JP2011157703A - ケーブルエンドの係止構造およびケーブルエンドの係止方法 - Google Patents

ケーブルエンドの係止構造およびケーブルエンドの係止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】確実にかつ簡易な構成でケーブルエンドをエンド係止部に係止でき、自動組立するのに適したケーブルエンドの係止構造、ケーブルエンドの係止方法を提供する。
【解決手段】ドラム2の上端面に、上方に開口した略箱状の収納部およびその収納部と中間壁により仕切られる略箱状のケーブルエンドの係止部とが形成され、収納部の中間壁と対向する側の壁に周溝2aと連通する連通溝6aが形成され、かつ収納部に中間壁へ向け上方に傾斜する傾斜部が設けられ、中間壁に上方に開口した中間壁溝7bが形成され、カバー9に、収納部に仮置きされたケーブルエンド16を係止するカバー係止部が形成されており、ケーブルエンドが傾斜部の上面を摺動し、中間壁を越え、係止部へ案内される方向にドラムを回転させ際に、前記ケーブルエンドがカバー係止部により係止されることにより回転方向に追従するのを規制することのできるケーブルエンドの係止構造1。
【選択図】図1

Description

本発明はケーブルエンドをケーブル駆動装置のドラムに係止するケーブルエンドの係止構造および係止方法に関する。さらに詳しくは、自動組立を容易にするケーブルエンドの係止構造およびケーブルエンドの係止方法に関する。
特許文献1のケーブル駆動装置は有底筒状のドラムハウジングにドラムを収納した上で、ドラムカバー、アウターケーシングの端部を前記ドラムハウジングにカシメて固定するものである。前記カシメ工程はドラムハウジングの同じ側から行うことができるので自動組立に適している。また、このもののケーブルエンドはドラムの上下端面に形成されたスリットを介して、その内部の係止孔に手作業で係止している。
さらに、モジュールプレートを用いてウインドレギュレータを取り付ける技術として特許文献2がある。このもののモジュールプレートのモータを取り付ける部位は開口しており、その開口を間に挟んで車内側にモータが配置され、車外側にドラムが配置されている。そして、前記モータの出力軸は開口を通して車外側へ突出し、車外側でドラムに嵌合されている。
特開平10−153041号公報 特開2006−76440号公報
特許文献1にあるウインドレギュレータのケーブルエンドは手作業によりドラムの係止孔に係止される。その際に、ケーブルエンド手前のケーブルは外向きに湾曲させるなどされ、ケーブルエンドがエンド係止部から外れにくいような複雑な経路で配索される。そのため、このような配索を自動組立を用いて確実に行うのは煩雑である。
そこで、本発明は自動組立であっても、確実にケーブルエンドをドラムの係止部に係止でき、かつ簡易な構成でそれを実現できるケーブルエンドの係止構造およびケーブルエンドの係止方法を提供することを課題としている。
本発明のケーブルエンドの係止構造は、ドラムハウジングと、そのドラムハウジングに収納される円筒状のドラムと、そのドラムの上方を覆うカバーと、前記ドラムの周溝に巻き付けられる一対のインナーケーブルとからなるケーブルエンドの係止構造であって、前記ドラムの上端面に、上方に開口した略箱状の収納部およびその収納部と中間壁により仕切られる略箱状のケーブルエンドの係止部とが形成され、前記収納部の中間壁と対向する側の壁に前記周溝と連通する収納溝が形成され、かつ収納部に中間壁へ向け上方に傾斜する傾斜部が設けられ、前記中間壁に上方に開口した中間壁溝が形成され、前記カバーに、収納部に仮置きされたケーブルエンドを係止するカバー係止部が形成されており、前記ケーブルエンドが傾斜部の上面を摺動し、中間壁を越え、係止部へ案内される方向にドラムを回転させる際に、前記ケーブルエンドがカバー係止部により係止されることにより回転方向に追従するのを規制することを特徴としている。
本発明のケーブルエンドの係止方法は、ドラムハウジングと、そのドラムハウジングに収納される円筒状のドラムと、そのドラムの上方を覆うカバーと、前記ドラムの周溝に巻き付けられる一対のインナーケーブルとからなるケーブルエンドの係止方法であって、前記ドラムの上端面に、上方に開口した略箱状の収納部およびその収納部と中間壁により仕切られる略箱状のケーブルエンドの係止部とが形成され、前記収納部の中間壁と対向する側の壁に前記周溝と連通する収納溝が形成され、かつ収納部に中間壁へ向け上方に傾斜する傾斜部が設けられ、前記中間壁に上方に開口した中間壁溝が形成されており、前記インナーケーブルを周溝から収納溝に通し、ケーブルエンドを収納部の傾斜部の下端に仮置きする第1工程と、前記カバーをドラムハウジングに取り付ける第2工程と、前記ドラムを回転させることによりケーブルエンドを係止部へ案内し、係止させる第3工程とからなることを特徴としている。
(1)本発明のケーブルエンドの係止構造によると、ケーブルエンドを収納部に置き、次いでドラムを回転させるという簡易な操作で、ケーブルエンドが傾斜部に案内され中間壁を越え、係止部へ係止される。そのため、ケーブルエンドを係止部へ係止する工程に自動組立を適用するのを容易にすることができる。
(2)このようなケーブルエンドの係止構造は前記傾斜部が収納部の底面から上方に立設される向い合う2枚の板状部材から形成され、それら板状部材の間がインナーケーブルを通すことのできる傾斜部の溝である場合(請求項2)は、中間壁溝を越えたケーブルエンドの付近のケーブルが中間壁溝に通されると、その部位の後方のインナーケーブルも自然に傾斜部の溝に通される。そのため、ケーブルエンドの係止がより確実となる。そして、簡易な構成で斜面と溝を同時に形成することができる。
(3)また、前記ドラムハウジングがモジュールパネルから立設した周壁である場合(請求項3)は、容易にケーブルエンドをドラムに係止することができる。
(4)本発明のケーブルエンドの係止方法によると、ケーブルエンドを仮置きし、その後カバーが取り付けられ、カバーを取り付けた状態でケーブルエンドを係止する。そのため、カバーを取り付けた状態ではドラムハウジングに収納されたドラムや仮置きされたインナーケーブルが所定の位置から動きにくく、仮置き状態のサブアッセンブリとして使い勝手がよい。そして、そのサブアッセンブリを車体などに組み付けた後、ドラムを回転させるだけで、インナーケーブルに張力を与えながら、容易にケーブルエンドを係止することができる。
(5)また、前記ドラムを回転駆動させるモータをさらに備えており、そのモータが駆動することにより前記第3工程においてドラムを回転させる場合(請求項4)は、ドラムを回転させる別個の機構を必要としないので、簡易な構成でケーブルエンドをドラムに係止することができる。
図1は本発明のケーブルエンドの係止構造の一実施形態を示す概略分解斜面図である。 図2はケーブルエンドが係止される様子を示す概略正面図である。 図3は本発明のケーブルエンドの係止方法の一実施形態を示す概略工程図である。 図4はケーブルエンドの係止構造を備えたケーブル駆動装置のドラム部分の組立方法を示す概略工程図である。 図5は図1のケーブルエンド係止構造が用いられたドアの分解斜面図である。
図1に本発明のケーブルエンド係止構造(以下、係止構造)を示す。その係止構造1は、ドラムハウジング8と、そのドラムハウジング8に収納される円筒状のドラム2と、そのドラムの上方を覆うカバー9と、前記ドラムの周溝2aに巻き付けられる一対のインナーケーブル14、14とからなる。
そのインナーケーブル14は金属素線を複数本撚り合わせた従来公知のものである。そのインナーケーブルの端部には円柱状のケーブルエンド16が結合されている。そのケーブルエンド16の先端は先細りになるように形成されたり、丸みを帯びた形状に形成されている。一方、後端部は平坦な係止面とされている。そのケーブルエンド16は鋳型に亜鉛または亜鉛合金などの金属を流しこんで形成されるダイカスト製である。
前記ドラム2は円筒状の部材である。その周面にはインナーケーブルを巻き付けるための周溝2aが形成されている。また、図2に示すように円筒状のドラム2の一方(上方)の端面には、上方に開口した略箱状の収納部3と、その収納部3と中間壁4を隔てて隣接する略箱状のケーブルエンド16の係止部5とが形成されている。前記中間壁4には上方に開口した中間壁溝4aが形成されている。さらに、前記収納部3の中間壁4と対向する側の壁面6には前記周溝2aと連通する連通溝6a(図1参照)が形成されている。
前記収納部3には中間壁4と対向する壁面6から中間壁4へ向け上方に傾斜する傾斜部7が設けられている。その傾斜部7は収納部3の底面から上方に立設される2枚の平行な傾斜板7a、7aにより設けられている。それら傾斜板7a、7aに挟まれた中央の隙間が傾斜部の溝7bである。その傾斜部の溝7bは円筒状のケーブルエンド16をその溝に沿ってスムーズに案内することができ、最終的にインナーケーブル14を通す。なお、前記ドラム2は合成樹脂で一体成形されるのが好ましい。その場合に使用される材料はPA6−GF30、PA66−GF30あるいはPOMであり、PA6−GF30が好ましい。
図1に戻って、前記ドラム2はドラム収納部8(周壁)に収納することができる。その周壁8はモジュールパネル20に設けられており、ドラム2の周面に沿うようにモジュールパネル20から垂直に立設されている。また、前記周壁8の一部には開口部8aが形成され、そこからインナーケーブル14を外部に延ばすことができる。さらに周壁8の外側には補強壁8bがほぼ等間隔で3箇所に設けられている。その補強壁8bは周壁8との間に前記カバー9の嵌合部9bを挟みこむ。また、それら隣り合う補強壁8bの間には係合片8c、8c、8cが設けられている。なお、ドラム収納部として、駆動装置の減速機と一体に形成されたドラムハウジングを用いることもできる。
前記周壁8はドラム2を収納した後は、その上面の開口をカバー9により閉じる。そのカバー9は略円形の板状部9aと、その板状部9aの側縁から下方に延びた筒状の嵌合部9bとからなる。その嵌合部9bは前記周壁8の外面に沿うように配置され、前記係合片8cによって固定される。前記カバー9の板状部9aには開口部9cが形成されている。その開口部9cは前記ドラム2の収納部3および係止部5の上方を開放できる大きさおよび位置で形成している。前記開口部9cの収納部3側の縁部には折り曲げて形成したカバー係止部(押さえ片9d、図2、図3参照)が形成されている。さらに、その押さえ片9dの中央付近にはカバー溝9e(図2参照)が形成されている。
図3を用いて前記ケーブルエンド係止構造1を用いてケーブルエンド16をドラム2に係止する方法を示す。工程S1では、インナーケーブル14をドラム2の周溝2aから連通溝6a(図1参照)に通しており、ケーブルエンド16はその係止面を壁面6およびカバー9の押さえ片9dに仮止めしている(以下、仮止め状態)。
工程S2ではドラム2を矢印R方向に回転させる。図ではドラム2を駆動させる装置は図示していないが、モータによりドラム2を回転させる。このときケーブルエンド16は収納部3(図2参照)の内周壁に沿うように、かつカバー9の押さえ片9dに係止されて傾斜部7の上面を摺動しながら登っていく。前記ケーブルエンド16が傾斜を登ると、その上部がドラム2の上面から外側に突出するが、カバーの押さえ片9dがケーブルエンド16の後端の係止面に接してケーブルエンド16を支持しているので、ケーブルエンド16が脱落しない。また、ケーブルエンド16がドラム2の回転に追従して回転するのを規制している。なお、ロボットアームなどに設けられた回転軸をドラム2に通し、そのロボットアームの回転軸でドラム2を回転させることもできる。
工程S3ではケーブルエンド16が傾斜部7を登りきり、中間壁4の上端を越えて係止部5の内部に落下する。そして、インナーケーブル14は中間壁溝4a(図2参照)に通され、ケーブルエンド16の係止面が中間壁4の係止部5側の壁面に係止される。その際、ドラム2へ続くインナーケーブル14が斜面部の溝7bにも通されるので、ケーブルエンド16の係止が確実である。このように、始めはインナーケーブル14を緩めておき、最終的にドラム2を回転させてインナーケーブル14に張力を与えながら、そのままケーブルエンド16を係止することができる。
図4を用いてケーブルエンド係止構造1を備えたケーブル駆動装置のドラム2の部分の組立方法を示す。工程S1´ではまだケーブルエンド16が仮止めされていない。次いで、インナーケーブル14をドラム2に対して前記仮止め状態S2´(工程S1)にする。次いで、仮止め状態にあるドラム2の上方を覆うようにドラム収納部8にカバー9を係合させる(半製品状態S3´)。前記カバー9をドラム収納部8も上端に嵌合させた状態ではケーブルエンド16が脱落しない。そのため、この状態S3´でサブアッセンブリとして後述するようにドアに取り付けたり、保管することができる。ケーブルエンド16を係止するには前述したケーブルエンドの係止方法により確実に係止させることができる(係止状態S4´)。
次に、図5を用いて、本発明のケーブルエンドの係止構造1を用いたドアの一実施形態を示す。前記ケーブルエンド係止構造1はウインドレギュレータ10のケーブルエンドとドラムとの係止に用いられている。そのウインドレギュレータ10はモジュールプレート20に固定されている。そのモジュールプレート20は車両の側面に配置されるドア21に取り付けられている。そのドア21は外側に配置されるアウターパネル22と、そのアウターパネル22と対向するように車内側から張り合わせられるインナーパネル23とからなる。そして、その内部は中空構造を呈している。前記アウターパネル22にはサッシで囲まれる開口が形成されており、その開口を窓ガラス(図示しない)が昇降して開閉する。前記インナーパネル23の下方には開口部23aが形成されており、中空内に連通している。前記モジュールプレート20は開口部23aを覆うようにネジなどの締結部材により車内側の数箇所で固定されている。また、前記ウインドレギュレータ10は、中空内に配置され、インナーパネル23の内側に後述する駆動装置の駆動モータ側を室内側に向けて固定されている。さらに、開口部22aの室内側からは防水シート(図示せず)が張られ、その表面を覆うように、内張り24がインナーパネル23の周縁に固定されている。なお、これ以後、モジュールプレート20の車内側の面を内側、車外側の面を外側とする。
前記モジュールプレート20はポリプロピレン(PP)などの合成樹脂あるいはFRPなどのガラス繊維を含有する合成樹脂により成形される板状の部材である。そのモジュールプレート20のほぼ中央付近には円形の開口20aが形成されている。その開口20aの周縁から室外側に向け前記略筒状の周壁8(ドラム収納部)が延びている。
本実施形態では、車体のフロントドアについて説明しているが、車体のリアドアあるいはバックドア、天窓にも用いることができる。
前記ウインドレギュレータ10は、上下左右の四方に方向転換部材を設けている。そして、それら四方の方向転換部材で囲まれる領域の中央のやや左寄りに駆動装置11を配している。前記方向転換部材のうち右上、左上および左下のものはそれぞれ第1プーリ12a、第2プーリ12b、第3プーリ12cである。一方、右下のものはスライドガイド13である。前記4つの方向転換部材にはインナーケーブル14が8字状にループするように配索されており、その途中の駆動装置11のドラム2により巻き取り/送り出されている。前記ドラム2には、本発明のケーブルエンド係止構造1(図1参照)が用いられており、その係止構造1によりインナーケーブル14のケーブルエンド16が係止されている。また、前記インナーケーブル14の途中で、上下の方向転換部材の間を渡る範囲には、それぞれキャリアプレート15、15´が配置され、窓ガラス(図示せず)が固定されている。なお、この実施形態ではインナーケーブルを摺動自在に案内するチューブ状のアウターケーシングを設けていないが、用いることもできる。
前記駆動装置11は、減速機付き(図示せず)の駆動モータと、減速機の出力軸に結合されるドラム2とを備えている。その駆動装置11は駆動モータ部分を車内側に配置し、出力軸を前記開口部20aより車外側に突出させ、アウターパネル22とインナーパネル23の間の中空部にウインドレギュレータ10のドラム、プーリおよび窓ガラスが収納されるよう配置される。
前記インナーケーブル14は、一端が駆動装置11のドラム2に係止され、そこから左上方に延ばされ、左上の第2プーリ12bで下方に方向転換され、他端が左下のキャリアプレート15に上方から係止されている第1インナーケーブル14aと、一端が前記左方のキャリアプレート15の下部に係止され、そこから下方に延ばされ、左下の第3プーリ12cで右上方に方向転換され、右上の第1プーリ12aで下方に方向転換され、他端が右方のキャリアプレート15´に上方から係止されている第2インナーケーブル14bと、一端が前記右方のキャリアプレート15´の下部に係止され、そこから下方に延ばされ、右下のスライドガイド13で方向転換され、他端がドラム2に係止されている第3インナーケーブル14cとからなる。
本実施形態では左右のキャリアプレート15、15´は同じである。前記キャリアプレート15は、ブロック状あるいは厚みのある板状を呈しており、その中央付近に、窓ガラスへの取付穴が形成されている。なお、前記キャリアプレート15は、亜鉛合金などの金属あるいは合成樹脂で一体成形されるのがよい。また、使用される材料はポリブチレンテレフタレート(PBT)またはポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましく、特にポリオキシメチレン(POM)のような耐磨耗性の高い材料が好ましい。
本実施形態のウインドレギュレータ10において、ケーブルエンド16をドラム2に係止する際には、前記図4の工程S1´においてドラム2をLあるいはR方向(本実施形態ではR方向)に回転させて第1インナーケーブル14aを巻き取る。そのとき、ガラスは上昇端(ガラスが完全に閉じた状態)の位置より少し下がった位置(少し開)にある。次いで、工程S2´においてケーブルエンド16をドラム2の収納部3に仮置きする。次いで、工程S3´においてカバー9をドラム収納部8の係合片8cに嵌合させた後にドラム2を工程S1´で回転させた方向(R方向)にさらに回転させる。そして、第1インナーケーブル14aをガラスが上昇端の位置に達するまで巻き取り、ケーブルエンド16を係止部5側へ移動させる。
1 ケーブルエンド係止構造
2 ドラム
2a 周溝
3 収納部
3a 収納部の壁面
3b 連通溝
4 中間壁
4a 中間壁溝
5 係止部
6 壁面
6a 連通溝
7 傾斜部
7a 傾斜板
7b 傾斜部溝
8 ドラム収納部(周壁)
8a 開口部
8b 補強壁
8c 係合片
9 カバー
9a 板状部
9b 嵌合部
9c 開口部
9d 押さえ片(カバー係止部)
9e カバー溝
10 ウインドレギュレータ
11 駆動装置
12 プーリ
12a 第1プーリ
12b 第2プーリ
12c 第3プーリ
13 スライドガイド
14 インナーケーブル
14a 第1インナーケーブル
14b 第2インナーケーブル
14c 第3インナーケーブル
15 左方のキャリアプレート
15´ 右方のキャリアプレート
16 ケーブルエンド
20 モジュールプレート
20a 開口
21 ドア
22 アウターパネル
23 インナーパネル
23a 開口部
24 内張り

Claims (5)

  1. ドラムハウジングと、そのドラムハウジングに収納される円筒状のドラムと、そのドラムの上方を覆うカバーと、前記ドラムの周溝に巻き付けられる一対のインナーケーブルとからなるケーブルエンドの係止構造であって、
    前記ドラムの上端面に、上方に開口した略箱状の収納部およびその収納部と中間壁により仕切られる略箱状のケーブルエンドの係止部とが形成され、
    前記収納部の中間壁と対向する側の壁に前記周溝と連通する収納溝が形成され、かつ収納部に中間壁へ向け上方に傾斜する傾斜部が設けられ、
    前記中間壁に上方に開口した中間壁溝が形成され、
    前記カバーに、収納部に仮置きされたケーブルエンドを係止するカバー係止部が形成されており、
    前記ケーブルエンドが傾斜部の上面を摺動し、中間壁を越え、係止部へ案内される方向にドラムを回転させる際に、前記ケーブルエンドがカバー係止部により係止されることにより回転方向に追従するのを規制するケーブルエンドの係止構造。
  2. 前記傾斜部が収納部の底面から上方に立設される向い合う2枚の板状部材から形成され、
    それら板状部材の間がケーブルを通すことのできる傾斜部の溝である請求項1記載のケーブルエンドの係止構造。
  3. 前記ドラムハウジングがモジュールパネルから立設した周壁である請求項1または2記載のケーブルエンドの係止構造。
  4. ドラムハウジングと、そのドラムハウジングに収納される円筒状のドラムと、そのドラムの上方を覆うカバーと、前記ドラムの周溝に巻き付けられる一対のインナーケーブルとからなるケーブルエンドの係止方法であって、
    前記ドラムの上端面に、上方に開口した略箱状の収納部およびその収納部と中間壁により仕切られる略箱状のケーブルエンドの係止部とが形成され、
    前記収納部の中間壁と対向する側の壁に前記周溝と連通する収納溝が形成され、かつ収納部に中間壁へ向け上方に傾斜する傾斜部が設けられ、
    前記中間壁に上方に開口した中間壁溝が形成されており、
    前記インナーケーブルを周溝から収納溝に通し、ケーブルエンドを収納部の傾斜部の下端に仮置きする第1工程と、
    前記カバーをドラムハウジングに取り付ける第2工程と、
    前記ドラムを回転させることによりケーブルエンドを係止部へ案内し、係止させる第3工程とからなるケーブルエンドの係止方法。
  5. 前記ドラムを回転駆動させるモータをさらに備えており、
    そのモータが駆動することにより前記第3工程においてドラムを回転させる請求項4記載のケーブルエンドの係止方法。
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