未置
換のピリミジン、置換もしくは未置換のプリン、置換も
しくは未置換のイミダゾリン、置換もしくは未置換のピ
ラゾリン、置換もしくは未置換のピペラジン、置換もし
くは未置換のアミノモルフォリン、置換もしくは未置換
のアミノアルキルモルフォリン等が挙げられ、モノ、
ジ、トリアルキルアミン、置換もしくは未置換のアニリ
ン、置換もしくは未置換のピペリジン、モノあるいはジ
エタノールアミン等が挙げられる。好ましい置換基は、
アミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノ基、アミ
ノアリール基、アリールアミノ基、アルキル基、アルコ
キシ基、アシル基、アシロキシ基、アリール基、アリー
ルオキシ基、ニトロ基、水酸基、シアノ基である。
【0211】好ましい化合物としては、グアニジン、
1,1−ジメチルグアニジン、1,1,3,3,−テト
ラメチルグアニジン、2−アミノピリジン、3−アミノ
ピリジン、4−アミノピリジン、2−ジメチルアミノピ
リジン、4−ジメチルアミノピリジン、2−ジエチルア
ミノピリジン、2−(アミノメチル)ピリジン、2−ア
ミノ−3−メチルピリジン、2−アミノ−4−メチルピ
リジン、2−アミノ−5−メチルピリジン、2−アミノ
−6−メチルピリジン、3−アミノエチルピリジン、4
−アミノエチルピリジン、3−アミノピロリジン、ピペ
ラジン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン、N−
(2−アミノエチル)ピペリジン、4−アミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ピペリジノ
ピペリジン、2−イミノピペリジン、1−(2−アミノ
エチル)ピロリジン、ピラゾール、3−アミノ−5−メ
チルピラゾール、5−アミノ−3−メチル−1−p−ト
リルピラゾール、ピラジン、2−(アミノメチル)−5
−メチルピラジン、ピリミジン、2,4−ジアミノピリ
ミジン、4,6−ジヒドロキシピリミジン、2−ピラゾ
リン、3−ピラゾリン、N−アミノモルフォリン、N−
(2−アミノエチル)モルフォリン、1,5−ジアザビ
シクロ〔4.3.0〕ノナ−5−エン、1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン、2,4,
5−トリフェニルイミダゾール、トリ(n−ブチル)ア
ミン、トリ(n−オクチル)アミン、N−フェニルジエ
タノールアミン、N−ヒドロキシエチルピペリジン、
2,6−ジイソプロピルアニリン、N−シクロヘキシル
−N’−モルホリノエチルチオ尿素等が挙げられるが、
これに限定されるものではない。
【0212】更に好ましい化合物として、置換もしくは
未置換のグアニジン、置換もしくは未置換のアミノピロ
リジン、置換もしくは未置換のピラゾール、置換もしく
は未置換のピラゾリン、置換もしくは未置換のピペラジ
ン、置換もしくは未置換のアミノモルホリン、置換もし
くは未置換のアミノアルキルモルフォリン、置換もしく
は未置換のピペリジンを挙げることができる。更に、イ
ミダゾール構造、ジアザビシクロ構造、オニウムヒドロ
キシド構造、オニウムカルボキシレート構造、トリアル
キルアミン構造を有する化合物を挙げることができる。
【0213】イミダゾール構造を有する化合物としては
イミダゾール、2、4、5−トリフェニルイミダゾー
ル、ベンズイミダゾール等があげられる。ジアザビシク
ロ構造を有する化合物としては1、4−ジアザビシクロ
[2,2,2]オクタン、1、5−ジアザビシクロ
[4,3,0]ノナー5−エン、1、8−ジアザビシク
ロ[5,4,0]ウンデカー7−エンなどがあげられ
る。オニウムヒドロキシド構造を有する化合物としては
トリアリールスルホニウムヒドロキシド、フェナシルス
ルホニウムヒドロキシド、2−オキソアルキル基を有す
るスルホニウムヒドロキシド、具体的にはトリフェニル
スルホニウムヒドロキシド、トリス(t−ブチルフェニ
ル)スルホニウムヒドロキシド、ビス(t−ブチルフェ
ニル)ヨードニウムヒドロキシド、フェナシルチオフェ
ニウムヒドロキシド、2−オキソプロピルチオフェニウ
ムヒドロキシドなどがあげられる。オニウムカルボキシ
レート構造を有する化合物としてはオニウムヒドロキシ
ド構造を有する化合物のアニオン部がカルボキシレート
になったものであり、例えばアセテート、アダマンタン
ー1−カルボキシレート、パーフロロアルキルカルボキ
シレート等があげられる。トリアルキルアミン構造を有
する化合物としてはトリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、トリオクチルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミ
ンなどの無置換アルキルアミン、トリエタノールアミ
ン、N−ヒドロキシエチルピペリジンなど水酸基の置換
したアルキルアミンがあげられるがこれらに限定される
ものではない。
【0214】本発明に係わるポジ型感光性組成物に於い
ては、アルキルアミン構造、エーテル結合を有するアル
キルアミン構造、水酸基を有するアルキルアミン構造、
アニリン構造、ピリジン構造、ジアザビシクロ構造、ア
ンモニウムヒドロキシド構造、アンモニウムカルボキシ
レート構造及びイミダゾール構造から選ばれる少なくと
も1種の構造を有する塩基性化合物が特に好ましい。こ
こで、エーテル結合を有するアルキルアミン構造は、エ
ーテル結合以外に水酸基を同時に含有した構造であって
もよい。また、水酸基を有するアルキルアミン構造は、
水酸基と共にエーテル結合を含有する構造であってもよ
い。
【0215】これらの(D)塩基性化合物は、単独であ
るいは2種以上一緒に用いられる。(D)塩基性化合物
の使用量は、感光性樹脂組成物の固形分を基準として、
通常、0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜
5重量%である。0.001重量%未満では上記塩基性
化合物の添加の効果が得られない。一方、10重量%を
超えると感度の低下や非露光部の現像性が悪化する傾向
がある。
【0216】≪(E)フッ素系及び/又はシリコン系界
面活性剤≫本発明のポジ型感光性組成物は、フッ素系及
び/又はシリコン系界面活性剤(フッ素系界面活性剤及
びシリコン系界面活性剤、フッソ原子と珪素原子の両方
を含有する界面活性剤)のいずれか、あるいは2種以上
を含有することが好ましい。本発明のポジ型感光性組成
物が上記(E)界面活性剤とを含有することにより、2
50nm以下、特に220nm以下の露光光源の使用時
に、良好な感度及び解像度で、密着性及び現像欠陥の少
ないレジストパターンを与えることが可能となる。これ
らの(E)界面活性剤として、例えば特開昭62−36
663号、特開昭61−226746号、特開昭61−
226745号、特開昭62−170950号、特開昭
63−34540号、特開平7−230165号、特開
平8−62834号、特開平9−54432号、特開平
9−5988号、米国特許5405720号、同536
0692号、同5529881号、同5296330
号、同5436098号、同5576143号、同52
94511号、同5824451号記載の界面活性剤を
挙げることができ、下記市販の界面活性剤をそのまま用
いることもできる。使用できる市販の界面活性剤とし
て、例えばエフトップEF301、EF303、(新秋
田化成(株)製)、フロラードFC430、431(住友ス
リーエム(株)製)、メガファックF171、F173、
F176、F189、R08(大日本インキ(株)
製)、サーフロンS−382、SC101、102、1
03、104、105、106(旭硝子(株)製)、ト
ロイゾルS−366(トロイケミカル(株)製)等のフ
ッ素系界面活性剤又はシリコン系界面活性剤を挙げるこ
とができる。またポリシロキサンポリマーKP−341
(信越化学工業(株)製)もシリコン系界面活性剤とし
て用いることができる。
【0217】界面活性剤の使用量は、ポジ型感光性組成
物全量(溶剤を除く)に対して、好ましくは0.000
1〜2重量%、より好ましくは0.001〜1重量%で
ある。
【0218】≪(F)有機溶剤≫本発明の感光性組成物
は、上記の成分を所定の有機溶剤に溶解して用いる。使
用し得る有機溶剤としては、例えば、エチレンジクロラ
イド、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、2−ヘプ
タノン、γ−ブチロラクトン、メチルエチルケトン、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、トルエ
ン、酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、メトキシプ
ロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、ピル
ビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピ
ル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、N−メチルピロリドン、テトラヒドロフラン等を
挙げることができる。
【0219】本発明においては、有機溶剤として構造中
に水酸基を含有する溶剤と、水酸基を含有しない溶剤と
を混合した混合溶剤を使用することが好ましい。これに
よりレジスト液保存時のパーティクル発生を軽減するこ
とができる。水酸基を含有する溶剤としては、例えば、
エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、乳
酸エチル等を挙げることができ、これらの内でプロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、乳酸エチルが特に好
ましい。水酸基を含有しない溶剤としては、例えば、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エ
チルエトキシプロピオネート、2−ヘプタノン、γ−ブ
チロラクトン、シクロヘキサノン、酢酸ブチル、N−メ
チルピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメ
チルスルホキシド等を挙げることができ、これらの内
で、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチルエトキシプロピオネート、2−ヘプタノン、
γ−ブチロラクトン、シクロヘキサノン、酢酸ブチルが
特に好ましく、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、エチルエトキシプロピオネート、2−ヘ
プタノンが最も好ましい。水酸基を含有する溶剤と水酸
基を含有しない溶剤との混合比(重量)は、1/99〜
99/1、好ましくは10/90〜90/10、更に好
ましくは20/80〜60/40である。水酸基を含有
しない溶剤を50重量%以上含有する混合溶剤が塗布均
一性の点で特に好ましい。
【0220】≪(G)酸分解性溶解阻止化合物≫本発明
のポジ型感光性組成物は、(G)酸の作用により分解し
てアルカリ現像液中での溶解性を増大させる基を有し、
分子量3000以下の溶解阻止低分子化合物(以下、
「(G)酸分解性溶解阻止化合物」ともいう)を含有す
ることが好ましい。特に220nm以下の透過性を低下
させないため、Proceeding of SPIE, 2724,355
(1996)に記載されている酸分解性基を含むコール酸
誘導体の様な、酸分解性基を含有する脂環族又は脂肪族
化合物が(G)酸分解性溶解阻止化合物として好まし
い。酸分解性基、脂環式構造としては、(B)成分の酸
分解性樹脂のところで説明したものと同様のものが挙げ
られる。(G)酸分解性溶解阻止化合物の添加量は、ポ
ジ型感光性組成物の全組成物の固形分に対し、好ましく
は3〜50重量%であり、より好ましくは5〜40重量
%である。以下に(G)酸分解性溶解阻止化合物の具体
例を示すが、これらに限定されない。
【0221】
【化84】
【0222】≪(H)アルカリ可溶性樹脂≫本発明のポ
ジ型感光性組成物は、酸分解性基を含有していない、
(H)水に不溶でアルカリ現像液に可溶な樹脂を含有す
ることができ、これにより感度が向上する。本発明にお
いては、分子量1000〜20000程度のノボラック
樹脂類、分子量3000〜50000程度のポリヒドロ
キシスチレン誘導体をこのような樹脂として用いること
ができるが、これらは250nm以下の光に対して吸収
が大きいため、一部水素添加して用いるか、又は全樹脂
量の30重量%以下の量で使用するのが好ましい。ま
た、カルボキシル基をアルカリ可溶性基として含有する
樹脂も用いることができる。カルボキシル基を含有する
樹脂中にはドライエッチング耐性向上のために単環、又
は多環の脂環炭化水素基を有していることが好ましい。
具体的には酸分解性を示さない脂環式炭化水素構造を有
するメタクリル酸エステルと(メタ)アクリル酸の共重
合体あるいは末端にカルボキシル基を有する脂環炭化水
素基の(メタ)アクリル酸エステルの樹脂などを挙げる
ことができる。
【0223】≪その他の添加剤≫本発明のポジ型感光性
組成物には、必要に応じてさらに染料、可塑剤、上記
(E)成分以外の界面活性剤、光増感剤、及び現像液に
対する溶解性を促進させる化合物等を含有させることが
できる。本発明で使用できる現像液に対する溶解促進性
化合物は、フェノール性OH基を2個以上、又はカルボ
キシ基を1個以上有する分子量1,000以下の低分子
化合物である。カルボキシ基を有する場合は上記と同じ
理由で脂環族又は脂肪族化合物が好ましい。これら溶解
促進性化合物の好ましい添加量は、(B)酸の作用によ
り分解し、アルカリ現像液中での溶解度が増大する樹脂
に対して2〜50重量%であり、さらに好ましくは5〜
30重量%である。50重量%を越えた添加量では、現
像残渣が悪化し、また現像時にパターンが変形するとい
う新たな欠点が発生して好ましくない。
【0224】このような分子量1000以下のフェノー
ル化合物は、例えば、特開平4−122938、特開平
2−28531、米国特許第4916210、欧州特許
第219294等に記載の方法を参考にして、当業者に
おいて容易に合成することができる。カルボキシル基を
有する脂環族、又は脂肪族化合物の具体例としてはコー
ル酸、デオキシコール酸、リトコール酸などのステロイ
ド構造を有するカルボン酸誘導体、アダマンタンカルボ
ン酸誘導体、アダマンタンジカルボン酸、シクロヘキサ
ンカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げ
られるがこれらに限定されるものではない。
【0225】本発明においては、上記(E)フッ素系及
び/又はシリコン系界面活性剤以外の他の界面活性剤を
加えることもできる。具体的には、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエー
テル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアル
キルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノー
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエー
テル等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル
類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロッ
クコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタ
ンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソ
ルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、
ソルビタントリステアレート等のソルビタン脂肪酸エス
テル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテ−ト、
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリ
オキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシ
エチレンソルビタントリステアレート等のポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面
活性剤等を挙げることができる。これらの界面活性剤は
単独で添加してもよいし、また、いくつかの組み合わせ
で添加することもできる。
【0226】≪使用方法≫本発明の感光性組成物は、上
記の成分を所定の有機溶剤、好ましくは前記混合溶剤に
溶解し、次のように所定の支持体上に塗布して用いる。
すなわち、上記感光性組成物を精密集積回路素子の製造
に使用されるような基板(例:シリコン/二酸化シリコ
ン被覆)上にスピナー、コーター等の適当な塗布方法に
より塗布する。塗布後、所定のマスクを通して露光し、
ベークを行い現像する。このようにすると、良好なレジ
ストパターンを得ることができる。ここで露光光として
は、好ましくは250nm以下、より好ましくは220
nm以下の波長の遠紫外線である。具体的には、KrF
エキシマレーザー(248nm)、ArFエキシマレー
ザー(193nm)、F2エキシマレーザー(157n
m)、X線、電子ビーム等が挙げられる。ArFエキシ
マレーザー(193nm)が最も好ましい。
【0227】現像工程では、現像液を次のように用い
る。感光性組成物の現像液としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウ
ム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アル
カリ類、エチルアミン、n−プロピルアミン等の第一ア
ミン類、ジエチルアミン、ジ−n−ブチルアミン等の第
二アミン類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン
等の第三アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエ
タノールアミン等のアルコールアミン類、テトラメチル
アンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウム
ヒドロキシド等の第四級アンモニウム塩、ピロール、ピ
ヘリジン等の環状アミン類等のアルカリ性水溶液を使用
することができる。さらに、上記アルカリ性水溶液にア
ルコール類、界面活性剤を適当量添加して使用すること
もできる。
【0228】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明の範囲は実施例によっていささかも制
限されない。
【0229】<光酸発生剤の合成例> 合成例(1) 光酸発生剤(PAG4−5)の合成 ジフェニルスルホキシド50gをベンゼン800mlに
溶解させ、これに塩化アルミニウム200gを加え、2
4時間還流した。反応液を水2Lにゆっくりと注ぎ、こ
れに濃硫酸400mlを加えて70℃で10分加熱し
た。この水溶液を酢酸エチル500mlで洗浄し、ろ過
した後にヨウ化アンモニウム200gを水400mlに
溶解したものを加えた。析出した粉体をろ取、水洗した
後酢酸エチルで洗浄、乾燥するとトリフェニルスルホニ
ウムヨージドが70g得られた。トリフェニルスルホニ
ウムヨージド17.6gをメタノール1000mlに溶
解させ、この溶液に酸化銀12.5gを加え、室温で4
時間攪拌した。溶液をろ過し、これに25gパーフロロ
−n−オクタンスルホン酸のメタノール溶液を加えた。
反応液を濃縮し、析出した油状物を酢酸エチルに溶解さ
せ、水洗、乾燥、濃縮すると目的物が20.5g得られ
た。
【0230】合成例(2) 光酸発生剤(Z3)の合成 ジ(t−ブチルフェニル)スルフィド(80mmo
l)、ジ(t−ブチルフェニル)ヨードニウムパーフロ
ロ−n−ブタンスルホネート(20mmol)、安息香
酸銅(4mmol)の混合物を窒素気流下130℃で4
時間攪拌した。反応液を放冷し、これにエタノール10
0mlを加え、析出物を除いた。ろ液を濃縮し、これに
エーテル200mlを加えると粉体が析出、これをろ
取、エーテルで洗浄、乾燥すると目的物が得られた。
【0231】合成例(3) 光酸発生剤(Z36)の合
成 テトラヒドロチオフェン11.8gをアセトニトリル1
00mlに溶解させ、この溶液に1−ブロモ−3,3−
ジメチル−2−ブタノン20gをゆっくり加えた。室温
で2日間撹拌すると粉体が析出した。反応液に酢酸エチ
ル100mlを加えた後、粉体をろ取し、酢酸エチルで
洗浄、乾燥すると2−オキソ−3,3−ジメチルブチル
テトラヒドロチオフェニウムブロミド24gが得られ
た。パーフロロブタンスルホン酸カリウム10gを水5
00ml、メタノール100mlの混合溶剤に溶解さ
せ、これに2−オキソ−3,3−ジメチルブチルテトラ
ヒドロチオフェニウムブロミド7.75gをメタノール
50mlに溶解させたものを加えた。この水溶液をクロ
ロホルム100mlで2回抽出し、有機相を水洗、濃縮
すると油状物が得られた。これに酢酸エチルを加えて再
濃縮すると固体状物が得られ、これををろ取、ジイソプ
ロピルエーテルでリスラリーすると2−オキソ−3,3
−ジメチルブチルテトラヒドロチオフェニウムパーフロ
ロブタンスルホネート9gが得られた。
【0232】合成例(4):フェナシルチオフェニウム
パーフロロブタンスルホネート(Z31)の合成 テトラヒドロチオフェン53.2gをアセトニトリル4
00mlに溶解させ、この溶液にフェナシルブロミド1
00gをアセトニトリル300mlに溶解させたものを
ゆっくり加えた。室温で3時間撹拌すると粉体が析出し
た。反応液を酢酸エチル1500mlに注ぎ、粉体をろ
取乾燥するとフェナシルチオフェニウムブロミド137
gが得られた。パーフロロブタンスルホン酸カリウム6
0gを水200ml、メタノール200mlの混合溶剤
に溶解させ、これにフェナシルチオフェニウムブロミド
49.5gを水300mlに溶解させたものを加えた。
この水溶液をクロロホルム200mlで2回抽出し、有
機相を水洗、濃縮すると粗生成物が得られた。これに蒸
留水300mlを加え、100℃で30分加熱した後冷
却すると固体が析出した。固体をろ取、ジイソプロピル
エーテルでリスラリーするとフェナシルチオフェニウム
パーフロロブタンスルホネート77gが得られた。
【0233】合成例(5):フェナシルチオフェニウム
パーフロロオクタンスルホネート(Z32)の合成 フェナシルチオフェニウムブロミドを上記と同様の操作
を行ってパーフロロオクタンスルホン酸と塩交換するこ
とによって合成した。 合成例(6):フェナシルチオフェニウムフロロメタン
スルホネート(Z30)の合成 フェナシルチオフェニウムブロミドを上記と同様の操作
を行ってトリフロロメタンスルホン酸と塩交換すること
によって合成した。
【0234】<樹脂の合成例> 合成例(1) 樹脂(1)の合成(側鎖型) 2−エチル−2−アダマンチルメタクリレート、ブチロ
ラクトンメタクリレートを55/45の割合で仕込みメ
チルエチルケトン/テトラヒドロフラン=5/5に溶解
し、固形分濃度20%の溶液100mLを調製した。こ
の溶液に和光純薬製V−65を2mol%加え、これを
窒素雰囲気下、4時間かけて60℃に加熱したメチルエ
チルケトン10mLに滴下した。滴下終了後、反応液を
4時間加熱、再度V−65を1mol%添加し、4時間
攪拌した。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、蒸留
水/ISOプロピルアルコール=1/1の混合溶媒3L
に晶析、析出した白色粉体である樹脂(1)を回収し
た。C13NMRから求めたポリマー組成比は46/54
であった。また、GPC測定により求めた標準ポリスチ
レン換算の重量平均分子量は10700であった。
【0235】上記合成例(1)と同様の操作で樹脂
(2)〜(15)を合成した。以下に上記樹脂(2)〜
(15)の組成比、分子量を示す。(繰り返し単位1、
2、3、4は構造式の左からの順番である。)
【0236】
【表1】
【0237】また、以下に上記樹脂(1)〜(15)の
構造を示す。
【0238】
【化85】
【0239】
【化86】
【0240】
【化87】
【0241】
【化88】
【0242】
【化89】
【0243】
【化90】
【0244】
【化91】
【0245】合成例(2) 樹脂(16)の合成(主鎖
型) ノルボルネンカルボン酸tブチルエステル、ノルボルネ
ンカルボン酸ブチロラクトンエステルと無水マレイン酸
(モル比40/10/50)およびTHF(反応温度6
0重量%)をセパラブルフラスコに仕込み、窒素気流下
60℃で加熱した。反応温度が安定したところで和光純
薬社製ラジカル開始剤V−601を2mol%加え反応
を開始させた。12時間加熱した。得られた反応混合物
をテトラヒドロフランで2倍に稀釈した後、ヘキサン/
イソプロピルアルコール=1/1の混合溶液に投入し白
色粉体を析出させた。析出した粉体を濾過取り出しし、
乾燥、目的物である樹脂(16)を得た。得られた樹脂
(16)のGPCによる分子量分析を試みたところ、ポ
リスチレン換算で8300(重量平均)であった。ま
た、NMRスペクトルより樹脂(1)のノルボルネンカ
ルボン酸tブチルエステル/ノルボルネンカルボン酸ブ
チロラクトンエステル/無水マレイン酸繰り返し単位の
モル比は42/8/50であることを確認した。
【0246】合成例(2)と同様の方法で以下、樹脂
(17)〜(27)を合成した。以下に上記樹脂(1
7)〜(27)の組成比、分子量を示す。(脂環オレフ
ィン単位1、2、3は構造式の左からの順番である。)
【0247】
【表2】
【0248】また、以下に上記樹脂(16)〜(27)
の構造を示す。
【0249】
【化92】
【0250】
【化93】
【0251】合成例(3) 樹脂(28)の合成(ハイ
ブリッド型) ノルボルネン、無水マレイン酸、tブチルアクリレー
ト、2−メチルシクロヘキシル−2−プロピルアクリレ
ートをモル比で35/35/20/10で反応容器に仕
込み、テトラヒドロフランに溶解し、固形分60%の溶
液を調製した。これを窒素気流下65℃で加熱した。反
応温度が安定したところで和光純薬社製ラジカル開始剤
V−601を1mol%加え反応を開始させた。8時間
加熱した後、反応混合物をテトラヒドロフランで2倍に
稀釈した後、反応混合液の5倍容量のヘキサンに投入し
白色粉体を析出させた。析出した粉体を濾過取り出し
し、これをメチルエチルケトンに溶解し、5倍容量のヘ
キサン/t−ブチルメチルエーテル=1/1混合溶媒に
再沈し、析出した白色粉体を濾取、乾燥、目的物である
樹脂(28)を得た。得られた樹脂(28)のGPCに
よる分子量分析を試みたところ、ポリスチレン換算で1
2100(重量平均)であった。また、NMRスペクト
ルより樹脂(1)の組成は本発明のノルボルネン/無水
マレイン酸/tブチルアクリレート/2−メチルシクロ
ヘキシル−2−プロピルアクリレートをモル比で32/
39/19/10であった。
【0252】合成例(3)と同様の方法で以下、樹脂
(29)〜(41)を合成した。以下に上記樹脂(2
9)〜(41)の組成比、分子量を示す。
【0253】
【表3】
【0254】また、以下に上記樹脂(28)〜(41)
の構造を示す。
【0255】
【化94】
【0256】
【化95】
【0257】
【化96】
【0258】
【化97】
【0259】<レジスト調整> 〔実施例1〜41及び比較例1〜2〕表4〜8に示す素
材を溶解させ固形分濃度12重量%の溶液を調整し、こ
れを0.1μmのテフロン(登録商標)フィルターでろ
過して感光性組成物を調製した。調製した組成物を下記
方法で評価を行い、結果を表9〜10に示した。
【0260】
【表4】
【0261】
【表5】
【0262】
【表6】
【0263】
【表7】
【0264】
【表8】
【0265】(表4〜8に於ける略号の説明) DBN;1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−
5−エン TPI;2,4,5−トリフェニルイミダゾール TPSA;トリフェニルスルホニウムアセテート HEP;N−ヒドロキシエチルピペリジン DCMA;ジシクロヘキシルメチルアミン TPA;トリペンチルアミン TOA;トリ−n−オクチルアミン TBA;トリ−n−ブチルアミン HAP;ヒドロキシアンチピリン TBAH;テトラブチルアンモニウムヒドロキシド TMEA;トリス(メトキシエトキシエチル)アミン DIPA;2,6−ジイソプロピルアニリン LCB;リトコール酸t−ブチル W−1;メガファックF176(大日本インキ(株)
製)(フッ素系) W−2;メガファックR08(大日本インキ(株)製)
(フッ素及びシリコン系) W−3;ポリシロキサンポリマーKP−341(信越化
学工業(株)製)(シリコン系) W‐4;トロイゾルS−366(トロイケミカル(株)
製)
【0266】A1;プロピレングリコールメチルエーテ
ルアセテート A2;2−ヘプタノン A3;エチルエトキシプロピオネート A4;γ−ブチロラクトン A5;シクロヘキサノン B1;プロピレングリコールメチルエーテル B2;乳酸エチル
【0267】<画像評価法> 疎密依存性及び露光ラチチュードの評価 スピンコーターにてヘキサメチルジシラザン処理を施し
たシリコン基板上にブリューワーサイエンス社製反射防
止膜ARC25を600オングストローム均一に塗布
し、100℃で90秒間ホットプレート上で乾燥した
後、190℃で240秒間加熱乾燥を行った。その後、
各感光性組成物をスピンコーターで塗布し120℃で9
0秒乾燥を行い0.30μmのレジスト膜を形成させ
た。このレジスト膜に対し、マスクを通してArFエキ
シマレーザーステッパー(ISI社製NA=0.6)で
露光し、露光後直ぐに120℃で90秒間ホットプレー
ト上で加熱した。さらに2.38重量%テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド水溶液で23℃で60秒間現像
し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、ラインパ
ターンを得た。
【0268】〔疎密依存性〕0.16μmのラインアン
ドスペース(1/1)のマスクパターンを再現する露光
量における孤立ライン(ラインアンドスペース1/1
0)の線幅で評価し、0.16μmとの差(nm)で表
示した。この値が小さいほど疎密依存性が小さく、良好
であることを意味する。 〔露光ラチチュード〕第1にマスク寸法0.15μmで
L/S=1:1のパターンを再現する最適露光量を決定
し、第2に現像後に形成される寸法が150nmの±1
0%の範囲となる露光量の範囲を決定し、その露光量範
囲を最適露光量で割った値を示す。値が大きいほど良好
であることを意味する。
【0269】
【表9】
【0270】
【表10】
【0271】表9〜10から、本発明に係わるポジ型感
光性組成物は、疎密依存性、露光ラチチュードに優れて
いることが明らかである。
【0272】
【発明の効果】本発明により、疎密依存性、露光ラチチ
ュードに優れたポジ型感光性組成物を提供することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 502R Fターム(参考) 2H025 AB16 AC04 AC08 AD03 BE00 BE07 BG00 CC20 FA03 FA12 FA17 4J002 BG031 BK001 EN027 ER008 ER028 EU027 EU037 EU048 EU077 EU078 EU098 EU117 EU118 EU128 EU137 EU138 EU237 EV237 EV296 FD206 GP03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)活性光線又は放射線の照射によ
    り、酸を発生する化合物、(B)単環又は多環の脂環炭
    化水素構造を有し、酸の作用により分解し、アルカリ現
    像液中での溶解度が増大する樹脂及び(C)含窒素塩基
    性基及び酸性基を有する化合物を含有することを特徴と
    するポジ型感光性組成物。
  2. 【請求項2】 (B)成分の樹脂が、ラクトン構造を有
    する繰り返し単位を含有することを特徴とする請求項1
    に記載のポジ型感光性組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分の化合物が、スルホニウム塩
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のポジ型
    感光性組成物。
  4. 【請求項4】 (C)成分の酸性基が、カルボキシル基
    又はスルホニルオキシ基であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のポジ型感光性組成物。
  5. 【請求項5】 更に、(D)アルキルアミン構造、エー
    テル結合を有するアルキルアミン構造、水酸基を有する
    アルキルアミン構造、アニリン構造、ピリジン構造、ジ
    アザビシクロ構造、アンモニウムヒドロキシド構造、ア
    ンモニウムカルボキシレート構造及びイミダゾール構造
    から選ばれる少なくとも1種の構造を有する塩基性化合
    物を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のポジ型感光性組成物。
JP2001320379A 2001-10-18 2001-10-18 ポジ型感光性組成物 Pending JP2003122011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001320379A JP2003122011A (ja) 2001-10-18 2001-10-18 ポジ型感光性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001320379A JP2003122011A (ja) 2001-10-18 2001-10-18 ポジ型感光性組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003122011A true JP2003122011A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19137779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001320379A Pending JP2003122011A (ja) 2001-10-18 2001-10-18 ポジ型感光性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003122011A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1688791A3 (en) * 2005-01-28 2008-04-16 FUJIFILM Corporation Photosensitive composition, compound for use in the photosensitive composition and pattern forming method using the photosensitive composition
EP2146245A3 (en) * 2008-07-11 2010-03-03 Shinetsu Chemical Co., Ltd. Resist composition and patterning process
EP2202577A1 (en) * 2008-12-25 2010-06-30 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Chemically amplified positive resist composition and resist patterning process
JP2010164933A (ja) * 2008-07-11 2010-07-29 Shin-Etsu Chemical Co Ltd レジスト組成物及びパターン形成方法
CN101943864A (zh) * 2009-07-01 2011-01-12 信越化学工业株式会社 正型光阻组合物及图案形成方法
JP2011138102A (ja) * 2009-12-01 2011-07-14 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法
CN102129172A (zh) * 2010-01-13 2011-07-20 信越化学工业株式会社 负性抗蚀剂组合物和形成图案的方法
WO2016027546A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 富士フイルム株式会社 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、感活性光線性又は感放射線性膜、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法及び電子デバイス
JP2016057614A (ja) * 2014-09-04 2016-04-21 信越化学工業株式会社 レジスト組成物及びパターン形成方法

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1688791A3 (en) * 2005-01-28 2008-04-16 FUJIFILM Corporation Photosensitive composition, compound for use in the photosensitive composition and pattern forming method using the photosensitive composition
US7923199B2 (en) 2005-01-28 2011-04-12 Fujifilm Corporation Photosensitive composition, compound for use in the photosensitive composition and pattern forming method using the photosensitive composition
JP2011118419A (ja) * 2008-07-11 2011-06-16 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 化学増幅型レジスト組成物、並びにこれを用いたパターン形成方法及びフォトマスクブランクス
JP2011118418A (ja) * 2008-07-11 2011-06-16 Shin-Etsu Chemical Co Ltd レジストパターンの形成方法
US8586282B2 (en) 2008-07-11 2013-11-19 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Resist composition and patterning process
EP2244126A3 (en) * 2008-07-11 2010-11-03 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Patterning process
EP2244124A3 (en) * 2008-07-11 2010-11-03 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Patterning process
TWI467331B (zh) * 2008-07-11 2015-01-01 Shinetsu Chemical Co 化學增強型光阻組成物、以及使用其之圖型形成方法及光罩基板
CN102591152A (zh) * 2008-07-11 2012-07-18 信越化学工业株式会社 光阻组合物及图案形成方法
TWI467330B (zh) * 2008-07-11 2015-01-01 Shinetsu Chemical Co 光阻圖型之形成方法
EP2146245A3 (en) * 2008-07-11 2010-03-03 Shinetsu Chemical Co., Ltd. Resist composition and patterning process
JP2010164933A (ja) * 2008-07-11 2010-07-29 Shin-Etsu Chemical Co Ltd レジスト組成物及びパターン形成方法
CN101625524B (zh) * 2008-07-11 2012-11-28 信越化学工业株式会社 光阻组合物及图案形成方法
KR101362547B1 (ko) * 2008-07-11 2014-02-13 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 화학 증폭형 레지스트 조성물
US8592133B2 (en) 2008-07-11 2013-11-26 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Resist composition and patterning process
US8168367B2 (en) 2008-07-11 2012-05-01 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Resist composition and patterning process
EP2202577A1 (en) * 2008-12-25 2010-06-30 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Chemically amplified positive resist composition and resist patterning process
US8252518B2 (en) 2008-12-25 2012-08-28 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Chemically amplified positive resist composition and resist patterning process
JP2010170094A (ja) * 2008-12-25 2010-08-05 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 化学増幅ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法
JP2011013419A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ポジ型レジスト組成物およびパターン形成方法
EP2270596A3 (en) * 2009-07-01 2011-03-30 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Positive resist compostion and pattern forming process
KR101585699B1 (ko) 2009-07-01 2016-01-14 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 포지티브형 레지스트 조성물 및 패턴 형성 방법
CN101943864B (zh) * 2009-07-01 2013-11-20 信越化学工业株式会社 正型光阻组合物及图案形成方法
US8389201B2 (en) 2009-07-01 2013-03-05 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Positive resist composition and pattern forming process
CN101943864A (zh) * 2009-07-01 2011-01-12 信越化学工业株式会社 正型光阻组合物及图案形成方法
JP2011138102A (ja) * 2009-12-01 2011-07-14 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ネガ型レジスト組成物及びパターン形成方法
CN102129172A (zh) * 2010-01-13 2011-07-20 信越化学工业株式会社 负性抗蚀剂组合物和形成图案的方法
US8597868B2 (en) 2010-01-13 2013-12-03 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Negative resist composition and patterning process
EP2345934A3 (en) * 2010-01-13 2012-09-12 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Negative resist composition and patterning process
KR101614968B1 (ko) 2010-01-13 2016-04-22 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 네가티브형 레지스트 조성물 및 패턴 형성 방법
WO2016027546A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 富士フイルム株式会社 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、感活性光線性又は感放射線性膜、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法及び電子デバイス
JPWO2016027546A1 (ja) * 2014-08-22 2017-04-27 富士フイルム株式会社 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、感活性光線性又は感放射線性膜、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法及び電子デバイス
US10649329B2 (en) 2014-08-22 2020-05-12 Fujifilm Corporation Active light sensitive or radiation sensitive resin composition, active light sensitive or radiation sensitive film, pattern forming method, method for manufacturing electronic device, and electronic device
JP2016057614A (ja) * 2014-09-04 2016-04-21 信越化学工業株式会社 レジスト組成物及びパターン形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3912767B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP4226803B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP3963602B2 (ja) 遠紫外線露光用ポジ型フォトレジスト組成物
JP3827290B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP2003149812A (ja) ポジ型感光性組成物
JP2002268224A (ja) ポジ型感光性組成物
JP2001235865A (ja) ポジ型フォトレジスト組成物
JP2003330202A (ja) ポジ型レジスト組成物の製造方法
JP4025076B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP2003122011A (ja) ポジ型感光性組成物
JP2003131383A (ja) ポジ型感光性組成物
JP3907164B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP4025062B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP4025039B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP4149141B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP2002236359A (ja) ポジ型感光性組成物
JP2001109156A (ja) ポジ型感光性組成物
JP4117117B2 (ja) ポジ型感光性組成物
KR100787887B1 (ko) 포지티브 감광성 조성물
JP4025075B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP2003330194A (ja) ポジ型感光性組成物
JP4231635B2 (ja) ポジ型感光性組成物
JP4190141B2 (ja) ポジ型フォトレジスト組成物
JP2003098672A (ja) ポジ型感光性組成物
JP2001235866A (ja) ポジ型感光性組成物