JP2011159260A - 仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法及びプログラム - Google Patents

仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011159260A
JP2011159260A JP2010022913A JP2010022913A JP2011159260A JP 2011159260 A JP2011159260 A JP 2011159260A JP 2010022913 A JP2010022913 A JP 2010022913A JP 2010022913 A JP2010022913 A JP 2010022913A JP 2011159260 A JP2011159260 A JP 2011159260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sales
journal
amount
month
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010022913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5414560B2 (ja
Inventor
Noboru Yagawa
昇 矢川
Kuniaki Serizawa
邦明 芹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obic Co Ltd
Original Assignee
Obic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obic Co Ltd filed Critical Obic Co Ltd
Priority to JP2010022913A priority Critical patent/JP5414560B2/ja
Publication of JP2011159260A publication Critical patent/JP2011159260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5414560B2 publication Critical patent/JP5414560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】複数月にわたって継続的に提供される商品又はサービスの対価について、損益の繰延べや再振替仕訳をしなくても、実際の財務状況を反映した適正な決算ができるような仕訳を行う。
【解決手段】売上データと入金データについて新たな対応データが記憶された場合に前受収益(又は前受金)を計上するとともに、売上額のデータを按分した各月が到来する毎に、売上按分額を売上として計上し、その度に上記前受収益(又は前受金)を減額する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複式簿記において取引を記録する仕訳データ作成装置に関し、さらに、仕訳データ作成方法及び仕訳データ作成プログラムに関する。
複式簿記においては、「資産」「負債」「費用」「収益」等に分類される勘定科目を用いて、借方(左側)と貸方(右側)とに同じ金額を記入する「仕訳」という手法により、取引を記録する。ここで勘定科目とは、次に例示するような、表示金額の名目を表す科目のことである。
「現金」「当座預金」「普通預金」「定期預金」(これらをまとめて「現預金」又は「現金預金」という)、「売掛金」「受取手形」(これらをまとめて「売上債権」という)、「未収収益」、「未収金」、「前払費用」、「前払金」、「仮払金」は、いずれも「資産」に分類される勘定科目である。「資産」に分類される勘定科目は、決算書類(貸借対照表)においては借方(左側)に記述される。
「未払費用」、「未払金」、「前受収益」、「前受金」、「仮受金」は、いずれも「負債」に分類される勘定科目である。「負債」に分類される勘定科目は、決算書類(貸借対照表)においては貸方(右側)に記述される。
「保険料」、「支払家賃(地代家賃)」は、いずれも「費用」に分類される勘定科目である。「費用」に分類される勘定科目は、決算書類(損益計算書)においては借方(左側)に記述される。
「売上(売上高)」、「受取家賃(家賃収入)」は、いずれも「収益」に分類される勘定科目である。「収益」に分類される勘定科目は、決算書類(損益計算書)においては貸方(右側)に記述される。
仕訳においては、以上説明した勘定科目を用いて、仕訳帳に取引を記録する。
この仕訳には、決算書類(貸借対照表又は損益計算書)において記述される位置(借方又は貸方)にその勘定科目があれば、その勘定科目の金額の増加(発生)を表し、反対側にあればその勘定科目の金額の減少を表す、というルールがある。
例えば、仮に、ある企業が顧客に対し商品又はサービスの対価(後払い)として2009年12月1日付けで額面600,000円の請求書を発行し、これに関して顧客から2010年2月10日付けで600,000円の支払を受けたとする。すると、仕訳は次のようになる(以下において便宜的に、仕訳帳の各行に行番号[1][2][3]…を付すとともに、借方と貸方との間に記号「/」を付す。左側が借方、右側が貸方である。)。
[1]2009年12月1日 売掛金:600,000/売上:600,000
[2]2010年2月10日 現預金:600,000/売掛金:600,000
上述のように、「売上」(収益に分類される)は損益計算書の貸方(右側)に記載され、「売掛金」(資産に分類される)は貸借対照表の借方(左側)に記載される。従って、上記[1]は、売上600,000円の発生と、売掛金600,000円の増加を表す。
また、上述のように、「現預金」(資産に分類される)及び「売掛金」は、貸借対照表の借方(左側)に記載される。従って、上記[2]は、現預金600,000円の増加と、売掛金600,000円の減少を表す。
すると、上記[1][2]から、次のことがわかる。
(1)売上が600,000円発生したこと。
(2)現預金が600,000円増加したこと。
(3)売掛金が600,000円発生後、同額が減少した結果、売掛金の残高がなくなったこと(商品又はサービスの対価について顧客から全額の支払がなされたこと)。
以上のようにして取引を記録するのが、仕訳である。
ところで、企業の取引においては、複数月にわたって継続的に提供される商品又はサービスの対価について、請求書の発行又は顧客からの支払が一括して行われることがある。例えば、不動産賃貸業において、顧客に対し、2010年1月から同年6月までにわたる6ヶ月分の賃料を2009年12月1日付けで請求し、顧客から2010年2月10日付けで全額の支払を受けた場合にも、上記[1][2]のような仕訳がなされる。上記[1][2]のような仕訳は、現金の収支を把握し、売掛金の残高管理(顧客からの支払状況の管理)という重要な作業を行う上で非常に便利であるが、その反面、複数月にわたって継続的に提供される商品又はサービスの対価について上記[1][2]のような仕訳を行うことには、以下の問題点がある。
(1)未だ提供していない商品又はサービスについても、請求書が発行されれば全額が売上(収益)及び売掛金(資産)として計上される。
(2)未だ提供していない商品又はサービスについて、顧客から支払を受けても、「負債」の扱いにならない。
(3)従って、決算時点における実際の財務状況(資産及び負債のバランスや、費用及び収益の対応)を適正に表すことができない。
この問題を解決するため、企業の取引を記録する企業会計においては、決算時に「決算整理仕訳」の一環として「損益の繰延べ」が行われる。上記[1][2]の仕訳例において、会計期間が4月1日から翌年の3月31日までである場合、「損益の繰延べ」は次のように行われる。
[3]2010年3月31日 売上:300,000/前受収益:300,000
すなわち、上記[1]のような仕訳における売上600,000円が、2010年1月から同年6月までにわたる6ヶ月分の賃料を計上したものである場合には、4月から6月までの3ヶ月分の賃料は、2010年3月31日(会計期間の期末)の時点において、未だ提供していないサービスの対価である。従って、上記[3]は、決算時点での適正な収益の金額を表すために、3ヶ月分の「売上」300,000円を減額(翌会計期間に繰延べ)しているのである(その結果、当期の売上は600,000−300,000=300,000円となる)。
また、この場合、上記[2]のような仕訳における現預金600,000円のうち300,000円は、未だ提供していないサービスの対価として支払を受けたものである。従って、上記[3]は、決算時点での適正な負債の金額を表すために、「前受収益」(負債に分類される)300,000円を計上しているのである。
この「損益の繰延べ」により、実際の財務状況を反映した適正な決算ができるようになる。ここで、「損益の繰延べ」により計上した前受収益等については、翌会計期間の期首(通常は、期末の翌日)に、次のような「再振替仕訳」が行われる。
[4]2010年4月1日 前受収益:300,000/売上:300,000
すなわち、上記[3]において一時的に増加させた前受収益300,000円を減少させるとともに、上記[3]において一時的に減少させた売上300,000円を増加させる。このように、「損益の繰延べ」を行った直前の状態に戻すのが、「再振替仕訳」である。
しかしながら、複数月にわたって継続的に提供される商品又はサービスについて、個々の取引について決算時点での残存期間を調べて、上述のような前受収益等を計算し、「損益の繰延べ」を行い、翌日に「再振替仕訳」を行うという作業は、多大な労力を必要とする。そのような取引の案件数が多ければ多いほど、作業量は膨大となる。
中村 忠「新訂 現代簿記 第5版」白桃書房 2008年2月6日
そこで本発明は、複数月にわたって継続的に提供される商品又はサービスの対価について、損益の繰延べや再振替仕訳をしなくても、実際の財務状況を反映した適正な決算ができるような仕訳を行うことができる仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る仕訳データ作成装置は、
(a)複数のレコードを有し、各レコードについて、複数月にわたる継続的な取引に関する売上額のデータと、前記取引の継続する年月を特定するデータと、を対応付けた売上データを記憶する売上データ記憶手段と、
(b)複数のレコードを有し、各レコードについて、前記取引に関する入金額のデータを記憶する入金データ記憶手段と、
(c)前記売上額のデータと前記入金額のデータとの対応関係を特定した対応データを記憶する対応データ記憶手段と、
を参照して、売上及び入金に関する仕訳データを作成する装置であって、
(d)前記売上データ記憶手段に新たな売上データが記憶された場合に、当該新たな売上データに係る売上額を、前記取引の継続する各月に按分することにより、各月の売上按分額のデータと、按分した各月を特定するデータと、を含む按分データを作成する按分データ作成手段と、
(e)前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された場合であって、当該新たな対応データによって特定された売上額を按分した各月がいずれも到来していない場合に、当該新たな対応データによって特定された入金額について、借方に現預金を記述し、貸方に前受収益又は前受金を記述した仕訳データを作成する入金仕訳データ作成手段と、
(f)前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶された後の各月において、前記売上按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に前受収益又は前受金を記述し、貸方に売上を記述した仕訳データを作成する売上仕訳データ作成手段と、
を具備する。
本発明の上記観点によれば、売上データと入金データについて新たな対応データが記憶された場合に前受収益(又は前受金)を計上するとともに、売上額のデータを按分した各月が到来する毎に、売上按分額を売上として計上し、その度に上記前受収益(又は前受金)を減額する。このような仕訳をすれば、損益の繰延べや再振替仕訳をしなくても、実際の財務状況を反映した適正な決算ができる。
本発明の一実施形態に係る仕訳データ作成装置の概略構成図である。 第1の動作例において仕訳データ作成装置が参照可能な各種データのデータ構成例を示す図である。 第1の動作例において仕訳データ作成装置が作成する仕訳データのデータ構成例と、各仕訳時点での勘定科目毎の残高と、を示す図である。 第1の動作例を示すフローチャートである。 第2の動作例において仕訳データ作成装置が参照可能な各種データのデータ構成例を示す図である。 第2の動作例において仕訳データ作成装置が作成する仕訳データのデータ構成例と、各仕訳時点での勘定科目毎の残高と、を示す図である。 第2の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る仕訳データ作成装置について、図面を参照しながら詳しく説明する。
<1.仕訳データ作成装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る仕訳データ作成装置の概略構成図である。仕訳データ作成装置1は、記憶媒体の売上データ記憶部11、入金データ記憶部12、対応データ記憶部14、費用データ記憶部21、出金データ記憶部22、対応データ記憶部24にアクセス可能なコンピュータ装置である。仕訳データ作成装置1は、これらのデータに基づいて按分データを作成して記憶媒体の按分データ記憶部13及び23に記憶させ、さらに、これらのデータに基づいて仕訳データを作成して記憶媒体の仕訳データ記憶部15及び25に記憶させる。
売上データ記憶部11、入金データ記憶部12及び対応データ記憶部14は、第1の動作例(後述)において参照されるデータを記憶しており、費用データ記憶部21、出金データ記憶部22及び対応データ記憶部24は、第2の動作例(後述)において参照されるデータを記憶している。按分データ記憶部13及び仕訳データ記憶部15は、第1の動作例において作成されるデータを記憶し、按分データ記憶部23及び仕訳データ記憶部25は、第2の動作例において作成されるデータを記憶する。これらのデータについての詳細は後述する。
仕訳データ作成装置1は、按分データ作成部17及び27と、売上仕訳データ作成部18と、入金仕訳データ作成部19と、費用仕訳データ作成部28と、出金仕訳データ作成部29とを具備している。ここでは、仕訳データ作成装置1の各構成は、1つのコンピュータ装置内に含まれるものとして図示したが、これらの構成が別個のコンピュータ装置に分散し、それらのコンピュータ装置が協働して動作することとしても良い。
按分データ作成部17は、第1の動作例において、売上データ記憶部11に新たな売上データが記憶された場合に、当該新たな売上データに係る売上額を、取引の継続する各月に按分する。これにより、按分データ作成部17は、各月の「売上按分額」のデータを含む按分データを作成し、按分データ記憶部13に記憶させる。
売上仕訳データ作成部18は、第1の動作例において、按分データ作成部17によって作成された売上按分額について、按分した各月が到来する毎に、貸方に「売上」を記述した仕訳データを作成し、仕訳データ記憶部15に記憶させる。このときの借方の勘定科目は、売上額を按分した各月において、当該売上額を特定する対応データが記憶されているか否か(按分月と対応データとの先後関係)に応じて設定される。
入金仕訳データ作成部19は、第1の動作例において、対応データ記憶部14に新たな対応データが記憶された場合に、当該新たな対応データによって特定された入金額について、借方に「現預金」を記述した仕訳データを作成し、仕訳データ記憶部15に記憶させる。このときの貸方の勘定科目は、当該新たな対応データが記憶された年月において、売上額を按分した各月が到来しているか否か(按分月と対応データとの先後関係)に応じて設定される。
按分データ作成部27は、第2の動作例において、費用データ記憶部21に新たな費用データが記憶された場合に、当該新たな費用データに係る費用額を、取引の継続する各月に按分する。これにより、按分データ作成部27は、各月の「費用按分額」のデータを含む按分データを作成し、按分データ記憶部23に記憶させる。
費用仕訳データ作成部28は、第2の動作例において、按分データ作成部27によって作成された費用按分額について、按分した各月が到来する毎に、借方に「費用」を記述した仕訳データを作成し、仕訳データ記憶部25に記憶させる。このときの貸方の勘定科目は、費用額を按分した各月において、当該費用額を特定する対応データが記憶されているか否か(按分月と対応データとの先後関係)に応じて設定される。
出金仕訳データ作成部29は、第2の動作例において、対応データ記憶部24に新たな対応データが記憶された場合に、当該新たな対応データによって特定された出金額について、貸方に「現預金」を記述した仕訳データを作成し、仕訳データ記憶部25に記憶させる。このときの借方の勘定科目は、当該新たな対応データが記憶された年月において、費用額を按分した各月が到来しているか否か(按分月と対応データとの先後関係)に応じて設定される。
<2.第1の動作例において参照するデータ>
ここで、第1の動作例について説明する。第1の動作例は、仕訳データ作成装置1を使用するユーザが、顧客に対し、複数月にわたって継続的にサービスを提供する場合に、その対価(売上)について、顧客から一括で入金された例である。
図2は、第1の動作例において仕訳データ作成装置が参照可能な各種データのデータ構成例を示す図である。
<2−1.売上データ記憶部11>
売上データ記憶部11は、例えば、仕訳データ作成装置1を使用するユーザから顧客に送付した請求書の情報、又は、仕訳データ作成装置1を使用するユーザと顧客との間で締結した契約書の情報を記憶する。
売上データ記憶部11は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、データ入力日111を記憶するためのフィールドと、売上データ伝票番号112を記憶するためのフィールドと、売上額113を記憶するためのフィールドと、継続期間114を記憶するためのフィールドと、顧客名115を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
データ入力日111は、各レコードのデータを入力した日付である。データ入力日111としては、例えば、2009年12月1日を表す「2009.12.1」等の情報が記憶される。このデータ入力日111の他に、又はデータ入力日111の代わりに、顧客への請求書の日付又は顧客との契約書の日付が記憶されても良い。
売上データ伝票番号112は、各レコードを識別する番号である。
売上額113は、顧客への請求書又は顧客との契約書に表示された金額である。売上額113としては、例えば、商品又はサービスの対価及び消費税の合計額として、「600,000」(円)等の情報が記憶される。或いは、売上額の内訳を示す明細を記憶しても良い。
継続期間114は、当該レコードに関する取引が継続する期間(始期と終期)を特定する情報である。例えば、不動産賃貸業において、顧客に対し、2010年1月から同年6月までにわたる6ヶ月分の賃料をまとめて請求した場合に、「2010年1月〜6月」、「2010年1月から6ヶ月間」又は「2010年6月までの6ヶ月間」等の情報が記憶される。
顧客名115は、例えば、当該レコードに関する取引の相手方である顧客の名称である。
<2−2.入金データ記憶部12>
入金データ記憶部12は、例えば、仕訳データ作成装置1を使用するユーザの取引銀行から送付される入出金データ、又は、仕訳データ作成装置1を使用するユーザの現金出納簿などのデータを記憶する。
入金データ記憶部12は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、データ入力日121を記憶するためのフィールドと、入金データ伝票番号122を記憶するためのフィールドと、入金額123を記憶するためのフィールドと、支払人名125を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
データ入力日121は、各レコードのデータを入力した日付である。データ入力日121としては、例えば、2010年2月10日を表す「2010.2.10」等の情報が記憶される。このデータ入力日121の他に、又はデータ入力日121の代わりに、顧客からの支払を受けた日付が記憶されても良い。
入金データ伝票番号122は、各レコードを識別する番号である。
入金額123は、顧客からの支払を受けた金額である。入金額123としては、例えば、「600,000」(円)等の情報が記憶される。或いは、振込手数料を差し引いて支払を受けた場合に、その旨を示す情報を付加しても良い。
支払人名125は、支払をした顧客の名称である。支払人名125としては、例えば、当該入金データが銀行振込による入金を記憶している場合には、振込人名が記憶される。或いは、当該入金データが現金による入金を記憶している場合には、顧客名が記憶される。
<2−3.按分データ記憶部13>
按分データ記憶部13は、売上データ記憶部11の売上データに基づいて按分データ作成部17によって作成された按分データを記憶する。
按分データ記憶部13は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、データ作成日131を記憶するためのフィールドと、売上データ伝票番号132を記憶するためのフィールドと、売上按分額133を記憶するためのフィールドと、按分月134を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
データ作成日131は、各レコードのデータを作成した日付である。データ作成日131としては、例えば、2009年12月1日を表す「2009.12.1」等の情報が記憶される。
売上データ伝票番号132は、当該レコードに係る按分データの元となった売上データ記憶部11の各レコードを識別する売上データ伝票番号112に、対応する番号である。なお、売上データ記憶部11と同一のテーブル上に按分データを記憶する場合には、売上データ伝票番号132を重ねて記憶する必要はない。
売上按分額133は、売上データ記憶部11の売上額113を継続期間114の各月に按分した金額である。売上按分額133としては、例えば、各月について「100,000」(円)等の情報が記憶される。
按分月134は、例えば、売上額を按分した各月を特定するデータであり、売上データ記憶部11の継続期間114の各月に相当する。
図2においては、売上データ伝票番号「101」の売上額「600,000」を、按分月「2010年1月」〜「2010年6月」の各月に、均等に按分した例を示している。上述の通り、按分データは、売上データに基づいて作成される。従って、売上データ記憶部11に新たな売上額113及び継続期間114を含む売上データが記憶されれば、その都度、按分データ記憶部13の新たなレコードを作成することができる。
<2−4.対応データ記憶部14>
対応データ記憶部14は、売上データ記憶部11の売上データ及び入金データ記憶部12の入金データに基づいて、コンピュータ装置による検索処理又はオペレータによる手作業によって作成された対応データを記憶する。
対応データ記憶部14は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、データ作成日141を記憶するためのフィールドと、入金データ伝票番号142を記憶するためのフィールドと、売上データ伝票番号143を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
データ作成日141は、各レコードのデータを作成した日付である。データ作成日141としては、例えば、2010年2月15日を表す「2010.2.15」等の情報が記憶される。
入金データ伝票番号142は、入金データ記憶部12の入金データ伝票番号122に対応する番号であり、売上データ伝票番号143は、売上データ記憶部11の売上データ伝票番号112に対応する番号である。この入金データ伝票番号142と売上データ伝票番号143との組合せにより、対応データは、入金額のデータと売上額のデータとの対応関係を特定する。なお、入金データ記憶部12と同一のテーブル上に対応データを記憶する場合には、入金データ伝票番号142を重ねて記憶する必要はない。また、売上データ記憶部11と同一のテーブル上に対応データを記憶する場合には、売上データ伝票番号143を重ねて記憶する必要はない。
対応データは、売上データ記憶部11及び入金データ記憶部12の売上額113及び入金額123が一致(「600,000」)するか否か、またこれに加え、顧客名115及び支払人名125が一致(「A」)するか否か、等の判定結果に基づいて作成することができる。図2においては、入金データ伝票番号「201」が、売上データ伝票番号「101」に対応するものと判定された例を示している。上述の通り、対応データは、売上データと入金データとに基づいて作成される。従って、売上データに対応する入金データが記憶されれば、その都度、対応データ記憶部14の新たなレコードを作成することができる。
<3.第1の動作例における仕訳データ>
図3は、第1の動作例において仕訳データ作成装置が作成する仕訳データのデータ構成例と、各仕訳時点での勘定科目毎の残高と、を示す図である。図3に示す仕訳データは、入金データ記憶部12の入金データ伝票番号「201」に係る入金データと、按分データ記憶部13の売上データ伝票番号「101」に係る按分データと、対応データ記憶部14の対応データとに基づいて、売上仕訳データ作成部18及び入金仕訳データ作成部19によって作成された例である。
<3−1.仕訳データの構成>
図3の左半分に示すように、仕訳データ記憶部15は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、仕訳データ行番号151を記憶するためのフィールドと、仕訳日152を記憶するためのフィールドと、借方勘定科目153を記憶するためのフィールドと、借方金額154を記憶するためのフィールドと、貸方勘定科目155を記憶するためのフィールドと、貸方金額156を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
仕訳データ行番号151は、仕訳データの各レコードを識別する番号である。仕訳日152は、各レコードのデータを作成した日付である。
借方勘定科目153及び貸方勘定科目155は、仕訳に用いられる勘定科目である。借方金額154及び貸方金額156は、各勘定科目の金額である。
図3においては、説明の便宜上、売上データ記憶部11の1つのレコード及び入金データ記憶部12の1つのレコードに係る取引のみが記載されている。しかし、実際には、仕訳データ記憶部15に、売上データ記憶部11の複数のレコード及び入金データ記憶部12の複数のレコードに係る取引が記憶されることになる。従って、データの対応関係を明らかにするため、仕訳データ記憶部15には、売上データ伝票番号112及び入金データ伝票番号122に対応する番号を併せて記憶することが望ましい。
図3の右半分には、参考のため各仕訳時点での勘定科目毎の残高が示されている。仕訳において、借方金額154の合計と貸方金額156の合計は、各時点において常に等しくなる。
<3−2.2009年12月1日>
図2の売上データ記憶部11に示すように、2009年12月1日には、売上額「600,000」(円)を含む売上データが作成されている。しかし、継続期間「2010年1月〜6月」の始期が到来していないので、この時点では仕訳データの作成を行わない。従って、顧客からの支払状況の管理は、図3に示す仕訳データによって行うことはできない。しかし、既に売上データが作成されているので、顧客からの支払状況の管理は、売上データ記憶部11の売上データと、入金データ記憶部12の入金データと、対応データ記憶部14の対応データとによって行うことができる。
<3−3.2010年1月31日>
図2の按分データ記憶部13に示すように、2010年1月には、売上データ伝票番号「101」についての最初の按分月「2010年1月」が到来する。従って、売上仕訳データ作成部18は、図3に示すように、売上按分額「100,000」について、貸方科目を「売上」とする仕訳データを作成する。このとき、当該売上データ伝票番号「101」に係る売上額を特定する対応データは未だ記憶されておらず(対応データ記憶前)、対応する入金は未だなされていないと見なすことができるので、借方科目は「売掛金」(「受取手形」でも良い。以下同じ。)とする(仕訳データ行番号[5])。
なお、売上仕訳データ作成部18が仕訳データを作成する日付としては、各按分月における任意の所定日(月末、月初等)を設定することができる。図3においては、各按分月における月末に、売上仕訳データ作成部18が仕訳データを作成する例を示している。
<3−4.2010年2月10日>
図2の入金データ記憶部12に示すように、2010年2月10日には、入金データ伝票番号「201」についての新たな入金データが記憶されている。そこで、入金仕訳データ作成部19は、図3に示すように、当該入金データに係る入金額「600,000」(円)について、借方科目を「現預金」とする仕訳データを作成する。このとき、入金仕訳データ作成部19は、対応データ記憶部14の対応データを参照する。入金データ伝票番号「201」に係る入金データを特定する対応データが記憶されている場合は、それに基づいて後述の[7]〜[9]のように貸方科目を決定できる。しかし、図2に示す例においては、2010年2月10日において未だ対応データが記憶されていないので、当該入金額のデータがどの売上額のデータに対応するか不明である。このように対応データが記憶されていない場合には、図3に示すように、上述の「600,000」(円)について、貸方科目は「仮受金」とする(仕訳データ行番号[6])。
<3−5.2010年2月28日>
図2の対応データ記憶部14に示すように、2010年2月15日に新たな対応データが記憶されると、上述の「600,000」(円)の入金額のデータがどの売上額のデータに対応するかが判明する。そこで、売上額を按分した按分月と対応データとの先後関係に応じて、入金仕訳データ作成部19が以下の仕訳を行う。
まず、入金額のうち、100,000円については、按分月が経過済み(2010年1月)の分であるので、貸方科目を「売掛金」とする(仕訳データ行番号[7])。これにより、仕訳データ行番号[5]及び[7]の「売掛金」が借方と貸方とで相殺され、図3の右半分に示すように売掛金の残高が「0」になる。
また、入金額のうち、400,000円については、按分月が未到来(2010年3月、4月、5月、6月)の分であるので、貸方科目を「前受収益」(「前受金」でも良い。以下同じ。)とする(仕訳データ行番号[9])。
そして、入金額のうち、残りの100,000円については、按分月が未経過であるが到来済み(対応データが記憶された年月と按分月とが同月の2010年2月)の分である。この場合には、按分月の所定日(月末)が到来した段階で、貸方科目を「売上」とする(仕訳データ行番号[8])。
このときの借方科目は、いずれも「仮受金」とする。従って、仕訳データ行番号[6]及び[7]〜[9]の「仮受金」が借方と貸方とで相殺され、図3の右半分に示すように仮受金の残高が「0」になる。
結局、仮受金の相殺を考慮すると、仕訳データ行番号[6]〜[9]の仕訳は、次のように借方科目を「現預金」とし、貸方科目を「売掛金」「売上」「前受収益」の3種とする仕訳をしたのと同じ結果になる。
[6a]仕訳なし
[7a]2010年2月28日 現預金:100,000/売掛金:100,000
[8a]2010年2月28日 現預金:100,000/売上:100,000
[9a]2010年2月28日 現預金:400,000/前受収益:400,000
なお、「前受収益」とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を行う場合に、未だ提供していない役務に対して前もって支払を受けた対価を計上するための勘定科目であり、前受家賃、前受保険料、前受保証料等が該当する。これに対し、「前受金」とは、非継続的な取引に関して前もって支払を受けた対価を計上するものとされているが、そのような区別によらず、「前受収益」の代わりに「前受金」という名目で計上する場合も、本発明に含まれる。
<3−6.2010年3月31日以降>
図2の按分データ記憶部13に示すように、2010年3月以降も、売上データ伝票番号「101」についての按分月が毎月到来する。そこで、図3に示すように、2010年3月以降の各月の所定日(図3においては、月末)に、売上仕訳データ作成部18が、売上按分額「100,000」について、貸方科目を「売上」とする仕訳データを作成する。このとき、当該売上データ伝票番号「101」に係る売上額を特定する対応データは既に記憶されており(対応データ記憶後)、対応する入金が前受収益として既に計上されているので、借方科目は「前受収益」とする(仕訳データ行番号[10]〜[13])。これらの仕訳により、図3の右半分に示されるように、2010年3月以降、現預金の残高「600,000」円は変化しないが、売上に相当する部分が毎月「100,000」円ずつ増加し、前受収益に相当する部分が毎月「100,000」円ずつ減少する。
図3の右半分を参照すると、いつの時点においても、資産、負債、収益が実際の財務状況を反映した適正な数値になっており、損益の繰延べをしなくても適正な決算が可能であることがわかる。例えば、2010年3月末における残高は、現預金が「600,000」、売掛金が「0」、売上が「300,000」、前受収益が「300,000」となっている。これは、「背景技術」の項において上述した「損益の繰延べ」後の残高と同じである。本実施形態によれば、「損益の繰延べ」をしなくても適正な決算が可能であるため、「再振替仕訳」も不要である。
<3−7.同月分の仕訳について>
上述の仕訳データ行番号[6]〜[9]の仕訳は、2010年2月15日に新たな対応データが記憶された後、按分月の所定日(月末)が到来するのを待って「売掛金」「売上」「前受収益」の3種に仕訳をする例を示しているが、次のように仕訳しても同様の結果となる。
[6]2010年2月10日 現預金:600,000/仮受金:600,000
[7b]2010年2月15日 仮受金:100,000/売掛金:100,000
[8b]2010年2月15日 仮受金:500,000/前受収益:500,000
[9b]2010年2月28日 前受収益:100,000/売上:100,000
すなわち、入金仕訳データ作成部19は、新たな対応データ作成時点(2010年2月15日)で、按分月の所定日(月末)まで待たずに、按分月が経過済み(2010年1月)の分(100,000円)について、貸方科目を「売掛金」とした仕訳データを作成する(仕訳データ行番号[7b])。このときの借方科目は、「仮受金」とする。
また、入金仕訳データ作成部19は、按分月が未到来(2010年3、4、5、6月)の分(400,000円)と、按分月と同月(2010年2月)であるが所定日(月末)が到来していない分(100,000円)について、貸方科目を「前受収益」とした仕訳データを作成する(仕訳データ行番号[8b])。このときの借方科目は、「仮受金」とする。
そして、売上仕訳データ作成部18は、按分月と同月(2010年2月)の分(100,000円)について、所定日(月末)が到来した時点で、図3の仕訳データ行番号[10]〜[13]と同様の仕訳をする(仕訳データ行番号[9b])。
なお、上述の[6]〜[9b]の仕訳は、仮受金を介在させずに、次のように仕訳をしたのと同じ結果になることは、上述の通りである。
[6c]仕訳なし
[7c]2010年2月15日 現預金:100,000/売掛金:100,000
[8c]2010年2月15日 現預金:500,000/前受収益:500,000
[9c]2010年2月28日 前受収益:100,000/売上:100,000
<4.第1の動作例における仕訳データの生成手順>
図4は、仕訳データ作成装置の第1の動作例を示すフローチャートである。仕訳データ作成装置1は、上述の按分データ作成部17、売上仕訳データ作成部18、入金仕訳データ作成部19の各機能を実現するプログラムの各モジュールをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して実行することにより、以下の各ステップの処理を行う。
<4−1.按分データ作成部17の動作>
按分データ作成部17は、売上額113と継続期間114とを対応付けた新たな売上データが、売上データ記憶部11に記憶された場合に、按分データを作成する。
そこでまず、按分データ作成部17は、売上データ記憶部11を参照し、新たな売上データが記憶されたか否かを判定する(S10)。例えば、売上データを前回参照したときの伝票番号リストを、記憶媒体に保存しておき、これを現在の伝票番号リストと比較することにより、新しいレコードが記憶されたか否かを判定する。また例えば、売上データを前回参照したときにおける最新のデータ入力日を、記憶媒体に保存しておき、これを現在における最新のデータ入力日と比較することにより、新しいレコードが記憶されたか否かを判定する。
売上データ記憶部11に新たな売上データが記憶されていない場合は、按分データを作成することなく終了する。
売上データ記憶部11に新たな売上データが記憶されている場合は、当該新たな売上データに係る売上額113を継続期間114の各月に按分することにより、按分データを作成して按分データ記憶部13に記憶させ(S11)、処理を終了する。按分データの作成は、例えば、継続期間114の終期から始期を減算することにより継続期間の継続月数を算出し、次に、売上額113を継続月数で除算することにより各月に均等に按分する。按分方法は均等な按分に限らず、売上額の一定比率に相当する額を最初の月に重点配分するようにしても良い。
<4−2.売上仕訳データ作成部18の動作>
売上仕訳データ作成部18は、按分データ作成部17によって作成された按分月が到来する毎に、仕訳データを作成する。
そこでまず、売上仕訳データ作成部18は、按分データ記憶部13の按分データとコンピュータ装置内の現在時刻データとを参照し、按分月が到来したか否かを判定する(S12)。按分月が到来したか否かだけでなく、按分月の所定日(月末、月初等)が到来したか否かを判定しても良い。
按分月(或いは按分月の所定日)が到来していない場合は、仕訳データを作成することなく終了する。
按分月(或いは按分月の所定日)が到来している場合は、当該按分月において、当該按分データに含まれる売上データ伝票番号132を特定した対応データが、対応データ記憶部14に記憶されているか否か(按分月と対応データとの先後関係)を判定する(S13)。
当該按分月において、対応データが未だ記憶されていない場合(対応データ記憶前)、按分データ記憶部13の売上按分額133について、借方科目を「売掛金」とし、貸方科目を「売上」とする仕訳データを作成する(S14)。
当該按分月が、対応データが記憶された年月より後である場合(対応データ記憶後)、按分データ記憶部13の売上按分額133について、借方科目を「前受収益」とし、貸方科目を「売上」とする仕訳データを作成する(S15)。
売上仕訳データ作成部18の動作は、コンピュータ装置内の現在時刻データによって按分月(或いは按分月の所定日)が到来したことを自動的に判定して実行できるので、人手を介さずに、毎月の売上計上を行うことができる。
<4−3.入金仕訳データ作成部19の動作>
入金仕訳データ作成部19は、売上額113のデータと入金額123のデータとの対応関係を特定した新たな対応データが、対応データ記憶部14に記憶された場合に、仕訳データを作成する。
そこでまず、入金仕訳データ作成部19は、対応データ記憶部14を参照し、新たな対応データが記憶されたか否かを判定する(S16)。例えば、対応データを前回参照したときの伝票番号リストを、記憶媒体に保存しておき、これを現在の伝票番号リストと比較することにより、新しいレコードが記憶されたか否かを判定する。また例えば、対応データを前回参照したときにおける最新のデータ入力日を、記憶媒体に保存しておき、これを現在における最新のデータ入力日と比較することにより、新しいレコードが記憶されたか否かを判定する。
対応データ記憶部14に新たな対応データが記憶されていない場合は、仕訳データを作成することなく終了する。
対応データ記憶部14に新たな対応データが記憶されている場合は、当該新たな対応データによって特定される売上額を按分した按分データを参照し、按分月がそれぞれ経過又は到来しているか否か(按分月と対応データとの先後関係)を判定する(S17)。
当該対応データによって特定される入金額のうち、既に経過済みの按分月に対応する分については、借方科目を「現預金」とし、貸方科目を「売掛金」とする仕訳データを作成する(S18)。入金額のうち、未だ到来していない按分月に対応する分については、借方科目を「現預金」とし、貸方科目を「前受収益」とする仕訳データを作成する(S19)。
ここで、入金額のうち、未経過であるが到来している按分月に対応する分(対応データが記憶された年月と按分月とが同月の分)の仕訳については、図4に示されていないが、図3の[8]に示すように、同月分として貸方科目を「売上」としても良いし、上述の[7b][8b]に示すように、按分月の所定日が未経過であるか否かに応じて貸方科目を「前受収益」又は「売掛金」としても良い。
また、図3の[6]〜[9]や上述の[6]〜[9b]に示すように、仮受金を介在させても良いことは上述の通りである。
<5.第2の動作例において参照するデータ>
次に、第2の動作例について説明する。第2の動作例は、仕訳データ作成装置1を使用するユーザが、他の業者から、複数月にわたって継続的にサービスの提供を受ける場合に、その対価(費用)について、業者に対して一括で出金した例である。
図5は、第2の動作例において仕訳データ作成装置が参照可能な各種データのデータ構成例を示す図である。
<5−1.費用データ記憶部21>
費用データ記憶部21は、例えば、仕訳データ作成装置1を使用するユーザが業者から受領した請求書の情報、又は、仕訳データ作成装置1を使用するユーザと業者との間で締結した契約書の情報を記憶する。
費用データ記憶部21は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、データ入力日211を記憶するためのフィールドと、費用データ伝票番号212を記憶するためのフィールドと、費用額213を記憶するためのフィールドと、継続期間214を記憶するためのフィールドと、業者名215を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
データ入力日211は、各レコードのデータを入力した日付である。データ入力日211としては、例えば、2009年12月1日を表す「2009.12.1」等の情報が記憶される。このデータ入力日211の他に、又はデータ入力日211の代わりに、業者からの請求書の日付又は業者との契約書の日付が記憶されても良い。
費用データ伝票番号212は、各レコードを識別する番号である。
費用額213は、業者からの請求書又は業者との契約書に表示された金額である。費用額213としては、例えば、商品又はサービスの対価及び消費税の合計額として、「600,000」(円)等の情報が記憶される。或いは、費用額の内訳を示す明細を記憶しても良い。
継続期間214は、当該レコードに関する取引が継続する期間(始期と終期)を特定する情報である。例えば、損害保険契約において、業者から、2010年1月から同年6月までにわたる6ヶ月分の保険料をまとめて請求された場合に、「2010年1月〜6月」、「2010年1月から6ヶ月間」又は「2010年6月までの6ヶ月間」等の情報が記憶される。
業者名215は、例えば、当該レコードに関する取引の相手方である業者の名称である。
<5−2.出金データ記憶部22>
出金データ記憶部22は、例えば、仕訳データ作成装置1を使用するユーザの取引銀行から送付される入出金データ、又は、仕訳データ作成装置1を使用するユーザの現金出納簿などのデータを記憶する。
出金データ記憶部22は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、データ入力日221を記憶するためのフィールドと、出金データ伝票番号222を記憶するためのフィールドと、出金額223を記憶するためのフィールドと、支払先名225を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
データ入力日221は、各レコードのデータを入力した日付である。データ入力日221としては、例えば、2010年2月10日を表す「2010.2.10」等の情報が記憶される。このデータ入力日221の他に、又はデータ入力日221の代わりに、業者に対する支払を行った日付が記憶されても良い。
出金データ伝票番号222は、各レコードを識別する番号である。
出金額223は、業者に対して支払った金額である。出金額223としては、例えば、「600,000」(円)等の情報が記憶される。
支払先名225は、支払先の業者の名称である。支払先名225としては、例えば、当該出金データが銀行振込による出金を記憶している場合には、振込名宛人名が記憶される。或いは、当該出金データが現金による出金を記憶している場合には、業者名が記憶される。
<5−3.按分データ記憶部23>
按分データ記憶部23は、費用データ記憶部21の費用データに基づいて按分データ作成部27によって作成された按分データを記憶する。
按分データ記憶部23は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、データ作成日231を記憶するためのフィールドと、費用データ伝票番号232を記憶するためのフィールドと、費用按分額233を記憶するためのフィールドと、按分月234を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
データ作成日231は、各レコードのデータを作成した日付である。データ作成日231としては、例えば、2009年12月1日を表す「2009.12.1」等の情報が記憶される。
費用データ伝票番号232は、当該レコードに係る按分データの元となった費用データ記憶部21の各レコードを識別する費用データ伝票番号212に、対応する番号である。なお、費用データ記憶部21と同一のテーブル上に按分データを記憶する場合には、費用データ伝票番号232を重ねて記憶する必要はない。
費用按分額233は、費用データ記憶部21の費用額213を継続期間214の各月に按分した金額である。費用按分額233としては、例えば、各月について「100,000」(円)等の情報が記憶される。
按分月234は、例えば、費用額を按分した各月を特定するデータであり、費用データ記憶部21の継続期間214の各月に相当する。
図5においては、費用データ伝票番号「101」の費用額「600,000」を、按分月「2010年1月」〜「2010年6月」の各月に、均等に按分した例を示している。上述の通り、按分データは、費用データに基づいて作成される。従って、費用データ記憶部21に新たな費用額213及び継続期間214を含む費用データが記憶されれば、その都度、按分データ記憶部23の新たなレコードを作成することができる。
<5−4.対応データ記憶部24>
対応データ記憶部24は、費用データ記憶部21の費用データ及び出金データ記憶部22の出金データに基づいて、コンピュータ装置による検索処理又はオペレータによる手作業によって作成された対応データを記憶する。
対応データ記憶部24は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、データ作成日241を記憶するためのフィールドと、出金データ伝票番号242を記憶するためのフィールドと、費用データ伝票番号243を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
データ作成日241は、各レコードのデータを作成した日付である。データ作成日241としては、例えば、2010年2月10日を表す「2010.2.10」等の情報が記憶される。
出金データ伝票番号242は、出金データ記憶部22の出金データ伝票番号222に対応する番号であり、費用データ伝票番号243は、費用データ記憶部21の費用データ伝票番号212に対応する番号である。この出金データ伝票番号242と費用データ伝票番号243との組合せにより、対応データは、出金額のデータと費用額のデータとの対応関係を特定する。なお、出金データ記憶部22と同一のテーブル上に対応データを記憶する場合には、出金データ伝票番号242を重ねて記憶する必要はない。また、費用データ記憶部21と同一のテーブル上に対応データを記憶する場合には、費用データ伝票番号243を重ねて記憶する必要はない。
対応データは、費用データ記憶部21及び出金データ記憶部22の費用額213及び出金額223が一致(「600,000」)するか否か、またこれに加え、業者名215及び支払先名225が一致(「A」)するか否か、等の判定結果に基づいて作成することができる。図5においては、出金データ伝票番号「201」が、費用データ伝票番号「101」に対応するものと判定された例を示している。上述の通り、対応データは、費用データと出金データとに基づいて作成される。従って、費用データに対応する出金データが記憶されれば、その都度、対応データ記憶部24の新たなレコードを作成することができる。
<6.第2の動作例における仕訳データ>
図6は、第2の動作例において仕訳データ作成装置が作成する仕訳データのデータ構成例と、各仕訳時点での勘定科目毎の残高と、を示す図である。図6に示す仕訳データは、出金データ記憶部22の出金データ伝票番号「201」に係る出金データと、按分データ記憶部23の費用データ伝票番号「101」に係る按分データと、対応データ記憶部24の対応データとに基づいて、費用仕訳データ作成部28及び出金仕訳データ作成部29によって作成された例である。
<6−1.仕訳データの構成>
図6の左半分に示すように、仕訳データ記憶部25は、複数のレコードを有するデータテーブルを含んでいる。各レコードは、仕訳データ行番号251を記憶するためのフィールドと、仕訳日252を記憶するためのフィールドと、借方勘定科目253を記憶するためのフィールドと、借方金額254を記憶するためのフィールドと、貸方勘定科目255を記憶するためのフィールドと、貸方金額256を記憶するためのフィールドとを含んでいる。
仕訳データ行番号251は、仕訳データの各レコードを識別する番号である。仕訳日252は、各レコードのデータを作成した日付である。
借方勘定科目253及び貸方勘定科目255は、仕訳に用いられる勘定科目である。借方金額254及び貸方金額256は、各勘定科目の金額である。
図6においては、説明の便宜上、費用データ記憶部21の1つのレコード及び出金データ記憶部22の1つのレコードに係る取引のみが記載されている。しかし、実際には、仕訳データ記憶部25に、費用データ記憶部21の複数のレコード及び出金データ記憶部22の複数のレコードに係る取引が記憶されることになる。従って、データの対応関係を明らかにするため、仕訳データ記憶部25には、費用データ伝票番号212及び出金データ伝票番号222に対応する番号を併せて記憶することが望ましい。
図6の右半分には、参考のため各仕訳時点での勘定科目毎の残高が示されている。仕訳において、借方金額254の合計と貸方金額256の合計は、各時点において常に等しくなる。なお、「現預金」は、貸借対照表の借方(左側)に記載される勘定科目であるが、図6においては、紙面の都合上、「現預金」の残高を右側に記載した。図6においては、2010年2月10日の出金の結果、「現預金」の残高がマイナス(−)になっている。
<6−2.2009年12月1日>
図5の費用データ記憶部21に示すように、2009年12月1日には、費用額「600,000」(円)を含む費用データが作成されている。しかし、継続期間「2010年1月〜6月」の始期が到来していないので、この時点では仕訳データの作成を行わない。
<6−3.2010年1月31日>
図5の按分データ記憶部23に示すように、2010年1月には、費用データ伝票番号「101」についての最初の按分月「2010年1月」が到来する。従って、費用仕訳データ作成部28は、図6に示すように、費用按分額「100,000」について、借方科目を費用(保険料)とする仕訳データを作成する。このとき、当該費用データ伝票番号「101」に係る費用額を特定する対応データは未だ記憶されておらず(対応データ記憶前)、対応する出金は未だなされていないと見なすことができるので、貸方科目は「未払費用」(「未払金」でも良い。以下同じ。)とする(仕訳データ行番号[14])。
なお、費用仕訳データ作成部28が仕訳データを作成する日付としては、各按分月における任意の所定日(月末、月初等)を設定することができる。図6においては、各按分月における月末に、費用仕訳データ作成部28が仕訳データを作成する例を示している。
<6−4.2010年2月10日>
図5の出金データ記憶部22に示すように、2010年2月10日には、出金データ伝票番号「201」についての新たな出金データが記憶されている。そこで、出金仕訳データ作成部29は、図6に示すように、当該出金データに係る出金額「600,000」(円)について、貸方科目を「現預金」とする仕訳データを作成する。このとき、出金仕訳データ作成部29は、対応データ記憶部24の対応データを参照する。出金データ伝票番号「201」に係る出金データを特定する対応データが記憶されている場合は、上述の「600,000」(円)の出金額のデータがどの費用額のデータに対応するかが判明する。そこで、費用額を按分した按分月と対応データとの先後関係に応じて、出金仕訳データ作成部29が以下の仕訳を行う。
まず、出金額のうち、100,000円については、按分月が経過済み(2010年1月)の分であるので、借方科目を「未払費用」とする(仕訳データ行番号[15])。これにより、仕訳データ行番号[14]及び[15]の「未払費用」が借方と貸方とで相殺され、図6の右半分に示すように未払費用の残高が「0」になる。
また、出金額のうち、500,000円については、按分月が未到来(2010年3月、4月、5月、6月)、又は、按分月が未経過であるが到来済み(対応データが記憶された年月と按分月とが同月の2010年2月)の分であるので、借方科目を「前払費用」(「前払金」でも良い。以下同じ。)とする(仕訳データ行番号[16])。
なお、「未払費用」とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合に、既に提供された役務に対して未だ支払っていない対価を計上するための勘定科目であり、未払家賃、未払保険料、未払保証料等が該当する。これに対し、「未払金」とは、非継続的な取引に関して未だ支払っていない対価を計上するものとされているが、そのような区別によらず、「未払費用」の代わりに「未払金」という名目で計上する場合も、本発明に含まれる。
また、「前払費用」とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合に、未だ提供されていない役務に対して前もって支払った対価を計上するための勘定科目であり、前払家賃、前払保険料、前払保証料等が該当する。これに対し、「前払金」とは、非継続的な取引に関して前もって支払った対価を計上するものとされているが、そのような区別によらず、「前払費用」の代わりに「前払金」という名目で計上する場合も、本発明に含まれる。
<6−5.2010年2月28日>
図5の按分データ記憶部23に示すように、2010年2月には、費用データ伝票番号「101」についての按分月「2010年2月」が到来する。そこで、図6に示すように、2010年2月の所定日(図6においては、月末)に、費用仕訳データ作成部28が、費用按分額「100,000」について、借方科目を費用(保険料)とする仕訳データを作成する。このとき、当該費用データ伝票番号「101」に係る費用額を特定する対応データは既に記憶されており(対応データ記憶後)、対応する出金が前払費用として既に計上されているので、貸方科目は「前払費用」とする(仕訳データ行番号[17])。
<6−6.2010年3月31日以降>
図5の按分データ記憶部23に示すように、2010年3月以降も、費用データ伝票番号「101」についての按分月が毎月到来する。そこで、図6に示すように、2010年3月以降の各月の所定日(図6においては、月末)に、費用仕訳データ作成部28が、費用按分額「100,000」について、借方科目を費用(保険料)とする仕訳データを作成する。このとき、当該費用データ伝票番号「101」に係る費用額を特定する対応データは既に記憶されており(対応データ記憶後)、対応する出金が前払費用として既に計上されているので、貸方科目は「前払費用」とする(仕訳データ行番号[18]〜[21])。これらの仕訳により、図6の右半分に示されるように、2010年3月以降、現預金の残高「(−)600,000」円は変化しないが、費用(保険料)に相当する部分が毎月「100,000」円ずつ増加し、前払費用に相当する部分が毎月「100,000」円ずつ減少する。
図6の右半分を参照すると、いつの時点においても、資産、負債、費用が実際の財務状況を反映した適正な数値になっており、損益の繰延べをしなくても適正な決算が可能であることがわかる。本実施形態によれば、「損益の繰延べ」をしなくても適正な決算が可能であるため、「再振替仕訳」も不要である。
<6−7.同月分の仕訳について>
上述の仕訳データ行番号[15]〜[17]の仕訳は、2010年2月10日に新たな対応データが記憶された後、按分月の所定日(月末)まで待たずに、借方科目を「未払費用」と「前払費用」に振り分け、2月末日に、按分月到来分の「前払費用」を「保険料」に振り替える例を示しているが、それらを月末にまとめて、次のように仕訳しても同様の結果となる。
[15a]2010年2月28日 未払費用:100,000/現預金:100,000
[16a]2010年2月28日 前払費用:400,000/現預金:400,000
[17a]2010年2月28日 保険料:100,000/現預金:100,000
すなわち、出金仕訳データ作成部29は、2010年2月10日に新たな対応データが作成された後、按分月の所定日(月末)が到来した段階で、出金額600,000円について、貸方科目を「現預金」とする仕訳データを作成する。
ここで、出金額のうち、100,000円については、按分月が経過済み(2010年1月)の分であるので、借方科目を「未払費用」とする(仕訳データ行番号[15a])。
また、出金額のうち、400,000円については、按分月が未到来(2010年3月、4月、5月、6月)の分であるので、借方科目を「前払費用」とする(仕訳データ行番号[16a])。
そして、出金額のうち、残りの100,000円については、按分月が未経過であるが到来済み(対応データが記憶された年月と按分月とが同月の2010年2月)の分であるので、借方科目を費用(保険料)とする(仕訳データ行番号[17a])。
さらに、出金の時点で対応データが記憶されていないような場合には、「仮払金」を計上し、次のように仕訳しても構わない。
[15']2010年2月10日 仮払金:600,000/現預金:600,000
[15b]2010年2月28日 未払費用:100,000/仮払金:100,000
[16b]2010年2月28日 前払費用:400,000/仮払金:400,000
[17b]2010年2月28日 保険料:100,000/仮払金:100,000
この場合は、仕訳データ行番号[15']及び[15b]〜[17b]の「仮払金」が借方と貸方とで相殺され、上述の[15a]〜[17a]と同じ結果になる。
<7.第2の動作例における仕訳データの生成手順>
図7は、仕訳データ作成装置の第2の動作例を示すフローチャートである。仕訳データ作成装置1は、上述の按分データ作成部27、費用仕訳データ作成部28、出金仕訳データ作成部29の各機能を実現するプログラムの各モジュールをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して実行することにより、以下の各ステップの処理を行う。
<7−1.按分データ作成部27の動作>
按分データ作成部27は、費用額213と継続期間214とを対応付けた新たな費用データが、費用データ記憶部21に記憶された場合に、按分データを作成する。
そこでまず、按分データ作成部27は、費用データ記憶部21を参照し、新たな費用データが記憶されたか否かを判定する(S20)。例えば、費用データを前回参照したときの伝票番号リストを、記憶媒体に保存しておき、これを現在の伝票番号リストと比較することにより、新しいレコードが記憶されたか否かを判定する。また例えば、費用データを前回参照したときにおける最新のデータ入力日を、記憶媒体に保存しておき、これを現在における最新のデータ入力日と比較することにより、新しいレコードが記憶されたか否かを判定する。
費用データ記憶部21に新たな費用データが記憶されていない場合は、按分データを作成することなく終了する。
費用データ記憶部21に新たな費用データが記憶されている場合は、当該新たな費用データに係る費用額213を継続期間214の各月に按分することにより、按分データを作成して按分データ記憶部23に記憶させ(S21)、処理を終了する。按分データの作成は、例えば、継続期間214の終期から始期を減算することにより継続期間の継続月数を算出し、次に、費用額213を継続月数で除算することにより各月に均等に按分する。按分方法は均等な按分に限らず、費用額の一定比率に相当する額を最初の月に重点配分するようにしても良い。
<7−2.費用仕訳データ作成部28の動作>
費用仕訳データ作成部28は、按分データ作成部27によって作成された按分月が到来する毎に、仕訳データを作成する。
そこでまず、費用仕訳データ作成部28は、按分データ記憶部23の按分データとコンピュータ装置内の現在時刻データとを参照し、按分月が到来したか否かを判定する(S22)。按分月が到来したか否かだけでなく、按分月の所定日(月末、月初等)が到来したか否かを判定しても良い。
按分月(或いは按分月の所定日)が到来していない場合は、仕訳データを作成することなく終了する。
按分月(或いは按分月の所定日)が到来している場合は、当該按分月において、当該按分データに含まれる費用データ伝票番号232を特定した対応データが、対応データ記憶部24に記憶されているか否か(按分月と対応データとの先後関係)を判定する(S23)。
当該按分月において、対応データが未だ記憶されていない場合(対応データ記憶前)、按分データ記憶部23の費用按分額233について、借方科目を費用とし、貸方科目を「未払費用」とする仕訳データを作成する(S24)。
当該按分月が、対応データが記憶された年月より後である場合(対応データ記憶後)、按分データ記憶部23の費用按分額233について、借方科目を費用とし、貸方科目を「前払費用」とする仕訳データを作成する(S25)。
費用仕訳データ作成部28の動作は、コンピュータ装置内の現在時刻データによって按分月(或いは按分月の所定日)が到来したことを自動的に判定して実行できるので、人手を介さずに、毎月の費用計上を行うことができる。
<7−3.出金仕訳データ作成部29の動作>
出金仕訳データ作成部29は、費用額213のデータと出金額223のデータとの対応関係を特定した新たな対応データが、対応データ記憶部24に記憶された場合に、仕訳データを作成する。
そこでまず、出金仕訳データ作成部29は、対応データ記憶部24を参照し、新たな対応データが記憶されたか否かを判定する(S26)。例えば、対応データを前回参照したときの伝票番号リストを、記憶媒体に保存しておき、これを現在の伝票番号リストと比較することにより、新しいレコードが記憶されたか否かを判定する。また例えば、対応データを前回参照したときにおける最新のデータ入力日を、記憶媒体に保存しておき、これを現在における最新のデータ入力日と比較することにより、新しいレコードが記憶されたか否かを判定する。
対応データ記憶部24に新たな対応データが記憶されていない場合は、仕訳データを作成することなく終了する。
対応データ記憶部24に新たな対応データが記憶されている場合は、当該新たな対応データによって特定される費用額を按分した按分データを参照し、按分月がそれぞれ経過又は到来しているか否か(按分月と対応データとの先後関係)を判定する(S27)。
当該対応データによって特定される出金額のうち、既に経過済みの按分月に対応する分については、借方科目を「未払費用」とし、貸方科目を「現預金」とする仕訳データを作成する(S28)。出金額のうち、未だ到来していない按分月に対応する分については、借方科目を「前払費用」とし、貸方科目を「現預金」とする仕訳データを作成する(S29)。
ここで、出金額のうち、未経過であるが到来している按分月に対応する分(対応データが記憶された年月と按分月とが同月の分)の仕訳については、図7に示されていないが、図6の[15][16]に示すように、按分月の所定日が未経過であるか否かに応じて借方科目を「未払費用」又は「前払費用」としても良いし、上述の[17a]に示すように、同月分として借方科目を費用(保険料)としても良い。
また、上述の[15']〜[17b]に示すように、仮払金を介在させても良いことは上述の通りである。
1…仕訳データ作成装置、11…売上データ記憶部、12…入金データ記憶部、13…按分データ記憶部、14…対応データ記憶部、15…仕訳データ記憶部、17…按分データ作成部、18…売上仕訳データ作成部、19…入金仕訳データ作成部、21…費用データ記憶部、22…出金データ記憶部、23…按分データ記憶部、24…対応データ記憶部、25…仕訳データ記憶部、27…按分データ作成部、28…費用仕訳データ作成部、29…出金仕訳データ作成部、111…データ入力日、112…売上データ伝票番号、113…売上額、114…継続期間、115…顧客名、121…データ入力日、122…入金データ伝票番号、123…入金額、125…支払人名、131…データ作成日、132…売上データ伝票番号、133…売上按分額、134…按分月、141…データ作成日、142…入金データ伝票番号、143…売上データ伝票番号、151…仕訳データ行番号、152…仕訳日、153…借方勘定科目、154…借方金額、155…貸方勘定科目、156…貸方金額、211…データ入力日、212…費用データ伝票番号、213…費用額、214…継続期間、215…業者名、221…データ入力日、222…出金データ伝票番号、223…出金額、225…支払先名、231…データ作成日、232…費用データ伝票番号、233…費用按分額、234…按分月、241…データ作成日、242…出金データ伝票番号、243…費用データ伝票番号、251…仕訳データ行番号、252…仕訳日、253…借方勘定科目、254…借方金額、255…貸方勘定科目、256…貸方金額

Claims (8)

  1. (a)複数のレコードを有し、各レコードについて、複数月にわたる継続的な取引に関する売上額のデータと、前記取引の継続する年月を特定するデータと、を対応付けた売上データを記憶する売上データ記憶手段と、
    (b)複数のレコードを有し、各レコードについて、前記取引に関する入金額のデータを記憶する入金データ記憶手段と、
    (c)前記売上額のデータと前記入金額のデータとの対応関係を特定した対応データを記憶する対応データ記憶手段と、
    を参照して、売上及び入金に関する仕訳データを作成する装置であって、
    (d)前記売上データ記憶手段に新たな売上データが記憶された場合に、当該新たな売上データに係る売上額を、前記取引の継続する各月に按分することにより、各月の売上按分額のデータと、按分した各月を特定するデータと、を含む按分データを作成する按分データ作成手段と、
    (e)前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された場合であって、当該新たな対応データによって特定された売上額を按分した各月がいずれも到来していない場合に、当該新たな対応データによって特定された入金額について、借方に現預金を記述し、貸方に前受収益又は前受金を記述した仕訳データを作成する入金仕訳データ作成手段と、
    (f)前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶された後の各月において、前記売上按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に前受収益又は前受金を記述し、貸方に売上を記述した仕訳データを作成する売上仕訳データ作成手段と、
    を具備する仕訳データ作成装置。
  2. (f)前記売上仕訳データ作成手段は、前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶される前の各月においては、前記売上按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に売上債権を記述し、貸方に売上を記述した仕訳データを作成し、
    (e)前記入金仕訳データ作成手段は、前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された際に、前記特定された売上額を按分した各月のいずれかが経過していた場合には、前記特定された入金額のうち前記経過していた各月の売上按分額に対応する金額について、借方に現預金を記述し、貸方に売上債権を記述した仕訳データを作成するとともに、当該入金額のうち到来していない各月の売上按分額に対応する金額について、借方に現預金を記述し、貸方に前受収益又は前受金を記述した仕訳データを作成する、
    請求項1記載の仕訳データ作成装置。
  3. (a)複数のレコードを有し、各レコードについて、複数月にわたる継続的な取引に関する費用額のデータと、前記取引の継続する年月を特定するデータと、を対応付けた費用データを記憶する費用データ記憶手段と、
    (b)複数のレコードを有し、各レコードについて、前記取引に関する出金額のデータを記憶する出金データ記憶手段と、
    (c)前記費用額のデータと前記出金額のデータとの対応関係を特定した対応データを記憶する対応データ記憶手段と、
    を参照して、費用及び出金に関する仕訳データを作成する装置であって、
    (d)前記費用データ記憶手段に新たな費用データが記憶された場合に、当該新たな費用データに係る費用額を、前記取引の継続する各月に按分することにより、各月の費用按分額のデータと、按分した各月を特定するデータと、を含む按分データを作成する按分データ作成手段と、
    (e)前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された場合であって、当該新たな対応データによって特定された費用額を按分した各月がいずれも到来していない場合に、当該新たな対応データによって特定された出金額について、借方に前払費用又は前払金を記述し、貸方に現預金を記述した仕訳データを作成する出金仕訳データ作成手段と、
    (f)前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶された後の各月において、前記費用按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に費用を記述し、貸方に前払費用又は前払金を記述した仕訳データを作成する費用仕訳データ作成手段と、
    を具備する仕訳データ作成装置。
  4. (f)前記費用仕訳データ作成手段は、前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶される前の各月においては、前記費用按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に費用を記述し、貸方に未払費用又は未払金を記述した仕訳データを作成し、
    (e)前記出金仕訳データ作成手段は、前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された際に、前記特定された費用額を按分した各月のいずれかが経過していた場合には、前記特定された出金額のうち前記経過していた各月の費用按分額に対応する金額について、借方に未払費用又は未払金を記述し、貸方に現預金を記述した仕訳データを作成するとともに、当該出金額のうち到来していない各月の費用按分額に対応する金額について、借方に前払費用又は前払金を記述し、貸方に現預金を記述した仕訳データを作成する、
    請求項3記載の仕訳データ作成装置。
  5. (a)複数のレコードを有し、各レコードについて、複数月にわたる継続的な取引に関する売上額のデータと、前記取引の継続する年月を特定するデータと、を対応付けた売上データを記憶する売上データ記憶手段と、
    (b)複数のレコードを有し、各レコードについて、前記取引に関する入金額のデータを記憶する入金データ記憶手段と、
    (c)前記売上額のデータと前記入金額のデータとの対応関係を特定した対応データを記憶する対応データ記憶手段と、
    を参照可能なコンピュータに以下の各ステップを実行させることによって、売上及び入金に関する仕訳データを作成する方法であって、
    (d)前記売上データ記憶手段に新たな売上データが記憶された場合に、当該新たな売上データに係る売上額を、前記取引の継続する各月に按分することにより、各月の売上按分額のデータと、按分した各月を特定するデータと、を含む按分データを作成する按分データ作成ステップと、
    (e)前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された場合であって、当該新たな対応データによって特定された売上額を按分した各月がいずれも到来していない場合に、当該新たな対応データによって特定された入金額について、借方に現預金を記述し、貸方に前受収益又は前受金を記述した仕訳データを作成する入金仕訳データ作成ステップと、
    (f)前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶された後の各月において、前記売上按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に前受収益又は前受金を記述し、貸方に売上を記述した仕訳データを作成する売上仕訳データ作成ステップと、
    を具備する仕訳データ作成方法。
  6. (a)複数のレコードを有し、各レコードについて、複数月にわたる継続的な取引に関する費用額のデータと、前記取引の継続する年月を特定するデータと、を対応付けた費用データを記憶する費用データ記憶手段と、
    (b)複数のレコードを有し、各レコードについて、前記取引に関する出金額のデータを記憶する出金データ記憶手段と、
    (c)前記費用額のデータと前記出金額のデータとの対応関係を特定した対応データを記憶する対応データ記憶手段と、
    を参照可能なコンピュータに以下の各ステップを実行させることによって、費用及び出金に関する仕訳データを作成する方法であって、
    (d)前記費用データ記憶手段に新たな費用データが記憶された場合に、当該新たな費用データに係る費用額を、前記取引の継続する各月に按分することにより、各月の費用按分額のデータと、按分した各月を特定するデータと、を含む按分データを作成する按分データ作成ステップと、
    (e)前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された場合であって、当該新たな対応データによって特定された費用額を按分した各月がいずれも到来していない場合に、当該新たな対応データによって特定された出金額について、借方に前払費用又は前払金を記述し、貸方に現預金を記述した仕訳データを作成する出金仕訳データ作成ステップと、
    (f)前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶された後の各月において、前記費用按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に費用を記述し、貸方に前払費用又は前払金を記述した仕訳データを作成する費用仕訳データ作成ステップと、
    を具備する仕訳データ作成方法。
  7. (a)複数のレコードを有し、各レコードについて、複数月にわたる継続的な取引に関する売上額のデータと、前記取引の継続する年月を特定するデータと、を対応付けた売上データを記憶する売上データ記憶手段と、
    (b)複数のレコードを有し、各レコードについて、前記取引に関する入金額のデータを記憶する入金データ記憶手段と、
    (c)前記売上額のデータと前記入金額のデータとの対応関係を特定した対応データを記憶する対応データ記憶手段と、
    を参照可能なコンピュータに以下の各ステップを実行させることによって、売上及び入金に関する仕訳データを作成するプログラムであって、
    (d)前記売上データ記憶手段に新たな売上データが記憶された場合に、当該新たな売上データに係る売上額を、前記取引の継続する各月に按分することにより、各月の売上按分額のデータと、按分した各月を特定するデータと、を含む按分データを作成する按分データ作成ステップと、
    (e)前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された場合であって、当該新たな対応データによって特定された売上額を按分した各月がいずれも到来していない場合に、当該新たな対応データによって特定された入金額について、借方に現預金を記述し、貸方に前受収益又は前受金を記述した仕訳データを作成する入金仕訳データ作成ステップと、
    (f)前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶された後の各月において、前記売上按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に前受収益又は前受金を記述し、貸方に売上を記述した仕訳データを作成する売上仕訳データ作成ステップと、
    を実行させる仕訳データ作成プログラム。
  8. (a)複数のレコードを有し、各レコードについて、複数月にわたる継続的な取引に関する費用額のデータと、前記取引の継続する年月を特定するデータと、を対応付けた費用データを記憶する費用データ記憶手段と、
    (b)複数のレコードを有し、各レコードについて、前記取引に関する出金額のデータを記憶する出金データ記憶手段と、
    (c)前記費用額のデータと前記出金額のデータとの対応関係を特定した対応データを記憶する対応データ記憶手段と、
    を参照可能なコンピュータに以下の各ステップを実行させることによって、費用及び出金に関する仕訳データを作成するプログラムであって、
    (d)前記費用データ記憶手段に新たな費用データが記憶された場合に、当該新たな費用データに係る費用額を、前記取引の継続する各月に按分することにより、各月の費用按分額のデータと、按分した各月を特定するデータと、を含む按分データを作成する按分データ作成ステップと、
    (e)前記対応データ記憶手段に新たな対応データが記憶された場合であって、当該新たな対応データによって特定された費用額を按分した各月がいずれも到来していない場合に、当該新たな対応データによって特定された出金額について、借方に前払費用又は前払金を記述し、貸方に現預金を記述した仕訳データを作成する出金仕訳データ作成ステップと、
    (f)前記対応データ記憶手段に前記新たな対応データが記憶された後の各月において、前記費用按分額について、前記按分した各月が到来する毎に、借方に費用を記述し、貸方に前払費用又は前払金を記述した仕訳データを作成する費用仕訳データ作成ステップと、
    を実行させる仕訳データ作成プログラム。
JP2010022913A 2010-02-04 2010-02-04 仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法及びプログラム Active JP5414560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010022913A JP5414560B2 (ja) 2010-02-04 2010-02-04 仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010022913A JP5414560B2 (ja) 2010-02-04 2010-02-04 仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011159260A true JP2011159260A (ja) 2011-08-18
JP5414560B2 JP5414560B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=44591128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010022913A Active JP5414560B2 (ja) 2010-02-04 2010-02-04 仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5414560B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016184393A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社オービック 金銭債権管理装置、金銭債権管理方法、及び金銭債権管理プログラム
JP2019160216A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社オービック 前受仕訳連携装置、前受仕訳連携方法、および、前受仕訳連携プログラム
JP2020009126A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 株式会社オービック 前受金管理装置、前受金管理方法、及び前受金管理プログラム
JP2020107208A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社オービック 返戻精算装置、返戻精算方法、及び返戻精算プログラム
JP2020144696A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 株式会社オービック 収益計上仕訳装置、収益計上仕訳方法、および、収益計上仕訳プログラム
JP2020149614A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社オービック 未収収益仕訳装置、未収収益仕訳方法、および、未収収益仕訳プログラム
JP2021039610A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社オービック 賃貸管理装置、賃貸管理方法、及び賃貸管理プログラム
JP2022041141A (ja) * 2020-08-31 2022-03-11 株式会社オービック 分割計上装置、分割計上方法、および、分割計上プログラム
JP2022059878A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 株式会社オービック 月別売上計上装置、月別売上計上方法、及び月別売上計上プログラム
JP7449882B2 (ja) 2020-03-18 2024-03-14 株式会社オービック 仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175779A (ja) * 1999-12-16 2001-06-29 Hitachi Software Eng Co Ltd 会計処理における自動仕訳方法、会計処理装置及び仕訳プログラムを記録した記録媒体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175779A (ja) * 1999-12-16 2001-06-29 Hitachi Software Eng Co Ltd 会計処理における自動仕訳方法、会計処理装置及び仕訳プログラムを記録した記録媒体

Non-Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNB200800209001; トーマツコンサルティング: お客様の業務がわかる  改訂版  SEのための会計知識 第2版, 20070610, 第206-216頁, 日本能率協会マネジメントセンター  野口  晴巳 *
CSNB200801095001; 落合  和雄  KAZUO  OCHIAI: ITエンジニアのための【会計知識】がわかる本  初版 第1版, 20070905, 第65-69頁, 株式会社翔泳社  佐々木  幹夫 *
CSNB200900382001; 村形  聡: ポイント図解式会計  仕訳と勘定科目入門  初版 第1版, 20080827, 第96-97頁, 株式会社アスキー・メディアワークス  ▲高▼野  潔 *
JPN6013053203; トーマツコンサルティング: お客様の業務がわかる  改訂版  SEのための会計知識 第2版, 20070610, 第206-216頁, 日本能率協会マネジメントセンター  野口  晴巳 *
JPN6013053204; 村形  聡: ポイント図解式会計  仕訳と勘定科目入門  初版 第1版, 20080827, 第96-97頁, 株式会社アスキー・メディアワークス  ▲高▼野  潔 *
JPN6013053205; 落合  和雄  KAZUO  OCHIAI: ITエンジニアのための【会計知識】がわかる本  初版 第1版, 20070905, 第65-69頁, 株式会社翔泳社  佐々木  幹夫 *

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016184393A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社オービック 金銭債権管理装置、金銭債権管理方法、及び金銭債権管理プログラム
JP7029989B2 (ja) 2018-03-16 2022-03-04 株式会社オービック 前受仕訳連携装置、前受仕訳連携方法、および、前受仕訳連携プログラム
JP2019160216A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社オービック 前受仕訳連携装置、前受仕訳連携方法、および、前受仕訳連携プログラム
JP2020009126A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 株式会社オービック 前受金管理装置、前受金管理方法、及び前受金管理プログラム
JP7146492B2 (ja) 2018-07-06 2022-10-04 株式会社オービック 前受金管理装置、前受金管理方法、及び前受金管理プログラム
JP2020107208A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社オービック 返戻精算装置、返戻精算方法、及び返戻精算プログラム
JP7186088B2 (ja) 2018-12-28 2022-12-08 株式会社オービック 返戻精算装置、返戻精算方法、及び返戻精算プログラム
JP2020144696A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 株式会社オービック 収益計上仕訳装置、収益計上仕訳方法、および、収益計上仕訳プログラム
JP7235539B2 (ja) 2019-03-07 2023-03-08 株式会社オービック 収益計上仕訳装置、収益計上仕訳方法、および、収益計上仕訳プログラム
JP2020149614A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社オービック 未収収益仕訳装置、未収収益仕訳方法、および、未収収益仕訳プログラム
JP7198126B2 (ja) 2019-03-15 2022-12-28 株式会社オービック 未収収益仕訳装置、未収収益仕訳方法、および、未収収益仕訳プログラム
JP2021039610A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社オービック 賃貸管理装置、賃貸管理方法、及び賃貸管理プログラム
JP7449882B2 (ja) 2020-03-18 2024-03-14 株式会社オービック 仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラム
JP2022041141A (ja) * 2020-08-31 2022-03-11 株式会社オービック 分割計上装置、分割計上方法、および、分割計上プログラム
JP7050129B2 (ja) 2020-08-31 2022-04-07 株式会社オービック 分割計上装置、分割計上方法、および、分割計上プログラム
JP2022059878A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 株式会社オービック 月別売上計上装置、月別売上計上方法、及び月別売上計上プログラム
JP7320483B2 (ja) 2020-10-02 2023-08-03 株式会社オービック 月別売上計上装置、月別売上計上方法、及び月別売上計上プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5414560B2 (ja) 2014-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5414560B2 (ja) 仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法及びプログラム
US8719126B2 (en) Funds collection tools and techniques
JP6189478B1 (ja) 決済支援システム、方法及びプログラム
US20180330351A1 (en) System and method for allocating charges away from a tax account
JP2014074985A (ja) 会計管理システム、会計管理方法、およびプログラム
US8751376B1 (en) Financial instrument having credit and pre-paid characteristics
US20020002537A1 (en) Simplified bill paying method
CN108256844A (zh) 一种传统供应链金融领域中结算支付方法
US20120290381A1 (en) Electronic payment system with variable transaction fee and variable rebate capabilities
JP6007394B2 (ja) 情報管理装置、情報処理方法およびプログラム
JP3084240B2 (ja) 利息管理装置及びこの装置を利用した利息管理方法
JP3733478B2 (ja) 旅行業向け会計処理装置
JP7061992B2 (ja) 資産運用システムおよびプログラム
JP4280488B2 (ja) 集金代行・回収保証システム
JP7425427B1 (ja) デジタル資産の取引・清算処理システム
JP7411183B2 (ja) 取引管理方法、システム及びプログラム
US20220076259A1 (en) System and method for reversing bifurcated transactions
US20220129977A1 (en) Online tokenization of outstanding debt
JP3506915B2 (ja) 入金額のチェック装置
JP2003067582A (ja) 投資システム、方法及びプログラム
JP2001014384A (ja) 資金繰り管理システム、管理方法及びコンピュータ読みとり可能な記録媒体
JP2002149966A (ja) 統合電子マネー発行サービス方法
JP2008129715A (ja) キャッシュバックサーバ、システムおよび方法
TWM619421U (zh) 智能配息基金退休收支管理系統
JP5025152B2 (ja) 買掛債務の早期弁済利益還元システム、早期弁済利益還元プログラム及び早期弁済利益還元方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5414560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250