JP2011161841A - インクジェット記録用光沢紙及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るインクジェット記録用光沢紙は、紙基材の少なくとも片面に1層以上のインク受容層が設けられ、インク受容層の最表層上に、顔料と結着剤と潤滑剤とを含有する光沢発現層がキャストコート法によって設けられたインクジェット記録用光沢紙であって、光沢発現層が、顔料として気相法シリカと単分散球状コロイダルシリカとを含有し、かつ、潤滑剤として高級脂肪酸塩とポリエチレンエマルジョンとを含有し、かつ、単分散球状コロイダルシリカの平均粒子径が50〜300nmであることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
(紙基材の形成)
広葉樹漂白クラフトパルプ(カナダ標準ろ水度520mlCSF)100部に対して、乾燥質量でグラフト化澱粉(DG4204、グラフト成分の自家変性タピオカ澱粉と幹成分のアニオン架橋ポリアミドとが1:1でグラフト重合された分子量200万のグラフト化澱粉共重合体:星光PMC社製)1.0部と、酸性ロジンサイズ剤0.2部と、液体硫酸バンド1.0部と、灰分5%になるように添加量を調整したタルク(タルクNTL:日本タルク社製)と、を配合して紙料を得た。この紙料を長網抄紙機にて抄造し、紙匹を得た。その後、サイズ液としてポリアクリルアミド(ST5000:星光PMC社製)を前記紙匹の両面に乾燥塗布量が片面当たり1.5g/m2となるようにサイズプレスで塗布し、シリンダードライヤーで乾燥した。その後、スチールカレンダーを用いて線圧40kg/cm、25℃、2ニップ1パスの条件で表面処理を行い、坪量180g/m2のインクジェット用紙基材を製造した。
この紙基材の片面に、顔料として合成シリカ(ミズカシルP−78A:水澤化学工業社製)100部と、結着剤としてポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)10.0部と、エチレン−酢酸ビニル(ポリゾールEVA AD−10:昭和高分子社製)45.0部と、カチオン性ポリマー(パピオゲンP−105:センカ社製)30.0部と、を配合し、工業用水で固形分濃度22%に調整してインク受容層用塗工液を得た。このインク受容層用塗工液をエアナイフコーターで絶乾塗工量10g/m2となるように塗工・乾燥してインク受容層を形成した。
次いで、顔料として単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスAK−YL、平均粒子径120nm:日産化学工業社製)30.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)70.0部と、結着剤としてシラノール変性ポリビニルアルコール(PVA−R2105:クラレ社製)5.0部と、ポリビニルアルコール(PVA−235:クラレ社製)5.0部と、アクリル樹脂(ビニブラン2580:日信化学工業社製)15.0部と、インク定着剤としてカチオン性ポリマー(スミレーズレジン1001:住友化学工業社製)10.0部と、を配合し、工業用水で固形分濃度20%に調整して光沢発現層用塗工液を得た。この光沢発現層用塗工液をエアナイフコーターで絶乾塗工量10g/m2となるように前記基紙のインク受容層形成面に塗工し、次いで凝固剤としてホウ素を1%及びホウ酸ナトリウムを1%と、潤滑剤として高級脂肪酸であるオレイン酸カリウム0.1%及びポリエチレンエマルジョン(メイカテックスHP−70、融点110℃:明成化学工業社製)0.1%と、を含む水溶液を凝固液(凝固液の濃度は2.2%)としてディップコーターで絶乾塗布量1.0g/m2となるように塗布して凝固処理を行った後、得られた塗工層表面が湿潤状態にあるうちに表面温度105℃のキャストドラムに圧着し、実施例1のインクジェット記録用光沢紙を作製した。なお、高級脂肪酸又はポリエチレンエマルジョンの添加量は、光沢発現層の全顔料に対して、乾燥質量でそれぞれ1.2%であった。
実施例1において、凝固液に配合する高級脂肪酸をパルミチン酸カリウムに変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、凝固液を、凝固剤としてホウ酸1.0%及びホウ酸ナトリウム1.0%と、潤滑剤として高級脂肪酸であるオレイン酸カリウム1.0%及びポリエチレンエマルジョン(メイカテックスHP−70、融点110℃:明成化学工業社製)1.0%と、を含む水溶液(凝固液の濃度は4.0%)とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。なお、高級脂肪酸又はポリエチレンエマルジョンの添加量は、光沢発現層の全顔料に対して、乾燥質量でそれぞれ6.8%であった。
実施例1において、凝固液を、凝固剤としてホウ酸1.0%及びホウ酸ナトリウム1.0%と、潤滑剤として高級脂肪酸であるオレイン酸カリウム0.01%及びポリエチレンエマルジョン(メイカテックスHP−70、融点110℃:明成化学工業社製)0.01%と、を含む水溶液(凝固液の濃度は2.02%)とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。なお、高級脂肪酸又はポリエチレンエマルジョンの添加量は、光沢発現層の全顔料に対して、乾燥質量でそれぞれ0.13%であった。
実施例1において、凝固液に配合する高級脂肪酸をオレイン酸アンモニウムに変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、凝固液に配合するポリエチレンエマルジョンをポリエチレンエマルジョン(ポリレンN−20、融点105℃:大京化学社製)に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(MP−2040、平均粒子径200nm:日産化学工業社製)30.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)70.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(MP−3040、平均粒子径300nm:日産化学工業社製)30.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)70.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスOL、平均粒子径50nm:日産化学工業社製)30.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)70.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスAK−YL、平均粒子径120nm:日産化学工業社製)30.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−40、BET比表面積380m2/g:トクヤマ社製)70.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスAK−YL、平均粒子径120nm:日産化学工業社製)30.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−102、BET比表面積200m2/g:トクヤマ社製)70.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の結着剤をシラノール変性ポリビニルアルコール(PVA−R2105:クラレ社製)1.0部と、ポリビニルアルコール(PVA−235:クラレ社製)5.0部と、アクリル樹脂(ビニブラン2580:日信化学工業社製)15.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の結着剤をシラノール変性ポリビニルアルコール(PVA−R2105:クラレ社製)10.0部と、ポリビニルアルコール(PVA−235:クラレ社製)5.0部と、アクリル樹脂(ビニブラン2580:日信化学工業社製)15.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスAK−YL、平均粒子径120nm:日産化学工業社製)20.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)80.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスAK−YL、平均粒子径120nm:日産化学工業社製)70.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)30.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、凝固液を、凝固剤としてホウ酸1.0%とホウ酸ナトリウム1.0%とを含む水溶液(凝固液の濃度は2.0%)とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックス50、平均粒子径30nm:日産化学工業社製)30.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)70.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(MP−4540M、平均粒子径450nm:日産化学工業社製)30.0部と、気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)70.0部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を単分散球状コロイダルシリカ(スノーテックスAK−YL、平均粒子径120nm:日産化学工業社製)100部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を気相法シリカ(レオロシールQS−30、BET比表面積300m2/g:トクヤマ社製)100部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料をアルミナ(TM−300、BET比表面積220m2/g、結晶形−γ型:大明化学工業社製)100部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の顔料を球状コロイダルシリカが複数個パールネックレス状に連結した非球状コロイダルシリカ(スノーテックスPS−MO、1次粒子径18〜25nm、2次粒子径80〜150nm:日産化学工業社製)100部とした以外は、実施例1に記載したとおりの条件でインクジェット記録用光沢紙を作製した。
得られたインクジェット記録用光沢紙の光沢発現層表面同士の摩擦係数を測定した。摩擦係数は、JIS P 8147:1994「紙及び板紙の摩擦係数試験方法」に準じて測定した。なお、試験片の測定面については、光沢発現層同士の組合せとし、紙の縦横については、縦と縦との組合せとした。ストログラフ(STROGRAPH−R2、東洋精機社製)を用いて測定し、静摩擦係数及び動摩擦係数を求めた。
得られたインクジェット記録用紙の光沢発現層表面の鏡面性を評価するために写像性を測定した。写像性は、JIS H 8686−2:1999「アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の写像性試験方法−第2部:機器測定法」に準じて、光学くし幅2mmにて入反射角度60°とし、写像性測定器(ICM−1T:スガ試験機社製)にて測定した。評価としては、次のとおりである。
写像性が50%以上:反射した像が鮮明に写り、光沢感に優れ、実用できる。
写像性が50%未満:反射した像が不鮮明に写り、光沢感に劣り、光沢紙として実用上問題がある。
ISO標準画像(ISO/JIS−SCID高精細カラーデジタル標準画像データ、画像の名称:ポートレート、画像の識別番号:N1)をセイコーエプソン社製染料インク専用インクジェットプリンター「PM−T960」を用い、得られたインクジェット記録用紙に印字した。印字した画像を目視によって評価した。
◎:記録画像が非常に鮮明でコントラストがはっきりしており、実用できる。
○:記録画像が鮮明でコントラストがはっきりしており、実用できる。
△:記録画像が鮮明であるがコントラストがはっきりしなく、色が沈んでおり、実用上問題がある。
×:記録画像が不鮮明で、色が沈んでおり、実用上不可。
セイコーエプソン社製染料インク専用インクジェットプリンター「PM−T960」を用い、CMYKの各インク並びにRGB(Red−Green−Blue)のベタ(100%濃度)及び文字を得られたインクジェット記録用紙に印字した。ベタ部の各色の境界及び文字のにじみの程度を目視によって評価した。
◎:境界がくっきりしてにじみが全く無く、文字が鮮明であり、実用できる。
○:境界のにじみが目立たず、文字が鮮明であり、実用できる。
△:境界のにじみが目立ち、文字が不鮮明で実用上問題がある。
×:境界のにじみがひどく、文字が判別できなくなり実用上不可。
ISO標準画像(ISO/JIS−SCID高精細カラーデジタル標準画像データ、画像の名称:ポートレート、画像の識別番号:N1)をセイコーエプソン社製顔料インク専用インクジェットプリンター「PX−G900」を用い、得られたインクジェット記録用紙に印字した。印字した画像を目視によって評価した。
◎:記録画像が非常に鮮明でコントラストがはっきりしており、実用できる。
○:記録画像が鮮明でコントラストがはっきりしており、実用できる。
△:記録画像が鮮明であるがコントラストがはっきりしなく、色が沈んでおり、実用上問題がある。
×:記録画像が不鮮明で、色が沈んでおり、実用上不可。
セイコーエプソン社製顔料インク専用インクジェットプリンター「PX−G900」を用い、CMYKの各インク並びにRGB(Red−Green−Blue)のベタ(100%濃度)及び文字を得られたインクジェット記録用紙に印字した。ベタ部の各色の境界及び文字のにじみの程度を目視によって評価した。
◎:境界がくっきりしてにじみが全く無く、文字が鮮明であり、実用できる。
○:境界のにじみが目立たず、文字が鮮明であり、実用できる。
△:境界のにじみが目立ち、文字が不鮮明で実用上問題がある。
×:境界のにじみがひどく、文字が判別できなくなり実用上不可。
ISO標準画像(ISO/JIS−SCID高精細カラーデジタル標準画像データ、画像の名称:ポートレート、画像の識別番号:N1)をヒューレットパッカード社製インクジェットプリンター「Photosmart C5380」を用い、得られたインクジェット記録用紙に印字したときの、光沢発現層表面の擦り傷の度合いを目視評価した。
◎:擦り傷が全く無く良好であり、実用できる。
○:擦り傷が僅かに認められるが目立たず、実用できる。
△:擦り傷が明らかに認められ、実用上問題がある。
×:擦り傷が著しく認められ、実用上不可。
Claims (8)
- 紙基材の少なくとも片面に1層以上のインク受容層が設けられ、該インク受容層の最表層上に、顔料と結着剤と潤滑剤とを含有する光沢発現層がキャストコート法によって設けられたインクジェット記録用光沢紙であって、
前記光沢発現層が、前記顔料として気相法シリカと単分散球状コロイダルシリカとを含有し、かつ、前記潤滑剤として高級脂肪酸塩とポリエチレンエマルジョンとを含有し、かつ、前記単分散球状コロイダルシリカの平均粒子径が50〜300nmであることを特徴とするインクジェット記録用光沢紙。 - 前記単分散球状コロイダルシリカと前記気相法シリカとの質量比は、20/80〜70/30であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用光沢紙。
- 前記気相法シリカのBET比表面積は、200〜400m2/gであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用光沢紙。
- 前記光沢発現層を形成するキャストコート法が凝固法であり、かつ、凝固液が、前記潤滑剤として高級脂肪酸塩とポリエチレンエマルジョンとを含有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のインクジェット記録用光沢紙。
- 前記光沢発現層は、前記高級脂肪酸塩としてラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、オレイン酸塩のうち、いずれか1種以上を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のインクジェット記録用光沢紙。
- 前記光沢発現層は、前記結着剤としてシラノール変性ポリビニルアルコールを含有し、かつ、該シラノール変性ポリビニルアルコールの含有量は、前記光沢発現層に含有される前記顔料100質量部に対して1〜10質量部であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のインクジェット記録用光沢紙。
- 前記凝固液は、凝固剤としてホウ酸ナトリウム若しくはホウ酸のいずれか一方又はその両方を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のインクジェット記録用光沢紙。
- 紙基材の少なくとも片面に1層以上のインク受容層を設け、該インク受容層の最表層上に、顔料と結着剤と潤滑剤とを含有する光沢発現層をキャストコート法によって設けたインクジェット記録用光沢紙の製造方法であって、
該インク受容層の最表層上に顔料として気相法シリカ及び単分散球状コロイダルシリカと結着剤とを含有し、かつ、前記単分散球状コロイダルシリカの平均粒子径が50〜300nmである光沢発現層用塗工液を塗工する工程と、
得られた塗工面が湿潤状態にあるうちに、凝固剤と前記潤滑剤とを含有し、かつ、該潤滑剤が、高級脂肪酸塩とポリエチレンエマルジョンとを含有する凝固液を前記塗工面に塗布して凝固処理し、加熱した鏡面仕上げの金属面に圧着して乾燥し光沢発現層を形成する工程を有することを特徴とするインクジェット記録用光沢紙の製造方法。
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