JP4407197B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビームを感光体に露光して潜像を形成する形式の画像形成装置に関する。
この種の画像形成装置は、レーザビームをポリゴンミラーによって反射させ、感光体を走査する露光装置が用いられている。この露光装置により感光体上に形成された潜像が現像装置により例えばトナー像として可視像化され、例えば中間転写ベルトにこのトナー像が転写され、4回の露光、現像、転写が行われてカラー画像が形成され、さらに中間転写ベルトからトナー像が用紙に転写され、この用紙のトナー像が定着装置により用紙に定着されるようになっている。
このような画像形成装置においては、露光装置におけるレーザビームの走査間隔と中間転写ベルトの周長との関係を、製造公差や経時変化によるベルトの伸びなどにより、整数倍の関係にすることが難しいため、露光装置の走査周期と中間転写ベルトの回転周期とが非同期となり、その同期ずれに起因して色ずれが発生する。
従来においても、このような色ずれを防止するため、露光装置の走査開始信号と中間転写ベルトの回転周期信号との位相差を検出し、第1色目の画像書込みに先立って検出した位相差と、第2色目の画像書込みに先立って検出した位相差とを比較し、この比較の結果に基づいて中間転写ベルトの回転速度を増減させ、色ずれを少なくするようにしたものが知られている(特許文献1)。この従来例においては、転写中に中間転写ベルトの回転速度を増減させると、転写中のトナー像に乱れを生じてしまうので、中間転写ベルトの回転速度の変更は、転写部が非画像エリアにあるときに限るようにしている。
ところで、露光装置から出力されるレーザビームを複数本とし、複数本のレーザビームで感光体を並列に走査し、印字速度を向上させたものが知られている(特許文献2及び特許文献3)。このような複数本(特に多数本の場合)のレーザビームを用いて画像を書き込む形式の画像形成装置において、中間転写ベルトの回転速度を増減させてレーザビームの走査周期と中間転写ベルトの回転周期との位相差を少なくする特許文献1に示した技術を用いると、多数本のレーザビームの幅に対応した分の補正しかできないので、中間転写ベルトの速度変化の度合いを大きくせざるを得ず、中間転写ベルトの振動を助長してしまう等、新たな問題を発生させてしまう。
なお、特許文献2及び特許文献3は、レーザビームの走査開始信号と画像書き出し要求信号とのずれを補正する点が開示されているが、本発明のように、露光装置の走査周期と転写体の周期との位相差については開示されていない。
特開平11−65204号公報 実開昭63−170819号公報 特開平3−257469号公報
本発明の目的は、感光体に対して複数のビームを並列に走査して前記感光体に潜像を形成する露光装置と、中間転写ベルト等の転写体とを有し、例えばカラー画像のように、複数回に渡って露光、現像、転写を行う画像形成装置にあって、画像ずれ(色ずれ)や画像乱れを少なくすることにある。
本発明の特徴とするところは、感光体と、1番から所定の整数n番まで順に位置するn本のビームを並列に走査して前記感光体に複数色のそれぞれに対応した潜像を順次形成する露光装置と、前記露光装置により前記感光体に形成された潜像を可視像化する現像装置と、前記現像装置により現像された複数色の可視像が順次重ねて転写されるとともに、単一色について複数ページ分の可視像を保持する周長を有する転写体と、前記露光装置の走査周期を検出する第1の周期検出手段と、前記転写体の回転周期を検出する第2の周期検出手段と、前記複数色のうちの一色目の一ページ目を走査する際の、前記露光装置の走査周期と前記転写体の回転周期との第一の位相差と、前記複数色のうちの二色目以降の一ページ目を走査する際の、前記露光装置の走査周期と前記転写体の回転周期との第二の位相差と、を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された前記第一の位相差と前記第二の位相差とのずれ量に基づいて、前記n本のビームの中から前記複数色のうちの二色目以降の二ページ目の潜像の先端に書き込むビームを選択する選択手段と、を有し、前記選択手段は、前記複数色のうちの一色目を走査する場合、並列して位置する前記n本のビームのうち略2分のn番のビームを一色目の潜像の先端に書き込むビームとして選択し、前記複数色のうちの二色目以降の二ページ目を走査する場合は、前記ずれ量に応じて前記略2分のn番のビームからずらしたビームを前記複数色のうちの二色目以降の二ページ目の潜像の先端に書き込むビームとして選択する画像形成装置にある。これにより、ずれ量がビーム本数の半分に相当するまで対応することができ、さらに、プラス及びマイナスいずれの方向のずれに対しても対向することができる。
好適には、前記位相差検出手段で検出された第一の位相差と第二の位相差とのずれ量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出されたずれ量を記憶する記憶手段と、をさらに有し、前記選択手段は、前記記憶手段に記憶されたずれ量に基づいて、前記n本のビームの中から前記複数色のうちの二色目以降の二ページ目の潜像の先端に書き込むビームを選択するように構成する。例えば、転写体が1回転する間に複数ページを作成する場合、記憶手段には、算出手段により算出されたずれ量が記憶されているので、この記憶手段に記憶されたずれ量を用いて他のページに対する位相差の補正も容易に行うことができる。
また、好適には、前記複数ページにはブランクページを含み、前記選択手段は、該ブランクページを含めて全てのページに対して前記n本のビームの中から画像の先端に書き込むビームを選択するように構成する。ここで、ブランクページとは、実際には画像データが存在しないページのことであり、例えば両面モードで最初の用紙の表面に対応するページと次の用紙の表面に対応するページとの間に設けられる。このように、ブランクページを含めてn本のビームの中から画像の先端に書き込むビームを選択するようにするので、あえて特別の処理をしなくても色ずれをすくなくすることができるようになり、全ての同一の動作で処理を行うことが可能となり、処理を簡単にすることができる。

また、好適には、前記第2の周期検出手段は、中間転写体の周上に複数の被検出部が設けられ、この複数の被検出部の一つを選択して中間転写体の周期を検出するように構成する。したがって、中間転写ベルトの周上の複数の被検出部のうち、最初に検出されたものに基づいて制御することができるので、被検出部が1つのものに比べて待ち時間を少なくすることができる。なお、使用されていない被検出部からの信号はむしされてダミーとされる。

本発明の画像形成装置によれば、画像ずれや画像乱れを少なくすることができる。
次に本発明の実施形態について説明する。
図1において、画像形成装置10は、例えば複合機として構成され、画像読取り部12と、この画像読取り部12又は外部から入力された画像情報に基づいて用紙に画像を形成する画像出力部14とから構成されている。
画像読取り部12は、透明なガラスからなる原稿台16を有し、この原稿台16に載置された原稿を画像読取り装置18により読み取るようになっている。画像読取り装置18は、原稿に光を照射するランプ20と、原稿からの光を反射する反射ミラー22a,22bと、この反射ミラー22a,22bからの光を収束させるレンズ24と、このレンズ24で収束した光を読み取る読取りセンサ26とから構成されている。この読取りセンサ26は、例えばCCDからなり、入射した光を例えばフィルタにより赤(R)、緑(G)、青(B)に分解してRGB信号を出力する。
画像出力部14は、露光装置28及び感光体30を有する。露光装置28は、面発光半導体レーザ等、複数のレーザビームを発生させるレーザ発生部(図示せず)を有する。レーザビームの本数は例えば32本である。また、露光装置28は、ポリゴンモータ32と、このポリゴンモータ32に連結されたポリゴンミラー34とを有する。ポリゴンミラー34は、周知のように多角形に形成されたミラー面を持ち、レーザ発生部から発生した多数のレーザビームを各面で反射させ、画像書込みのための主走査が一定の周期で行われるようになっている。また、レーザビームの光路上には、少なくとも1本のレーザビームの透過に基づいて主走査の開始を検出する走査開始センサ(第1の周期検出手段)36が設けられている。この走査開始センサ36は、レーザビームが走査開始位置に来る度に走査開始信号(SOS信号)を発生する。そして、多数のレーザビームは、反射ミラー38によって反射され、感光体30の移動方向で並列な光となって感光体30の移動方向とは直交する方向(主走査方向)に走査される。
感光体30の周囲には、さらに帯電器40、現像装置42、中間転写ベルト44及びクリーナ46が配置されている。帯電器40は、例えばコロトロンからなり、感光体30を一様に帯電する。この帯電器40により一様帯電された感光体30上に露光装置28からの多数のレーザビームが照射され、多数ライン(例えば32ライン)の潜像が1回の走査により形成される。
現像装置42は、例えばロータリ方式のもので、4つの現像器48a,48b,48c,48dを有する。4つの現像器48a,48b,48c,48dは、現像装置42の間歇的な回転によって感光体30と対峙する現像位置に配置され、それぞれイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナーをそれぞれの現像位置で感光体30に供給し、感光体30に形成された潜像をトナー像として可視像化する。
中間転写ベルト44は、例えば3つの支持ロール50a,50b,50c(いずれか1つが駆動ロールとなる)によって支持されつつ感光体30とは反対方向に一定速度で回転される。この中間転写ベルト44の周長は、A4縦換算で少なくとも2ページ分ある。例えば2つの支持ロール50a,50bの間で感光体30に対峙しており、この感光体30と対峙する位置にあって、中間転写ベルト44を挟んだ反対側には、例えばコロトロンからなる一次転写器52が設けられている。この一次転写器52は、中間転写ベルト44を感光体30上のトナーとは逆極性の電圧で印加し、感光体30上のトナーを中間転写ベルト44に転写する。
また、中間転写ベルト44を挟んで支持ロール50cに対向して二次転写ロール54が設けられている。この二次転写ロール54は、中間転写ベルト44を中間転写ベルト44上のトナーとは逆極性の電圧で印加し、中間転写ベルト44との間に供給される用紙に中間転写ベルト44上のトナー像を転写する。
給紙カセット56は、例えば中間転写ベルト44の下方に配置され、この給紙ロール58により供給された用紙は、中間転写ベルト44と二次転写ロール54との間を通ってトナー像が転写され、さらに定着装置59を通ってトナー像が定着され、排出される。
中間転写ベルト44の周囲には、さらにクリーナ60とホームセンサ62とが設けられている。クリーナ60は、二次転写されなかったトナーを回収する。また、ホームセンサ62は、中間転写ベルト44に設けれたマーク(被検出部)を検出するようになっており、ホームセンサ62とマークとにより、中間転写ベルト44の回転周期を検出する第2の周期検出手段が構成されている。
図2において、複数のマーク64a,64bが形成された中間転写ベルト44が示されている。中間転写ベルト44は、前述したように、少なくとも2ページ分の周長を有する。ここで、1つのページに相当する画像形成領域を第1のページ、他のページに相当する画像形成領域を第2のページという。マーク64a,64bは、それぞれ中間転写ベルト44の非画像形成領域にあって、第1のページと第2のページの上流側に配置されている。中間転写ベルト44が回転を開始して最初に検出したマーク64a,64bを有効とし、他のマークを無効とする(ダミーのマークと認識する)ことによって、ホームセンサ62によってマークを検出する時間を短くし、後述する演算を行うための待ち時間を少なくするようにしてある。即ち、中間転写ベルト44の回転周期を検出するには、中間転写ベルト44の1回転につき1回検出すればよいので、1つのマークを設ければ足りるが、これでは中間転写ベルト44を最大1回転しなければマークの位置を検出することができないので、マークを複数形成することによって早くマークの位置を検出することができるようにしている。
なお、図示しないが、画像形成装置10は、両面印刷が可能であり、定着装置59の下流側に周知の両面印刷ユニットが設けられ、一度定着装置59によってトナー像が表面に形成された用紙は、両面印刷ユニットによって反転され、再び中間転写ベルト44と二次転写ロール54との間を通って裏面にトナー像が形成される。この場合、最初の用紙の表面に印刷する画像が中間転写ベルト44の第1のページに割り当てられ、第2のページはブランクとし、次の中間転写ベルト44の回転時に次の用紙の表面に印刷する画像が第1のページに割り当てられ、最初の用紙の裏面が第2のページに割り当てられるというように、用紙の表面の印刷と裏面の印刷が交互に行われるように制御される。
図3において、上記画像形成装置に設けられた画像処理回路が示されている。画像処理回路は、ページ処理部66と、このページ処理部66の後段に配置されたマルチチャンネルデータ処理部68とを有する。ページ処理部66は、複数ページの画像データを蓄積することができるページメモリ70と、このページメモリ70の書き込み、読み出しを制御するメモリ制御回路72とを有する。前述した画像読取り部12の読取りセンサ26から出力されたRGB信号又は外部から入力された画像信号はCMYKデータに色変換され、このCMYKデータがページメモリ70に記憶される。
マルチチャンネルデータ処理部68は、n×2個のラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)を備えている(nは例えば32)。このラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)は、走査開始信号SOSに同期し、かつこの信号SOSの1/nの周期を有するLine信号に基づいてページメモリ70から送られるnライン分の画像データLnを蓄える。また、後述する露光制御回路78からの制御信号に基づいて蓄積順序が入力回路74により変えられるようになっている。また、ラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)からの画像データは、出力選択回路76により選択され、チャンネルCH1〜CHnを介してレーザ発生部LD1〜LDnに出力され、このレーザ発生部D1〜LDnから発するレーザを変調し、感光体30に潜像を書き込む。この出力選択回路76は、後述する露光制御回路78からの制御信号に基づいて画像の先端に書き込むレーザビームを選択するようになっている。
露光制御回路78は、マシンコントローラ80を介して前述したベルトホーム信号BHが入力され、また前述した走査開始信号SOSが入力され、Line信号及びPage信号を作成してページ処理部66とマルチチャンネルデータ処理部68に出力する。また、露光制御回路78は、露光装置28の走査周期と中間転写ベルト44の回転周期との位相差を演算・記憶し、マルチチャンネルデータ処理部68へ制御信号を出力し、入力回路74と出力選択回路76を制御する。
図4において、露光制御回路78の詳細が示されている。露光制御回路78は、走査開始信号SOSとベルトホーム信号BHとが入力される演算部82を有する。この演算部82は、タイマ84と協働し、入力された走査開始信号SOSとベルトホーム信号BHに基づいて、露光装置28の走査周期と中間転写ベルト44の回転周期との位相差を検出する。また、露光制御回路82には、走査開始信号SOSを計数するカウンタ86、及び露光装置28の走査周期と中間転写ベルト44の回転周期との位相差を記憶するメモリ88が設けられている。さらに、露光制御回路82には、Line信号とPage信号を作成するための信号発生部90が設けられている。
次に上記露光制御回路78の制御動作を図5乃至図8に基づいて説明する。
図5及び図6に示すように、演算部82は、まずステップS10において、タイマ84とカウンタ86をそれぞれリセットする。次のステップS12においては、最初のベルトホーム信号1stBHを検知したか否かを判定する。最初のベルトホーム信号1stBHを検知しない場合は、そのまま待機し、最初のベルトホーム信号1stBHを検知した場合は、次のステップS14において、タイマ84をスタートさせる。次のステップS16においては、最初の走査開始信号SOSを検知したか否かを判定する。最初の走査開始信号SOSを検知しない場合は、そのまま待機し、最初の走査開始信号SOSを検知した場合は、次のステップS18において、タイマ84を終了し、それと同時にカウンタ86をスタートさせる。次のステップS20においては、タイマ終了時における計測値t1を取得し、これをメモリ88に記憶し、次のステップS22においてタイマ84をリセットする。ここで取得した計測値t1は、図7に示すように、第1色目(ベルト1周目)の画像形成に際して、ベルトホーム信号1stBHが立ち上がってから、最初の走査開始信号SOSが立ち下がるまでの時間、つまり第1色目における露光装置の走査周期と中間転写ベルトの回転周期との位相差に相当する。
なお、走査開始信号SOSの基準タイミングを、その立ち上がりタイミングとするか、立ち下がりタイミングとするかは、その後のページ書き込み開始信号Pageの立ち上がりタイミングを、どちらのタイミング(立ち上がりか立ち下がりとするか)で制御するかによって決定されるものである。ちなみに、この実施形態の場合は、図7に示すように、走査開始信号SOSの立ち下がりタイミングを基準にページ書き込み信号Pageを制御していることから、走査開始信号SOSの基準タイミングを立ち下がりタイミングで規定している。
そして、次のステップS24においては、カウンタ86による走査開始信号SOSのカウント数が、予め設定された値N1になったか否かを監視し、値N1になった時点で、ステップS26に進み、第1色目における第1のページに対する書き込み信号1stPageが立ち上がる。この書き込み信号1stPageが立ち上がると、ページメモリ70から第1色目の第1のページにおける画像データがライン束としてラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)にLine信号に同期してシリアルに出力される。この場合、ラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)は、予め設定されたLm1(mは1からnまでの任意の整数)に最初のラインL1の画像データが蓄積され、L(m+1)1にL2の画像データ、L(m+2)1にL3の画像データというようにLn1まで順次ライン毎に蓄積が行われる。そして、出力選択回路76においては、画像データが蓄積されたラインバッファメモリLm1〜Ln1を選択し、チャンネルCHm〜CHnを介してレーザ発生部LDm〜LDnが次の走査開始信号SOSに同期して同時に駆動され、感光体30にラインL1〜Lm−nまでの画像データが書き込まれる。また、次の走査開始信号SOSが入力されると、レーザ発生部LDm〜LDnが駆動されるのと並行して、ラインバッファメモリL12にはLm−n+1の画像データ、L22にはLm−n+2の画像データというように蓄積され、さらに次の走査開始信号SOSによって出力選択回路76においてはこれら画像データが蓄積されたラインバッファメモリL12〜Ln2の画像データがLD1〜LDnに供給される。以上のように、第1色目における第1ページの潜像が順次感光体30に形成されると、中間転写ベルト44の第1のページに第1色目のトナー像が形成される。
そして、その後もカウンタ86による走査開始信号SOSのカウントを継続して行い、次のステップS28においては、カウンタ86による走査開始信号SOSのカウント数が、予め設定されたN2(>N1)になったか否かを監視し、値N2になった時点で、ステップS30に進み、第1色目における第2のページに対する書き込み信号2stPageが立ち上がる。次のステップS32においては、カウンタ86をリセットする。書き込み信号2stPageが立ち上がると、ページメモリ70から第1色目の第2のページにおける画像データがライン束としてラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)にLine信号に同期してシリアルに出力される。この場合も第1のページと同様に予め設定されたラインバッファメモリLm1が最初のラインL1の蓄積対象となる。そして、同様の動作により第1色目における第2ページの潜像が順次感光体30に形成されると、中間転写ベルト44の第2のページに第1色目のトナー像が形成される(図7参照)。
即ち、図8に示しように、第1色目のトナー像形成にあっては、m番目のレーザ発生部LDmが最初の書き出しレーザとして選択され、ラインLmが画像の先端書込み位置となる。
次のステップS34においては、次のベルトホーム信号2ndBHを検知したか否か、即ち、中間転写ベルト44が2回目の回転に入ったか否かを判定する。次のベルトホーム信号2ndBHを検知しない場合は、そのまま待機し、次のベルトホーム信号2ndBHを検知した場合は、次のステップS36において、タイマ84をスタートさせる。次のステップS38においては、最初の走査開始信号SOSを検知したか否かを判定する。最初の走査開始信号SOSを検知しない場合は、そのまま待機し、最初の走査開始信号SOSを検知した場合は、次のステップS40において、タイマ84を終了し、それと同時にカウンタ86をスタートさせる。次のステップS42においては、タイマ終了時における計測値t2を取得し、これをメモリ88に記憶する。ここで取得した計測値t2は、図7に示すように、第2色目(ベルト2周目)の画像形成に際して、ベルトホーム信号2stBHが立ち上がってから、最初の走査開始信号SOSが立ち下がるまでの時間、つまり第2色目における露光装置の走査周期と中間転写ベルトの回転周期との位相差に相当する。そして、次のステップS44においては、第1色目の位相差t1と第2色目の位相差t2との差であるずれ量Xを演算し、次のステップS46において、このずれ量Xをメモリ88に記憶し、次のステップS48において、タイマ84をリセットする。
そして、次のステップS50においては、カウンタ86による走査開始信号SOSのカウント数が、予め設定された値N1になったか否かを監視し、値N1になった時点で、ステップS52に進み、ステップS46においてメモリ88に記憶されたずれ量Xを読み出し、ずれ量Xに対応するレーザ発生部LDm±Xを選択する。次のステップS54においては、第2色目における第1のページに対する書き込み信号1stPageが立ち上がる。この書き込み信号1stPageが立ち上がると、ページメモリ70から第2色目の第1のページにおける画像データがライン束としてラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)にLine信号に同期してシリアルに出力される。この場合、ラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)は、ずれ量Xを相殺する位置にあるラインバッファメモリLm1±X(ずれ量Xが中間転写ベルトの回転方向である場合は+X、反回転方向にずれている場合は−X)に最初のラインL1の画像データが蓄積され、次にL(m±X+1)1にL2の画像データ、L(m±X+2)1にL3の画像データというようにLn1まで順次ライン毎に蓄積が行われる。そして、出力選択回路76においては、画像データが蓄積されたラインバッファメモリL(m±X)1〜Ln1を選択し、チャンネルCHm±X〜CHnを介してレーザ発生部LDm±X〜LDnが次の走査開始信号SOSに同期して同時に駆動され、感光体30にL1〜Lm±X−nまでの画像データが書き込まれる。また、次の走査開始信号SOSが入力されると、レーザ発生部LDm±X〜LDnが駆動されるのと並行して、ラインバッファメモリL12にはLm−n+1の画像データ、L22にはLm−n+2の画像データというように蓄積され、さらに次の走査開始信号SOSによって出力選択回路76においてはこれら画像データが蓄積されたラインバッファメモリL12〜Ln2の画像データがレーザ発生部LD1〜LDnに供給される。以上のように、第2色目における第1ページの潜像が順次感光体30に形成されると、中間転写ベルト44の第1のページに第2色目のトナー像が形成される。
そして、その後もカウンタ86による走査開始信号SOSのカウントを継続して行い、次のステップS56においては、カウンタ86による走査開始信号SOSのカウント数が、予め設定されたN2になったか否かを監視し、値N2になった時点で、ステップS58に進み、ステップS46においてメモリ88に記憶されたずれ量Xを読み出し、ずれ量Xに対応するレーザ発生部LDm±Xを選択する。次のステップS60においては、第2色目における第2のページに対する書き込み信号2stPageが立ち上がる。次のステップS62においては、カウンタ86をリセットする。書き込み信号2stPageが立ち上がると、ページメモリ70から第2色目の第2のページにおける画像データがライン束としてラインバッファメモリ(LB11,LB12〜LBn1・LBn2)にLine信号に同期してシリアルに出力される。この場合も第1のページと同様にずれ量Xに対応したラインバッファメモリL(m±X)1が最初のラインL1の蓄積対象となる。そして、同様の動作により第2色目における第2ページの潜像が順次感光体30に形成されると、中間転写ベルト44の第2のページに第2色目のトナー像が形成される。
即ち、図8に示すように、第2色目のトナー像形成にあっては、m±X番目のレーザ発生部LDm±Xが最初の書き出しレーザとして選択され、ラインLm±Xが画像の先端書込み位置となり、第1色目の画像とのずれをなくすように補正されるものである。
そして、次のステップS64においては、第4色目までの画像形成が終了したか否かを判定する。このステップS64において、第4色目までの画像形成が終わっていないと判定された場合は、先のステップS34に戻って、3色目及び4色目に関しても上記と同様の処理を行い、4色分の画像形成が終えた段階で、一連の画像形成処理を終了する。
なお、所定値mは全ライン数nの約1/2であることが好ましい。所定値mが全ライン数nの約1/2であれば、ずれ量Xが最大n/2になるまで対応することができ、しかも+−いずれの方向にずれても対応することができる。また、レーザビームの本数nに対応するレーザッビーム束の幅は、中間転写ベルト44の長さ方向の変動公差内とすることが好ましい。
以上のような制御フローに従って露光制御が行われるのであるが、両面モードのようにブランクページを含む場合も同様な制御が行われる。したがって、全ての同一の動作で処理を行うことが可能となり、処理を簡単にすることができるものである。
以上述べたように、本発明は、複数のレーザビームを感光体に露光して潜像を形成する形式の画像形成装置に用いることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた中間転写ベルトを示し、(a)は斜視図、(b)は展開図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた画像処理回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた画像処理回路の露光制御回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御フローを示すフローチャート(その1)である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御フローを示すフローチャート(その2)である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態における露光動作を説明するための図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像読取り部
14 画像出力部
28 露光装置
30 感光体
36 走査開始センサ
42 現像装置
44 中間転写ベルト
62 ホームセンサ
64a,64b マーク(被検出部)
74 入力回路
76 出力選択回路
78 露光制御回路
88 メモリ

Claims (4)

  1. 感光体と、
    1番から所定の整数n番まで順に位置するn本のビームを並列に走査して前記感光体に複数色のそれぞれに対応した潜像を順次形成する露光装置と、
    前記露光装置により前記感光体に形成された潜像を可視像化する現像装置と、
    前記現像装置により現像された複数色の可視像が順次重ねて転写されるとともに、単一色について複数ページ分の可視像を保持する周長を有する転写体と、
    前記露光装置の走査周期を検出する第1の周期検出手段と、
    前記転写体の回転周期を検出する第2の周期検出手段と、
    前記複数色のうちの一色目の一ページ目を走査する際の、前記露光装置の走査周期と前記転写体の回転周期との第一の位相差と、前記複数色のうちの二色目以降の一ページ目を走査する際の、前記露光装置の走査周期と前記転写体の回転周期との第二の位相差と、を検出する位相差検出手段と、
    前記位相差検出手段で検出された前記第一の位相差と前記第二の位相差とのずれ量に基づいて、前記n本のビームの中から前記複数色のうちの二色目以降の二ページ目の潜像の先端に書き込むビームを選択する選択手段と、
    を有し、
    前記選択手段は、前記複数色のうちの一色目を走査する場合、並列して位置する前記n本のビームのうち略2分のn番のビームを一色目の潜像の先端に書き込むビームとして選択し、前記複数色のうちの二色目以降の二ページ目を走査する場合は、前記ずれ量に応じて前記略2分のn番のビームからずらしたビームを前記複数色のうちの二色目以降の二ページ目の潜像の先端に書き込むビームとして選択する画像形成装置。
  2. 前記位相差検出手段で検出された第一の位相差と第二の位相差とのずれ量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出されたずれ量を記憶する記憶手段と、
    をさらに有し、
    前記選択手段は、前記記憶手段に記憶されたずれ量に基づいて、前記n本のビームの中から前記複数色のうちの二色目以降の二ページ目の潜像の先端に書き込むビームを選択する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記複数ページにはブランクページを含み、前記選択手段は、該ブランクページを含めて全てのページに対して前記n本のビームの中から画像の先端に書き込むビームを選択する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の周期検出手段は、中間転写体の周上に複数の被検出部が設けられ、この複数の被検出部の一つを選択して中間転写体の周期を検出する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
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