JP5345008B2 - 投写型可変焦点レンズおよび投写型表示装置 - Google Patents
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Description
全体として7枚のレンズで構成され、最も拡大側に配された2枚のレンズである第1レンズおよび第2レンズは負の合成屈折力を有し、拡大側から3番目に配されたレンズである第3レンズは正の屈折力を有し、拡大側から5番目に配されたレンズである第5レンズは負の屈折力を有し、拡大側から6番目に配されたレンズである第6レンズは正の屈折力を有し、拡大側から7番目に配されたレンズである第7レンズは正の屈折力を有し、さらにレンズ系の縮小側がテレセントリックに構成されており、
前記7枚のレンズが3つ以上のレンズ群に設定されるとともに、このうち3つ以下のレンズ群を独立に移動させて、隣接する各レンズ群の間隔を変化させることにより焦点距離を可変するようにし、
広角端から望遠端へ焦点距離を可変する時には、前記第3レンズが光軸に沿って縮小側から拡大側に移動し、
前記第1レンズまたは前記第2レンズがプラスチック材により形成され、
以下の条件式(3)を満足することを特徴とするものである。
|f1/f2|≧3.0・・・・(3)
ここで、
f1:前記第1レンズおよび前記第2レンズのうち、プラスチック材よりなるレンズの焦点距離
f2:前記第1レンズおよび前記第2レンズのうち、非プラスチック材よりなるレンズの焦点距離
以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
−2.2 < f12/fw <−0.5・・・・(1)
ここで、
fw:広角端の全系焦点距離
f12:前記第1レンズと前記第2レンズの合成焦点距離
1.0 < f3/fw <3.5・・・・(2)
ここで、
fw:広角端の全系焦点距離
f3:前記第3レンズの焦点距離
−2.2 < f12/fw <−0.5・・・・(1)
1.0 < f3/fw <3.5・・・・(2)
ここで、
fw:広角端の全系焦点距離
f12:前記第1レンズと前記第2レンズの合成焦点距離
f3:前記第3レンズの焦点距離
−2.0 < f12/fw <−0.8・・・・(1´)
1.4 < f2/fw <3.0・・・・(2´)
|fP/fNP|≧3.0・・・・(3)
ここで、
fP:第1レンズL1および第2レンズL2のうち、プラスチック材よりなるレンズの焦点距離
fNP:第1レンズL1および第2レンズL2のうち、非プラスチック材よりなるレンズの焦点距離
<第1の実施例群>
この第1の実施例群は、下記実施例1〜6に係る投写型可変焦点レンズを含むものであり、第1レンズL1および第2レンズL2からなる第1レンズ群G1と、第3レンズL3および第4レンズL4からなる第2レンズ群G2と、第5レンズL5〜第7レンズL7からなる第3レンズ群G3とからなり、変倍時において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とが互いに独立して移動するように構成されている。
この第2の実施例群は、下記実施例7、8に係る投写型可変焦点レンズを含むものであり、第1レンズL1および第2レンズL2からなる第1レンズ群G1と、第3レンズL3および第4レンズL4からなる第2レンズ群G2と、第5レンズL5〜第7レンズL7からなる第3レンズ群G3とからなり、変倍時において、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とが互いに独立して移動するように構成されている。
この第3の実施例群は、下記実施例9、10に係る投写型可変焦点レンズを含むものであり、第1レンズL1および第2レンズL2からなる第1レンズ群G1と、第3レンズL3および第4レンズL4からなる第2レンズ群G2と、第5レンズL5〜第7レンズL7からなる第3レンズ群G3とからなり、変倍時において、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3の3つのレンズ群が互いに独立して移動するように構成されている。
この第4の実施例群は、下記実施例11、12に係る投写型可変焦点レンズを含むものであり、第1レンズL1および第2レンズL2よりなる第1レンズ群G1と、第3レンズL3よりなる第2レンズ群G2と、第4レンズL4よりなる第3レンズ群G3と、第5レンズL5〜第7レンズL7よりなる第4レンズ群G4とからなり、変倍時において、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3が互いに独立して移動するように構成されている。
第5レンズL5と第6レンズL6が互いに接合されて接合レンズを構成している点において相違している。
この第5の実施例群は、下記実施例13、14に係る投写型可変焦点レンズを含むものであり、第1レンズL1および第2レンズL2よりなる第1レンズ群G1と、第3レンズL3および第4レンズL4よりなる第2レンズ群G2と、第5レンズL5および第6レンズL6よりなる第3レンズ群G3と、第7レンズL7よりなる第4レンズ群G4とからなり、変倍時において、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3が互いに独立して移動するように構成されている。
この第6の実施例群は、下記実施例15、16に係る投写型可変焦点レンズを含むものであり、第1レンズL1および第2レンズL2からなる第1レンズ群G1と、第3レンズL3からなる第2レンズ群G2と、第4レンズL4からなる第3レンズ群G3と、第5レンズL5および第6レンズL6からなる第4レンズ群G4と、第7レンズL7よりなる第5レンズ群G5とからなり、変倍時において、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3および第4レンズ群G4が互いに独立して移動するように構成されている。
L1〜L7 レンズ
R1〜R17 レンズ面等の曲率半径
D1〜D16 レンズ面間隔(レンズ厚)
Z 光軸
1 画像表示面
2 ガラスブロック(フィルタ部を含む)
3、3a、3b マスク(開口絞り)
10 投写型可変焦点レンズ
11a〜c 透過型液晶パネル
12、13 ダイクロイックミラー
14 クロスダイクロイックプリズム
16a〜c コンデンサレンズ
18a〜c 全反射ミラー
Claims (7)
- 全体として7枚のレンズで構成され、最も拡大側に配された2枚のレンズである第1レンズおよび第2レンズは負の合成屈折力を有し、拡大側から3番目に配されたレンズである第3レンズは正の屈折力を有し、拡大側から5番目に配されたレンズである第5レンズは負の屈折力を有し、拡大側から6番目に配されたレンズである第6レンズは正の屈折力を有し、拡大側から7番目に配されたレンズである第7レンズは正の屈折力を有し、さらにレンズ系の縮小側がテレセントリックに構成されており、
前記7枚のレンズが3つ以上のレンズ群に設定されるとともに、このうち3つ以下のレンズ群を独立に移動させて、隣接する各レンズ群の間隔を変化させることにより焦点距離を可変するようにし、
広角端から望遠端へ焦点距離を可変する時には、前記第3レンズが光軸に沿って縮小側から拡大側に移動し、
前記第1レンズまたは前記第2レンズがプラスチック材により形成され、
以下の条件式(3)を満足することを特徴とする投写型可変焦点レンズ。
|f1/f2|≧3.0・・・・(3)
ここで、
f1:前記第1レンズおよび前記第2レンズのうち、プラスチック材よりなるレンズの焦点距離
f2:前記第1レンズおよび前記第2レンズのうち、非プラスチック材よりなるレンズの焦点距離 - 広角端から望遠端へ焦点距離を可変する時に、前記第1レンズと前記第2レンズとの間隔が不変であり、
以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1記載の投写型可変焦点レンズ。
−2.2 < f12/fw <−0.5・・・・(1)
ここで、
fw:広角端の全系焦点距離
f12:前記第1レンズと前記第2レンズの合成焦点距離 - 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1または2記載の投写型可変焦点レンズ。
1.0 < f3/fw <3.5・・・・(2)
ここで、
fw:広角端の全系焦点距離
f3:前記第3レンズの焦点距離 - 前記第1レンズおよび前記第2レンズの各面のうち少なくとも1面が非球面とされていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の投写型可変焦点レンズ。
- 拡大側から4番目に配されたレンズである第4レンズは、縮小側に凸面を向けた正の屈折力を有するレンズであることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の投写型可変焦点レンズ。
- 前記第1レンズは、ガラスレンズの一面に樹脂層を付設し、該樹脂層の面のうち該ガラスレンズ側とは反対側の面を非球面としてなる複合型非球面レンズであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の投写型可変焦点レンズ。
- 光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1から6のうちいずれか1項記載の投写型可変焦点レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投写型可変焦点レンズによりスクリーンに投写することを特徴とする投写型表示装置。
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