JP2011157978A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011157978A
JP2011157978A JP2010017659A JP2010017659A JP2011157978A JP 2011157978 A JP2011157978 A JP 2011157978A JP 2010017659 A JP2010017659 A JP 2010017659A JP 2010017659 A JP2010017659 A JP 2010017659A JP 2011157978 A JP2011157978 A JP 2011157978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
peripheral surface
shaft
sleeve
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010017659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5599194B2 (ja
Inventor
Kunihiro Tsuchiya
邦博 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2010017659A priority Critical patent/JP5599194B2/ja
Priority to CN2011100081096A priority patent/CN102141088A/zh
Priority to US13/015,201 priority patent/US20110188796A1/en
Publication of JP2011157978A publication Critical patent/JP2011157978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5599194B2 publication Critical patent/JP5599194B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/784Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
    • F16C33/7843Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
    • F16C33/7846Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with a gap between the annular disc and the inner race
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/80Labyrinth sealings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction

Abstract

【課題】材料コストの削減が可能な軸受装置を提供する。
【解決手段】シャフト2の端部にフランジ5を設け、このフランジ5と玉軸受7の内輪9との間に環状のシール板3を挟んで保持させる。シール板3の外周とスリーブ4との間にラビリンスシール14を形成することで、潤滑剤の漏洩を防止する。シール板3を利用することで、フランジ5の外径を小径化でき、材料コストの削減が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、玉軸受に封入されている潤滑剤の漏洩が防止される構造の軸受装置に関する。
例えば、磁気ディスク装置のヘッド用軸受機構に用いられる軸受装置は、磁気ディスクの損傷を低減するために、玉軸受に封入されている潤滑剤の漏洩を防止する構成とされている。この技術に関連して、以下の技術が公知である。
特許文献1には、潤滑剤の飛散や滲み出しを少なくする構造の軸受装置において、玉軸受の軸方向外側にシールド板を設け、このシールド板とハウジングとの間に200μm以下の微小な隙間を設ける構成が記載されている。
特許文献2には、玉軸受の軸方向外側に隙間を隔ててシールド板を配置した構造の軸受装置が記載されている。特許文献3には、軸の一端側に設けられたフランジ部の外周面とハウジングの内周面との間の隙間、および軸の他端側外周面に固定したワッシャー状のシールキャップの外周面とハウジングの内周面との間の0.05mm以下の隙間によるラビリンスシールをそれぞれ設けた軸受ユニットが開示されている。
特許文献4には、ベースに立設したスピンドルのまわりに一対の軸受装置を介してロータハブを嵌合させ、上側に位置する軸受装置に、複数枚のシール板をスピンドルの外周面またはロータハブの内周面に固定し、シール板の外周面とロータハブの内周面との間、またはシール板の内周面とスピンドルの外周面との間のわずかな隙間からなるラビリンスシールを複層設けたスピンドルモータが開示されている。
特開平11−166526号公報 特開2001−84716号公報 特開2008−69920号公報 特開平11−122860号公報
近時、磁気ディスク装置の記憶密度が高まるのにともない、より確実に潤滑剤の漏洩を防止でき、さらに安価なピボットアッシー軸受が強く望まれている。これらの要望に対して、特許文献1および2には、ストレートなシャフトに環状部材を取り付け構成したラビリンスシールを有する低コストのピボットアッシー軸受が開示されている。特許文献1および2に開示されたピボットアッシー軸受は、シャフトを製造するバー材の外径寸法が小さく、材料費の削減は可能だが、シャフトに取り付けた環状部材がベース側に脱落する危険性が残っていた。また、ピボットアッシー軸受をベースに取り付けた際の安定性に難点があった。さらに、特許文献2の転がり軸受は開放型のためシール機能が弱いという難点があった。
一方、特許文献3に開示されたピボットアッシー軸受のシャフトは、外形寸法の大きいフランジが設けられているので、ピボットアッシー軸受をベースに取り付けた際の安定性は優れている。しかしながら、シャフトを製造するバー材の外径寸法が大きいので切削部分が多く加工コスト、材料コストが高価になる難点が残っていた。
このような背景において、本発明は、フランジがストッパーとなってシャフトに取り付けられた環状部材がベース側に脱落する危険性がない構造において、特に材料コストの削減が可能な軸受装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、フランジが設けられたシャフトと、前記シャフトを回転自在な状態で支持する玉軸受と、前記玉軸受が内側に固定されたスリーブと、前記フランジと前記玉軸受の内輪との間に挟まれることで保持され、前記スリーブとの隙間にラビリンスシールを形成する環状のシール部材とを備えることを特徴とする軸受装置である。
請求項1に記載の発明によれば、フランジにより玉軸受の保持が行われ、フランジと玉軸受の内輪との間に挟まれ保持される環状のシール部材により、玉軸受の潤滑剤の外部への漏出が防止される。このため、従来構造のフランジを用いた軸受装置と同様の性能が確保される。またこの構造では、ラビリンスシールを構成するためにフランジを直接利用しないので、フランジの外径を小径化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記フランジの外周面の位置が前記玉軸受の内輪の外周面の位置よりも外側にわずかに突出していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記環状のシール部材の外延部は折り曲げられており、前記折り曲げられた部分と前記スリーブとの間にラビリンスシールが形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、フランジがストッパーとなってシャフトに取り付けられた環状部材がベース側に脱落する危険性がない構造において、特に材料コストの削減が可能な軸受装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、フランジの機能を損なわずにフランジの小径化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ラビリンスシールの機能を更に向上させることができる。
実施形態の軸受装置の断面図(A)とその一部を拡大した断面図(B)である。 実施形態の軸受装置の組立手順を示す断面図である。 転がり軸受の断面図である。 他の実施形態の断面図(A)とその一部を拡大した断面図(B)である。 他の実施形態の断面図(A)とその一部を拡大した断面図(B)である。 他の実施形態の断面図(A)とその一部を拡大した断面図(B)である。
(構成)
図1には、実施形態の軸受装置であるピボットアッシー軸受装置1が示されている。ピボットアッシー軸受装置1は、ハードディスクドライブ装置において情報を読み書きする磁気ヘッドが取り付けられたスイングアームを揺動自在に支持する用途に利用される。ピボットアッシー軸受装置1は、図示されていないスイングアームブロック(Eブロック)の貫通孔に嵌合され用いられる。
ピボットアッシー軸受装置1は、シャフト2を備えている。シャフト2は、一対の玉軸受6および7により回転自在な状態で保持されている。すなわち、玉軸受6は、内輪8と外輪10との間に転動体12を保持し、玉軸受7は、内輪9と外輪11との間に転動体13を保持している。そして内輪8および9は、シャフト2の外周に固定され、外輪10および11は、筒状構造体であるスリーブ4の内側に固定されている。また、内輪8、9と外輪10、11との隙間、転動体12、13の周囲には、潤滑用のグリース、潤滑油等の潤滑剤が封入されている。
シャフト2には、一端側(図の下側)と他端側(図の上側)があり、磁気ディスク装置のベース(図示省略)に固定されるシャフト2の一端側にはスリーブ4の内径よりも小さい外径寸法を有するフランジ5が設けられている。フランジ5の外径寸法は、内輪9を当接させて予圧をかけられる寸法であればよいが、大きすぎると材料が無駄になるので、内輪9の外径寸法と同じか、好ましくはわずかに大きいくらいが望ましい。フランジ5側のシャフト2の外周面には、余剰分の接着剤を保持するための接着剤だまりとなる円周溝18が設けられている。
フランジ5と内輪9との間には、シール板3が挟まれて保持されている。シール板3を軸方向から見ると、中心に孔が設けられた円盤形状を有している。シール板3は、単なる平板の円盤構造ではなく、軸に垂直な方向から見ると、図1に示すように、内側部3a、中間部3bおよび外延部3cを備えた断面構造とされている。
内側部3aは、半径方向に延在し、その上面が玉軸受7の内輪9に接触し、その下面がフランジ5に接触し、それにより内輪9とフランジ5との間で挟まれている。中間部3bは、内側部3aから軸方向外側に傾斜しつつ半径方向に延在し、内側部3aとはRで接続している。外延部3cは、半径方向に延在し、中間部3bとRで接続している。外延部3cの外周面が、スリーブ4の内周面と微小隙間(0.2mm以下)を隔てて対向することによって潤滑剤の漏出を防止するためのラビリンスシール14が形成されている。また、外延部3cはフランジ5よりも軸方向外側に突出しない構造とされている。
内側部3aを内輪9とフランジ5に接触させ、内側部3aから半径方向への延在部は、軸方向外側に傾斜した中間部3bとすることで、内輪9とフランジ5との間に挟まれることによるシール板3の変形を抑えている。また、軸方向外側に傾斜した中間部3bをフランジ5の縁部分のテーパ部に接触させないことで、フランジ5とシール板3が干渉しないようにしている。また、中間部3bのラジアル方向外側において、外延部3cを半径方向に延在させることで、ラビリンスシール14の形状精度および寸法精度を高くしている。また、外延部3cがフランジ5よりも軸方向外側に突出しない構造とすることで、シール板3に外部の部材が接触し難い構造とされている。
シール板3は、フランジ5よりも薄い厚み寸法の金属材をプレス加工することで形成されている。このシール板3の材種は任意であり、例えば金属材料の代わりに、樹脂材料等を選択することも出来る。
スリーブ4の内周面には、一対の玉軸受6および7を軸方向に離間して位置決めするため、外輪10および11の端面が当接するスペーサ部17が設けられている。スリーブ4内側の他端側(図の上側)は、環状シール板15および16によりシールされている。
(製造方法)
以下、ピボットアッシー軸受装置1を組み立てる手順の一例を説明する。図2は、ピボットアッシー軸受装置1の組立手順を示す断面図である。まず、図2(A)に示すように、シール板3をシャフト2の他端側(図の上側)から嵌め込み、シャフト2の一端側(下側)に移動させてフランジ5に当接させる。
次いで、シャフト2の一端側(図の下側)外周面に予め設けられた接着剤塗布用V溝(図示せず)に、嫌気性紫外線硬化型接着剤を塗布する。そして、シャフト2の他端側から玉軸受7を隙間嵌めして、玉軸受7の内輪9の端面をシール板3に当接させる。この段階において、シール板3の固定は、内輪9の当接と内輪9を固定する接着剤の余剰分(円周溝18にたまった接着剤)による固定程度でよい。次に、紫外線を照射し接着剤を硬化させて、玉軸受7をシャフト2に固定する。こうして、シャフト側ユニット(図2(A)の状態)を得る。
次に、シャフト2の他端側(上側)の外周面と対向するスリーブ4の他端側内周面に嫌気性紫外線硬化型接着剤を塗布する。そして、スリーブ4の他端側から玉軸受6を隙間嵌めして、玉軸受6の外輪10の端面をスペーサ部17に当接させる。そして、紫外線を照射し接着剤を硬化させて、玉軸受6をスリーブ4の内側に固定させたスリーブ側ユニット(図2(B)の状態)を得る。
次に、図2(A)の状態にあるシャフト側ユニットのシャフト2の他端側(図の上側)外周面に予め設けられた接着剤塗布用V溝と、図2(B)の状態にあるスリーブ側ユニットのスリーブ4の一端側内周面に嫌気性紫外線硬化型接着剤を塗布する。そして、図2(A)の状態にあるシャフト側ユニットを、図の下の方向から図2(B)の状態にあるスリーブ側ユニットの内側に挿入する。この際、玉軸受6の内輪8をシャフト2の他端側から隙間嵌めし、玉軸受7の外輪11をスリーブ4の一端側内周面に隙間嵌めして外輪11の上側の端面をスペーサ部17に当接させる。こうして、図2(C)の状態を得る。
次に、シャフト2の下部を支えた状態において、シャフト2の他端側(図の上側)に隙間嵌めされた玉軸受6の内輪8の端面に、所定の予圧をかけるために必要な重さの錘(図示せず)を乗せる。これにより、内輪8とシャフト2および外輪11とスリーブ4をそれぞれ接触させガタを抑えた状態で玉軸受6および玉軸受7に軸方向の予圧を加える。そして、この予圧を加えた状態において、紫外線を照射し、接着剤を硬化させる。ここで、内輪8の端面に加える錘の重さは、要求される共振周波数を得るのに必要な値として予め求められている。
次に、環状シール板15をシャフト2の他端側外周面に圧嵌もしくは圧入することにより固定し、更に環状シール板16をスリーブ4の他端側内周面に圧嵌もしくは圧入することにより固定する。こうして、図2(D)に示すピボットアッシー軸受装置1を得る。なお、環状シール板15および16は嫌気性紫外線硬化型接着剤で接着固定してもよい。
(評価)
以下、ピボットアッシー軸受装置1の材料コストについて評価した結果を説明する。表1に従来品と本実施形態とを対比した結果を示す。
Figure 2011157978
表1から明らかなように、本実施形態は従来品と比べて材料コストで46%、加工コストで10%削減できる。なお、加工コストは加工サイクルタイムの比較に基づいて算出した。また、対比に用いた従来品と本実施形態のシャフトの寸法を表2に示す。実施形態の方は材料削減のためにフランジ外径を小さくしている。
Figure 2011157978
本実施形態において、フランジ5の外径寸法は、図3(A)で示される内輪9の外径寸法φLiよりわずかに大きく設定されている。なお、図3(B)で示されるように内輪の端面に段差がある場合は、フランジ5の外径寸法には小さい方の外径寸法φLiを用いる。フランジ5の外周面がシャフト2の外周面から突出する寸法の下限値fの目安は、内輪9の外径寸法φLiと内径寸法φdを用いた下記式「数1」により求められる。
Figure 2011157978
この例では、フランジ5の外周面が、シャフト2の外周面から突出する寸法が、上記fの値よりも大きくなるように調整し、軸方向から見て、フランジ5の外周面の位置が内輪9の外周面の位置よりも外側に突出した位置関係となるようにしている。すなわち、上記の例では玉軸受としてミネベア製RI−614ZZを用いたとすると、φLi=7.25mm、φd=6.35mmであり、f=(7.25−6.35)/2=0.45となるので、フランジ5の外周面がシャフト2の外周面から突出する寸法をfの値よりも僅かに大きい0.475mmとし、フランジ5の外周面が内輪9の外周面から0.025mm外側に突出する状態としている。この例で、フランジ外径を内輪外径よりもわずかに大きくした構造において、図1(B)のように軸方向内側のフランジ面取寸法を軸方向外側のフランジ面取寸法よりわずかに大きくしている。これは、フランジ5のシール板3への干渉を抑えるためである。
フランジ5の外周面の位置が内輪9の外周面の位置よりも外側に突出する寸法は、好ましくはf値とほぼ同じかわずかに大きくする。例えば、フランジ面取寸法以下の値をfに加えた値を突出寸法としてもよい。こうすることで、フランジ5の小径化、およびフランジ5が存在することによる構造的な安定性(玉軸受の抜け落ち防止)、シール板の固定および玉軸受への確実な予圧の付与を並立させることができる。当然ながら、これらの機能が損なわれない範囲で突出寸法をf値より小さくしてもよい。
フランジ5の外周面の位置が内輪9の外周面の位置よりも外側に突出しない場合、シール板3の変形、この変形に起因する玉軸受6および7への予圧の値の変動およびシール性の低下といった問題が発生する可能性が増大する。
フランジ5の外径がφLiを大きく超えると、フランジの機能が飽和傾向となり、逆にフランジ5の外径が増大することに起因する材料コストの増大や加工コストの増大が顕在化する。
(優位性)
以下、ピボットアッシー軸受装置1の優位性について説明する。まず、ピボットアッシー軸受装置1は、小径のフランジ5がストッパーとなり、シャフト2に取り付けられた環状部材(玉軸受等)がベース側に脱落する危険性がない構造が得られる。また、このことに関連して、フランジ5があることで、部品間の位置合わせ等の組立作業が容易となる優位性が得られる。また、フランジ5があることで、玉軸受6および7に高い精度で予圧を加えることができる。
また、ピボットアッシー軸受装置1は、シャフト2が、図示しない磁気ディスク装置のベースに固定され、スリーブ4にスイングアームのEブロックが固定されるのであるが、スリーブ4に加わる軸方向の力が、フランジ5で受け止められるので、使用状態においてガタ等が発生し難い構造となる。
更に、ピボットアッシー軸受装置1には、シール板3の外周面とスリーブ4の内周面との間の微小隙間(0.2mm以下)によるラビリンスシール14が形成されている。このラビリンスシール14によって玉軸受6および7に封入された潤滑用グリース、潤滑油等がピボットアッシー軸受装置1から漏洩するのが防止される。同様に、このラビリンスシール14は、ピボットアッシー軸受装置1の内部に塵埃等が浸入するのを防止する。
この構造において、シャフト2のフランジ5は、文献D3に開示されたピボットアッシー軸受装置に用いられる大径のフランジに比べて外径寸法が小さく、シャフト2の外周面から僅かに突出しているだけなので、潤滑剤の漏洩が防止される構造でありながら、従来品である外径寸法が大きい大径フランジ付きのシャフトと比べ、切削される部分が大幅に減少され、材料コストを大幅に削減することができる。なお、シール板3が必要となるが、シール板3はプレス加工により安価に製造できるので、全体のコストに与える影響は小さい。
(変形例)
以下、本発明を利用した他の例(変形例)について説明する。図4〜6は、実施形態の他の例を示す断面図(A)とその一部拡大図(B)である。図4〜6には、実施例1の変形例が示されている。図4〜6において、図1と同じ符号の部分は、図1に説明した内容と同じである。
以下説明する変形例は、シール板の構造が図1に例示した構造と異なっている。なお、シール板の保持の構造は、図1の場合と同じである。図4には、本発明を利用したピボットアッシー軸受装置40が示されている。ピボットアッシー軸受装置40では、図1の場合と同様に、フランジ5と、玉軸受7の内輪9との間にシール板41が挟まれて保持されている。そしてシール板41は、シール板3の外延部3cを延長させて軸方向内側に折り曲げた構造とされ、折り曲げた部分の軸方向外周面とスリーブ4の内周面との間に微小隙間を設けてラビリンスシール42の長さが長くなるようにされている。こうすることで、潤滑剤の漏洩を防止するシール機能の信頼性を高めている。この構造は、シール板41が外側に出っ張らないので、ピボットアッシー軸受装置40をスイングアームのEブロックに取り付け易い。
図5には、ピボットアッシー軸受装置50が示されている。ピボットアッシー軸受装置50では、シール板51を備えている。シール板51は、シール板51の外延部をスリーブ4の外周面をこえて延長させ、軸方向に折り曲げた構造とし、この折り曲げた部分の内周面とスリーブ4の外周面との間の微小隙間、およびシール板51とスリーブ4の端面同士の微小隙間を利用してラビリンスシール52の長さが長くなるようにしている。この構造は、外延部が延長されているので折り曲げが容易になった分だけ作り易く、さらにラビリンスシール52の長さを図4の場合より長くできるが、シール板51が外周側に出っ張るので、スイングアームのEブロックへの取り付け構造において、Eブロック側にシール板51の逃げ部をつくる必要がある。
図6には、ピボットアッシー軸受装置60が示されている。この構造では、スリーブ4のベース側に小径部を設け、且つ、シール板61の外延部を延長させて軸方向に折り曲げ、その折り曲げた先端部を前記小径部に収めた構造としている。軸方向に折り曲げた部分の外周面は、スリーブ外周面よりも半径方向外側に突出しないようにされている。軸方向に折り曲げた部分の内周面とスリーブ小径部の外周面、および前記折り曲げ部の先端面とスリーブ小径部に続く段差部との間には微小隙間が形成され、これによりラビリンスシール62が形成される。この構造では、シール板61の外径寸法をスリーブ4の最大外径寸法以下にできる。ピボットアッシー軸受装置60は、外周面に出っ張りが出来ないのでEブロックに取り付けやすく、ラビリンスシール62の長さも図5の構造より長くできる。
このように、シール板の外延部を延長させて軸方向に延在する方向に屈曲させ、この軸方向に延在した部分とスリーブ4の内周面または外周面との間でラビリンスシールを形成することで、ラビリンスシールの有効長を大きく確保できる。
以上の例示では、本発明をピボットアッシー軸受装置に適用した場合を説明したが、本発明は、他の用途の軸受装置に適用することもできる。
本発明は、軸受装置およびこの軸受装置を利用した各種の製品に利用することができる。
1…ピボットアッシー軸受装置、2…シャフト、3…シール板、4…スリーブ、5…フランジ、6…玉軸受、7…玉軸受、8…内輪、9…内輪、10…外輪、11…外輪、12…転動体(ボール)、13…転動体(ボール)、14…ラビリンスシール、15…環状シール板、16…環状シール板。

Claims (3)

  1. フランジが設けられたシャフトと、
    前記シャフトを回転自在な状態で支持する玉軸受と、
    前記玉軸受が内側に固定されたスリーブと、
    前記フランジと前記玉軸受の内輪との間に挟まれることで保持され、前記スリーブとの隙間にラビリンスシールを形成する環状のシール部材と
    を備えることを特徴とする軸受装置。
  2. 前記フランジの外周面の位置が前記玉軸受の内輪の外周面の位置よりも外側にわずかに突出していることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記環状のシール部材の外延部は折り曲げられており、前記折り曲げられた部分と前記スリーブとの間にラビリンスシールが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の軸受装置。
JP2010017659A 2010-01-29 2010-01-29 軸受装置 Expired - Fee Related JP5599194B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010017659A JP5599194B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 軸受装置
CN2011100081096A CN102141088A (zh) 2010-01-29 2011-01-11 轴承装置
US13/015,201 US20110188796A1 (en) 2010-01-29 2011-01-27 Bearing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010017659A JP5599194B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011157978A true JP2011157978A (ja) 2011-08-18
JP5599194B2 JP5599194B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=44341727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010017659A Expired - Fee Related JP5599194B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 軸受装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20110188796A1 (ja)
JP (1) JP5599194B2 (ja)
CN (1) CN102141088A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064102A (ja) * 2013-08-26 2015-04-09 ミネベア株式会社 軸受装置
JP2015115081A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 セイコーインスツル株式会社 軸受装置および情報記録再生装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060036251A1 (en) * 2004-08-09 2006-02-16 Reiley Mark A Systems and methods for the fixation or fusion of bone
US8523688B2 (en) * 2011-05-26 2013-09-03 Andrew Stewart Hanger bearing coupling
CN102873485B (zh) * 2012-09-06 2015-03-25 奇瑞汽车股份有限公司 一种轴向旋转及角度可调式焊钳吊挂
US8547664B1 (en) 2012-12-10 2013-10-01 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive actuator pivot bearing having an adsorptive element within
US20140369636A1 (en) * 2013-06-17 2014-12-18 Minebea Co., Ltd. Ball bearing assembly to improve lubricating performance
US9273729B2 (en) 2013-10-01 2016-03-01 Seagate Technology Llc Apparatuses and methods having a bearing shield arrangement
US9500233B2 (en) * 2014-11-11 2016-11-22 Minebea Co., Ltd. Pivot assembly bearing and disk drive device
US9424887B1 (en) * 2015-04-22 2016-08-23 Seagate Technology Llc Apparatus with vapor-trapping pathway
CN104864099B (zh) * 2015-05-14 2017-01-25 自贡兆强密封制品实业有限公司 冷气风机组合密封系统
JP2019164851A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社東芝 ディスク装置
JP7262182B2 (ja) * 2018-05-31 2023-04-21 ミネベアミツミ株式会社 軸受装置
DE102019127221B3 (de) * 2019-05-28 2020-06-18 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungseinrichtung
CN110397680A (zh) * 2019-08-26 2019-11-01 际华三五四二纺织有限公司 一种验布机用组合式轴承套

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4527124Y1 (ja) * 1966-03-23 1970-10-21
US5720486A (en) * 1996-11-07 1998-02-24 General Signal Corporation Self-formed labyrinth seal
JP2003016742A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Ntn Corp スイングアーム装置
JP2003523492A (ja) * 1999-12-27 2003-08-05 ザ ティムケン カンパニー 自動車におけるハブアセンブリ
JP2004100850A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Minebea Co Ltd ハードディスクドライブ用ピボットアッセンブリ
JP2006200594A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Nsk Ltd 転がり軸受用保持器
JP2013501904A (ja) * 2009-08-11 2013-01-17 デイコ プロダクツ,エルエルシー 滑車装置用のベアリングシールとしての偏向ベアリングシールド、およびその組み立て方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2582525A (en) * 1948-01-19 1952-01-15 Brown Brockmeyer Co Shaft seal
US5482381A (en) * 1994-06-16 1996-01-09 Seagate Technology, Inc. Actuator assembly having labyrinth seal
US5714817A (en) * 1996-09-13 1998-02-03 Synektron Corporation Labyrinth seal system
JP3669123B2 (ja) * 1997-08-15 2005-07-06 日本精工株式会社 シールド板付転がり軸受
JP3307572B2 (ja) * 1997-10-17 2002-07-24 ミネベア株式会社 スピンドルモータ
JPH11166526A (ja) * 1997-12-08 1999-06-22 Nippon Seiko Kk 揺動部材支持用転がり軸受装置
JP2001084716A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Minebea Co Ltd 磁気ヘッド駆動用ピボットアセンブリ
US6896415B2 (en) * 2001-07-10 2005-05-24 Nsk, Ltd. Rolling bearing and bearing apparatus
JP2004092666A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Minebea Co Ltd ハードディスクドライブ用ピボットアッセンブリ
US20060001218A1 (en) * 2004-06-30 2006-01-05 Rogus Thomas E Flexible bearing seal
JP2006185484A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置のヘッド用軸受け機構及びこれを有する磁気ディスク装置
JP2008069920A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Nsk Ltd 転がり軸受ユニット及び転がり軸受ユニットの洗浄方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4527124Y1 (ja) * 1966-03-23 1970-10-21
US5720486A (en) * 1996-11-07 1998-02-24 General Signal Corporation Self-formed labyrinth seal
JP2003523492A (ja) * 1999-12-27 2003-08-05 ザ ティムケン カンパニー 自動車におけるハブアセンブリ
JP2003016742A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Ntn Corp スイングアーム装置
JP2004100850A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Minebea Co Ltd ハードディスクドライブ用ピボットアッセンブリ
JP2006200594A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Nsk Ltd 転がり軸受用保持器
JP2013501904A (ja) * 2009-08-11 2013-01-17 デイコ プロダクツ,エルエルシー 滑車装置用のベアリングシールとしての偏向ベアリングシールド、およびその組み立て方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064102A (ja) * 2013-08-26 2015-04-09 ミネベア株式会社 軸受装置
JP2015115081A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 セイコーインスツル株式会社 軸受装置および情報記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110188796A1 (en) 2011-08-04
CN102141088A (zh) 2011-08-03
JP5599194B2 (ja) 2014-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5599194B2 (ja) 軸受装置
JP4460730B2 (ja) スピンドルモータ
WO2005119072A3 (en) Fluid dynamic pressure bearing
JP2010138992A (ja) 軸受装置、スピンドルモータ、及びディスク駆動装置
JP2006300245A (ja) 動圧流体軸受装置
JPH11328835A (ja) モータおよび同モータを備えるハードディスクドライブ装置
JP2010190345A (ja) 転がり軸受装置の構造および転がり軸受装置の製造方法
US6599021B2 (en) Compound bearing apparatus
KR101412886B1 (ko) 스핀들 모터 및 이를 포함하는 하드 디스크 드라이브
JP2009185859A (ja) 転がり軸受ユニットおよびその製造方法
JP2002005158A (ja) 軸受装置
US20150235667A1 (en) Rotating device
JP2006316915A (ja) 軸受装置
JP2005201455A (ja) 流体軸受装置
JP6095404B2 (ja) スイングアーム、情報記録再生装置
JP4661014B2 (ja) 動圧軸受装置および当該動圧軸受装置を備えたスピンドルモータ
JP2008185190A (ja) 軸受ユニット
JP6157439B2 (ja) 軸受装置、ピボットアッシー軸受およびハードディスク駆動装置
JP2009191895A (ja) 転がり軸受ユニットおよびその製造方法
JP6145441B2 (ja) ピボットアッシー軸受
JP2007051727A (ja) クリープ防止構造
JP5144558B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2006242292A (ja) 軸受装置
JP2005164048A (ja) 流体軸受装置
JP2013204632A (ja) ピボットアッシー軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5599194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees