JP2011146689A - インプリント装置及びパターン転写方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ショットのパタ−ンに対する許容範囲を超える位置ずれが発生したら、当該位置ずれを迅速に是正する。
【解決手段】インプリント装置は、基板のショットごとに形成されたマークと型に形成されたマークとを観察するスコープと、制御部とを備え、前記制御部は、前記スコープによる観察を行い、当該観察の結果から前記ショットの前記型に対する位置ずれの量を検出し、当該検出された位置ずれの量が許容範囲外であれば、ベースライン量の再計測と、グローバルアライメント処理を再度行うことの、少なくともいずれかを実行する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インプリント装置、及び、当該インプリント装置を用いたパターン転写方法に関する。
インプリント技術は、ナノスケ−ルの微細パタ−ンの転写を可能にする技術であり、磁気記憶媒体や半導体デバイスの量産向けナノリソグラフィ技術の1つとして実用化されつつある。インプリント技術では、電子線描画装置等の装置を用いて微細パタ−ンが形成された型を原版としてシリコンウエハやガラスプレ−ト等の基板上に微細パタ−ンが形成される。この微細パタ−ンは、基板上に樹脂を塗布し、その樹脂を介して基板に型のパタ−ンを押し付けた状態でその樹脂を硬化させることによって形成される。現時点において実用化されているインプリント技術としては、熱サイクル法及び光硬化法がある。熱サイクル法では、熱可塑性樹脂をガラス転移温度以上の温度に加熱し、樹脂の流動性を高めた状態で樹脂を介して基板に型を押し付け、冷却した後に樹脂から型を引き離すことによりパタ−ンが形成される。光硬化法では、紫外線硬化樹脂を使用し、樹脂を介して基板に型を押し付けた状態で紫外線を照射して樹脂を硬化させた後、硬化した樹脂から型を引き離すことによりパタ−ンが形成される。熱サイクル法は、温度制御による転写時間の増大及び温度変化による寸法精度の低下を伴うが、光硬化法には、そのような問題が存在しないため、現時点においては、光硬化法がナノスケ−ルの半導体デバイスの量産において有利である。
これまで樹脂の硬化方法や用途に応じて多様なインプリント装置が実現されてきた。半導体デバイス等の量産向け装置を前提とした場合、step and flash imprint lithography(SFIL)を応用した装置が有効である。SFILに適合したインプリント装置が特許第4185941号公報に開示されている。このようなインプリント装置は、基板ステ−ジ、樹脂の塗布機構、インプリントヘッド、光照射系及び位置決めマークを検出する機構を有する。上記のようなインプリント装置では、基板と型の位置合わせの計測は、押し付け時にそれぞれに構成されたマークを毎ショット光学的に同時に観察し、ずれ量を補正して硬化させるいわゆるダイバイダイ方式を採用していた。
しかしながら、ダイバイダイ方式はショット毎で重ね合わせ精度が変化するため、製品性能の確認が必要となり、後工程で全ショットについて検査することが必要となる。また、ショット毎に位置合わせを行うため、時間がかかり、生産性の低下を招く。そこで、代表的な数ショットのマークを計測し、それをもとに統計処理して全ショットを同一指標で成形するグロ−バルアライメント方式が主流となってきている。グロ−バルアライメント方式では、同一指標で成形しているため、数ショットを後工程で抜き取り検査することで、その基板の全ショットの良否を判断することが可能となり、生産性の向上に繋がる。また、グロ−バルアライメント方式では計測結果を元に、基板を型下へ送り込み押印する。このため基板を観察する検出系と型の相対位置(所謂ベースライン量)を安定して、精度良く把握する必要がある。通常は一定時間毎にベースライン量計測を行うことで、精度を保証している。
特許第4185941号公報
しかし、インプリント装置では、型を押し付ける際や型を引き剥がす際に力が加わるため、型や基板の位置に変化が起こることが考えられる。これにより、グロ−バルアライメントにより取得した情報やベースライン量が変化するため、型のパタ−ンに対するショットの位置ずれが増大するという問題がある。
そこで、本発明は、ショットのパタ−ンに対する許容範囲を超える位置ずれが発生したら、当該位置ずれを迅速に是正することを目的とする。
本発明の1つの側面は、ベースライン量とグローバルアライメント処理の結果を用いて基板のショットと型のパターンを位置合わせし、位置合わせされた前記基板のショットに塗布されている樹脂と前記型のパターンとを接触させた状態で前記樹脂を硬化させることによって、前記基板の複数のショットに前記パターンを順次転写するインプリント装置であって、前記基板のショットごとに形成されたマークと前記型に形成されたマークとを観察するスコープと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記スコープによる観察を行い、当該観察の結果から前記ショットの前記型に対する位置ずれの量を検出し、当該検出された位置ずれの量が許容範囲外であれば、前記ベースライン量の再計測と、前記グローバルアライメント処理を再度行うことの、少なくともいずれかを実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ショットのパタ−ンに対する許容範囲を超える位置ずれが発生したら、当該位置ずれを迅速に是正することができる。
インプリント装置を示した図である。 インプリント方法を示したフローチャートである。 基板に形成されるマークの例を示した図である。 ベースライン量の計測の例を示したフローチャートである。 型とステ−ジ基準部材に形成されるマークの例を示した図である。 ベースライン量の計測の他例を示したフローチャートである。 型を変形する機構の上面図である。
以下に、本発明の実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
〔インプリント装置〕
インプリント装置は、第1ショットにパターンを転写する前に、ベースライン量とグローバルアライメント処理の結果を用いて基板のショットと型のパターンとを位置合わせする。そして、インプリント装置は、位置合わせされた基板のショットに塗布されている樹脂と型のパターンとを接触させた状態で樹脂を硬化させることによって、基板の複数のショットに型のパターンを順次転写する。本実施形態のインプリント装置は、図1に示すように、パタ−ンが形成され、基板1に塗布された樹脂に押し付けた状態で樹脂を硬化させて成型するための型2が支持体3に支持されている。支持体3内には、型2に形成されたマーク4と、基板1のショットごとに形成されたマーク13を光学的に観察するスコ−プ6が構成されている。マーク13とマーク4との相対的な位置関係が計測できれば良いので、スコ−プ6は、同時に両者を観察する結像光学系を内部に構成した画像を観察するスコ−プでも良いし、両者の干渉信号やモアレといった相乗効果による信号を検知するスコ−プでも良い。スコ−プ6は、2つのマーク4,13を同時に観察可能でなくても、例えば内部に構成した基準位置(マークやセンサ−面等)に対する、マーク4とマーク13との位置を観察し、それによって、マーク4とマーク13の相対位置関係が計測されても良い。基板ステ−ジ上には、基板ステ−ジ7の位置出し基準となるステ−ジ基準部材8が搭載されている。オフアクシスアライメントスコ−プ(以下OAスコ−プ、第2スコープ)9は型2のパタ−ン中心外に構成されている。OAスコ−プ9は型2のパタ−ン面の中心により近ければ近いほど、ベースライン量が小さくなって、誤差成分が少なくなる。ベースライン量は、型2のパターン面の中心を通りパターン面に直交する軸とOAスコープ9の光軸との距離である。型2のパターン面の中心を通りパターン面に直交する軸の位置は、スコープ6の計測結果を用いて算出される。制御部Cは、基板1の複数のショットに形成されたアライメントマーク12のOAスコ−プ9による観察の結果を処理して各ショットの位置を決定するグロ−バルアライメント処理を行う。本実施形態では、アライメントマークを、ショットのパタ−ンに対する位置ずれを検出するためのマーク13とは別のマーク12とした。しかし、アライメントマークは、マーク13であってもよい。また、制御部Cは、スコ−プ6によるマーク4及びマーク13の観察の結果からショットのパタ−ンに対する位置ずれの量を検出し、検出された位置ずれの量が許容範囲内か否かを判定し、位置ずれの量が許容範囲外であれば位置ずれを是正する対応を実行する。
以下では、図2のフローチャートに則して本実施形態の方法について述べる。制御部Cは、新たな基板1を搭載した基板ステ−ジ7をoff-axis(OA)スコ−プ9下へ駆動する(2−1)。OAスコ−プ9は、代表的な数ショットの下地に構成されたアライメントマーク12を光学的に観察する。制御部Cは、OAスコ−プ9によるアライメントマーク12の観察の結果を元に統計処理を行い、基板1上のレイアウトに即した各ショットの位置を決定するグロ−バルアライメント処理を行う(2−2)。
図3aには例として、各ショットに形成されたマークの例をあげた。ショットの実素子部分10の周辺にスクライブライン11が配置され、そこにOAスコ−プ9用のアライメントマーク12、スコ−プ6用のマーク13が形成されている。マーク12はXY方向を同時に計測可能な2次元マークを想定しているが、1次元方向のみ測定できるマークであってもよい。マーク13は1次元方向のみ計測できるマークを想定しているが、2次元的に測定できるマークであってもよく、その場合にはマーク13の数を減らすことができる。また、図3bに示されるように、1つの型2内に複数のショットを持つ場合、複数のショットの間にスクライブラインが構成されているため、そのスクライブラインにマーク12,13を構成することも可能である。また、スクライブラインではなく、実素子部分10に空きスペースがあれば、そこにマークを構成してもよい。
制御部Cは、グロ−バルアライメント処理の結果に基づいて位置補正をした基板1をベースライン量に基づき型2の下へ移動する(2−3)。樹脂が塗布後短時間しか性能を保持することができない場合には、この型2の下への駆動の際に樹脂を塗布しても良い。型2の下へ移動された基板1に塗布された樹脂に対して型2による押印と樹脂の硬化により樹脂が成型される(2−6)。このとき、スコ−プ6によって、型のマーク4と基板上のマーク13とを光学的に観察し、制御部Cは当該観察の結果からショットのパタ−ンに対する位置ずれの量を検出する(2−4)。この位置ずれの検出は、型の押印と同時で良いし、押印の直前でも良い。
位置ずれの検出を型の押印と同時で行うと、位置ずれの検出を行うことによって、生産性は低下しない。しかし、良くない検出結果が得られた場合、押印動作が終了したショットのリカバリ−は難しく、次のショットのインプリント動作を行う前に修正動作を必要とする。
また、押印し充分時間がたった時には樹脂が型2に充填される。硬化用の露光光を透過するため、型2は石英などの投下物質で製作されることが多い。このため、樹脂と型2の屈折率が近ければ型2のマークが検出できなくなる。そこで、型2のマーク4に屈折率の異なる物質を蒸着しておくことや、検出光を遮光する物質でマークを構成することでこれを回避できる。又は、押印直後の樹脂が型2に充填されていない状態で、すばやく計測することで計測できる。
位置ずれの検出を型の押印の直前に行うと、良くない計測結果が得られた場合、修正動作を行うことでそのショット自体も救うことができる。押印動作と位置ずれの検出動作とを並行して行うか否かは、基板のプロセス工程などから判断すればよい。位置ずれの検出に関しては、例えば、シフトのような、ショットとパタ−ンとの単純な位置ずれを検出したければ、X方向とY方向それぞれを少なくとも一箇所ずつ測定できれば、検出できる。
スコ−プ6による観察の結果に基づいて、制御部Cは、ショットとパタ−ンとの位置ずれの量が予め設定した許容範囲内であるか否かを判定する(2−5)。制御部Cが位置ずれの量を許容範囲内であると判定する場合、成型工程(2−6)へ進む。もし、工程2−4のスコ−プ6を用いた位置ずれ量の検出と同時に押印動作が行われていたならば、制御部Cが位置ずれの量を許容範囲内であると判定した場合、制御部Cは、次のショットに対してインプリント動作を行うように基板ステ−ジ7を駆動する。
制御部Cは、工程2−5で、位置ずれの量が許容範囲外であると判定した場合、位置ずれの原因を検出結果から推定し、原因に応じたエラー対応を行う(2−7)。位置ずれの量が許容範囲外となった原因として、型2の位置や形状、基板1の位置や形状、装置内の安定性などが変化したことが考えられる。2番目以降のショットで検出された位置ずれの量が許容範囲外であった場合にも、制御部Cは、位置ずれの量が許容範囲外であった原因を検出結果から推定し、原因に応じたエラー対応を行う。
図3c〜3gは、ショットとパターンとの位置ずれ発生した例を挙げたものである。これらの位置ずれが倍率、回転等のいずれによるのかは、マーク4を観察し、マーク4のマーク13に対する相対位置ずれ量を検出することで推定することができる。以下に推定の一例を示す。図3cのシフトは各観察点でマーク4がマーク13から一方向へずれたことを検出することで判別する。図3dの倍率ずれは、各観察点でマーク4が実素子部の中心に対して一様に外部へ向かってずれた又は内部へ向かってずれたことを検出することで判別する。図3eの台形状の変形は、マーク4が図3dの外部や内部へとずれる方向が実素子の上下や左右で異なった場合、又は、ずれる方向は同じだがずれ量に差があるずれ方を検出することで判別する。図3fのねじれずれは、図3cにおけるマーク4がずれる方向が実素子の上下又は左右で異なったずれ方を検出することで判別する。図3gの回転は、図3fにおけるマーク4のずれる方向が実素子上下左右で異なったずれ方をし、実素子内のある点を中心とした円を描くようなずれ方を検出することで判別する。以上述べたものは判定の一例であり、これに縛られない。
例えば、図3cのようにシフトが検出された場合、その原因として、型2が支持体3に対してずれた、ベースライン量が変化した、基板1が基板ステ−ジ7に対してずれたなど、が考えられる。そこで、エラー対応として、シフト量をオフセットとしてグローバルアライメント処理の結果に加味して補正することが考えられる。オフセットは工程2−4で検出した結果を用いても良い。また、エラー対応として、ベースライン量を再度計測することやグロ−バルアライメント処理を再度行うことを実行しても良い。
エラー対応としてベースライン量の計測を再度実行する手法を述べる。図4に示したフローチャートを使い、以下にインプリント装置でのベースライン量の計測の一例を示す。ステ−ジ基準部材8上には、OAスコ−プ9の光軸とスコープ6の光軸との距離を計測するため、図5bに示されるように、マーク14及びマーク15(第3マーク)が形成されている。マーク14は、スコ−プ6用のマークであり、図5aに示される型2に形成されたマーク4と対応する位置に形成される。マーク15はOAスコ−プ9用のマークである。制御部Cは、ステ−ジ基準部材8をOAスコ−プ9下へ駆動する(4−1)。OAスコ−プ9は、ステ−ジ基準部材8に構成されたマーク15を観察し、OAスコ−プ9内部の基準マーク(不図示)との相対位置を計測することで、マーク15とOAスコ−プ9との相対位置を算出する(4−2)。他に、OAスコ−プ9のセンサ−基準で計測することでOAスコ−プ9とステ−ジ基準部材8との相対位置を計測してもよい。OAスコ−プ9は、このOAスコ−プ9とステ−ジ基準部材8との相対位置情報を制御部Cへ送る(4−3)。次に、制御部Cは、ステ−ジ基準部材8のマーク14がスコープ6の下に位置するように基板ステ−ジ7を駆動する(4−4)。マーク14を移動させた距離すなわち基板ステ−ジ7の駆動量は干渉計やエンコ−ダなどにより精密に計測し、干渉計やエンコ−ダは計測した駆動量を制御部Cへ送る(4−5)。スコ−プ6で型2のマーク4と基準部材8のマーク14との両者を同時もしくはそれぞれ観察して両者間の相対位置を計測し(4−6)、計測した相対位置情報を制御部Cへ送る(4−7)。なお、マーク14とマーク15の位置関係は、描画精度並びに事前に計測しておけば、保証される。これらの作業から、スコープ6とOAスコ−プ9との相対位置関係(ベースライン量)が算出されるので(4−8)、算出結果に基づいてベースライン量を補正し、成型工程へ移る(4−9)。これにより、スコ−プ6の基準でグロ−バルアライメント処理をし、ベースライン量分だけ送り込むことで、位置ずれなく型の押印を行うことができる。
また、別のベースライン計測方法を、図6を用いて説明する。制御部Cは、新たな基板1を搭載した基板ステ−ジ7をOAスコ−プ9の下へ駆動する(6−1)。OAスコ−プ9は、代表的な数ショットの下地に構成されたOAスコ−プ9用のアライメントマーク12を光学的に観察する。制御部Cは、OAスコープ9の観察の結果を用いてグロ−バルアライメント処理を行い、基板1上のレイアウトに即した位置補正を行う(6−2)。同時に、OAスコ−プ9は、内部の基準マーク(不図示)との相対位置を計測することでアライメントマーク12とOAスコ−プ9との相対位置を算出し、この相対位置情報を制御部Cへ送る(6−3)。グロ−バルアライメント処理で位置補正をされた基板1は、ベースライン量に基づき干渉計やエンコ−ダなどにより精密に位置を計測されながら、第一ショット位置が型2の下となるように送り込まれる(6−4)。干渉計やエンコ−ダは、このときの基板ステージ7の駆動量を制御部Cへ送る(6−5)。スコ−プ6は、型2のマーク4と型2の下へ送り込まれた基板1上のマーク13とを光学的に観察する(6−6)。これによって、スコ−プ6は、マーク13とスコープ6との相対位置を算出することができ、制御部Cへこの相対位置情報を送る(6−7)。制御部Cは、これらの情報を元にベースライン量を算出し、ベースライン量を補正する(6−8)。これによって、OAスコ−プ9とスコープ6との相対位置、つまりベースライン量を算出することができる。通常は、押印動作と別に行うため生産性の観点から、一定時間毎に行うことが一般的である。しかし、本手法により本シ−ケンスのように基板毎に先頭のショットでベースライン量を判断し補正を短時間行うことができる。また、ベースラインの算出において選択されるショットはグローバルアライメント処理で実際に選択された計測ショットでもよく、選択されていないショットでもよい。ショット毎のオフセットを考慮する場合には、選択された計測ショットを用いることができる。なお、本シ−ケンスだけではなく、同様の手法でベースライン量をショット毎や数ショット毎に再計測し、補正することも可能である。
図3d、図3e、図3fのように倍率ずれ、台形状の変形、ねじれずれが発生している場合、型2の形状が変化したと考えられる。したがって、この場合、制御部Cは、エラー対応として、型2をパターン面に平行な方向に変形する機構(型の補正機構)を用いて型2自体の形状を変化させて形状を修正する。図7に補正機構16の一例を示す。補正機構16は、型の側面に吸着する吸着部16aと吸着部16aを型2に向けて押し付けたり型から遠ざけたりするアクチュエータ16bとを含んでいる。制御部Cは、アクチュエータ16bの駆動量と型2の変形量との関係を予め取得しておき、当該関係と計測結果による必要な変形量とに基づいてアクチュエータ16bを駆動する。制御部Cは、工程2−5で検出された型2のマーク4と基板1のマーク13との位置ずれの量を元にして変形させる度合いを算出しうる。替りに、スコープ6は、ステ−ジ基準部材8に形成したマーク14と型2に形成したマーク4とを、マーク4−aとマーク14−a、マーク4−bとマーク14−bと言ったように一度に複数のマークの位置を観察可能である。マーク14の配置はマークの製造誤差のみであるため既知であり、プロセスで形成されたショット上のマーク13とは違って形状が安定しているため、精度良く全マーク14を観察可能である。しかし、レイアウトが異なると、マークの配置が変化する。そこで、図5cのように少数のマーク14をステ−ジ基準部材8へ構成する。そして、例えばマーク4−aとマーク14−i、マーク4−bとマーク14−i、マーク4−cとマーク14−jと言ったように基板ステージ7を駆動して型2のマーク4とそれぞれ観察を行う。こうすることで、すべてのマーク4とすべてのマーク14との相対位置を検出することができる。これにより、制御部Cは、倍率、台形状の変形、ねじれといった型2の形状起因の位置ずれの発生を検出した場合、補正機構16を作動してこれらの位置ずれを是正することができる。
図3gのように回転が生じている場合、支持体3に対して型2が回転しているか基板ステージ7に対して基板1が回転していることが考えられる。そこでこの場合は、制御10は、検出された回転量を補正するように基板ステージ7を回転させて基板1と型2との角度をあわせる。ただし、基板ステージ7の回転可能量以上に型2が回転している場合等、型2を支持体3に取り付け型2を支持体3から取り外す装着機構5に、一度型2を支持体3から取り外し、その後前記型2を再度取り付けさせてもよい。また、支持体3を基板ステージ7に対して回転させてもよく、基板1と型2とが相対的に回転されればよい。
以上のようなエラー対応が終了し次第、制御部Cは、未成型ショットから再び押印動作を開始させる(2−8)。
上記の実施形態では、制御部Cは、OAスコープ9の観察の結果を用いてグローバルアライメント処理を行った。しかし、基板1上のマーク13と型2のマーク4とを観察して高い検出精度が得られる場合、制御部Cは、スコープ6の観察の結果を用いてグローバルアライメント処理を行うこともできる。この場合、使用するスコープがスコープ6のみとなるためベースライン量を計測する必要がなくなるため、生産性の向上に繋がる。上述したスコープ6を用いてマーク4とマーク13との位置ずれの量の検出を毎ショット又は数ショット毎に行うことで、グローバルアライメント処理の結果の有効性をリアルタイムで確認することができる。また、位置ずれの量が許容範囲外となれば直ちにエラー対応を行うことで、不良品の発生を低減することができる。
[物品の製造方法]
物品としてのデバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)の製造方法は、上述したインプリント装置を用いて基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板)にパターンを転写する工程を含む。さらに、該製造方法は、パターンを形成された基板をエッチングする工程を含みうる。なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、該製造方法は、エッチングの代わりに、パターンを形成された基板を加工する他の処理を含みうる。本実施形態の物品製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも一つにおいて有利である。
なお、好適な実施態様として以下を含みうる。
[実施態様1]
基板に樹脂を塗布し前記塗布された樹脂にパタ−ンが形成された型を押し付けた状態で当該樹脂を硬化させるインプリント動作を前記基板のショットごとに行うインプリント装置であって、前記型を支持する支持体に配置され、前記基板のショットごとに形成された第1マ−クと前記型に形成された第2マ−クとを観察する第1スコ−プと、前記第1マ−クを観察する第2スコ−プと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2スコ−プによる複数のショットの前記第1マ−クの観察結果を処理して各ショットの位置を決定するグロ−バルアライメント処理を行い、前記第1スコ−プによる前記第1マ−ク及び前記第2マ−クの観察結果から前記ショットの前記パタ−ンに対する位置ずれの量を検出し、当該検出された位置ずれの量が許容範囲内であれば、前記グロ−バルアライメント処理の結果を用いてショットごとに前記インプリント動作を行い、前記検出された位置ずれの量が前記許容範囲外であって、前記位置ずれが前記ショットの前記型に対するシフトであれば、前記グロ−バルアライメント処理の結果に前記検出されたシフトの量を加味した結果を用いてショットごとに前記インプリント動作を行うことと、前記型のパターン面の中心を通り前記パターン面に直交する軸と前記第2スコ−プの光軸との間のベ−スライン量を再度計測することと、前記第2スコ−プを用いたグロ−バルアライメント処理を再度行うこととのいずれかを実行することを特徴とするインプリント装置。
[実施態様2]
前記第1マ−クは複数のマークを含み、前記第1スコ−プにより観察される第1マ−クと前記第2スコ−プにより観察される第1マ−クとは互いに異なることを特徴とする実施態様1に記載のインプリント装置。
[実施態様3]
前記基板を保持する基板ステ−ジ上に形成された第3マ−クをさらに備え、前記制御部は、前記検出された位置ずれの量が前記許容範囲外であって、前記位置ずれが前記ショットの前記型に対するシフトであれば、前記第3マ−クを前記第2スコ−プで観察して計測した前記第3マ−クと前記第2スコ−プとの相対位置と、前記第3マ−クを前記第2スコ−プの下から前記第1スコ−プの下へ移動させた距離と、前記第3マ−クを前記第2スコ−プで観察して計測した前記第3マ−クと前記第1スコ−プとの相対位置とを用いて、前記型のパターン面の中心を通り前記パターン面に直交する軸と前記第2スコ−プの光軸との間のベ−スライン量を再度計測することを特徴とする実施態様1又は実施態様2に記載のインプリント装置。
[実施態様4]
基板に樹脂を塗布し前記塗布された樹脂にパタ−ンが形成された型を押し付けた状態で当該樹脂を硬化させるインプリント動作を前記基板のショットごとに行うインプリント装置であって、前記型を支持する支持体に配置され、前記基板のショットごとに形成された第1マ−クと前記型に形成された第2マ−クとを観察する第1スコ−プと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1スコ−プによる複数のショットの前記第1マ−クの観察結果を処理して各ショットの位置を決定するグロ−バルアライメント処理を行い、前記第1スコ−プによる前記第1マ−ク及び前記第2マ−クの観察結果から前記ショットの前記パタ−ンに対する位置ずれの量を検出し、当該検出された位置ずれの量が許容範囲内であれば、前記グロ−バルアライメント処理の結果を用いてショットごとに前記インプリント動作を行い、前記検出された位置ずれの量が前記許容範囲外であって、前記位置ずれが前記ショットの前記型に対するシフトであれば、前記グロ−バルアライメント処理の結果に前記検出されたシフトの量を加味した結果を用いてショットごとに前記インプリント動作を行うことと、前記第1スコ−プを用いたグロ−バルアライメント処理を再度行うこととのいずれかを実行することを特徴とするインプリント装置。
[実施態様5]
基板に樹脂を塗布し前記塗布された樹脂にパタ−ンが形成された型を押し付けた状態で当該樹脂を硬化させるインプリント動作を前記基板のショットごとに行うインプリント装置であって、前記型を支持する支持体に配置され、前記基板のショットごとに形成された第1マ−クと前記型に形成された第2マ−クとを観察する第1スコ−プと、前記型を前記パタ−ン面に平行な方向に変形する機構と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1スコ−プによる前記第1マ−ク及び前記第2マ−クの観察結果から前記ショットの前記パタ−ンに対する位置ずれの量を検出し、当該検出された位置ずれの量が許容範囲外であって、前記位置ずれが前記ショットの前記型に対する倍率ずれ、ねじれずれ又は台形状の変形であれば、前記検出された倍率ずれ、ねじれずれ又は台形状の変形を補正するように前記機構を作動することを特徴とするインプリント装置。
[実施態様6]
基板に樹脂を塗布し前記塗布された樹脂にパタ−ンが形成された型を押し付けた状態で当該樹脂を硬化させるインプリント動作を前記基板のショットごとに行うインプリント装置であって、前記型を支持する支持体に配置され、前記基板のショットごとに形成された第1マ−クと前記型に形成された第2マ−クとを観察する第1スコ−プと、前記基板を保持する基板ステ−ジと、前記型の前記支持体への取り付け及び前記型の前記支持体からの取り外しを行う装着機構と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1スコ−プによる前記第1マ−ク及び前記第2マ−クの観察結果から前記ショットの前記パタ−ンに対する位置ずれの量を検出し、当該検出された位置ずれの量が許容範囲外であって、前記位置ずれが前記ショットの前記型に対する回転であれば、前記検出された回転量を補正するように前記基板ステ−ジを回転させて前記基板を前記型に対して回転することと、前記装着機構に前記型を前記支持体から取り外し、その後前記型を前記支持体に再度取り付けさせることとのいずれかを実行することを特徴とするインプリント装置。

Claims (8)

  1. ベースライン量とグローバルアライメント処理の結果を用いて基板のショットと型のパターンを位置合わせし、位置合わせされた前記基板のショットに塗布されている樹脂と前記型のパターンとを接触させた状態で前記樹脂を硬化させることによって、前記基板の複数のショットに前記パターンを順次転写するインプリント装置であって、
    前記基板のショットごとに形成されたマークと前記型に形成されたマークとを観察するスコープと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記スコープによる観察を行い、当該観察の結果から前記ショットの前記型に対する位置ずれの量を検出し、当該検出された位置ずれの量が許容範囲外であれば、前記ベースライン量の再計測と、前記グローバルアライメント処理を再度行うことの、少なくともいずれかを実行する、
    ことを特徴とするインプリント装置。
  2. ベースライン量とグローバルアライメント処理の結果を用いて基板のショットと型のパターンを位置合わせし、位置合わせされた前記基板のショットに塗布されている樹脂と前記型のパターンとを接触させた状態で前記樹脂を硬化させることによって、前記基板の複数のショットに前記パターンを順次転写するインプリント装置であって、
    前記基板のショットごとに形成されたマークと前記型に形成されたマークとを観察するスコープと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記スコープによる観察を行い、当該観察の結果から前記ショットの前記型に対する位置ずれの量を検出し、当該検出された位置ずれの量が許容範囲外であれば、前記グローバルアライメント処理の結果に前記検出された位置ずれの量を加味した結果を用いて前記基板の複数のショットに塗布された樹脂に前記型のパターンを順次転写する。
    ことを特徴とするインプリント装置。
  3. 前記グローバルアライメント処理は、前記基板のショットごとに形成されたマークを、前記スコープとは異なる第2スコープによって観察した結果を処理して各ショットの位置を決定する処理であり、
    前記ベースライン量は、前記第2スコープと前記型との相対位置に関する量である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインプリント装置。
  4. 前記基板のショットごとに前記位置ずれの量が検出される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のインプリント装置。
  5. 前記型を変形させる機構を備え、
    前記制御部は、
    前記位置ずれの量が前記ショットの前記型に対するシフトであれば、前記ベースライン量の計測を再度実行することと、前記グローバルアライメント処理を再度行うことの、少なくともいずれかを実行し、
    前記位置ずれの量が前記ショットの前記型に対する倍率ずれ、ねじれずれ又は台形状の変形であれば、前記検出された倍率ずれ、ねじれずれ又は台形状の変形を補正するように前記機構を作動させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のインプリント装置。
  6. 前記基板を保持する基板ステージと、
    前記型を支持する支持体と、
    前記型の前記支持体への取り付け及び前記型の前記支持体からの取り外しを行う装着機構と、を備え、
    前記制御部は、
    前記位置ずれが前記ショットの前記型に対するシフトであれば、前記ベースライン量の計測を再度実行することと、前記グローバルアライメント処理を再度行うことの、少なくともいずれかを実行し、
    前記位置ずれが前記ショットの前記型に対する回転であれば、前記検出された回転量を補正するように前記基板ステージと前記型とを相対的に回転することと、前記装着機構に前記型を前記支持体から取り外し、その後前記型を前記支持体に再度取り付けることとのいずれかを実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のインプリント装置。
  7. 基板のショットに塗布されている樹脂と型のパターンとを接触させた状態で前記樹脂を硬化させることによって、前記基板の複数のショットに前記パターンを順次転写する方法であって、
    前記基板の第1ショットにパターンを転写する前にベースライン量の計測とグローバルアライメント処理とを実行する工程と、
    前記アライメント処理の結果にもとづいて、前記基板のショットに形成されたマークと前記型に形成されたマークとをスコープで観察可能な位置に、前記基板を搭載するステージを移動させる工程と、
    前記基板のショットに形成されたマークと前記型に形成されたマークとを観察し、前記ショットの前記型に対する位置ずれの量を検出する工程と
    当該検出された位置ずれの量が許容範囲内であるか否かを判断する工程と、を備え、
    前記位置ずれの量が許容範囲内であれば、前記ベースライン量と前記グローバルアライメント処理の結果を用いて、前記基板の複数のショットに塗布された樹脂に前記型のパターンを順次転写し、
    当該検出された位置ずれ量が許容範囲外であれば、前記ベースライン量の再計測と、前記グローバルアライメント処理を再度行うことの、少なくともいずれかを実行する、
    ことを特徴とする方法。
  8. 基板のショットに塗布されている樹脂と型のパターンとを接触させた状態で前記樹脂を硬化させることによって、前記基板の複数のショットに前記パターンを順次転写する方法であって、
    前記基板の第1ショットにパターンを転写する前にベースライン量の計測とグローバルアライメント処理とを実行する工程と、
    前記アライメント処理の結果にもとづいて、前記基板のショットに形成されたマークと前記型に形成されたマークとをスコープで観察可能な位置に、前記基板を搭載するステージを移動させる工程と、
    前記基板のショットに形成されたマークと前記型に形成されたマークとを観察し、前記ショットの前記型に対する位置ずれの量を検出する工程と
    当該検出された位置ずれの量が許容範囲内であるか否かを判断する工程と、を備え、
    前記位置ずれの量が許容範囲内であれば、前記ベースライン量と前記グローバルアライメント処理の結果を用いて、前記基板の複数のショットに塗布された樹脂に前記型のパターンを順次転写し、
    当該検出された位置ずれの量が許容範囲外であれば、前記ベースライン量または前記グローバルアライメント処理の結果に前記検出された位置ずれの量を加味した結果を用いて前記基板の複数のショットに塗布された樹脂に前記型のパターンを順次転写する、
    ことを特徴とする方法。
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