JP4698640B2 - 通信路推定システムおよび通信路推定プログラム - Google Patents

通信路推定システムおよび通信路推定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ホームネットワークを構成する通信路を推定する通信路推定システムおよび通信路推定プログラムに関する。
近年、ネットワーク接続型のテレビ装置やハードディスクレコーダなどの情報家電の普及に伴い、家庭内においてもネットワークの配線が行われるようになっている。
家庭内における情報家電の増加により、提供されるサービスも多様化し、ホームネットワークに関する問題や障害(トラブル)の発生件数も増加している。これに伴って、ネットワークを提供する通信事業者などのコールセンタへの問い合わせ件数が増大している。
コールセンタでは、業務効率を向上させるために、ユーザとの対応時間の短縮が求められている。そのため、ユーザとの会話の中から現在発生している問題を迅速に把握することが必要となる。
コールセンタにおけるユーザサポートを行う技術としては、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1では、ユーザ端末側とオペレータ端末側とから映像情報を取得し、これらの映像情報を合成して配信する遠隔サポート装置が記載されている。
特開2006−140921
しかしながら、近年普及が始まったIPネットワークにおいては、トラブルの発生要因が多様化している。そのため、特許文献1のように、ユーザ端末側とオペレータ端末側とで映像を共有することで、問題の発生要因を捕らえることが難しい場合がある。
特に、IPネットワークでは、有線LANのほかに、無線LAN、PLC(Power Line Communications)、Bluetoothなど多種多様な回線で機器が接続されている。
回線を敷設する必要がない無線LAN、PLC、Bluetoothなどは、一般的にケーブルを利用した有線接続のLAN配線に比べ、その特性から通信の安定性が有線LANに対して劣るため、思わぬ不具合が発生することがある。
例えば、現在無線LANで一般的に利用されているIEEE802.11bやIEEE802.11gでは、Bluetoothと同一周波数帯を利用するために生じる混信や、電子レンジなどの影響により安定した通信ができない場合がある。
一方、通信事業者などのコールセンターでは、不具合発生に基づくユーザからの問い合わせがあった際に、ホームネットワークにおいて機器が接続されている通信路(回線)の種別を把握することができない。そのため、コールセンタでは、通信路の種別の要因に基づく不具合の対処が困難である。例えば、動画配信において画像に乱れが発生した場合、通信路の問題であっても機器の故障を考慮する必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ホームネットワークの通信路を推定する通信路推定システムおよび通信路推定プログラムを提供することにある。
本発明は、ホームネットワークに接続された機器の通信路を推定する通信路推定システムであって、ゲートウェイ装置と、推定装置とを有し、前記ゲートウェイ装置は、前記機器が送信した通信パケットを検出する検出手段と、前記通信パケットの到着時刻に基づいて、前記機器が接続された通信路の応答特性を算出する算出手段と、前記算出した応答特性を、前記推定装置に送信する送信手段とを有し、前記推定装置は、通信路の種別毎に、通信路の応答特性があらかじめ記憶された記憶手段と、前記ゲートウェイ装置から送信された応答特性に最も近似する応答特性を、前記記憶手段に記憶された応答特性の中から特定し、特定した応答特性の通信路の種別を、前記機器の通信路の種別として推定する推定手段と、前記推定手段が推定した通信路を表示する表示手段と、を有する。
ホームネットワークに接続された機器の通信路を推定する通信路推定システムが実行する通信路推定プログラムであって、前記通信路推定システムは、通信路の種別毎に通信路の応答特性があらかじめ記憶された記憶部を有し、前記通信路推定システムに、前記機器が送信した通信パケットを検出する検出ステップと、前記通信パケットの到着時刻に基づいて、前記機器が接続された通信路の応答特性を算出する算出ステップと、前記算出ステップで算出した応答特性に最も近似する応答特性を、前記記憶部に記憶された応答特性の中から特定し、特定した応答特性の通信路の種別を、前記機器の通信路の種別として推定する推定ステップと、前記推定ステップで推定した通信路を表示する表示ステップとを実行させる。
本発明によれば、コールセンタなどの遠隔地でユーザサポートを行う際に、ホームネットワークにおいて機器が接続されている通信路を推定することができ、通信路に起因する不具合をより容易に把握することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態を説明するための説明図である。
家庭内1においては、情報家電400a、400b、400cや、図示しないPC(Personal Computer)などの複数の機器が、ホームネットワークを介してゲートウェイ装置100に接続されている。例えば、テレビ400aは通信路(回線)としてPCL(Power Line Communications:高速電力線通信)が用いられ、セットトップボックス400bは通信路として無線LAN(Wireless Local Area Network)が用いられ、ハードディスクレコーダ400cは通信路として有線LANが用いられている。ゲートウェイ装置100は、各情報家電をインターネットなどのネットワーク300と接続する。
家庭内1の情報家電に不具合が発生した場合、ユーザは、電話600を用いてコールセンタ2に問い合わせる。コールセンタ2では、オペレータが電話(不図示)でユーザに対応する。また、オペレータ装置200は、ゲートウェイ装置100からネットワーク300を介して受信した情報に基づいて、家庭内1のホームネットワークの通信進路を推定し、表示する。
図2は、本発明の第1の実施形態が適用された通信路推定システムのシステム構成図である。通信路推定システムは、ゲートウェイ装置100と、当該ゲートウェイ装置100とネットワーク300を介して接続されたオペレータ装置200(推定装置)とを有する。また、ゲートウェイ装置100には、複数の情報家電400(機器)が、ホームネットワーク500を介して接続されている。なお、ホームネットワーク500は、図1で説明したように、有線LAN、無線LAN、PLCなどの複数の種別の通信路から構成されるものとする。
図示するゲートウェイ装置100は、入力部101と、パケット検出部102と、応答特性算出部103と、情報提供部104と、通信部105と、応答特性記憶部111とを有する。
入力部101は、ホームネットワーク500上を流れるIPパケット(通信パケット)、および外部のネットワーク300から送受信されるIPパケットを入力する。
パケット検出部102は、入力部101から入力されたIPパケットから送信元IPアドレスおよび送信元MAC(Media Access Control address)アドレスを取得する。また、パケット検出部102は、IPパケットの到着時刻(ゲートウェイ装置100に入力された時刻)として、図示しないタイマー機構から現在時刻を取得する。
応答特性算出部103は、パケット検出部102が取得した送信元IPアドレスおよび到着時刻と、応答特性記憶部111の情報とに基づいて、各情報家電が接続されている通信路の応答特性を算出する。
情報提供部104は、応答特性記憶部111に記憶された情報を、通信部105を用いてオペレータ装置200に送信する。通信部105は、ネットワーク300を介してオペレータ装置200と通信する。
応答特性記憶部111には、情報家電毎に、当該情報家電が接続されている通信路の応答特性が記憶されている。
図3は、応答特性記憶部111の応答特性テーブルの一例を示す図である。
図示する応答特性テーブルは、送信元のMACアドレスと、送信元IPアドレスと、IPパケットの最終到着時刻と、差分平均と、差分分散と、到着時刻差分の2乗和(差分2乗和)と、データ要素数とを有する。なお、本実施形態では、通信路の応答特性として、後述する差分平均と、差分分散とを用いるものとする。
オペレータ装置200は、通信部201と、処理部202と、相関算出部203(推定部)と、表示部204と、通信路特性記憶部210と、を有する。
通信部201は、ネットワーク300を介してゲートウェイ装置100と通信する。処理部202は、オペレータの指示を受け付けて、ゲートウェイ装置100に、応答特性記憶部111の情報を要求する。
相関算出部203は、ゲートウェイ装置100から取得した情報と、通信路特性記憶部210とに基づいて、各情報家電400の通信路の種別を推定する。表示部204は、相関算出部203が推定した通信路の種別を表示する。
図4は、通信路特性テーブル210の一例を示す図である。通信路特性テーブル210には、あらかじめ実測しておいた各種別の通信路の応答特性が記憶されている。図示する通信路特性テーブル210は、通信路の種別毎に、応答特性である差分平均と差分分散とが記憶されている。
上記説明した、ゲートウェイ装置100およびオペレータ装置200は、いずれも、例えばCPUと、メモリと、HDD等の外部記憶装置と、キーボードなどの入力装置と、ディスプレイやプリンタなどの出力装置と、ネットワークと接続するための通信制御装置と、を備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各装置の各機能が実現される。
例えば、ゲートウェイ装置100およびオペレータ装置200の各機能は、ゲートウェイ装置100用のプログラムの場合はゲートウェイ装置100のCPUが、そして、オペレータ装置200用のプログラムの場合はオペレータ装置200のCPUが、それぞれ実行することにより実現される。なお、ゲートウェイ装置100の応答特性記憶部111にはゲートウェイ装置100のメモリまたは外部記憶装置が用いられ、オペレータ装置200の通信路特性記憶部210にはオペレータ装置200のメモリまたは外部記憶装置が用いられるものとする。
次に、ゲートウェイ装置100の応答特性算出部103の処理について説明する。
図5は、応答特性算出部103の処理を示すフローチャートである。
応答特性算出部103は、パケット検出部102から、送信元IPアドレス、送信元MACアドレスおよび到着時刻を取得する(S1001)。
そして、応答特性算出部103は、取得した送信元IPアドレスのレコード(行)が、応答特性テーブルに存在するか否かを判別する(S1002)。
応答特性テーブルに存在しない場合(S1002:NO)、応答特性算出部103は、当該送信元IPアドレスのレコードを応答特性テーブルに追加する。すなわち、応答特性算出部103は、パケット検出部102から取得した送信元IPアドレス、送信元MACアドレスおよび到着時刻を設定したレコードを生成し、応答特性テーブルに追加する。なお、差分平均および差分分散は空欄(スペース)とし、データ要素数には「0」を設定する。
一方、応答特性テーブルに存在する場合(S1002:YES)、応答特性算出部103は、当該送信元IPアドレスのレコードを取得する(S1003)。
そして、応答特性算出部103は、パケット検出部102から取得した到着時刻Tcapと、応答特性テーブルの最終到着時刻Tlastとの到着時刻差分(Xi=Tcap−Tlast)を算出する(S1005)。すなわち、前回、IPパケットを受信した最終到着時刻から、今回IPパケットを受信するまでに経過した時間(到着間隔)を算出する。
そして、応答特性算出部103は、到着時刻差分Xiが、あらかじめ設定された閾値以下か否かを判別する(S1006)。閾値を越える場合(S1006:NO)、当該IPパケットは、連続したIPパケットでないとみなし、処理を終了する。
一方、閾値以下の場合(S1006:YES)、応答特性算出部103は、S1005で算出した到着時刻差分Xiと、S1003で応答特性テーブルから取得した差分平均、差分分散、差分2乗和およびデータ要素数とを用いて、新たな差分平均、差分分散および差分2乗和を算出する(S1007)。
なお、差分平均、差分分散および差分2乗和、以下の式により算出される値である。また、差分2乗和は、差分分散を算出するために保持する値である。nは、データ要素数である。
Figure 0004698640
したがって、応答特性算出部103は、応答特性テーブルから取得した差分平均、差分分散、差分2乗和、データ要素数を用いて、S1005で算出した到着時刻差分Xn+1を加味した新たな差分平均および差分分散を、以下の式により算出する。また、新たな差分2乗和も算出する。
Figure 0004698640
そして、応答特性算出部103は、応答特性テーブルから取得したレコードのデータ要素数に「1」を加算する(S1008)。
そして、応答特性算出部103は、応答特性テーブルの当該レコードを更新する(S1009)。すなわち、応答特性算出部103は、最終到着時刻にパケット検出部102から取得した到着時刻Tcapを設定し、差分平均、差分分散および差分2乗和、にS1007で算出した値を設定し、データ要素数にはS1008で加算した値を設定する。
以上の処理により、ゲートウェイ装置100は、ホームネットワーク上を流れるIPパケット(通信トラフック)を用いて、各通信路の応答特性を取得することができる。
次に、ゲートウェイ装置を所有するユーザが、情報家電400に不具合が発生した場合などに、電話600でコールセンタに問い合わせを行う際の処理について説明する。
コールセンタのオペレータは、電話でユーザに対応するが、ユーザの問い合わせを効率的に処理するために、オペレータ装置200を用いてユーザのホームネットワークにおける通信路を推定する。オペレータは、オペレータ装置200の入力装置から通信路の推定要求を入力する。
オペレータ装置200の処理部202は、オペレータからの要求を受け付けて、応答特性テーブルの情報をゲートウェイ装置100に要求する。
ゲートウェイ装置100の情報提供部104は、オペレータ装置200からの要求を受け付けると、応答特性テーブルに格納されている応答特性情報を、通信部105を用いてオペレータ装置200に送信する。
なお、情報提供部104は、応答特性情報をオペレータ装置200に送信する前に、応答特性情報を送信するか否かをユーザに応答させることとしてもよい。例えば、ユーザは、ゲートウェイ装置100の入力装置(ボタンなど)を押すことにより、情報提供の可否を入力することが考えられる。また、ゲートウェイ装置100に電話600が接続されている場合には、ユーザは、電話600のボタンを操作することにより、情報提供の可否を入力することが考えられる。この場合、情報提供部104は、ユーザからの情報提供を許可する入力があった場合にのみ、応答特性情報をオペレータ装置200に送信する。
オペレータ装置200の処理部202は、通信部201を用いて応答特性情報を受信し、相関算出部203に出力する。
相関算出部203は、応答特性情報のレコード毎(情報家電毎)に、当該レコードの応答特性と、通信路特性テーブル(図4参照)の全通信路の種別の応答特性とを比較する。そして、相関算出部203は、応答特性が最も近似している通信路の種別を特定する。
例えば、相関算出部203は、以下の式により相関値を算出し、相関値が最も小さい通信路の種別を特定することが考えられる。
相関値 = (a×|差分平均の差|)+(b×|差分分散の差|)
すなわち、相関算出部203は、応答特性情報の差分平均と通信路特性テーブルの各差分平均のとの差(絶対値)をそれぞれ算出する。また、相関算出部203は、応答特性情報の差分分散と通信路特性テーブルの各差分分散との差(絶対値)をそれぞれ算出する。そして、相関算出部203は、差分平均の差と、差分分散の差に、それそれ所定の値の重み付けa、bをして、相関値を算出する。
そして、相関算出部203は、応答特性情報の全てのレコードについて、相関値が最も小さい通信路の種別を特定した後、特定した通信路の種別を処理部202に送出する。処理部202は、応答特性情報と、相関算出部203が特定した通信路の種別とを対応付けた画面を生成し、表示部204に送出する。
表示部204は、例えば、図6に示すような通信路の種別が表示された画面を、表示装置に表示する。図示する画面には、情報家電400に対応する送信元IPアドレス(MACアドレス)毎に、対応する通信路の種別が表示されている。
以上説明した本実施形態の通信路推定システムでは、コールセンタなどの遠隔地でユーザサポートを行う際に、ホームネットワークにおいて機器が接続されている通信路を推定することができ、通信路に起因する不具合をより容易に把握することができる。すなわち、本実施形態では、オペレータ装置200が通信路の種別が表示された画面(図6参照)を表示するために、オペレータは、ホームネットワーク構成および機器が接続されている通信路の種別を把握できるため、例えば無線LANなどの不安定な回線を利用していることによる不具合の対処をユーザに提示することができる。また、オペレータが、トラブル箇所を特定するのに要する時間を、より短縮することができる。
なお、上記実施形態では、IPパケットの送信元の機器を識別するために、IPアドレスを用いることとしたが、替わりにMACアドレスを用いることとしてもよい。
また、各機器に付与されるIPアドレスがDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)によって付与される場合など、定期的にIPアドレスが変更される場合がある。ゲートウェイ装置100がDHCP機能を有する場合、MACアドレスに対して払い出すIPアドレスに対応して、応答特性テーブル(図3参照)の送信元IPアドレスを更新することが考えられる。なお、ゲートウェイ装置100がDHCP機能を有しない場合は、DHCPプロトコルでIPアドレスを割り当てるパケットを取得し、当該パケットに基づいて応答特性テーブルの送信元IPアドレスを更新することが考えられる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、ホームネットワークにおいて、各情報家電(機器)が発生させるIPパケットを用いて通信路の測定を行うこととしたが、第2の実施形態では、ゲートウェイ装置100が検査パケットを各情報家電に送信し、各情報家電が検査パケットに対して返信したIPパケットを用いて通信路の測定を行うものとする。
図7は、本発明の第2の実施形態が適用された通信路推定システムのシステム構成図である。
本実施形態のゲートウェイ装置100は、検査部106と、検査パターン記憶部112とをさらに有する。検査部106は、検査パターン記憶部112に記憶された検査パターンに従って、所定のタイミングで検査パケット(例えば、ICMPパケット等)を、ホームネットワーク500を介して各情報家電に送信する。検査パケットを受け取った情報家電は、当該検査パケットに対する返信・応答の通信パケットをゲートウェイ装置100に送信する。
検査パターン記憶部112には、検査パケットの送信パターンとして、平均パケット送出間隔、パケット送出間隔分散、送信パケット長および送信パケット数を1セットとし、このセットの試行回数とセットの実行間隔などが設定されている。
また、入力部101は、ホームネットワーク500上を流れるIPパケット、および外部のネットワーク300から送受信されるIPパケットを入力する。
パケット検出部102は、入力部101から入力されたIPパケットから送信元IPアドレスおよび送信元MACアドレスを取得する。また、パケット検出部102は、IPパケットの到着時刻として、図示しないタイマー機構から現在時刻を取得する。そして、パケット検出部102は、当該IPパケットの送信先(宛先)IPアドレスがゲートウェイ装置100の場合は取得した情報を検査部106に送出し、IPアドレスがゲートウェイ装置100以外の場合は取得した情報を応答特性算出部103に送出する。
そして、応答特性算出部103および検査部106は、第1の実施形態と同様に(図5参照)、パケット検出部102が取得した送信元IPアドレスおよび到着時刻と、応答特性記憶部111の情報とに基づいて、各情報家電が接続されている通信路の応答特性を算出する。
また、本実施形態の応答特性記憶部111には、応答特性算出部103が更新する応答特性テーブルと、検査部106が更新する応答特性テーブルの2つテーブルを有するものとする。応答特性算出部103および検査部106は、それぞれのテーブルの情報を用いて応答特性を算出し、各テーブルを更新するものとする。
そして、ゲートウェイ装置を所有するユーザが、電話600でコールセンタに問い合わせを行った際に、情報提供部104は、応答特性記憶部111に記憶された2つのテーブルの情報を、通信部105を用いてオペレータ装置200に送信する。
オペレータ装置200の相関算出部203は、第1の実施形態と同様に、ゲートウェイ装置100から取得した情報と、通信路特性記憶部210とに基づいて、各情報家電400の通信路の種別を推定する。なお、相関算出部203は、ゲートウェイ装置100から取得した2つのテーブルのレコード毎の応答特性の平均値(差分平均、差分分散)と、通信路特性テーブル(図4参照)の全通信路の種別の応答特性とを比較し、応答特性が最も近似している通信路の種別を特定することが考えられる。
なお、オペレータ装置200のその他の処理については、第1の実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
以上説明した本実施形態の通信路推定システムでは、各情報家電(機器)が発生させるIPパケットだけでなく、ゲートウェイ装置100が送信する検査パケットの返信・応答の通信パケットを用いて、各情報家電が接続された通信路の種別を推定する。これにより、本実施形態では、より精度の高い通信路の推定を行うことができるとともに、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、ゲートウェイ装置100の応答特性記憶部111は、応答特性算出部103が更新する応答特性テーブルと、検査部106が更新する応答特性テーブルの2つテーブルを有することとしたが、1つの応答特性テーブルに応答特性算出部103および検査部106がそれぞれ更新することとしてもよい。
また、ゲートウェイ装置100は、オペレータ装置200が検査実行要求を送信したタイミングで、検査パケットの送信を開始することとしてもよい。すなわち、検査部106は、情報提供部104がオペレータ装置200からの検査実行要求を受信したタイミングで、検査パターン記憶部112に従って検査パケットを送信することとしてもよい。
また、ゲートウェイ装置100は、パケット検出部102がIPパケットを検出したタイミングで、検査パケットの送信を開始することとしてもよい。
また、ゲートウェイ装置100の検査パターン記憶部112の検査パターンは、オペレータ装置200からの変更要求により、変更することができるものとする。
また、ゲートウェイ装置100の検査部106は、検査パケットの送信時刻と、返信のIPパケットの到着時刻との差分平均および差分分散を算出し、応答特性記憶部111に記憶することとしてもよい。そして、オペレータ装置200は、この差分平均および差分分散を、相関値算出式の重み付けa、bのパラメータに用いることとしてもよい。
なお、本発明は上記第1および第2の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
本発明の通信路推定システムを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信路推定システムの構成図である。 応答特性テーブルの一例を示す図である。 通信路特性テーブルの一例を示す図である。 応答特性算出部の処理のフローチャートである。 オペレータ装置に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信路推定システムの構成図である。
符号の説明
100 ゲートウェイ装置
101 入力部
102 パケット検出部
103 応答特性算出部
104 情報提供部
105 通信部
106 検査部
111 応答特性記憶部
112 検査パターン記憶部
200 オペレータ装置
201 通信部
202 処理部
203 相関算出部
204 表示部
210 通信路特性記憶部
300 ネットワーク
400 情報家電
500 ホームネットワーク

Claims (8)

  1. ホームネットワークに接続された機器の通信路を推定する通信路推定システムであって、
    ゲートウェイ装置と、推定装置とを有し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記機器が送信した通信パケットを検出する検出手段と、
    前記通信パケットの到着時刻に基づいて、前記機器が接続された通信路の応答特性を算出する算出手段と、
    前記算出した応答特性を、前記推定装置に送信する送信手段と、を有し、
    前記推定装置は、
    通信路の種別毎に、通信路の応答特性があらかじめ記憶された記憶手段と、
    前記ゲートウェイ装置から送信された応答特性に最も近似する応答特性を、前記記憶手段に記憶された応答特性の中から特定し、特定した応答特性の通信路の種別を、前記機器の通信路の種別として推定する推定手段と、
    前記推定手段が推定した通信路を表示する表示手段と、を有すること
    を特徴とする通信路推定システム。
  2. 請求項1記載の通信路推定システムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、
    通信パケットを送信させるための検査パケットを、前記機器に送信する検査手段を、さらに備え、
    前記検出手段は、前記検査パケットの返信である通信パケットを検出すること
    を特徴とする通信路推定システム。
  3. 請求項1または請求項2記載の通信路推定システムであって、
    前記応答特性は、通信パケットの到着間隔の平均、および、前記平均からの分散であること
    を特徴とする通信路推定システム。
  4. 請求項2または請求項3記載の通信路推定システムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記検査パケットを送信するパターンが記憶された検査パターン記憶手段を、さらに備え、
    前記検査手段は、前記検査パターン記憶手段に記憶されたパターンに従って、前記検査パケットを送信すること
    を特徴とする通信路推定システム。
  5. ホームネットワークに接続された機器の通信路を推定する通信路推定システムが実行する通信路推定プログラムであって、
    前記通信路推定システムは、通信路の種別毎に通信路の応答特性があらかじめ記憶された記憶部を有し、
    前記通信路推定システムに、
    前記機器が送信した通信パケットを検出する検出ステップと、
    前記通信パケットの到着時刻に基づいて、前記機器が接続された通信路の応答特性を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出した応答特性に最も近似する応答特性を、前記記憶部に記憶された応答特性の中から特定し、特定した応答特性の通信路の種別を、前記機器の通信路の種別として推定する推定ステップと、
    前記推定ステップで推定した通信路を表示する表示ステップと、を実行させること
    を特徴とする通信路推定プログラム。
  6. 請求項5記載の通信路推定プログラムであって、
    前記通信路推定システムに、
    通信パケットを送信させるための検査パケットを前記機器に送信する検査ステップを、さらに実行させ、
    前記検出ステップは、前記検査パケットの返信である通信パケットを検出すること
    を特徴とする通信路推定プログラム。
  7. 請求項5または請求項6記載の通信路推定プログラムであって、
    前記応答特性は、通信パケットの到着間隔の平均、および、前記平均からの分散であること
    を特徴とする通信路推定プログラム。
  8. 請求項6または請求項7記載の通信路推定プログラムであって、
    前記通信路推定システムは、前記検査パケットを送信するパターンが記憶された検査パターン記憶部をさらに有し、
    前記検査ステップは、前記検査パターン記憶部に記憶されたパターンに従って、前記検査パケットを送信すること
    を特徴とする通信路推定プログラム。
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