JP2011153697A - 電磁弁コイルの製造方法及び電磁弁 - Google Patents

電磁弁コイルの製造方法及び電磁弁 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性を確保しつつ、容易に製造することができる電磁弁コイルの製造方法、電磁弁コイル及び電磁弁を提供する。
【解決手段】電磁弁コイルの樹脂モールド部を射出成形するための成形型61は、コイル部32が収容される第1キャビティ66及びターミナル33が収容されるとともに第1キャビティ66に連通する第2キャビティ67を有する。また、同成形型61は、第1キャビティ66に溶融樹脂を供給する第1経路71、及び第2キャビティ67に溶融樹脂を供給する第2経路72を有する。そして、第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が、第2経路72からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなるようにして樹脂モールド部を射出成形により形成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、電磁弁コイルの製造方法、該製造方法により製造された電磁弁コイル及び電磁弁に関する。
従来、自動変速機(AT)や無段変速機(CVT)等の油圧制御には、例えば特許文献1に記載されているような電磁弁が用いられている。この種の電磁弁は、そのコイルにて発生する電磁力により駆動されるプランジャを備えたソレノイドユニットと、プランジャの移動により筒状のスリーブ内をその軸方向に移動するスプールを有するスプール制御弁とから構成されている。
こうした電磁弁に設けられた電磁弁コイルの本体部は、円筒部と、該円筒部の軸方向両端から径方向外側に延出される一対のフランジ部と、外部に接続されるターミナルが設けられたコネクタ部とからなるボビンを有し、該ボビンにおける一対のフランジ部間に導線が巻回されてなるコイル部が形成されている。そして、同電磁弁コイルは、コイル部の巻始め及び巻終わりの各接続端部がターミナルに接続されるとともに、コイル部の周囲を被覆する被覆部及びターミナルが内部に配置されるソケット部からなる樹脂モールド部が該本体部に対して射出成形により形成されることで製造される。
なお、特許文献1の電磁弁コイルでは、コイル部の各接続端部は、同コイル部の弛み等を防止すべく、ボビンの円筒部とターミナルとの間で交差されてそれぞれターミナルに接続されている。また、樹脂モールド部の射出成形に用いられる成形型は、コイル部が収容されて被覆部を形成するための第1キャビティ、及び第1キャビティに連通するとともにターミナルが収容されてソケット部を形成するための第2キャビティを有して構成されている。そして、こうした成形型には、溶融樹脂の充填速度を確保する等の理由から、第1キャビティに溶融樹脂を供給するための第1経路及び第2キャビティに溶融樹脂を供給するための第2経路が形成されており、各経路からそれぞれ溶融樹脂が供給されて、樹脂モールド部が形成されるようになっている。
ところで、成形型の各キャビティ内に溶融樹脂を充填する際に、コイルの各接続端部を交差させた部分(以下、クロス部)近傍の導線が樹脂の流れを受けることで該導線が引っ張られることがあり、樹脂モールド部の形成時にクロス部近傍の導線に初期歪みが生じることがある。一方、樹脂と導線とは、その熱膨張係数が異なるため、電磁弁コイルの温度が変化すると、樹脂モールド部と導線との熱膨張差が生じて導線に応力が作用する。そして、電磁弁コイルの温度が繰り返し変化すると、導線にも繰り返し熱応力が作用するため、上記クロス部近傍の導線のように初期歪みが生じている部分では、該導線が断線する虞があり、電磁弁の信頼性を確保できなくなるという問題がある。なお、導線が断線するまでの応力の作用回数(電磁弁コイルの温度変化の繰り返し回数)は、導線の初期歪みが大となるほど小さくなる、すなわち導線の初期歪みが大きいほど断線し易くなることが知られている。
そこで、上記特許文献1の電磁弁コイルでは、クロス部の導線を被覆するシリコンゴム層を設けることにより、成形型の各キャビティ内に溶融樹脂を充填する際に、クロス部の導線が樹脂の流れを直接受けることを抑制している。これにより、クロス部の導線の初期歪みを小さくすることができ、電磁弁コイルの温度変化に起因して生じる応力により導線が断線することを防止して電磁弁コイルの信頼性を確保している。
特許3189530号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、クロス部にシリコンゴム層を設けなければならず、電磁弁コイルを構成する部品点数及び製造工程が増加するため、同電磁弁コイルの製造コストが増大する要因となっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、信頼性を確保しつつ、容易に製造することができる電磁弁コイルの製造方法、電磁弁コイル及び電磁弁を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、円筒部と、前記円筒部の軸方向両端から径方向外側に延出される一対のフランジ部と、外部に接続されるターミナルが設けられたコネクタ部とからなるボビンを有し、前記一対のフランジ部間に導線が巻回されてなるコイル部が設けられた本体部を備え、前記コイル部の巻始め及び巻終わりの各接続端部が前記ターミナルに接続され、前記コイル部の周囲を被覆する被覆部及び前記ターミナルが内部に配置されるソケット部からなる樹脂モールド部が該本体部に対して射出成形により形成されてなる電磁弁コイルの製造方法において、射出成形に用いる成形型には第1キャビティ及び該第1キャビティよりも容積の小さな第2キャビティが形成されるとともに、該第1キャビティ及び該第2キャビティにそれぞれ溶融樹脂を供給する第1経路及び第2経路が形成され、前記第1キャビティは前記コイル部が収容されて前記被覆部を形成するためのものであり、前記第2キャビティは前記第1キャビティに連通するとともに前記ターミナルが収容されて前記ソケット部を形成するためのものであって、前記第1経路から前記第1キャビティへの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が、前記第2経路から前記第2キャビティへの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなるようにして、前記樹脂モールド部を形成することを要旨とする。
上記構成では、第1経路から第1キャビティへの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が、第2経路から第2キャビティへの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなるようにして、樹脂モールド部を形成するようにしている。
ここで、射出成形時において、第1経路からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量と第2経路からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量とを等しくした場合には、両キャビティの容積差により、コイル部が収容される第1キャビティよりも先にターミナルが収容される第2キャビティ内への溶融樹脂の充填が完了する。そして、第2キャビティ内への溶融樹脂の充填が完了した後に、同第2キャビティ側から第1キャビティ側に流れ込む溶融樹脂が、コイル部とターミナルとの間の導線に引張力を作用させ、該導線に初期歪みを発生させる大きな要因となっていることを本発明者らは見出した。
そこで、上記構成のように第1経路からの溶融樹脂供給量を第2経路からの溶融樹脂供給量よりも多くすることにより、第2キャビティよりも容積の大きな第1キャビティ内への溶融樹脂の充填と、第1キャビティよりも容積の小さな第2キャビティ内への溶融樹脂の充填とを略同時に完了させることが可能になる。これにより、第2キャビティ側から第1キャビティ側に溶融樹脂が流れ込むことで、コイル部とターミナルとの間の導線に引張力が作用することを抑制し、該導線の初期歪みを小さくすることができる。その結果、電磁弁コイルの温度変化に起因して生じる応力により導線が破断することを抑制でき、電磁弁コイルの信頼性を確保することができる。そして、上記構成では、従来のようにシリコンゴム層を設けずともよいため、電磁弁コイルの製造工程を簡略化し、容易に電磁弁コイルを製造することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電磁弁コイルの製造方法において、前記第1経路及び前記第2経路は、同一の樹脂供給源に接続され、前記第1経路の前記第1キャビティへの溶融樹脂の注入口である第1ゲートの開口面積が、前記第2経路の前記第2キャビティへの溶融樹脂の注入口である第2ゲートの開口面積よりも大きくなるように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、例えば第1経路及び第2経路にそれぞれ別個の樹脂供給源を接続し、該各樹脂供給源の射出圧を異ならせる場合に比べ、簡易な構成で第1経路からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量を第2経路からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くして樹脂モールド部を形成することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電磁弁コイルの製造方法において、前記ソケット部は、前記コイル部の径方向外側に形成され、前記成形型には、前記第1ゲートが前記コイル部の軸方向一端側に開口して形成され、前記ボビンとして、前記第1ゲート側に配置される前記フランジ部に切欠きが形成されたボビンを用いることを要旨とする。
上記構成によれば、フランジ部に切欠きが形成されたボビンを用いることで、第1ゲートからコイル部の外周に速やかに溶融樹脂を充填することができる。つまり、速やかに第1キャビティへ溶融樹脂を充填することができるため、第2キャビティへの溶融樹脂の充填速度を速くしても、第1キャビティ内への溶融樹脂の充填と、第2キャビティ内への溶融樹脂の充填とを略同時に完了させることが可能になる。この結果、樹脂モールド部全体を速やかに形成して、電磁弁コイルの製造効率の向上を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3にいずれか一項に記載の方法により製造された電磁弁コイルを備えた電磁弁であることを要旨とする。
上記構成によれば、電磁弁コイルの信頼性を確保しつつ、その製造コストの低減を図ることができるため、信頼性に優れた電磁弁を低コストで提供することができる。
本発明によれば、信頼性を確保しつつ、容易に製造することが可能な電磁弁コイルの製造方法、電磁弁コイル及び電磁弁を提供することができる。
電磁弁の概略構成を示す断面図。 電磁弁コイルの断面図。 本実施形態の電磁弁コイルの平面図。 A−A断面図。 ボビンのガイド部近傍における各接続端部の状態を説明するための斜視図。 成形型の概略構成を示す断面図。 別の電磁弁コイルの平面図。
以下、本発明を自動変速機(AT)の油圧制御を行う電磁弁に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、電磁弁1は、ソレノイドユニット2と、該ソレノイドユニット2に結合されたスプール制御弁3とによって構成されている。なお、このスプール制御弁3は図示しない自動変速機のバルブボディに形成された挿入凹部に挿入されている。
ソレノイドユニット2は、略円環状の電磁弁コイル5と、同電磁弁コイル5にて発生する電磁力により駆動される円柱状のプランジャ6とを備えている。一方、スプール制御弁3は、筒状のスリーブ7と、上記プランジャ6の移動により同スリーブ7内をその軸方向に移動する軸状のスプール8とを備えている。そして、電磁弁1は、プランジャ6を駆動することにより、スプール8のスリーブ7に対する軸方向位置を調整し、自動変速機の油圧制御を行うようになっている。
先ず、ソレノイドユニット2の構成について説明する。
ソレノイドユニット2は、電磁弁コイル5及びプランジャ6を収容するケース11を備えている。このケース11は、スプール制御弁3側に開口する有底円筒状に形成されている。そして、ケース11内には、磁性材料からなる略円筒状のヨーク12が固定されるとともに、上記プランジャ6が同ヨーク12内にその軸方向に沿って移動可能に設けられている。
このヨーク12におけるケース11の底部11a側には、その径方向外側に延出される延出部13が形成されており、ヨーク12は、延出部13がケース11内に圧入されることで同ケース11に固定されている。一方、ヨーク12におけるケース11の開口端部11b側は、その外径がケース11の内径よりも小さくなるように形成されている。そして、上記電磁弁コイル5は、ケース11の内周面とヨーク12の外周面との間に収容固定されている。
また、ケース11の開口端部11bには、磁性材料からなる略円筒状のコアソレノイド14が設けられている。このコアソレノイド14は、電磁弁コイル5の内側に挿入される筒状部15と、該筒状部15のスプール制御弁3側の端部に設けられてケース11の開口端部11bの内面に圧入される円環状の鍔部16とを備えている。そして、筒状部15におけるケース11の底部11a側の内径は、プランジャ6の外径と略等しく形成されており、同プランジャ6が筒状部15内を移動可能となっている。また、筒状部15におけるケース11の開口端部11b側には、その内径がケース11の底部11a側の内径よりも小径となる段差部17が形成されている。これにより、プランジャ6は、段差部17に当接することで、該段差部17よりもスプール制御弁3側への移動が規制されるようになっている。
このように構成されたソレノイドユニット2では、上記電磁弁コイル5に駆動電力を供給することにより、コアソレノイド14に設けられた段差部17に磁気吸引力を発生させ、プランジャ6をスプール制御弁3側へ引き寄せるように駆動する構成となっている。
次に、スプール制御弁の構成について説明する。
スプール制御弁3の上記スリーブ7は、ケース11の開口端部11bに固定されている。このスリーブ7には、複数の作動油ポート21がスプール8の変位方向に沿って設けられている。なお、各作動油ポート21は、図示しない油圧ポンプや自動変速機、或いはオイルパン等に接続されている。一方、スプール8には、スリーブ7の内周面に対応した外面を有する複数のランド22が形成されている。そして、スプール8は、そのスリーブ7に対する軸方向位置に応じて各作動油ポート21間の連通状態を調節するようになっている。これにより、自動変速機に接続された作動油ポート21から出力される油圧等が制御されて自動変速機の油圧制御が行われる。
詳述すると、スプール8のソレノイドユニット2側の端面には、ソレノイドユニット2側から軸方向に突出するシャフト24が当接しているとともに、同シャフト24の先端部はプランジャ6に接続されている。これにより、スプール8はプランジャ6と一体で移動するようになっている。また、スリーブ7におけるソレノイドユニット2と反対側の開口端には、略円板状のプラグ25が固定されるとともに、同プラグ25とスプール8との間にはリターンスプリング26が設けられている。従って、スプール8は、リターンスプリング26により、その軸方向におけるソレノイドユニット2側に常時付勢されている。
このように構成された電磁弁1では、電磁弁コイル5に駆動電力が供給されることによりプランジャ6が駆動されてその軸方向一端側(図1における左側)に移動すると、スプール8はリターンスプリング26の付勢力に抗して軸方向一端側に移動する。一方、電磁弁コイル5へ駆動電力の供給が減少又は停止されると、スプール8はリターンスプリング26の付勢力によりその軸方向他端側(図1における右側)へ移動する。なお、スプール8の移動に伴ってプランジャ6も軸方向他端側へ移動する。このように電磁弁コイル5への駆動電力を制御することで、スリーブ7を軸方向に変位させて各作動油ポート21間の連通状態を調節し、自動変速機の油圧制御を行うようになっている。
次に、本実施形態の電磁弁コイルの構成について説明する。
図1及び図2に示すように、電磁弁コイル5は、樹脂材料からなる略円筒形状のボビン31と、ボビン31に導線(エナメル線)が巻回されてなるコイル部32と、外部端子(図示略)に接続されるターミナル33とからなる本体部34を備えている。そして、電磁弁コイル5は、コイル部32の周囲を被覆する被覆部36及びターミナル33が内部に配置されるソケット部37からなる樹脂モールド部38を備えている。
詳述すると、ボビン31は、円筒部41と、円筒部41の軸方向両端から径方向外側に延出される一対のフランジ部42a,42bと、ターミナル33が取着されたコネクタ部43とから構成されている。各フランジ部42a,42bは略円環状に形成されるとともに、コネクタ部43は、スプール制御弁3側(図2における上側)のフランジ部42aから径方向外側に突出して形成されている。そして、図3に示すように、コネクタ部43が形成された側のフランジ部42aには、その一部を切り欠いた切欠き45が形成されている。なお、本実施形態では、切欠き45は、直線状に形成されるとともに、フランジ部42aの周方向に等角度間隔で2箇所形成されている。また、説明の便宜上、図2及び図3において、樹脂モールド部38を二点鎖線により示す。
図1及び図2に示すように、ターミナル33は、導体材料からなるピンにより構成されている。そして、ターミナル33は、その基端部がコネクタ部43の挿入孔43aに挿入されることにより固定されて、ボビン31の径方向外側に配置されている。なお、ターミナル33は、その略中央でL字状に折り曲げられ、その先端側がコイル部32の軸方向と平行となっている。
また、コイル部32は、円筒部41における一対のフランジ部42a,42b間に導線が巻回されて構成されている。そして、図4に示すように、コイル部32の巻始め及び巻終わりの各接続端部51a,51bは、ボビン31におけるコイル部32とターミナル33との間で交差されて該ターミナル33に接続されている。なお、各接続端部51a,51bは、ヒュージングによりターミナル33に接続されている。また、説明の便宜上、図4では、樹脂モールド部38を省略して示す。
なお、図5に示すように、フランジ部42a及びコネクタ部43のコイル部32側の側面には、その一部が凹んだガイド部52が形成されている。このガイド部52は、導線の線径よりも大きく凹んで形成されており、導線の巻始め位置における円筒部41の接線方向に沿った側壁状のガイド面52aを有している。そして、巻始めの接続端部51aがガイド面52aに沿って引き出されるとともに、巻終わりの接続端部51bが巻始めの接続端部51aと略直交するように引き出されることで、これらが互いに接触して擦れ合わないようになっている。
そして、図1及び図2に示すように、樹脂モールド部38の被覆部36は、コイル部32の外周面全体を覆うとともに、コネクタ部43及びフランジ部42a,42bの一部を覆っている。また、ソケット部37は、コネクタ部43からさらにコイル部32の径方向外側に延出するとともに、スプール制御弁3とは反対側(図1において右側)に開口する有底筒状に形成されている。なお、ターミナル33の先端部は、ソケット部37内に露出した状態で収容されるようになっている。そして、ソケット部37は、ケース11に形成された貫通孔53を介してその外側に配置されており、図示しない外部端子がソケット部37に嵌合することで、ターミナル33を介してコイル部32に駆動電力が供給されるようになっている。
次に、本実施形態の電磁弁コイルの製造方法について説明する。
電磁弁コイル5の製造に際しては、先ずボビン31に導線を巻回してコイル部32を形成し、同コイル部32の各接続端部51a,51bをターミナル33に接続して本体部34を構成する。そして、射出成形により、本体部34に対して樹脂モールド部38を形成することにより製造される。
図6に示すように、射出成形に用いる成形型61は、本体部34をその軸方向両側から挟み込む上型62及び下型63と、本体部34(ボビン31)の内周に挿通される略円柱状のスライド型64により構成される。そして、これら上型62、下型63及びスライド型64を組み付けることにより、電磁弁コイル5の形状に対応したキャビティ(内部空間)が形成されるようになっている。
具体的には、成形型61には、コイル部32、及びコネクタ部43の一部を除くボビン31の大部分が収容されて被覆部36を形成するための第1キャビティ66と、第1キャビティ66に連通するとともにターミナル33及びコネクタ部43の一部が収容されてソケット部37を形成するための第2キャビティ67とが形成される。また、第1キャビティ66の方が第2キャビティ67よりも大きな容積を有するように形成されている。なお、各キャビティ66,67内に本体部34を収容した状態で形成される隙間が、樹脂モールド部38の形状となる。
また、上型62には、第1キャビティ66に溶融樹脂を供給するための第1経路71及び第2キャビティ67に溶融樹脂を供給するための第2経路72が形成されている。本実施形態では、第1経路71は、直線状に形成されるとともに、溶融樹脂の第1キャビティ66への注入口である第1ゲート73が1つ形成されている。また、第2経路72は、直線状に形成されるとともに、溶融樹脂の第2キャビティ67への注入口である第2ゲート74が1つ形成されている。そして、成形型61に接続された樹脂供給源75から各経路71,72を介して各キャビティ66,67内に溶融樹脂が供給されて、樹脂モールド部38が形成されるようになっている。なお、樹脂供給源75は、例えば図示しないシリンダ内をピストンが移動し、同シリンダ内に貯留された溶融樹脂を押し出すことにより、同溶融樹脂を第1経路71及び第2経路72に供給する構成となっている。
ところで、成形型61の各キャビティ66,67内に溶融樹脂を充填する際に、図4に示す各接続端部51a,51bを交差させた部分(以下、クロス部54)近傍の導線が樹脂の流れを受けることで、該導線がコイル部32の径方向に引っ張られ、樹脂モールド部38の形成時にクロス部54近傍の導線に初期歪みが生じることがある。そして、導線の初期歪みが大きいほど、電磁弁コイル5の温度変化に起因する熱応力が繰り返し作用した場合に、導線が断線し易くなるといった問題がある。
ここで、射出成形時において、第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量と第2経路72からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量とを等しくした場合には、両キャビティ66,67の容積差により、コイル部32が収容される第1キャビティ66よりも先にターミナル33が収容される第2キャビティ67内への溶融樹脂の充填が完了する。そして、第2キャビティ67内への溶融樹脂の充填が完了した後に、同第2キャビティ67側から第1キャビティ66側に流れ込む溶融樹脂が、クロス部54に引張力を作用させ、初期歪みを発生させる大きな要因となっていることを本発明者らは見出した。
この点を踏まえ、本実施形態では、第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が、第2経路72からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなるようにして、樹脂モールド部38を形成するようにしている。
詳述すると、第1経路71と第2経路72とは、同一の樹脂供給源75に接続されるとともに、第1ゲート73の開口面積が第2ゲート74の開口面積よりも大きく形成されている。そして、両ゲート73,74の開口面積は、第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が、第2経路72からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなり、他方に比して容積の大きな第1キャビティ66内への溶融樹脂の充填と、容積の小さな第2キャビティ67内への溶融樹脂の充填とが略同時に完了するように設定されている。この結果、第2キャビティ67側から第1キャビティ66側に溶融樹脂が流れ込むことが抑制される。
また、本実施形態では、図3及び図4に示すように、上記のようにコネクタ部43が形成されたフランジ部42a、すなわち第1ゲート73側に配置されるフランジ部42aには切欠き45が形成されているため、第1ゲート73からコイル部32の外周に速やかに溶融樹脂が充填される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)電磁弁コイル5の樹脂モールド部38を射出成形するための成形型61は、コイル部32が収容される第1キャビティ66及びターミナル33が収容されるとともに第1キャビティ66に連通する第2キャビティ67を有する。また、同成形型61は、第1キャビティ66に溶融樹脂を供給する第1経路71、及び第2キャビティ67に溶融樹脂を供給する第2経路72を有する。そして、第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が、第2経路72からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなるようにして樹脂モールド部38を射出成形により形成した。
上記構成のように第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量を第2経路72からの溶融樹脂供給量よりも多くすることにより、第2キャビティ67よりも容積の大きな第1キャビティ66への溶融樹脂の充填と、第1キャビティ66よりも容積の小さな第2キャビティ67内への溶融樹脂の充填とを略同時に完了させることができる。これにより、第2キャビティ67側から第1キャビティ66側に溶融樹脂が流れ込むことで、各接続端部51a,51bのクロス部54に引張力が作用することを抑制し、同クロス部54の導線の初期歪みを小さくすることができる。その結果、電磁弁コイル5の温度変化に起因して生じる応力により導線が破断することを抑制でき、電磁弁コイル5の信頼性を確保することができる。そして、上記構成では、従来(特許文献1参照)のようにシリコンゴム層を設けずともよいため、電磁弁コイルの製造工程を簡略化し、容易に電磁弁コイルを製造することができる。
(2)第1経路71及び第2経路72を同一の樹脂供給源75に接続し、第1ゲート73の開口面積が第2ゲート74の開口面積よりも大きくなるように成形型61を形成した。上記構成によれば、例えば第1経路71及び第2経路72にそれぞれ別個の樹脂供給源を接続し、該各樹脂供給源の射出圧を異ならせる場合に比べ、簡易な構成で第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量を第2経路72からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くして樹脂モールド部38を形成することができる。その結果、電磁弁コイル5の製造コストの低減を図ることができる。
(3)ソケット部37をコイル部32の径方向外側に形成し、第1ゲート73がコイル部32の軸方向一端側に開口するように成形型61を形成した。そして、第1ゲート73側に配置されるフランジ部42aに切欠き45を形成した。上記構成によれば、フランジ部42aに切欠き45が形成されることで、第1ゲート73からコイル部32の外周に速やかに溶融樹脂を充填することができる。つまり、速やかに第1キャビティ66へ溶融樹脂を充填することができるため、第2キャビティ67への溶融樹脂の充填速度を速くしても、第1キャビティ66内への溶融樹脂の充填と、第2キャビティ67内への溶融樹脂の充填とを略同時に完了させることが可能になる。その結果、樹脂モールド部38全体を速やかに形成して、電磁弁コイル5の製造効率の向上を図ることができる。その結果、より電磁弁コイル5の製造コストの低減を図ることができる。
(4)電磁弁コイル5の本体部34は、円筒部41と、円筒部41から径方向外側に延出される一対のフランジ部42aと、外部に接続されるターミナル33が設けられたコネクタ部43とからなるボビン31を有し、該ボビン31における一対のフランジ部42a,42b間に導線が巻回されてなるコイル部32が形成されてなる。また、コイル部32の巻始め及び巻終わりの各接続端部51a,51bをターミナル33に接続し、コイル部32の周囲を被覆する被覆部36及びターミナル33が内部に配置されるソケット部37からなる樹脂モールド部38を備えた。そして、電磁弁コイル5の樹脂モールド部38は、コイル部32が収容される第1キャビティ66に溶融樹脂を供給する第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が、ターミナル33が収容される第2キャビティ67に溶融樹脂を供給する第2経路からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなるようにして形成された。
上記構成によれば、電磁弁コイル5の信頼性を確保しつつ、同電磁弁コイル5を構成する部品(シリコンゴム層)を削減できる。また、製造工程を簡略化し、容易に電磁弁コイルを製造することができるため、その製造コストの低減を図ることができる。そして、これにより、信頼性に優れた電磁弁1を低コストで提供することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、コイル部32の各接続端部51a,51bを、ボビン31におけるコイル部32とターミナル33との間で交差して該ターミナル33に接続したが、各接続端部51a,51bを交差させなくともよい。
・上記実施形態では、切欠き45を直線状に形成したが、これに限らず、例えば図7に示すように、切欠き45を円弧状に形成してもよい。また、上記実施形態では、切欠き45をフランジ部42aに2つ形成したが、これに限らず、1つ又は3つ以上形成してもよい。
・上記実施形態では、コネクタ部43が形成された側のフランジ部42aに、その一部を切り欠いた切欠き45を形成したが、これに限らず、フランジ部42aに切欠きを形成しなくともよい。
・上記実施形態では、第1経路71を直線状に形成するとともに第1ゲート73を1つのみ形成したが、これに限らず、例えば第1経路71を複数の経路に分岐する形状とし、第1ゲート73が複数形成されるようにしてもよい。同様に、第2経路72に第2ゲート74が複数形成されるようにしてもよい。なお、この場合には、各第1ゲート73の開口面積の総和が、各第2ゲート74の開口面積の総和よりも大きくなるようにする。
・上記実施形態では、第1経路71と第2経路72とを同一の樹脂供給源75に接続し、第1ゲート73の開口面積が第2ゲート74の開口面積よりも大きくなるように形成した。しかし、これに限らず、例えば第1ゲート73及び第2ゲート74の開口面積を同一にするとともに第1経路71及び第2経路72にそれぞれ別個の樹脂供給源を接続し、それぞれの射出圧を異ならせることで、第1経路71からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が第2経路72からの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなるようにしてもよい。
・上記実施形態では、自動変速機(AT)の油圧制御を行う電磁弁に具体化したが、例えば無段変速機(CVT)の油圧制御を行う電磁弁や、他の装置の油圧制御に用いられる電磁弁に具体化してもよい。
1…電磁弁、2…ソレノイドユニット、3スプール制御弁、5…電磁弁コイル、6…プランジャ、7…スリーブ、8…スプール、31…ボビン、32…コイル部、33…ターミナル、34…本体部、36…被覆部、37…ソケット部、38…樹脂モールド部、41…円筒部、42a,42b…フランジ部、43…コネクタ部、45…切欠き、51a,51b…接続端部、61…成形型、62…上型、63…下型、64…スライド型、66…第1キャビティ、67…第2キャビティ、71…第1経路、72…第2経路、73…第1ゲート、74…第2ゲート、75…樹脂供給源。

Claims (4)

  1. 円筒部と、前記円筒部の軸方向両端から径方向外側に延出される一対のフランジ部と、外部に接続されるターミナルが設けられたコネクタ部とからなるボビンを有し、前記一対のフランジ部間に導線が巻回されてなるコイル部が設けられた本体部を備え、前記コイル部の巻始め及び巻終わりの各接続端部が前記ターミナルに接続され、前記コイル部の周囲を被覆する被覆部及び前記ターミナルが内部に配置されるソケット部からなる樹脂モールド部が該本体部に対して射出成形により形成されてなる電磁弁コイルの製造方法において、
    射出成形に用いる成形型には第1キャビティ及び該第1キャビティよりも容積の小さな第2キャビティが形成されるとともに、該第1キャビティ及び該第2キャビティにそれぞれ溶融樹脂を供給する第1経路及び第2経路が形成され、
    前記第1キャビティは前記コイル部が収容されて前記被覆部を形成するためのものであり、前記第2キャビティは前記第1キャビティに連通するとともに前記ターミナルが収容されて前記ソケット部を形成するためのものであって、
    前記第1経路から前記第1キャビティへの単位時間当たりの溶融樹脂供給量が、前記第2経路から前記第2キャビティへの単位時間当たりの溶融樹脂供給量よりも多くなるようにして、前記樹脂モールド部を形成することを特徴とする電磁弁コイルの製造方法。
  2. 請求項1に記載の電磁弁コイルの製造方法において、
    前記第1経路及び前記第2経路は、同一の樹脂供給源に接続され、
    前記第1経路の前記第1キャビティへの溶融樹脂の注入口である第1ゲートの開口面積が、前記第2経路の前記第2キャビティへの溶融樹脂の注入口である第2ゲートの開口面積よりも大きくなるように形成されたことを特徴とする電磁弁コイルの製造方法。
  3. 請求項2に記載の電磁弁コイルの製造方法において、
    前記ソケット部は、前記コイル部の径方向外側に形成され、
    前記成形型には、前記第1ゲートが前記コイル部の軸方向一端側に開口して形成され、
    前記ボビンとして、前記第1ゲート側に配置される前記フランジ部に切欠きが形成されたボビンを用いることを特徴とする電磁弁コイルの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法により製造された電磁弁コイルを備えた電磁弁。
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