JP2011164395A - 画像形成装置,その画像形成条件調整方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents

画像形成装置,その画像形成条件調整方法,プログラム,および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 二成分現像方式を用いる画像形成装置において、濃度偏差を抑え、良好な画像を得ることができるようにする。
【解決手段】 カラープリンタの制御部は、2ページ分の画像情報をそれぞれ解析することにより、その各画像情報によってそれぞれ形成される各画像の濃度(画像パターンの切り替わり前後の各画像濃度)を予測する。その後、画像パターンの切り替わり直後に、機内温度を検知し、予測した画像のパターンの切り替わり前後の各画像濃度より、その画像パターンの切り替わり後の濃度偏差発生領域で発生する濃度偏差を予測する。また、今回検知した機内温度より、機内温度によって変動する濃度偏差を予測する。その後、それらの予測結果に応じて、パターン切り替わり後の作像処理のために現像ポテンシャル(画像形成時要件)の調整を行う。
【選択図】 図8

Description

この発明は、電子写真方式のデジタル複写機,ファクシミリ装置,デジタル複合機(マルチファンクションプリンタ:MFP),レーザプリンタ等の画像形成装置、その画像形成装置における画像形成条件調整方法、上記画像形成装置を制御するコンピュータに必要な機能(この発明に係わる機能)を実現させるためのプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、詳しくは、濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度を予測し、その結果に応じて決定する画像形成条件にて画像形成を行うことによって画像濃度のばらつきを抑制する技術に関する。
上記のような画像形成装置では、副走査方向に回動する像担持体上(予め一様に帯電されている)を露光して、その像担持体上に静電潜像を形成させ、その静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成させ、そのトナー画像を用紙等の媒体上に転写させた後、その媒体上のトナー画像を定着させる一連の画像形成処理を行うようにしている。
ところで、現像工程にて、現像スリーブ(現像剤担持体)1周前の現像履歴が現像スリーブ上に残り、2周目の現像時に1周目の現像履歴が残像として発生し、濃度偏差を発生させてしまう課題に対し、以下の(1)〜(4)に示す技術が開示されている。
これらは、二成分現像剤担持体からトナーのみを現像スリーブに移送させるか、若しくは規制ブレードなどの層厚規制部材を用いて現像スリーブにトナー層を形成させ、その後、感光体(像担持体)へ現像する一成分現像方式に関する技術である。
一成分現像方式においては、異なる現像履歴によって現像スリーブ上のトナー層にトナー量や帯電量の偏差が生じ、これが残像として画像に現れるため、トナー層を振動電界で再配置させる、現像後の残存トナーを剥離する、作像前の現像スリーブの回転動作時間を制御してトナー層の帯電量偏差を無くす、などの手段が提案されている。その他、現像スリーブにトナーのみを移送させる手段である二成分現像剤スリーブにおいて、キャリアの粒径分布と円形度を規定することで濃度偏差を抑制する、という手段が提案されている。
(1)特許文献1
現像スリーブとそれに対向する電極板との間に振動電界を形成することで、その振動電界が現像スリーブ上のトナー層に作用してトナーを再配置させることにより、残像を抑制し、濃度偏差の低減を図る。
(2)特許文献2
二成分現像剤担持体上の二成分現像剤からトナーのみをトナー担持体の表面に移送させてトナー層を形成させ、そのトナー層からトナーを静電潜像が形成された感光体の表面に飛翔させて静電潜像をトナー画像として現像するハイブリッド現像方式において、キャリアの粒径分布と円形度を規定し、濃度ムラの低減を図る。
(3)特許文献3
ハイブリッド現像方式において、現像スリーブ上に残存したトナーを剥離することで、残像の発生を抑制し、濃度偏差の低減を図る。
(4)特許文献4
累積画像形成枚数に応じて、現像前の現像装置の空撹拌時間を調整し、非画像部と画像部の現像スリーブ上のトナー帯電量差を無くし、濃度偏差の低減を図る。
上記の(1)〜(4)に示した従来例は、一成分現像方式に関する技術である。一成分現像方式においては、現像後の現像スリーブ上のトナー層に対して再配置、剥離、帯電付与などの処理を行うことによって、現像スリーブ上に残存する現像履歴を消し、濃度偏差を抑えることができるが、二成分現像方式においては、現像後に現像スリーブ上の現像剤を磁力で剥離しても濃度偏差が発生することが確認されており、現像スリーブ上に残った現像履歴を消す手段は有効な解決手段とはならない。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、二成分現像方式を用いる画像形成装置において、濃度偏差を抑え、良好な画像を得ることができるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、以下に示す画像形成装置、その画像形成条件調整方法、上記画像形成装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム,およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
この発明による画像形成装置は、潜像担持体を帯電させる帯電手段と、それによって帯電された上記潜像担持体を画像情報に応じて露光して潜像を形成する露光手段と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持搬送する現像剤担持体を有し、上記露光手段により上記潜像担持体上に形成された潜像を上記現像剤担持体からの二成分現像剤のトナーによって可視像化する現像手段とを備え、それらの手段を制御することにより画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置であって、この画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段と、その検知結果および上記画像情報に基づいて、上記現像剤担持体の周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差を予測する予測手段と、その予測結果に応じて画像形成条件を調整する調整手段とを設けたものである。
なお、上記二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を備え、上記予測手段が、上記温度検知手段と上記トナー濃度検知手段による各検知結果および上記画像情報に基づいて、上記濃度偏差を予測してもよい。
また、上記調整手段が、以下の(1)〜(5)のいずれかに示すようにしてもよい。
(1)上記予測結果に応じて上記露光手段による上記潜像担持体に対する露光パワーを制御することにより、上記画像形成条件を調整する。
(2)上記予測結果に応じて上記露光手段による上記潜像担持体に対する露光時間を制御することにより、上記画像形成条件を調整する。
(3)上記予測結果に応じて上記現像剤担持体に印加する電圧を制御することにより、上記画像形成条件を調整する。
(4)上記予測結果に応じて、上記露光手段による上記潜像担持体に対する露光パワー、上記露光手段による上記潜像担持体に対する露光時間、および上記現像剤担持体に印加する電圧を選択的に制御することにより、上記画像形成条件を調整する。
(5)上記予測結果に応じて、上記露光手段による上記潜像担持体に対する露光パワー、上記露光手段による上記潜像担持体に対する露光時間、および上記現像剤担持体に印加する電圧を組み合わせて制御することにより、上記画像形成条件を調整する。
この発明による画像形成条件調整方法は、潜像担持体を帯電させる帯電手段と、それによって帯電された上記潜像担持体を画像情報に応じて露光して潜像を形成する露光手段と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持搬送する現像剤担持体を有し、上記露光手段により上記潜像担持体上に形成された潜像を上記現像剤担持体からの二成分現像剤のトナーによって可視像化する現像手段と、この画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段とを備え、それらの手段を制御することにより画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置における画像形成条件調整方法であって、上記温度検知手段による検知結果および上記画像情報に基づいて、上記現像剤担持体の周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差を予測し、その予測結果に応じて画像形成条件を調整するものである。
この発明によるプログラムは、潜像担持体を帯電させる帯電手段と、それによって帯電された上記潜像担持体を画像情報に応じて露光して潜像を形成する露光手段と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持搬送する現像剤担持体を有し、上記露光手段により上記潜像担持体上に形成された潜像を上記現像剤担持体からの二成分現像剤のトナーによって可視像化する現像手段と、当該画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段とを備え、それらの手段を制御することにより画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置を制御するコンピュータに、上記温度検知手段による検知結果および上記画像情報に基づいて、上記現像剤担持体の周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差を予測する予測機能と、その予測結果に応じて画像形成条件を調整する調整機能とを実現させるためのプログラムである。
この発明による記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、画像形成装置(又はそれを制御するコンピュータ)が、温度検知手段による検知結果および画像情報に基づいて、現像剤担持体の周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差を予測し、その予測結果に応じて画像形成条件を調整する。
この発明によれば、二成分現像方式を用いる画像形成装置が、濃度偏差を抑え、良好な画像を得ることができる。
この発明による画像形成装置の一実施形態である電子写真方式を用いたカラープリンタの機構部の概略構成例を示す図である。 図1の作像手段であるプロセスユニットの概略構成例を示す図である。 図1に示したカラープリンタの制御系のハードウェア構成例を示すブロック図である。 濃度偏差の発生領域を説明するための概念図である。 画像パターンの切り替わり前後の画像濃度の差と濃度偏差との関係の一例を示す線図である。
機内温度と濃度偏差との関係の一例を示す線図である。 画像パターンの切り替わり前後の画像濃度とその画像濃度に対応する現像ポテンシャル(画像パターンの切り替わり直後の機内温度から予測される濃度偏差に対する現像ポテンシャルを含む)との関係の一例を示す線図である。 図3に示したカラープリンタの制御部が実行するY色の現像ポテンシャル調整処理の一例を示すフローチャートである。 図1の露光ユニット11内のLD光源の露光パワーと現像ポテンシャルとの関係の一例を示す線図である。 図1の露光ユニット11内のLD光源の露光時間と現像ポテンシャルとの関係の一例を示す線図である。
図2の現像スリーブ126Yに印加される現像バイアスと現像ポテンシャルの関係の一例を示す線図である。 図1の露光ユニット11内のLD光源の露光パワーと露光時間との積と現像ポテンシャルとの関係の一例を示す線図である。 図1に示したカラープリンタがこの発明に関わる制御を異なる条件でそれぞれ実施した場合の定量評価の一例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
以下の実施形態では、二成分現像方式を用いる画像形成装置が、現像工程にて現像スリーブ1周前の現像履歴が現像スリーブ上に残り、2周目の現像時に1周目の現像履歴が残像として発生し、濃度偏差を発生させてしまう課題に対し、出力する画像情報(画像データ)から現像スリーブの周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度(値)を予測し、その予測結果に応じて画像形成条件を決定する構成が特徴になっている。
まず、この発明による画像形成装置の一実施形態である電子写真方式を用いたカラープリンタの基本的な構成について、図1,図2を参照して説明する。
図1は、このカラープリンタの機構部の概略構成例を示す図である。図2は、図1の作像手段であるプロセスユニットの概略構成例を示す図である。
この実施形態のカラープリンタは、図1に示すように、トナー画像形成手段であるプロセスユニット(作像ユニット)として、Y(イエロー),C(シアン),M(マゼンタ),K(ブラック)用の4色のプロセスユニット10Y,10C,10M,10Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、対外に異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
Yトナー画像を生成するためのプロセスユニット10Yを例にすると、これは図2に示すように、感光体ユニット110Yと現像ユニット120Yとを有している。これら感光体ユニット110Yと現像ユニット120Yは、一体的にプリンタ本体に対して着脱可能な構成となっている。
感光体ユニット110Yは、潜像担持体であるドラム状の感光体(以下「感光体ドラム」という)111Yと、感光体ドラム111Yに付着されている転写残トナー等を除去して回収する潜像担持体クリーニング手段であるドラムクリーニング装置112Yと、感光体ドラム111Yの表面摩擦係数を所定の値にするための滑剤塗布ブラシ113Yおよび滑剤(ステアリン酸亜鉛)114Yと、滑剤114Yを感光体ドラム111Y上に均一に塗布するための滑剤塗布ブレード115Yと,感光体ドラム111Yを均一に帯電するための帯電ローラ116Yと、帯電ローラ116Yに付着されている転写残トナー等を除去する帯電ローラクリーナ117Yとを備えている。
帯電ローラ116Yは、図示しない駆動手段によって矢示方向に回転駆動する感光体ドラム111Yの表面を図示しない帯電バイアス印加手段からAC電圧にDC電圧を重畳した帯電バイアスを印加して一様に帯電させる。続いて、画像信号に対応する図示しない露光手段である露光ユニット11から発せられるレーザ光によって露光走査されて静電潜像が形成される。感光体ユニット110Yの感光体ドラム111Yおよび現像ユニット120Yの近傍に位置する場所には、機内温度センサ118Yが配置されている。この機内温度センサ118Y(温度検知手段)にて作像時の機内温度を検知している。
現像ユニット120Yは、第一搬送スクリュー121Yが配設された第一現像剤収容部122Yと、第二搬送スクリュー123Yが配設された第二現像剤収容部124Yとを備えている。
第一現像剤収容部122Yの下面には、二成分現像剤(以下単に「現像剤」ともいう)の透磁率を検知する透磁率センサからなるトナー濃度センサ125Y(トナー濃度検知手段)が設置されており、現像剤を構成する磁性体であるキャリア粒子とトナーの混合比をトナー濃度センサ125Yによって検知した透磁率(トナー濃度)から算出し、所定のトナー濃度になるように、図示しないトナー補給装置により必要に応じてトナーを補給している。
第一搬送スクリュー121Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動され、第一現像剤収容部122Y内の現像剤を図2に直交する方向における奥側から手前側に搬送させ、第一現像剤収容部122Yと第二現像剤収容部124Yとの間の仕切り壁に設けられた図示しない連通口を経て、第二現像剤収容部124Y内に進入させる。
第二現像剤収容部124Y内の第二搬送スクリュー123Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動されることで、現像剤を図中手前側から奥側に搬送させる。
第二搬送スクリュー123Yの上方には、現像スリーブ126Yが第二搬送スクリュー123Yと平行な姿勢で配設され、現像剤担持体である現像スリーブ126Yは矢示方向に回転駆動される。
現像スリーブ126Yは、非磁性材料(アルミ)パイプからなり、表面をサンドブラストで粗面化処理されている。
現像スリーブ126Yの内部には、図示しないマグネットが配設されており、第二搬送スクリュー123Yによって搬送される現像剤の一部は、このマグネットの発する磁力によって現像スリーブ126Yの表面に汲み上げられる。そして、現像スリーブ126Yと所定の間隙を保持するように配設されたドクタブレード127Yによってその層厚が規制された後、感光体ドラム111Yと対向する現像領域まで搬送され、図示しない現像バイアス印加手段から現像スリーブ126Yに印加される現像バイアスによって、感光体ドラム111Y上に形成された静電潜像にトナーが付着され、トナー画像が形成される。現像によってトナーが消費された現像剤は、現像スリーブ126Yの回転に伴って第二搬送スクリュー123Y上に戻される。そして、図中奥端まで搬送されると、図示しない連通口を経て第一現像剤収容部122Y内に戻る。
トナー濃度センサ125Yによる現像剤の透磁率の検知結果は、電圧信号として後述する制御部に送られる。現像剤の透磁率は、現像剤の実際のトナー濃度と相関を示すため、トナー濃度センサ125Yはトナー濃度に応じた値の電圧を出力する。上記制御部は、後述する不揮発性記憶手段を備えており、その中にトナー濃度センサ125Yからの出力電圧の目標値Vrefを記憶しており、トナー濃度センサ125Yからの出力電圧値と目標値Vrefとを比較し、図示しないトナー供給装置により、比較結果に応じた量のトナーを現像ユニット120Yの第一現像剤収容部122Yの図中奥側からトナーを補給し、現像剤中のトナー濃度を所望の値に維持する。なお、トナー濃度センサとトナー供給装置による制御は、各色個別に実施される。
図1に戻り、各プロセスユニット10Y,10C,10M,10Kの図中下方には、露光ユニット11が配設されている。露光手段(潜像書込手段)である露光ユニット11は、出力する画像情報に応じて変調されたレーザ光を各プロセスユニット10Y,10C,10M,10Kの表面に照射する。これによって、感光体ドラム111Y,111C,111M,111K上に静電潜像が形成される。なお、露光ユニット11は、光源であるレーザダイオード(以下「LD」又は「LD光源」ともいう)から発したレーザ光を、図示しないモータによって回転駆動されるポリゴンミラーによって走査し、複数の光学レンズやミラーを介して各感光体ドラム111Y,111C,111M,111Kに照射するものである。かかる構成に代えて、LEDアレイ等の他の光源を用いた露光ユニット(露光手段)を採用することもできる。
露光ユニット11の下方には、第一給紙カセット12および第二給紙カセット13が鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセット12,13内には、それぞれ記録媒体である記録紙の束が収容されており、一番上の記録紙には、図示しない第一給紙ローラ,第二給紙ローラがそれぞれ当接されている。そして、図示しない駆動手段により、所定のタイミングで第一給紙ローラ又は第二給紙ローラが反時計回りに回転駆動されると、第一給紙カセット12又は第二給紙カセット13から記録紙が図中右側において鉛直方向に延在するように配設された給紙路14に向けて排出される。給紙路14には複数の搬送ローラ対15〜18が配設されており、給紙路14に送られた記録紙は、これらの搬送ローラ対15〜18によって上方に向けて搬送される。
給紙路14には、レジストローラ対19が配設されている。
搬送ローラ対17等によって搬送される記録紙は、先端がレジストローラ対19の直前に達すると、その先端が図示しないセンサによって検知され、レジストローラ対19によって先端が挟持された状態で一旦停止される。そして、中間転写ベルト20上に形成されたトナー画像が二次転写ニップに到達するタイミングに合わせて、レジストローラ対19が所定のタイミングで駆動され、記録紙が二次転写ニップに向けて送り出される。
各プロセスユニット10Y,10C,10M,10Kの図中上方には、表面無端移動体である中間転写ベルト20を張架しながら矢示方向に無端移動させる転写ユニットが配設されている。転写手段である転写ユニットは、中間転写ベルト20の他、クリーニング手段であるベルトクリーニングユニット21、各色の感光体ドラム111Y,111C,111M,111Kに対向する位置に配設された一次転写手段(中間転写手段)である一次転写ローラ22Y,22C,22M,22K、外部からの駆動を受け、中間転写ベルト20を駆動させるベルト駆動ローラ23、およびベルトテンションローラ24等で構成されている。なお、ベルト駆動ローラ23は、二次転写手段である二次転写ローラ25の対抗ローラとしての機能を兼ねている。中間転写ベルト20は、これらのローラに張架されながら、ベルト駆動ローラ23の回転駆動によって矢示方向に無端移動される。
一次転写ローラ22Y,22C,22M,22Kは、それぞれ中間転写ベルト20を挟んで感光体ドラム111Y,111C,111M,111Kに当接し、一次転写ニップを形成している。一次転写ローラ22Y,22C,22M,22Kに、感光体ドラム111Y,111C,111M,111K上にそれぞれ形成された各トナー画像のトナーとは逆極性の転写バイアスが印加されることで、その各トナー画像が中間転写ベルト20上に転写される。各色のプロセスユニット10Y,10C,10M,10Kで形成された各色のトナー画像は、中間転写ベルト20上に順次一次転写され、中間転写ベルト20上にカラー画像が形成される。
中間転写ベルト20の外側には、ベルト駆動ローラ(二次転写対抗ローラ)23と中間転写ベルト20を挟んで対向する位置に二次転写ローラ25が配設されている。その二次転写ローラ25は、バネ荷重によってベルト駆動ローラ23に所定の荷重で当接し、二次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト20上に形成されたカラー画像は、中間転写ベルト20の回転駆動によって二次転写ニップに移動され、同時にレジストローラ対19からカラー画像(トナー画像)の二次転写ニップ進入と同期して記録紙が二次転写ニップに進入される。
カラー画像は、二次転写ローラ25とベルト駆動ローラ(二次転写対抗ローラ)23との間に形成される二次転写電界とニップ圧によって、記録紙に二次転写される。二次転写の電界は、例えばベルト駆動ローラ23にトナーと同極性の転写バイアスが印加され、二次転写ローラ25が接地されることで形成されるようになっている。
二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト20上には、記録紙に転写されなかったトナーが僅かに残って付着している。これは、ベルトクリーニングユニット21によってクリーニングされる。なお、ベルトクリーニングユニット21は、クリーニングブレード21aが中間転写ベルト20の表面に当接させており、これによって中間転写ベルト20上の転写残トナーが掻きとられて除去される。
中間転写ベルト20上から除去された転写残トナーは、廃トナーボトル26に収容され、廃棄される。
二次転写ニップの上方には、定着ユニット27が配設されている。この定着ユニット27は、電磁誘導発熱層を内包する定着ローラ28、定着ローラ28と所定圧力で当接され、所定のニップ幅を形成する加圧ローラ29、後述するサーミスタ等で構成されている。定着ローラ28の図中左側に、定着ローラ28内の電磁誘導発熱層を発熱させるための電磁誘導手段であるIHコイルユニット30を備えている。定着ローラ28は、IHコイルユニット30による電磁誘導で加熱される。各ローラのうち、図示しない駆動手段によって加圧ローラ29が時計方向(矢示方向)に、定着ローラ28は反時計方向(矢示方向)に回転移動される。なお、定着ローラ28に加熱手段であるヒータを内蔵し、そのヒータへの通電によって定着ローラ28を加熱するようにしてもよい。
二次転写ニップを通過した記録紙は、中間転写ベルト20から分離した後、定着ユニット27内に送られる。そして、定着ユニット27の定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ローラ28によって加熱され、同時に定着ニップで加圧されてカラー画像(トナー画像)が記録紙上に定着される。
このようにして定着処理が施された記録紙は、図示しない排紙ローラ対を経由して機外に排出され、プリンタ本体の上面にスタックされる。
転写ユニットの上方には,Y,C,M,Kトナーをそれぞれ収容する各色のトナーボトル31Y,31C,31M,31Kが配設されている。各トナーボトル31Y,31C,31M,31Kに収容された各色のトナーは、各色のプロセスユニット10Y,10C,10M,10Kの現像ユニットに適宜供給される。これらトナーボトル31Y,31C,31M,31Kは、プリンタ本体から脱着可能となっており、ボトル内のトナー残量がなくなると、トナーボトルを交換できるかたちになっている。
次に、図1に示したカラープリンタの制御系のハードウェア構成例について、図3を参照して説明する。
図3は、このカラープリンタの制御系のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このカラープリンタの制御部は、コントローラボード51,エンジンメインボード52,エンジンサブボード53,およびパワーサプライユニット(以下「PSU」という)54等によって構成されている。
コントローラボード51は、CPU,ROM,RAM,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含むマイクロコンピュータを用いており、パーソナルコンピュータ等の図示しない外部機器と、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)71,IEEE1284・I/F72,IEEE1394・I/F73,IEEE802.11b・I/F74のいずれかの通信I/F経由で通信制御を行ったり、その通信制御によって外部機器から受信した文字コード等のデータをメモリ(RAM)75上で展開処理してエンジン部で印刷可能な形式の画像情報(ビットマップデータ)に変換して、エンジンメインボード52へ出力する。
このコントローラボード51は、操作部208等から入力される後述する制御に利用する情報を設定して、不揮発性記憶手段であるNVRAM76,HDD(ハードディスク装置)77,SDカード78等に記憶保存しておくことができる。このコントローラボード51が、後述するエンジンメインボード52およびエンジンサブボード53と共に、この発明に関わる予測手段および調整手段としての機能を果たす。
エンジンメインボード52は、コントローラボード51と同様なマイクロコンピュータを用いており、エンジンサブボード53との間で各種信号のやりとりを行い、コントローラボード51からの画像情報に基づいて露光ユニット11内の各LD(レーザダイオード)光源101を変調駆動したり、高圧電源102を制御して図1の各プロセスユニット10Y,10C,10M,10Kの感光体ユニットおよび現像ユニット等を駆動したりする。
エンジンサブボード53も、コントローラボード51と同様なマイクロコンピュータを用いており、露光ユニット11内の同期検知部201からの信号に基づいてエンジンメインボード52との間で各種信号のやりとりを行い、各プロセスユニット10Y,10C,10M,10Kにそれぞれ備えているトナー濃度センサ(図2のトナー濃度センサ125Yを含む)や機内温度センサ(機内温度センサ118Yを含む)を含む各種センサ202からの信号に基づいてポリゴンモータ203や搬送モータを含む各種モータ204、各種クラッチ205を制御したり、定着ユニット27内のサーミスタ(温度センサ)206に基づいてPSU(パワーサプライユニット)54を制御したりする。そのPSU54は、定着ユニット27内のIHコイルユニット30への通電のオン/オフを制御する。
なお、定着ローラ28として、ヒータを内蔵したものを使用する場合には、そのヒータへの通電のオン/オフを制御するとよい。また、操作部208は、各種設定等を行うための入力部と、各種情報を表示する表示部とを備えている。
以下、図1〜図3によって説明したカラープリンタにおけるこの発明に関わる部分について、図4〜図13を参照して説明する。ここでは、説明の都合上、プロセスユニット10Yに関する部分についてのみ説明するが、他のプロセスユニット10C,10M,10Kも同様である。
ここで、この実施形態のカラープリンタにおける作像時の固定条件を以下に示す。
(a)感光体ドラム111Yの帯電電位 Vd:−700〔V〕
(b)感光体ドラム111Yの回転周速 Vp:205〔mm/s〕
(c)現像スリーブ126Yの回転周速 Vs:369〔mm/s〕
(d)現像スリーブ126Yの直径 Ds:18〔mm〕
はじめに、濃度偏差が発生する現象と箇所およびその濃度偏差の程度について、図4を参照して説明する。
濃度偏差の発生領域を説明するための概念図を図4に示す。図4の(a)のインプット画像パターンは、画像情報による作像処理で形成される、前パターンの影響を受けていない画像のパターンの一例を示している。また、同図の(b)のアウトプット画像パターンは、画像情報による作像処理で形成される、前パターンの影響を受けた画像パターンの一例を示している。
感光体ドラム111Y上に作像処理によって形成される画像のパターン(以下単に「画像パターン」ともいう)が切り替わる箇所において、例えば図4の(b)に示すように、パターンが切り替わった直後の画像の先端に、現像スリーブ126Y一周分の長さに対応する濃度偏差帯である濃度偏差発生領域Lが発生する。これは、前パターンの現像履歴が現像スリーブ126Y上に残り、それが残像として次のパターンに現れる現象であり、パターンの切り替わり前後において、現像スリーブ126Y上に付着しているトナー量が変化することで、トナーが保持している電荷が作用して実効的な現像ポテンシャルが変動することが主な原因と考えられている。
画像パターンが切り替わる箇所において、パターンが切り替わった直後の画像の先端に発生する濃度偏差発生領域L〔mm〕は、感光体ドラム111Yの回転周速Vp〔mm/s〕、現像スリーブ126Yの回転周速Vs〔mm/s〕、現像スリーブ126Yの直径Ds〔mm〕にて、L=πDs/(Vs/Vp)で求められる。画像パターンが切り替わる箇所では、切り替わる前後の画像パターンによらず、濃度偏差が発生し得る領域である濃度偏差発生領域Lは上記式で決まることとなる。一例として、上記固定条件において濃度偏差発生領域Lは、以下に示すように計算できる。
濃度偏差発生領域L=3.14×18/(369/205)≒31〔mm〕
画像パターンが切り替わる場合は、この濃度偏差発生領域L内において濃度偏差が発生する。その濃度偏差の程度(値)は、切り替わる地点を境とした前後の画像パターンの組み合わせによって異なる。画像パターンの切り替わり前後の画像濃度の差(画像パターンのID差)と、そこで発生する濃度偏差(ΔID)との関係の一例を図5に示す。その関係を示すデータや、後述する他の関係を示すデータは、図3のNVRAM76に予め記憶されているものとするが、HDD(ハードディスク装置)77やSDカード78等の他の不揮発性記憶手段、あるいはコントローラボード51やエンジンメインボード52内のROMなどに予め記憶されていてもよい。
図5を見て分かるように、画像パターンの切り替わり前後の画像濃度の差が大きい場合には、濃度偏差が比較的大きくなり、画像パターンの切り替わり前後の画像濃度の差が小さい場合には、濃度偏差が比較的小さくなる。この関係をもとに予測された濃度偏差に対し、適切な現像ポテンシャル(画像形成条件)を決定して作像(画像形成)処理を行うことで、濃度偏差を抑制できる。
そこで、このカラープリンタにおけるこの発明に関わる制御(プロセスユニット10Yに対する制御)の各実施例について説明する。ここでは、説明の都合上、プロセスユニット10Yについてのみ説明するが、他のプロセスユニット10C,10M,10Kも同様である。
〔第1実施例〕
まず、第1実施例について説明する。
はじめに、機内温度と濃度偏差との関係の一例を図6に示す。
図6に示すように、機内温度が高いと、濃度偏差は大きくなることが確認されている。よって、このカラープリンタの制御部(図3参照)が、機内温度の変動で濃度偏差が大きくなる方向であれば、現像ポテンシャルの調整量を大きくし、反対に濃度偏差が小さくなる方向であれば、現像ポテンシャルの調整量を小さくすることにより、濃度偏差を抑制する。画像パターンの切り替わり前後の画像濃度とその画像濃度に対応する現像ポテンシャル(画像パターンの切り替わり直後の機内温度から予測される濃度偏差に対する現像ポテンシャルを含む)との関係の一例を図7に示す。なお、機内温度は図3の各種センサ202中の機内温度センサ118Y(機内温度検出手段)によって検知(検出)することができる。
図7に示すID,IDは画像パターンの切り替わり前後の各画像濃度、VP1,VP2はその各画像濃度(画像面積率)に対する現像ポテンシャル、Ta,Tbは画像パターンの切り替わり後の(図3の(b)に示した濃度偏差発生領域Lでの)作像時の機内温度、IDa,IDbは画像パターンの切り替わり後に発生する濃度偏差をそれぞれ示している。なお、画像パターンの切り替わり前後の各画像濃度(実際には各インプット画像パターンの画像濃度)ID,IDは、画像パターンが切り替わる前後の対応する各画像情報をそれぞれ解析することによって予測(算出)できる。
ここで、機内温度Ta,Tbの関係をTa<Tbとしたとき、図6に示した関係から濃度偏差IDa,IDbの関係はIDa<IDbとなる。
これら濃度偏差IDa(又はIDb)は、検知した機内温度Ta(又はTb)と予測した画像濃度ID,IDと図5,図6に示した関係と基づいて予測し、その予測結果に応じて現像ポテンシャルVをそれぞれVPa(又はVPb)に調整することで、図7の実線で示すように抑制することができる。
図8は、図3に示したカラープリンタの制御部が実行するY色の現像ポテンシャル調整処理の一例を示すフローチャートである。
このカラープリンタの制御部は、複数ページの画像情報(各画像情報)によってパターンの異なる作像処理(画像形成処理)を開始する時に図8に示す処理ルーチンを開始し、まずステップS1へ進み、最初の2ページ分の画像情報をそれぞれ解析することにより、その各画像情報によってそれぞれ形成される各画像の濃度(その各画像のパターンの切り替わり前後の各画像濃度)を予測する。その予測結果や後述する他の予測結果は、NVRAM76等の記憶手段に記憶する。
次いで、ステップS2で画像パターンの切り替わり直後に到達するのを待って、ステップS3へ進み、機内温度センサ118Yによって機内温度(実際には感光体ドラム111Y近傍の温度)を検知させた後、ステップS4へ進み、予測した最初の2ページ分の画像情報によってそれぞれ形成される画像のパターンの切り替わり前後の各画像濃度の差(ID差)と図5に示した関係とに基づいて、その画像パターンの切り替わり後の濃度偏差発生領域で発生する濃度偏差(実際にはその程度)を予測する。また、今回検知した機内温度と図6に示した関係と基づいて、機内温度によって変動する濃度偏差(実際にはその程度)を予測する。
その後、ステップS5へ進み、ステップS4での予測結果に応じて、パターン切り替わり後の作像処理のために現像ポテンシャルの調整を行う。その調整により、他の処理ルーチンにおいて、パターン切り替わり後の作像処理のための現像ポテンシャルを決定し、その現像ポテンシャルにてパターン切り替わり後の作像処理を行うことができる。
ステップS5の現像ポテンシャルの調整を行った後は、ステップS6へ進み、次のページ(ここでは3ページ目)の画像情報の有無をチェックし、その画像情報がなければ図8の処理を終了する。
次のページの画像情報がある場合には、ステップS7へ移行し、その画像情報を解析することにより、その画像情報によって形成される画像の濃度を予測した後、ステップS2へ戻り、次の画像パターンの切り替わり直後に到達するのを待って、ステップS3へ進み、機内温度センサ118Yによって機内温度を検知させた後、ステップS4へ進み、以下に示す処理を行う。
すなわち、画像パターンの切り替わり後の濃度偏差発生領域で発生する濃度偏差を、予測した次の2ページ分(ここでは2ページ目と3ページ目)の画像情報によってそれぞれ形成される画像のパターンの切り替わり前後の各画像濃度の差(ID差)と図5に示した関係とに基づいて、その画像パターンの切り替わり後の濃度偏差発生領域で発生する濃度偏差(実際にはその程度)を予測する。また、今回検知した機内温度と図6に示した関係とに基づいて、機内温度によって変動する濃度偏差(実際にはその程度)を予測する。
その後、ステップS5へ進み、以後上述と同様の処理を行う。
ここで、前述したように、画像パターンが切り替わる箇所において、パターンが切り替わった直後の画像の先端に、現像スリーブ一周分の長さに対応する濃度偏差帯が発生してしまうという課題がある。これは、前パターンの現像履歴が現像スリーブ上に残り、それが残像として次のパターンに現れてしまうことが原因と考えられている。この現象は機内の温度によって変動し、温度が異なると、それに対応して濃度偏差の程度も異なる。
これに対し、第1実施例では、出力する画像情報から濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度を予め予測し、且つ作像時の機内温度から、それによって変動する濃度偏差の程度も予測し、これら予測結果に応じて画像形成条件を調整し、その調整後の画像形成条件にて画像形成を行うことにより、濃度偏差を抑え、均一な画像を得ることができる。
〔第2実施例〕
次に、第2実施例について説明する。
この第2実施例は、第1実施例と同様の制御のうち、現像ポテンシャルの調整を図1の露光ユニット11(露光手段)によるプロセスユニット10Yの感光体ドラム111Yに対する露光パワーを制御することによって行っている。
図1の露光ユニット11内のLD光源101(図3)の露光パワーと現像ポテンシャルとの関係の一例を図9に示す。この関係より、図4の(b)に示した濃度偏差発生領域L(画像パターンの切り替わり直後)での露光パワーをLPa(又はLPb)に制御することで、図7において濃度偏差を抑制できる現像ポテンシャルVPa(又はVPb)を得ることができる。なお、LD(レーザダイオード)の代わりにLEDアレイ等の他の光源を使用した場合、その露光パワーを制御することもできる。
第2実施例では、出力する画像情報から濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度を予め予測し、且つ作像時の機内温度から、それによって変動する濃度偏差の程度も予測し、これら予測結果に応じて感光体ドラムに対する露光パワーを制御して画像形成条件を調整し、その調整後の画像形成条件にて画像形成を行うことにより、感光体ドラム上のトナー付着量が調整されるため、濃度偏差を抑え、均一な画像を得ることができる。
〔第3実施例〕
次に、第3実施例について説明する。
この第3実施例は、第1実施例と同様の制御のうち、現像ポテンシャルの調整を図1の露光ユニット11によるプロセスユニット10Yの感光体ドラム111Yに対する露光時間を制御することによって行っている。
露光ユニット11内のLD光源101の露光時間と現像ポテンシャルの関係を図10に示す。この関係より、図4の(b)に示した濃度偏差発生領域Lでの露光時間をLTa(又はLTb)に制御することで、図7において濃度偏差を抑制できる現像ポテンシャルVPa(又はVPb)を得ることができる。
第3実施例では、出力する画像情報から濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度を予め予測し、且つ作像時の機内温度から、それによって変動する濃度偏差の程度も予測し、これら予測結果に応じて感光体ドラムに対する露光時間を制御して画像形成条件を調整し、その調整後の画像形成条件にて画像形成を行うことにより、感光体ドラム上のトナー付着量が調整されるため、濃度偏差を抑え、均一な画像を得ることができる。
〔第4実施例〕
次に、第4実施例について説明する。
この第4実施例は、第1実施例と同様の制御のうち、現像ポテンシャルの調整を図3の高圧電源102から図1のプロセスユニット10Yの現像スリーブ126Y(現像剤担持体)に印加する電圧(現像バイアス)を制御することによって行っている。
図2の現像スリーブ126Yに印加される現像バイアスと現像ポテンシャルの関係を図11に示す。この関係より、濃度偏差発生領域Lでの現像バイアスをVBa(又はVBb)に制御することで、図7において濃度偏差を抑制できる現像ポテンシャルVPa(又はVPb)を得ることができる。
第4実施例では、出力する画像情報から濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度を予め予測し、且つ作像時の機内温度から、それによって変動する濃度偏差の程度も予測し、これら予測結果に応じて現像スリーブに対する印加電圧(現像バイアス)を制御して画像形成条件を調整し、その調整後の画像形成条件にて画像形成を行うことにより、感光体ドラム上のトナー付着量が調整されるため、濃度偏差を抑え、均一な画像を得ることができる。
〔第5実施例〕
次に、第5実施例について説明する。
この第5実施例は、第1実施例と同様の制御のうち、現像ポテンシャルの調整を図1の露光ユニット11によるプロセスユニット10Yの感光体ドラム111Yに対する露光パワーと露光時間を制御することによって行っている。
露光ユニット11内のLD光源101(図3)の露光パワーと露光時間との積(露光エネルギー)と現像ポテンシャルとの関係を図12に示す。この関係より、図4の(b)に示した濃度偏差発生領域Lでの露光エネルギーをLPTa(又はLPTb)に制御することで、図7において濃度偏差を抑制できる現像ポテンシャルVPa(又はVPb)を得ることができる。
第5実施例では、出力する画像情報から濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度を予め予測し、且つ作像時の機内温度から、それによって変動する濃度偏差の程度も予測し、これら予測結果に応じて感光体ドラムに対する露光パワーと露光時間を組み合わせて制御して画像形成条件を調整し、その調整後の画像形成条件にて画像形成を行うことにより、感光体ドラム上のトナー付着量が適正に調整されるため、濃度偏差を更に抑え、均一な画像を得ることができる。
なお、予測結果に応じて感光体ドラムに対する露光パワーと露光時間を組み合わせて制御する以外に、第2実施例〜第4実施例の各制御、つまり感光体ドラムに対する露光パワー,露光時間,現像スリーブに対する印加電圧を任意に組み合わせて制御することもできる。
また、外部(操作部等)からの指示により、感光体ドラムに対する露光パワー,露光時間,現像スリーブに対する印加電圧を選択的に制御することもできる。
あるいはまた、濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度を予測した結果に応じて、感光体ドラムに対する露光パワー,露光時間,現像スリーブに対する印加電圧を選択的に制御することもできる。
例えば、画像パターンが切り替わる箇所において、濃度偏差が実際に発生する箇所が感光体ドラムの軸方向である主走査方向に一同に並んでいる場合(例えば全面非画像部から全面ベタ画像に切り替わり、濃度偏差帯が主走査方向に均一にできる場合など)には、現像バイアス(現像スリーブに対する印加電圧)を制御して画像形成条件を調整することにより、濃度偏差を抑制する。それに対し、主走査方向に濃度偏差発生箇所が不規則に並んでいる場合には、その箇所だけを限定したいので、感光体ドラムに対する露光量(露光パワーや露光時間)を制御して画像形成条件を調整することにより、濃度偏差を抑制する。また、現像バイアスで対応できる程度の目立たない濃度偏差の場合には、現像バイアスを制御して画像形成条件を調整し、必要以上に感光体ドラム111Yの露光量調整をしないことで、感光体ドラムの疲労を抑制しつつ、濃度偏差を抑えた均一な画像を得ることができる。
具体例として、第4実施例と第5実施例の制御を組み合わせ、複数のインプット画像パターン(実際には対応する画像情報)を用意し、異なる機内温度の条件において、インプット画像パターンから濃度偏差発生領域Lにおける濃度偏差を予測し、感光体ドラムに対する露光パワー、感光体ドラムに対する露光時間、現像スリーブに対する印加電位(現像バイアス)の三項目を制御して現像ポテンシャルを調整し、作像を行うこともできる。
実際に、現像剤のトナー濃度を7wt%に調整し、アウトプット画像パターンに発生する濃度偏差を、濃度偏差発生領域Lとその周囲との濃度偏差ΔIDとして定量評価した場合、図13の(a)(b)(c)に示すような定量評価を得られた。それらの定量評価では、切り替わり前後の画像パターンが異なり、基準条件と調整条件で異なる。そして、上記三項目とも、基準条件に対して調整条件に変更することで濃度偏差ΔIDが小さくなっており、濃度偏差の抑制を図れたことを示している。
なお、出力する画像情報から現像スリーブの周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差の程度を予測し、作像時の機内温度から、それによって変動する濃度偏差の程度も予測し、更にトナー濃度センサによって作像時のトナー濃度を検知し、その検知結果からトナー濃度によって変動する濃度偏差の程度も予測し、これらの予測結果に応じて画像形成条件(現像ポテンシャル)を調整することも可能である。
以上、この発明を、カラープリンタに適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らず、デジタルカラー複写機,カラーファクシミリ装置,デジタルカラー複合機等の他のカラー画像形成装置には勿論、モノクロのデジタル複写機,ファクシミリ装置,デジタル複合機等の各種画像形成装置にも適用可能である。
〔この発明に関わるプログラム〕
このプログラムは、画像形成装置を制御するコンピュータであるCPUに、この発明に関わる予測手段および調整手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをCPUに実行させることにより、上述したような作用効果を得ることが可能になる。
このようなプログラムは、はじめから画像形成装置に備えるROM、あるいは不揮発性メモリ(フラッシュROM,EEPROM等)、あるいはHDDなどの記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROM、あるいはメモリカード,フレキシブルディスク,MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAM等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムを画像形成装置にインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそれらの記録媒体からこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、二成分現像方式を用いる場合でも、濃度偏差を抑え、良好な画像を得ることができる。したがって、常に高品質画像を取得可能な画像形成装置を提供することができる。
10Y,10C,10M,10K:プロセスユニット 11:露光ユニット
51:コントローラボード 52:エンジンメインボード
53:エンジンサブボード 54:PSU 75:メモリ 76:NVRAM
77:HDD 78:SDカード 101:LD光源 102:高圧電源
110Y:感光体ユニット 111Y,111C,111M,111K:感光体ドラム
116Y:帯電ローラ 120Y:現像ユニット 121Y:第一搬送スクリュー
122Y:第一現像剤収容部 123Y:第二搬送スクリュー
124Y:第二現像剤収容部 125Y:トナー濃度センサ
126Y:現像スリーブ 201:同期検知部 202:各種センサ
特開平9−106175号公報 特開2007−264336号公報 特開2007−86448号公報 特開2006−220749号公報

Claims (10)

  1. 潜像担持体を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電された前記潜像担持体を画像情報に応じて露光して潜像を形成する露光手段と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持搬送する現像剤担持体を有し、前記露光手段により前記潜像担持体上に形成された潜像を前記現像剤担持体からの二成分現像剤のトナーによって可視像化する現像手段とを備え、それらの手段を制御することにより画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置であって、
    当該画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段と、
    該温度検知手段による検知結果および前記画像情報に基づいて、前記現像剤担持体の周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差を予測する予測手段と、
    該予測手段による予測結果に応じて画像形成条件を調整する調整手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を備え、
    前記予測手段は、前記温度検知手段と前記トナー濃度検知手段による各検知結果および前記画像情報に基づいて、前記濃度偏差を予測することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記調整手段は、前記予測結果に応じて前記露光手段による前記潜像担持体に対する露光パワーを制御することにより、前記画像形成条件を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段は、前記予測結果に応じて前記露光手段による前記潜像担持体に対する露光時間を制御することにより、前記画像形成条件を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記調整手段は、前記予測結果に応じて前記現像剤担持体に印加する電圧を制御することにより、前記画像形成条件を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記調整手段は、前記予測結果に応じて、前記露光手段による前記潜像担持体に対する露光パワー、前記露光手段による前記潜像担持体に対する露光時間、および前記現像剤担持体に印加する電圧を選択的に制御することにより、前記画像形成条件を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 前記調整手段は、前記予測結果に応じて、前記露光手段による前記潜像担持体に対する露光パワー、前記露光手段による前記潜像担持体に対する露光時間、および前記現像剤担持体に印加する電圧を組み合わせて制御することにより、前記画像形成条件を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  8. 潜像担持体を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電された前記潜像担持体を画像情報に応じて露光して潜像を形成する露光手段と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持搬送する現像剤担持体を有し、前記露光手段により前記潜像担持体上に形成された潜像を前記現像剤担持体からの二成分現像剤のトナーによって可視像化する現像手段と、当該画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段とを備え、それらの手段を制御することにより画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置における画像形成条件調整方法であって、
    前記温度検知手段による検知結果および前記画像情報に基づいて、前記現像剤担持体の周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差を予測し、その予測結果に応じて画像形成条件を調整することを特徴とする画像形成条件調整方法。
  9. 潜像担持体を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電された前記潜像担持体を画像情報に応じて露光して潜像を形成する露光手段と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持搬送する現像剤担持体を有し、前記露光手段により前記潜像担持体上に形成された潜像を前記現像剤担持体からの二成分現像剤のトナーによって可視像化する現像手段と、当該画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段とを備え、それらの手段を制御することにより画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置を制御するコンピュータに、
    前記温度検知手段による検知結果および前記画像情報に基づいて、前記現像剤担持体の周長ピッチに対応する濃度偏差発生箇所で発生する濃度偏差を予測する予測機能と、
    該予測機能による予測結果に応じて画像形成条件を調整する調整機能とを実現させるためのプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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