JPH09115819A - アライメント方法及び装置 - Google Patents

アライメント方法及び装置

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JPH09115819A
JPH09115819A JP7291919A JP29191995A JPH09115819A JP H09115819 A JPH09115819 A JP H09115819A JP 7291919 A JP7291919 A JP 7291919A JP 29191995 A JP29191995 A JP 29191995A JP H09115819 A JPH09115819 A JP H09115819A
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alignment
mark
substrate
mark detection
optical system
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JP7291919A
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English (en)
Inventor
Shoji Kawakubo
昌治 川久保
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のマーク検出系を用いて基板のアライメ
ントを行う場合のスループットを向上させること。 【解決手段】 複数のマーク検出系(LSA,FIA)
の各焦点位置(52、54)に基づき、これら複数のマ
ーク検出系に共通な単一の焦点位置を決定し、この決定
された焦点位置に基板(W)を配置して、複数のマーク
検出系でそれぞれアライメントマークの位置、又は位置
ずれを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板のアライメント
方法及び装置に関し、特に、基板上のアライメントマー
クを複数のマーク検出系で光電検出し、その検出結果に
基づいて基板のアライメントを行う方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、投影露光装置のように極めて精密
な位置検出精度が要求される装置においては、ステージ
上に載置された基板の位置を検出する場合に、例えば、
投影レンズを介して基板上のマークを検出するTTL
(スルー・ザ・レンズ)方式のマーク検出系と、投影レ
ンズを介さずに基板上のマークを検出するオフアクシス
方式のマーク検出系を併用することがある。このように
複数の検出系で基板上のマークを検出する場合には、各
検出系の焦点位置を検出対象である基板上のマークの位
置に合致させる必要がある。
【0003】しかし、上記のようにTTL方式とオフア
クシス方式のように、異なる複数のマーク検出系を併用
した場合、周囲の大気圧や、基板自体の傾き等によって
両検出系の焦点位置に差が生じることがある。このた
め、従来では、特開平6−349708号公報に開示さ
れているように、基板上のマークを検出する際に、各マ
ーク検出系の焦点位置に基板の位置をその都度合わせて
いた。すなわち、TTL方式の検出系でマーク検出を行
う場合には、投影レンズの焦点位置に基板の位置を合わ
せ、また、オフアクシス方式の検出系でマーク検出を行
う場合には、当該オフアクシ方式の検出系の焦点位置に
基板の位置を合わせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の方法では、2つのマーク検出系で位置検出
を行う際に、それぞれの検出系毎に基板の位置を移動し
ているため、作業効率が悪いという不都合があった。従
って、本発明は、複数のマーク検出系を用いて基板のア
ライメントを行う場合のスループットの向上を課題とし
て創作された。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、複数のマーク検出系の各焦点位
置に基づいて、複数のマーク検出系に共通な単一の焦点
位置を決定し、この決定された焦点位置に基板を配置し
て、複数のマーク検出系でそれぞれアライメントマーク
の位置、又は位置ずれを検出する。更に好ましくは、複
数のマーク検出系の焦点位置の差が所定の基準値より大
きくなっているときは、複数のマーク検出系の各焦点位
置に基板を配置してアライメントマークの位置、又は位
置ずれを検出する。
【0006】また、基板上のいくつかのアライメントマ
ークをそれぞれ第1のマーク検出系で光電検出し、この
第1のマーク検出系の出力に基づいて基板のグローバル
アライメントを行った後、基板上の複数の領域内の少な
くとも3つに付設されるアライメントマークをそれぞれ
第1の検出系と異なる第2のマーク検出系で光電検出
し、この第2のマーク検出系の出力に基づいて基板を移
動して、複数の領域の各々をマスク上のパターンとアラ
イメントする方法においては、第1のマーク検出系の焦
点位置と第2のマーク検出系の焦点位置との差が所定の
基準値以下であるときは、基板を第2のマーク検出系の
焦点位置に配置してアライメントマークを光電検出し、
焦点位置の差が基準値よりも大きくなっているときは、
第1及び第2のマーク検出系の各焦点位置に基板を配置
してアライメントマークを光電検出する。
【0007】
【作用】以上のように、本発明においては、従来と同様
に複数のマーク検出系を用いてアライメントマークを検
出するが、各々の検出系の焦点位置に基づいて全ての検
出系に共通な単一の焦点位置で各アライメント系による
アライメントマークの検出を行っているため、各マーク
検出系毎に基板を移動させる必要がなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下に示
す実施例に従って説明する。
【0009】
【実施例】本実施例は、フォトレジストが塗布されたウ
エハ上の各ショット領域に、レチクルのパターン像をス
テップ・アンド・リピート方式で順次露光する投影露光
装置に本発明を適用したものである。
【0010】図1は、本実施例の投影露光装置の概略構
成を示す。図において、水銀ランプ1から射出された露
光光IL1(i線又はg線)は楕円鏡2で反射し、その
第2焦点で一度集光した後、コリメータレンズ、干渉フ
ィルター、オプティカルインテグレータ(フライアイレ
ンズ)及び開口絞り(σ絞り)等を含む照明光学系3に
入射する。楕円鏡2の第2焦点の近傍には、モータ5に
よって露光光IL1の光路の閉鎖及び開放を行うシャッ
ター(例えば4枚羽根のロータリーシャッター)4が配
置されている。露光光IL1としては、水銀ランプ1等
の輝線(i線等)の他に、ウエハのレジスト層を感光さ
せる波長域を有するものであれば、KrFエキシマレー
ザ若しくはArFエキシマレーザ等のレーザ光、又は金
属蒸気レーザやYAGレーザの高調波等を用いても良
い。
【0011】照明光学系3から射出された露光光IL1
は、その大部分がビームスプリッター6を透過し、第1
リレーレンズ7、可変視野絞り(レチクルブラインド)
8及び第2リレーレンズ9を通過してミラー10に達す
る。ミラー10で略垂直下方に反射された露光光IL1
は、メインコンデンサーレンズ11を介してレチクルR
のパターン領域PAをほぼ均一な照度で照明する。な
お、レチクルブラインド8の配置面は、レチクルRのパ
ターン形成面と共役関係(結像関係)を有するように設
定されている。
【0012】レチクルRは、レチクルステージ12に載
置され、レチクルステージ12は、モータ15によって
投影光学系16の光軸方向に微動可能で、且つ水平面内
で2次元的な移動及び微小回転が可能な構成になってい
る。レチクルステージ12の端部には、移動鏡13mが
固定され、レーザ光波干渉測長器(干渉計)13からの
レーザビームを反射し、その反射光が干渉計13で検出
されるようになっている。そして、この干渉計13によ
ってレチクルステージ12の2次元的な位置が、例えば
0.01μm程度の分解能で常時検出される。レチクルR上
にはレチクルアライメント系(不図示)が配置されてお
り、このアライメント系によってレチクルRに形成され
たアライメントマークを検出するようになっている。そ
して、レチクルアライメント系からの検出信号に基づい
てレチクルステージ12を微動させることで、レチクル
Rのパターン領域PAの中心点が光軸AXと一致するよ
うにレチクルRが位置決めされる。
【0013】レチクルRのパターン領域PAを透過した
露光光IL1は、両側テレセントリックな投影光学系1
6に入射し、レチクルRの回路パターンの投影像が例え
ば、1/5に縮小され、表面にフォトレジスト層が形成
されたウエハW上の1つのショット領域に重ね合わせて
投影(結像)される。ウエハWは、その表面が投影光学
系16の結像面とほぼ一致するように保持される。
【0014】図2は、ウエハW上に形成されたショット
領域ES1〜ESNを示し、これらのショット領域ES
1〜ESNはウエハW上の座標系(x,y)に沿って配
列されている。各ショット領域ESiに隣接するストリ
ートラインには、それぞれX方向用のウエハマークMx
i及びY方向用のウエハマークMyiが形成されてい
る。ウエハマークMxiはX方向に所定ピッチで配列さ
れたマルチマークであり、ウエハマークMyiはY方向
に所定ピッチで配列されたマルチマークである。また、
本実施例では、エンハンスト・グローバル・アライメン
ト(以下、「EGA」という)方式でアライメントを行
う。このEGA方式では、ショット領域ES1〜ESN
から予め選択されたショット領域(以下、「サンプルシ
ョット」という)SA1〜SA9についてのみオフ・ア
クシスのアライメントセンサー27でウエハマークの位
置を検出する。そして、その検出結果を統計処理するこ
とにより、全てのショット領域の計算上の配列座標を算
出し、この配列座標に基づいて位置合わせを行うように
なっている。
【0015】ウエハWは、微小回転可能なウエハホルダ
(不図示)に真空吸着され、このホルダを介してZステ
ージ17上に載置される。また、Zステージ17はXY
ステージ18上に載置される。XYステージ18は、装
置全体の動作を統括制御する主制御系14によりモータ
21を介して、ステップ・アンド・リピート方式で駆動
される。主制御系14は、また、Zステージ17を介し
てウエハWを投影光学系16の光軸に平行なZ方向に位
置決めする。Zステージ17中には、ウエハWの水平出
し(レベリング)を行うレベリングステージも組み込ま
れている。ウエハW上の1つのショット領域に対するレ
チクルRの転写露光が終了すると、XYステージ18に
よりウエハWは次のショット位置までステッピングされ
る。Zステージ17の端部には移動鏡20mが固定さ
れ、干渉計20からのレーザビームを反射し、その反射
光が干渉計20で検出される。そして、この干渉計20
によって、Zステージ17の2次元的な位置が、例えば
0.01μm程度の分解能で常時検出される。
【0016】ウエハW上には、ラフなアライメントを行
う所謂サーチ・アライメント用のアライメントマークが
形成されており、このマークを後述するTTL方式のL
SA(Laser Step Alignment)センサ300によって検
出するようになっている。図3には、LSAセンサ30
0の構成が示されている。このLSAセンサ300にお
いて、レーザ光源301から射出されたアライメント用
のレーザ光は、送光系302中のビームエクスパンダと
シリンドリカル・レンズの作用により、スリット状のビ
ームに成形される。送光系302を透過したスリット状
ビームは、ビームスプリッタ304、レンズ系(対物レ
ンズ)306、絞り308、ミラー310を介して投影
レンズ16に入射する。絞り308は、ウエハ面と共役
になっており、ビームはここにスリット状に集光され
る。
【0017】図3に示されたLSAセンサ300におい
て、ウエハステージ18をスリット状ビームに対して相
対走査すると、アライメントマークがビームスポットを
横切る時に、このマークから発生する回折光、又は散乱
光が、投影レンズ16、ミラー310、レンズ系306
及びビームスプリッタ304を介して光電検出器312
に受光される。光電検出器312からの光電信号は、L
SA処理回路314に入力され、ウエハステージ18の
干渉計からの信号に応じてデジタルサンプリングされ
る。LSA処理回路314は、デジタルサンプリングさ
れた信号波形をメモりに記憶し、所定の演算によりウエ
ハW上のマークの位置を検出する。
【0018】Zステージ17上には、ガラス基板よりな
る基準部材19が設けられている。基準部材19上には
ベースライン計測時にオフアクシス・アライメントセン
サ27によって検出される基準マークと、不図示のTT
R(スルー・ザ・レチクル)方式のレチクル・アライメ
ントセンサによって検出される発光マークとが形成さ
れ、表面の高さがウエハWの露光面の高さとほぼ一致す
るように設定されている。本実施例では、Zステージ1
7でZ方向の位置を変えて、基準部材19上の基準マー
クを後述のオフ・アクシスのアライメントセンサー27
で観測し、撮像された基準マーク像のコントラストが最
も高くなる位置から、そのアライメントセンサー27の
ベストフォーカス位置を求める。オフアクシス検出用の
基準マークとしては、例えばウエハマークと同様のマル
チマークを使用することができる。
【0019】本実施例においては、基準部材19上の基
準マークの位置をアライメントセンサー27により検出
すると同時に、TTR方式の観察系(不図示)により投
影光学系16を介して発光マークを検出することによ
り、投影光学系16の光軸とアライメントセンサー27
の光軸とのずれ量であるベースライン量の計測と、レチ
クルRの投影光学系16に対するアライメントが同時に
行われる。なお、このような技術(同時ベースライン計
測)の詳細については、例えば特開平4−324923
号公報に開示されている。
【0020】投影光学系16には、結像特性を調整する
ための結像特性補正部22が付設されている。この補正
部22は、投影光学系16を構成する一部のレンズエレ
メント、特にレチクルRに近い複数のレンズエレメント
の各々を、ピエゾ素子等の圧電素子を用いて独立に駆動
(光軸AXに対して平行移動又は傾斜)する。これによ
り、投影光学系16の結像特性、例えば投影倍率やディ
ストーションが補正される。投影光学系16の結像特
性、例えば結像面の位置(焦点位置)は、周囲の大気
圧、温度、及び投影光学系16に対する露光光の照射時
間(正確には露光光吸収に伴う熱蓄積量)等によっても
変化する。同様に、アライメントセンサー27のベスト
フォーカス位置も大気圧、温度及び基準部材19の傾斜
等により変化する。
【0021】投影光学系16とアライメントセンサー2
7との中間位置には、環境センサー23が配置されてい
る。この環境センサー23は、大気圧及び温度を常時計
測し、計測結果を主制御系14に入力する。主制御系1
4は、大気圧及び温度の計測結果に基づき、予め実験的
に求めてある計算式を用いて、投影光学系16の結像特
性の変化量及び結像面の位置の変化量を求める。また、
これと並行してアライメントセンサー27のベストフォ
ーカス位置の変化量を求める。投影光学系16の結像特
性の変化については、主制御系14は結像特性補正部2
2を介して補正を行う。また、投影光学系16の結像面
の位置の変化及びアライメントセンサー27のベストフ
ォーカス位置の変化に対しては、Zステージ17を介し
てウエハWのZ方向の位置を調整することにより対応す
る。
【0022】ビームスプリッター6で反射した露光光I
L1は、集光レンズ24を介して光電検出器25で受光
され、光電検出器25の光電変換信号が主制御系14に
供給される。光電検出器25での受光量とウエハWの露
光面での露光エネルギーとの関係は予め求められてい
る。主制御系14は、光電検出器25の光電変換信号を
積算することによりウエハWの積算露光量をモニター
し、これにより露光時間の制御を行うようになってい
る。同時にその積算露光量から、投影光学系16を通過
する露光光の光量も分かるため、これに基づいて投影光
学系16の結像特性の変化量、及び投影光学系16の結
像面の位置の変化量を求めることができる。
【0023】図4には、本実施例の投影露光装置に備え
られたフォーカス位置検出系(以下、「AFセンサー」
という)が示されている。このAFセンサーは、送光系
42a(照明系43〜集光対物レンズ45)と受光系4
2b(集光対物レンズ46〜光電検出器50)とより構
成される。送光系42aにおいて、照明系43は、ウエ
ハW上のフォトレジストに対して非感光性の検出光IL
3を射出する。照明系43の前面にはスリットパターン
よりなる開口パターンが形成され、この開口パターンを
通過した検出光IL3は、ミラー44及び集光対物レン
ズ45を介して投影光学系16の光軸AXに対して斜め
にウエハWの露光面(又は基準部材19の表面等)に照
射される。これにより、照明系43の前面に形成された
スリットパターン像が露光面に結像投影される。
【0024】ウエハWの露光面で反射された検出光は、
受光系42bの受光対物レンズ46、傾斜角可変のミラ
ー47、結像レンズ48及び振動スリット49を経て光
電検出器50に達する。光電検出器50の受光面にはス
リット状の開口が形成されており、その開口上に照明系
43のスリットパターンが再結像される。光電検出器5
0の受光面の開口を通過した光は、光電変換され、得ら
れた検出信号は主制御系14に入力される。主制御系1
4に入力された検出信号は、振動スリット49の駆動信
号で同期整流され、これによってフォーカス信号が得ら
れる。
【0025】この実施例では、ウエハWの露光面でのス
リットパターン像の長手方向は図4の紙面に垂直な方向
に設定されており、ウエハWの露光面がZ方向に変位す
ると、光電検出器50の受光面でのスリットパターン像
はX方向に変位する。従って、光電検出器50から出力
されるフォーカス信号は、所定の範囲内でウエハWの露
光面のフォーカス位置に対してほぼリニアに変化する信
号になる。すなわち、このフォーカス信号からウエハW
の露光面のフォーカス位置を検出することが可能とな
る。また、受光系42b内のミラー47を図4の紙面に
垂直な軸を中心に回転することにより、光電検出器50
の受光面でのスリットパターン像の位置がX方向に変位
する。ミラー47の傾斜角は、主制御系14が駆動部5
1を介して設定する。
【0026】本実施例においては、オートフォーカスを
行うに先立ち、AFセンサーのキャリブレーションが行
われる。すなわち、投影光学系16のベストフォーカス
位置(最良結像面のZ方向の位置)を求め、ウエハWの
露光面をその結像面の位置に設定した状態で、ミラー4
7を傾斜させることにより、光電検出器50の受光面の
開口の中心にスリットパターン像の中心を合致させる。
これはフォーカス信号をゼロクロス点に設定することを
意味する。
【0027】投影光学系16の側面には、プリズムミラ
ー26と共に、オフ・アクシス方式のアライメントセン
サー27が配置されている。このアライメントセンサー
27は、照明系(26、28〜33)と受光系(26、
32〜41)とから構成されている。このうち照明系
は、照明光IL2を照射するハロゲンランプ28と、照
明光IL2を集光する集光レンズ29と、集光レンズ2
9を透過した照明光IL2を所定方向に導く光ファイバ
ー30と、レンズ系31と、ハーフプリズム32と、ハ
ーフプリズム32を透過した照明光IL2を集光する対
物レンズ33と、対物レンズからの照明光IL2をウエ
ハW上に導くプリズムミラー26とから構成されてい
る。
【0028】一方、受光系は、上述の照明系と共用され
るプリズムミラー26、対物レンズ33、ハーフプリズ
ム32に加え、ウエハW上で反射しプリズムミラー2
6、対物レンズ33、ハーフプリズム32で反射された
光を集光する結像レンズ34と、指標板35と、指標板
35からの光が透過するリレー系36と、リレー系36
からの光を反射するミラー37と、リレー系38と、リ
レー系38を透過した光を分岐するハーフプリズム39
と、ハーフプリズム39を透過、反射した光をそれぞれ
受光する2次元CCDカメラ等よりなる撮像素子40X
及び40Yと、撮像素子40X及び40Yからの撮像信
号が入力される信号処理系41とから構成されている。
【0029】以上のように構成されたオフアクシス・ア
ライメント系27において、ハロゲンランプ28からの
照明光IL2は集光レンズ29を介して光ファイバー3
0に入射する。光ファイバー30の他端から射出された
照明光IL2は、レンズ系31、ハーフプリズム32及
び対物レンズ33を介してプリズムミラー26に入射す
る。プリズムミラー26で反射された照明光は、ウエハ
W上のウエハマークをほぼ垂直に照射する。図1では図
示していないが、レンズ系31中のウエハWとほぼ共役
な位置には、ウエハW上での照明領域を規定する照明視
野絞りが設けられている。
【0030】ウエハW上のウエハマークからの反射光は
同じ経路を戻ってプリズムミラー26、対物レンズ33
を介してハーフプリズム32に達する。ハーフプリズム
32で反射された光は、結像レンズ34を経て指標板3
5上にウエハマークの像を結像する。指標板35にはX
方向用の指標マーク35a,35b(図5参照)及びY
方向用の指標マークが形成されている。指標マーク35
a,35bは図5に示すように、ウエハWの座標系のY
方向と共役な方向に伸びた直線状パターンがウエハWの
座標系のX方向と共役な方向に所定の間隔で並設された
2本のパターンで構成されている。
【0031】指標板35は、対物レンズ33と結像レン
ズ34とによってウエハWとほぼ共役に配置される。従
って、ウエハW上のウエハマークの像は指標板35上に
結像され、指標板35からの光がリレー系34、ミラー
37、リレー系38及びハーフプリズム39を介して、
それぞれ撮像素子40X及び40Yの撮像面に達する。
撮像素子40X及び40Yの撮像面にはそれぞれウエハ
マークの像と指標マークの像とが結像される。そして、
撮像素子40X及び40Yからの撮像信号に基づいて、
信号処理系41が指標板35上の指標マークとウエハマ
ークとの位置ずれ量を検出し、この位置ずれ量を主制御
系14に供給する。
【0032】撮像素子40Xの走査線の方向はウエハW
の座標系のX方向と共役であり、撮像素子40Yの走査
線の方向は同座標系のY方向と共役である。そこで、図
2のX方向用のウエハマークMxiの位置検出は撮像素
子40Xの撮像信号に基づいて行い、Y方向用のウエハ
マークMyiの位置検出は撮像素子40Yの撮像信号に
基づいて行う。このように指標マークを用いるのは撮像
素子40X及び40Yによる画像のスキャン開始位置が
ドリフトする為である。
【0033】図5(a)には、図2のサンプルショット
SA1に付設されたX方向用のウエハマークMxjがハ
ーフプリズム26の直下にある場合に、撮像素子40X
で観察されるその照明領域に相当する部分の様子が示さ
れている。ウエハW上の照明領域55は、ウエハマーク
Mxjに対応する領域55cとウエハマークMxj近傍
での指標板35上の指標マーク35a,35bに実質的
に対応する領域55a,55bとで構成されている。こ
の領域55a,55bにまで広げてこの照明領域を規定
しているのは、この領域55a,55bのウエハWから
の戻り光を利用して指標板35上の指標マーク35a,
35bを透過照明しているからである。
【0034】従って、指標マーク35a,35bを照明
する光に他のマークや回路パターンからのノイズ成分が
混入しないように、領域55a,55bは回路パターン
もマークも形成されていない領域となっており、通常は
鏡面状に加工されている。このような状態でのウエハマ
ークMXj、指標マーク35a,35bに対応する撮像
素子40Xからの撮像信号SXを図5(b)に示す。こ
こで、縦軸は信号の強度を表し、横軸は図1のXYステ
ージ18のX方向の走査位置を表している。図5(b)
に示すように、撮像素子40Xからの撮像信号は、指標
マーク35a,35b位置やウエハマークMXjのエッ
ジに対応する位置(画素位置)でボトムとなる信号波形
となる。また、Y方向にもウエハアライメントマーク,
指標マークが設けられており、撮像素子40YはY方向
のマークを検出する。
【0035】次に、本実施例によるアライメント方法に
ついて、図6のフローチャートに基づいて説明する。な
お、本実施例のアライメント方法においては、説明の便
宜上、TTL方式のLSAセンサ300のベストフォー
カス位置(投影光学系の結像点)とオフアクシス・アラ
イメントセンサー27のベストフォーカス位置の環境誤
差パラメータとしては、大気圧についてのみ考慮するも
のとする。但し、大気圧以外の誤差パラメータに対応で
きることは言うまでもない。また、本実施例において
は、投影光学系16の結像面の位置とLSAセンサ30
0のベストフォーカス位置とを説明の便宜上同一のもの
として扱うが、これらを別々に補正するようにしてもよ
い。
【0036】予め基準大気圧での投影光学系16の結像
面の位置(LSAセンサ300のベストフォーカス位
置)Z1と、オフアクシス・アライメントセンサー27
のベストフォーカス位置Z2とが合致するように調整
し、且つそのベストフォーカス位置でAFセンサーのフ
ォーカス信号がゼロクロス点となるようにキャリブレー
ションを行う。
【0037】その後、ウエハWへの露光を行う前に、環
境センサー23により投影光学系16及びオフアクシス
・アライメントセンサー27の周囲の大気圧を計測し、
その計測結果の基準大気圧からの変化量より、投影光学
系16の結像面の位置(LSAセンサ300のベストフ
ォーカス位置)の変化量ΔZ1及びオフアクシス・アラ
イメントセンサー27のベストフォーカス位置の変化量
ΔZ2を算出する。
【0038】次に、投影光学系16の結像面の位置(L
SAセンサ300のベストフォーカス位置)の変化量Δ
Z1及びアライメントセンサー27のベストフォーカス
位置の変化量ΔZ2の差dF(=|△Z1−△Z2|)
を算出し、予め設定されている許容値LFと比較する。
この許容値LFの値としては、サーチアライメント(L
SA)において問題とならない程度の値、例えば3μm
程度とすることができる。許容値LFは、装置定数とし
て設定しておき、プロセス毎に設定しても良い。
【0039】比較の結果、差dFが許容値LF以上の場
合(dF≧LF)には、サーチアライメント・センサ
(LSAセンサ300)とオフアクシス・アライメント
センサ(FIAセンサ)27のそれぞれのベストフォー
カス位置にウエハWの露光面を設定して、各々の方式で
アライメントを行う。すなわち、主制御系14により、
駆動部51を介してフォーカス位置の変化量ΔZ1に対
応する角度だけミラー47を傾斜させる。この状態でオ
ートフォーカスを働かせ、図7(b)に示すように、A
Fセンサーの受光系42bから得られるフォーカス信号
がゼロとなる面を、LSAセンサ300のベストフォー
カス位置(投影光学系16の結像面の存在する面)53
と一致させる。この状態で、ウエハW上のアライメント
マークからの回折光(又は散乱光)を検出することによ
り、当該マークの位置を検出する。そして、検出された
アライメントマークの位置に基づいて、ウエハステージ
18を駆動することにより、ウエハWのラフな位置合わ
せを行う。
【0040】次に、主制御系14により、駆動部51を
介してフォーカス位置の変化量ΔZ2に対応する角度だ
けミラー47を傾斜させる。この状態でオートフォーカ
スを働かせると、図7(a)に示すように、AFセンサ
ーの受光系42bから得られるフォーカス信号がゼロと
なる面が、オフアクシス・アライメントセンサー27の
ベストフォーカス位置の面54となる。この状態で、オ
フアクシス・アライメントセンサー27を用いてウエハ
W上のサンプルショット(図2のサンプルショットSA
1〜SA9)のウエハマークの位置を検出することによ
り、ウエハWのファインアライメントが行われる。
【0041】そして、再び、図7(b)に示すように、
AFセンサーの受光系42bから得られるフォーカス信
号がゼロとなる面が、投影光学系16の結像面の存在す
る面53となるようにZステージ17を駆動するととも
に、XYステージ18を駆動して、ウエハWのショット
領域を投影光学系16の光軸上に移動させる。この状態
で、レチクルR上に形成されたパターンを投影光学系1
6を介してウエハW上に順次露光を行うことにより、レ
チクルRのパターンが高い解像度でそれぞれウエハWの
各ショット領域に投影される。
【0042】一方、差dFが許容値LFより小さい場合
(dF<LF)には、ファインアライメント(FIA)
センサのベストフォーカス位置にフォーカシングして、
サーチアライメント(LSA)とファインアライメント
(FIA)の両方を行い、位置合わせをする。すなわ
ち、主制御系14により、駆動部51を介してフォーカ
ス位置の変化量ΔZ2に対応する角度だけミラー47を
傾斜させる。この状態でオートフォーカスを働かせ、図
7(a)に示すように、AFセンサーの受光系42bか
ら得られるフォーカス信号がゼロとなる面を、オフアク
シス・アライメントセンサー27のベストフォーカス位
置の面54に一致させる。この状態で、まず、LSAセ
ンサ300によりウエハW上のアライメントマークから
の回折光(又は散乱光)を検出する。そして、アライメ
ントマークの位置情報に基づいて、ウエハステージ18
を駆動してウエハWのラフな位置合わせを行う。
【0043】引き続き、オフアクシス・アライメントセ
ンサー27を用いてウエハW上のサンプルショット(図
2のサンプルショットSA1〜SA9)のウエハマーク
の位置を検出することにより、ウエハWのファインアラ
イメントを行う。その後、主制御系14により、駆動部
51を介してフォーカス位置の変化量ΔZ1に対応する
角度だけミラー47を傾斜させる。この状態でオートフ
ォーカスを働かせ、図7(b)に示すように、AFセン
サーの受光系42bから得られるフォーカス信号がゼロ
となる面を、投影光学系16の結像面の存在する面53
と一致させるとともに、XYステージ18を駆動して、
ウエハWのショット領域を投影光学系16の光軸上に移
動させる。この状態で、レチクルR上に形成されたパタ
ーンを投影光学系16を介してウエハW上に順次露光を
行うことにより、レチクルRのパターンが高い解像度で
それぞれウエハWの各ショット領域に投影される。
【0044】なお、本発明は上述実施例に限定されず、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の構成を取り得るものである。例えば、サー
チ(グローバル)アライメントセンサをオフアクシス方
式とし、ファインアライメントセンサをTTL方式とし
た装置にも適用できる。また、本発明は、影露光装置に
限らず、複数の異なる光学センサを用いた種々のタイプ
の計測装置に適用可能である。また、上記実施例におい
ては、サーチアライメントセンサ(LSA)とファイン
アライメントセンサ(FIA)のベストフォーカス位置
の差を所定の許容値と比較しているが、このような比較
を行わず、常にファインアライメントセンサ(FIA)
のベストフォーカス位置にウエハWの露光面を合致させ
るようにすることも考えられる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、複数のマーク検出系の焦点位置に基づいて全ての検
出系に共通な単一の焦点位置で各検出系によってアライ
メントマークの検出を行っているため、各マーク検出系
毎に基板を移動させる必要がなく、スループットが向上
するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用した投影露光装置の一実
施例を示す構成図である。
【図2】図2は、図1に示す投影露光装置に使用される
ウエハのショット配列を示す平面図である。
【図3】図3は、図1に示す投影露光装置のLSAセン
サを示す構成図である。
【図4】図4は、図1に示す投影露光装置のAF(オー
トフォーカス)センサを示す構成図である。
【図5】図5は、図1に示す投影露光装置の動作を説明
するために用いられる図であり、(a)が平面図、
(b)が同図(a)に対応する波形図である。
【図6】図6は、図1に示す投影露光装置の動作を説明
するフローチャートである。
【図7】図7(a)、(b)共に、図1に示す投影露光
装置の動作を説明するために用いられる説明図である。
【符号の説明】
1 光源 R レチクル W ウエハ 14 主制御系 16 投影光学系 17 Zステージ 18 XYステージ 22 結像特性補正部 23 環境センサー 25 光電検出器 27 オフアクシス・アライメントセンサ 42a オートフォーカスセンサの送光系 42b オートフォーカスセンサの受光系 300 TTL方式のLSAセンサ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上のアライメントマークを複数のマ
    ーク検出系で光電検出し、該マーク検出系の出力に基づ
    いて前記基板のアライメントを行う方法において、 前記複数のマーク検出系の各焦点位置に基づいて、前記
    複数のマーク検出系に共通な単一の焦点位置を決定し;
    該決定された焦点位置に前記基板を配置して、前記複数
    のマーク検出系でそれぞれ前記アライメントマークの位
    置、又は位置ずれを検出することを特徴とするアライメ
    ント方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のマーク検出系はそれぞれ互い
    に異なる対物光学系を介して前記アライメントマークを
    照明し、前記アライメントマークから発生して前記対物
    光学系を通った光を受光することを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のマーク検出系の各焦点位置
    は、前記マーク検出系の周辺環境の変化に応じて逐次修
    正されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記複数のマーク検出系の焦点位置の差
    が所定の基準値より大きくなっているときは、前記複数
    のマーク検出系の各焦点位置に前記基板を配置して前記
    アライメントマークの位置、又は位置ずれを検出するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 基板上のアライメントマークを照明し、
    該アライメントマークから発生する光を光電検出する複
    数のマーク検出系を備え、該複数のマーク検出系の出力
    に基づいて前記基板のアライメントを行う装置におい
    て、 前記複数のマーク検出系の各焦点位置に基づいて、前記
    複数のマーク検出系に共通な単一の焦点位置を算出する
    演算手段と;前記複数のマーク検出系でそれぞれ前記ア
    ライメントマークの位置、又は位置ずれを検出するため
    に、前記算出された焦点位置と前記基板とをほぼ合致さ
    せる設定手段とを備えたことを特徴とするアライメント
    装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のマーク検出系はそれぞれ互い
    に異なる対物光学系を介して前記アライメントマークを
    照明し、前記アライメントマークから発生して前記対物
    光学系を通った光を受光することを特徴とする請求項5
    に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のマーク検出系の周辺環境を検
    出する環境検出装置を更に有し、前記演算手段は、前記
    検出された環境の変化に応じて前記マーク検出系の焦点
    位置を逐次算出することを特徴とする請求項5又は6に
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記設定手段は、前記複数のマーク検出
    系の焦点位置の差が所定の基準値より大きくなっている
    ときは、前記複数のマーク検出系の各焦点位置に前記基
    板を配置することを特徴とする請求項5〜7のいずれか
    に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記基板上の複数の領域の各々をマスク
    上のパターンの像で露光する露光システムと;前記複数
    の領域をそれぞれ前記パターンの像で露光するために、
    前記検出された位置、又は位置ずれに従って前記基板を
    移動し、前記複数の領域を前記パターンの像と位置合わ
    せする移動手段とを更に有することを特徴とする請求項
    5〜8の何れかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記露光システムは、前記マスク上の
    パターンの像を前記基板上に投影する投影光学系を有
    し、前記複数のマーク検出系は、前記投影光学系を介し
    て前記アライメントマークを照明する第1のマーク検出
    系と、前記投影光学系とは別設される対物光学系を介し
    て前記アライメントマークを照明する第2のマーク検出
    系とを含むことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記第2のマーク検出系は、前記対物
    光学系を通して前記アライメントマークを多波長光、又
    は広帯域光で照射する照明系と、前記アライメントマー
    クから発生して前記対物光学系を通る光を受光する撮像
    素子とを含むことを特徴とする請求項10に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 基板上のいくつかのアライメントマー
    クをそれぞれ第1のマーク検出系で光電検出し、該第1
    のマーク検出系の出力に基づいて前記基板のグローバル
    アライメントを行った後、前記基板上の複数の領域内の
    少なくとも3つに付設されるアライメントマークをそれ
    ぞれ前記第1の検出系と異なる第2のマーク検出系で光
    電検出し、該第2のマーク検出系の出力に基づいて前記
    基板を移動して、前記複数の領域の各々をマスク上のパ
    ターンとアライメントする方法であって、 前記第1のマーク検出系で前記アライメントマークを検
    出するのに先立ち、前記基板を前記第2のマーク検出系
    の焦点位置に配置し、該配置された基板上のアライメン
    トマークをそれぞれ前記第1及び第2のマーク検出系で
    光電検出することを特徴とするアライメント方法。
  13. 【請求項13】 基板上のいくつかのアライメントマー
    クをそれぞれ第1のマーク検出系で光電検出し、該第1
    のマーク検出系の出力に基づいて前記基板のグローバル
    アライメントを行った後、前記基板上の複数の領域内の
    少なくとも3つに付設されるアライメントマークをそれ
    ぞれ前記第1の検出系と異なる第2のマーク検出系で光
    電検出し、該第2のマーク検出系の出力に基づいて前記
    基板を移動して、前記複数の領域の各々をマスク上のパ
    ターンとアライメントする方法であって、 前記第1のマーク検出系の焦点位置と前記第2のマーク
    検出系の焦点位置との差が所定の基準値以下であるとき
    は、前記基板を前記第2のマーク検出系の焦点位置に配
    置して前記アライメントマークを光電検出し、前記焦点
    位置の差が前記基準値よりも大きくなっているときは、
    前記第1及び第2のマーク検出系の各焦点位置に前記基
    板を配置して前記アライメントマークを光電検出するこ
    とを特徴とするアライメント方法。
  14. 【請求項14】 マスク上のパターン像を基板上に投影
    する投影光学系と、該投影光学系と異なる第1対物光学
    系を介して前記基板上の複数の領域にそれぞれ付設され
    るアライメントマークを照明し、該アライメントマーク
    からの光を光電検出する第1アライメントセンサとを備
    え、該第1アライメントセンサの出力に基づいて前記基
    板を移動し、前記複数の領域の各々を前記パターンの像
    で露光する装置において、 前記第1対物光学系と異なる第2対物光学系を介して前
    記基板上のいくつかのアライメントマークをそれぞれ照
    明し、該アライメントマークからの光を光電検出する第
    2アライメントセンサと;前記第2アライメントセンサ
    の出力に基づいて前記基板のグローバルアライメントを
    実行するグローバルアライメント手段と;前記第2アラ
    イメントセンサで前記アライメントマークを検出するの
    に先立ち、前記基板と前記第1対物光学系の焦点位置と
    をほぼ合致させる設定手段とを備え、 前記基板と前記
    第1対物光学系の焦点位置とをほぼ合致させたまま、前
    記第1及び第2アライメントセンサで前記基板上のアラ
    イメントマークを検出することを特徴とする露光装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002141277A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Canon Inc 露光装置及び気圧補正方法
US9244342B2 (en) 2009-12-17 2016-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Imprint apparatus and pattern transfer method

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