JP2006264179A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二重露光走査における白筋の発生を抑制可能な画像形成方法及び画像形成装置を得る。
【解決手段】 画像形成装置10では、二重露光走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を任意に変更可能とされている。したがって、一方の光ビームのスクリーン形成ドット100と他方の光ビームのスクリーン形成ドット102との重ね合わせ精度がずれた場合でも、一方の光ビームの露光量を現像に必要な露光量以上に増加させることができる。これにより、一方の光ビームのスクリーン形成ドット100の露光量と、両方の光ビームのスクリーン形成ドット100、102の重ね合わせ部分の露光量とによって、全体として現像に必要な幅と露光量を確保することができる。これにより、白筋の発生を抑制できる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、複数の発光部を備えた光源を有し、該発光部から出射された光ビームを被走査面に走査させる光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
複数の発光部を備えた光源から出射される光ビームの各々を光偏光器(回転多面鏡等)で偏光して感光体上で同時に走査させ、1回の走査で複数本の走査線の走査を行う光走査装置を用いた画像形成装置が知られている。例えば、光源として1チップに複数の発光部を有した面発光レーザアレイ等を用いた光走査装置が知られている。
このような光走査装置において、1ピッチ(1回の走査で露光する副走査方向の幅)ずつ走査した場合には、走査線間(継ぎ目)で光ビームの濃度特性の影響を受けて筋状の濃度むらが発生することがある。
この問題を解決する手段として、被走査面を副走査方向に1/2ピッチずつ相対移動させながら光ビームを主走査することにより、被走査面の同一領域を異なる2つの発光部から出射された光ビームによって重複走査(二重露光走査)する構成とした光走査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に示された光走査装置では、隣接する光ビーム同士を幅半分ずつ重ね合わせ、光量を半減することで、筋状の濃度むらの発生を防止している。
しかしながら、特許文献1に示された光走査装置では、隣接する光ビーム同士がずれなく重ね合わさった場合は50%+50%=100%となり所望の露光量を得られるが、振動、その他の要因により重ね合わせ精度がずれた場合、100%の露光量が得られず、特にCoverage量の低いハイライト部では画像形成に要する露光量以下となってしまい、ずれた部位が白筋となって抜ける画像欠損が発生する。
特開2004−109680号公報
本発明は、上記事実を考慮し、二重露光走査における白筋の発生を抑制可能な画像形成方法及び画像形成装置を得ることを目的とする。
請求項1に係る発明の画像形成方法は、被走査面を副走査方向に相対移動させながら、前記被走査面の同一領域を副走査方向に配列された異なる2つの光ビームによって重複走査する画像形成方法において、前記重複走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を前記隣接する光ビームの重複状態に応じて変更する、ことを特徴としている。
請求項1記載の画像形成方法では、重複走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を、当該隣接する光ビームの重複状態(重ね合わせ状態)に応じて変更する。したがって、隣接する光ビームの重ね合わせ精度がずれた場合には、一方の光ビームの露光量を現像に必要な露光量以上に増加させることで、前記一方の光ビームの露光量と、両方の光ビームの重ね合わせ部分の露光量とによって、全体として現像に必要な幅と露光量を確保することができる。これにより、白筋の発生を抑制できる。
請求項2に係る発明の画像形成装置は、光ビームを出射する複数の発光部が副走査方向に配列された光源と、副走査方向に相対移動する被走査面の同一領域を異なる2つの前記発光部から出射された2つの光ビームによって重複走査する走査手段と、を有する画像形成装置において、前記重複走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を任意に変更可能な切換手段を備えた、ことを特徴としている。
請求項2記載の画像形成装置では、重複走査(二重露光走査)により隣接する光ビームの互いの露光量比を任意に変更可能な切換手段を備えている。したがって、隣接する光ビームの重ね合わせ精度が振動などによりずれた場合には、隣接する光ビームの互いの露光量比を適宜変更することで、一方の光ビームの露光量を現像に必要な露光量以上に増加させることができる。これにより、上記一方の光ビームの露光量と、両方の光ビームの重ね合わせ部分の露光量とによって、全体として現像に必要な幅と露光量を確保することができる。これにより、白筋の発生を抑制できる。
請求項3に係る発明の画像形成装置は、請求項2記載の画像形成装置において、前記切換手段は、前記露光量比を色毎に個別に変更可能とされる、ことを特徴としている。
請求項3記載の画像形成装置では、重複走査により隣接する光ビームの露光量比を、切換手段によって色毎に個別に変更できる。したがって、上記露光量比を色毎に好適に設定できる。
請求項4に係る発明の画像形成装置は、請求項3記載の画像形成装置において、前記露光量比を前記切換手段によって色毎に複数段階に変更した画像パターンを一枚のテストプリント紙に出力可能な出力手段を有する、ことを特徴としている。
請求項4記載の画像形成装置では、隣接する光ビームの露光量比を切換手段によって色毎に複数段階に変更した画像パターンを、出力手段によって一枚のテストプリント紙に出力できる。したがって、上記露光量比の設定状態を目視にて容易に確認でき、設定作業が効率的になる。
請求項5に係る発明の画像形成装置は、請求項2乃至請求項4の何れか1項記載の画像形成装置において、前記切換手段は、前記露光量比をスクリーン種類毎に個別に変更可能とされる、ことを特徴としている。
請求項5記載の画像形成装置では、重複走査により隣接する光ビームの露光量比を、切換手段によってスクリーン種類毎に個別に変更できる。したがって、上記露光量比をスクリーン種類毎に好適に設定できる。
請求項6に係る発明の画像形成装置は、請求項5記載の画像形成装置において、前記出力手段は、前記露光量比を前記切換手段によってスクリーン種類毎に変更した画像パターンを一枚のテストプリント紙に出力可能とされる、ことを特徴としている。
請求項6記載の画像形成装置では、隣接する光ビームの露光量比を切換手段によってスクリーン種類毎に変更した画像パターンを、出力手段によって一枚のテストプリント紙に出力できる。したがって、上記露光量比の設定状態を目視にて容易に確認でき、設定作業が効率的になる。
請求項7に係る発明の画像形成装置は、請求項2乃至請求項6の何れか1項記載の画像形成装置において、前記切換手段は、前記露光量比を濃度毎に個別に変更可能とされる、ことを特徴としている。
請求項7記載の画像形成装置では、重複走査により隣接する光ビームの露光量比を、切換手段によって濃度毎に個別に変更できる。したがって、上記露光量比濃度毎に好適に設定できる。
請求項8に係る発明の画像形成装置は、請求項7記載の画像形成装置において、前記出力手段は、前記露光量比を前記切換手段によって濃度毎に複数段階に変更した画像を一枚のテストプリント紙に出力可能とされる、ことを特徴としている。
請求項8記載の画像形成装置では、隣接する光ビームの露光量比を切換手段によって濃度毎に複数段階に変更した画像パターンを、出力手段によって一枚のテストプリント紙に出力できる。したがって、上記露光量比の設定状態を目視にて容易に確認でき、設定作業が効率的になる。
以上説明した如く、本発明の画像形成方法及び画像形成装置によれば、二重露光走査における白筋の発生を抑制できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成図である。
画像形成装置10は、図示しない駆動手段により所定の回転速度で矢印A方向に回転される感光体ドラム12を備えており、感光体ドラム12の上方には、感光体ドラム12の外周面(被走査面)を帯電させる帯電器14が設けられている。
帯電器14の上方には露光装置16が配置されている。詳細は後述するが、露光装置16は、光源から射出される複数の光ビームを、形成すべき画像に応じて変調すると共に、主走査方向に偏向し、感光体ドラム12の外周面上を感光体ドラム12の軸線と平行に走査させる。これにより、感光体ドラム12の外周面上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム12の側方には現像装置18が配置されている。現像装置18には4個の現像器18Y、18M、18C、18Kが設けられている。現像器18Y、18M、18C、18Kは各々現像ローラ20を備え、内部に各々Y、M、C、Kの色のトナーを貯留している。各現像器18Y、18M、18C、18Kは、感光体ドラム12の外周面上の静電潜像を現像する。また感光体ドラム12を挟んで現像装置18の反対側には、感光体12の外周面を除電する機能及び外周面上に残留している不要トナーを除去する機能を備えた除電・清掃器22が配置されている。
このような構成により、感光体ドラム12が1回転する毎に、感光体ドラム12の外周面上には、Y、M、C、Kのトナー像が互いに重なるように順次形成され、感光体ドラム12が4回転した時点で感光体ドラム12の外周面上にフルカラーのトナー像が形成される。
また、感光体ドラム12の略下方には無端の中間転写ベルト24が配設されている。中間転写ベルト24はローラ26、28、30に巻き掛けられており、外周面が感光体ドラム12の外周面に接触するように配置されている。ローラ26〜30は図示しないモータの駆動力が伝達されて回転し、中間転写ベルト24を矢印B方向に回転させる。
中間転写ベルト24を挟んで感光体ドラム12の反対側には転写器32が配置されており、感光体ドラム12の外周面上に形成されたトナー像は転写器32によって中間転写ベルト24の画像形成面に転写される。転写後、感光体ドラム12の外周面のうち転写されたトナー像を担持していた領域は、除電・清掃器22によって清掃される。
中間転写ベルト24よりも下方側にはトレイ34が配置されており、トレイ34内には記録媒体としての用紙Pが多数枚積層された状態で収容されている。トレイ34の左斜め上方には取り出しローラ36が配置されており、取り出しローラ36による用紙Pの取り出し方向下流側にはローラ対38、ローラ40が順に配置されている。積層状態で最も上方に位置している記録紙は、取り出しローラ36が回転されることによりトレイ34から取り出され、ローラ対38、ローラ40によって搬送される。
また、中間転写ベルト24を挟んでローラ30の反対側には転写器42が配置されている。ローラ対38、ローラ40によって搬送された用紙Pは、中間転写ベルト24と転写器42の間に送り込まれ、中間転写ベルト24の画像形成面に形成されたトナー像が転写器42によって転写される。転写器42よりも用紙Pの搬送方向下流側には、定着ローラ対を備えた定着器44が配置されており、トナー像が転写された用紙Pの搬送方向下流側には、定着ローラ対を備えた定着器44が配置されており、トナー像が転写された用紙Pは、転写されたトナー像が定着器44によって溶融定着された後に画像形成装置10の機体外へ排出され、図示しない排紙トレイ上に載置される。
次に図2を参照し、露光装置16について説明する。露光装置16はm(mは少なくとも2以上)個の発光部50Aから光ビームを射出する光源としての面発光レーザアレイ50を備えている。面発光レーザアレイ50は、発光部50Aを副走査方向に1列に配列して構成してもよいが、本実施の形態では、図3に示すように、各発光部50Aを副走査方向に微小にずらし2次元配列して構成する。以下、図3に示すように16個の発光部50Aを有する2次元配列型の面発光レーザアレイ50を例に挙げて説明するが、図2では省略して4個の発光部50Aのみ図示した。
面発光レーザアレイ50の光ビーム射出側には、コリメータレンズ52、ハーフミラー54(共に走査手段)が順に配置されている。面発光レーザアレイ50から射出された光ビームは、コリメータレンズ52によって略平行光束にされた後にハーフミラー54に入射される。ハーフミラー54に入射した光ビームは、透過光と反射光に分けられ、透過光は副走査方向にパワーをもつシリンダレンズ62(走査手段)へ、反射光は光量センサ58の受光部58Aへ入射する。光量センサ58は受光部58Aで受光された光ビームの光量を検出する。
なお、面発光レーザは、露光に用いる光ビームが射出される側と反対側からは光ビームが射出されないため、このように、光ビームの出射方向に光量センサ58の受光部58Aを設け、光ビームの光量を検出して光量制御(APC)を行っている。
一方、シリンダレンズ62を透過した光ビームは矢印C方向に回転する光偏向器66(走査手段)により偏向される。偏向された光ビームはfθレンズ70(走査手段)により等速に走査するように補正されて感光体ドラム12の外周面上に照射される。このとき同時に感光体ドラム12が副走査方向(矢印D方向)に回転することで画像が形成される。
また、fθレンズ70の光ビーム射出側には、光ビームの走査範囲のうち走査開始側の端部(SOS:Start Of Scan)に相当する位置にピックアップミラー76が配置されており、ピックアップミラー76の光ビーム射出側にはビーム位置検出センサ(SOSセンサ)78が配置されている。面発光レーザアレイ50から射出された光ビームは、光偏向器66の各反射面のうちの光ビームを反射している面が、入射ビームをSOSに相当する方向へ反射する向きとなったときに、ピックアップミラー76で反射されてSOSセンサ78に入射される。光ビームが入射したときにSOSセンサ78からは主走査同期信号が出力される。この信号は、光偏向器66の回転に伴って感光体ドラム12の外周面上を走査される光ビームを変調して静電潜像を形成するにあたり、各回転の主走査における変調開始タイミング(画像書込みタイミング)の同期をとるために用いられる。なお、詳細は後述するが、本実施の形態の露光装置16では、二重露光走査が行われる。
続いて、画像形成装置10の制御装置のうち、露光装置16の面発光レーザアレイ50からの光ビームの射出を制御する部分(以下、この部分を制御部80と称する)の構成について、図4を参照して説明する。制御装置は、画像形成装置10によって形成すべき画像を表す画像データを記憶するための記憶部82を内蔵しており、記憶部82に記憶された画像データは、画像形成装置10によって画像が形成される際に制御部80の変調信号生成手段84に入力される。
変調信号生成手段84にはSOSセンサ78が接続されている。変調信号生成手段84は、記憶部82から入力された画像データを、面発行レーザアレイ50から射出されるm本の光ビームの何れかに各々対応するm個の画像データに分解する。この画像データに基づき、SOSセンサ78から入力された信号によって検知されるSOSのタイミングを基準として、面発光レーザアレイ50から射出されるm本の光ビームの各々をオンオフさせるタイミングを規定するm個の変調信号を生成し、切換手段を構成するレーザ駆動回路(LDD)86に出力する。
LDD86には切換手段を構成する駆動量制御手段88が接続されており、面発光レーザアレイ50から射出されるm本の光ビームを、変調信号生成手段84から入力された変調信号に応じたタイミングでオンオフすると共に、オン時の光ビームの光量を、駆動制御手段88から入力される駆動量設定信号に対応する光量にするためのm個の駆動電流を生成し、面発光レーザアレイ50のm個の面発光レーザ(発光部)に各々供給する。
これにより、面発光レーザアレイ50からは、変調信号に応じたタイミングでオンオフされると共に、オン時の光量が駆動量設定信号に対応する光量とされたm本の光ビームが射出され、このm本の光ビームが感光体ドラム12の外周面上を各々走査・露光されることで、感光体ドラム12の外周面上に静電潜像が形成される。この静電潜像が現像装置18によりトナー像として現像され、このトナー像が転写器32、42による転写を経て用紙Pに転写され、定着器44によって用紙Pに溶融定着されることで、用紙Pに画像が記録されることになる。
光量設定部90(切換手段)は、光ビームの予め定められた光量設定値を光量設定信号としてレベル変更手段92に通知する。また、この光量設定部90は、本実施の形態では、二重露光走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を色毎、スクリーン種類毎、濃度毎に変更可能な構成となっている。
さらに、光量設定部90には、補正量、画像形成条件等を入力する入力部91Aと、入力を行うための各種のボタン及び入力された内容を表示する表示部91Bとを備えたユーザインターフェース部91(切換手段)が接続されており、ユーザは、二重露光走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を色毎、スクリーン種類毎、濃度毎に任意に選択して表示部91Bに入力できるようになっている。表示部91Bに入力された前記露光量比の設定値は入力部91Aによって光量設定部90へ出力される構成である。
一方、駆動量制御手段88は、面発光レーザアレイ50から射出されるm本の光ビームの光量が各々所定値となるようにLDD86に対して駆動量設定信号を出力し、LDD86から出力される駆動電流の大きさを制御する。
駆動量制御手段88は、光ビームによって感光体ドラム12を露光する画像形成期間以外の非画像形成期間内に設定された光量制御期間に、面発光レーザアレイ50の単一の発光部50Aから光ビームを射出させると共に、射出させる光ビーム(光ビームを出射する発光部50A)を順次切り替える光量制御用駆動信号をLDD86に出力する。なお、ここでは、前回の画像形成期間終了後からの次の画像形成期間に対応する主走査同期信号が出力されるまでの期間が1走査期間内の非画像形成期間とされ、該被画像形成期間内の所定の期間(例えば、光偏光器66の反射面により反射した光が戻り光として発光部50Aに入射する戻り光入射期間を除いた期間)が光量制御期間として設定されている。
また、面発光レーザアレイ50から射出された光ビームの一部はハーフミラー54によって分離・反射されて光量センサ58に入射され、各光ビームの光量が光量センサ58によって各々検出されることになる。光量センサ58はレベル変更手段92に接続されており、光量センサ58による光量検出値は、光量検出信号としてレベル変更手段92に入力される。
光量設定部90から光量設定信号として通知された光量設定値及び前記露光量比の設定値、並びに、光量センサ58から光量検出信号として通知された光量検出値は、レベル変更手段92を経由して駆動量制御手段88へ通知される。駆動量制御手段88は、光量設定値及び露光量比設定値と光量検出値を比較し、露光に用いる主光ビームの光量を光量設定値及び露光量比設定値に対応する値にするための駆動量設定信号をLDD86に出力する。LDD86はそれに応じた駆動電流を面発光レーザアレイ50の各面発光レーザ(発光部50A)に供給する。
ここで、本実施の形態に係る画像形成装置10では、感光体ドラム12の外周面を副走査方向に1/2ピッチずつ相対移動させながら光ビームを主走査することにより、感光体ドラム12の同一領域を異なる2つの発光部50Aから出射された光ビームによって重複走査(二重露光走査)する。本実施の形態では、面発光レーザアレイ50の発光部50Aが16個であるため、まず1走査で16本の走査線が露光される。ここで解像度を2400dpiとすると、各走査線の副走査方向の間隔は10.6μmとなる。続いて感光体ドラム12を副走査方向に10.6×8μm回転(1/2ピッチ回転)させ次の走査を行う。二重露光走査では、n回目の走査により形成された走査線後半8本と、n+1回目の走査により形成された走査線前半8本とが同じデータで二回露光されて該走査線の領域の画像形成が完了する。
この場合、基本的には、n回目の走査により形成された走査線のスクリーン形成ドット100と、n+1回目の走査により形成された走査線のスクリーン形成ドット102とは、それぞれの露光量比が50%ずつに設定されると共に、図5(A)乃至図5(C)に示す如く、両者がずれなく正確に重なり合うことで100%の露光量が確保され、これにより、スクリーン形成ドット100、102における現像に必要な露光量と幅が確保される。
但し、振動やその他の要因により、図6(A)乃至図6(C)に示す如く、スクリーン形成ドット100とスクリーン形成ドット102との重ね合わせ精度がずれた場合、スクリーン形成ドット100とスクリーン形成ドット102との重ね合わせ部分の露光量は現像に必要な露光量に達するが、当該重ね合わせ部分の幅が現像に必要な幅に満たないため、現像画像は未現像状態となり白筋となって抜ける画像欠損が発生する。
このような場合、本実施の形態に係る画像形成装置10では、ユーザは、二重露光走査における隣接する光ビームの互いの露光量比を任意に選択してユーザインターフェース部91の表示部91Bに入力することで、上記白筋の発生を防止することができる。すなわち、例えば、ユーザがn回目の走査の際に出射される光ビームの露光量を60%、n+1回目の走査の際に出射される光ビームの露光量を40%として表示部91Bに入力すれば、図7(A)乃至図7(C)に示す如く、n+1回目の走査により形成される走査線のスクリーン形成ドット102の露光量は、現像に必要な露光量以下となるが、n回目の走査により形成される走査線のスクリーン形成ドット100の露光量は現像に必要な露光量以上に増加する。
これにより、スクリーン形成ドット100の露光量と、両方のスクリーン形成ドット100、102の重ね合わせ部分の露光量とによって、全体として現像に必要な幅と露光量を確保することができ、これにより、白筋の発生が防止される。
しかも、本実施の形態に係る画像形成装置10では、光量設定部90は、二重露光走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を色毎、スクリーン種類毎、濃度毎に変更可能であり、ユーザは、隣接する光ビームの互いの露光量比を色毎、スクリーン種類毎、濃度毎に個別に選択して表示部91Bに入力できる。したがって、上記露光量比を色毎、スクリーン種類毎、濃度毎に好適に設定できる。
さらに、本実施の形態に係る画像形成装置10では、ユーザインターフェース部91の表示部91Bに表示される各種のボタンをユーザが操作することで、露光量比確認プリントを出力するための設定が表示部91Bに入力されるようになっている。これにより、画像形成装置10は、入力された設定に従って露光量比確認画像パターンを一枚の用紙P(テストプリント紙)に出力する。
ここで、図8には、露光量比確認画像パターンの一例が示されている。この露光量比確認画像パターン104には、スクリーンの種類が1で濃度段階が1の設定条件において二重露光走査により隣接する光ビームの互いの露光量比をY、M、C、Kの色毎にA、B、Cの3段階に変更した12本の帯状のパターンと、スクリーンの種類が2で濃度段階が2の設定条件において上記露光量比をY、M、C、Kの色毎にA、B、Cの3段階に変更した12本の帯状のパターンとが描かれている。このように、本画像形成装置10では、二重露光走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を色毎、スクリーン種類毎、濃度毎に複数段階に変更した画像を一枚の用紙Pに出力できるので、上記露光量比の設定状態を目視にて容易に確認することができ、設定作業が効率的になる。
以上説明した如く、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10では、二重露光走査における白筋の発生を抑制できる。
なお、上記実施の形態に係る画像形成装置10は、露光装置16を1台だけ備えた構成としたが、これに限らず、本願発明は露光装置16を複数台備えたタイプの画像形成装置(例えば、タンデム型カラーレーザープリンタなど)にも適用できる。この場合、切換手段は、二重露光走査により隣接する光ビームの露光量比を露光装置毎に変更可能な構成となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置を構成する露光装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の面発光レーザアレイの構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御装置のうち、面発光レーザアレイからの光ビームの射出を制御する制御部の構成を示した図である。 二重露光走査により隣接する光ビームを示し、(A)は露光量比が50%:50%でかつ一方のスクリーン形成ドットと他方のスクリーン形成ドットとがずれなく重ね合わさった状態を示す図であり、(B)は(A)の場合のスクリーン形成ドットの露光プロファイルを示す図であり、(C)は(A)の場合のスクリーン形成ドットの現像必要幅及び現像必要露光量と現像画像との関係を示す図である。 二重露光走査により隣接する光ビームを示し、(A)は露光量比が50%:50%でかつ一方のスクリーン形成ドットと他方のスクリーン形成ドットとの重ね合わせ精度がずれた状態を示す図であり、(B)は(A)の場合のスクリーン形成ドットの露光プロファイルを示す図であり、(C)は(A)の場合のスクリーン形成ドットの現像必要幅及び現像必要露光量と現像画像との関係を示す図である。 二重露光走査により隣接する光ビームを示し、(A)は露光量比が60%:40%でかつ一方のスクリーン形成ドットと他方のスクリーン形成ドットとの重ね合わせ精度がずれた状態を示す図であり、(B)は(A)の場合のスクリーン形成ドットの露光プロファイルを示す図であり、(C)は(A)の場合のスクリーン形成ドットの現像必要幅及び現像必要露光量と現像画像との関係を示す図である。 露光量比確認画像の一例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 感光体ドラム(被走査面)
16 露光装置
50 面発光レーザアレイ(光源)
50A 発光部
52 コリメーレンズ(走査手段)
54 ハーフミラー(走査手段)
62 シリンダレンズ(走査手段)
66 光偏光器(走査手段)
70 fθレンズ(走査手段)
86 レーザ駆動回路(切換手段)
88 駆動量制御手段(切換手段)
90 光量設定部(切換手段)
91 ユーザインターフェース部(切換手段)
92 レベル変更手段(切換手段)

Claims (8)

  1. 被走査面を副走査方向に相対移動させながら、前記被走査面の同一領域を副走査方向に配列された異なる2つの光ビームによって重複走査する画像形成方法において、
    前記重複走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を前記隣接する光ビームの重複状態に応じて変更する、
    ことを特徴とする画像形成方法。
  2. 光ビームを出射する複数の発光部が副走査方向に配列された光源と、
    副走査方向に相対移動する被走査面の同一領域を異なる2つの前記発光部から出射された2つの光ビームによって重複走査する走査手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記重複走査により隣接する光ビームの互いの露光量比を任意に変更可能な切換手段を備えた、ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記切換手段は、前記露光量比を色毎に個別に変更可能とされる、ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記露光量比を前記切換手段によって色毎に複数段階に変更した画像パターンを一枚のテストプリント紙に出力可能な出力手段を有する、ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記切換手段は、前記露光量比をスクリーン種類毎に個別に変更可能とされる、ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記出力手段は、前記露光量比を前記切換手段によってスクリーン種類毎に変更した画像パターンを一枚のテストプリント紙に出力可能とされる、ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記切換手段は、前記露光量比を濃度毎に個別に変更可能とされる、ことを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記出力手段は、前記露光量比を前記切換手段によって濃度毎に複数段階に変更した画像パターンを一枚のテストプリント紙に出力可能とされる、ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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