JP7306369B2 - 投写光学系、およびプロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、投写光学系、およびプロジェクターに関する。
プロジェクターに搭載される投写光学系は特許文献1に記載されている。同文献の投写光学系は、正のパワーを有する第1光学系と、負のパワーを有する第2光学系と、を備える。第2光学系は、第1光学系の縮小側に配置されている。第1光学系と第2光学系との間には、投写光学系の拡大側共役面および縮小側共役面と共役な中間像が形成される。第2光学系の内部には、絞りが配置されている。絞りは、最大画角の軸外光線の主光線と投写光学系の光軸とが第2光学系において交差する交差位置に設けられている。第2光学系では、絞りの縮小側に隣接するレンズ群が、絞りから縮小側に向かって正のパワーを有するレンズと、負のパワーを有するレンズとを、この順に備える。
特開2018-97046号公報
しかしながら、特許文献1の投写光学系では、交差位置の縮小側に位置するレンズ群が解像力性能に影響を与え、解像力性能の低下が発生しやすくなるという問題がある。例えば、当該交差位置の隣に位置する1枚の正のパワーを有するレンズが解像力性能に与える影響は大きく、このレンズが備えるパワーが大きくなるほど当該レンズの製造誤差に起因して発生する収差が大きくなり、解像力性能を低下させる。
上記の課題を解決するために、本発明は、正のパワーを有する第1光学系と、前記第1光学系の縮小側に配置され負のパワーを有する第2光学系と、を備える投写光学系において、前記第1光学系と前記第2光学系との間に拡大側共役面および縮小側共役面と共役な中間像が形成され、前記第2光学系は、最大画角の軸外光線の主光線と前記投写光学系の光軸とが前記第2光学系において交差する第2光学系内交差位置の拡大側に配置された第1レンズ群と、前記第2光学系内交差位置の前記縮小側に配置され負のパワーを有する第2レンズ群と、前記第2レンズ群の前記縮小側に配置され正のパワーを有する第3レンズ群と、を備え、前記第2レンズ群は、正のパワーを有する第1レンズと、前記第1レンズの前記縮小側に配置され正のパワーを有する第2レンズと、前記第2レンズの前記縮小側に配置され負のパワーを有する第3レンズと、を備え、前記第3レンズ群は、それぞれ正のパワーを有する2つのレンズを備えることを特徴とする。
次に、本発明のプロジェクターは、光源から出射された光を変調する光変調素子と、
前記光変調素子により変調された光を投写する上記の投写光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明の投写光学系を備えるプロジェクターの概略構成を示す図である。 実施例1の投写光学系の光線図である。 実施例1の投写光学系の球面収差を示す図である。 実施例1の投写光学系の像面湾曲および歪曲収差を示す図である。 実施例1の変形例の投写光学系の光線図である。 実施例2の投写光学系の光線図である。 実施例2の投写光学系の球面収差を示す図である。 実施例2の投写光学系の像面湾曲および歪曲収差を示す図である。 実施例3の投写光学系の光線図である。 実施例3の投写光学系の球面収差を示す図である。 実施例3の投写光学系の像面湾曲および歪曲収差を示す図である。 実施例4の投写光学系の光線図である。 実施例4の投写光学系の球面収差を示す図である。 実施例4の投写光学系の像面湾曲および歪曲収差を示す図である。 実施例5の投写光学系の光線図である。 実施例5の投写光学系の球面収差を示す図である。 実施例5の投写光学系の像面湾曲および歪曲収差を示す図である。 実施例6の投写光学系の光線図である。 実施例6の投写光学系の球面収差を示す図である。 実施例6の投写光学系の像面湾曲および歪曲収差を示す図である。 実施例7の投写光学系の光線図である。 実施例7の投写光学系の球面収差を示す図である。 実施例7の投写光学系の像面湾曲および歪曲収差を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係る投写光学系、およびプロジェクターを説明する。
(プロジェクター)
図1は本発明の投写光学系3を備えるプロジェクターの概略構成を示す図である。図1に示すように、プロジェクター1は、スクリーンSに投写する投写画像を生成する画像形成部2と、投写画像を拡大してスクリーンSに拡大像を投写する投写光学系3と、画像形成部2の動作を制御する制御部4と、を備える。
(画像形成部および制御部)
画像形成部2は、光源10、第1インテグレーターレンズ11、第2インテグレーターレンズ12、偏光変換素子13、重畳レンズ14を備える。光源10は、例えば、超高圧水銀ランプ、固体光源等で構成される。第1インテグレーターレンズ11および第2インテグレーターレンズ12は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子をそれぞれ有する。第1インテグレーターレンズ11は、光源10からの光束を複数に分割する。第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子は、光源10からの光束を第2インテグレーターレンズ12の各レンズ素子の近傍に集光させる。
偏光変換素子13は、第2インテグレーターレンズ12からの光を所定の直線偏光に変換させる。重畳レンズ14は、第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子の像を、第2インテグレーターレンズ12を介して、後述する液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bの表示領域上で重畳させる。
また、画像形成部2は、第1ダイクロイックミラー15、反射ミラー16およびフィールドレンズ17R、および、液晶パネル18Rを備える。第1ダイクロイックミラー15は、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるR光を反射させ、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるG光およびB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー15で反射されたR光は、反射ミラー16およびフィールドレンズ17Rを経て、液晶パネル18Rへ入射する。液晶パネル18Rは光変調素子である。液晶パネル18RはR光を画
像信号に応じて変調することにより、赤色の投写画像を形成する。
さらに、画像形成部2は、第2ダイクロイックミラー21、フィールドレンズ17G、および、液晶パネル18Gを備える。第2ダイクロイックミラー21は、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるG光を反射させ、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるB光を透過させる。第2ダイクロイックミラー21で反射されたG光は、フィールドレンズ17Gを経て、液晶パネル18Gへ入射する。液晶パネル18Gは光変調素子である。液晶パネル18GはG光を画像信号に応じて変調することにより、緑色の投写画像を形成する。
また、画像形成部2は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17B、液晶パネル18Bおよびクロスダイクロイックプリズム19を備える。第2ダイクロイックミラー21を透過したB光は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17Bを経て、液晶パネル18Bへ入射する。液晶パネル18Bは光変調素子である。液晶パネル18BはB光を画像信号に応じて変調することにより、青色の投写画像を形成する。
液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bは、クロスダイクロイックプリズム19を3方向から囲んでいる。クロスダイクロイックプリズム19は、光合成用のプリズムであり、各液晶パネル18R、18G、18Bで変調された光を合成した投写画像を生成する。
投写光学系3は、クロスダイクロイックプリズム19が合成した投写画像をスクリーンSに拡大して投写する。
制御部4は、ビデオ信号等の外部画像信号が入力される画像処理部6と、画像処理部6から出力される画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを駆動する表示駆動部7と、を備える。
画像処理部6は、外部の機器から入力された画像信号を各色の階調等を含む画像信号に変換する。表示駆動部7は、画像処理部6から出力された各色の投写画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを動作させる。これにより、画像処理部6は、画像信号に対応した投写画像を液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bに表示する。
(投写光学系)
次に、投写光学系3を説明する。以下では、プロジェクター1に搭載される投写光学系3の構成例として実施例1~7を説明する。なお、各実施例1~7において、投写光学系の光線図では、液晶パネル18R、液晶パネル18G、液晶パネル18Bを、液晶パネル18として表す。
(実施例1)
図2は、実施例1の投写光学系3Aの光線図である。図2に示すように、投写光学系3Aは、第1光学系31と、第1光学系31の縮小側に配置された第2光学系32と、を備える。第1光学系31は、正のパワーを有する。第2光学系32は、負のパワーを有する。第1光学系31と第2光学系32との間には、投写光学系3Aの縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像35が形成される。プロジェクター1において、投写光学系3Aの縮小側共役面には、液晶パネル18が配置されている。投写光学系3Aの拡大側共役面には、スクリーンSが配置されている。
第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13を備える。レンズL1~レンズL13は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。レンズL1は、両面に非球面形状を備える非球面レンズである。レンズL2は拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。レンズL3は拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。レンズL4は、拡大側および縮小側に凹面を備える。レンズL1、レンズL2、レンズL3、およびレンズL4は、いずれも負のパワーを有する。レンズL5は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL6(第6レンズ)は、拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。レンズL5、およびレンズL6は、正のパワーを有する。
レンズL7は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL7は、正のパワーを有する。レンズL8は、拡大側および縮小側に凹面を備える。レンズL8は、負のパワーを有する。レンズL9は、拡大側および縮小側に凹面を備える。レンズL9は、負のパワーを有する。レンズL10は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL10は、正のパワーを有する。レンズL11は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL11は、正のパワーを有する。レンズL12は、拡大側に凹面を有するメニスカス形状を備える。レンズL12は、正のパワーを有する。レンズL13(第4レンズ)は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL13は、正のパワーを有する。
第1光学系31では、レンズL6とレンズL7との間に、最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1(第1光学系内交差位置)が存在する。
第2光学系32は、内部に絞りOPを備える。本例において、絞りOPは、第2光学系32において最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C2(第2光学系内交差位置)に配置されている。第2光学系32は、交差位置C2の拡大側に配置された第1レンズ群G1と、交差位置C2の縮小側に配置された第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2の縮小側に配置された第3レンズ群G3と、を備える。より詳細に、第2レンズ群G2は、交差位置C2の縮小側の隣に配置されている。
第1レンズ群G1は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL14(第5レンズ)、レンズL15、レンズL16、およびレンズL17を備える。レンズL14は、縮小側に凸面を備える。レンズL14は正のパワーを有する。レンズL15は、拡大側および縮小側に凹面を備える。レンズL15は、負のパワーを有する。レンズL16は、拡大側に凹面を有するメニスカス形状を備える。レンズL16は、正のパワーを有する。レンズL17は、拡大側に凹面を有するメニスカス形状を備える。レンズL17は、正のパワーを有する。
第2レンズ群G2は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL18(第1レンズ)、レンズL19(第2レンズ)、レンズL20(第3レンズ)、レンズL21およびレンズL22を備える。第2レンズ群G2のレンズ枚数は、5枚である。
レンズL18は、拡大側に凹面を有するメニスカス形状を備える。レンズL19は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL18およびレンズL19は、いずれも正のパワーを有する。レンズL20は、拡大側および縮小側に凹面を備える。レンズL20は、負のパワーを有する。レンズL21は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL21は、正のパワーを有する。レンズL22は、拡大側および縮小側に凹面を備える。レンズL22は、負のパワーを有する。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2とクロスダイクロイックプリズム19との間に位置する。第3レンズ群G3は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL23、レン
ズL24(第8レンズ)およびレンズL25(第7レンズ)を備える。第3レンズ群G3を構成するレンズ枚数は、3枚である。従って、第2レンズ群G2のレンズ枚数と第3レンズ群G3のレンズ枚数との合計は、8枚である。
レンズL23は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL24は、拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。レンズL25は、拡大側に凹面を有するメニスカス形状を備える。レンズL25は、第2光学系32の最も縮小側に位置する。レンズL23、レンズL24、およびレンズL25は、いずれも正のパワーを有する。
ここで、液晶パネル18は、光軸Nの一方側に画像を形成する。中間像35は、光軸Nの他方側に形成される。拡大像は、光軸Nの一方側に形成される。
また、図2に示すように、光軸N方向で中間像35を挟んだ両側に位置する第1光学系31のレンズL13と第2光学系32のレンズL14との間を通過する最大画角の軸外光線の主光線Laは、縮小側から拡大側に向かって光軸Nに接近する。中間像35における軸外光線の合焦位置Pは、軸外に向かって第2光学系32のレンズL14に接近する。
投写光学系3Aの全系の焦点距離をf0、FナンバーをFNo、有効像円径をφ、バックフォーカス空気換算値をBF、第1光学系31の焦点距離をfLU1、第2光学系32の焦点距離をfLU2としたときに、実施例1の投写光学系3Aのデータは以下のとおりである。
f0 -11.10mm
FNo 2.19
Φ 56.40mm
BF 93.75mm
fLU1 16.06mm
fLU2 -1384.59mm
投写光学系3Aのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルの符号である。スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。fはレンズの焦点距離であり、投写光学系3Aの全系の焦点距離f0で除して正規化した値である。R、Dの単位はmmである。
符号 面番号 r d nd vd f
S 0 無限 1507.00
L1 1* -150.419 7.50 1.50919 56.32 13.27
2* 153.318 15.74
L2 3 108.006 3.94 1.83481 42.74 7.88
4 42.953 19.96
L3 5 170.621 3.26 1.83481 42.74 5.68
6 39.995 21.81
L4 7 -68.348 2.86 1.49700 81.61 8.01
8 127.868 32.05
L5 9 343.939 10.41 1.88300 40.81 -8.87
10 -115.543 0.10
L6 11 140.120 9.13 1.88300 40.81 -15.67
12 1471.152 67.17
L7 13 102.439 9.73 1.61800 63.40 -5.86
14 -64.102 7.61
L8 15 -46.476 2.05 1.73800 32.33 4.36
16 160.859 3.82
L9 17 -122.314 2.02 1.86966 20.02 7.25
18 168.799 2.94
L10 19 345.451 14.93 1.49700 81.61 -7.95
20 -49.673 4.62
L11 21 326.911 12.92 1.43700 95.10 -12.09
22 -70.798 1.69
L12 23 -187.747 6.32 1.43700 95.10 -41.36
24 -98.076 1.16
L13 25* 3527.093 8.19 1.58699 59.48 -17.68
26* -119.394 164.71
L14 27 無限 12.45 1.83481 42.72 -14.60
28 -135.950 36.16
L15 29 -174.660 4.39 1.73800 32.33 9.65
30 147.713 9.21
L16 31 -458.416 11.04 1.83481 42.72 -12.45
32 -93.557 58.22
L17 33 -114.611 8.96 1.43700 95.10 -43.94
34 -76.366 113.25
OP 35 無限 28.00
L18 36 -2454.824 3.42 1.48749 70.24 -45.05
37 -222.448 11.51
L19 38 128.440 11.28 1.43700 95.10 -10.28
39 -79.575 4.72
L20 40 -71.701 2.00 1.73800 32.33 8.70
41 860.000 6.02
L21 42 57.277 12.18 1.43700 95.10 -11.78
43 -372.690 0.45
L22 44 -285.811 4.71 1.73800 32.33 6.71
45 69.140 11.40
L23 46 513.693 7.86 1.43700 95.10 -23.39
47 -145.300 10.80
L24 48 206.867 4.02 1.86966 20.02 -26.03
49 1107.683 15.44
L25 50 -518.953 6.68 1.86966 20.02 -15.13
51 -115.570 15.00
19 52 無限 70.00 1.51680 64.20
53 無限 32.65
18 無限 0.00
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 1 2
コーニック定数 -111.4649 1.9322
3次の非球面係数 1.366163E-04 1.860209E-04
4次の非球面係数 -6.428096E-07 -5.407498E-07
5次の非球面係数 -1.557642E-08 -2.182229E-08
6次の非球面係数 1.019733E-10 -1.781996E-10
7次の非球面係数 2.650002E-12 7.055865E-13
8次の非球面係数 -1.815933E-14 9.968883E-15
9次の非球面係数 -7.229382E-17 9.849165E-16
10次の非球面係数 1.847520E-19 -3.622591E-18
11次の非球面係数 4.831431E-22 1.020132E-19
12次の非球面係数 -5.668487E-23 -2.945852E-21
13次の非球面係数 1.143693E-24 -3.428635E-23
14次の非球面係数 1.397605E-26 1.666661E-25
15次の非球面係数 -1.429345E-28 1.036160E-26
16次の非球面係数 6.830258E-31 -5.880049E-29
17次の非球面係数 -1.116066E-32 -1.182233E-31
18次の非球面係数 8.680185E-35 -1.714698E-34
面番号 25 26
コーニック定数 0 0
4次の非球面係数 2.464206E-06 4.471324E-06
6次の非球面係数 -2.336798E-09 -2.779875E-09
8次の非球面係数 -5.632634E-13 -2.517168E-13
10次の非球面係数 1.120895E-15 1.227886E-16
12次の非球面係数 -1.570840E-18 7.314470E-21
14次の非球面係数 1.095355E-21 1.230487E-22
16次の非球面係数 -1.722241E-25 2.405275E-26
18次の非球面係数 -4.289037E-29 -4.068513E-29
20次の非球面係数 3.941891E-33 6.032799E-33
(作用効果)
本例の投写光学系3Aは、正のパワーを有する第1光学系31と、負のパワーを有する第2光学系32とを備え、第1光学系31と第2光学系32との間に、中間像35が形成される。第2光学系32は、交差位置C2の拡大側に配置され正のパワーを有する第1レンズ群G1と、交差位置C2の縮小側に配置され負のパワーを有する第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2の縮小側に配置され正のパワーを有する第3レンズ群G3と、を備える。かかる投写光学系3Aでは、第2光学系32の交差位置C2に対して縮小側から隣接する第2レンズ群G2が解像力性能に影響を与える。特に、交差位置C2の隣に位置するレンズL18が解像力性能に与える影響は大きく、レンズL18が備えるパワーが大きくなるほど、レンズL18の製造誤差に起因して発生する収差が大きくなり、解像力性能の低下が発生しやすくなるという問題がある。
かかる問題に対して、本例では、第2レンズ群G2は、交差位置C2から縮小側に向かってこの順に、正のパワーを有するレンズL18と、正のパワーを有するレンズL19と、負のパワーを有するレンズL20と、を備える。すなわち、本例では、交差位置C2の隣に位置する第2レンズ群G2に、交差位置C2の側から連続して2枚の正のパワーを有するレンズを備える。従って、第2レンズ群G2のパワーを確保する際に、2枚のレンズの間でパワーを分散できる。よって、第2レンズ群G2のパワーを確保する際に、第2レンズ群G2が交差位置C2の隣に正のパワーを有するレンズを1枚のみ備える場合と比較して、交差位置C2の隣に位置するレンズのパワーが大きくなることを抑制できる。この結果、レンズL18の製造誤差に起因して、解像力性能の低下が発生しやすくなることを抑制できる。
また、本例では、第2レンズ群G2の2枚の正のパワーを有するレンズの縮小側に、負
のパワーを有するレンズL20を備えるので、レンズL18およびレンズL19で発生した収差を補正しやすくなる。
さらに、本例では、第3レンズ群G3を構成するレンズL23、レンズL24、レンズL25は、いずれも正のパワーを有する単レンズである。投写光学系3Aの縮小側から連続する3枚のレンズを正のパワーを備えるものとしたので、第3レンズ群G3から縮小側に向かう光線を略テレセントリックな光線とすることができる。また、第3レンズ群G3のパワーを確保する際に、レンズL23、レンズL24、レンズL25のそれぞれにパワーを分散させることができる。これにより、レンズL23、レンズL24、レンズL25で収差を分散させることができ、第3レンズ群G3の全体で発生する収差を抑制できる。
ここで、本例の投写光学系3Aは、第2光学系32における第2レンズ群G2の焦点距離をfLU2G2、第3レンズ群G3の焦点距離をfLU2G3としたとき、次の条件式(1)を満す。
-0.5<fLU2G3/fLU2G2<0 ・・・(1)
条件式(1)は、投写光学系3Aの全系が大型化することを抑制しながら、バックフォーカスを確保するためのものである。すなわち、条件式(1)の値が下限を超えると、バックフォーカスの確保には有利であるが、投写光学系3Aが大型化する。すなわち、投写光学系3Aの全長が長くなる。条件式(1)の値が上限を超えると、投写光学系3Aの小型化には有利であるが、バックフォーカスが短くなる
本例では、
fLU2G2=-405.01
fLU2G3=84.11
である。従って、
fLU2G3/fLU2G2=-0.21
であり、条件式(1)を満たす。
また、本例の投写光学系3Aは、絞りOPの縮小側の隣に位置するレンズL18の焦点距離をfs1、投写光学系3Aの全系の焦点距離をf0としたとき、次の条件式(2)を満たす。
|fs1/f0|>10 ・・・(2)
条件式(2)は、投写光学系3Aの小型化を図りながら、収差の発生を抑制するためのものである。すなわち、投写光学系3Aを小型化するためには、レンズL18のパワーを大きくすることが望ましい。しかし、レンズL18のパワーを増大させると、発生する収差を補正することが困難となる。ここで、条件式(1)を満たせば、投写光学系3Aの小型化を図りながら、コマ収差、像面湾曲、および歪曲収差をバランスよく良好に補正できる。また、投写光学系3Aにおいて、バックフォーカスを確保することが容易となる。
本例では、
fs1=500.00
f0=-11.10
であり、
|fs1/f0|=45.05
であり、条件式(2)を満たす。
また、本例では、第3レンズ群G3に、正のパワーを備えるレンズを、縮小側から拡大側に向かって、3枚、連続して備える。さらに、第3レンズ群G3において、最も縮小側
に位置するレンズL25のアッベ数、および、レンズL25の隣に位置するレンズL24のアッベ数は、それぞれ30よりも小さい。すなわち、レンズL24のアッベ数は20.02であり、レンズL25のアッベ数は20.02である。これにより、本例の投写光学系3Aでは、倍率色収差を良好に補正することができる。また、本例の投写光学系3Aは、正のパワーを有するレンズであって、アッベ数が30よりも小さいレンズを連続して配置するので、レンズL24およびレンズL25の屈折力に起因して生じる収差を低減できる。さらに、レンズL24およびレンズL25の製造誤差に起因して、投写光学系3Aの解像力性能が低下しやすくなることを抑制できる。
本例の投写光学系3Aでは、第2レンズ群G2のレンズ数と第3レンズ群G3のレンズ数との合計は、8つであり、7以上である。レンズ数が7以上であれば、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3の各レンズの設計の自由度が高くなるので、投写光学系3Aで発生する諸収差を補正することが容易となる。また、レンズ数が7以上であれば、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3において、各レンズのパワーを抑制することが可能となる。これにより、各レンズで発生する収差を分散させることが可能となり、全体で発生する収差を抑制できる。
また、本例の投写光学系3Aでは、第1光学系31の最も中間像35に近いレンズL13と第2光学系32の最も中間像35に近いレンズL14との間を通過する最大画角の軸外光線の主光線Laは、拡大側に向かって光軸Nに接近する。これにより、第1光学系31で発生する歪曲収差を、第2光学系32で補正しやすく、第1光学系31で収差を補正する負担を抑えることができる。
さらに、本例の投写光学系3Aでは、中間像35における軸外光線の合焦位置Pは、軸外に向かってレンズL14に接近する。すなわち、合焦位置Pは、軸外に向かって第2光学系32に接近する。このようにすれば、第1光学系31の側で発生する歪曲収差や像面湾曲を、第2光学系32の側でより補正しやすい。
ここで、本例の投写光学系3Aは、第1光学系31における最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1の拡大側に配置され、かつ、交差位置C1に隣り合うレンズL6を備え、レンズL6の拡大側の曲率半径をRa1、レンズL6の縮小側の曲率半径をRa2としたとき、次の条件式(3)を満たす。
|Ra2/Ra1|>9 ・・・(3)
条件式(3)は、第1光学系31において、収差の発生を抑制するためのものである。すなわち、第1光学系31では、交差位置C1の拡大側の隣に位置するレンズL6において収差が発生しやすく、縮小側のレンズ面の曲率半径が小さくなるのに伴って、投写光学系3Aで収差を補正しきれなくなる。これに対して、条件式(3)を満たせば、投写光学系3Aにおいて、収差を補正することができる。また、この結果、レンズL6の製造誤差に起因して、解像力性能の低下が発生しやすくなることを抑制できる。
本例では、
Ra1=140.12
Ra2=1471.15
であり、
|Ra2/Ra1|=10.50
であり、条件式(3)を満たす。
次に、本例の投写光学系3Aは、第1光学系31および第2光学系32を構成するレンズの各焦点距離を、投写光学系3Aの全系の焦点距離f0で除して正規化し、第1光学系31における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU1ave、第2
光学系32における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU2aveとしたとき、次の条件式()を満たす。
0.4<FLU1ave/FLU2ave<0.9 ・・・(4)
条件式(4)は、投写光学系3Aの短焦点化を図るとともに、各レンズの製造誤差に起因して投写光学系の解像力性能が劣化しやすくなることを抑制するためのものである。すなわち、条件式()の値が下限を超えると、第1光学系31の各レンズが厚くなり第1光学系31のパワーが大きくなる。従って、投写光学系3Aの短焦点化には有利であるが、各レンズの製造誤差に起因して投写光学系の解像力性能が低下しやすくなる。一方、条件式()の値が上限を超えると、第2光学系32の各レンズの厚みが薄くなり、第2光学系32のパワーが小さくなるので、投写光学系3Aの短焦点とすることが難しくなる。しかし、各レンズの製造誤差に起因して投写光学系3Aの解像力性能が劣化しやすくなることを抑制できる。
本例では、
FLU1ave=11.99
FLU2ave=18.98
であり、
FLU1ave/FLU2ave=0.63
であり、条件式(4)を満たす。
ここで、本例の投写光学系3Aは、接合レンズを含まない。従って、接合レンズにおいて、接合材の光や熱による寿命劣化を考慮する必要がない。また、接合レンズと比較して、端レンズは、レンズ曲率の設計の自由度が上がる。これにより、収差の補正が容易となるので、投写光学系3Aの設計性能が向上する。
図3は、投写光学系3Aの球面収差を示す図である。図4は、投写光学系3Aの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。図3および図4に示すように、本例の投写光学系3Aは、球面収差、像面湾曲および歪曲収差が抑制されている。
(実施例1の変形例)
図5は、実施例1の変形例の投写光学系3Aの光線図である。本例の投写光学系3Aは、投写光学系3Aの光路を折り曲げる第1ミラー33(第1偏向素子)および第2ミラー34(第2偏向素子)を有する。第1ミラー33は、第1光学系31と第2光学系32の間に配置されて、投写光学系3Aの光路(光軸N)を折り曲げる。本例では、第1ミラー33は、中間像35よりも、縮小側に位置する。
また、第2ミラー34は、第2光学系32のレンズL17と、第2光学系32のレンズL18との間に配置されて、投写光学系3Aの光路(光軸N)を折り曲げる。第2ミラー34は、絞りOP、すなわち、交差位置C2よりも拡大側に位置する。ここで、レンズL17とレンズL18との間の軸上面間距離は、第2光学系32において隣り合う2つのレンズの間の複数の軸上面間隔のうち最も長い。よって、レンズL17とレンズL18との間に第2ミラー34を配置することが容易である。
投写光学系3Aに第1ミラー33および第2ミラー34を配置すれば、光軸Nを所望の方向に向けることができるので、投写光学系3Aをプロジェクター1に組み込むことが容易となる。ここで、本例では、第1ミラー33および第2ミラー34を第1光学系31の内部に配置していない。これにより、第1光学系31の各レンズの位置精度を確保することが容易となる。また、第1光学系31の内部に第1ミラー33および第2ミラー34を
配置しないので、第1光学系31の全長が増大することがない。
(実施例2)
図6は、実施例2の投写光学系3Bの光線図である。図6に示すように、投写光学系3Bは、第1光学系31と、第1光学系31の縮小側に配置された第2光学系32とを備える。第1光学系31は、正のパワーを有する。第2光学系32は、負のパワーを有する。第1光学系31と第2光学系32との間には、投写光学系3Bの縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像35が形成される。
第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13を備える。レンズL1~レンズL13は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。レンズL1~レンズL13の各レンズの形状は、実施例1の投写光学系3Aと同一である。また、レンズL1~レンズL13の各レンズが備えるパワーは、実施例1の投写光学系3Aと同一である。
従って、第1光学系31では、レンズL6とレンズL7との間に、最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1が存在する。第1光学系31において、交差位置C1の拡大側の隣に位置するレンズL6は、拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。また、レンズL6は、正のパワーを有する。
第2光学系32は、内部に絞りOPを備える。本例において、絞りOPは、第2光学系32において最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C2に配置されている。第2光学系32は、交差位置C2の拡大側に配置された第1レンズ群G1と、交差位置C2の縮小側に配置された第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2の縮小側に配置された第3レンズ群G3と、を備える。より詳細に、第2レンズ群G2は、交差位置C2の縮小側の隣に配置されている。第2レンズ群G2は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL18、レンズL19、レンズL20、レンズL21およびレンズL22を備える。第2レンズ群G2のレンズ枚数は、5枚である。レンズL18、およびレンズL19は、いずれも正のパワーを有する。レンズL20は、負のパワーを有する。レンズL21は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL21は、正のパワーを有する。レンズL22は、負のパワーを有する。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2とクロスダイクロイックプリズム19との間に位置する。第3レンズ群G3は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL23、レンズL24およびレンズL25を備える。レンズL23、レンズL24、およびレンズL25は、いずれも正のパワーを有する。第3レンズ群G3を構成するレンズ枚数は、3枚である。従って、第2レンズ群G2のレンズ枚数と第3レンズ群G3のレンズ枚数との合計は、8枚である。
ここで、液晶パネル18は、光軸Nの一方側に画像を形成する。中間像35は、光軸Nの他方側に形成される。拡大像は、光軸Nの一方側に形成される。また、図6に示すように、光軸N方向で中間像35を挟んだ両側に位置する第1光学系31のレンズL13と第2光学系32のレンズL14との間を通過する軸外光線の主光線Laは、縮小側から拡大側に向かって光軸Nに接近する。中間像35における軸外光線の合焦位置Pは、軸外に向かって第2光学系32のレンズL14に接近する。
投写光学系3Bの全系の焦点距離をf0、FナンバーをFNo、有効像円径をφ、バックフォーカス空気換算値をBF、第1光学系31の焦点距離をfLU1、第2光学系32の焦点距離をfLU2としたときに、実施例2の投写光学系3Bのデータは以下のとおりである。
f0 -11.20mm
FNo 2.18
Φ 56.40mm
BF 99.95mm
fLU1 16.17mm
fLU2 -652.99mm
投写光学系3Bのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルの符号である。スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。fはレンズの焦点距離であり、投写光学系3Bの全系の焦点距離f0で除して正規化した値である。R、Dの単位はmmである。
符号 面番号 r d nd vd f
S 0 無限 1507.00
L1 1* -153.996 7.51 1.50919 56.32 13.32
2* 153.440 15.78
L2 3 107.793 3.88 1.83481 42.74 7.83
4 42.998 19.54
L3 5 167.979 3.22 1.83481 42.74 5.66
6 40.048 21.41
L4 7 -68.393 2.82 1.49700 81.61 7.94
8 127.486 31.90
L5 9 346.058 10.06 1.88300 40.81 -8.83
10 -116.085 0.10
L6 11 137.988 8.99 1.88300 40.81 -15.28
12 1464.120 67.15
L7 13 102.238 9.59 1.61800 63.40 -5.82
14 -64.371 7.63
L8 15 -46.726 2.04 1.73800 32.33 4.35
16 163.998 3.88
L9 17 -123.716 2.80 1.86966 20.02 7.26
18 170.976 2.89
L10 19 332.539 14.72 1.49700 81.61 -7.86
20 -49.826 3.22
L11 21 319.315 13.01 1.43700 95.10 -11.88
22 -70.425 0.68
L12 23 -191.676 5.04 1.43700 95.10 -40.54
24 -98.381 1.48
L13 25* 8568.373 7.65 1.58699 59.48 -18.31
26* -122.534 162.17
L14 27 430.821 14.25 1.83481 42.72 -12.83
28 -164.971 33.65
L15 29 -165.730 31.65 1.73800 32.33 8.85
30 143.231 9.42
L16 31 -430.942 10.34 1.83481 42.72 -12.79
32 -94.983 64.48
L17 33 -111.766 7.61 1.43700 95.10 -46.29
34 -76.456 109.98
OP 35 無限 22.37
L18 36 1322.721 3.23 1.48749 70.24 -44.64
37 -299.687 15.17
L19 38 142.225 14.64 1.43700 95.10 -10.57
39 -79.014 3.63
L20 40 -72.956 2.00 1.73800 32.33 8.77
41 638.307 9.06
L21 42 56.755 11.15 1.43700 95.10 -11.57
43 -393.855 0.57
L22 44 -278.905 2.00 1.73800 32.33 6.67
45 69.544 11.70
L23 46 499.711 7.65 1.43700 95.10 -21.95
47 -136.644 8.98
L24 48 208.064 4.00 1.86966 20.02 -26.90
49 963.214 20.52
L25 50 -493.726 6.78 1.86966 20.02 -15.12
51 -115.091 15.00
19 52 無限 70.00 1.51680 64.20
53 無限 38.86
18 無限 0.00
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 1 2
コーニック定数 -120.6838 1.9306
3次の非球面係数 1.370900E-04 1.860304E-04
4次の非球面係数 -6.395981E-07 -5.394286E-07
5次の非球面係数 -1.554154E-08 -2.181641E-08
6次の非球面係数 1.017167E-10 -1.783394E-10
7次の非球面係数 2.651309E-12 7.049241E-13
8次の非球面係数 -1.811654E-14 9.953124E-15
9次の非球面係数 -7.159675E-17 9.846407E-16
10次の非球面係数 1.817588E-19 -3.622593E-18
11次の非球面係数 5.459378E-22 1.018807E-19
12次の非球面係数 -5.603592E-23 -2.947412E-21
13次の非球面係数 1.160333E-24 -3.429782E-23
14次の非球面係数 1.413026E-26 1.665889E-25
15次の非球面係数 -1.409958E-28 1.036376E-26
16次の非球面係数 6.940630E-31 -5.873154E-29
17次の非球面係数 -1.112583E-32 -1.202604E-31
18次の非球面係数 8.652139E-35 -1.454433E-34
面番号 25 26
コーニック定数 0 0
4次の非球面係数 2.415001E-06 4.510063E-06
6次の非球面係数 -2.351079E-09 -2.766601E-09
8次の非球面係数 -5.621732E-13 -2.494474E-13
10次の非球面係数 1.123939E-15 1.231342E-16
12次の非球面係数 -1.569190E-18 8.168097E-21
14次の非球面係数 1.096247E-21 1.242700E-22
16次の非球面係数 -1.714836E-25 2.505676E-26
18次の非球面係数 -4.201806E-29 -3.980853E-29
20次の非球面係数 5.103806E-33 6.551791E-33
ここで、本例の投写光学系3Bは、第2光学系32における第2レンズ群G2の焦点距離をfLU2G2、第3レンズ群G3の焦点距離をfLU2G3としたとき、次の条件式(1)を満す。
-0.5<fLU2G3/fLU2G2<0 ・・・(1)
すなわち、本例では、
fLU2G2=-320.41
fLU2G3=85.20
であり、
fLU2G3/fLU2G2=-0.27
である。
また、本例の投写光学系3Bは、レンズL18の焦点距離をfs1、投写光学系3Bの全系の焦点距離をf0としたとき、次の条件式(2)を満たす。
|fs1/f0|>10 ・・・(2)
すなわち、本例では、
fs1=500.00
f0=-11.20
であり、
|fs1/f0|=44.64
である。
さらに、本例の投写光学系3Bは、第1光学系31における最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1の拡大側に配置され、かつ、交差位置C1に隣り合うレンズL6を備え、レンズL6の拡大側の曲率半径をRa1、レンズL6の縮小側の曲率半径をRa2としたとき、次の条件式(3)を満たす。
|Ra2/Ra1|>9 ・・・(3)
すなわち、本例では、
Ra1=137.99
Ra2=1464.12
であり、
|Ra2/Ra1|=10.61
である。
また、本例の投写光学系3Bは、第1光学系31および第2光学系32を構成するレンズの各焦点距離を、投写光学系3Bの全系の焦点距離f0で除して正規化し、第1光学系1における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU1ave、第2光学系32における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU2aveとしたとき、次の条件式()を満たす。
0.4<FLU1ave/FLU2ave<0.9 ・・・(4)
すなわち、本例では、
FLU1ave=11.91
FLU2ave=18.91
であり、
FLU1ave/FLU2ave=0.63
である。
さらに、本例では、第3レンズ群G3において、最も縮小側に位置するレンズL25のアッベ数、および、レンズL25の隣に位置するレンズL24のアッベ数は、それぞれ30よりも小さい。すなわち、レンズL24のアッベ数は20.02であり、レンズL25のアッベ数は20.02である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Bは、実施例1の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図7は、投写光学系3Bの球面収差を示す図である。図8は、投写光学系3Bの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。図7および図8に示すように、本例の投写光学系3Bは、球面収差、像面湾曲および歪曲収差が抑制されている。
(実施例2の変形例)
実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様に、投写光学系3Bは、光路を折り曲げるための第1ミラー(第1偏向素子)および第2ミラー(第2偏向素子)を有することができる。この場合、第1ミラー33は、第1光学系31と第2光学系32の間に配置される、また、第1ミラー33は、中間像35よりも、縮小側に位置する。第1光学系31と第2光学系32の間に配置される。第2ミラー34は、第2光学系32のレンズL17と、第2光学系32のレンズL18との間に配置される。第2ミラー34は、絞りOPよりも拡大側に位置する。ここで、レンズL17とレンズL18との間の軸上面間距離は、第2光学系32において隣り合う2つのレンズの間の複数の軸上面間隔のうち最も長い。よって、レンズL17とレンズL18との間に第2ミラー34を配置することが容易である。
実施例2の変形例の投写光学系3Bにおいても、実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
図9は、実施例3の投写光学系3Cの光線図である。図9に示すように、投写光学系3Cは、第1光学系31と、第1光学系31の縮小側に配置された第2光学系32とを備える。第1光学系31は、正のパワーを有する。第2光学系32は、負のパワーを有する。第1光学系31と第2光学系32との間には、投写光学系3Cの縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像35が形成される。
第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13を備える。レンズL1~レンズL13は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。レンズL1~レンズL13の各レンズの形状は、実施例1の投写光学系3Aと同一である。また、レンズL1~レンズL13の各レンズが備えるパワーは、実施例1の投写光学系3Aと同一である。
従って、第1光学系31では、レンズL6とレンズL7との間に、最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1が存在する。第1光学系31において、交差位置C1の拡大側の隣に位置するレンズL6は、拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。また、レンズL6は、正のパワーを有する。
第2光学系32は、内部に絞りOPを備える。本例において、絞りOPは、第2光学系32において最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C2に配置されている。第2光学系32は、交差位置C2の拡大側に配置された第1レンズ群G1と、交差位置C2の縮小側に配置された第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2の縮小側に
配置された第3レンズ群G3と、を備える。より詳細に、第2レンズ群G2は、交差位置C2の縮小側の隣に配置されている。第2レンズ群G2は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL18、レンズL19、レンズL20、レンズL21およびレンズL22を備える。第2レンズ群G2のレンズ枚数は、5枚である。レンズL18、およびレンズL19は、いずれも正のパワーを有する。レンズL20は、負のパワーを有する。レンズL21は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL21は、正のパワーを有する。レンズL22は、負のパワーを有する。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2とクロスダイクロイックプリズム19との間に位置する。第3レンズ群G3は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL23、レンズL24およびレンズL25を備える。レンズL23、レンズL24、およびレンズL25は、いずれも正のパワーを有する。第3レンズ群G3を構成するレンズ枚数は、3枚である。従って、第2レンズ群G2のレンズ枚数と第3レンズ群G3のレンズ枚数との合計は、8枚である。
ここで、液晶パネル18は、光軸Nの一方側に画像を形成する。中間像35は、光軸Nの他方側に形成される。拡大像は、光軸Nの一方側に形成される。また、図9に示すように、光軸N方向で中間像35を挟んだ両側に位置する第1光学系31のレンズL13と第2光学系32のレンズL14との間を通過する軸外光線の主光線Laは、縮小側から拡大側に向かって光軸Nに接近する。中間像35における軸外光線の合焦位置Pは、軸外に向かって第2光学系32のレンズL14に接近する。
投写光学系3Cの全系の焦点距離をf0、FナンバーをFNo、有効像円径をφ、バックフォーカス空気換算値をBF、第1光学系31の焦点距離をfLU1、第2光学系32の焦点距離をfLU2としたときに、実施例3の投写光学系3Cのデータは以下のとおりである。
f0 -11.20mm
FNo 2.18
Φ 56.40mm
BF 98.84mm
fLU1 16.23mm
fLU2 -818.32mm
投写光学系3Cのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルの符号である。スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。fはレンズの焦点距離であり、投写光学系3Cの全系の焦点距離f0で除して正規化した値である。R、Dの単位はmmである。
符号 面番号 r d nd vd f
S 0 無限 1507.00
L1 1* -152.638 7.50 1.50919 56.32 13.25
2* 153.159 15.71
L2 3 108.434 3.86 1.83481 42.74 7.79
4 42.980 19.25
L3 5 169.605 3.23 1.83481 42.74 5.63
6 39.955 21.74
L4 7 -68.261 2.84 1.49700 81.61 7.97
8 129.380 32.04
L5 9 338.251 10.53 1.88300 40.81 -8.80
10 -116.357 0.17
L6 11 137.829 9.57 1.88300 40.81 -15.27
12 1447.203 66.88
L7 13 101.352 9.57 1.61800 63.40 -5.83
14 -65.049 7.69
L8 15 -46.581 2.00 1.73800 32.33 4.35
16 164.386 3.95
L9 17 -123.147 2.60 1.86966 20.02 7.26
18 171.915 2.96
L10 19 320.920 14.87 1.49700 81.61 -7.91
20 -50.430 3.72
L11 21 333.821 14.05 1.43700 95.10 -11.90
22 -69.817 0.47
L12 23 -183.974 4.90 1.43700 95.10 -40.97
24 -96.826 0.46
L13 25* 2256.117 7.40 1.58699 59.48 -18.51
26* -128.970 165.86
L14 27 -1009.561 11.94 1.83481 42.72 -15.80
28 -130.114 50.09
L15 29 -187.282 11.00 1.73800 32.33 9.84
30 149.102 9.21
L16 31 -546.981 10.90 1.83481 42.72 -12.15
32 -95.324 61.58
L17 33 -114.486 8.94 1.43700 95.10 -42.84
34 -75.872 116.94
OP 35 無限 14.77
L18 36 1155.479 3.30 1.48749 70.24 -43.56
37 -300.335 17.32
L19 38 143.824 13.50 1.43700 95.10 -10.69
39 -80.152 4.19
L20 40 -72.980 2.00 1.73800 32.33 8.77
41 492.227 12.27
L21 42 56.409 11.49 1.43700 95.10 -11.50
43 -413.987 0.62
L22 44 -276.257 3.25 1.73800 32.33 6.62
45 69.140 12.34
L23 46 458.239 8.45 1.43700 95.10 -20.58
47 -128.750 8.00
L24 48 210.805 3.89 1.86966 20.02 -27.72
49 919.839 19.59
L25 50 -500.433 6.66 1.86966 20.02 -15.09
51 -115.241 15.00
19 52 無限 70.00 1.51680 64.20
53 無限 37.75
18 無限 0.00
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 1 2
コーニック定数 -119.7103 1.9244
3次の非球面係数 1.366428E-04 1.861998E-04
4次の非球面係数 -6.430187E-07 -5.392909E-07
5次の非球面係数 -1.558731E-08 -2.183333E-08
6次の非球面係数 1.020358E-10 -1.786044E-10
7次の非球面係数 2.651448E-12 6.967365E-13
8次の非球面係数 -1.815337E-14 9.821237E-15
9次の非球面係数 -7.192103E-17 9.828223E-16
10次の非球面係数 1.889734E-19 -3.650778E-18
11次の非球面係数 5.379147E-22 1.015785E-19
12次の非球面係数 -5.571374E-23 -2.949327E-21
13次の非球面係数 1.151431E-24 -3.430402E-23
14次の非球面係数 1.403591E-26 1.663389E-25
15次の非球面係数 -1.427416E-28 1.036457E-26
16次の非球面係数 6.741919E-31 -5.852990E-29
17次の非球面係数 -1.137267E-32 -1.134273E-31
18次の非球面係数 8.287620E-35 -6.691283E-35
面番号 25 26
コーニック定数 0 0
4次の非球面係数 2.424794E-06 4.501771E-06
6次の非球面係数 -2.348936E-09 -2.769279E-09
8次の非球面係数 -5.616765E-13 -2.504772E-13
10次の非球面係数 1.123729E-15 1.230737E-16
12次の非球面係数 -1.569325E-18 8.374809E-21
14次の非球面係数 1.095975E-21 1.249824E-22
16次の非球面係数 -1.716377E-25 2.577756E-26
18次の非球面係数 -4.181907E-29 -3.943275E-29
20次の非球面係数 5.564477E-33 6.609295E-33
ここで、本例の投写光学系3Cは、第2光学系32における第2レンズ群G2の焦点距離をfLU2G2、第3レンズ群G3の焦点距離をfLU2G3としたとき、次の条件式(1)を満す。
-0.5<fLU2G3/fLU2G2<0 ・・・(1)
すなわち、本例では、
fLU2G2=-289.45
fLU2G3=83.67
であり、
fLU2G3/fLU2G2=-0.29
である。
また、本例の投写光学系3Cは、レンズL18の焦点距離をfs1、投写光学系3Cの全系の焦点距離をf0としたとき、次の条件式(2)を満たす。
|fs1/f0|>10 ・・・(2)
すなわち、本例では、
fs1=487.86
f0=-11.20
であり、
|fs1/f0|=43.56
である。
さらに、本例の投写光学系3Cは、第1光学系31における最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1の拡大側に配置され、かつ、交差位置C1に隣り合うレンズL6を備え、レンズL6の拡大側の曲率半径をRa1、レンズL6の縮小側の曲率半径をRa2としたとき、次の条件式(3)を満たす。
|Ra2/Ra1|>9 ・・・(3)
すなわち、本例では、
Ra1=137.83
Ra2=1447.20
であり、
|Ra2/Ra1|=10.50
である。
また、本例の投写光学系3Cは、第1光学系31および第2光学系32を構成するレンズの各焦点距離を、投写光学系3Cの全系の焦点距離f0で除して正規化し、第1光学系31における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU1ave、第2光学系32における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU2aveとしたとき、次の条件式()を満たす。
0.4<FLU1ave/FLU2ave<0.9 ・・・(4)
すなわち、本例では、
FLU1ave=11.96
FLU2ave=18.76
であり、
FLU1ave/FLU2ave=0.64
である。
さらに、本例では、第3レンズ群G3において、最も縮小側に位置するレンズL25のアッベ数、および、レンズL25の隣に位置するレンズL24のアッベ数は、それぞれ30よりも小さい。すなわち、レンズL24のアッベ数は20.02であり、レンズL25のアッベ数は20.02である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Cは、実施例1の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図10は、投写光学系3Cの球面収差を示す図である。図11は、投写光学系3Cの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。図10および図11に示すように、本例の投写光学系3Cは、球面収差、像面湾曲および歪曲収差が抑制されている。
(実施例3の変形例)
実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様に、投写光学系3Cは、光路を折り曲げるための第1ミラー(第1偏向素子)および第2ミラー(第2偏向素子)を有することができる。この場合、第1ミラー33は、第1光学系31と第2光学系32の間に配置される、また、第1ミラー33は、中間像35よりも、縮小側に位置する。第1光学系31と第2光学系32の間に配置される。第2ミラー34は、第2光学系32のレンズL17と、第2光学系32のレンズL18との間に配置される。第2ミラー34は、絞りOPよりも拡大側に位置する。ここで、レンズL17とレンズL18との間の軸上面間距離は、第2光
学系32において隣り合う2つのレンズの間の複数の軸上面間隔のうち最も長い。よって、レンズL17とレンズL18との間に第2ミラー34を配置することが容易である。
実施例3の変形例の投写光学系3Cにおいても、実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。
(実施例4)
図12は、実施例4の投写光学系3Dの光線図である。図12に示すように、投写光学系3Dは、第1光学系31と、第1光学系31の縮小側に配置された第2光学系32とを備える。第1光学系31は、正のパワーを有する。第2光学系32は、負のパワーを有する。第1光学系31と第2光学系32との間には、投写光学系3Dの縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像35が形成される。
第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13を備える。レンズL1~レンズL13は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。レンズL1~レンズL13の各レンズの形状は、実施例1の投写光学系3Aと同一である。また、レンズL1~レンズL13の各レンズが備えるパワーは、実施例1の投写光学系3Aと同一である。
従って、第1光学系31では、レンズL6とレンズL7との間に、最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1が存在する。第1光学系31において、交差位置C1の拡大側の隣に位置するレンズL6は、拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。また、レンズL6は、正のパワーを有する。
第2光学系32は、内部に絞りOPを備える。本例において、絞りOPは、第2光学系32において最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C2に配置されている。第2光学系32は、交差位置C2の拡大側に配置された第1レンズ群G1と、交差位置C2の縮小側に配置された第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2の縮小側に配置された第3レンズ群G3と、を備える。より詳細に、第2レンズ群G2は、交差位置C2の縮小側の隣に配置されている。第2レンズ群G2は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL18、レンズL19、レンズL20、レンズL21およびレンズL22を備える。第2レンズ群G2のレンズ枚数は、5枚である。レンズL18、およびレンズL19は、いずれも正のパワーを有する。レンズL20は、負のパワーを有する。レンズL21は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL21は、正のパワーを有する。レンズL22は、負のパワーを有する。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2とクロスダイクロイックプリズム19との間に位置する。第3レンズ群G3は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL23、レンズL24およびレンズL25を備える。レンズL23、レンズL24、およびレンズL25は、いずれも正のパワーを有する。第3レンズ群G3を構成するレンズ枚数は、3枚である。従って、第2レンズ群G2のレンズ枚数と第3レンズ群G3のレンズ枚数との合計は、8枚である。
ここで、液晶パネル18は、光軸Nの一方側に画像を形成する。中間像35は、光軸Nの他方側に形成される。拡大像は、光軸Nの一方側に形成される。また、図12に示すように、光軸N方向で中間像35を挟んだ両側に位置する第1光学系31のレンズL13と第2光学系32のレンズL14との間を通過する軸外光線の主光線Laは、縮小側から拡大側に向かって光軸Nに接近する。中間像35における軸外光線の合焦位置Pは、軸外に向かって第2光学系32のレンズL14に接近する。
投写光学系3Dの全系の焦点距離をf0、FナンバーをFNo、有効像円径をφ、バッ
クフォーカス空気換算値をBF、第1光学系31の焦点距離をfLU1、第2光学系32の焦点距離をfLU2としたときに、実施例4の投写光学系3Dのデータは以下のとおりである。
f0 -11.10mm
FNo 2.23
Φ 56.40mm
BF 91.26mm
fLU1 16.96mm
fLU2 -1089.32mm
投写光学系3Dのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルの符号である。スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。fはレンズの焦点距離であり、投写光学系3Dの全系の焦点距離f0で除して正規化した値である。R、Dの単位はmmである。
符号 面番号 r d nd vd f
S 0 無限 1507.00
L1 1* -160.995 7.67 1.50919 56.32 13.74
2* 153.518 15.67
L2 3 108.418 3.91 1.83481 42.74 7.98
4 43.363 19.45
L3 5 169.564 3.27 1.83481 42.74 5.75
6 40.332 21.92
L4 7 -67.728 2.86 1.49700 81.61 7.96
8 127.478 31.94
L5 9 346.143 10.63 1.88300 40.81 -8.94
10 -116.370 0.10
L6 11 138.604 9.63 1.88300 40.81 -15.50
12 1455.342 66.75
L7 13 102.040 9.79 1.61800 63.40 -5.88
14 -64.598 7.64
L8 15 -46.672 2.17 1.73800 32.33 4.40
16 165.292 4.13
L9 17 -121.882 2.89 1.86966 20.02 7.27
18 171.254 2.90
L10 19 321.653 14.39 1.49700 81.61 -7.99
20 -50.482 3.66
L11 21 299.580 13.98 1.43700 95.10 -11.95
22 -71.074 2.16
L12 23 -182.412 6.72 1.43700 95.10 -42.04
24 -97.468 1.85
L13 25* -4153.025 8.09 1.58699 59.48 -19.51
26* -123.877 162.01
L14 27 無限 13.47 1.83481 42.72 -14.69
28 -136.754 37.80
L15 29 -179.259 4.96 1.73800 32.33 9.78
30 148.296 9.59
L16 31 -506.982 11.42 1.83481 42.72 -12.54
32 -95.893 53.24
L17 33 -111.382 5.34 1.43700 95.10 -47.23
34 -76.097 113.91
OP 35 無限 33.67
L18 36 276.676 5.88 1.48749 70.24 -16.00
37 -125.639 1.01
L19 38 336.958 6.80 1.43700 95.10 -13.53
39 -81.242 3.84
L20 40 -69.628 2.09 1.73800 32.33 8.45
41 389.006 16.04
L21 42 56.293 12.88 1.43700 95.10 -11.58
43 -436.037 0.69
L22 44 -273.783 3.50 1.73800 32.33 6.66
45 69.077 11.00
L23 46 431.517 7.68 1.43700 95.10 -23.37
47 -153.342 5.78
L24 48 193.157 5.10 1.86966 20.02 -23.12
49 1328.802 15.91
L25 50 -518.200 7.02 1.86966 20.02 -14.89
51 -114.172 15.00
19 52 無限 70.00 1.51680 64.20
53 無限 30.17
18 無限 0.00
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 1 2
コーニック定数 -119.1883 1.9160
3次の非球面係数 1.369435E-04 1.861840E-04
4次の非球面係数 -6.417622E-07 -5.411199E-07
5次の非球面係数 -1.559801E-08 -2.186490E-08
6次の非球面係数 1.013066E-10 -1.785149E-10
7次の非球面係数 2.644644E-12 6.981191E-13
8次の非球面係数 -1.814145E-14 9.789075E-15
9次の非球面係数 -7.209171E-17 9.838815E-16
10次の非球面係数 1.917689E-19 -3.633544E-18
11次の非球面係数 5.498971E-22 1.017929E-19
12次の非球面係数 -5.581196E-23 -2.945517E-21
13次の非球面係数 1.147253E-24 -3.426776E-23
14次の非球面係数 1.389968E-26 1.667164E-25
15次の非球面係数 -1.433909E-28 1.036990E-26
16次の非球面係数 6.646756E-31 -5.866360E-29
17次の非球面係数 -1.138980E-32 -1.131038E-31
18次の非球面係数 8.335797E-35 -9.816995E-35
面番号 25 26
コーニック定数 0 0
4次の非球面係数 2.494645E-06 4.454144E-06
6次の非球面係数 -2.343693E-09 -2.770878E-09
8次の非球面係数 -5.687602E-13 -2.476486E-13
10次の非球面係数 1.119673E-15 1.232995E-16
12次の非球面係数 -1.570825E-18 6.907288E-21
14次の非球面係数 1.095639E-21 1.227550E-22
16次の非球面係数 -1.717624E-25 2.407175E-26
18次の非球面係数 -4.243686E-29 -4.047153E-29
20次の非球面係数 4.368049E-33 6.352225E-33
ここで、本例の投写光学系3Dは、第2光学系32における第2レンズ群G2の焦点距離をfLU2G2、第3レンズ群G3の焦点距離をfLU2G3としたとき、次の条件式(1)を満す。
-0.5<fLU2G3/fLU2G2<0 ・・・(1)
すなわち、本例では、
fLU2G2=-402.02
fLU2G3=80.38
であり、
fLU2G3/fLU2G2=-0.20
である。
また、本例の投写光学系3Dは、レンズL18の焦点距離をfs1、投写光学系3Dの全系の焦点距離をf0としたとき、次の条件式(2)を満たす。
|fs1/f0|>10 ・・・(2)
すなわち、本例では、
fs1=177.55
f0=-11.10
であり、
|fs1/f0|=16.00
である。
さらに、本例の投写光学系3Dは、第1光学系31における最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1の拡大側に配置され、かつ、交差位置C1に隣り合うレンズL6を備え、レンズL6の拡大側の曲率半径をRa1、レンズL6の縮小側の曲率半径をRa2としたとき、次の条件式(3)を満たす。
|Ra2/Ra1|>9 ・・・(3)
すなわち、本例では、
Ra1=138.60
Ra2=1455.34
であり、
|Ra2/Ra1|=10.50
である。
また、本例の投写光学系3Dは、第1光学系31および第2光学系32を構成するレンズの各焦点距離を、投写光学系3Dの全系の焦点距離f0で除して正規化し、第1光学系31における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU1ave、第2光学系32における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU2aveとしたとき、次の条件式()を満たす。
0.4<FLU1ave/FLU2ave<0.9 ・・・(4)
すなわち、本例では、
FLU1ave=12.22
FLU2ave=16.82
であり、
FLU1ave/FLU2ave=0.73
である。
さらに、本例では、第3レンズ群G3において、最も縮小側に位置するレンズL25のアッベ数、および、レンズL25の隣に位置するレンズL24のアッベ数は、それぞれ30よりも小さい。すなわち、レンズL24のアッベ数は20.02であり、レンズL25のアッベ数は20.02である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Dは、実施例1の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図13は、投写光学系3Dの球面収差を示す図である。図14は、投写光学系3Dの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。図13および図14に示すように、本例の投写光学系3Dは、球面収差、像面湾曲および歪曲収差が抑制されている。
(実施例4の変形例)
実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様に、投写光学系3Dは、光路を折り曲げるための第1ミラー(第1偏向素子)および第2ミラー(第2偏向素子)を有することができる。この場合、第1ミラー33は、第1光学系31と第2光学系32の間に配置される、また、第1ミラー33は、中間像35よりも、縮小側に位置する。第1光学系31と第2光学系32の間に配置される。第2ミラー34は、第2光学系32のレンズL17と、第2光学系32のレンズL18との間に配置される。第2ミラー34は、絞りOPよりも拡大側に位置する。ここで、レンズL17とレンズL18との間の軸上面間距離は、第2光学系32において隣り合う2つのレンズの間の複数の軸上面間隔のうち最も長い。よって、レンズL17とレンズL18との間に第2ミラー34を配置することが容易である。
実施例4の変形例の投写光学系3Dにおいても、実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。
(実施例5)
図15は、実施例5の投写光学系3Eの光線図である。図15に示すように、投写光学系3Eは、第1光学系31と、第1光学系31の縮小側に配置された第2光学系32とを備える。第1光学系31は、正のパワーを有する。第2光学系32は、負のパワーを有する。第1光学系31と第2光学系32との間には、投写光学系3Eの縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像35が形成される。
第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13を備える。レンズL1~レンズL13は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。レンズL1~レンズL13の各レンズの形状は、実施例1の投写光学系3Aと同一である。また、レンズL1~レンズL13の各レンズが備えるパワーは、実施例1の投写光学系3Aと同一である。
従って、第1光学系31では、レンズL6とレンズL7との間に、最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1が存在する。第1光学系31において、交差位置C1の拡大側の隣に位置するレンズL6は、拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。また、レンズL6は、正のパワーを有する。
第2光学系32は、内部に絞りOPを備える。本例において、絞りOPは、第2光学系32において最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C2に配置されている。第2光学系32は、交差位置C2の拡大側に配置された第1レンズ群G1と、交差位置C2の縮小側に配置された第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2の縮小側に配置された第3レンズ群G3と、を備える。より詳細に、第2レンズ群G2は、交差位置C2の縮小側の隣に配置されている。第2レンズ群G2は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL18、レンズL19、レンズL20、レンズL21およびレンズL22を備える。第2レンズ群G2のレンズ枚数は、5枚である。レンズL18、およびレンズL19は、いずれも正のパワーを有する。レンズL20は、負のパワーを有する。レンズL21は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL21は、正のパワーを有する。レンズL22は、負のパワーを有する。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2とクロスダイクロイックプリズム19との間に位置する。第3レンズ群G3は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL23、レンズL24およびレンズL25を備える。レンズL23、レンズL24、およびレンズL25は、いずれも正のパワーを有する。第3レンズ群G3を構成するレンズ枚数は、3枚である。従って、第2レンズ群G2のレンズ枚数と第3レンズ群G3のレンズ枚数との合計は、8枚である。
ここで、液晶パネル18は、光軸Nの一方側に画像を形成する。中間像35は、光軸Nの他方側に形成される。拡大像は、光軸Nの一方側に形成される。また、図15に示すように、光軸N方向で中間像35を挟んだ両側に位置する第1光学系31のレンズL13と第2光学系32のレンズL14との間を通過する軸外光線の主光線Laは、縮小側から拡大側に向かって光軸Nに接近する。中間像35における軸外光線の合焦位置Pは、軸外に向かって第2光学系32のレンズL14に接近する。
投写光学系3Eの全系の焦点距離をf0、FナンバーをFNo、有効像円径をφ、バックフォーカス空気換算値をBF、第1光学系31の焦点距離をfLU1、第2光学系32の焦点距離をfLU2としたときに、実施例5の投写光学系3Eのデータは以下のとおりである。
f0 -11.20mm
FNo 2.18
Φ 56.40mm
BF 106.10mm
fLU1 16.11mm
fLU2 -1069.90mm
投写光学系3Eのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルの符号である。スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。fはレンズの焦点距離であり、投写光学系3Eの全系の焦点距離f0で除して正規化した値である。R、Dの単位はmmである。
符号 面番号 r d nd vd f
S 0 無限 1507.00
L1 1* -152.115 7.53 1.50919 56.32 13.23
2* 153.360 15.70
L2 3 108.435 3.87 1.83481 42.74 7.75
4 42.849 19.53
L3 5 172.104 3.22 1.83481 42.74 5.61
6 40.005 21.62
L4 7 -68.348 2.83 1.49700 81.61 7.86
8 124.144 32.00
L5 9 332.406 10.39 1.88300 40.81 -8.80
10 -116.928 0.97
L6 11 138.163 9.99 1.88300 40.81 -15.31
12 1450.712 67.17
L7 13 97.555 9.58 1.61800 63.40 -5.81
14 -66.291 7.68
L8 15 -47.461 2.02 1.73800 32.33 4.35
16 155.249 5.11
L9 17 -121.645 2.97 1.86966 20.02 7.17
18 170.284 2.75
L10 19 319.724 14.33 1.49700 81.61 -7.83
20 -49.900 3.05
L11 21 309.581 12.72 1.43700 95.10 -11.91
22 -71.125 1.11
L12 23 -180.458 4.88 1.43700 95.10 -40.54
24 -95.386 0.53
L13 25* 6071.656 7.73 1.58699 59.48 -18.35
26* -123.491 164.97
L14 27 無限 13.42 1.83481 42.72 -14.53
28 -136.491 40.23
L15 29 -177.886 20.40 1.73800 32.33 9.40
30 146.429 9.22
L16 31 -485.770 10.97 1.83481 42.72 -12.27
32 -94.134 62.51
L17 33 -114.287 9.71 1.43700 95.10 -43.10
34 -76.106 114.06
OP 35 無限 23.62
L18 36 -2635.832 3.94 1.48749 70.24 -44.64
37 -223.849 5.50
L19 38 160.049 9.37 1.43700 95.10 -10.77
39 -77.491 3.60
L20 40 -71.168 2.00 1.73800 32.33 8.55
41 468.419 11.22
L21 42 56.343 11.11 1.43700 95.10 -11.49
43 -372.164 0.54
L22 44 -270.785 2.88 1.73800 32.33 6.58
45 68.948 10.99
L23 46 396.788 6.96 1.43700 95.10 -20.56
47 -134.491 7.69
L24 48 203.790 4.27 1.86966 20.02 -26.63
49 906.718 23.91
L25 50 -471.539 7.63 1.86966 20.02 -15.03
51 -113.447 15.00
19 52 無限 70.00 1.51680 64.20
53 無限 45.00
18 無限 0.00
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 1 2
コーニック定数 -119.4491 1.9425
3次の非球面係数 1.365299E-04 1.864329E-04
4次の非球面係数 -6.436096E-07 -5.398429E-07
5次の非球面係数 -1.560324E-08 -2.185322E-08
6次の非球面係数 1.021146E-10 -1.787108E-10
7次の非球面係数 2.651793E-12 6.940895E-13
8次の非球面係数 -1.812828E-14 9.757488E-15
9次の非球面係数 -7.202431E-17 9.814859E-16
10次の非球面係数 1.944362E-19 -3.657555E-18
11次の非球面係数 5.001509E-22 1.015151E-19
12次の非球面係数 -5.605950E-23 -2.953251E-21
13次の非球面係数 1.156948E-24 -3.435002E-23
14次の非球面係数 1.395159E-26 1.661758E-25
15次の非球面係数 -1.442562E-28 1.037122E-26
16次の非球面係数 6.680577E-31 -5.860167E-29
17次の非球面係数 -1.137045E-32 -1.102597E-31
18次の非球面係数 8.295887E-35 1.417173E-35
面番号 25 26
コーニック定数 0 0
4次の非球面係数 2.421442E-06 4.516746E-06
6次の非球面係数 -2.340972E-09 -2.774087E-09
8次の非球面係数 -5.625175E-13 -2.528468E-13
10次の非球面係数 1.121958E-15 1.235647E-16
12次の非球面係数 -1.570027E-18 8.390623E-21
14次の非球面係数 1.095857E-21 1.243009E-22
16次の非球面係数 -1.714197E-25 2.512070E-26
18次の非球面係数 -4.180930E-29 -3.980066E-29
20次の非球面係数 5.303740E-33 6.553663E-33
ここで、本例の投写光学系3Eは、第2光学系32における第2レンズ群G2の焦点距離をfLU2G2、第3レンズ群G3の焦点距離をfLU2G3としたとき、次の条件式(1)を満す。
-0.5<fLU2G3/fLU2G2<0 ・・・(1)
すなわち、本例では、
fLU2G2=-223.21
fLU2G3=84.34
であり、
fLU2G3/fLU2G2=-0.38
である。
また、本例の投写光学系3Eは、レンズL18の焦点距離をfs1、投写光学系3Eの全系の焦点距離をf0としたとき、次の条件式(2)を満たす。
|fs1/f0|>10 ・・・(2)
すなわち、本例では、
fs1=500.01
f0=-11.20
であり、
|fs1/f0|=44.64
である。
さらに、本例の投写光学系3Eは、第1光学系31における最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1の拡大側に配置され、かつ、交差位置C1に隣り合うレンズL6を備え、レンズL6の拡大側の曲率半径をRa1、レンズL6の縮小側の曲率半径をRa2としたとき、次の条件式(3)を満たす。
|Ra2/Ra1|>9 ・・・(3)
すなわち、本例では、
Ra1=138.16
Ra2=1450.71
であり、
|Ra2/Ra1|=10.50
である。
また、本例の投写光学系3Eは、第1光学系31および第2光学系32を構成するレンズの各焦点距離を、投写光学系3Eの全系の焦点距離f0で除して正規化し、第1光学系31における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU1ave、第2光学系32における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU2aveとしたとき、次の条件式()を満たす。
0.4<FLU1ave/FLU2ave<0.9 ・・・(4)
すなわち、本例では、
FLU1ave=11.89
FLU2ave=18.63
であり、
FLU1ave/FLU2ave=0.64
である。
さらに、本例では、第3レンズ群G3において、最も縮小側に位置するレンズL25のアッベ数、および、レンズL25の隣に位置するレンズL24のアッベ数は、それぞれ30よりも小さい。すなわち、レンズL24のアッベ数は20.02であり、レンズL25のアッベ数は20.02である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Eは、実施例1の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図16は、投写光学系3Eの球面収差を示す図である。図17は、投写光学系3Eの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。図16および図17に示すように、本例の投写光学系3Eは、球面収差、像面湾曲および歪曲収差が抑制されている。
(実施例5の変形例)
実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様に、投写光学系3Eは、光路を折り曲げるための第1ミラー(第1偏向素子)および第2ミラー(第2偏向素子)を有することができる。この場合、第1ミラー33は、第1光学系31と第2光学系32の間に配置される、
また、第1ミラー33は、中間像35よりも、縮小側に位置する。第1光学系31と第2光学系32の間に配置される。第2ミラー34は、第2光学系32のレンズL17と、第2光学系32のレンズL18との間に配置される。第2ミラー34は、絞りOPよりも拡大側に位置する。ここで、レンズL17とレンズL18との間の軸上面間距離は、第2光学系32において隣り合う2つのレンズの間の複数の軸上面間隔のうち最も長い。よって、レンズL17とレンズL18との間に第2ミラー34を配置することが容易である。
実施例5の変形例の投写光学系3Eにおいても、実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。
(実施例6)
図18は、実施例6の投写光学系3Fの光線図である。図18に示すように、投写光学系3Fは、第1光学系31と、第1光学系31の縮小側に配置された第2光学系32とを備える。第1光学系31は、正のパワーを有する。第2光学系32は、負のパワーを有する。第1光学系31と第2光学系32との間には、投写光学系3Fの縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像35が形成される。
第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13を備える。レンズL1~レンズL13は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。レンズL1~レンズL13の各レンズの形状は、実施例1の投写光学系3Aと同一である。また、レンズL1~レンズL13の各レンズが備えるパワーは、実施例1の投写光学系3Aと同一である。
従って、第1光学系31では、レンズL6とレンズL7との間に、最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1が存在する。第1光学系31において、交差位置C1の拡大側の隣に位置するレンズL6は、拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。また、レンズL6は、正のパワーを有する。
第2光学系32は、内部に絞りOPを備える。本例において、絞りOPは、第2光学系32において最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C2に配置されている。第2光学系32は、交差位置C2の拡大側に配置された第1レンズ群G1と、交差位置C2の縮小側に配置された第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2の縮小側に配置された第3レンズ群G3と、を備える。より詳細に、第2レンズ群G2は、交差位置C2の縮小側の隣に配置されている。第2レンズ群G2は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL18、レンズL19、レンズL20、レンズL21およびレンズL22を備える。第2レンズ群G2のレンズ枚数は、5枚である。レンズL18、およびレンズL19は、いずれも正のパワーを有する。レンズL20は、負のパワーを有する。レンズL21は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL21は、正のパワーを有する。レンズL22は、負のパワーを有する。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2とクロスダイクロイックプリズム19との間に位置する。第3レンズ群G3は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL23、レンズL24およびレンズL25を備える。レンズL23、レンズL24、およびレンズL25は、いずれも正のパワーを有する。第3レンズ群G3を構成するレンズ枚数は、3枚である。従って、第2レンズ群G2のレンズ枚数と第3レンズ群G3のレンズ枚数との合計は、8枚である。
ここで、液晶パネル18は、光軸Nの一方側に画像を形成する。中間像35は、光軸Nの他方側に形成される。拡大像は、光軸Nの一方側に形成される。また、図18に示すように、光軸N方向で中間像35を挟んだ両側に位置する第1光学系31のレンズL13と第2光学系32のレンズL14との間を通過する軸外光線の主光線Laは、縮小側から拡
大側に向かって光軸Nに接近する。中間像35における軸外光線の合焦位置Pは、軸外に向かって第2光学系32のレンズL14に接近する。
投写光学系3Fの全系の焦点距離をf0、FナンバーをFNo、有効像円径をφ、バックフォーカス空気換算値をBF、第1光学系31の焦点距離をfLU1、第2光学系32の焦点距離をfLU2としたときに、実施例6の投写光学系3Fのデータは以下のとおりである。
f0 -11.13mm
FNo 2.19
Φ 56.40mm
BF 95.07mm
fLU1 16.20mm
fLU2 -1094.40mm
投写光学系3Fのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルの符号である。スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。fはレンズの焦点距離であり、投写光学系3Fの全系の焦点距離f0で除して正規化した値である。R、Dの単位はmmである。
符号 面番号 r d nd vd f
S 0 無限 1507.00
L1 1* -151.216 7.50 1.50919 56.32 13.27
2* 153.293 15.72
L2 3 108.025 3.90 1.83481 42.74 7.84
4 42.921 19.90
L3 5 168.868 3.22 1.83481 42.74 5.65
6 39.852 21.49
L4 7 -67.489 2.83 1.49700 81.61 7.90
8 126.699 31.90
L5 9 343.987 9.93 1.88300 40.81 -8.91
10 -116.697 0.10
L6 11 140.347 8.59 1.88300 40.81 -14.78
12 3508.367 66.83
L7 13 102.056 9.46 1.61800 63.40 -5.86
14 -64.597 7.44
L8 15 -46.480 2.00 1.73800 32.33 4.34
16 159.924 3.90
L9 17 -121.775 2.07 1.86966 20.02 7.21
18 168.975 2.97
L10 19 348.285 15.02 1.49700 81.61 -7.94
20 -49.724 4.80
L11 21 322.067 13.16 1.43700 95.10 -12.06
22 -71.040 1.00
L12 23 -184.194 6.00 1.43700 95.10 -41.14
24 -96.985 0.76
L13 25* 4032.640 8.09 1.58699 59.48 -17.76
26* -119.835 164.62
L14 27 無限 13.30 1.83481 42.72 -14.63
28 -136.631 36.31
L15 29 -174.092 7.61 1.73800 32.33 9.55
30 147.396 9.28
L16 31 -456.450 10.97 1.83481 42.72 -12.42
32 -93.496 59.77
L17 33 -115.396 9.34 1.43700 95.10 -42.76
34 -76.118 113.25
OP 35 無限 28.94
L18 36 -2435.763 4.33 1.48749 70.24 -44.91
37 -222.318 11.94
L19 38 132.168 11.25 1.43700 95.10 -10.42
39 -80.428 4.16
L20 40 -72.753 2.01 1.73800 32.33 8.80
41 746.257 7.81
L21 42 57.145 11.75 1.43700 95.10 -11.72
43 -364.451 0.46
L22 44 -282.772 4.79 1.73800 32.33 6.68
45 69.140 11.37
L23 46 526.612 7.75 1.43700 95.10 -22.69
47 -139.459 10.85
L24 48 205.826 4.11 1.86966 20.02 -26.39
49 1005.913 15.95
L25 50 -508.165 6.80 1.86966 20.02 -15.12
51 -115.320 15.00
19 52 無限 70.00 1.51680 64.20
53 無限 33.98
18 無限 0.00
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 1 2
コーニック定数 -113.4845 1.9368
3次の非球面係数 1.365646E-04 1.860301E-04
4次の非球面係数 -6.427818E-07 -5.408699E-07
5次の非球面係数 -1.558146E-08 -2.181796E-08
6次の非球面係数 1.019665E-10 -1.781881E-10
7次の非球面係数 2.648913E-12 7.064061E-13
8次の非球面係数 -1.815960E-14 9.978711E-15
9次の非球面係数 -7.223763E-17 9.847036E-16
10次の非球面係数 1.847902E-19 -3.622483E-18
11次の非球面係数 5.023282E-22 1.020015E-19
12次の非球面係数 -5.656668E-23 -2.949407E-21
13次の非球面係数 1.147770E-24 -3.428805E-23
14次の非球面係数 1.397413E-26 1.666800E-25
15次の非球面係数 -1.426149E-28 1.035956E-26
16次の非球面係数 6.818235E-31 -5.880761E-29
17次の非球面係数 -1.114623E-32 -1.180453E-31
18次の非球面係数 8.721165E-35 -1.677796E-34
面番号 25 26
コーニック定数 0 0
4次の非球面係数 2.452111E-06 4.477898E-06
6次の非球面係数 -2.337038E-09 -2.779232E-09
8次の非球面係数 -5.625725E-13 -2.518025E-13
10次の非球面係数 1.121373E-15 1.229363E-16
12次の非球面係数 -1.570682E-18 7.790074E-21
14次の非球面係数 1.095277E-21 1.234944E-22
16次の非球面係数 -1.721461E-25 2.426206E-26
18次の非球面係数 -4.271688E-29 -4.054337E-29
20次の非球面係数 4.227161E-33 6.079880E-33
ここで、本例の投写光学系3Fは、第2光学系32における第2レンズ群G2の焦点距離をfLU2G2、第3レンズ群G3の焦点距離をfLU2G3としたとき、次の条件式(1)を満す。
-0.5<fLU2G3/fLU2G2<0 ・・・(1)
すなわち、本例では、
fLU2G2=-365.19
fLU2G3=84.18
であり、
fLU2G3/fLU2G2=-0.23
である。
また、本例の投写光学系3Fは、レンズL18の焦点距離をfs1、投写光学系3Fの全系の焦点距離をf0としたとき、次の条件式(2)を満たす。
|fs1/f0|>10 ・・・(2)
すなわち、本例では、
fs1=500.00
f0=-11.13
であり、
|fs1/f0|=44.91
である。
さらに、本例の投写光学系3Fは、第1光学系31における最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1の拡大側に配置され、かつ、交差位置C1に隣り合うレンズL6を備え、レンズL6の拡大側の曲率半径をRa1、レンズL6の縮小側の曲率半径をRa2としたとき、次の条件式(3)を満たす。
|Ra2/Ra1|>9 ・・・(3)
すなわち、本例では、
Ra1=140.35
Ra2=3508.37
であり、
|Ra2/Ra1|=25.00
である。
また、本例の投写光学系3Fは、第1光学系31および第2光学系32を構成するレンズの各焦点距離を、投写光学系3Fの全系の焦点距離f0で除して正規化し、第1光学系31における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU1ave、第2光学系32における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU2aveとしたとき、次の条件式()を満たす。
0.4<FLU1ave/FLU2ave<0.9 ・・・(4)
すなわち、本例では、
FLU1ave=11.90
FLU2ave=18.84
であり、
FLU1ave/FLU2ave=0.63
である。
さらに、本例では、第3レンズ群G3において、最も縮小側に位置するレンズL25のアッベ数、および、レンズL25の隣に位置するレンズL24のアッベ数は、それぞれ30よりも小さい。すなわち、レンズL24のアッベ数は20.02であり、レンズL25のアッベ数は20.02である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Fは、実施例1の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図19は、投写光学系3Fの球面収差を示す図である。図20は、投写光学系3Fの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。図19および図20に示すように、本例の投写光学系3Fは、球面収差、像面湾曲および歪曲収差が抑制されている。
(実施例6の変形例)
実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様に、投写光学系3Fは、光路を折り曲げるための第1ミラー(第1偏向素子)および第2ミラー(第2偏向素子)を有することができる。この場合、第1ミラー33は、第1光学系31と第2光学系32の間に配置される、また、第1ミラー33は、中間像35よりも、縮小側に位置する。第1光学系31と第2光学系32の間に配置される。第2ミラー34は、第2光学系32のレンズL17と、第2光学系32のレンズL18との間に配置される。第2ミラー34は、絞りOPよりも拡大側に位置する。ここで、レンズL17とレンズL18との間の軸上面間距離は、第2光学系32において隣り合う2つのレンズの間の複数の軸上面間隔のうち最も長い。よって、レンズL17とレンズL18との間に第2ミラー34を配置することが容易である。
実施例6の変形例の投写光学系3Fにおいても、実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。
(実施例7)
図21は、実施例7の投写光学系3Gの光線図である。図21に示すように、投写光学系3Gは、第1光学系31と、第1光学系31の縮小側に配置された第2光学系32とを備える。第1光学系31は、正のパワーを有する。第2光学系32は、負のパワーを有する。第1光学系31と第2光学系32との間には、投写光学系3Gの縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像35が形成される。
第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13を備える。レンズL1~レンズL13は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。レンズL1~レンズL13の各レンズの形状は、実施例1の投写光学系3Aと同一である。また、レンズL1~レンズL13の各レンズが備えるパワーは、実施例1の投写光学系3Aと同一である。
従って、第1光学系31では、レンズL6とレンズL7との間に、最大画角の軸外光線
の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1が存在する。第1光学系31において、交差位置C1の拡大側の隣に位置するレンズL6は、拡大側に凸面を有するメニスカス形状を備える。また、レンズL6は、正のパワーを有する。
第2光学系32は、内部に絞りOPを備える。本例において、絞りOPは、第2光学系32において最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C2に配置されている。第2光学系32は、交差位置C2の拡大側に配置された第1レンズ群G1と、交差位置C2の縮小側に配置された第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2の縮小側に配置された第3レンズ群G3と、を備える。より詳細に、第2レンズ群G2は、交差位置C2の縮小側の隣に配置されている。第2レンズ群G2は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL18、レンズL19、レンズL20、レンズL21およびレンズL22を備える。第2レンズ群G2のレンズ枚数は、5枚である。レンズL18、およびレンズL19は、いずれも正のパワーを有する。レンズL20は、負のパワーを有する。レンズL21は、拡大側および縮小側に凸面を備える。レンズL21は、正のパワーを有する。レンズL22は、負のパワーを有する。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2とクロスダイクロイックプリズム19との間に位置する。第3レンズ群G3は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL23、レンズL24およびレンズL25を備える。レンズL23、レンズL24、およびレンズL25は、いずれも正のパワーを有する。第3レンズ群G3を構成するレンズ枚数は、3枚である。従って、第2レンズ群G2のレンズ枚数と第3レンズ群G3のレンズ枚数との合計は、8枚である。
ここで、液晶パネル18は、光軸Nの一方側に画像を形成する。中間像35は、光軸Nの他方側に形成される。拡大像は、光軸Nの一方側に形成される。また、図21に示すように、光軸N方向で中間像35を挟んだ両側に位置する第1光学系31のレンズL13と第2光学系32のレンズL14との間を通過する軸外光線の主光線Laは、縮小側から拡大側に向かって光軸Nに接近する。中間像35における軸外光線の合焦位置Pは、軸外に向かって第2光学系32のレンズL14に接近する。
投写光学系3Gの全系の焦点距離をf0、FナンバーをFNo、有効像円径をφ、バックフォーカス空気換算値をBF、第1光学系31の焦点距離をfLU1、第2光学系32の焦点距離をfLU2としたときに、実施例7の投写光学系3Gのデータは以下のとおりである。
f0 -11.17mm
FNo 2.18
Φ 56.40mm
BF 102.66mm
fLU1 16.07mm
fLU2 -901.91mm
投写光学系3Gのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルの符号である。スクリーン、レンズ、ダイクロイックプリズム、および液晶パネルに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。fはレンズの焦点距離であり、投写光学系3Gの全系の焦点距離f0で除して正規化した値である。R、Dの単位はmmである。
符号 面番号 r d nd vd f
S 0 無限 1507.00
L1 1* -152.761 7.53 1.50919 56.32 13.29
2* 153.340 15.73
L2 3 107.614 3.91 1.83481 42.74 7.85
4 42.974 19.69
L3 5 170.226 3.25 1.83481 42.74 5.67
6 40.134 21.88
L4 7 -68.478 2.85 1.49700 81.61 7.99
8 128.472 32.02
L5 9 341.550 10.27 1.88300 40.81 -8.82
10 -115.972 0.10
L6 11 138.435 8.87 1.88300 40.81 -15.38
12 1453.520 66.60
L7 13 102.410 9.57 1.61800 63.40 -5.84
14 -64.511 7.61
L8 15 -46.821 2.00 1.73800 32.33 4.33
16 157.917 3.78
L9 17 -123.688 2.04 1.86966 20.02 7.28
18 170.819 3.13
L10 19 336.960 14.98 1.49700 81.61 -7.93
20 -50.026 4.24
L11 21 307.690 12.87 1.43700 95.10 -12.02
22 -71.808 0.99
L12 23 -193.124 4.83 1.43700 95.10 -41.60
24 -99.852 0.20
L13 25* 2650.369 7.51 1.58699 59.48 -17.91
26* -123.204 164.81
L14 27 無限 13.12 1.83481 42.72 -14.57
28 -136.592 38.64
L15 29 -174.720 14.31 1.73800 32.33 9.45
30 147.141 9.24
L16 31 -480.954 11.07 1.83481 42.72 -12.23
32 -93.508 62.52
L17 33 -115.734 8.71 1.43700 95.10 -42.25
34 -75.896 113.20
OP 35 無限 32.69
L18 36 -1532.789 7.92 1.48749 70.24 -55.47
37 -253.423 1.00
L19 38 131.051 16.29 1.43700 95.10 -10.34
39 -79.321 4.06
L20 40 -70.652 2.01 1.73800 32.33 8.51
41 703.598 7.00
L21 42 57.077 11.82 1.43700 95.10 -11.67
43 -386.993 0.83
L22 44 -276.142 4.22 1.73800 32.33 6.65
45 69.348 13.49
L23 46 538.642 10.53 1.43700 95.10 -23.68
47 -146.704 3.91
L24 48 203.210 15.09 1.85451 25.15 -34.86
49 497.451 5.01
L25 50 -1187.710 15.41 1.86966 20.02 -12.95
51 -115.497 15.00
19 52 無限 70.00 1.51680 64.20
53 無限 41.56
18 無限 0.00
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 1 2
コーニック定数 -114.9751 1.9329
3次の非球面係数 1.367549E-04 1.861171E-04
4次の非球面係数 -6.436623E-07 -5.405512E-07
5次の非球面係数 -1.559885E-08 -2.182088E-08
6次の非球面係数 1.018000E-10 -1.781974E-10
7次の非球面係数 2.649989E-12 7.089035E-13
8次の非球面係数 -1.813482E-14 1.001667E-14
9次の非球面係数 -7.222037E-17 9.857217E-16
10次の非球面係数 1.882934E-19 -3.616643E-18
11次の非球面係数 5.303331E-22 1.021554E-19
12次の非球面係数 -5.619013E-23 -2.945579E-21
13次の非球面係数 1.144556E-24 -3.428363E-23
14次の非球面係数 1.399817E-26 1.665779E-25
15次の非球面係数 -1.429990E-28 1.036005E-26
16次の非球面係数 6.810748E-31 -5.887774E-29
17次の非球面係数 -1.122062E-32 -1.198372E-31
18次の非球面係数 8.544183E-35 -2.068852E-34
面番号 25 26
コーニック定数 0 0
4次の非球面係数 2.429166E-06 4.492833E-06
6次の非球面係数 -2.341389E-09 -2.777026E-09
8次の非球面係数 -5.612907E-13 -2.525855E-13
10次の非球面係数 1.122402E-15 1.226244E-16
12次の非球面係数 -1.570154E-18 7.684732E-21
14次の非球面係数 1.095334E-21 1.240795E-22
16次の非球面係数 -1.721408E-25 2.482614E-26
18次の非球面係数 -4.252996E-29 -4.008319E-29
20次の非球面係数 4.690821E-33 6.223394E-33
ここで、本例の投写光学系3Gは、第2光学系32における第2レンズ群G2の焦点距離をfLU2G2、第3レンズ群G3の焦点距離をfLU2G3としたとき、次の条件式(1)を満す。
-0.5<fLU2G3/fLU2G2<0 ・・・(1)
すなわち、本例では、
fLU2G2=-283.07
fLU2G3=82.93
であり、
fLU2G3/fLU2G2=-0.29
である。
また、本例の投写光学系3Gは、レンズL18の焦点距離をfs1、投写光学系3Gの全系の焦点距離をf0としたとき、次の条件式(2)を満たす。
|fs1/f0|>10 ・・・(2)
すなわち、本例では、
fs1=619.67
f0=-11.17
であり、
|fs1/f0|=55.47
である。
さらに、本例の投写光学系3Gは、第1光学系31における最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C1の拡大側に配置され、かつ、交差位置C1に隣り合うレンズL6を備え、レンズL6の拡大側の曲率半径をRa1、レンズL6の縮小側の曲率半径をRa2としたとき、次の条件式(3)を満たす。
|Ra2/Ra1|>9 ・・・(3)
すなわち、本例では、
Ra1=138.43
Ra2=1453.52
であり、
|Ra2/Ra1|=10.50
である。
また、本例の投写光学系3Gは、第1光学系31および第2光学系32を構成するレンズの各焦点距離を、投写光学系3Gの全系の焦点距離f0で除して正規化し、第1光学系31における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU1ave、第2光学系32における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU2aveとしたとき、次の条件式()を満たす。
0.4<FLU1ave/FLU2ave<0.9 ・・・(4)
すなわち、本例では、
FLU1ave=11.99
FLU2ave=20.22
であり、
FLU1ave/FLU2ave=0.59
である。
さらに、本例では、第3レンズ群G3において、最も縮小側に位置するレンズL25のアッベ数、および、レンズL25の隣に位置するレンズL24のアッベ数は、それぞれ30よりも小さい。すなわち、レンズL24のアッベ数は20.15であり、レンズL25のアッベ数は20.02である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Gは、実施例1の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図22は、投写光学系3Gの球面収差を示す図である。図23は、投写光学系3Gの像面湾曲および歪曲収差を示す図である。図22および図23に示すように、本例の投写光学系3Gは、球面収差、像面湾曲および歪曲収差が抑制されている。
(実施例7の変形例)
実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様に、投写光学系3Gは、光路を折り曲げるための第1ミラー(第1偏向素子)および第2ミラー(第2偏向素子)を有することができる。この場合、第1ミラー33は、第1光学系31と第2光学系32の間に配置される、また、第1ミラー33は、中間像35よりも、縮小側に位置する。第1光学系31と第2光学系32の間に配置される。第2ミラー34は、第2光学系32のレンズL17と、第2光学系32のレンズL18との間に配置される。第2ミラー34は、絞りOPよりも拡大側に位置する。ここで、レンズL17とレンズL18との間の軸上面間距離は、第2光学系32において隣り合う2つのレンズの間の複数の軸上面間隔のうち最も長い。よって、レンズL17とレンズL18との間に第2ミラー34を配置することが容易である。
実施例7の変形例の投写光学系3Gにおいても、実施例1の変形例の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
なお、各実施例において、第3レンズ群G3は、正のパワーを有する複合レンズを備えていてもよい。なお、第3レンズ群G3のレンズ枚数を計数する際に複合レンズは1枚のレンズとして計数する。
また、各実施例において、絞りOPは、第2光学系32において最大画角の軸外光線の主光線Laと光軸Nとが交差する交差位置C2に対応する位置に配置されていたが、これに限らない。絞りOPは、交差位置C2以外の位置に配置されてもよく、また、絞りOPは無くてもよい。
1…プロジェクター、2…画像形成部、3・3A・3B・3C・3D・3E・3F・3G…投写光学系、4…制御部、6…画像処理部、7…表示駆動部、10…光源、11…インテグレーターレンズ、12…インテグレーターレンズ、13…偏光変換素子、14…重畳レンズ、15…ダイクロイックミラー、16…反射ミラー、17R…フィールドレンズ、17G…フィールドレンズ、17B…フィールドレンズ、18(18B・18R・18G)…液晶パネル、19…クロスダイクロイックプリズム、21…ダイクロイックミラー、22…リレーレンズ、23…反射ミラー、24…リレーレンズ、25…反射ミラー、31…第1光学系、32…第2光学系、33…第1ミラー、34…第2ミラー、35…中間像、C1…交差位置、C2…交差位置、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群G3、L1~L25…レンズ、La…最大画角の軸外光線の主光線、N…光軸、OP…絞り、P…合焦位置、S…スクリーン。

Claims (11)

  1. 正のパワーを有する第1光学系と、
    前記第1光学系の縮小側に配置され負のパワーを有する第2光学系と、
    を備える投写光学系において、
    前記第1光学系と前記第2光学系との間に拡大側共役面および縮小側共役面と共役な中間像が形成され、
    前記第2光学系は、最大画角の軸外光線の主光線と前記投写光学系の光軸とが前記第2光学系において交差する第2光学系内交差位置の拡大側に配置された第1レンズ群と、前記第2光学系内交差位置の前記縮小側に配置され負のパワーを有する第2レンズ群と、前記第2レンズ群の前記縮小側に配置され正のパワーを有する第3レンズ群と、を備え、
    前記第2レンズ群は、正のパワーを有する第1レンズと、前記第1レンズの前記縮小側に配置され正のパワーを有する第2レンズと、前記第2レンズの前記縮小側に配置され負のパワーを有する第3レンズと、を備え、
    前記第3レンズ群は、それぞれ正のパワーを有する2つのレンズを備え、
    前記第1光学系は、前記第1光学系における前記最大画角の軸外光線の主光線と前記光軸とが交差する第1光学系内交差位置の前記拡大側に配置され、かつ、前記第1光学系内交差位置に隣り合う第6レンズを備え、
    前記第6レンズの拡大側の曲率半径をRa1、前記第6レンズの縮小側の曲率半径をRa2としたとき、次の条件式(3)を満たすことを特徴とする投写光学系。
    |Ra2/Ra1|>9 ・・・(3)
  2. 前記第1光学系と前記第2光学系との間に配置された第1偏向素子と、
    前記第2光学系の内部に配置された第2偏向素子と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の投写光学系。
  3. 前記第1光学系は、前記第1光学系において最も前記中間像に近い第4レンズと、前記第2光学系において最も前記中間像に近い第5レンズと、を備え、
    前記第4レンズと前記第5レンズとの間を通過する前記最大画角の軸外光線の主光線は、前記縮小側から前記拡大側に向かって前記光軸に接近することを特徴とする請求項1または2に記載の投写光学系。
  4. 前記中間像における軸外光線の合焦位置は、軸外に向かって前記第2光学系に接近することを特徴とする請求項1からのうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  5. 前記第2レンズ群の焦点距離をfLU2G2、前記第3レンズ群の焦点距離をfLU2G3としたとき、次の条件式(1)を満すことを特徴とする請求項1からのうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
    -0.5<fLU2G3/fLU2G2<0 ・・・(1)
  6. 前記第1レンズの焦点距離をfs1、前記投写光学系の全系の焦点距離をf0としたとき、次の条件式(2)を満たすことを特徴とする請求項1からのうち何れか一項に記載の投写光学系。
    |fs1/f0|>10 ・・・(2)
  7. 前記投写光学系は、接合レンズを含まないことを特徴とする請求項1からのうち何れか一項に記載の投写光学系。
  8. 前記第2レンズ群のレンズ数と前記第3レンズ群のレンズ数との合計は、7以上であることを特徴とする請求項1からのうち何れか一項に記載の投写光学系。
  9. 前記第3レンズ群は、前記2つのレンズとして、最も縮小側に位置する第7レンズと、前記第7レンズの前記拡大側に配置され、かつ、前記第7レンズに隣り合う第8レンズと、を備え、
    前記第7レンズおよび前記第8レンズは、それぞれ単レンズであり、
    前記第7レンズのアッベ数、および前記第8レンズのアッベ数は、それぞれ30より小さいことを特徴とする請求項1から8のうち何れか一項に記載の投写光学系。
  10. 前記第1光学系および前記第2光学系を構成する各レンズの焦点距離を、前記投写光学系の全系の焦点距離で除して正規化し、
    前記第1光学系における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU1ave、前記第2光学系における、1つのレンズあたりの焦点距離の絶対値の平均値をFLU2aveとしたとき、次の条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項1からのうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
    0.4<FLU1ave/FLU2ave<0.9 ・・・(4)
  11. 光源から出射された光を変調する光変調素子と、
    前記光変調素子により変調された光を投写する、請求項1から10のうち何れか一項に記載の投写光学系と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
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