JP2011145639A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチビームによる主走査方向の画像の書き込みのタイミングを、高解像度の画像に対しても容易に調整出来る画像形成装置を提供する。
【解決手段】表示/設定部50で設定されるタイミングに基づいて第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8より出射されるレーザ光を感光体ドラム10上に照射させ、パターン画像を用紙上に形成する画像形成装置1であって、パターン画像として、第1線画像を主走査方向に離間して2つ配置し、第2線画像を2つの第1線画像の間に配置した組み合わせ画像を副走査方向に複数連続して配置した組み合わせパターン画像を形成するように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、プリンタや複写機等の画像形成装置において、高速化及び高解像度を実現するために、複数のレーザ光源を有する半導体レーザアレイからレーザ光を出射させて複数の走査ラインを同時に走査し、画像の書き込みを行うマルチビーム方式のレーザユニットが利用されている。
ここで、マルチビーム方式のレーザユニットにおいては、各レーザ光源がずれなく配置されることが望まれる。ところが、実際には、製造の過程で各レーザ光源に僅かながらずれが生じてしまうことが往々にしてあるため、当該レーザユニットでは画像の書き出し位置がずれてしまうという問題あった。
そこで、主走査方向に垂直な1ラインの縦線画像を、強制的にずらした複数の遅延時間で同一の用紙上に各々形成し、最も細い直線状に形成される縦線画像の遅延時間を確認し、当該遅延時間を動作値として、主走査方向における画像の書き込みのタイミングを調整する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2005−53000号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像形成装置では、画像の解像度が高まるにつれて、縦線の微細なずれを目視で確認して、何れが最も細い直線状に形成された縦線画像であるかを判断することは容易ではなく、主走査方向における画像の書き込みのタイミング調整が困難であるという問題があった。
そこで、本発明の課題は、マルチビーム方式による主走査方向の画像の書き込みのタイミングを、高解像度の画像に対しても容易に調整出来る画像形成装置を提供する。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、複数のレーザ光源を副走査方向に所定間隔で配置したレーザ光源部と、前記複数のレーザ光源より出射されるレーザ光を主走査方向及び副走査方向に走査して感光体上に照射する照射部と、前記照射部により照射を行う際の、前記複数のレーザ光源のそれぞれより出射されるレーザ光が前記感光体上に照射されるタイミングを設定するためのタイミング設定部と、前記タイミング設定部で設定されたタイミングに基づいて前記レーザ光を前記感光体上に照射させ、前記複数のレーザ光源に含まれる一のレーザ光源より出射されるレーザ光のみを主走査方向に繰り返し走査することで形成される第1線画像と、前記複数のレーザ光源の中で、前記一のレーザ光源より出射されるレーザ光と前記感光体上の主走査方向における照射位置の誤差を最も大きく生じさせる他のレーザ光源より出射されるレーザ光のみを主走査方向に繰り返し走査することで形成される第2線画像と、を前記第2線画像が主走査方向に離間して配置される2つの前記第1線画像の間に配置されるように組み合わせた組み合わせ画像が副走査方向に複数連続して配置された組み合わせパターン画像を用紙上に形成させる制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、画像形成装置において、複数のレーザ光源を副走査方向に所定間隔で配置したレーザ光源部と、前記複数のレーザ光源より出射されるレーザ光を主走査方向及び副走査方向に走査して感光体上に照射する照射部と、前記照射部により照射を行う際の、前記複数のレーザ光源のそれぞれより出射されるレーザ光が前記感光体上に照射されるタイミングを設定するためのタイミング設定部と、前記タイミング設定部で設定されたタイミングに基づいて前記レーザ光を前記感光体上に照射させ、所定の画素数で構成される第1スクリーンパターンを主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列し、前記第1スクリーンパターンを構成する副走査方向の画素数が、前記レーザ光源部に配置されたレーザ光源の個数と素の関係になるように定めた第1スクリーンパターン画像と、前記第1スクリーンパターンを上下反転させた第2スクリーンパターンを主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列した第2スクリーンパターン画像と、を用紙上に形成させる制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、画像形成装置において、複数のレーザ光源を副走査方向に所定間隔で配置したレーザ光源部と、前記複数のレーザ光源より出射されるレーザ光を主走査方向及び副走査方向に走査して感光体上に照射する照射部と、前記照射部により照射を行う際の、前記複数のレーザ光源のそれぞれより出射されるレーザ光が前記感光体上に照射されるタイミングを設定するためのタイミング設定部と、前記タイミング設定部で設定されたタイミングに基づいて前記レーザ光を前記感光体上に照射させ、所定の画素数で構成される第1スクリーンパターンを所定のスクリーン角が形成されるように主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列し、前記第1スクリーンパターンを構成する副走査方向の画素数が、前記レーザ光源部に配置されたレーザ光源の個数と素の関係になるように定めた第3スクリーンパターン画像を用紙上に形成させる制御部と、を備えることを特徴とする。
したがって、本発明は、マルチビーム方式による主走査方向の画像の書き込みのタイミングを、高解像度の画像に対しても容易に調整出来る画像形成装置を提供できる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。 図1の画像形成装置に備わる画像形成部の構成を表す概略図である。 図1の画像形成装置に備わる光源部の構成を表す概略図である。 図1の画像形成装置の制御構造を表すブロック図である。 第1レーザ光源と第8レーザ光源とで各々出射されるレーザ光の書き出し位置のずれが、規定値に調整値を加えた量となった状態を模式的に示した図である。 第1レーザ光源と第8レーザ光源とで各々出射されるレーザ光の主走査方向における書き出し位置のずれの量を、図5に示す量から、(i)−1Dot、(ii)−0.5Dot、(iii)0Dot、(iv)+0.5Dot、(v)+1Dot、だけ変化させた状態を模式的に示す図である。 本発明に係る組み合わせパターン画像の模式図である。 図7のパターン画像を、主走査方向の書き出し位置にずれがある状態で出力した状態を示す図であり、(i)は第1レーザ光源側に遅れがある場合、(ii)は第8レーザ光源側に遅れがある場合を示す。 本発明に係るスクリーンパターン画像の模式図であり、(i)は第1スクリーンパターン画像を、(ii)は第2スクリーンパターン画像を、それぞれ示す。 本発明に係るスクリーンパターン画像を、主走査方向の書き出し位置にずれがある状態で出力した場合の模式図であり、(i)は第1スクリーンパターン画像を、(ii)は第2スクリーンパターン画像を、それぞれ示す。 ある調整値の下、用紙上にパターン画像を出力した状態を説明する図であり、(i)は、第1スクリーン画像及び第2スクリーン画像に均等にモアレが表れ、組み合わせパターン画像に隙間線が形成されていない状態を、(ii)は、第1スクリーン画像に強いモアレが表れ、第1線画像の左側に隙間線が形成された状態を、(iii)は、第2スクリーン画像に強いモアレが表れ、第2線画像の左側に隙間線が形成された状態を、それぞれ示す。 本発明にかかるパターン画像を用紙上に出力した状態を模式的に示す図である。 本発明にかかる調整画面の模式図である。 本発明にかかる画像形成装置によるパターン画像の出力処理を説明するためのフローチャートである。 図12のパターン画像を用紙上に出力した状態を、指定色パターンで表した場合を示す模式図である。 本発明にかかる画像形成装置による切換え処理を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る別のスクリーンパターン画像の模式図であり、(i)は第3スクリーンパターン画像を、(ii)は第4スクリーンパターン画像を、それぞれ示す。 第1レーザ光源〜第8レーザ光源による主走査方向の書き出し位置にずれが生じている状態で、網点が左右対称形状である場合と左右対称形状でない場合とで形成される画像を示す図である。 図17のスクリーンパターン画像の別の模式図であり、(i)は第3スクリーンパターン画像を、(ii)は第4スクリーンパターン画像を、それぞれ示す。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
「実施形態1」
本実施形態1に係る画像形成装置1は、例えば、カラー複写機やプリンタ等として用いられ、図1に示すように、複数の各色画像形成部2A〜2Dと、中間転写ベルト3と、検出部4と、転写ローラ5と、定着部6と、等を備えて構成されている。ここで、本実施形態における符号の末尾に付されるA〜Dは、Aがシアン色(C)、Bがマゼンタ色(M)、Cがイエロー色(Y)、Dがブラック色(K)、のように色毎の構成を説明するために添えた記号である。以下、符号にA〜Dが添えられていない場合は、各色で同一の構成を備えていることを意図し、各色何れかの色を代表して説明しているものとする。
画像形成部2A〜2Dは、図1に示すように、中間転写ベルト3に沿って色毎に所定間隔を空けて設置される。そして、画像形成部2A〜2Dは、現像された色毎のトナー像を各々中間転写ベルト3に転写して用紙P上に画像を形成する。
画像形成部2は、図2に示すように、感光体ドラム10と、帯電部11と、レーザユニット12と、現像部13と、クリーナ14と、除電部15と、を含んで構成される。
感光体ドラム10は、レーザ光源部20より照射されるレーザ光によりトナー像を形成して、中間転写ベルト3上に形成したトナー像を転写させる。また、感光体ドラム10は、図1〜図3の矢印で示す方向(副走査方向)に回転可能に構成される。
帯電部11は、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる。
現像部13は、感光体ドラム10上にレーザユニット12によって形成される潜像にトナーを付着してトナー像を形成する。
クリーナ14は、現像部13により付着され、感光体ドラム10の周面上に残存したトナーを除去する。
除電部15は、帯電部11により帯電された感光体ドラム10の表面を除電する。
中間転写ベルト3は、画像担持手段としての無端状のベルトであり、各画像形成部2A〜2Dの感光体ドラム10A〜10D上に現像されたトナー像を転写する。
検出部4は、光センサ等により構成される。検出部4は、中間転写ベルト3上に形成された位置ずれ検知用のテストパターンを検出することが可能な位置に配設され、検出したテストパターンの検出信号を後述する制御部30へ出力する。なお、設置される検出部4の数は適宜決められる。
転写ローラ5は、中間転写ベルト3を用紙Pとともに挿通させる。そして、転写ローラ5は、感光体ドラム10A〜10Dから中間転写ベルト3に転写されたトナー像を用紙Pに押圧して転写されるようになっている。
定着部6は、転写ローラ5の記録紙搬送方向下流側に設けられる。定着部6は、加熱ローラ61や加圧ローラ62等で構成される。そして、加熱ローラ61や加圧ローラ62は、当該加熱ローラ61や加圧ローラ62間に搬送された用紙に対して、加熱及びニップ圧による加圧を行うことにより、トナー像を用紙上に定着する。そして、トナー像が定着した用紙は、定着部6の下流側に配置される排紙ローラ(図示省略)等により搬送されてトレイ(図示省略)に排紙される。
レーザユニット12は、複数のレーザ光を照射して感光体ドラム10に主走査方向に並んだ複数の走査ラインを同時に走査して書き込みを行うマルチビーム方式のユニットである。レーザユニット12は、図3に示すように、レーザ光源部20と、コリメータレンズ21と、スリット22と、シリンドリカルレンズ23と、ポリゴンミラー24と、fθレンズ25と、シリンドリカルレンズ26と、ミラー27と、受光センサ28と、を含んで構成される。
レーザ光源部20は、各々レーザ光を出射する第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8を備えたレーザアレイである。第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8は主走査方向に直交する副走査方向に対して角度θをなす直線上で、副走査方向の間隔が各々等しくなるように傾斜配置される。当該傾斜配置によって、第1レーザ光源LD1と第8レーザ光源LD8とでは、主走査方向にP(Dot)分のレーザ光の出射位置のずれが規定値として存在することとなる。この規定値Pは、製造の過程で発生する各レーザ光源の主走査方向の書き出し位置のずれを補正するために予め設定された数値である。
コリメータレンズ21は、レーザ光源部20より出射されたレーザ光を平行光束化する。
スリット22は、コリメータレンズ21から射出された8つのビームの透過を制限して、感光体ドラム10上にビームスポットを整形する。
シリンドリカルレンズ23は、スリット22を透過したレーザ光を感光体ドラム10上に結像する。
ポリゴンミラー24は、側面が鏡面からなる多角柱である。ポリゴンミラー24は、図示しないモータにより図3の矢印方向に回転可能に構成される。そのため、ポリゴンミラー24は、シリンドリカルレンズ23を透過したレーザ光を回転位置に応じた向きに反射して偏向させるので、主走査方向への走査露光が可能となる。また、ポリゴンミラー24にて反射したレーザ光の一部は、ミラー27に向けて出射される。
fθレンズ25は、ポリゴンミラー24でのレーザ光の反射位置の相違に起因する、ポリゴンミラー24から感光体ドラム10表面までの距離の相違を補正し、主走査速度への影響を相殺するレンズである。
シリンドリカルレンズ26は、fθレンズ25を透過したレーザ光を感光ドラム10の表面に結像させる。そして、感光体ドラム10上に結像された8つのレーザビームは、図3に示された走査ラインS1〜S8上に沿って走査される。なお、感光体ドラム10は、図3の矢印の方向に回転可能に構成されているので、回転量に応じて、シリンドリカルレンズ26より照射されるレーザ光を副走査方向に走査させることが可能となる。
ミラー27は、ポリゴンミラー24より入射したレーザ光を、受光センサ28に向けて反射させる。
受光センサ28は、ミラー27にて反射されたレーザ光を受光するセンサである。そして、受光センサ28は、第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8の中で、同期クロック生成時に基準となる何れかのレーザ光源からの光量を検出するように構成される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の制御構造について、図4のブロック図を用いて説明する。
画像形成装置1の制御構造は、図4に示すように、制御部30と、表示/設定部50と、を含んで構成される。
制御部30は、CPUやRAM等からなる中央制御部31と、不揮発性メモリ等からなる記憶部32と、各画像形成部2A〜2Dのレーザユニット12A〜12Dに対応して設けられる各部制御部33A〜33Dと、各レーザユニット12A〜12Dの第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8を駆動するLD1駆動制御部34A〜34D,・・・,LD8駆動制御部41A〜41Dと、クロック生成部42A〜42Dと、時間を計時する計時部60と、等を備えて構成される。
中央制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Randam Access Memory)等から構成される。そして、中央制御部31は、CPUが記憶部32に記憶された各種プログラムを読み出してRAMに展開し、その展開した各種プログラムを実行することで、画像形成装置1の動作全般を統括制御する。具体的には、中央制御部31は、後述の記憶部32に記憶されたパターン画像や各色の調整値Xをそれぞれ各部制御部33A〜33Dに対して送信し、クロック生成部42A〜42Dで生成される同期クロックに基づいて、画像形成部2A〜2Dにより当該パターン画像を用紙P上に形成する制御を行う。また、中央制御部31は、各色に設けられるポリゴンミラー24の回転速度制御又は画像クロックの調整制御が可能に構成されており、上記パターン画像を含む画像を主走査方向に所定の倍率に拡張した状態で用紙P上に形成することが出来る。
各部制御部33A〜33Dは、それぞれ、画像信号制御部43A〜43Dと、LD駆動制御部44A〜44Dと、を備える。
画像信号制御部43A〜43Dは、中央制御部31から送信されてきたパターン画像データに基づいて第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8のON/OFF制御を行うための駆動信号を形成する。
LD駆動制御部44A〜44Dは、クロック生成部42A〜42Dに同期クロックを生成させてレーザ光の主走査方向に対する書き出し位置を制御する。さらに、LD駆動制御部44A〜44Dは、複数のレーザユニット12A〜12D間で副走査方向に対する書き出し位置を統一させるように、複数のレーザユニット12A〜12Dの第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8からの、レーザ光による書き出しのタイミング制御を行う。
そして、LD駆動制御部44A〜44Dは、クロック生成部42A〜42Dがそれぞれ生成したクロックに基づいて8つのレーザ光の書き出し位置を決定し、同期クロックに同期させて画像信号制御部43A〜43Dが形成した駆動信号をLD1駆動制御部34A〜34D,・・・,LD8駆動制御部41A〜41Dに振り分けて送信する。
クロック生成部42A〜42Dは、LD駆動制御部44A〜44Dからの命令にしたがって、レーザ光源部20に配置された第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8より出射されるレーザ光を感光体ドラム10A〜10Dに照射するタイミングを変更するための同期クロックを、受光センサ28A〜28Dにて受光するレーザ光源を基準として生成する。
具体的には、クロック生成部42A〜42Dは、図5に示すように、第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8より各々出射されるレーザ光の書き出し位置が直線U上に一致するように、第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8各々に対する同期クロックを生成する。
ここで、直線Uは、第1レーザ光源LD1と第8レーザ光源LD8とで各々出射されるレーザ光の主走査方向における書き出し位置のずれが、規定値P(Dot)に調整値X(0.1Dot)を加えたP+0.1X(Dot)となるように、副走査方向より所定角傾斜した直線である。そして、調整値Xは、後述の表示/設定部50にて各色ごとにユーザに入力設定される数値である。
つまり、レーザ光源部20は、クロック生成部42A〜42Dにて生成される同期クロックに基づいて、規定値Pからユーザの設定する調整値Xだけさらに主走査方向の書き出し位置が強制的にずれた状態で、複数のレーザ光を走査することとなる。そのため、ユーザは、調整値Xの選択次第で、製造の過程で発生する各レーザ光源の主走査方向の書き出し位置のずれを補正することが可能となる。
また、クロック生成部42A〜42Dは、画像形成部2A〜2Dにより後述の組み合わせパターン画像100及びスクリーンパターン画像150の画像を形成する場合、図6の(i)〜(v)に示すように、上記P+0.1X(Dot)の書き出し位置のずれを生じさせる同期クロック(以下、第3クロック)のみならず、P+0.1X−1(以下、第1クロック),P+0.1X−0.5(以下、第2クロック),P+0.1X+0.5(以下、第4クロック),P+0.1X+1(以下、第5クロック),の書き出し位置のずれを生じさせる同期クロックも生成する。そして、画像形成部2A〜2Dは、当該組み合わせパターン画像100及びスクリーンパターン画像150を用紙Pに出力する際、図12に示すように、生成される第1〜第5クロックに基づくパターン画像を順々に出力する。ここで、図12における第1ブロック〜第5ブロックの画像は、それぞれ、第1クロック〜第5クロックに基づいて形成されるパターン画像である。
記憶部32は、中央制御部31のCPUの実行に係る各種プログラムや、パターン画像としての組み合わせパターン画像100及びスクリーンパターン画像150を記憶する不揮発性メモリである。また、記憶部32は、表示/設定部50にて設定される調整値Xを各色ごとに記憶する。
組み合わせパターン画像100は、図7に示すように、第1線画像101を主走査方向に離間して2つ配置し、第2線画像102を第1線画像101の間に配置した組み合わせ画像103を、副走査方向に複数連続して配置した画像である。
ここで、第1線画像101は、レーザ光源部20に配置される複数のレーザ光源の中で、第1レーザ光源LD1のみからレーザ光を出射させた状態で、主走査方向に繰り返し走査することで連続的に形成されるレーザスポットが、主走査方向に沿った直線状に形成される画像である。一方、第2線画像102は、第8レーザ光源LD8のみからレーザ光を出射させた状態で、主走査方向に繰り返し走査することで連続的に形成されるレーザスポットが、主走査方向に沿った直線状に形成される画像である。ここで、第8レーザ光源LD8は、レーザ光源部20に配置される複数のレーザ光源の中で、第1レーザ光源LD1より副走査方向に最も離れた位置にある。そのため、第8レーザ光源LD8より出射されるレーザ光と、第1レーザ光源LD1より出射されるレーザ光とでは、感光体ドラム10上の主走査方向における照射位置の誤差を最も大きく生じさせる(主走査方向の書き出し位置のずれが最も顕著にあらわれ易い)と考えられる。
そのため、図8(i)に示す第1レーザ光源LD1が第8レーザ光源LD8に対してレーザ光の照射のタイミングに遅れがある場合や、図8(ii)に示す第8レーザ光源LD8が第1レーザ光源LD1に対してレーザ光の照射のタイミングに遅れがある場合等では、第1レーザ光源LD1と第8レーザ光源LD8との主走査方向の書き出し位置のずれにより、第1線画像101の直線と第2線画像102の直線との境界部分に隙間104(及び重なり105)が形成される。
したがって、組み合わせ画像103を副走査方向に複数連続して用紙Pに出力することで、ユーザは、図11(ii)(iii)に示すような、隙間104が副走査方向に連続的に形成された隙間線106を観測できる。つまり、ユーザは、当該隙間線106を打ち消すように調整値Xを調整することで、主走査方向の書き出し位置のずれを補正することができる。
スクリーンパターン画像150は、図9(i)に示す第1スクリーンパターン画像160と、図9(ii)に示す第2スクリーンパターン画像170と、を含む。ここで、図9における黒色の矩形は黒画素を、白色の矩形は白画素をそれぞれ示す。また、図9の中括弧は、レーザ光源部20に配置されたレーザ光源の個数(レーザ光源部20が同時に副走査方向を走査する周期)を表している。
第1スクリーンパターン画像160は、第1スクリーンパターン161を主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列した画像である。第1スクリーンパターン161は、一定領域に複数の黒画素による略矩形状の打点箇所からなる網点が形成された画像である。そして、レーザ光源部20に配置された複数のレーザ光源について、主走査方向における書き出し位置のずれがある状態で、上記第1スクリーンパターン画像160を用紙Pに出力すると、図10(i)に示すように、元の第1スクリーンパターン画像160の黒画素の打点箇所に対応する位置が主走査方向にずれた状態で出力される。ここで、第1スクリーンパターン161の副走査方向の画素数は、図9(i)に示すように、レーザ光源部20に配置されたレーザ光源の個数8と素の関係にある7と設定されている。そのため、レーザ光源部20の副走査方向を走査する周期と第1スクリーンパターン161の副走査方向の画素数との相違に起因して、図10(i)の領域165で示されるように、他の隣接した黒画素から突出した孤立点165aが形成される。当該孤立点165aは、電子写真のプロセス上、画像形成がされにくい箇所である。したがって、領域165は、他の領域166等と比較して画像形成時における見かけ上の面積の相違が生じ、モアレが発生し易くなる。また、レーザ光源の個数と素の関係にある数を画素数と定めておくと、レーザ光源の個数と公約数を備える数を画素数と定めた場合に比べて、レーザ光源の個数との最小公倍数が大きくなる。したがって、第1スクリーンパターン画像160におけるモアレの発生する周期が拡張されるため、ユーザは、用紙Pに第1スクリーンパターン画像160を出力した際のモアレの観測が容易になる。
第2スクリーンパターン画像170は、第1スクリーンパターン161を上下方向に反転させた第2スクリーンパターン171を主走査方向及び副走査方向に繰り返し配置した画像である。そして、第1スクリーンパターン画像160と同様に、レーザ光源部20に配置された複数のレーザ光源について、主走査方向における書き出し位置のずれがある状態で、上記第2スクリーンパターン画像170を用紙Pに出力したものを図10(ii)に示す。この場合、例えば、図10(ii)の領域175で示されるように、他の隣接した黒画素から突出した孤立点175aが形成されると、モアレが発生し易くなる。
つまり、第1スクリーンパターン画像160のみならず、第2スクリーンパターン画像170を用紙P上に出力することで、ユーザは、第1レーザ光源LD1側と第8レーザ光源LD8側とのどちら側にレーザ光の照射のタイミングに遅れが発生しているかを判断することが可能となる。
計時部60は、時間の計時処理を行う。計時部60は、所定の信号として当該計時した時間を中央制御部31に出力する。
そして、中央制御部31は、計時部60で計時される時間に基づいて、図12に示す第1〜第5ブロック各々に画像の形成を開始する第1タイマー値に達したか否か、及び画像の形成を停止する第2タイマー値に達したか否かを判断する。つまり、中央制御部31は、第1タイマー値に達するまで用紙Pの搬送機構(図示省略)を介して用紙Pを各ブロックの上端位置まで搬送する制御を行い、用紙Pの各ブロック間に空白部分を形成させる。さらに、第1タイマー値に達した時点から第2タイマー値に達するまで、各ブロックに応じた同期クロック(第1〜第5クロック)で、画像形成部2A〜2Dにパターン画像の画像形成を実行させる制御を行うことで、各ブロックにパターン画像を出力させる。
表示/設定部50は、LCD(Liquid Crystal Display)と、LCDを覆うように設けられたタッチパネルと、その他の操作キー群と、を備えて構成される。表示/設定部50は、中央制御部31から入力される表示信号に従って、LCD上に所定の画面を表示する。そして、表示/設定部50は、当該表示した画面に従ってユーザがタッチパネル又は操作キー群を操作すると、操作内容に応じた信号を中央制御部31へ出力するように構成されている。
ここで、表示/設定部50にて表示される画面としては、図13に示す調整画面200等がある。この調整画面200には、現在値表示欄201A〜201Dに各色の調整値Xの現在値が表示される。そして、ユーザは設定値入力欄202を介して、当該各色の調整値Xを各々所望する値に設定することができる。さらに、表示/設定部50は、調整画面200を介してユーザに調整値Xが設定されると、設定された調整値Xに基づくパターン画像の出力(印刷)を開始させる開始ボタンを備えた画面(図示省略)を表示する。
なお、設定された調整値Xは、中央制御部31を介して記憶部32に記憶される。
次に、表示/設定部50を介してユーザの設定したある調整値Xの下で、クロック生成部42A〜42Dにより生成される同期クロックに基づいて、画像形成部2が、パターン画像を用紙P上に出力した場合の、ユーザが主走査方向の書き出し位置のずれを補正するための手順について、図11及び図12に基づいて説明する。
ここで、第3クロックに基づいて用紙Pに出力されたパターン画像が、図11(i)〜(iii)の何れかであったものとする。そして、図12の第3ブロックに示す画像が、図11(i)〜(iii)に示す画像の何れかに相当するものとする。さらに、図12における、第1ブロック,第2ブロック,第4ブロック,第5ブロックの画像は、それぞれ、上記第3クロックとともに生成される、第1クロック,第2クロック,第4クロック,第5クロックに基づいて、用紙Pに出力されるパターン画像である。また、図12において、各列がC,M,Y,Dで区切られているのは、第1ブロック〜第5ブロックの各画像について、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イエロー色(Y)、ブラック色(K)の各色ごとの画像が形成されていることを表している。なお、図11に示す第1スクリーンパターン画像160及び第2スクリーンパターン画像170において、矩形内の斜線が濃密な画像はモアレが強く表れている画像を、矩形内の斜線が希薄な画像はモアレが弱く表れている画像を、それぞれ便宜的に表現しているものとする。
まず、図11(i)に示すように、第1スクリーンパターン画像160及び第2スクリーンパターン画像170の双方にモアレが均等な強さで表れており、組み合わせパターン画像100に隙間線106が形成されていないような場合、図11(i)を出力した際の調整値Xにて書き出し位置のずれは補正されていると考えられる。
次いで、図11(ii)に示すように、第1スクリーンパターン画像160の方に強いモアレが観測され、第2線画像102の右側に隙間線106が観測される場合、第1レーザ光源LD1側に書き出し位置の遅れがあると予測されるので、調整値Xをより小さな値に変更する。そして、変更後の調整値Xに基づくパターン画像を用紙P上に再度出力した場合に、図11(i)に示すような画像が観測できれば、書き出し位置のずれは補正されていると考えられる。
ここで、調整値Xの変更量は、第4クロック,第5クロックに基づいて出力される組み合わせパターン画像100及びスクリーンパターン画像150(図12に示す第4ブロック及び第5ブロックの画像)を観測して設定すればよい。図6(iv)(v)に示すように、第4クロック,第5クロックは、第1レーザ光源LD1側の書き出し位置の遅れを第3クロックよりも強調した同期クロックであるため、ユーザは、図11(ii)で観測できる傾向を、第4ブロック及び第5ブロックの画像でより顕著に視認できるからである。
次いで、図11(iii)に示すように、第2スクリーンパターン画像170の方に強いモアレが観測され、第2線画像102の左側に隙間線106が観測される場合、第8レーザ光源LD8側に書き出し位置の遅れがあると予測されるので、調整値Xをより大きな値に変更する。そして、変更後の調整値Xに基づくパターン画像を用紙P上に再度出力した場合に、図11(i)に示すような画像が観測できれば、書き出し位置のずれは補正されていると考えられる。
ここで、調整値Xの変更量は、第1クロック,第2クロックに基づいて出力される組み合わせパターン画像100及びスクリーンパターン画像150(図12に示す第1ブロック及び第2ブロックの画像)を観測して設定すればよい。図6(i)(ii)に示すように、第1クロック,第2クロックは、第8レーザ光源LD8側の書き出し位置の遅れを第3クロックよりも強調した同期クロックであるため、ユーザは、図11(iii)で観測できる傾向を、第1ブロック及び第2ブロックの画像でより顕著に観測できるからである。
なお、上記調整は、隙間線106の左右位置の判別、又はモアレが強く観測されるスクリーンパターン画像の選択、の何れかによって行われる。そのため、画像形成装置1を、組み合わせパターン画像100又はスクリーンパターン画像150の何れか一方のみを用紙P上に出力するように構成し、ユーザは出力される一方のパターン画像を観察して調整を行うことも可能である。但し、図11(i)〜(iii)に示すように、双方のパターン画像を出力できるように構成した場合、ユーザは観察が容易なパターン画像を適宜に選択して調整することができる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1によるパターン画像の出力処理について図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザが表示/設定部50のタッチパネルや操作キー群を操作して、調整画面200の呼び出し操作を行うと、中央制御部31は表示/設定部50のLCD上に調整画面200を表示する(ステップS101)。
次いで、中央制御部31は、ユーザにより調整値Xを設定されたか否かを判断し(ステップS102)。そして、中央制御部31は、調整値Xを設定されていないと判断した場合、入力されるまで待機する(ステップS102;No)。一方で、中央制御部31は、調整値Xを設定されたと判断した場合(ステップS102;Yes)、当該設定された調整値Xを記憶部32に記憶する(ステップS103)。
次いで、中央制御部31は、表示/設定部50を介してユーザによりパターン画像の出力開始指示がなされたか否かを判断する(ステップS104)。そして、中央制御部31は、出力開始指示がなされていないと判断する場合(ステップS104;No)、出力開始指示がなされるまで待機する。
一方で、中央制御部31は、出力開始指示がなされたと判断する場合(ステップS104;Yes)、記憶部32に記憶された組み合わせパターン画像100及びスクリーンパターン画像150,調整値Xを各部制御部33A〜33Dに送信し、クロック生成部42A〜42Dに第1ブロックの画像を出力するための第1クロックを生成させる(ステップS105)。
次いで、中央制御部31は、計時部60を介して時間の計時を開始し用紙Pを搬送させる(ステップS106)。そして、中央制御部31は、計時した時間が第1タイマー値に達したか否かを判断し(ステップS107)、達していないと判断する場合(ステップS107;No)、引き続き用紙Pを搬送させる。一方で、中央制御部31は、第1タイマー値に達したと判断する場合(ステップS107;Yes)、クロック生成部42A〜42Dで現在生成された同期クロックに基づいて、用紙P上にパターン画像の出力を行う(ステップS108)。なお、この際、中央制御部31が、ポリゴンミラー24の回転速度又は画像クロックの調整制御を行うことにより、上記パターン画像を主走査方向に所定の倍率に拡張した状態で出力させることができる。
次いで、中央制御部31は、計時した時間が第2タイマー値に達したか否かを判断し(ステップS109)、達していないと判断する場合(ステップS109;No)、ステップS108以降の処理を繰り返す。一方で、中央制御部31は、第2タイマー値に達したと判断した場合(ステップS109;Yes)、パターン画像の出力を停止する(ステップS110)。
次いで、中央制御部31は、最後のブロック(第5ブロック)までパターン画像の出力が終了したか否かを判断する(ステップS111)。そして、中央制御部31は、最後のブロックまでパターン画像の出力が終了していないと判断する場合(ステップS111;No)、クロック生成部42A〜42Dに次のブロックの画像を出力するための同期クロックを生成させ(ステップS112)、ステップS106以降の処理を繰り返す。
一方で、中央制御部31は、最後のブロックまでパターン画像の出力が終了したと判断する場合(ステップS111;Yes)、用紙Pを排紙させる(ステップS113)。
次いで、中央制御部31は、表示/設定部50を介してステップS112で排紙された用紙Pを観察したユーザに、書き出し位置のずれの調整が完了したか否かを選択させる(ステップS114)。そして、中央制御部31は、ユーザに調整が完了していないと選択された場合(ステップS114;No)、ステップS101以降の処理を繰り返す。
一方で、中央制御部31は、ユーザに調整が完了したと選択された場合(ステップS114;Yes)、同期クロックを第3クロックに設定し(ステップS115)、本処理以降、第3クロックに基づく画像形成を実行させるように制御する。
以上により、本実施形態に係る画像形成装置1によると、ユーザは、用紙Pに出力される組み合わせパターン画像100に隙間線106が形成されているかを確認することにより、レーザ光源部20に配置されたレーザ光源の主走査方向の書き出し位置にずれがあるか否かを容易に把握することができる。つまり、隙間線106の有無を確認するだけでよいため、高解像度の画像に対しても容易に書き出し位置のずれを観察できる。また、ユーザは、隙間線106の存在を確認した場合、表示/設定部50により調整値Xを再度設定して、組み合わせパターン画像100に隙間線106が形成されないように調整するだけで画像の書き込みのタイミングを容易に調整できる。そのため、主走査方向に垂直な複数の縦線画像から最も細い直線状に形成される縦線画像を目視で特定するような場合に比べて、上記のように調整を行う方が遥かに容易である。
したがって、画像形成装置1は、マルチビームによる主走査方向の画像の書き込みのタイミングを、高解像度の画像に対しても容易に調整出来る画像形成装置といえる。
また、画像形成装置1によると、ユーザは、用紙Pに出力される第1スクリーンパターン画像160及び第2スクリーンパターン画像170のどちらかの画像にモアレが強く表れているかを観察することにより、レーザ光源部20に配置されたレーザ光源の主走査方向の書き出し位置にずれがあるか否かを把握することができる。そして、第1スクリーンパターン画像160及び第2スクリーンパターン画像170を構成する第1スクリーンパターン161及び第2スクリーンパターン171の副走査方向の画素数は、レーザ光源の個数8と素の関係にある7と設定されているため、モアレの発生する周期が拡張され、ユーザは高解像度の画像に対しても容易にモアレを観測することができる。また、ユーザは、第1スクリーンパターン画像160及び第2スクリーンパターン画像170のどちらの画像にモアレが強く表れているかを観察した場合、表示/設定部50により調整値Xを再度設定して、第1スクリーンパターン画像160及び第2スクリーンパターン画像170の双方に均等にモアレが観測されるように調整するだけで画像の書き込みのタイミングを容易に調整できる。
また、画像形成装置1では、パターン画像として、組み合わせパターン画像100又はスクリーンパターン画像150の何れか一方のみを用紙P上に出力して調整を行うことも可能であるが、双方のパターン画像を出力できるように構成されているため、ユーザは観察が容易なパターン画像を適宜に選択して調整することができるので、一層調整が容易になる。
また、画像形成装置1によると、中央制御部31がポリゴンミラー24の回転速度制御又は画像クロックの調整制御を行うことにより、パターン画像を含む画像を主走査方向に所定の倍率に拡張した状態で用紙Pに出力させることができる。そのため、ユーザは、パターン画像における隙間線106やモアレの観測を一層容易に行うことができる。
また、画像形成装置1によると、パターン画像を形成する際に、図12に示すように、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イエロー色(Y)、ブラック色(K)の各色ごとの画像を一枚の用紙P上に形成できるので、各色ごとにパターン画像を別個の用紙に形成する手間が軽減されるとともに、上記画像の書き込みのタイミングの調整を全ての色について同時に行うことができるので、迅速に当該調整を行うことが可能となる。
「変形例1」
上記実施形態1において、中央制御部31は、パターン画像を形成する際に、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イエロー色(Y)、ブラック色(K)の各色ごとの画像を一枚の用紙P上に形成するように構成したが、本変形例1のように、上記各色ごとの画像を形成する各色パターンと、当該画像形成装置1の用途に応じて上記各色より1又は複数の色を指定し、当該指定した色でパターン画像を用紙P上に形成する指定色パターンと、を切換えられるように構成してもよい。
具体的には、例えば、ユーザが画像形成装置1の主たる用途を電子写真の画像形成とするような場合、当該電子写真の性質上、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、ブラック色(K)で形成したパターン画像であればモアレの視認が可能であるが、イエロー色(Y)ではモアレの視認が困難である(モアレが目立たない)。そのため、このような場合は、モアレの視認が可能な色のみでパターン画像を用紙P上に形成すれば足りる。
そこで、画像形成装置1の用途(例えば、用紙Pの紙種や斤量,形成する画像の種類,などの用途を特定するための各種条件)と、当該用途に応じて上記各色の中でパターン画像を用紙P上に形成させる1又は複数の色と、を対応付けて予め記憶部32に記憶しておく。そして、中央制御部31は、記憶部32より上記1又は複数の色を抽出(指定)し、当該指定した色でパターン画像を用紙P上に形成することで図15に示すような指定色パターンが実現される。なお、図15における「指定色1」、「指定色2」が上記指定した色を表す。
次に、各色パターンと指定色パターンとを切換える切換え処理について、図16のフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザが表示/設定部50のタッチパネルや操作キー群を操作して、各色パターンと指定色パターンとの何れかのパターンを選択する(ステップS11)。
次いで、中央制御部31は、ステップS11にて選択されたパターンが各色パターンであるか否かを判断する(ステップS12)。
そして、中央制御部31は、ステップS12にて各色パターンが選択されたと判断する場合(ステップS12;Yes)、所定のフラグ値を1に設定して各色パターンへの切換設定を行い(ステップS13)、本処理を終了する。一方で、中央制御部31は、指定色パターンが選択されたと判断する場合(ステップS12;No)、上記フラグ値を0に設定して指定色パターンへの切換設定を行い(ステップS14)、本処理を終了する。
次に、中央制御部31は、上記設定されたフラグ値に基づいて図14に示すパターン画像の出力処理を実行する。この際、中央制御部31は、ステップS108において、用紙P上にパターン画像の出力を行う上で、ステップS13及びステップS14にて設定されたフラグ値を参照する。そして、中央制御部31は、フラグ値が1の場合、図12に示すような各色パターンを実現させる。一方で、中央制御部31は、フラグ値が0の場合、図15に示すように、記憶部32より指定した色のみのパターン画像を用紙P上に形成することで、指定色パターンを実現させる。
以上により、本変形によると、画像形成装置1の用途に応じて各色より1又は複数の色を指定し、当該指定した色でパターン画像を用紙P上に形成することができるので、モアレが目立つ色のみについて、画像の書き込みのタイミングの調整を適切に行うことができる。また、中央制御部31は、各色パターンと指定色パターンとをユーザの選択に基づいて切換えることができるので、ユーザは自己の調整のし易さに応じて適宜のパターンを選択することができる。
「実施形態2」
次に、実施形態2に係る画像形成装置1aについて、図17及び図18を用いて説明する。
画像形成装置1aにおいて、記憶部32は、スクリーンパターン画像150に替えてスクリーンパターン画像250を記憶しており、中央制御部31は、当該スクリーンパターン画像250の画像を用紙P上に形成する。
以下の画像形成装置1aの説明において、実施形態1に係る画像形成装置1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
スクリーンパターン画像250は、図17(i)に示す第3スクリーンパターン画像260と、図17(ii)に示す第4スクリーンパターン画像270と、を含む。ここで、図17における黒色の矩形は黒画素を、白色の矩形は白画素をそれぞれ示す。また、図9の中括弧は、レーザ光源部20に配置されたレーザ光源の個数(レーザ光源部20が同時に副走査方向を走査する周期)を表している。
第3スクリーンパターン画像260は、図17(i)に示すように、一定領域に複数の黒画素による略矩形状の打点箇所(網点263)が形成された第1スクリーンパターン261を、スクリーン角が+α(>0)となるように主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列した画像である。なお、第1スクリーンパターン261は、第1スクリーンパターン161と同様に、副走査方向の画素数が、レーザ光源部20に配置されたレーザ光源の個数8と素の関係にある7であり、モアレが発生し易く且つ当該モアレの観測が容易となるように設定されている。
ここで、スクリーン角とは、スクリーン線と主走査方向に平行な線とのなす角度である。そのため、主走査方向に隣接する第1スクリーンパターン261同士では、+αのスクリーン角によって、副走査方向に数画素分(図17(i)では1画素)ずれた状態で配置されることとなるので、ハーフトーンパターン262が非直交形状(平行四辺形状)を有する。
一方で、第4スクリーンパターン画像270は、図17(ii)に示すように、第1スクリーンパターン261を、第3スクリーンパターン画像260のスクリーン角(+α)と反対称なスクリーン角(−α)が形成されるように主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列した画像である。そのため、主走査方向に隣接する第1スクリーンパターン261同士では、−αのスクリーン角によって、副走査方向(図17(i)に示す第1スクリーンパターン261同士と逆方向)に数画素分ずれた状態で配置されることとなるので、ハーフトーンパターン272は、ハーフトーンパターン262と反対称な非直交形状(平行四辺形状)を有する。
そして、中央制御部31が、上記のようなハーフトーンパターン262,272が非直交形状を有するように形成されたスクリーンパターン画像250を用紙P上に形成させた場合、図11の矩形内の斜線で示すような、主走査方向よりスクリーン角α分傾斜した方向の縞状のモアレが用紙P上に励起される。そのため、ユーザは図12に示される用紙Pに基づいて書き出し位置のずれを補正する際に、当該書き出し位置のずれに起因したスクリーンパターン画像250に係る傾斜した方向の縞状のモアレと、当該モアレ以外の画像形成装置1の各部構成(例えば、ローラ)によって形成される主走査方向や副走査方向に平行な縞状のモアレと、を区別して視認することができる。
ところで、第1スクリーンパターン261に含まれる網点263(及び実施形態1に係る第1スクリーンパターン161に含まれる網点)は、中央制御部31により画像形成を行った際に書き出し位置のずれが視認し易いように左右対称形状をなしていることが望ましい。ここで、図18(i)〜(v)において、第1レーザ光源LD1〜第8レーザ光源LD8による主走査方向の書き出し位置を示すLD1a〜LD8aにずれが生じている状態で、網点が左右対称形状である場合と左右対称形状でない場合とで形成される画像を図示する。
まず、網点が左右対称形状でない「左右非対称形状1」である場合、図18(i)に示すように、第1レーザ光源側に遅れがある(LD1aが右方へずれた位置にある)にもかかわらず、用紙P上に形成された網点では当該第1レーザ光源側の遅れが確認出来なくなっている。さらに、網点が左右対称形状でない「左右非対称形状2」である場合も同様に、図18(v)に示すように、第8レーザ光源側に遅れがある(LD8aが右方へずれた位置にある)にもかかわらず、用紙P上に形成された網点では当該第8レーザ光源側の遅れが確認出来なくなっている。
一方で、図18(i)〜(v)より把握されるように、網点が左右対称形状である場合、当該網点を用紙P上に形成すると、書き出し位置のずれに応じた形状の網点が出力される。
このため、網点を左右対称形状にすることで、画像形成を行った際の書き出し位置のずれが視認し易くなることがわかる。
以上により、本実施形態2に係る画像形成装置1aによると、実施形態1に係る画像形成装置1と同様の効果が得られることは勿論、中央制御部31がスクリーンパターン画像250を用紙P上に形成させると、スクリーン角α分傾斜した方向の縞状のモアレが用紙P上に励起することができる。つまり、ユーザは書き出し位置のずれに起因したモアレと、当該モアレ以外の主走査方向や副走査方向に平行な縞状のモアレと、を区別した上で、画像の書き込みのタイミングの調整を行うことができるので、一層容易且つ正確な調整が可能となる。
また、第1スクリーンパターン261に含まれる網点263(及び実施形態1に係る第1スクリーンパターン161に含まれる網点)を左右対称形状にすることで、画像形成を行った際の書き出し位置のずれが視認し易くなるため、ユーザは一層正確な画像の書き込みのタイミングの調整を行うことが可能となる。
(変形例2)
上記実施形態2に係る画像形成装置1aにおいて、第4スクリーンパターン画像270は、第1スクリーンパターン261を、第3スクリーンパターン画像260のスクリーン角と反対称なスクリーン角が形成されるように繰り返し配列した画像であった。一方、当該第4スクリーンパターン画像270は、第2スクリーンパターン171と同様、図19に示すように、第1スクリーンパターン261を上下方向に反転させた第4スクリーンパターン271aを、主走査方向及び副走査方向に繰り返し配置した第4スクリーンパターン画像270aとしても同様の効果が得られる。
なお、以上の実施形態における記述は、本発明に係る好適な画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。
また、以上の実施形態における画像形成装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関して本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、レーザ光源部に配置されるレーザ光源の個数を8としているが、当然この個数に限定されるものではなく適宜に変更可能である。この場合、第1スクリーンパターン161及び第2スクリーンパターン171の副走査方向の画素数が、変更後のレーザ光源の個数と素の関係になるようなスクリーンパターン画像150を記憶部32に記憶しておけば良い。
1 画像形成装置
2 画像形成部
10 感光体ドラム(感光体)
20 レーザ光源部
21 コリメータレンズ(照射部)
22 スリット(照射部)
23 シリンドリカルレンズ(照射部)
24 ポリゴンミラー(照射部)
25 fθレンズ(照射部)
26 シリンドリカルレンズ(照射部)
30 制御部
31 中央制御部
LD1〜LD8 第1〜第8レーザ光源(レーザ光源)
50 表示/設定部(タイミング設定部)
100 組み合わせパターン画像
101 第1線画像
102 第2線画像
103 組み合わせ画像
160 第1スクリーンパターン画像
161 第1スクリーンパターン
170 第2スクリーンパターン画像
171 第2スクリーンパターン
1a 画像形成装置
250 スクリーンパターン画像
260 第3スクリーンパターン画像
261 第1スクリーンパターン
263 網点
270 第4スクリーンパターン画像
270a 第4スクリーンパターン画像
271a 第4スクリーンパターン

Claims (10)

  1. 複数のレーザ光源を副走査方向に所定間隔で配置したレーザ光源部と、
    前記複数のレーザ光源より出射されるレーザ光を主走査方向及び副走査方向に走査して感光体上に照射する照射部と、
    前記照射部により照射を行う際の、前記複数のレーザ光源のそれぞれより出射されるレーザ光が前記感光体上に照射されるタイミングを設定するためのタイミング設定部と、
    前記タイミング設定部で設定されたタイミングに基づいて前記レーザ光を前記感光体上に照射させ、前記複数のレーザ光源に含まれる一のレーザ光源より出射されるレーザ光のみを主走査方向に繰り返し走査することで形成される第1線画像と、前記複数のレーザ光源の中で、前記一のレーザ光源より出射されるレーザ光と前記感光体上の主走査方向における照射位置の誤差を最も大きく生じさせる他のレーザ光源より出射されるレーザ光のみを主走査方向に繰り返し走査することで形成される第2線画像と、を前記第2線画像が主走査方向に離間して配置される2つの前記第1線画像の間に配置されるように組み合わせた組み合わせ画像が副走査方向に複数連続して配置された組み合わせパターン画像を用紙上に形成させる制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記組み合わせパターン画像に加えて、所定の画素数で構成される第1スクリーンパターンを主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列し、前記第1スクリーンパターンを構成する副走査方向の画素数が、前記レーザ光源部に配置されたレーザ光源の個数と素の関係になるように定めた第1スクリーンパターン画像と、前記第1スクリーンパターンを上下反転させた第2スクリーンパターンを主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列した第2スクリーンパターン画像と、を用紙上に形成させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 複数のレーザ光源を副走査方向に所定間隔で配置したレーザ光源部と、
    前記複数のレーザ光源より出射されるレーザ光を主走査方向及び副走査方向に走査して感光体上に照射する照射部と、
    前記照射部により照射を行う際の、前記複数のレーザ光源のそれぞれより出射されるレーザ光が前記感光体上に照射されるタイミングを設定するためのタイミング設定部と、
    前記タイミング設定部で設定されたタイミングに基づいて前記レーザ光を前記感光体上に照射させ、所定の画素数で構成される第1スクリーンパターンを主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列し、前記第1スクリーンパターンを構成する副走査方向の画素数が、前記レーザ光源部に配置されたレーザ光源の個数と素の関係になるように定めた第1スクリーンパターン画像と、前記第1スクリーンパターンを上下反転させた第2スクリーンパターンを主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列した第2スクリーンパターン画像と、を用紙上に形成させる制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 複数のレーザ光源を副走査方向に所定間隔で配置したレーザ光源部と、
    前記複数のレーザ光源より出射されるレーザ光を主走査方向及び副走査方向に走査して感光体上に照射する照射部と、
    前記照射部により照射を行う際の、前記複数のレーザ光源のそれぞれより出射されるレーザ光が前記感光体上に照射されるタイミングを設定するためのタイミング設定部と、
    前記タイミング設定部で設定されたタイミングに基づいて前記レーザ光を前記感光体上に照射させ、所定の画素数で構成される第1スクリーンパターンを所定のスクリーン角が形成されるように主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列し、前記第1スクリーンパターンを構成する副走査方向の画素数が、前記レーザ光源部に配置されたレーザ光源の個数と素の関係になるように定めた第3スクリーンパターン画像を用紙上に形成させる制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記第3スクリーンパターン画像に加えて、前記第1スクリーンパターンを前記第3スクリーンパターン画像のスクリーン角と反対称なスクリーン角が形成されるように主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列した第4スクリーンパターン画像を用紙上に形成させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記第3スクリーンパターン画像に加えて、前記第1スクリーンパターンを上下反転させた第2スクリーンパターンを主走査方向及び副走査方向に繰り返し配列した第4スクリーンパターン画像を用紙上に形成させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2〜6に記載の画像形成装置において、
    前記第1スクリーンパターンに含まれる網点の形状は左右対称性を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜7に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記用紙上に形成させる画像をブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各色ごとに形成可能であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、当該画像形成装置の用途に応じて前記各色より1又は複数の色を指定し、当該指定した色で前記画像を用紙上に形成させることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、
    主走査方向に所定の倍率で拡張した画像を用紙上に形成させることを特徴とする画像形成装置。
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