JP2011152734A - 積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。 - Google Patents

積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。 Download PDF

Info

Publication number
JP2011152734A
JP2011152734A JP2010016344A JP2010016344A JP2011152734A JP 2011152734 A JP2011152734 A JP 2011152734A JP 2010016344 A JP2010016344 A JP 2010016344A JP 2010016344 A JP2010016344 A JP 2010016344A JP 2011152734 A JP2011152734 A JP 2011152734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated
film
polyphenylene sulfide
primer layer
sulfide film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010016344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5397242B2 (ja
Inventor
Yusuke Kawabata
裕介 川端
Kiyohiko Ito
喜代彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2010016344A priority Critical patent/JP5397242B2/ja
Publication of JP2011152734A publication Critical patent/JP2011152734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5397242B2 publication Critical patent/JP5397242B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

【課題】耐熱性、周波数特性及び成形性に優れた積層PPSフィルムを提供する。
【解決手段】ポリフェニレンサルファイドフィルムの少なくとも片面に下記化学構造(1)式を有するシランカップリング剤を1質量%以上含有するポリエステル樹脂からなるプライマー層が積層され、該プライマー層のポリフェニレンサルファイド面の反対面に芳香族ポリイミドを含む樹脂層が積層された積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。
Figure 2011152734

Xはメルカプト基を示し、R、Rは同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4のアルキル基を示す。また、nは1以上の整数を、mは0〜3の整数を示す。
【選択図】なし

Description

本発明は耐熱性、加工性、周波数特性に優れた積層ポリフェニレンサルファイドフィルム及びそれを使用した各種音響機器すなわちスピーカーを構成する音響機器振動板用フィルムまたは音響機器振動板に関するものである。
従来、ポリフェニレンサルファイドフィルムはその耐熱特性、電気的特性、難燃特性などから電気絶縁材料、コンデンサ用材料、建築材料として使用されている。また、音響機器振動板としても高い周波数特性を示すことから好ましく使用されている。
一般的にプラスチックから成る音響機器振動板としてはポリエチレンテレフタレート(以下PETと略す)フィルムが使用されている。その他、PETの両面に芳香族ポリイミドを含む樹脂層が積層された積層フィルム(以下ZVフィルムと略す)が開示されている。
PETを用いた音響機器振動板は、小口径のスピーカー、例えば小型ラジオ用スピーカヘッドホン用スピーカーなどに使用した場合、65℃以上の雰囲気下で熱変形を生じ易く、このため異常音を発生することがあるという耐熱性に関して根本的な問題があった。また、PETは、弾性率が比較的高いが内部損失が小さいため、低域再生が不十分でまた音響周波数特性上にピーク,ディップが生じやすいという問題があり、フィルムの膜厚を薄くしてスティフネスを小さくすると分割共振が生じやすく、再生時歪の発生原因となり易いという問題もあった。
ZVフィルムは、PET製の振動板よりも耐熱性に優れているが、PETと同様に、低音域再生が不十分でまた音響周波数特性上にピーク,ディップが生じやすいという問題とフィルムの膜厚を薄くしてスティフネスを小さくすると分割共振が生じやすく、再生時歪の発生原因となり易いという問題も解決できていない。
一方、PPSフィルムの音響機器振動板は、PET製の振動板よりも、耐熱性や周波数特性に優れているが、スピーカー振動板に成形加工する際に裂けたり、割れるなどの問題が度々あり、成形性、歩留まり・コストの点で必ずしも満足のいくものではなかった。
また、耐熱性と成形性を兼ね備えた音響機器振動板として、例えばPPSフィルムの両面に芳香族ポリイミドを含む樹脂層が積層させた積層フィルムなどが検討されていたが、PPSフィルムと該樹脂層の密着性が悪く、成形加工中にPPSフィルムから該樹脂層が剥離するなどの問題があった。
そこで、本発明は上記の課題を解決するために、以下の構成を有する。
PPSフィルムの少なくとも片面に下記化学構造(1)式を有するシランカップリング剤を1質量%以上含有するポリエステル樹脂からなるプライマー層が積層され、該プライマー層のPPS面の反対面に芳香族ポリイミドを含む樹脂層が積層された積層PPSフィルムである。
Figure 2011152734
Xはメルカプト基を示し、R、Rは同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4のアルキル基を示す。また、nは1以上の整数を、mは0〜3の整数を示す。
本発明によれば、PPSフィルムの少なくとも片面に易接着効果を付与する表面処理を行い、該処理面に芳香族ポリイミドを含む樹脂層を積層することで耐熱性、周波数特性及び成形性に優れた積層PPSフィルムを提供することができる。
本発明を用いた音響機器の一実施例を示す半断面図である。
本発明は、PPSフィルムの少なくとも片面に下記化学構造(1)式を有するシランカップリング剤を1質量%以上含有するポリエステル樹脂からなるプライマー層が積層され、該プライマー層のPPS面の反対面に芳香族ポリイミドを含む樹脂層が積層された積層PPSフィルムである。
以下、さらに詳しく本発明の積層PPSフィルムについて、説明する。
本発明において、PPSとは、繰り返し単位の80モル%以上(好ましくは90モル%以上)が次式(I)で示される構成単位からなる重合体をいう。
Figure 2011152734
かかる成分が80モル%未満ではポリマーの結晶性、軟化点等が低くなり、得られるフィルムの耐熱性、寸法安定性および機械的特性などを損なう。繰り返し単位の20モル%未満(好ましくは10モル%未満)であれば、共重合可能なスルフィド結合を含有する単位が含まれていても差し支えない。該重合体の共重合の仕方はランダム、ブロックを問わない。
本発明においてPPS樹脂組成物とは、上記PPS(好ましくはポリ−p−フェニレンサルファイド)を90質量%以上含む樹脂組成物をいう。樹脂組成物中の残りの10質量%未満は、PPS以外のポリマーおよび/または充填剤、滑剤、着色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤等の添加剤であってもかまわない。
また、本発明のPPS樹脂組成物の溶融粘度は温度300℃、せん断速度200sec-1 のもとで100〜50000ポイズ、さらには500〜12000ポイズの範囲が製膜性の面で好ましい。また、本発明のPPSフィルムとは、上記のPPS樹脂組成物を溶融成形した二軸延伸フィルムである。
本発明において、該PPSフィルムの表面粗度を変更させるために、該PPS樹脂組成物に粒子を混入させてもかまわない。粒子とは、有機物であるか、無機物であるかは問わず、例えばシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、珪酸アルミニウム、硫酸バリウムなどの鉱物類、金属、金属酸化物、金属塩類、高融点ポリマー、架橋ポリマー等の微粒子であればよい。粒子の混入量や平均粒径は目的にあわせて適宜変更してかまわない。
本発明の該PPSフィルムの表面は易接着効果を有することが好ましく、コロナ処理がされてなることが好ましい。コロナ処理の処理量は、600〜12000J/m2(10〜200W・分/m2)以上、好ましくは1,200〜9000J/m2(20〜180W・分/m2)以上である。コロナ処理量が600J/m2(10W・分/m2)未満では、コロナ処理による密着効果が不十分で、その後にプライマー層及び樹脂層を積層された積層PPSフィルムを加工中に積層されている樹脂層などが剥離しやすい傾向がある。またコロナ処理量が12000J/m2(200W・分/m2)以上になると、コロナ処理による密着効果が頭打ちになるため、12000J/m2(200W・分/m2)以下で十分である。
本発明においては、PPSフィルムと樹脂層との間にプライマー層が積層されていることが好ましい。ここで、プライマー層とは、PPSフィルムと樹脂層との密着性を高める効果を有する層である。PPSフィルムと樹脂層との密着性が高いと、積層PPSフィルムを加工する加工工程において、樹脂層がはがれる等の不都合を生じにくい。
プライマー層の積層方法は特に限定されず、例えば、PPSフィルムとの共押出によって設ける方法、PPSフィルムおよび/または樹脂層にプライマー層形成成分を溶解した溶液を塗布後、乾燥する方法など任意である。プライマー層の塗布方法は特に限定されず、公知の各種塗布方法、例えば、リバースコート法、グラビアコート法、ロッドコート法、バーコート法、マイヤーバーコート法、ダイコート法、スプレーコート法などを用いることができる。
プライマー層の材料としては、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などを用いることができ、好ましくはポリエステル樹脂である。ポリエステル樹脂は変性体であってもよく共重合体であってもよい。また、プライマー層には、架橋剤を含むことが好ましい。架橋剤としては、例えば、メラミン化合物、オキサゾリン系架橋剤、イソシアネート化合物、アジリジン化合物、エポキシ樹脂、メチロール化あるいはアルキロール化した尿素系架橋剤、アクリルアミド系架橋剤、ポリアミド系樹脂、アミドエポキシ化合物などを用いることができる。
本発明では、上記プライマー層に以下の化学構造(1)のシランカップリング剤を添加させることで、PPSフィルムと樹脂層の密着力をさらに向上させている。
Figure 2011152734
化学構造(1)は上記のとおりであり、Xはメルカプト基を示し、R、Rは同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4のアルキル基を示す。また、nは1以上の整数を、mは0〜3の整数を示す。メルカプト基とは(−SH)で示される官能基であり、アルキル基とは(CH2n+1):nは1以上の整数で示される官能基である。メルカプト基を含まないシランカップリング剤を添加した場合、プライマー層及び樹脂層を積層した積層PPSフィルムの加工中に積層されている樹脂層などが剥離しやすいという傾向がある。
本発明の該シランカップリング剤の添加量は高分子プライマーに1質量%以上添加させることが好ましく、5質量%以上添加させることがより好ましい。添加量が1質量%以下であると、加工中に積層されている樹脂層などが剥離しやすいという傾向がある。
本発明の高プライマー層の厚みは0.1μm以上であることが好ましく、より好ましくは0.3μm以上である。該プライマー層の厚みが0.1μm未満になると、プライマー層による密着効果が薄れその後に樹脂層が積層された積層PPSフィルムを加工中に積層された樹脂層が剥離しやすい傾向がある。
本発明の樹脂層に用いられるポリイミドは、ポリアミド酸のイミド化率が50%以上であることが好ましい。イミド化率が50%未満であると、耐熱性の機能を十分に発現することができないことがあり好ましくない。イミド化率は、より好ましくは75%以上であり、さらに好ましくは90%以上である。
ここで言うイミド化率とは、ポリアミド酸中のアミド基とカルボキシル基の間で脱水閉環反応が起こり、イミド基となっている割合のことである。このイミド化率を測定する方法としては特に限定されないが、本発明では、樹脂層の赤外吸収スペクトルを、赤外分光光度計を用いてATR法によって測定し、そのとき1400cm−1から1300cm−1に現れるイミド基の特性吸収の強度から求める方法を用いて計算した値である。
本発明の樹脂層に使用されるポリイミドの種類は特に限定されないが、耐熱性などの点から、ポリアミド酸としては、下記式(II)および/または(III)で表される構造単位が全構造単位中の70モル%以上であることが好ましく、より好ましくは90モル%以上含まれるのが好ましい。
Figure 2011152734
Figure 2011152734
式(II)、(III)中のRは下記式(IV) の中から選ばれる少なくとも1種の基であり、ここで、式(IV)中のX、Yは、O,CH,CO,SO,S,C(CHの中から選ばれる少なくとも1種の基である。
Figure 2011152734
ポリアミド酸の全構造単位中の30モル%を越える部分が上記式(II)および/または(III)で表される構造単位でない場合には、耐熱性、難燃性の効果がなかったり、積層厚みを厚くしなければ耐熱性、難燃性の効果が得られないことがあり、生産性やコスト面で優位性のないものとなる可能性がある。
また、上記式(II)および/または(III)で表される構造単位以外の構造を単位30モル%より多く有するポリアミド酸は、これを合成するときの原料コストが高くなるため、面状発熱体のコストが高くなるなどの問題が生じる場合がある。本発明におけるポリアミド酸は、より好ましくは下記式(V)で表される構造単位を70モル%以上有するポリアミド酸であり、特に好ましくは下記式(V)で表される構造単位を90モル%以上有するポリアミド酸である。
Figure 2011152734
これらのポリアミド酸樹脂の溶剤としては、特に限定されないが、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N,N’,N’−テトラメチル尿素、N,N−ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスフォルアミド等のアミド系溶媒、γ−ブチロラクタム等のラクタム系溶媒などが用いられる。
本発明の樹脂層としてポリアミド酸溶液を塗布して形成する場合、該溶液中には、下記式(VI)で示されるヒドロキシピリジン系化合物、下記式(VI)で示されるイミダゾ−ル系化合物、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシフェニル酢酸、p−フェノールスルホン酸から選ばれる少なくとも1種の化合物が、ポリアミド酸の繰り返し単位に対して1モル%以上含まれていることが好ましい。
Figure 2011152734
式中、R1、R2、R3、R4およびR5のうち少なくとも1つは水酸基を示し、その他は、それぞれ水素原子、脂肪族基、芳香族基、シクロアルキル基、アラルキル基、ホルミル基のいずれかを示す。
Figure 2011152734
式中、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ、水素原子、脂肪族基、芳香族基、シクロアルキル基、アラルキル基、ホルミル基のいずれかを示す。R1、R2、R3およびR4としては、例えば、脂肪族基の場合は炭素数1〜17のアルキル基、ビニル基、ヒドロキシアルキル基、シアノアルキル基が好ましく、芳香族基の場合はフェニル基が好ましく、アラルキル基の場合はベンジル基が好ましい。
上記式(VI)で示されるヒドロキシピリジン系化合物、式(VII)で示されるイミダゾ−ル系化合物、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシフェニル酢酸、p−フェノールスルホン酸には、アミド酸成分の脱水閉環促進効果があることから、これらの化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物が添加されていると、添加しない場合よりも低温、短時間の熱処理でイミド化率を上げることができるので、生産効率が良くなり好ましい。
式(VI)のヒドロキシピリジン系化合物の具体例としては、2−ヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシピリジン、4−ヒドロキシピリジン、2,6−ジヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシ−6−メチルピリジン、3−ヒドロキシ−2−メチルピリジンなどが挙げられる。
式(VII)のイミダゾール系化合物の具体例としては、1−メチルイミダゾール、1−エチルイミダゾール、1−プロピルイミダゾール、1−フェニルイミダゾール、1−ベンジルイミダゾール、1−ビニルイミダゾール、1−ヒドロキシエチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−プロピルイミダゾール、2−イソプロピルイミダゾール、2−ブチルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ベンジルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−フェニルイミダゾール、4−ベンジルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、1,4−ジメチルイミダゾール、1,5−ジメチルイミダゾール、1−エチル−2−メチルイミダゾール、1−ビニル−2−メチルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−ブチル−4−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−ブチル−4−ホルミルイミダゾール、2,4−ジフェニルイミダゾール、4,5−ジメチルイミダゾール、4,5−ジフェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1,2,5−トリメチルイミダゾール、1,4,5−トリメチルイミダゾール、1−メチル−4,5−ジフェニルイミダゾール、2−メチル−4,5−ジフェニルイミダゾール、2,4,5−トリメチルイミダゾール、2,4,5−トリフェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾールなどが挙げられる。
これらの化合物の添加量は、より好ましくはポリアミド酸の繰り返し単位に対して10モル%以上であり、さらに好ましくは50モル%以上である。添加量がポリアミド酸の繰り返し単位に対して1モル%未満であると低温、短時間でイミド化率を上げる効果が得られにくい。添加量の上限は特に規定されないが、ポリアミド酸の繰り返し単位に対して300モル%以下であることが好ましい。300モル%を越えて添加しても効果を著しく向上させるものではなく、逆に使用量が多くなることによりコスト面で不利益になることがある。
本発明の樹脂層には、ポリイミド樹脂成分以外の樹脂や有機化合物等が、共重合や混合により含有されていてもよい。ポリイミド樹脂成分以外の樹脂や有機化合物としては、例えば、酸化防止剤、耐熱安定剤、紫外線吸収剤、有機粒子、顔料、染料、帯電防止剤、各種難燃剤、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ゴム系樹脂、ワックス組成物、メラミン化合物、オキサゾリン系架橋剤、メチロール化、アルキロール化された尿素系架橋剤、アクリルアミド樹脂、ポリアミド樹脂、イソシアネート化合物、アジリジン化合物、各種シランカップリング剤、各種チタネート系カップリング剤などを用いることができる。特に、火災時に有毒ガスの発生もなく、環境にも優しい材料として、非ハロゲン及び非リン化合物であることがより好ましい。また、これらの材料としては、絶縁性材料がより好ましい。
しかし、ポリイミド樹脂成分以外の樹脂や有機化合物等が過度に含有される場合は耐熱性の低下などを招くことがあり、かかる理由から、本発明におけるポリイミド含む樹脂層とは、好ましくは、樹脂層中におけるイミド化率50%以上のポリアミド酸樹脂の含有量が樹脂層中70質量%以上である。より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。
一方、本発明の樹脂層の中には、本発明の効果が阻害されない範囲内で、各種の無機系添加剤を添加してもよい。特に、絶縁性材料が好ましい。例えばシリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、アルミナゾル、カオリン、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ゼオライト、酸化チタンや、水酸化アルミニウム、酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、硼酸亜鉛、錫酸亜鉛、ジルコニウム系難燃剤、モリブデン系難燃剤などを添加した場合には、易滑性、耐傷性、耐熱性、難燃性などが向上するので好ましい。無機粒子の平均粒子径は0.005μm〜5μmが好ましく、より好ましくは0.05〜1μmである。また、その添加量は、樹脂層に対して0.05〜60質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜40質量%、さらに好ましくは0.5〜20質量%である。
本発明において、ポリアミド酸溶液の塗布方法は特に限定されず、公知の各種塗布方法、例えば、リバースコート法、グラビアコート法、ロッドコート法、バーコート法、マイヤーバーコート法、ダイコート法、スプレーコート法などを用いることができる。
ポリアミド酸溶液の塗布後、熱処理によりポリアミド酸中のアミド基とカルボキシル基を脱水閉環させ、イミド化する。熱処理方法は特に限定されないが、通常150℃以上の熱風または遠赤外線等により脱水閉環させる方法が好適に用いられる。より好ましくは180℃以上、さらに好ましくは200℃以上である。熱処理時間は、1秒から120秒が好ましく、より好ましくは5秒から60秒、さらに好ましくは10秒から30秒である。これより温度が低かったり、熱処理時間が短いとイミド化率が低くなり、好ましくない。また、熱処理時間がこれより長くなると生産性が悪くなり、好ましくない。
以上の方法以外にも、ポリイミド樹脂からなるフィルムをPPSフィルム上に貼り合わせて、樹脂層を積層させても良いが、良好な接着性が得にくく、また生産効率も悪いものとなることがある。
本発明において、積層PPSフィルム全体厚みに対する樹脂層厚みの割合は、0.25〜15%であることが好ましい。樹脂層厚みの割合は、より好ましくは0.5〜5%、さらに好ましくは0.5〜2.5%である。ここで、樹脂層厚みは、片面の樹脂層の厚みである。積層PPSフィルム全体厚みに対する樹脂層厚みの割合が、かかる範囲であると、耐熱性の効果が十分に発揮され、また、生産性が良好である。このとき、樹脂層の厚みは、片面当たり0.05〜10μm程度が好ましく、より好ましくは0.1〜5μm、さらに好ましくは0.1〜2.5μm程度である。樹脂層厚みの割合が大きい、および/または、樹脂層の厚みが厚い場合には、プライマー層を付与したPPSフィルムと樹脂層との接着性が低下する場合がある。また樹脂層の厚みの割合が小さい、および/または、樹脂層の厚みが薄い場合には積層PPSフィルムを加工する際に裂けたり割れたりする問題が発生しやすくなる。
本発明の積層PPSフィルムの厚みは適用する音響機器に応じて適宜決定できるが、3μm〜250μmが好ましく、さらには25〜100μmの範囲が最も好ましい。厚みが3μm以下になるとフィルムを成形加工する際に裂けたり割れたりする問題が発生しやすくなり、加工性が悪くなる。また、250μm以上の厚みになると、フィルムの剛性が大きくなることでフィルムの柔軟性がなくなり、振動板としての周波数特性が悪くなる。
本発明の積層PPSフィルムの弾性率は、フィルムの長手方向、幅方向共に3.5GPa以上、8GPa以下であることが好ましく、4.0GPa以上、6GPa以下がさらに好ましい。弾性率がかかる好ましい範囲であると、音響機器振動板として使用した時に十分な周波数特性が得られ、また成形性が悪化して音響機器振動板に成形しにくくなることもない。
また積層PPSフィルムの長手方向の100℃の熱収縮率は、1.0%未満、−0.5%以上であることが好ましく、0%以上、0.5%未満がより好ましい。熱収縮率がかかる好ましい範囲であると、音響機器振動板としての成形性、耐熱性が十分である。
本発明の積層PPSフィルムのガラス転移温度は150℃以上、好ましくは200℃以上とするものであり、350℃以下、さらには300℃以下であることが好ましい。ガラス転移温度が150℃未満では、該フィルムから構成される音響機器振動板の耐熱性が不十分となることがある。
〔評価方法〕
各実施例および比較例で作成した積層PPSフィルムについて、以下(1)〜(5)の測定を行った。
(1)フィルム厚み
積層PPSフィルムの断面を切り出しその断面を(株)日立製作所製の透過型電子顕微鏡HU-12型で観察し、一方の面のプライマー層の厚み(t1)および積層PPSフィルム全体の厚み(t2)を測定した。
(2)成形性
フィルムを150℃の温度雰囲気中で加熱し、40℃程度に加温された金型にて成形プレスして、図1に示す構成のスピーカーで使用する音響機器振動板8を作製する。この時、100個のスピーカーを作製し、下記の基準で成形性を判断した。
○:全く問題なく、所望の形状に成形できる。
△:1〜3個は、熱収縮歪みによるシワが発生する。
×:3個以上が、熱収縮歪みによるシワが発生したり、加工時に裂けて、所望の形状の振動板が得られない。
(3)動的弾性率
セイコーインスツルメント製非共振強制伸張振動型装置DMS6100を用いて、下記の条件で測定した。測定方向は、フィルムの長手方向である。測定を10回実施し、25℃の測定値の平均値を求めた。
周波数 : 10Hz 振動変位 : 25μm 初荷重 : 200mN 昇温速度 : 2℃/分 試料寸法 : 35mm(チャック間隔)×10mm(幅)測定雰囲気 : 窒素ガス気流中 測定室雰囲気 : 23℃、60%RH
(4)ガラス転移温度(Tg)
下記装置および条件で比熱測定を行い、JIS K 7121に従って決定した。
装 置 :TA Instrument社製温度変調DSC 測定温度 :270〜570K(RCS冷却法) 温度校正 :高純度インジウムおよびスズの融点 温度変調振幅:±1K 温度変調周期:60秒 昇温ステップ:5K 試料質量 :5mg 試料容器 :アルミニウム製開放型容器(22mg) 参照容器 :アルミニウム製開放型容器(18mg)
なお、ガラス転移温度は下記式により算出した。
ガラス転移温度=(補外ガラス転移開始温度+補外ガラス転移終了温度)/2
(5)樹脂層の密着性
積層PPSフィルムの樹脂層に1mmのクロスカットを100個入れ、ニチバン(株)製セロハンテープをクロスカットを入れた面上に貼り付け、ゴムローラーを用いて、荷重19.6Nで3往復させ、押し付けた後、90度方向に剥離した。残存した樹脂層の個数により、2段階評価(○:100、×:0〜99)した。○が合格である。
〔実施例1〕
フィルム基材として厚さ50μmのPPSフィルム(東レ(株)製トレリナ(登録商標)#50 3000)を使用し、その両面にコロナ処理を施した。コロナ放電処理機は春日電気(株)製コロナ放電処理機HFS400Fを用い、アルミ電極、トリータロールにはシリコーン被覆ロールを用い、電極とロールとのギャップを2mmとし、ライン速度約30m/分、印加エネルギー密度100W・分/m2にて処理を行った。
次に下記のポリエステル樹脂1に対して、架橋剤として下記のメラミン化合物1を、固形分質量比で85/15となるように混合し、イソプロピルアルコールと水との混合溶媒(10/90(質量比))を用いて、固形分濃度を3質量%となるように希釈したものをプライマー層形成用の塗布液1とした。
・ポリエステル樹脂1:
・酸成分
テレフタル酸 60モル%
イソフタル酸 14モル%
トリメリット酸 20モル%
セバチン酸 6モル%。
・ジオール成分
エチレングリコール 28モル%
ネオペンチルグリコール 38モル%
1,4−ブタンジオール 34モル%。
上記ポリエステル樹脂1(Tg:20℃)をアンモニア水で水性化した水分散体とした。
・メラミン化合物1:
ハイソリッド型アミノ樹脂であるサイテック社製“サイメル(登録商標)”325(イミノ基型メチル化メラミン)を、メラミン化合物1とした。
上記塗布液1に以下の東レダウコーニング社製シランカップリング剤Z-6062を10質量%添加させグラビアコーターでPPSフィルムの全面に塗布し、105℃の加熱ゾーンで乾燥させ、220℃で熱処理を施し、プライマー層を0.3μm形成した。
次に、ステンレス製の重合釜に、秤量した4,4’−ジアミノジフェニルエーテルをN−メチル−2−ピロリドンとともに加え、撹拌して溶解した。次に、この溶液にピロメリット酸二無水物を4,4’−ジアミノジフェニルエーテル100molに対して100mol、反応温度が60℃以下になるように添加した。その後、粘度が一定になったところで重合を終了し、ポリアミド酸の重合溶液を得た。これに、水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、”ハジライト”H−42M)を固形分質量比で、ポリアミド酸/水酸化アルミニウム=70/30となるように添加し、分散させた。樹脂層の厚みに応じた所望濃度となるように、この溶液をN−メチル−2−ピロリドンで適宜希釈して、さらに塗布前に4−ヒドロキシピリジンをポリアミド酸の繰り返し単位に対して100モル%添加し、これをポリアミド酸溶液とした。なお、このポリアミド酸は、下記式(VIII)における2種の構造単位の両方が混在したものであった。
Figure 2011152734
上記プライマー層を積層されたPPSフィルムのプライマー層面に上記ポリアミド酸をグラビアコーターで全面に塗布し、130℃で乾燥し、200℃で熱処理して、樹脂層を1.5μm形成しトータル厚み51.8μmの積層PPSフィルムを得た。
〔実施例2〕
フィルム基材の片面にコロナ処理を実施し、そのコロナ処理面側にプライマー層を積層させ、そのプライマー層面側に樹脂層を積層させた以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔実施例3〕
フィルム基材として厚さ2.5μmのPPSフィルム(東レ(株)製トレリナ(登録商標)1X00)を使用し、その両面にコロナ処理を実施し、その両面にプライマー層を0.1μm積層させ、その両面に樹脂層を0.3μm積層させた以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔実施例4〕
フィルム基材として厚さ175μmのPPSフィルム(東レ(株)製トレリナ(登録商標)5000)を使用し、その両面にコロナ処理を実施し、その両面にプライマー層を0.3μm積層させ、その両面に樹脂層を2.5μm積層させた以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔比較例1〕
フィルム基材として厚さ50μmのPPSフィルムの換わりに、厚さ50μmのPETフィルム(東レ(株)製ルミラー(登録商標)#50 S10)を使用した以外は実施例1と同様に積層PETフィルムを得た。
〔比較例2〕
フィルム基材として厚さ50μmのPPSフィルムの換わりに、厚さ50μmのポリプロピレンフィルム(東レ(株)製トレファン(登録商標)#50 BO)を使用した以外は実施例1と同様に積層ポリプロピレンフィルムを得た。
〔比較例3〕
プライマー層を構成する塗布液1にシランカップリング剤を添加させない以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔比較例4〕
プライマー層を構成する塗布液1に東レダウコーニング社製シランカップリング剤Z-6062を0.5質量%添加させた以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔比較例5〕
PPSフィルムにプライマー層を積層しない以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔比較例6〕
プライマー層を構成する塗布液1にアミノ基を含む東レダウコーニング社製シランカップリング剤Z-6020を10質量%添加させた以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔比較例7〕
プライマー層を構成する塗布液1にエポキシ基を含む東レダウコーニング社製シランカップリング剤Z-6040を10質量%添加させた以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔比較例8〕
プライマー層を構成する塗布液1をウレタン樹脂であるサンユレック社製SU3802に変更した以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
〔比較例9〕
プライマー層を構成する塗布液1をエポキシ樹脂であるサンユレック社製NBP-800以外は実施例1と同様に積層PPSフィルムを得た。
実施例1〜4、比較例1〜9の特性評価結果を表1に示す。実施例1〜4は全ての項目で良好であったが、比較例1〜9はいずれかの項目で不良な点があった。
Figure 2011152734
本発明は耐熱性、加工性、周波数特性に優れた積層ポリフェニレンサルファイドフィルム及びそれを使用した各種音響機器すなわちスピーカーを構成する音響機器振動板用フィルムまたは音響機器振動板に関するものである。
1 磁気回路
2 マグネット
3 プレート
4 ヨーク
5 ボイスコイル
6 フレーム
7 ガスケット
8 音響機器振動板
9 磁気ギャップ

Claims (5)

  1. ポリフェニレンサルファイドフィルムの少なくとも片面に下記化学構造(1)式を有するシランカップリング剤を1質量%以上含有するポリエステル樹脂からなるプライマー層が積層され、
    該プライマー層のポリフェニレンサルファイド面の反対面に芳香族ポリイミドを含む樹脂層が積層された積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。
    Figure 2011152734
    Xはメルカプト基を示し、R、Rは同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜4のアルキル基を示す。また、nは1以上の整数を、mは0〜3の整数を示す。
  2. 前記ポリフェニレンサルファイドフィルムの両面に上記化学構造(1)式を有するシランカップリング剤を1質量%以上含有するポリエステル樹脂からなるプライマー層が積層された請求項1に記載の積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。
  3. 前記積層ポリフェニレンサルファイドフィルムの厚みが3μm〜250μmであり、かつ前記プライマー層の厚みが0.1μm以上である請求項1または2に記載の積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。
  4. 前記ポリフェニレンサルファイドフィルムがコロナ処理されてなり、その処理量が600J/m2(10W・分/m2)以上である請求項1〜3のいずれかに記載の積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の積層ポリフェニレンサルファイドフィルムを用いてなる音響機器振動板用フィルム。
JP2010016344A 2010-01-28 2010-01-28 積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。 Expired - Fee Related JP5397242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010016344A JP5397242B2 (ja) 2010-01-28 2010-01-28 積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010016344A JP5397242B2 (ja) 2010-01-28 2010-01-28 積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011152734A true JP2011152734A (ja) 2011-08-11
JP5397242B2 JP5397242B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=44539022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010016344A Expired - Fee Related JP5397242B2 (ja) 2010-01-28 2010-01-28 積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5397242B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014136769A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Seiko Instruments Inc ポリフェニレンスルフィド接着用プライマー
JP2015095740A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 振動板と、これを用いたラウドスピーカ

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62238739A (ja) * 1986-04-10 1987-10-19 住友ベークライト株式会社 耐熱性複合フイルム
JPS62250037A (ja) * 1986-04-22 1987-10-30 Toray Ind Inc エンジニアリングプラスチツク複合体
JPH0197638A (ja) * 1987-05-29 1989-04-17 Takiron Co Ltd 耐熱性フィルム又はその類似物、並びにその製造方法
JPH01203486A (ja) * 1988-02-09 1989-08-16 Shin Etsu Chem Co Ltd プライマー
JPH05168093A (ja) * 1991-12-10 1993-07-02 Foster Electric Co Ltd 電気音響変換器
JPH0726207A (ja) * 1993-07-07 1995-01-27 Mitsui Toatsu Chem Inc プライマー用組成物、その硬化層及びそれを用いた透明樹脂成型体
JPH093392A (ja) * 1995-04-21 1997-01-07 Matsushita Electric Works Ltd コーティング用樹脂組成物、樹脂コーティング物およびそれらの製造方法
JPH1148426A (ja) * 1997-08-06 1999-02-23 P I Gijutsu Kenkyusho:Kk 複合フィルム
JPH11342534A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 熱可塑性樹脂フィルムの表面処理方法
JP2000001554A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 熱可塑性樹脂フィルムの表面処理方法
JP2000063750A (ja) * 1998-08-20 2000-02-29 Jsr Corp コーティング組成物およびコーティングフィルム
JP2000226536A (ja) * 1999-02-04 2000-08-15 Toagosei Co Ltd ポリフェニレンスルフィド用プライマーおよび接着方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62238739A (ja) * 1986-04-10 1987-10-19 住友ベークライト株式会社 耐熱性複合フイルム
JPS62250037A (ja) * 1986-04-22 1987-10-30 Toray Ind Inc エンジニアリングプラスチツク複合体
JPH0197638A (ja) * 1987-05-29 1989-04-17 Takiron Co Ltd 耐熱性フィルム又はその類似物、並びにその製造方法
JPH01203486A (ja) * 1988-02-09 1989-08-16 Shin Etsu Chem Co Ltd プライマー
JPH05168093A (ja) * 1991-12-10 1993-07-02 Foster Electric Co Ltd 電気音響変換器
JPH0726207A (ja) * 1993-07-07 1995-01-27 Mitsui Toatsu Chem Inc プライマー用組成物、その硬化層及びそれを用いた透明樹脂成型体
JPH093392A (ja) * 1995-04-21 1997-01-07 Matsushita Electric Works Ltd コーティング用樹脂組成物、樹脂コーティング物およびそれらの製造方法
JPH1148426A (ja) * 1997-08-06 1999-02-23 P I Gijutsu Kenkyusho:Kk 複合フィルム
JPH11342534A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 熱可塑性樹脂フィルムの表面処理方法
JP2000001554A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 熱可塑性樹脂フィルムの表面処理方法
JP2000063750A (ja) * 1998-08-20 2000-02-29 Jsr Corp コーティング組成物およびコーティングフィルム
JP2000226536A (ja) * 1999-02-04 2000-08-15 Toagosei Co Ltd ポリフェニレンスルフィド用プライマーおよび接着方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014136769A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Seiko Instruments Inc ポリフェニレンスルフィド接着用プライマー
JP2015095740A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 振動板と、これを用いたラウドスピーカ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5397242B2 (ja) 2014-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7226664B2 (en) Laminated polyester film, flame-retardant polyester film thereof, copper-clad laminated plate and circuit substrate
EP3006209A1 (en) Insulated coating material and use of same
JP4811078B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム、それを用いた難燃性ポリエステルフィルム、銅張り積層板および回路基板
JP2005317524A (ja) 面状発熱体
TWI289504B (en) Flame-retardant polyester film and processed product including the same
JP2000233478A (ja) 積層フィルム
WO2016013627A1 (ja) 多層ポリイミドフィルム、多層ポリイミドフィルムの製造方法、それを用いたポリイミド積層体、及びそれらに用いられる共重合ポリイミド
TW201343722A (zh) 聚醯亞胺前驅物清漆、聚醯亞胺樹脂、電子零件、耐熱膠帶、耐熱塗料以及航空宇宙用黏接劑
JP5480490B2 (ja) 接着フィルムならびにフレキシブル金属張積層板
JP5397242B2 (ja) 積層ポリフェニレンサルファイドフィルム。
TWI441892B (zh) Film and flexible metal laminated laminated board
JP2016132211A (ja) 離型フィルム
JP4311208B2 (ja) 難燃性ポリエステルフィルムおよびそれを用いた加工品
JP2015221849A (ja) 離形フィルム
KR101767910B1 (ko) 적층 폴리에스테르 필름
JP2009292902A (ja) 二軸配向ポリアリーレンスルフィドフィルムおよびそれを用いた接着材料
JPH10335768A (ja) フレキシブル印刷配線用基板
JP2006021462A (ja) 易接着ポリエステルフィルム、それを用いた難燃性ポリエステルフィルムおよび銅張り積層板
JP4433936B2 (ja) 接着シート、銅張積層板およびそれぞれの製造方法
JP2019127033A (ja) 積層体及びその製造方法
JP2006120432A (ja) フラットケーブル
JP2006035504A (ja) モーター絶縁用ポリエステルフィルム、およびトランス絶縁用ポリエステルフィルム
JP2004202834A (ja) アラミド積層体およびその製造方法
JP2018165339A (ja) コアレス基板用プリプレグ、コアレス基板用プリプレグの製造方法及び製造装置、並びにコアレス基板及びその製造方法
JP4151008B2 (ja) ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131007

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees