JPH11328835A - モータおよび同モータを備えるハードディスクドライブ装置 - Google Patents

モータおよび同モータを備えるハードディスクドライブ装置

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JPH11328835A
JPH11328835A JP10130915A JP13091598A JPH11328835A JP H11328835 A JPH11328835 A JP H11328835A JP 10130915 A JP10130915 A JP 10130915A JP 13091598 A JP13091598 A JP 13091598A JP H11328835 A JPH11328835 A JP H11328835A
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JP
Japan
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sleeve
diameter shaft
outer ring
ring
shaft portion
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JP10130915A
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Rikuro Obara
陸郎 小原
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Minebea Co Ltd
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Minebea Co Ltd
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Publication date
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    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/2009Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】非接触型のシール構造によるシール機能を向上
させ確実なシール機能が得られる、装置HDDの運転に
好適なモータおよび信頼性の高いHDDを提供する。 【解決手段】複列軸受装置2は、大径軸部3aと小径軸
部3bを有する二段軸3とこの二段軸を囲むスリーブ外
輪4との間に2列の転動体5a、5bを備え、第1列用
の転動体が二段軸の大径軸部の外周に直接形成された外
周転動溝7とスリーブ外輪の内周面に形成された第1の
内周転動溝4aとの間に配設され、第2列用の転動体が
二段軸の小径軸部に嵌めた内輪6の外周に形成された外
周転動溝6aとスリーブ外輪の内周面に形成された第2
の内周転動溝4bとの間に配設され、第1列用の転動体
側におけるスリーブ外輪の端部と大径軸部との間の少な
くとも片側に、環状の内側シール板13a、14aと外
側シール板13b、14bとを第1列用の転動体側には
スリーブ外輪または大径軸部との間にラビリンスシール
機能を持たせて取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主としてハードディ
スクドライブ装置に使用するモータおよび同モータを備
えるハードディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】ハードディスクドライブ装
置のモータでは軸受装置にグリース、オイル等の潤滑剤
を用いて軸受装置の潤滑を行っている。この種のモータ
においては、軸受装置内の潤滑剤が外部に飛散したり、
あるいは軸受装置の内部に外部からの塵埃が入らないよ
うに、軸受装置の内外輪間や軸と外輪との間に、中央部
に孔を有する環状のシール板を取り付けたものがあり、
このような環状のシール板を用いる従来のシール構造に
は非接触型のものがある。
【0003】非接触型のシール構造は内外輪よりなる軸
受装置の場合、例えば環状シール板の外周辺部を外輪の
端面に接着剤等で固定し、シール板の内周部と内輪との
間にわずかな隙間をあけて内輪とは非接触としてある。
しかし、内輪または外輪が回転すると内部の潤滑剤が非
接触部の隙間を通して軸受装置の外部に流出するという
問題があり、ハードディスクドライブ装置用のモータで
は、モータが高速回転するとシール板と内輪との間のわ
ずかな隙間から潤滑剤が飛散してオイルミストとなり、
このオイルミストがディスクエンクロージャ内部に侵入
して磁気ディスクや磁気ヘッドに付着することにより磁
気ディスクと磁気ヘッドのクラッシュ事故誘発の要因と
なり、ハードディスクドライブ装置の信頼性が損なわれ
る。
【0004】上述した事故を防止するために、例えば外
周辺部を外輪に固定した環状シール板の内周縁を内輪に
接触させるようにしたものもあるが、接触部の摩擦で摩
擦熱や摩擦トルクが生じたり、あるいは使用経過によっ
てシール板の接触部に摩耗が生じて潤滑剤の漏れや摩耗
微粒子等のパーティクルが発生するという新たな問題点
が生じ、ハードディスクドライブ装置には不適切で採用
できない。
【0005】上述した理由から現状においては、非接触
型のシール構造に加えてモータのベースとロータハブの
間に外部ラビリンスシール機構を設けたり、あるいは軸
受装置に磁性流体シール機構を設けたものもあるが、外
部ラビリンスシール機構を設けると構造が複雑となって
モータの製造コストが掛かるという問題があり、また磁
性流体シール機構では磁性流体が回転の遠心力により外
径方向に徐々に滲み出す傾向があり、また局部的な気圧
差によって磁性流体が飛散することもあって、どちらの
シール構造もハードディスクドライブ装置用として好適
であるとは言い難い。
【0006】
【本発明の目的】本発明は、これまで外部に設けられて
いたラビリンスシール機構を軸受装置内に組み込み、非
接触型のシール構造によるシール機能を向上せしめ、十
分かつ確実なシール機能を得ることができ、ハードディ
スクドライブ装置に好適なモータおよび信頼性の高いハ
ードディスクドライブ装置を提供できるようにした。
【0007】
【本発明の手段】上記目的を達成するために、本発明に
係るモータは、ロータハブを複列軸受装置によりベース
上に回転可能に支承するスピンドルモータにおいて、前
記複列軸受装置は、大径軸部と小径軸部を有する二段軸
とこの二段軸を囲むスリーブ外輪との間に2列の転動体
を備え、第1列用の転動体が二段軸の大径軸部の外周に
直接形成された外周転動溝とスリーブ外輪の内周面に形
成された第1の内周転動溝との間に配設され、第2列用
の転動体が二段軸の小径軸部に嵌めた内輪の外周に形成
された外周転動溝とスリーブ外輪の内周面に形成された
第2の内周転動溝との間に配設され、第1列用の転動体
側におけるスリーブ外輪の端部と大径軸部との間または
第2列用の転動体側におけるスリーブ外輪の端部と内輪
との間の少なくとも片側に、それぞれ中央部に孔を有す
る環状の内側シール板と外側シール板とを第1列用の転
動体側においてはスリーブ外輪または大径軸部との間に
わずかな隙間をあけて非接触ならしめてラビリンスシー
ル機能を持たせるように取り付け、第2列用の転動体側
においてはスリーブ外輪または内輪との間にわずかな隙
間をあけて非接触ならしめてラビリンスシール機能を持
たせるように取り付けたものとしてある。
【0008】また、本発明に係るハードディスクドライ
ブ装置は、ロータハブを複列軸受装置によりベース上に
回転可能に支承するモータの前記ロータハブ外周に磁気
ディスクが搭載され、同磁気ディスクへ磁気データの読
み書きを行う磁気ヘッドと、同磁気ヘッドを磁気ディス
ク上における半径方向の所要の位置に移動および停止せ
しめる磁気ヘッド用の位置決め機構を備え、モータの前
記複列軸受装置を、大径軸部と小径軸部を有する二段軸
とこの二段軸を囲むスリーブ外輪との間に2列の転動体
を備え、第1列用の転動体が二段軸の大径軸部の外周に
直接形成された外周転動溝とスリーブ外輪の内周面に形
成された第1の内周転動溝との間に配設され、第2列用
の転動体が二段軸の小径軸部に嵌めた内輪の外周に形成
された外周転動溝とスリーブ外輪の内周面に形成された
第2の内周転動溝との間に配設され、第1列用の転動体
側におけるスリーブ外輪の端部と大径軸部との間または
第2列用の転動体側におけるスリーブ外輪の端部と内輪
との間の少なくとも片側に、それぞれ中央部に孔を有す
る環状の内側シール板と外側シール板とを第1列用の転
動体側においてはスリーブ外輪または大径軸部との間に
わずかな隙間をあけて非接触ならしめてラビリンスシー
ル機能を持たせるように取り付け、第2列用の転動体側
においてはスリーブ外輪または内輪との間にわずかな隙
間をあけて非接触ならしめてラビリンスシール機能を持
たせるように取り付けてなる構成のものとしてある。
【0009】
【実施例】<第1実施例>図1は本発明に係るモータの
第1実施例を示し、フランジ1aを有するベース1に複
列軸受装置2の軸3が立設固定された軸固定タイプのも
のとしてあり、軸3は下部に大径軸部3aを、上部に小
径軸部3bを有する2段軸としてあって、軸3のまわり
にはスリーブ外輪4が上下2列の転動体たるボール5
a、5bを介して軸3まわりに回転可能に支承されてい
る。
【0010】前記スリーブ外輪4は内周面に上下2列の
内周転動溝4a、4bが形成されていて、第1列用の転
動体たる上側のボール5aは小径軸部3bに設けられた
内輪6の転動溝6aとスリーブ外輪の第1の転動溝たる
上側の転動溝4aとの間に配設され、第2列用の転動体
たる下側のボール5bは大径軸部3aの外周面に直接形
成された外周転動溝7とスリーブ外輪の第2の転動溝た
る下側の転動溝4bとの間に配設されており、ボール5
a、5bはボールリテーナ8により保持されている。な
お、大径軸部3aの外径と小径軸部3bの内輪6の外径
を同径にして上下のボール5a、5bを同径のものとし
てある。
【0011】スリーブ外輪4のまわりにはロータハブ9
の中央にあけた縦孔10を嵌めてロータハブ9を軸3ま
わりに回転可能に支承してあり、ロータハブ9の外周部
には磁気ディスク搭載部9aと下向きフランジ9bが形
成されている。
【0012】下向きフランジ9bの内側にはマグネット
ホルダ11aを介してマグネット11が取り付けられて
いて、同マグネットの内周面は前記ベース1に固定され
たステータ12の外周面とわずかな隙間をあけて対峙し
ており、ステータ12には通電用のコイル12aが捲装
されている。
【0013】しかして本発明に係るスピンドルモータに
おいては、小径軸部3b側におけるスリーブ外輪4の上
端部と内輪6との間は中央に孔を有する2枚の環状シー
ル板13a、13bによって塞がれており、また大径軸
部3a側におけるスリーブ外輪4の下端部と大径軸部の
外周との間も同じく中央に孔を有する2枚の環状シール
板14a、14bによって塞がれている。
【0014】小径軸部3b側においては図1(b) に示す
ように、内側シール板13aの外周辺部はスリーブ外輪
4の上端面に形成した2段の窪み部15a、15b中の
小径な内側窪み部15aの端面に接着剤にて固定されて
おり、同シール板の内周部は内輪6の上端部に形成した
2段の小径段部16a、16b中の内側小径段部16a
の外周面との間にわずかな隙間aが形成されて内輪6と
は非接触とすることによりラビリンスシール機能を持た
せてある。
【0015】また、外側シール板13bの内周辺部は内
輪6の外側小径段部16bの外周面に接着剤にて固定さ
れており、同シール板の外周部はスリーブ外輪4の外側
窪み部15bとの間にわずかな隙間bが形成されてスリ
ーブ外輪4とは非接触とすることによりラビリンスシー
ル機能を持たせてある。
【0016】大径軸部3a側においては図1(c) に示す
ように、内側シール板14aの外周辺部はスリーブ外輪
4の端面に形成した2段の窪み部17a、17b中の内
側窪み部17aの端面に接着剤にて固定されており、同
シール板の内周部は大径軸部3aの外周部に形成した2
段の小径部18a、18b中の内側小径部18aの外周
面との間にわずかな隙間cが形成されて大径軸部3aと
は非接触とすることによりラビリンスシール機能を持た
せてある。
【0017】また、外側シール板14bの内周辺部は大
径軸部3aに形成した外側小径部18bの外周面に接着
剤にて固定されており、同シール板の外周部はスリーブ
外輪4の外側窪み部17bとの間にわずかな隙間dが形
成されてスリーブ外輪4とは非接触とすることによりラ
ビリンスシール機能を持たせてある。
【0018】複列軸受装置を組み立てる際には軸3の大
径軸部3aの外周転動溝7とスリーブ外輪4の下側の内
周転動溝4bとの間に下側のボール5bを配設し、軸3
の小径軸部3bに内輪6をスライド可能に嵌めて内輪6
の外周転動溝6aとスリーブ外輪4の上側の転動溝4a
との間に上側のボール5aを配設した後、内輪6の上端
面へ軸方向に適正な予圧を付与した状態で内輪6を小径
軸部3bに接着剤にて固定し、適宜シール板を取り付け
る。
【0019】上述した第1実施例ではシール板を接着剤
で固定するようにしてあるが、小径軸部3b側における
内側シール板13aはスリーブ外輪4の内側窪み部15
aに強制嵌入(圧入)し、外側シール板13bは内輪6
の外側小径段部16bに強制嵌合(圧嵌)し、また、大
径軸部3a側における内側シール板14aはスリーブ外
輪4の内側窪み部17aに強制嵌入(圧入)し、外側シ
ール板14bは大径軸部3aの外側小径部18bに強制
嵌合(圧嵌)する場合もある。
【0020】<第2実施例>図2に示す第2実施例のも
のは、第1実施例のものと回転部機構等は同じである
が、シール構造を異にする。すなわち、小径軸部3b側
においては図2(b) に示すように、内側シール板13a
の内周辺部は内輪6の内側小径段部16aの外周面に接
着剤にて固定されており、同シール板の外周部はスリー
ブ外輪4の内側窪み部15aの外周面との間にわずかな
隙間eが形成されてスリーブ外輪4とは非接触とするこ
とによりラビリンスシール機能を持たせてある。
【0021】また、外側シール板13bの外辺周部はス
リーブ外輪4の外側窪み部15bに接着剤にて固定され
ており、同シール板の内周部は内輪6の外側小径段部1
6bの外周面との間にわずかな隙間fが形成されて内輪
6とは非接触とすることによりラビリンスシール機能を
持たせてある。
【0022】大径軸部3a側においては図2(c) に示す
ように、内側シール板14aの内周辺部は大径軸部3a
の内側小径部18aの外周面に接着剤にて固定されてお
り、同シール板の外周部はスリーブ外輪4の内側窪み部
17aとの間にわずかな隙間gが形成されてスリーブ外
輪4とは非接触とすることによりラビリンスシール機能
を持たせてある。
【0023】また、外側シール板14bの外周辺部はス
リーブ外輪4の外側窪み部17bに接着剤にて固定され
ており、同シール板の内周部は大径軸部3aに形成した
外側小径部18bの外周面との間にわずかな隙間hが形
成されて大径軸部3aとは非接触とすることによりラビ
リンスシール機能を持たせてある。
【0024】上述した第2実施例でもシール板を接着剤
で固定するようにしてあるが、小径軸部3b側における
内側シール板13aは内輪6の内側小径段部16aに強
制嵌合(圧嵌)し、外側シール板13bはスリーブ外輪
4の外側窪み部15bに強制嵌入(圧入)し、また、大
径軸部3a側における内側シール板14aは大径軸部3
aの内側小径部18aに強制嵌合(圧嵌)し、外側シー
ル板14bはスリーブ外輪4の外側窪み部17bに強制
嵌入(圧入)する場合もある。
【0025】<第3実施例>図3に示す第3実施例のも
のは、小径軸部3b側において、図3(b) に示すように
内側シール板13aの外周辺部はスリーブ外輪4の内側
窪み部15aの端面に接着剤にて固定されており、同シ
ール板の内周部は内輪6の内側小径段部16aの外周面
との間にわずかな隙間aが形成されて内輪6とは非接触
とすることによりラビリンスシール機能を持たせてあ
る。
【0026】また、外側シール板13bの外周辺部はス
リーブ外輪4の外側窪み部15bに接着剤にて固定され
ており、同シール板の内周部は内輪6の外側小径段部1
6bの外周面との間にわずかな隙間fが形成されて内輪
6とは非接触とすることによりラビリンスシール機能を
持たせてある。
【0027】大径軸部3a側においては図3(c) に示す
ように、内側シール板14aの外周辺部はスリーブ外輪
4の内側窪み部17aの端面に接着剤にて固定されてお
り、同シール板の内周部は大径軸部3aの内側小径部1
8aの外周面との間にわずかな隙間cが形成されて大径
軸部3aとは非接触とすることによりラビリンスシール
機能を持たせてある。
【0028】また、外側シール板14bの外周辺部はス
リーブ外輪4の外側窪み部17bに接着剤にて固定され
ており、同シール板の内周部は大径軸部3aに形成した
外側小径部18bの外周面との間にわずかな隙間hが形
成されて大径軸部3aとは非接触とすることによりラビ
リンスシール機能を持たせてある。
【0029】上述した第3実施例でもシール板を接着剤
で固定するようにしてあるが、小径軸部3b側における
内側シール板13aはスリーブ外輪4の内側窪み部15
aに強制嵌入(圧入)し、外側シール板13bはスリー
ブ外輪4の外側窪み部15bに強制嵌入(圧入)し、ま
た、大径軸部3a側における内側シール板14aはスリ
ーブ外輪4の内側窪み部14aに強制嵌入(圧入)し、
外側シール板14bはスリーブ外輪4の外側窪み部14
bに強制嵌入(圧入)する場合もある。
【0030】<第4実施例>図4に示す第4実施例のも
のは、小径軸部3b側において、図4(b) に示すように
内側シール板13aの内周辺部は内輪6の内側小径段部
16aの外周面に接着剤にて固定されており、同シール
板の外周部はスリーブ外輪4の内側窪み部15aとの間
にわずかな隙間eが形成されてスリーブ外輪4とは非接
触とすることによりラビリンスシール機能を持たせてあ
る。
【0031】また、外側シール板13bの内周辺部は内
輪6の外側小径段部16bの外周面に接着剤にて固定さ
れており、同シール板の外周部はスリーブ外輪4の外側
窪み部15bとの間にわずかな隙間bが形成されてスリ
ーブ外輪4とは非接触とすることによりラビリンスシー
ル機能を持たせてある。
【0032】大径軸部3a側においては図4(c) に示す
ように、内側シール板14aの内周辺部は大径軸部3a
の内側小径部18aの外周面に接着剤にて固定されてお
り、同シール板の外周部はスリーブ外輪4の内側窪み部
17aとの間にわずかな隙間gが形成されてスリーブ外
輪4とは非接触とすることによりラビリンスシール機能
を持たせてある。
【0033】また、外側シール板14bの内周辺部は大
径軸部3aに形成した外側小径部18bの外周面に接着
剤にて固定されており、同シール板の外周部はスリーブ
外輪4の外側窪み部17bとの間にわずかな隙間dが形
成されてスリーブ外輪4とは非接触とすることによりラ
ビリンスシール機能を持たせてある。
【0034】上述した第4実施例でもシール板を接着剤
で固定するようにしてあるが、小径軸部3b側における
内側シール板13aは内輪6の内側小径段部16aに強
制嵌合(圧嵌)し、外側シール板13bは内輪6の外側
小径段部16bに強制嵌合(圧嵌)し、また、大径軸部
3a側における内側シール板14aは大径軸部3aの内
側小径部18aに強制嵌合(圧嵌)し、外側シール板1
4bは大径軸部3aの外側小径部18bに強制嵌合(圧
嵌)する場合もある。
【0035】<第5実施例>図5に示す第5実施例のも
のは、上述した第1〜4実施例のものとは図5(b)に示
すように小径軸部3b側における内輪6と外側シール板
13bの構造を異にする。すなわち、内輪6は一輪の小
径段部16cがあるだけで、この小径段部16cの端面
に内側シール板13aの内周辺部を接着剤にて固定し、
同シール板の外周部はスリーブ外輪4の内側窪み部15
aとの間にわずかな隙間eが形成されてスリーブ外輪4
とは非接触とすることによりラビリンスシール機能を持
たせてある。
【0036】また、外側シール板13bは内周縁の径を
内輪6の軸用孔の径、すなわち小径軸部3bの径よりも
若干大径にしてあり、同シール板13bの外周辺部をス
リーブ外輪4の外側窪み部15bの端面に接着剤にて固
定し、内周部は小径軸部3bの外周面との間にわずかな
隙間jをあけるとともに、内輪6の上端面との間にアキ
シャル方向のわずかな隙間kをあけて小径軸部3bおよ
び内輪6とは非接触とすることによりラビリンスシール
機能を持たせてある。
【0037】大径軸部3a側においては図5(c) に示す
ように、内側シール板14aの内周辺部は大径軸部3a
の内側小径部18aの外周面に接着剤にて固定されてお
り、同シール板の外周部はスリーブ外輪4の内側窪み部
17aとの間にわずかな隙間gが形成されてスリーブ外
輪4とは非接触とすることによりラビリンスシール機能
を持たせてある。
【0038】また、外側シール板14bの外周辺部はス
リーブ外輪4の外側窪み部17bに接着剤にて固定され
ており、同シール板の内周部は大径軸部3aに形成した
外側小径部18bの外周面との間にわずかな隙間hが形
成されて大径軸部3aとは非接触とすることによりラビ
リンスシール機能を持たせてある。
【0039】上述した第5実施例においてもシール板を
接着剤で固定するようにしてあるが、小径軸部3b側に
おける内側シール板13aは内輪6の内側小径段部16
cに強制嵌合(圧嵌)し、外側シール板13bはスリー
ブ外輪4の外側窪み部15bに強制嵌入(圧入)し、ま
た、大径軸部3a側における内側シール板14aは大径
軸部3aの内側小径部18aに強制嵌合(圧嵌)し、外
側シール板14bはスリーブ外輪4の外側窪み部17b
に強制嵌入(圧入)する場合もある。
【0040】<第6実施例>図6に示す第6実施例のも
のは、図6(b) に示すように小径軸部3b側において、
内側シール板13aの外周辺部はスリーブ外輪4の内側
窪み部15aに接着剤にて固定し、同シール板の内周部
は内輪6の小径段部16cとの間にわずかな隙間aが形
成されて内輪6とは非接触とすることによりラビリンス
シール機能を持たせてある。
【0041】また、外側シール板13bは外周辺部をス
リーブ外輪4の外側窪み部15bの端面に接着剤にて固
定し、内周部は小径軸部3bの外周面との間にわずかな
隙間jをあけるとともに、内輪6の上端面との間にアキ
シャル方向のわずかな隙間kをあけて小径軸部3bおよ
び内輪6とは非接触とすることによりラビリンスシール
機能を持たせてある。
【0042】大径軸部3a側においては図6(c) に示す
ように、内側シール板14aの外周辺部はスリーブ外輪
4の内側窪み部17aの端面に接着剤にて固定されてお
り、同シール板の内周部は大径軸部3aの内側小径部1
8aの外周面との間にわずかな隙間cが形成されて大径
軸部3aとは非接触とすることによりラビリンスシール
機能を持たせてある。
【0043】また、外側シール板14bの外周辺部はス
リーブ外輪4の外側窪み部17bに接着剤にて固定され
ており、同シール板の内周部は大径軸部3aに形成した
外側小径部18bの外周面との間にわずかな隙間hが形
成されて大径軸部3aとは非接触とすることによりラビ
リンスシール機能を持たせてある。
【0044】上述した第6実施例でもシール板を接着剤
で固定するようにしてあるが、小径軸部3b側における
内側シール板13aはスリーブ外輪4の内側窪み部15
aに強制嵌入(圧入)し、外側シール板13bはスリー
ブ外輪4の外側窪み部15bに強制嵌入(圧入)し、ま
た、大径軸部3a側における内側シール板14aはスリ
ーブ外輪4の内側窪み部14aに強制嵌入(圧入)し、
外側シール板14bはスリーブ外輪4の外側窪み部14
bに強制嵌入(圧入)する場合もある。
【0045】<第7実施例>図7に示す第7実施例のも
のは、前述した第1〜6実施例のものとはスリーブ外輪
4と外側シール板13b、14bの構造を異にする。す
なわち、スリーブ外輪4の上下端部には各一輪の窪み部
15c、17cがあるだけで、また外側シール板13
b、14bは外径をスリーブ外輪4の外径よりも若干小
径のものとしてある。
【0046】小径軸部3b側においては図7(b) に示す
ように、内側シール板13aの外周辺部はスリーブ外輪
4の一輪の窪み部15cの端面に接着剤にて固定されて
おり、同シール板の内周部は内輪6の内側小径段部16
aの外周面との間にわずかな隙間aが形成されて内輪6
とは非接触とすることによりラビリンスシール機能を持
たせてある。
【0047】また、外側シール板13bの内周辺部は内
輪6の外側小径段部16bの外周面に接着剤にて固定さ
れており、同シール板の外周部はロータハブ9における
縦孔10の内周面との間にわずかな隙間pをあけるとと
もに、スリーブ外輪4の上端面との間にアキシャル方向
のわずかな隙間qをあけてスリーブ外輪4とは非接触と
することによりラビリンスシール機能を持たせてある。
【0048】大径軸部3a側においては図7(c) に示す
ように、内側シール板14aの外周辺部はスリーブ外輪
4の端面に形成した一輪の窪み部17cの端面に接着剤
にて固定されており、同シール板の内周部は大径軸部3
aの内側小径部18aの外周面との間にわずかな隙間c
が形成されて大径軸部3aとは非接触とすることにより
ラビリンスシール機能を持たせてある。
【0049】また、外側シール板14bの内周辺部は大
径軸部3aに形成した外側小径部18bの外周面に接着
剤にて固定されており、同シール板の外周部はロータハ
ブ9の縦孔10の内周面との間にわずかな隙間rをあけ
るとともに、スリーブ外輪4の下端面との間にアキシャ
ル方向のわずかな隙間sをあけてスリーブ外輪4とは非
接触とすることによりラビリンスシール機能を持たせて
ある。
【0050】上述した第7実施例においてもシール板を
接着剤で固定するようにしてあるが、小径軸部3b側に
おける内側シール板13aはスリーブ外輪4の窪み部1
5cに強制嵌入(圧入)し、外側シール板13bは内輪
6の外側小径段部16bに強制嵌合(圧嵌)し、また、
大径軸部3a側における内側シール板14aはスリーブ
外輪4の窪み部17cに強制嵌入(圧入)し、外側シー
ル板14bは大径軸部3aの外側小径部18bに強制嵌
合(圧嵌)する場合もある。
【0051】<第8実施例>図8に示す第8実施例のも
のは、小径軸部3b側において、図8(b) に示すように
内側シール板13aの内周辺部は内輪6の内側小径段部
16aの外周面に接着剤にて固定されており、同シール
板の外周部はスリーブ外輪4の一輪の窪み部15cとの
間にわずかな隙間eが形成されてスリーブ外輪4とは非
接触とすることによりラビリンスシール機能を持たせて
ある。
【0052】また、外側シール板13bの内周辺部は内
輪6の外側小径段部16bの外周面に接着剤にて固定さ
れており、同シール板の外周部はロータハブ9における
縦孔10の内周面との間にわずかな隙間pをあけるとと
もに、スリーブ外輪4の上端面との間にアキシャル方向
のわずかな隙間qをあけてスリーブ外輪4とは非接触と
することによりラビリンスシール機能を持たせてある。
【0053】大径軸部3a側においては図8(c) に示す
ように、内側シール板14aの内周辺部は大径軸部3a
の内側小径部18aの外周面に接着剤にて固定されてお
り、同シール板の外周部はスリーブ外輪4の一輪の窪み
部17cとの間にわずかな隙間gが形成されてスリーブ
外輪4とは非接触とすることによりラビリンスシール機
能を持たせてある。
【0054】また、外側シール板14bの内周辺部は大
径軸部3aに形成した外側小径部18bの外周面に接着
剤にて固定されており、同シール板の外周部はロータハ
ブ9の縦孔10の内周面との間にわずかな隙間rをあけ
るとともに、スリーブ外輪4の下端面との間にアキシャ
ル方向のわずかな隙間sをあけてスリーブ外輪4とは非
接触とすることによりラビリンスシール機能を持たせて
ある。
【0055】上述した第8実施例でもシール板を接着剤
で固定するようにしてあるが、小径軸部3b側における
内側シール板13aは内輪6の内側小径段部16aに強
制嵌合(圧嵌)し、外側シール板13bは内輪6の外側
小径段部16bに強制嵌合(圧嵌)し、また、大径軸部
3a側における内側シール板14aは大径軸部3aの内
側小径部18aに強制嵌合(圧嵌)し、外側シール板1
4bは大径軸部3aの外側小径部18bに強制嵌合(圧
嵌)する場合もある。
【0056】<第9実施例>上述した第1〜8実施例で
は軸3をベース1に固定し、スリーブ外輪4をロータハ
ブ9に取り付けた軸固定タイプのモータを示したが、図
9に示す第9実施例のように軸回転タイプのモータとす
ることもできる。
【0057】しかして本実施例のモータでは、ベース1
の中央部に立設した上下開口の円筒部19内に複列軸受
装置2のスリーブ外輪4を、第1〜8実施例のものとは
上下を逆、すなわち小径軸部3b側が下になるように圧
入してあり、大径軸部3aの上部にロータハブ20の縦
孔21を固嵌してある。
【0058】ロータハブ20の外周部には磁気ディスク
搭載部20aと下向きフランジ20bが形成されてい
て、下向きフランジ20bの内側にマグネットホルダ1
1aを介してマグネット11が取り付けられ、同マグネ
ットの内周面はベース1の前記円筒部19外周に固定さ
れたステータ12の外周面とわずかな隙間をあけて対峙
している。
【0059】本実施例における複列軸受装置2の構造は
第1実施例に示したものと同じであり、小径軸部3b側
(図9(a) では下側)におけるスリーブ外輪4の下端部
と内輪6との間は中央に孔を有する2枚の環状シール板
13a、13bによって塞がれており、また大径軸部3
a側(図9(a) では上側)におけるスリーブ外輪4の上
端部と大径軸部の外周との間も同じく中央に孔を有する
2枚の環状シール板14a、14bによって塞がれてい
る。
【0060】大径軸部3a側においては図9(b) に示す
ように、内側シール板14aの外周辺部はスリーブ外輪
4の端面に形成した2段の窪み部17a、17b中の内
側窪み部17aの端面に接着剤にて固定されており、同
シール板の内周部は大径軸部3aの外周部に形成した2
段の小径部18a、18b中の内側小径部18aの外周
面との間にわずかな隙間cが形成されて大径軸部3aと
は非接触とすることによりラビリンスシール機能を持た
せてある。
【0061】また、外側シール板14bの内周辺部は大
径軸部3aに形成した外側小径部18bの外周面に接着
剤にて固定されており、同シール板の外周部はスリーブ
外輪4の外側窪み部17bとの間にわずかな隙間dが形
成されてスリーブ外輪4とは非接触とすることによりラ
ビリンスシール機能を持たせてある。
【0062】小径軸部3b側においては図9(c) に示す
ように、内側シール板13aの外周辺部はスリーブ外輪
4の下端面に形成した2段の窪み部15a、15b中の
小径な内側窪み部15aの端面に接着剤にて固定されて
おり、同シール板の内周部は内輪6の下端部に形成した
2段の小径段部16a、16b中の内側小径段部16a
の外周面との間にわずかな隙間aが形成されて内輪6と
は非接触とすることによりラビリンスシール機能を持た
せてある。
【0063】また、外側シール板13bの内周辺部は内
輪6の外側小径段部16bの外周面に接着剤にて固定さ
れており、同シール板の外周部はスリーブ外輪4の外側
窪み部15bとの間にわずかな隙間bが形成されてスリ
ーブ外輪4とは非接触とすることによりラビリンスシー
ル機能を持たせてある。なお、図9(a) において符号2
2は複列軸受装置2の下部カバーを示す。
【0064】上述した第9実施例においてもシール板を
接着剤で固定するようにしてあるが、大径軸部3a側に
おける内側シール板14aはスリーブ外輪4の内側窪み
部17aに強制嵌入(圧入)し、外側シール板14bは
大径軸部3aの外側小径部18bに強制嵌合(圧嵌)
し、また、小径軸部3b側における内側シール板13a
はスリーブ外輪4の内側窪み部15aに強制嵌入(圧
入)し、外側シール板13bは内輪6の外側小径段部1
6bに強制嵌合(圧嵌)する場合もある。なお、第9実
施例におけるシール構造は第1実施例のものと同じであ
るが、第2〜8実施例のものと同じシール構造にするこ
ともできる。
【0065】以上の実施例では複列軸受装置の上下端部
にそれぞれ内外側のシール板を設けてあるが、内外側シ
ール板は片側だけに設け、反対側には従来の1枚の接触
型や非接触型のシール板を設け、あるいは何らシール板
を設けずに無閉塞とする場合もある。
【0066】また、複列軸受装置の転動体にはボールを
使用した複列玉軸受を示したが、転動体がローラである
ローラ軸受の場合もあり、ほかにニードル軸受や流体軸
受の場合もある。さらに、上述した実施例ではアウタロ
ータタイプのモータを示したが、インナロータタイプの
モータとすることもできる。
【0067】本発明に係るハードディスクドライブ装置
は上述の各実施例に示した構造のモータを備えるものと
してあり、軸固定タイプのモータ(第1〜8実施例のモ
ータ)Mを備えるハードディスクドライブ装置の具体例
を図10、11に基づいて説明する。
【0068】ロータハブ9の外周には複数枚(図11で
は2枚)の磁気ディスク23が互いに平行となるように
取り付けられていて、具体的には複数枚の磁気ディスク
が間にスペーサ24を挟んでロータハブの磁気ディスク
搭載部9aとディスク押えプレート25間に取り付けら
れており、ディスク押えプレート25はねじ等の適宜の
止め具によりロータハブ9に固定されている。
【0069】図において、符号26は磁気ディスク23
へ磁気データを書き込んだり、磁気ディスクから磁気デ
ータを読み出したりする磁気ヘッドを示し、同磁気ヘッ
ド26はヘッド位置決め機構たるスイングアーム27の
ヘッドアーム28先端に取り付けられていて、磁気ヘッ
ド26はヘッドスイングアーム27が軸29まわりに回
動することにより磁気ディスク23の半径方向に移動お
よび静止し、磁気ディスク23上の所要の位置に磁気デ
ータを読み書きすることができるようになっている。
【0070】また、図12に示すように軸回転タイプの
モータ(第9実施例のモータ)Mを備えるハードディス
クドライブ装置とすることもでき、同装置におけるモー
タ以外の構成は図11に示したハードディスクドライブ
装置と同じである。
【0071】
【発明の作用、効果】本発明に係るモータは、複列軸受
装置におけるスリーブ外輪と軸や内輪との間に2枚のシ
ール板によりラビリンスシール構造を設けてあるので、
モータが高速回転しても軸受装置の潤滑剤等が外部に流
出するのが十分に防止される。
【0072】また、シール板は非接触型のものとしてあ
るので、シール板による摩擦トルクが生じることがな
く、したがって摩擦トルクによるモータの動力損失がな
くて、モータの駆動エネルギーを小ならしめることがで
き、省エネルギー化を期すことができる。
【0073】さらに、シール板が非接触型のものである
ので、シール板からの摩擦熱や摩耗微粒子が生じること
がなく、被組み付け機器の信頼性を損なわず、またシー
ル板の摩擦による振動や騒音も生じないので、回転時の
静粛性を向上せしめることができる。
【0074】また、シール板は環状の円板なので、容易
かつ正確に、しかも低コストに製作できるとともに、取
扱い、組み付けが容易であり、組み付け加工コストを低
減できる。
【0075】さらに、ラビリンスシール機構を複列軸受
装置に設けてあるので、従来のもののようにロータハブ
やベースに溝などよりなる外部ラビリンスシール機構を
設ける必要がなく、加工費及び金型費用を低減できモー
タを低コストに製造することができる。
【0076】また、本発明に係るハードディスクドライ
ブ装置はモータの軸受装置からの潤滑剤の流出が十分に
防止されるので、潤滑剤による磁気ヘッドのクラッシュ
のおそれが殆どなく、しかもシール板からの摩擦熱、摩
耗微粒子、振動および騒音の発生が防止され、ハードデ
ィスクドライブ装置の信頼性および静粛性を向上せしめ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータの第1実施例(軸固定タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図2】本発明に係るモータの第2実施例(軸固定タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図3】本発明に係るモータの第3実施例(軸固定タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図4】本発明に係るモータの第4実施例(軸固定タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図5】本発明に係るモータの第5実施例(軸固定タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図6】本発明に係るモータの第6実施例(軸固定タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図7】本発明に係るモータの第7実施例(軸固定タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図8】本発明に係るモータの第8実施例(軸固定タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図9】本発明に係るモータの第9実施例(軸回転タイ
プ)を示し、(a) はその縦断面図、(b) は上部拡大断面
図、(c) は下部拡大断面図。
【図10】本発明に係るハードディスクドライブ装置の
実施例を示す平面図。
【図11】軸固定タイプのモータを備える本発明のハー
ドディスクドライブ装置の縦断面図。
【図12】軸回転タイプのモータを備える本発明のハー
ドディスクドライブ装置の縦断面図。
【符号の説明】
1:ベース 2:複列軸受装置 3:軸 4:スリーブ外輪 5a、5b:ボール 6:内輪 7:転動溝 8:ボールリテーナ 9:ロータハブ 10:ロータハブの縦孔 11:マグネット 12:ステータ 13a:内側シール板 13b:外側シール板 14a:内側シール板 14b:外側シール板 15a:内側窪み部 15b:外側窪み部 15c:一輪の窪み部 16a:内側小径段部 16b:外側小径段部 16c:一輪の窪み部 17a:内側窪み部 17b:外側窪み部 17c:一輪の窪み部 18a:内側小径部 18b:外側小径部 19:円筒部 20:ロータハブ 21:ロータハブの縦孔 22:下部カバー 23:磁気ディスク 24:スペーサ 25:ディスク押えプレート 26:磁気ヘッド 27:スイングアーム 28:ヘッドアーム 29:スイングアームの軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータハブを複列軸受装置によりベース上
    に回転可能に支承するモータにおいて、前記複列軸受装
    置は、大径軸部と小径軸部を有する二段軸とこの二段軸
    を囲むスリーブ外輪との間に2列の転動体を備え、第1
    列用の転動体が二段軸の大径軸部の外周に直接形成され
    た外周転動溝とスリーブ外輪の内周面に形成された第1
    の内周転動溝との間に配設され、第2列用の転動体が二
    段軸の小径軸部に嵌めた内輪の外周に形成された外周転
    動溝とスリーブ外輪の内周面に形成された第2の内周転
    動溝との間に配設され、第1列用の転動体側におけるス
    リーブ外輪の端部と大径軸部との間または第2列用の転
    動体側におけるスリーブ外輪の端部と内輪との間の少な
    くとも片側に、それぞれ中央部に孔を有する環状の内側
    シール板と外側シール板とを第1列用の転動体側におい
    てはスリーブ外輪または大径軸部との間にわずかな隙間
    をあけて非接触ならしめてラビリンスシール機能を持た
    せるように取り付け、第2列用の転動体側においてはス
    リーブ外輪または内輪との間にわずかな隙間をあけて非
    接触ならしめてラビリンスシール機能を持たせるように
    取り付けてなるモータ。
  2. 【請求項2】ロータハブを複列軸受装置によりベース上
    に回転可能に支承するモータの前記ロータハブ外周に磁
    気ディスクが搭載され、同磁気ディスクへ磁気データの
    読み書きを行う磁気ヘッドと、同磁気ヘッドを磁気ディ
    スク上における半径方向の所要の位置に移動および停止
    せしめる磁気ヘッド用の位置決め機構を備え、モータの
    前記複列軸受装置が、大径軸部と小径軸部を有する二段
    軸とこの二段軸を囲むスリーブ外輪との間に2列の転動
    体を備え、第1列用の転動体が二段軸の大径軸部の外周
    に直接形成された外周転動溝とスリーブ外輪の内周面に
    形成された第1の内周転動溝との間に配設され、第2列
    用の転動体が二段軸の小径軸部に嵌めた内輪の外周に形
    成された外周転動溝とスリーブ外輪の内周面に形成され
    た第2の内周転動溝との間に配設され、第1列用の転動
    体側におけるスリーブ外輪の端部と大径軸部との間また
    は第2列用の転動体側におけるスリーブ外輪の端部と内
    輪との間の少なくとも片側に、それぞれ中央部に孔を有
    する環状の内側シール板と外側シール板とを第1列用の
    転動体側においてはスリーブ外輪または大径軸部との間
    にわずかな隙間をあけて非接触ならしめてラビリンスシ
    ール機能を持たせるように取り付け、第2列用の転動体
    側においてはスリーブ外輪または内輪との間にわずかな
    隙間をあけて非接触ならしめてラビリンスシール機能を
    持たせるように取り付けてなる構成のものであるハード
    ディスクドライブ装置。
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