JP2011154339A - 投写用ズームレンズおよび投写型表示装置 - Google Patents

投写用ズームレンズおよび投写型表示装置 Download PDF

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    • G02B15/145531Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only the first group being negative arranged -++++

Abstract

【課題】5群構成のズームレンズで製造コストが安価であるにもかかわらず、広角端のF値が1.7以下と明るく、1.6倍以上のズーム比を確保でき、諸収差を良好に補正し得る投写用ズームレンズおよびこれを備えた投写型表示装置を得る。
【解決手段】 拡大側から順に、負の第1群Gと、正の第2群Gと、正の第3群Gと、第4群Gと、正の第5群Gとを配列してなり、変倍時に、第1群Gおよび第5群Gは固定で、第2群G、第3群G、第4群Gは光軸に沿って移動し、第1群Gおよび第2群Gは各々2枚のレンズからなり、第3群Gおよび第5群Gは各々1枚の正レンズからなり、第4群Gは5枚のレンズからなり、縮小側がテレセントリックに構成されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、5群構成の投写用ズームレンズおよびその投写用ズームレンズを搭載した投写型表示装置に関し、詳しくは、透過型あるいは反射型の液晶表示装置やDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)表示装置等のライトバルブからの映像情報を担持した光束を、スクリーン上に拡大投写する場合に好適な投写用ズームレンズおよび投写型表示装置に関する。
近年、液晶表示装置やDMD表示装置等のライトバルブを用いた投写型表示装置が広く普及しており、特に、このライトバルブを3枚用い、RGB3原色の照明光に各々対応させるようにすることでこれら各照明光を変調し、個々のライトバルブで変調された光をプリズム等で合成し、投写レンズを介してスクリーンに画像を表示する構成をとるものが広く利用されている。
このような、3枚のライトバルブからの各変調光を色合成光学系で合成して投写するタイプの投写型表示装置に搭載されている投写レンズとしては、上述したように、色合成を行うプリズム等を配置するため、また、熱的な問題回避のため、大きなバックフォーカスが必要とされる。さらに、色合成光学系では入射光の角度によって分光特性が変化するため、投写レンズは縮小側から見た入射瞳が十分遠方に位置するという特性、すなわちテレセントリック性を持つことが必要となる。また、明るいレンズであることと、ライトバルブの解像度に見合った収差補正が必要とされる。
また、投写レンズには、画像の大きさを変えることができるズームレンズを用いることが多く、最近では、その変化の割合の大きなもの、すなわちズーム比が大きいズームレンズが求められるようになってきている。また、プロジェクタの低価格化等に応じて、投写レンズとしてもコストの低減が要求されている。
従来より、5群構成で、3つの変倍時移動群を備え、小さな共役長側が略テレセントリックに構成されたズームレンズとして、例えば、下記特許文献1、2、3などに記載されたものが知られている。
特開2007−271669号公報 特願2008−293932号明細書 特願2008−312145号明細書
上記特許文献1記載のズームレンズは、明るく、レンズ総数が少ない割に諸収差が良好に補正されているものの、ズーム比が1.2倍にとどまっている。すなわち、特許文献1に記載された構成のままズーム比を大きくしようとすると、収差の変動が大きくなり、良好な性能が保てなくなる。
一方、特許文献2、3に記載されたズームレンズは、明るく、ズーム比も1.6倍程度と大きい割りに諸収差が良好に補正されているものの、レンズ枚数が13枚と多く、かつ、レンズ硝材として異常分散ガラスを使用しているため、製造コストの低廉化という要求に応えたものとはなっていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、5群構成のズームレンズにおいて、製造コストが安価であり、1.6倍以上のズーム比を達成しているにもかかわらず、広角端のF値が1.7以下と明るく、全変倍域に亘って諸収差を良好に補正し得る投写用ズームレンズおよびこれを備えた投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の投写用ズームレンズは、
拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを配列してなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群および前記第5レンズ群は固定で、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群および前記第4レンズ群は光軸に沿って移動するように構成され、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群は各々2枚のレンズからなり、
前記第3レンズ群および前記第5レンズ群は各々1枚の正レンズからなり、
前記第4レンズ群は5枚のレンズからなり、
縮小側がテレセントリックに構成されてなることを特徴とするものである。
また、上記第1の投写用ズームレンズにおいて、前記第2レンズ群は2枚の正レンズからなり、以下の条件式(1)、(2)を満たすことが好ましい。
0.5<(R3a+R3b)/(R3a−R3b)・・・・(1)
(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<−1・・・・(2)
但し、
R3a:拡大側から3枚目のレンズ(前記第2レンズ群の拡大側のレンズ)の拡大側の面の曲率半径
R3b:拡大側から3枚目のレンズ(前記第2レンズ群の拡大側のレンズ)の縮小側の面の曲率半径
R4a:拡大側から4枚目のレンズ(前記第2レンズ群の縮小側のレンズ)の拡大側の面の曲率半径
R4b:拡大側から4枚目のレンズ(前記第2レンズ群の縮小側のレンズ)の縮小側の面の曲率半径
一方、本発明に係る第2の投写用ズームレンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを配列してなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群および前記第5レンズ群は固定で、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群および前記第4レンズ群は光軸に沿って移動するように構成され、
縮小側がテレセントリックに構成されてなり、
前記各レンズ群を構成する全てのレンズを構成する硝材のアッベ数νdが80以下であり、かつ、前記第4レンズ群の最も縮小側のレンズが正レンズであり、
さらに、以下の条件式(3)、(4)を満たすことを特徴とするものである。
νd(a)<30 ・・・・(3)
0.01<θgF(a)−(0.6415−0.001618×νd(a))・・・・(4)
但し、
νd(a):前記第4レンズ群の最も縮小側のレンズのアッベ数
θgF(a):前記第4レンズ群の最も縮小側のレンズの部分分散比
ここで、部分分散比θgFは、(Ng−NF)/(NF−NC)で表される。
Ng:レンズ硝材のg線に対する屈折率
NF:レンズ硝材のF線に対する屈折率
NC:レンズ硝材のC線に対する屈折率
さらに、以下の条件式(5)を満たすことを特徴とするものである。
1.5<fa/fw<3.0 ・・・・(5)
但し、
fa:前記第4レンズ群の最も縮小側のレンズの焦点距離
fw:広角端における焦点距離
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、以下の条件式(6)を満たすことが好ましい。
|FFW(4,5)/L|<0.2・・・・(6)
但し、
FFW(4,5):広角端での、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の前側合成焦点位置と、該第4レンズ群の最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
L:最も拡大側のレンズ面頂点から、最も縮小側のレンズ面頂点までの距離(絶対値)
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、以下の条件式(7)を満たすことが好ましい。
|(FFT(4,5)−FFW(4,5))/L|<0.2・・・・(7)
但し、
FFW(4,5):広角端での、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の前側合成焦点位置と、該第4レンズ群の最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
FFT(4,5):望遠端での、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の前側合成焦点位置と、該第4レンズ群の最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
L:最も拡大側のレンズ面頂点から、最も縮小側のレンズ面頂点までの距離(絶対値)
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、以下の条件式(8)を満たすことが好ましい。
0.3<f/f<1.2 ・・・・(8)
但し、
:前記第2レンズ群の焦点距離
:前記第3レンズ群の焦点距離
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、以下の条件式(9)を満たすことが好ましい。
1.0<Bf/fw ・・・・(9)
但し、
Bf:縮小側における空気換算バックフォーカス
fw:広角端における全系焦点距離
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、前記第4レンズ群が5枚構成とされ、拡大側から順に、負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズおよび正レンズを配列することが可能である。この場合において、前記第4レンズ群の、拡大側から第3番目の負レンズと第4番目の正レンズが接合されて接合レンズを構成していることが好ましい。
また、上記第2の投写用ズームレンズにおいて、前記第4レンズ群は6枚構成とされ、拡大側から順に、負レンズ、正レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズおよび正レンズを配列することが可能である。この場合において、前記第4レンズ群の、拡大側から第1番目の負レンズと第2番目の正レンズ、ならびに第4番目の負レンズと第5番目の正レンズが接合されて接合レンズを構成していることが好ましい。
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は、少なくとも1面の非球面を有してなることが好ましい。
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は、拡大側から順に、非球面レンズと負の単レンズからなることが好ましい。
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群および前記第5レンズ群を構成するレンズが全て球面レンズにより構成されていることが好ましい。
また、上記第1および第2の投写用ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群を光軸方向に移動させてフォーカシングを行うことが好ましい。
また、本発明の投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、上述したいずれかの投写用ズームレンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投写用ズームレンズによりスクリーンに投写することを特徴とするものである。
なお、上記「拡大側」とは、被投写側(スクリーン側)を意味し、縮小投影する場合も、便宜的にスクリーン側を拡大側と称するものとする。一方、上記「縮小側」とは、原画像表示領域側(ライトバルブ側)を意味し、縮小投影する場合も、便宜的にライトバルブ側を縮小側と称するものとする。
本発明に係る第1の投写用ズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置は、拡大側から順に、負の第1レンズ群と、正の第2レンズ群と、正の第3レンズ群と、第4レンズ群と、正の第5レンズ群とを配列し、
変倍時には、第1レンズ群および第5レンズ群を固定群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群を移動群とし、第1レンズ群および第2レンズ群は各々2枚のレンズ、第3レンズ群は1枚の正レンズ、第4レンズ群は5枚のレンズ、第5レンズ群は1枚の正レンズ、から各々構成し、合計で11枚のレンズにより構成している。
このような構成とすることで、1.6倍以上のズーム比を確保し、広角端のF値を1.7以下と明るくし、全変倍域に亘って諸収差を良好に補正しつつ、レンズ枚数を大幅に少なくすることができ、従来技術に比べて製造コストを安価なものとすることができる。
また、本発明に係る第2の投写用ズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置は、拡大側から順に、負の第1レンズ群と、正の第2レンズ群と、正の第3レンズ群と、第4レンズ群と、正の第5レンズ群とを配列し、変倍時には、第1レンズ群および第5レンズ群を固定群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群を移動群とし、縮小側がテレセントリックに構成されてなり、各レンズ群を構成する全てのレンズを構成する硝材のアッベ数νdを80以下とし、かつ、第4レンズ群の最も縮小側のレンズを正レンズとし、さらに、上記条件式(3)および条件式(4)を満たすように構成されている。
すなわち、条件式(3)、(4)を満たすことで、異常分散ガラスを使用することなく、1.6倍以上の高いズーム比を達成しつつ、倍率色収差の変動を良好に抑制し得る構成とすることができる。
このように構成したことにより、1.6倍以上のズーム比を達成し、広角端のF値を1.7以下と明るくし、全変倍域に亘って色収差を始めとする諸収差を良好なものとしつつ、レンズのガラス硝材として異常分散ガラスの使用を回避することができ、従来技術に比べて製造コストを安価なものとすることができる。
本発明の実施例1に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例2に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例3に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例4に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例5に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例6に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例7に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例8に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例9に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例10に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例11に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例12に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例13に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例14に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例15に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例16に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 本発明の実施例17に係る投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における構成を示す概略図(A)および望遠端(TELE)における構成を示す概略図(B)である。 実施例1の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例2の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例3の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例4の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例5の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例6の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例7の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例8の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例9の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例10の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例11の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例12の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例13の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例14の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例15の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例16の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 実施例17の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)における諸収差(球面収差(A-i)、非点収差(A-ii)、ディストーション(A-iii)および倍率色収差(A-iv))、中間(MIDDLE)における諸収差(球面収差(B-i)、非点収差(B-ii)、ディストーション(B-iii)および倍率色収差(B‐iv))および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差(C-i)、非点収差(C-ii)、ディストーション(C-iii)および倍率色収差(C-iv))を示す収差図である。 本発明の実施例2に係る投写用ズームレンズの構成に光線軌跡およびレンズ群移動軌跡を表した図である。 本発明の第1の実施形態に係る投写用ズームレンズの効果を説明するための概略図である。 本発明の一実施形態に係る投写型表示装置の概略構成図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施形態(実施例1〜13、16、17)>
図1に示す実施形態(実施例1のものを代表させて示している)の投写用ズームレンズは、拡大側(スクリーン側)から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群Gと、第4レンズ群Gと、正の屈折力を有する第5レンズ群Gとを配列してなり、その後段には、色合成プリズムを主とするガラスブロック(フィルタ部を含む)2および液晶表示パネル等ライトバルブの画像表示面1が配設されている。
本実施形態の投写用ズームレンズは、レトロフォーカス型のレンズ構成となるので、焦点距離に対して適正な長さのバックフォーカスを確保でき、縮小側(ライトバルブ側)を略テレセントリックとすることができる。
また、本実施形態の投写用ズームレンズは、変倍の際に、第1レンズ群Gおよび第5レンズ群Gは固定で、第2レンズ群G、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gは互いに独立して光軸Zに沿って移動するように構成されている。ただし、これら3つのレンズ群G〜Gのうち例えば2つまたは3つのレンズ群を一体的に移動させることにより、ズーム機能を有する構成としてもよい。
このように移動群を、第2レンズ群G、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gの3つのレンズ群とすることにより、少ないレンズ枚数でも収差補正を良好なものとすることができる。
また、第1の実施形態の投写用ズームレンズは、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gが各々2枚のレンズからなり、第3レンズ群Gは1枚の正レンズからなり、第4レンズ群Gは5枚のレンズからなり、第5レンズ群Gは1枚の正レンズからなり、結局、全体で11枚レンズ構成とされている。
また、上述したレンズ構成とすることで、少ない枚数で効率よく諸収差を補正でき、明るく、ズーム比の大きい投写レンズとすることができる。
また、広角端から望遠端への変倍に際し、移動レンズ群を、いずれも拡大側に移動するように構成することにより、変倍比を大きく設定することが可能となる。
ただし、これは、上記移動レンズ群の各々について、広角端での位置よりも望遠端での位置の方が、より拡大側に設定されていることを意味しているのであって、中間領域において一旦縮小側に移動することを排除するものではない。
また、開口絞りは図示されていないが、適切な位置に設けることも可能であり(マスクとすることも可)、ズーミング時において、移動レンズ群(例えば第4レンズ群G)と一体的に開口絞りが移動するように構成することも可能である。
なお、フォーカス調整は、第1レンズ群Gを光軸Z方向に移動させることにより行われることが好ましいが、他のレンズ群を移動させることにより行うことも可能である。
また、本実施形態の投写用ズームレンズは、第4レンズ群Gが、拡大側から順に、負レンズ(第6レンズL)、正レンズ(第7レンズL)、負レンズ(第8レンズL)、正レンズ(第9レンズL)、および正レンズ(第10レンズL10)を配列して構成されている。
第4レンズ群Gをこのように構成したことにより、変倍に伴う諸収差の変動を抑えることが可能となり、特に、光学系の瞳位置(図36において主光線が光軸Zと交わる位置)付近に、多くのレンズ枚数を有する第4レンズ群Gを配することにより、諸収差、特に投写用ズームレンズの高倍率化、広角化を図る際に問題となる像面湾曲(特にサジタル像面の湾曲)や歪曲収差を効果的に補正することができる。
また、第4レンズ群Gの、拡大側から第3番目の負レンズ(第8レンズL)と第4番目の正レンズ(第9レンズL)が接合されて接合レンズを構成していることが好ましい。これにより、像面湾曲、歪曲収差および倍率色収差等を低減することが可能である。
また、第1レンズ群Gは、少なくとも1面の非球面を有していることが好ましい。
第1レンズ群Gに、少なくとも1面の非球面を設けることにより、特に、像面湾曲や歪曲収差を効果的に補正することができる。
また、この第1レンズ群Gを、拡大側から順に、非球面レンズと負の単レンズからなるように構成することにより、上記収差補正効果を確保しつつ、第1レンズ群Gの構成を簡易かつコンパクトなものとすることができる。
なお、上記非球面レンズをプラスチック製とすれば、より製造コストの低廉化を図ることができる。
また、上記第2レンズ群G〜第5レンズ群Gを構成するレンズを全て球面レンズにより構成するようにすれば、コストの低減を図ることができる。
また、上記第1の実施形態に係る投写用ズームレンズにおいて、以下の条件式(6)、(7)の少なくとも一方を満たすことが好ましい。
|FFW(4,5)/L|<0.2・・・・(6)
|(FFT(4,5)−FFW(4,5))/L|<0.2・・・・(7)
但し、
FFW(4,5):広角端での、第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの前側合成焦点位置と、第4レンズ群Gの最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
FFT(4,5):望遠端での、第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの前側合成焦点位置と、第4レンズ群Gの最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
L:最も拡大側のレンズ面頂点から、最も縮小側のレンズ面頂点までの距離(絶対値)
上記条件式(6)、(7)を満足することにより、以下の如き効果を奏する。
すなわち、本実施形態の投写用ズームレンズは、縮小側が略テレセントリックとされているため、図36に示すように、光学系の縮小側から平行光を入れたときの焦点位置が、光学系の瞳の位置にほぼ等しくなる。ここで、条件式(6)を満足することは、広角端での瞳の位置が、第4レンズ群Gの最も拡大側のレンズ面の近傍にあることを示しており、一方、条件式(7)を満足することは、広角端と望遠端での瞳の位置が互いに近接していることを示している。
瞳の近傍では、中心から周辺までの全ての光線が集まることとなるため、瞳近傍に多くのレンズを配置することで、諸収差を良好に補正することが可能となるが、本実施形態においては、上記条件式(6)、(7)を満足しており、図36に示すように、瞳近傍にレンズ枚数の多い第4レンズ群Gを配置しているので、球面収差や像面湾曲などの諸収差を良好に補正することが可能である。また、上記条件式(7)を満足することで、図36に示すように、第4レンズ群Gから瞳位置までの距離が、広角端の場合(FFW)と望遠端の場合(FFT)とで余り変化しないようにすることができ、ズーム域全域に亘って良好な収差補正効果を得ることができる。
このような趣旨から、上記条件式(6)に替えて下記条件式(6´)を満たすことが好ましく、また、上記条件式(7)に替えて下記条件式(7´)を満たすことが好ましい。
|FFW(4,5)/L|<0.15・・・・(6´)
|(FFT(4,5)−FFW(4,5))/L|<0.1・・・・(7´)
また、上記条件式(7´)に替えて下記条件式(7´´)を満たすことがさらに好ましい。
|(FFT(4,5)−FFW(4,5))/L|<0.08・・・・(7´´)
さらに、本実施形態の投写用ズームレンズは、以下の条件式(8)、(9)の少なくとも一方を満たすことが好ましい。
0.3<f/f<1.2・・・・(8)
1.0<Bf/fw ・・・・(9)
但し、
:第2レンズ群Gの焦点距離
:第3レンズ群Gの焦点距離
Bf:縮小側における空気換算バックフォーカス
fw:広角端における全系焦点距離
上記条件式(8)を満足することにより、球面収差とコマ収差をバランスよく補正することが可能となる。すなわち、この条件式(8)の上限を上回ると、第3レンズ群Gのパワーが強くなりすぎて、特に、球面収差の補正が困難となる。一方、その下限を下回ると、第2レンズ群Gのパワーが強くなりすぎて、特に、コマ収差が過大となる。
このような観点から、上記条件式(8)に替えて下記条件式(8´)を満たすことがより好ましい。
0.4<f/f<1.0・・・・(8´)
また、上記条件式(9)を満足することにより、必要とされるバックフォーカスを確保することが可能となる。すなわち、この条件式(9)の下限を下回ると、色合成を行うプリズム等を配置することが困難となり、また、熱的な問題を解消することが困難となる。
また、本実施形態の投写用ズームレンズは、上記第2レンズ群Gは2枚の正レンズからなり、以下の条件式(1)、(2)を満たすことが好ましい。
0.5<(R3a+R3b)/(R3a−R3b)・・・・(1)
(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<−1・・・・(2)
但し、
R3a:拡大側から3枚目のレンズ(第2レンズ群Gの拡大側のレンズL)の拡大側の面の曲率半径
R3b:拡大側から3枚目のレンズ(第2レンズ群Gの拡大側のレンズL)の縮小側の面の曲率半径
R4a:拡大側から4枚目のレンズ(第2レンズ群Gの縮小側のレンズL)の拡大側の面の曲率半径
R4b:拡大側から4枚目のレンズ(第2レンズ群Gの縮小側のレンズL)の縮小側の面の曲率半径
上記条件式(1)および条件式(2)を満たすことにより、コマ収差を良好に補正することが可能となる。一方、上記条件式(1)の下限を下回るか、条件式(2)の上限を上回ると、コマ収差を良好に補正することが困難となる。
ここで、本実施形態の投写用ズームレンズにおける非球面(第1レンズ群Gの最も拡大側のレンズLの両面)の形状は、下記非球面式により表わされる(下記第2の実施形態および下記実施例1〜17における各非球面形状についても同様)。
Figure 2011154339
さらに、本実施形態の投写用ズームレンズは、各レンズ群を構成する全てのレンズを形成する硝材のアッベ数νdが80以下であり、かつ、第4レンズ群Gの最も縮小側のレンズが正レンズであり、さらに、以下の条件式(3)〜(5)を満たすように構成されていることが望ましい。
νd(a)<30 ・・・・(3)
0.01<θgF(a)−(0.6415−0.001618×νd(a))・・・・(4)
1.5<fa/fw<3.0 ・・・・(5)
但し、
νd(a):第4レンズ群Gの最も縮小側のレンズのアッベ数
θgF(a):第4レンズ群Gの最も縮小側のレンズの部分分散比
ここで、部分分散比θgFは、(Ng−NF)/(NF−NC)で表される。
fa:第4レンズ群Gの最も縮小側のレンズの焦点距離
fw:広角端における全系焦点距離
Ng:レンズ硝材のg線に対する屈折率
NF:レンズ硝材のF線に対する屈折率
NC:レンズ硝材のC線に対する屈折率
このように、第4レンズ群Gの最も縮小側の正レンズ(実施例1〜10、12、13、16、17では、第10レンズL10、実施例14では第11レンズL11、実施例15では第12レンズL12)が上記条件式(3)〜(5)を全て満たしている。
一般に、アッベ数が大きく、νd‐θgF平面上で、θgF-(0.6415-0.001618×νd)=0.00なる直線から大きく外れている硝材を、異常分散ガラスと称する。異常分散ガラスを第4レンズ群Gあるいは第5レンズ群Gの正レンズの硝材として使用すると色収差の補正に有利であるものの製造コストが上昇してしまう。
そこで、本実施形態においては、異常分散ガラスの硝材として使用することに替えて、式(3)および式(4)を満たす硝材を効果的に用いることで色収差の補正が可能となるようにしている。式(3)および式(4)を満たす硝材を縮小側に位置する正レンズに使用すれば、軸上色収差と倍率色収差の補正上有利となる。一方、ズームによる変動をなくすためには、式(3)および式(4)を満たす硝材を移動レンズ群に用いることが望ましいことから、第4レンズ群Gの最も拡大側の正レンズの硝材として使用することが効果的である。その際、式(5)のパワーの範囲を満たすことで、色収差を補正することが可能である。
すなわち、本実施形態のものにおいては、異常分散ガラスを使用することなく、1.6倍以上の高いズーム倍率を達成しつつ、倍率色収差のズーミングによる変動を良好に抑制し得る構成とすることができる。
このような観点から、上記条件式(4)に替えて下記条件式(4´)、上記条件式(5)に替えて下記条件式(5´)、を満たすことがより好ましい。
0.012<θgF(a)−(0.6415−0.001618×νd(a))・・・(4´)
1.7<fa/fw<2.8 ・・・・(5´)
<第2の実施形態(実施例1〜10、12〜17)>
図12に示す実施形態(実施例12のものを代表させて示している)の投写用ズームレンズは、拡大側(スクリーン側)から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群Gと、第4レンズ群Gと、正の屈折力を有する第5レンズ群Gとを配列してなり、その後段には、色合成プリズムを主とするガラスブロック(フィルタ部を含む)2および液晶表示パネル等ライトバルブの画像表示面1が配設されている。
本実施形態の投写用ズームレンズは、レトロフォーカス型のレンズ構成となるので、焦点距離に対して適正な長さのバックフォーカスを確保でき、縮小側(ライトバルブ側)を略テレセントリックとすることができる。
また、本実施形態の投写用ズームレンズは、変倍の際に、第1レンズ群Gおよび第5レンズ群Gは固定で、第2レンズ群G、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gは互いに独立して光軸Zに沿って移動するように構成されている。ただし、これら3つのレンズ群G〜Gのうち例えば2つまたは3つのレンズ群を一体的に移動させることにより、ズーム機能を有する構成としてもよい。
このように移動群を、第2レンズ群G、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gの3つのレンズ群とすることにより、少ないレンズ枚数でも収差補正を良好なものとすることができる。
また、第2の実施形態の投写用ズームレンズにおいては、各レンズ群のレンズ枚数が制限されるものではないが、例えば、第1レンズ群Gが2枚のレンズからなり、第2レンズ群Gが2枚または3枚のレンズからなり、第3レンズ群Gが1枚の正レンズからなり、第4レンズ群Gが5枚または6枚のレンズからなり、第5レンズ群Gが1枚の正レンズからなり、全体で11枚〜13枚のレンズ構成とされる。
また、上述したレンズ構成とすることで、少ない枚数で効率よく諸収差を補正でき、明るく、ズーム比の大きい投写レンズとすることができる。
また、広角端から望遠端への変倍に際し、移動レンズ群を、いずれも拡大側に移動するように構成することにより、変倍比を大きく設定することが可能となる。
ただし、これは、上記移動レンズ群の各々について、広角端での位置よりも望遠端での位置の方が、より拡大側に設定されていることを意味しているのであって、中間領域において一旦縮小側に移動することを排除するものではない。
また、開口絞りは図示されていないが、適切な位置に設けることも可能であり(マスクとすることも可)、ズーミング時において、移動レンズ群(例えば第4レンズ群G)と一体的に開口絞りが移動するように構成することも可能である。
なお、フォーカス調整は、第1レンズ群Gを光軸Z方向に移動させることにより行われることが好ましいが、他のレンズ群を移動させることにより行うことも可能である。
また、本実施形態の投写用ズームレンズは、第4レンズ群Gを、レンズ5枚で構成し、例えば、拡大側から順に、負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズ、および正レンズを配列して構成する(実施例1〜13、16、17)ことが可能である。また、第4レンズ群Gを、レンズ6枚で構成し、例えば、拡大側から順に、負レンズ、正レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズ、および正レンズを配列して構成する(実施例14、15を参照)ことも可能である。
第4レンズ群Gをこのように構成すれば、変倍に伴う諸収差の変動を抑えることが可能となり、特に、光学系の瞳位置(図36において主光線が光軸Zと交わる位置)付近に、多くのレンズ枚数を有する第4レンズ群Gを配することにより、諸収差、特に投写用ズームレンズの高倍率化、広角化を図る際に問題となる像面湾曲(特にサジタル像面の湾曲)や歪曲収差を効果的に補正することができる。
また、第4レンズ群Gが5枚で構成される際には、拡大側から順に、第3番目の負レンズと第4番目の正レンズが接合されて接合レンズを構成していることが好ましい。また、第4レンズ群Gが6枚で構成される際には、拡大側から順に、第1番目の負レンズと第2番目の正レンズ、および第4番目の負レンズと第5番目の正レンズが接合されて接合レンズを構成していることが好ましい。これにより、像面湾曲、歪曲収差および倍率色収差等を低減することが可能である。
また、第1レンズ群Gは、少なくとも1面の非球面を有していることが好ましい。
第1レンズ群Gに、少なくとも1面の非球面を設けたことにより、特に、像面湾曲や歪曲収差を効果的に補正することができる。
また、この第1レンズ群Gを、拡大側から順に、非球面レンズと負の単レンズからなるように構成することにより、上記収差補正効果を確保しつつ、第1レンズ群Gの構成を簡易かつコンパクトなものとすることができる。
なお、上記非球面レンズをプラスチック製とすれば、より製造コストの低廉化を図ることができる。
また、上記第2レンズ群G〜第5レンズ群Gを構成するレンズが全て球面レンズにより構成するようにすれば、コストの低減を図ることができる。
さらに、本実施形態の投写用ズームレンズは、各レンズ群を構成する全てのレンズを形成する硝材のアッベ数νdが80以下であり、かつ、第4レンズ群Gの最も縮小側のレンズが正レンズであり、さらに、以下の条件式(3)、(4)の少なくとも一方を満たすように構成されることが望ましく、さらには、以下の条件式(5)を満たすように構成されることが望ましい。
νd(a)<30 ・・・・(3)
0.01<θgF(a)−(0.6415−0.001618×νd(a))・・・・(4)
1.5<fa/fw<3.0 ・・・・(5)
但し、
νd(a):第4レンズ群Gの最も縮小側のレンズのアッベ数
θgF(a):第4レンズ群Gの最も縮小側のレンズの部分分散比
ここで、部分分散比θgFは、(Ng−NF)/(NF−NC)で表される。
fa:第4レンズ群Gの最も縮小側のレンズの焦点距離
fw:広角端における全系焦点距離
Ng:レンズ硝材のg線に対する屈折率
NF:レンズ硝材のF線に対する屈折率
NC:レンズ硝材のC線に対する屈折率
このように、第4レンズ群Gの最も縮小側の正レンズ(実施例1〜13、16、17では、第10レンズL10、実施例14では第11レンズL11、実施例15では第12レンズL12)が上記条件式(3)〜(5)を全て満たしている。
一般に、アッベ数が大きく、νd‐θgF平面上で、θgF-(0.6415-0.001618 ×νd)=0.00なる直線から大きく外れている硝材を、異常分散ガラスと称する。異常分散ガラスを第4レンズ群Gあるいは第5レンズ群Gの正レンズの硝材として使用すると色収差の補正に有利であるものの製造コストが上昇してしまう。
そこで、本実施形態においては、異常分散ガラスの硝材として使用することに替えて、条件式(3)および条件式(4)を満たす硝材を効果的に用いることで色収差の補正が可能となるようにしている。条件式(3)および条件式(4)を満たす硝材を縮小側に位置する正レンズに使用すれば、軸上色収差と倍率色収差の補正上有利となる。一方、ズームによる変動をなくすためには、条件式(3)および条件式(4)を満たす硝材を移動レンズ群に用いることが望ましいことから、第4レンズ群Gの最も拡大側の正レンズの硝材として使用することが効果的である。その際、条件式(5)のパワーの範囲を満たすことで、色収差を補正することが可能である。
すなわち、本実施形態のものにおいては、異常分散ガラスを使用することなく、1.6倍以上の高いズーム倍率を達成しつつ、倍率色収差のズーミングによる変動を良好に抑制し得る構成とすることができる。
このような観点から、上記条件式(4)に替えて下記条件式(4´)、上記条件式(5)に替えて下記条件式(5´)、を満たすことがより好ましい。
0.012<θgF(a)−(0.6415−0.001618×νd(a))・・・(4´)
1.7<fa/fw<2.8 ・・・・(5´)
また、上記第2の実施形態に係る投写用ズームレンズにおいて、以下の条件式(6)、(7)の少なくとも一方を満たすことが好ましい。
|FFW(4,5)/L|<0.2・・・・(6)
|(FFT(4,5)−FFW(4,5))/L|<0.2・・・・(7)
但し、
FFW(4,5):広角端での、第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの前側合成焦点位置と、第4レンズ群Gの最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
FFT(4,5):望遠端での、第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの前側合成焦点位置と、第4レンズ群Gの最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
L:最も拡大側のレンズ面頂点から、最も縮小側のレンズ面頂点までの距離(絶対値)
上記条件式(6)、(7)を満足することにより、以下の如き効果を奏する。
すなわち、本実施形態の投写用ズームレンズは、縮小側が略テレセントリックとされているため、図36に示すように、光学系の縮小側から平行光を入れたときの焦点位置が、光学系の瞳の位置にほぼ等しくなる。ここで、条件式(6)を満足することは、広角端での瞳の位置が、第4レンズ群Gの最も拡大側のレンズ面の近傍にあることを示しており、一方、条件式(7)を満足することは、広角端と望遠端での瞳の位置が互いに近接していることを示している。
瞳の近傍では、中心から周辺までの全ての光線が集まることとなるため、瞳近傍に多くのレンズを配置することで、諸収差を良好に補正することが可能となるが、本実施形態においては、上記条件式(6)、(7)を満足しており、図36に示すように、瞳近傍にレンズ枚数の多い第4レンズ群Gを配置しているので、球面収差や像面湾曲などの諸収差を良好に補正することが可能である。また、上記条件式(7)を満足することで、図36に示すように、第4レンズ群Gから瞳位置までの距離が、広角端の場合(FFW)と望遠端の場合(FFT)とで余り変化しないようにすることができ、ズーム域全域に亘って良好な収差補正効果を得ることができる。
このような趣旨から、上記条件式(6)に替えて下記条件式(6´)を満たすことが好ましく、また、上記条件式(7)に替えて下記条件式(7´)を満たすことが好ましい。
|FFW(4,5)/L|<0.15・・・・(6´)
|(FFT(4,5)−FFW(4,5))/L|<0.1・・・・(7´)
また、上記条件式(7´)に替えて下記条件式(7´´)を満たすことがさらに好ましい。
|(FFT(4,5)−FFW(4,5))/L|<0.08・・・・(7´´)
さらに、本実施形態の投写用ズームレンズは、以下の条件式(8)、(9)の少なくとも一方を満たすことが好ましい。
0.3<f/f<1.2・・・・(8)
1.0<Bf/fw ・・・・(9)
但し、
:第2レンズ群Gの焦点距離
:第3レンズ群Gの焦点距離
Bf:縮小側における空気換算バックフォーカス
fw:広角端における全系焦点距離
上記条件式(8)を満足することにより、球面収差とコマ収差をバランスよく補正することが可能となる。すなわち、この条件式(8)の上限を上回ると、第3レンズ群Gのパワーが強くなりすぎて、特に、球面収差の補正が困難となる。一方、その下限を下回ると、第2レンズ群Gのパワーが強くなりすぎて、特に、コマ収差が過大となる。
このような観点から、上記条件式(8)に替えて下記条件式(8´)を満たすことがより好ましい。
0.4<f/f<1.0・・・・(8´)
また、上記条件式(9)を満足することにより、必要とされるバックフォーカスを確保することが可能となる。すなわち、この条件式(9)の下限を下回ると、色合成を行うプリズム等を配置することが困難となり、また、熱的な問題を解消することが困難となる。
また、本実施形態の投写用ズームレンズは、上記第2レンズ群Gは2枚の正レンズからなり、以下の条件式(1)、(2)を満たすことが好ましい。
0.5<(R3a+R3b)/(R3a−R3b)・・・・(1)
(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<−1 ・・・・(2)
但し、
R3a:拡大側から3枚目のレンズ(第2レンズ群Gの拡大側のレンズL)の拡大側の面の曲率半径
R3b:拡大側から3枚目のレンズ(第2レンズ群Gの拡大側のレンズL)の縮小側の面の曲率半径
R4a:拡大側から4枚目のレンズ(第2レンズ群Gの縮小側のレンズL)の拡大側の面の曲率半径
R4b:拡大側から4枚目のレンズ(第2レンズ群Gの縮小側のレンズL)の縮小側の面の曲率半径
上記条件式(1)および条件式(2)を満たすことにより、コマ収差を良好に補正することが可能となる。一方、上記条件式(1)の下限を下回るか、条件式(2)の上限を上回ると、コマ収差を良好に補正することが困難となる。
<投写型表示装置の実施形態>
次に、上述した投写用ズームレンズを搭載した投写型表示装置の一例を図37により説明する。図37に示す投写型表示装置は、ライトバルブとして透過型液晶パネル11a〜cを備え、投写用ズームレンズ10として上述した実施形態に係る投写用ズームレンズを用いている。また、図示せぬ光源とダイクロイックミラー12の間には、フライアイ等のインテグレータ(図示を省略)が配されており、光源からの白色光は照明光学部を介して、3つの色光光束(G光、B光、R光)にそれぞれ対応する液晶パネル11a〜cに入射されて光変調され、クロスダイクロイックプリズム14により、色合成され投写用ズームレンズ10により図示されないスクリーン上に投影される。この装置は、色分解のためのダイクロイックミラー12、13、色合成のためのクロスダイクロイックプリズム14、コンデンサレンズ16a〜c、全反射ミラー18a〜cを備えている。
本実施形態の投写型表示装置は、本実施形態に係る投写用ズームレンズを用いているので、広角でズーム比が大きく、かつ投写画像の画質が良好で小型な投写型表示装置とすることができる。
なお、本発明の投写用ズームレンズは透過型の液晶表示パネルを用いた投写型表示装置の投写用ズームレンズとしての使用態様に限られるものではなく、反射型の液晶表示パネルあるいはDMD等の他の光変調手段を用いた装置の投写用ズームレンズ等として用いることも可能である。
以下、具体的な実施例を用いて、本発明の投写用ズームレンズをさらに説明する。
<実施例1>
実施例1に係る投写用ズームレンズの概略構成を図1に示す。この実施例1に係る投写用ズームレンズは、前述したように、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G、正の屈折力を有する第2レンズ群G、正の屈折力を有する第3レンズ群G、正の屈折力を有する第4レンズ群G、および正の屈折力を有する第5レンズ群Gを配列してなり、その後段には、色合成プリズムを主とするガラスブロック(フィルタ部を含む)2および液晶表示パネル等ライトバルブの画像表示面1が配設されている。
第1レンズ群Gは、両面が共に非球面とされた第1レンズL(光軸Z上では、拡大側に凹面を向けた平凹レンズ形状をなしている)と、両凹レンズよりなる第2レンズLとの2枚のレンズからなり、第2レンズ群Gは、縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第3レンズLと、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第4レンズLとの2枚のレンズからなる。
また、第3レンズ群Gは、両凸レンズよりなる第5レンズLのみからなる
また、第4レンズ群Gは、両凹レンズよりなる第6レンズLと、縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第7レンズLと、両凹レンズよりなる第8レンズLと、両凸レンズよりなる第9レンズLと、両凸レンズよりなる第10レンズL10との5枚のレンズからなり、第8レンズLおよび第9レンズLは互いに接合されて接合レンズとして構成されている。
さらに、第5レンズ群Gは、両凸レンズよりなる第11レンズL11のみからなる。
この実施例1に係る投写用ズームレンズは、変倍の際に、第1レンズ群Gおよび第5レンズ群Gは固定で、第2レンズ群G、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gが、光軸Z上を互いに独立して拡大側に移動するように構成されている(実施例2〜15において同じ)。
また、フォーカス調整は、第1レンズ群Gを光軸Z方向に移動させることにより行われる(実施例2〜15において同じ)。
この実施例1における各レンズ面の曲率半径R(レンズ全系の広角端での焦点距離を1.00として規格化されている;以下の表3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29において同じ)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(上記曲率半径Rと同様に規格化されている;以下の表3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29において同じ)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表1の中段に示す。なお、この表1および後述する表3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29において、各記号R、D、N、νに対応させた数字は拡大側から順次増加するようになっている。また、表1の上段には、実施例1における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。
また、表1の下段には、ズーム比1.00、1.42、1.60の各場合における、可変1(第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの間隔)、可変2(第2レンズ群Gと第3レンズ群Gとの間隔)、可変3(第3レンズ群Gと第4レンズ群Gとの間隔)および可変4(第4レンズ群Gと第5レンズ群Gとの間隔)が示されている(以下の表3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29において同じ)。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表2に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図18は実施例1の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。なお、図18および以下の図19〜34において、各球面収差図にはd線、F線、C線の光に対する収差が示されており、各非点収差図にはサジタル像面およびタンジェンシャル像面についての収差が示されており、各倍率色収差図にはd線の光に対するF線およびC線の光についての収差が示されている。
この図18から明らかなように、実施例1の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.71と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例1の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが56.8度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例2>
実施例2に係る投写用ズームレンズの概略構成を図2に示す。
この実施例2に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと同様のレンズ構成とされている。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、縮小側に凹面を向けた負のメニスカスレンズ形状をなしている。
この実施例2における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表3の中段に示す。また、表3の上段には、実施例2における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表4に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図19は実施例2の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図19から明らかなように、実施例2の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.71と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例2の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが61.8度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例3>
実施例3に係る投写用ズームレンズの概略構成を図3に示す。
この実施例3に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと同様のレンズ構成とされているが、上記実施例1のものとは、第4レンズ群Gの拡大側から2番目のレンズ(第7レンズL)が両凸レンズとされている点において相違している。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、両凹レンズ形状をなしている。
この実施例3における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表5の中段に示す。また、表5の上段には、実施例3における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表6に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図20は実施例3の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図20から明らかなように、実施例3の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.71と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例3の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが65.4度でズーム比が1.80と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例4>
実施例4に係る投写用ズームレンズの概略構成を図4に示す。
この実施例4に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと同様のレンズ構成とされているが、上記実施例1のものとは、第2レンズ群Gの拡大側のレンズ(第3レンズL)が両凸レンズとされている点において相違している。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上では、拡大側に凹面を向けた平凹レンズ形状をなしている。
この実施例4における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表7の中段に示す。また、表7の上段には、実施例4における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A14の値を表8に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図21は実施例4の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図21から明らかなように、実施例4の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.70と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例4の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角が62.2度でズーム比が1.66と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例5>
実施例5に係る投写用ズームレンズの概略構成を図5に示す。
この実施例5のものは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと同様のレンズ構成とされている。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上では、縮小側に凹面を向けた負のメニスカスレンズ形状をなしている。
この実施例5における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表9の中段に示す。また、表9の上段には、実施例5における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表10に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図22は実施例5の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図22から明らかなように、実施例5の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.54と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例5の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが59.8度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例6>
実施例6に係る投写用ズームレンズの概略構成を図6に示す。
この実施例6に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと略同様のレンズ構成とされているが、上記実施例1のものとは、第2レンズ群Gの拡大側のレンズ(第3レンズL)が両凸レンズとされている点において、また、第4レンズ群Gの拡大側から2枚目のレンズ(第7レンズL)が両凸レンズとされている点において相違している。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、両凹レンズ形状をなしている。
この実施例6における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表11の中段に示す。また、表11の上段には、実施例6における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A14の値を表12に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
また、表35に実施例6における上記各条件式に対応する数値を示す。
図23は実施例6の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図23から明らかなように、実施例6の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.66と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例6の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが59.8度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例7>
実施例7に係る投写用ズームレンズの概略構成を図7に示す。
この実施例7のものは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと略同様のレンズ構成とされているが、上記実施例1のものとは、第2レンズ群Gの拡大側のレンズ(第3レンズL)が両凸レンズとされている点において相違している。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、拡大側に凹面を向けたメニスカスレンズ形状をなしている。
この実施例7における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表13の中段に示す。また、表13の上段には、実施例7における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表14に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図24は実施例7の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図24から明らかなように、実施例7の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.63と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例7の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが59.4度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例8>
実施例8に係る投写用ズームレンズの概略構成を図8に示す。
この実施例8に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと同様のレンズ構成とされている。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、拡大側に凹面を向けた負のメニスカスレンズ形状をなしている。
この実施例8における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表15の中段に示す。また、表15の上段には、実施例8における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表16に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図25は実施例8の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図25から明らかなように、実施例8の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.61と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例8の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが63.2度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例9>
実施例9に係る投写用ズームレンズの概略構成を図9に示す。
この実施例9に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと同様のレンズ構成とされているが、上記実施例1のものとは、第4レンズ群Gが負の屈折力を有している点において相違している。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、拡大側に凹面を向けたメニスカスレンズ形状をなしている。
この実施例9における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表17の中段に示す。また、表17の上段には、実施例9における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表18に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図26は実施例9の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図26から明らかなように、実施例9の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.62と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例9の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角が51.2度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例10>
実施例10に係る投写用ズームレンズの概略構成を図10に示す。
この実施例10のものは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと同様のレンズ構成とされているが、上記実施例1のものとは、第4レンズ群Gが負の屈折力を有している点において相違している。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、拡大側に凹面を向けた負のメニスカスレンズ形状をなしている。
この実施例10における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表19の中段に示す。また、表19の上段には、実施例10における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表20に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図27は実施例10の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図27から明らかなように、実施例10の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.62と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例10の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが54.0度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例11>
実施例11に係る投写用ズームレンズの概略構成を図11に示す。
この実施例11に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと略同様のレンズ構成とされているが、上記実施例1のものとは、第4レンズ群Gの拡大側から2枚目のレンズ(第7レンズL)が両凸レンズとされている点において相違している。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、拡大側に凹面を向けた平凹レンズ形状をなしている。
この実施例11における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表21の中段に示す。また、表21の上段には、実施例11における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A14の値を表22に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図28は実施例11の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図28から明らかなように、実施例11の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.71と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例11の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(3)、(5)〜(9)、(5´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが67.6度でズーム比が1.66と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例12>
実施例12に係る投写用ズームレンズの概略構成を図12に示す。
この実施例12に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと同様のレンズ構成とされている。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上において、拡大側に凹面を向けた平凹レンズ形状をなしている。
この実施例12における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表23の中段に示す。また、表23の上段には、実施例12における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表24に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図29は実施例12の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図29から明らかなように、実施例12の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.70と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例12の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(5´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが56.8度でズーム比が1.60と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例13>
実施例13に係る投写用ズームレンズの概略構成を図13に示す。この実施例13に係る投写用ズームレンズは、上記実施例1のものと同様に11枚構成とされ、上記実施例1のものと略同様のレンズ構成とされているが、上記実施例1のものとは、第4レンズ群Gの拡大側から2番目のレンズ(第7レンズL)が両凸レンズとされている点において相違している。なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上では、縮小側に凹面を向けた負のメニスカスレンズ形状をなしている。
この実施例13における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表25の中段に示す。また、表25の上段には、実施例13における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表26に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図30は実施例13の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図30から明らかなように、実施例13の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.70と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例13の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが65.4度でズーム比が1.80と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例14>
実施例14に係る投写用ズームレンズの概略構成を図14に示す。
この実施例14に係る投写用ズームレンズは、実施例1のものと類似した構成とされており、各レンズ群のパワー(正負の別)も同様とされているが、上記実施例1のものとは、第4レンズ群Gが6枚構成とされ、全体で12枚構成とされている点において相違している。すなわち、実施例14に係る投写用ズームレンズは、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gが各々2枚のレンズからなり、第3レンズ群Gは1枚の正レンズからなり、第4レンズ群Gは6枚のレンズからなり、第5レンズ群Gは1枚の正レンズからなり、結局12枚レンズ構成とされている。
また、本実施例に係る投写用ズームレンズにおいては、第4レンズ群Gは、両凹レンズよりなる第6レンズLと、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第7レンズLと、縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第8レンズLと、両凹レンズよりなる第9レンズLと、両凸レンズよりなる第10レンズL10と、両凸レンズよりなる第11レンズL11との6枚のレンズからなり、第6レンズLおよび第7レンズL、ならびに第9レンズLおよび第10レンズL10は互いに接合されて接合レンズとして構成されている。
さらに、第5レンズ群Gは、両凸レンズよりなる第12レンズL12のみからなる。
なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上では、拡大側に凹面を向けた平凹レンズ形状をなしている。
この実施例14における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表27の中段に示す。また、表27の上段には、実施例14における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A18の値を表28に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図31は実施例14の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図31から明らかなように、実施例14の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.70と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例14の投写用ズームレンズによれば、条件式(3)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角が67.4度でズーム比が1.66と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例15>
実施例15に係る投写用ズームレンズの概略構成を図15に示す。この実施例15に係る投写用ズームレンズは、実施例1のものと類似した構成とされており、各レンズ群のパワー(正負の別)も同様とされているが、上記実施例1のものとは、第2レンズ群Gが3枚構成、第4レンズ群Gが6枚構成とされ、全体で13枚構成とされている点において相違している。すなわち、実施例15に係る投写用ズームレンズは、第1レンズ群Gが2枚のレンズからなり、第2レンズ群Gは3枚のレンズからなり、第3レンズ群Gは1枚の正レンズからなり、第4レンズ群Gは6枚のレンズからなり、第5レンズ群Gは1枚の正レンズからなり、結局13枚レンズ構成とされている。
ここで、第1レンズ群Gは、両面が共に非球面とされた第1レンズLと、両凹レンズよりなる第2レンズLとの2枚のレンズからなり、第2レンズ群Gは、両凹レンズからなる第3レンズLと、両凸レンズからなる第4レンズLと、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第5レンズLとの3枚のレンズからなる。
また、第3レンズ群Gは、両凸レンズからなる第6レンズLからなる。
また、第4レンズ群Gは、両凹レンズよりなる第7レンズLと、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第8レンズLと、両凸レンズよりなる第9レンズLと、両凹レンズよりなる第10レンズL10と、両凸レンズよりなる第11レンズL11と、両凸レンズよりなる第12レンズL12との6枚のレンズからなり、第7レンズLおよび第8レンズL、ならびに第10レンズL10および第11レンズL11は互いに接合されて接合レンズとして構成されている。
さらに、第5レンズ群Gは、両凸レンズよりなる第13レンズL13のみからなる。
なお、両面非球面レンズからなる第1レンズLは、光軸Z上では、拡大側に凹面を向けた平凹レンズ形状をなしている。
この実施例15における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表29の中段に示す。また、表29の上段には、実施例15における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A14の値を表30に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図32は実施例15の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図32から明らかなように、実施例15の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.70と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例15の投写用ズームレンズによれば、条件式(3)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが67.4度でズーム比が1.66と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例16>
実施例16に係る投写用ズームレンズの概略構成を図16に示す。この実施例16に係る投写用ズームレンズは、実施例1のものと同様の構成とされており、各レンズ群のパワー(正負の別)、各群のレンズ枚数も同様とされているが、上記実施例1のものとは、第1レンズLが光軸近傍において拡大側に凹面を向けた負のメニスカス形状をなす非球面レンズである点、第3レンズLが両凸レンズである点、および第7レンズLが拡大側に平面を向けた平凸レンズである点において各々相違している。
この実施例16における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表31の中段に示す。また、表31の上段には、実施例16における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A15の値を表32に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図33は実施例16の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図33から明らかなように、実施例16の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.61と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例16の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが62.4度でズーム比が1.70と、広画角化および高倍率化を達成している。
<実施例17>
実施例17に係る投写用ズームレンズの概略構成を図17に示す。この実施例17に係る投写用ズームレンズは、実施例1のものと同様の構成とされており、各レンズ群のパワー(正負の別)、各群のレンズ枚数も同様とされているが、上記実施例1のものとは、第1レンズLが光軸近傍において拡大側に凹面を向けた負のメニスカス形状をなす非球面レンズである点、第5レンズLが縮小側を平面とした平凸レンズである点において各々相違している。
この実施例17における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表33の中段に示す。また、表33の上段には、実施例17における全系の焦点距離f、FナンバFno.、全画角2ω(度)の各値が示されている。さらに、各非球面に対応する各定数K、A〜A10の値を表34に示す。
Figure 2011154339
Figure 2011154339
図34は実施例17の投写用ズームレンズの広角端(WIDE)、中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図34から明らかなように、実施例17の投写用ズームレンズによれば、広角端でのF値が1.56と明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表35に示すように実施例17の投写用ズームレンズによれば、条件式(1)〜(9)、(4´)〜(8´)、(7´´)が満足されており、広角端での全画角2ωが54.2度でズーム比が1.65と、広画角化および高倍率化を達成している。
Figure 2011154339
〜G レンズ群
〜L13 レンズ
〜R26 レンズ面等の曲率半径
〜D25 レンズ面間隔(レンズ厚)
Z 光軸
1 画像表示面
2 ガラスブロック(フィルタ部を含む)
10 投写用ズームレンズ
11a〜c 透過型液晶パネル
12、13 ダイクロイックミラー
14 クロスダイクロイックプリズム
16a〜c コンデンサレンズ
18a〜c 全反射ミラー

Claims (17)

  1. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを配列してなり、
    変倍の際に、前記第1レンズ群および前記第5レンズ群は固定で、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群および前記第4レンズ群は光軸に沿って移動するように構成され、
    前記第1レンズ群および前記第2レンズ群は各々2枚のレンズからなり、
    前記第3レンズ群および前記第5レンズ群は各々1枚の正レンズからなり、
    前記第4レンズ群は5枚のレンズからなり、
    縮小側がテレセントリックに構成されてなることを特徴とする投写用ズームレンズ。
  2. 前記第2レンズ群は2枚の正レンズからなり、以下の条件式(1)、(2)を満たすことを特徴とする請求項1記載の投写用ズームレンズ。
    0.5<(R3a+R3b)/(R3a−R3b)・・・・(1)
    (R4a+R4b)/(R4a−R4b)<−1・・・・(2)
    但し、
    R3a:拡大側から3枚目のレンズ(前記第2レンズ群の拡大側のレンズ)の拡大側の面の曲率半径
    R3b:拡大側から3枚目のレンズ(前記第2レンズ群の拡大側のレンズ)の縮小側の面の曲率半径
    R4a:拡大側から4枚目のレンズ(前記第2レンズ群の縮小側のレンズ)の拡大側の面の曲率半径
    R4b:拡大側から4枚目のレンズ(前記第2レンズ群の縮小側のレンズ)の縮小側の面の曲率半径
  3. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とを配列してなり、
    変倍の際に、前記第1レンズ群および前記第5レンズ群は固定で、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群および前記第4レンズ群は光軸に沿って移動するように構成され、
    縮小側がテレセントリックに構成されてなり、
    前記各レンズ群を構成する全てのレンズを形成する硝材のアッベ数νdが80以下であり、かつ、前記第4レンズ群の最も縮小側のレンズが正レンズであり、
    さらに、以下の条件式(3)、(4)を満たすことを特徴とする投写用ズームレンズ。
    νd(a)<30・・・・(3)
    0.01<θgF(a)−(0.6415−0.001618×νd(a))・・・・(4)
    但し、
    νd(a):前記第4レンズ群の最も縮小側のレンズのアッベ数
    θgF(a):前記第4レンズ群の最も縮小側のレンズの部分分散比
    ここで、部分分散比θgFは、(Ng−NF)/(NF−NC)で表される。
    Ng:レンズ硝材のg線に対する屈折率
    NF:レンズ硝材のF線に対する屈折率
    NC:レンズ硝材のC線に対する屈折率
  4. 以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする請求項3記載の投写用ズームレンズ。
    1.5<fa/fw<3.0・・・・(5)
    但し、
    fa:前記第4レンズ群の最も縮小側のレンズの焦点距離
    fw:広角端における焦点距離
  5. 以下の条件式(6)を満たすことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
    |FFW(4,5)/L|<0.2・・・・(6)
    但し、
    FFW(4,5):広角端での、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の前側合成焦点位置と、該第4レンズ群の最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
    L:最も拡大側のレンズ面頂点から、最も縮小側のレンズ面頂点までの距離(絶対値)
  6. 以下の条件式(7)を満たすことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
    |(FFT(4,5)−FFW(4,5))/L|<0.2・・・・(7)
    但し、
    FFW(4,5):広角端での、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の前側合成焦点位置と、該第4レンズ群の最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
    FFT(4,5):望遠端での、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の前側合成焦点位置と、該第4レンズ群の最も拡大側のレンズ面との距離(絶対値)
    L:最も拡大側のレンズ面頂点から、最も縮小側のレンズ面頂点までの距離(絶対値)
  7. 以下の条件式(8)を満たすことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
    0.3<f/f<1.2・・・・(8)
    但し、
    :前記第2レンズ群の焦点距離
    :前記第3レンズ群の焦点距離
  8. 以下の条件式(9)を満たすことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
    1.0<Bf/fw ・・・・(9)
    但し、
    Bf:縮小側における空気換算バックフォーカス
    fw:広角端における全系焦点距離
  9. 前記第4レンズ群が5枚構成とされ、拡大側から順に、負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズおよび正レンズを配列してなることを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
  10. 前記第4レンズ群の、拡大側から第3番目の負レンズと第4番目の正レンズが接合されて接合レンズを構成していることを特徴とする請求項9記載の投写用ズームレンズ。
  11. 前記第4レンズ群が6枚構成とされ、拡大側から順に、負レンズ、正レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズおよび正レンズを配列してなることを特徴とする請求項3〜8のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
  12. 前記第4レンズ群の、拡大側から第1番目の負レンズと第2番目の正レンズ、および拡大側から第4番目の負レンズと第5番目の正レンズが、各々接合されて接合レンズを構成していることを特徴とする請求項11記載の投写用ズームレンズ。
  13. 前記第1レンズ群は、少なくとも1面の非球面を有してなることを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
  14. 前記第1レンズ群は、拡大側から順に、非球面レンズと負の単レンズからなることを特徴とする請求項1〜13のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
  15. 前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群および前記第5レンズ群を構成するレンズが全て球面レンズにより構成されていることを特徴とする請求項1〜14のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
  16. 前記第1レンズ群を光軸方向に移動させてフォーカシングを行うことを特徴とする請求項1〜15のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズ。
  17. 光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1〜16のうちいずれか1項記載の投写用ズームレンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投写用ズームレンズによりスクリーンに投写することを特徴とする投写型表示装置。
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