JP2011142509A - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】読み取った複数枚の原稿の画像を原稿の枚数よりも少ない枚数の記録媒体に画像形成する場合に、実際の画像がどのように配置されるのかを確認することができる画像形成装置及び画像形成プログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、原稿の画像を読み取る画像読取部22と、画像読取部22により読み取られた複数枚の原稿の画像を、原稿の枚数よりも少ない枚数の記録媒体に、指定された配置で形成する画像形成部24と、複数枚の原稿の画像のうち、最初に画像を形成する記録媒体の少なくとも片面分の原稿の画像を読み取った場合に、読み取った原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って表示されるように操作表示部20を制御するコンピュータ18と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
特許文献1には、原稿の両面を読み取って両面印刷を行う両面読取モードを選択可能な画像形成装置において、前記両面読取モードに際して、前記原稿の一方の面の先行読み取りを指定する先行指定手段と、この先行指定手段により前記原稿の一方の面の先行読み取りが指定された場合には、前記原稿の一方の面を先行して昇順に読み取る第1の画像読取手段と、この第1の画像読取手段により読み取った前記原稿の一方の面の画像データに各種設定を施した結果を簡易的に示す第1の仕上がり情報を生成する第1の仕上がり情報生成手段と、一方の面が全て読み取られた前記原稿の他方の面を降順に読み取る第2の画像読取手段と、この第2の画像読取手段により読み取った前記原稿の他方の面の画像データに各種設定を施した結果を簡易的に示す第2の仕上がり情報を生成する第2の仕上がり情報生成手段と、前記第1の仕上がり情報および前記第2の仕上がり情報を合成して前記原稿の両面を順次読み取った場合に相当する仕上がり情報を生成する合成手段と、この合成手段により生成した前記仕上がり情報を表示部に出力する仕上がり情報出力手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置が記載されている。
また、特許文献2には、原稿を移送するための原稿移送経路と、前記原稿移送経路に設置される画像読み取り部と、前記画像読み取り部によって読み取られるイメージを表示し、使用者の入力命令を取得するためのディスプレイ部と、前記原稿を前記画像読み取り部に移送させ、前記画像読み取り部によって読み取られるイメージを前記ディスプレイ部に表示し、前記ディスプレイ部を通して使用者により選択された読み取りイメージに対してイメージ処理動作を制御する制御部と、を含む、画像形成装置が記載されている。
また、特許文献3には、DF部と、スキャナ部と、操作表示部と、画像メモリを有する原稿読み取り装置を有する画像形成装置又は画像送信装置において、前記操作表示部から、露光濃度、領域適応処理、解像度、拡大・縮小などの原稿読み取り条件に関係する第1の設定を行う第1の設定入力部と、この第1の設定が終了したときに操作するための第1の設定終了キーと、前記操作表示部から、コピー部数、後処理、ページ番号付与、ファクシミリ送信の相手先、画像データの送信先などの原稿読み取り条件に関係しない第2の設定を行う第2の設定入力部と、コピー開始、ファクシミリ送信、又は画像データの転送などの開始を行うためのスタートキーと、DF部に原稿が置かれており、かつ前記第1の設定終了キーが操作されたときには、前記第1の設定に基づいて原稿読み取りを開始して画像メモリに格納するとともに、コピーの開始、ファクシミリ送信、画像の転送は開始しない第1の制御手段と、前記スタートキーが操作されると、前記第2の設定に基づいて読み取った画像データのコピーの開始、ファクシミリ送信、画像の転送を行う第2の制御手段とを有することを特徴とする原稿読み取り装置を有する画像形成装置が記載されている。
特開2008−153890号公報 特開2009−33714号公報 特開2003−304358号公報
本発明は、本構成を有さない場合と比較して、読み取った複数枚の原稿の画像が記録媒体にどのような配置で形成されるか把握しやすくなる画像形成装置及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の画像形成装置は、原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた複数枚の原稿の画像を、前記原稿の枚数よりも少ない枚数の記録媒体に、指定された配置で形成する画像形成手段と、前記複数枚の原稿の画像のうち、最初に画像を形成する前記記録媒体の少なくとも片面分の原稿の画像を読み取った場合に、読み取った原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って表示されるように表示手段を制御する制御手段と、を備える。
請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記最初に画像を形成する前記記録媒体の片面分の原稿の画像を読み取った場合に、前記記録媒体の片面分の原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って配された第1の画像が表示されるように表示手段を制御し、前記最初に画像を形成する前記記録媒体の両面分の原稿の画像を読み取った場合に、前記第1の画像に代えて、前記最初に画像を形成する前記記録媒体の両面分の原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って配された第2の画像が表示されるように表示手段を制御する。
請求項3記載の発明は、前記複数枚の原稿を1枚ずつ前記読取手段に送る原稿送り手段をさらに備え、前記制御手段は、前記確認画像の表示中に、前記原稿送り手段によって前記読取手段に送られた次の原稿の画像が読み取られるように、前記読取手段を制御する。
請求項4記載の発明の画像形成プログラムは、原稿の画像を読み取るステップと、読み取られた複数枚の原稿の画像を、前記原稿の枚数よりも少ない枚数の記録媒体に、指定された配置で形成するステップと、前記複数枚の原稿の画像のうち、最初に画像を形成する前記記録媒体の少なくとも片面分の原稿の画像を読み取った場合に、読み取った原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って表示されるように表示手段を制御するステップと、を含む処理をコンピュータに実行させる。
請求項1及び請求項4記載の発明によれば、本構成を有さない場合と比較して、読み取った複数枚の原稿の画像が記録媒体にどのような配置で形成されるか把握しやすくなる、という効果を有する。
請求項2記載の発明によれば、記録媒体の片面分の原稿の画像に対応する確認画像のみを表示するものよりも、記録媒体の両面に原稿の画像がどのように形成されるかを把握しやすくなり、かつ、記録媒体の両面分の原稿の画像を読み取って初めて確認画像を表示するものよりも、記録媒体の片面に原稿の画像がどのように形成されるかを迅速に把握しやすくなる、という効果を有する。
請求項3記載の発明によれば、確認画像の表示が終了してから次の原稿の画像を読み取る場合と比較して、原稿の読み取り時間を短縮することができる、という効果を有する。
第1実施形態に係る画像形成装置の概略ブロック図である。 画像形成装置の外観図である。 第1実施形態に係る画像形成装置のコンピュータで実行される制御プログラムのフローチャートである。 1枚目の原稿のセット方法を表示し、読み取り開始を指示するための画面の一例を示す図である。 原稿読み取り中である旨を示す画面の一例を示す図である。 プレビュー画像の表示画面の一例を示す図である。 プレビュー画像の表示画面の一例を示す図である。 2枚目以降の原稿のセット方法を表示し、原稿読み取りの継続あるいは終了を指示するための画面の一例を示す図である。 課金方法を選択し、印刷開始を指示する画面の一例を示す図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の概略ブロック図である。 第2実施形態に係る画像形成装置のコンピュータで実行される制御プログラムのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態では、例えばコンビニエンスストア等の店舗等に設置され、原稿を1枚ずつセットして画像を読み取り、読み取った画像を紙等の記録媒体に記録する画像形成装置について説明する。
図1には、本実施形態に係る画像形成装置10の概略ブロック図を例示した。また、図2には、画像形成装置10の外観図を例示した。図1に示すように、画像形成装置10は、コンピュータ18を含んで構成されている。
コンピュータ18は、CPU(Central Processing Unit)18A、ROM(Read Only Memory)18B、RAM(Random Access Memory)18C、不揮発性メモリ18D、ハードディスク18E、及び入出力インターフェース(I/O)18Fがバス18Gを介して各々接続された構成となっている。
I/O18Eには、操作表示部20、画像読取部22、画像形成部24、用紙供給部26、用紙排出部28、ネットワーク通信インターフェース(I/F)30、電話回線インターフェース(I/F)32、及び課金部36等の各機能部が接続されている。
操作表示部20は、コピーやファクス送信等の各種機能のメニュー画面の表示や各機能における画像形成条件等の各種パラメータの設定等の各種操作を行うためのものであり、例えばタッチパネル等を含んで構成される。
画像読取部22は、ラインCCD等の画像読取センサや当該画像読取センサを走査するための走査機構等を含んで構成され、装置にセットされた原稿の画像を読み取る。本実施形態では、画像読取部22は、例えばプラテンガラス上にセットされた原稿の画像を読み取るものであり、複数枚の原稿の画像を読み取る場合は、1枚ずつ原稿をセットして読み取る。
画像形成部24は、例えば所謂電子写真方式により記録媒体上に画像を形成するものである。具体的には、画像形成部24は、感光体ドラムを帯電するための帯電装置、帯電された感光体ドラム上を画像に応じた光で露光することにより感光体ドラム上に画像に応じた静電潜像を形成する露光装置、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナー現像する現像装置、感光体ドラム上に形成された画像に応じたトナー像を記録媒体に転写する転写装置、記録媒体に転写された画像に応じたトナー像を定着する定着装置等を含んで構成される。
なお、露光装置としては、半導体レーザや回転多面鏡、コリメータレンズやシリンドリカルレンズ、fθレンズ等の光学系を含んで構成された光走査装置、複数のLEDから成るLEDヘッド等がある。
用紙供給部26は、記録用紙が収容される用紙収容部や、用紙収容部から画像形成部24へ記録用紙を供給する供給機構等を含んで構成される。
用紙排出部28は、画像形成部24で画像が形成された記録用紙を排出部に排出させるための排出機構等を含んで構成される。
ネットワーク通信I/F30は、図示しないネットワークを介して他の外部装置とデータ通信を行うためのインターフェースである。
電話回線通信I/F32は、図示しない電話回線を介して接続された他の画像形成装置とファクシミリ通信を行うためのインターフェースである。
ハードディスク18Eは、例えば装置の各部の状態や稼働状況等のログデータ、コピーやファクス送信等の処理結果のログデータ、各種の設定データ、制御プログラム等が記憶される。
課金部36は、記録用紙への画像形成に対して、投入された硬貨から課金するコイン課金部36Aと、記録用紙への画像形成に対して電子マネーから課金する電子マネー課金部36Bと、を含んで構成されている。なお、課金は、本実施形態では一例として記録用紙の面毎に課金される。例えば、白黒コピーの単価が10円の場合、記録用紙の両面にコピーした場合には、2×10円=20円が課金される。
なお、硬貨は、現金(通貨)に限らず、画像形成装置10専用のコインでもよい。また、電子マネーとしては、例えば電子記録や磁気記録によって金額情報が記録されたプリペイドカードや、料金の引き落とし口座に関する情報が記録されたクレジットカード、デビットカード等がある。
このような画像形成装置10は、例えばコピー機能やファクシミリの送信機能等の各種サービス機能を有する。
次に、本実施形態の作用として、コンピュータ18のCPU18Aで実行される処理について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図3に示す処理の制御プログラムは、例えばハードディスク18Eに予め記憶され、これをCPU18Aが読み込んで実行する。なお、制御プログラムは、ネットワーク通信I/F30を介して他のコンピュータから提供されるようにしてもよいし、CD−ROM等の記録媒体から提供されるようにしてもよい。
なお、図3に示す処理は、ユーザーが操作表示部20に表示されたトップメニュー画面を操作してコピー機能を選択した場合に実行される。
ステップ100では、コピー機能の各種パラメータを設定する。例えば、まず操作表示部20に図示しない設定画面を表示させる。この設定画面は、例えばN枚(Nは2以上の整数)の原稿を1枚にまとめてコピーするN枚を1枚コピー、両面コピー等の各種コピー機能から所望のコピー機能を選択するためのものである。また、設定画面では、カラーモード(白黒、カラー等)、原稿サイズ(A4サイズ、B5サイズ等)、N枚を1枚コピー時の原稿のレイアウト順序、両面コピー時の原稿の向き(たて原稿上下開き、よこ原稿上下開き)、濃度、印刷部数、後述するプレビュー表示条件等の各種パラメータを設定する。
N枚を1枚コピーは、例えば原稿が2枚の場合は、読み取った2枚分の画像を、例えば元原稿と同じサイズの記録用紙に印刷するのであれば、各々の画像を1/2以下に縮小して記録用紙の1面にまとめて印刷する機能(2枚を1枚コピー)である。このとき、読み取った2枚分の画像は、「原稿のレイアウト順序」パラメータで指定された配置で印刷される。
また、両面コピーは、2枚の原稿を読み取り、読み取った2枚分の画像を1枚の記録用紙の表面及び裏面に印刷する機能である。このとき、読み取った2枚分の画像は、「原稿の向き」パラメータで指定された配置で印刷される。
なお、N枚を1枚コピーと両面コピーを併せたコピー機能もある。すなわち、例えば原稿が4枚の場合に、2枚を1枚コピーで且つ両面コピーを選択すると、1枚目の原稿と2枚目の原稿が記録用紙の表面(A面)に2枚を1枚コピーで印刷され、3枚目と4枚目の原稿が記録用紙の裏面(B面)に2枚を1枚コピーで印刷される。すなわち、4枚の原稿の画像が1枚の記録用紙の表面と裏面に印刷される。
本実施形態では、N枚を1枚コピーや両面コピー等が選択された場合に、実際の原稿の画像に基づくプレビュー画像をプレビュー表示条件で設定された条件に従って操作表示部20に表示する。このプレビュー画像は、各原稿の画像に対応する画像(確認画像)が、「原稿のレイアウト順序」パラメータや「原稿の向き」パラメータで指定された配置に従って表示されたできあがり画像を含む画像である。なお、確認画像は、原稿の画像の一部のみがユーザーに把握できるものであってもよい。
プレビュー表示条件は、最初に印刷する記録用紙の片面に印刷する分の原稿の画像を読み取った時点でプレビュー画像を表示させるか、最初に印刷する記録用紙の両面に印刷する分の原稿の画像を読み取った時点でプレビュー画像を表示させるか等を設定するものであり、ユーザーが所望のプレビュー表示条件を設定する。
設定画面において、コピー機能に関する各種パラメータの設定が終了すると、ステップ102へ移行する。
ステップ102では、複数原稿モードであるか否か、すなわち、N枚を1枚コピー及び両面コピーの何れかが選択されたか否かを判断する。これらの何れかのコピー機能が選択された場合は、複数原稿モードであるとしてステップ104へ移行し、複数原稿モード以外のコピー機能が選択された場合には、ステップ134へ移行する。ステップ134では、それぞれのコピー機能に応じた印刷処理が実行されるが、詳細については省略する。
一方、ステップ104では、図4に示すような原稿セット方法が説明された画面G5を操作表示部20に表示させる。同図に示すように、画面G5には、原稿のセット方法、すなわち原稿のつきあて位置及び読み取り面を下向きにする点について説明するための画像や1枚目の原稿の読み取りを指示するためのボタンB28等が表示されている。
なお、画面G5において、戻るボタンB8を押下すると、一つ前の画面に戻り、終了ボタンB9を押下すると、トップメニューへ戻り、取消ボタンB10を押下すると、設定が全て取り消される。これらのボタンの機能は以下の画面においても同じである。
ユーザーは、画面に従って1枚目の原稿を画像読取部22にセットして、ボタンB28を押下することにより、1枚目の原稿の読み取りを指示する。
ステップ106では、ボタンB28が押下され、1枚目の原稿の読み取りが指示されたか否かを判断する。そして、1枚目の原稿の読み取りが指示された場合には、ステップ108へ移行し、1枚目の原稿の読み取りが指示されていない場合には、読み取りが指示されるまで待機する。
ステップ108では、画像読取部22に画像の読み取りを指示し、1枚目の原稿の画像を読み取らせる。原稿の読み取り中には、図5に示すような原稿を読み取り中であることを示す画面G6を操作表示部20に表示させる。
ステップ110では、ユーザーにより設定されたプレビュー表示条件を満たすか否かが判断される。すなわち、最初に印刷する記録用紙の片面に印刷する分の原稿の画像を読み取った時点でプレビュー画像を表示させるようにプレビュー表示条件が設定されていた場合は、最初に印刷する記録用紙の片面印刷分の画像が読み取られたか否かが判断される。例えば、4枚の原稿を2枚を1枚コピーで両面コピーする設定になっていた場合には、最初に印刷する記録用紙の片面印刷分である最初の2枚の原稿の画像を読み取ったか否かが判断される。
一方、最初に印刷する記録用紙の両面に印刷する分の原稿の画像を読み取った時点でプレビュー画像を表示させるようにプレビュー表示条件が設定されていた場合には、最初に印刷する記録用紙の両面印刷分の画像が読み取られたか否かが判断される。例えば、4枚の原稿を2枚を1枚コピーで両面コピーする設定になっていた場合には、最初に印刷する記録用紙の両面印刷分である最初の4枚の原稿の画像を読み取ったか否かが判断される。
そして、プレビュー表示条件を満たす場合には、ステップ112へ移行し、プレビュー表示条件を満たしていない場合には、ステップ120へ移行する。
ステップ112では、図6に示すようなプレビュー画像50が表示された画面G10を操作表示部20に表示させる。この画面G10には、プレビュー画像50の他、中止ボタンB50、プレビュー終了ボタンB54が表示される。
このプレビュー画像50は、コピー機能のパラメータが、2枚を1枚コピーで且つ両面コピー、さらに「原稿の向き」パラメータが「たて原稿上下開き」の場合で、プレビュー表示条件が、両面印刷分の原稿の画像を読み取った時点でプレビュー表示させる条件となっていた場合の例である。
この場合、最初の4枚の原稿の画像が読み取られた時点で図6に示すようなプレビュー画像50が表示される。
図6に示すように、プレビュー画像50は、1枚目の原稿の画像を縮小した確認画像52−1、2枚目の原稿の画像を縮小した確認画像52−2、3枚目の原稿の画像を縮小した確認画像52−3、4枚目の原稿の画像を縮小した確認画像52−4が各々表示されると共に、1枚目の原稿の画像を縮小した確認画像52−1及び2枚目の原稿の画像を縮小した確認画像52−2が2枚を1枚コピーで記録用紙の表面(A面)に印刷され、3枚目の原稿の画像を縮小した確認画像52−3及び4枚目の原稿の画像を縮小した確認画像52−4が2枚を1枚コピーで記録用紙の裏面(B面)に印刷されたできあがり状態を示すできあがり画像54が表示されたものである。図中矢印ができあがり画像54を指し示す位置によって、各確認画像がどの位置に配置されるかが確認される。
ユーザーは、このプレビュー画像50を確認し、所望のレイアウト配置となっているかを確認する。
なお、プレビュー画像54は、図6に示すようなものに限らず、図7に示すようなプレビュー画像G10Aを用いても良い。図7に示すプレビュー画像50は、できあがり画像54には実際の原稿の画像は表示されないが、各確認画像上に表示された原稿の順番を示す番号と、できあがり画像54上の番号とが対応することで各原稿の画像がどの位置に配置されるかが確認される。また、できあがり画像54に表面(A面)、裏面(B面)を示すアルファベットが表示されることにより、各原稿の画像が表面に印刷されるのか裏面に印刷されるのかが確認される。
ステップ114では、中止ボタンB50が押下されたか否かが判断され、中止ボタンB50が押下された場合には、処理を中止するべく本ルーチンを終了し、中止ボタンB50が押下されていない場合には、ステップ118へ移行する。
ステップ118では、プレビュー表示終了ボタンB54が押下されたか否かが判断され、プレビュー表示終了ボタンB54が押下された場合には、ステップ120へ移行し、プレビュー表示終了ボタンB54が押下されていない場合には、ステップ114へ移行する。
ステップ120では、図10に示すような原稿セット方法が説明された画面G7を操作表示部20に表示させる。図10に示すように、画面G7には、原稿のセット方法、すなわち原稿のつきあて位置及び読み取り面を下向きにする点について説明するための画面を表示する際の画像と、n枚目(nは2以上の整数、ここでは2枚目)の原稿があることを指示するためのボタンB29と、n枚目の原稿がないことを指示するためのボタンB30、処理の中止を指示するためのボタンB31が表示されている。なお、このステップが実行される毎に、画面G7の原稿の順番を示す番号nはインクリメントされる。
ユーザーは、画面に従ってn枚目の原稿を画像読取部22にセットして、ボタンB29を押下することにより、n枚目の原稿があることを指示する。
ステップ122では、次の原稿があるか否か、ここでは2枚目の原稿があるか否かを判断し、次の原稿がある場合にはステップ124へ移行し、次の原稿がない場合には、ステップ126へ移行する。
ステップ124では、セットされた原稿を読み取るように画像読取部22に指示する。これにより、画像読取部22により画像が読み取られる。そして、ステップ110へ戻り、最終原稿が読み取られるまで上記の処理を繰り返す。なお、原稿の読み取り中には、図5に示すような原稿を読み取り中であることを示す画面G6を操作表示部20に表示させる。
ステップ126では、図9に示すような印刷開始画面G8を操作表示部20に表示させる。印刷開始画面G8には、処理の中止を指示するためのボタンB31、印刷開始を指示するためのボタンB32、コイン(現金)での支払いを選択するためのボタンB33、及び電子マネーでの支払いを選択するためのボタンB34が表示されている。なお、本実施形態では、デフォルトでコインでの支払いが選択されているものとする。
ステップ128では、残高チェック処理が実行される。具体的には、コインでの支払いが選択されている場合には、ユーザーがコイン課金部36Aに投入したコインの金額が残高不足の場合には、ユーザーが不足分の金額のコインを投入して残高不足が解消した場合にステップ130へ移行する。
一方、電子マネーでの支払いが選択された場合、ユーザーが電子マネー課金部36Bにセットした電子マネーの残高に読み取らせ、読み取った電子マネーの残高が残高不足の場合はコインへ支払いを変更させ、ユーザーがコインをコイン課金部36Aに投入して残高不足が解消した場合にステップ130へ移行する。
ステップ130では、印刷開始が指示されたか否か、すなわち、印刷開始ボタンB32が押下されたか否かを判断する。そして、印刷開始ボタンB32が押下されていない場合には、印刷開始ボタンB32が押下されるまで待機し、印刷開始ボタンB32が押下された場合には、ステップ132へ移行する。
ステップ132では、画像形成処理が実行される。具体的には、コインでの支払いが選択されている場合には、1ページ(1面)分の画像形成処理を実行すると共に、1ページ分の課金処理を行うようにコイン課金部36Aに指示する。これにより、コイン課金部36Aでは、投入された硬貨から1面分の料金を引き落とす。そして、この処理を最終原稿の画像形成処理が終了するまで繰り返す。
一方、電子マネーでの支払いが選択されている場合、全ページ(全面)分の課金処理を行うように電子マネー課金部36Bに指示する。これにより、電子マネー課金部36Bでは、全ページ分の料金を電子マネー課金部36Bにセットされた電子マネーから引き落とす。そして、最終原稿の画像形成が終了するまで画像形成処理を繰り返す。
なお、本実施形態では、最初に印刷される記録用紙の少なくとも片面分の原稿の画像を読み取った場合にプレビュー画像を1回だけ表示させる場合について説明したが、記録用紙の少なくとも片面分の原稿分の原稿の画像を読み取る毎にプレビュー画像を表示させる等、プレビュー画像を表示させる回数は最初の1回に限られるものではない。
例えば、まず、記録用紙の表面に印刷する分の原稿の画像を読み取った際に(記録用紙の表面に原稿の画像がどのように配置されるか把握できる)第1のプレビュー画像を表示させ、次いで、記録用紙の両面に印刷する分の原稿の画像を読み取った際には、第1のプレビュー画像に代えて、(記録用紙の両面に原稿の画像がどのように配置されるか把握できる)第2のプレビュー画像を表示させるといった形態も考えられる。
また、本実施形態では、残高が電子記録されるICカードを電子マネーとして用いた場合について説明したが、例えば前述したように電子マネーがクレジットカードやデビットカードでもよい。この場合、図3のステップ130では、電話回線やネットワークを介してクレジットカードの発行元のクレジット会社やデビットカードの発行元の銀行等にアクセスし、セットされたクレジットカードやデビットカードの利用を許可すべきか否かを問い合わせる処理、利用が許可されない場合は、その旨を操作表示部20に表示させる等の処理が実行される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、例えばオフィス等に設置され、複数枚の原稿を1枚ずつ自動で読み取り、読み取った画像を紙等の記録媒体に記録する画像形成装置について説明する。
図10には、本実施形態に係る画像形成装置10Aの概略構成を示した。画像形成装置100Aが図1に示す画像形成装置10と異なる点は、自動原稿送り装置40を備えている点と、課金部36が省略されている点のみであり、その他の構成は画像形成装置10と同一であるので、説明は省略する。
本実施形態では、1枚ずつ原稿をセットして画像を読み取らせるのではなく、ユーザーが自動原稿送り装置40にセットした複数枚の原稿を自動で1枚ずつ画像読取部22に送り込んで画像を順次読み取らせる場合について説明する。
次に、本実施形態の作用として、コンピュータ18のCPU18Aで実行される処理について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図11に示す処理の制御プログラムは、例えばハードディスク18Eに予め記憶され、これをCPU18Aが読み込んで実行する。なお、制御プログラムは、ネットワーク通信I/F30を介して他のコンピュータから提供されるようにしてもよいし、CD−ROM等の記録媒体から提供されるようにしてもよい。
なお、図11に示す処理は、ユーザーが操作表示部20に表示されたトップメニュー画面を操作してコピー機能を選択した場合に実行される。
まず、ステップ200では、コピー機能の各種パラメータを設定する。このパラメータ設定は、図3のステップ100と同様の処理であるので、説明は省略する。
コピー機能に関する各種パラメータの設定が終了すると、ステップ202へ移行する。
ステップ202では、複数原稿モードであるか否か、すなわち、N枚を1枚コピー及び両面コピーの何れかが選択されたか否かを判断する。これらの何れかのコピー機能が選択された場合は、複数原稿モードであるとしてステップ204へ移行し、複数原稿モード以外のコピー機能が選択された場合には、ステップ224へ移行する。ステップ224では、それぞれのコピー機能に応じた印刷処理が実行されるが、詳細については省略する。
ステップ204では、ユーザーにより自動原稿送り装置40に原稿がセットされ、印刷開始が指示されたか否かが判断される。具体的には、操作表示部20に表示された印刷開始を指示するための印刷開始ボタンが押下されたか否かが判断される。
印刷開始が指示されたと判断された場合には、ステップ206へ移行し、印刷開始が指示されていない場合には、印刷開始が指示されるまで待機する。
ステップ206では、原稿を送るように自動原稿送り装置40に指示すると共に、画像の読み取りを開始するように画像読取部22に指示する。これにより、自動原稿送り装置40によって原稿が1枚画像読取部22に送り込まれ、画像読取部22によって画像が読み取られる。
ステップ208では、プレビュー表示条件を満たすか否かが判断される。この判断は、図3のステップ112と同一であるので、説明は省略する。そして、プレビュー表示条件を満たすと判断された場合は、ステップ210へ移行し、プレビュー表示条件を満たしていないと判断された場合は、ステップ212へ移行する。
ステップ210では、プレビュー画像を操作表示部20に表示させる。この処理は、図1のステップ112と同一であり、例えば図6に示すようなプレビュー画像50が表示されたプレビュー表示画面を操作表示部20に表示させる。
ステップ212では、プレビュー画像を操作表示部20に表示中であるか否かを判断し、表示中の場合はステップ214へ移行し、表示中でない場合には、ステップ220へ移行する。
ステップ214では、前記プレビュー表示画面の中止ボタンが押下されたか否かを判断し、中止ボタンが押下された場合には処理を中止するべく本ルーチンを終了し、中止ボタンが押下されていない場合にはステップ216へ移行する。
ステップ216では、前記プレビュー表示画面のプレビュー表示終了ボタンが押下されたか否かを判断し、プレビュー表示終了ボタンが押下された場合には、ステップ218へ移行してプレビュー表示を終了させ、プレビュー表示終了ボタンが押下されていない場合には、ステップ220へ移行する。
ステップ220では、自動原稿送り装置40にセットされた原稿が無くなったか否か、すなわち最終原稿の読み取りが終了したか否かを判断し、最終原稿の読み取りが終了した場合にはステップ222へ移行し、最終原稿の読み取りが終了していない場合には、ステップ206へ戻って最終原稿の読み取りが終了するまで上記の処理を繰り返す。
ステップ222では、ステップ200で設定されたパラメータに従って画像が記録用紙に形成されるように、画像形成部24を制御する。
このように、本実施形態では、ステップ210でプレビュー画像が表示された後、ステップ218でプレビュー画像の表示が終了されるまで、すなわち、プレビュー画像の表示中に、次の原稿が順次読み取られる。
ここで、本実施形態においても、記録用紙の表面に印刷する分の原稿の画像を読み取った際に(記録用紙の表面に原稿の画像がどのように配置されるか把握できる)第1のプレビュー画像を表示させ、次いで、記録用紙の両面に印刷する分の原稿の画像を読み取った際には、第1のプレビュー画像に代えて、(記録用紙の両面に原稿の画像がどのように配置されるか把握できる)第2のプレビュー画像を表示させるといった形態も考えられる。
なお、上記各実施形態では、記録用紙上に画像を形成する場合について説明したが、画像を形成する記録媒体としては、紙に限られるものではなく、OHPシートのような記録媒体でもよい。
また、上記各実施形態では、画像形成部24が、いわゆる電子写真方式によって画像を形成する構成である場合について説明したが、これに限らず、画像形成部24を、インクジェット方式により画像を形成するものとしてもよい。
また、上記各実施形態で説明した画像形成装置10の構成(図1参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記各記実施形態で説明した制御プログラムの処理の流れ(図3、図11参照)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
10 画像形成装置
16 ネットワーク
18 コンピュータ
18A CPU(制御手段の一例)
18B ROM
18C RAM
18D 不揮発性メモリ
18E ハードディスク
18F I/O
18G バス
20 操作表示部
22 画像読取部(読取手段の一例)
24 画像形成部(画像形成手段の一例)
26 用紙供給部
28 用紙排出部
30 ネットワーク通信I/F
32 電話回線通信I/F
36 課金部
36A コイン課金部
36B 電子マネー課金部

Claims (4)

  1. 原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた複数枚の原稿の画像を、前記原稿の枚数よりも少ない枚数の記録媒体に、指定された配置で形成する画像形成手段と、
    前記複数枚の原稿の画像のうち、最初に画像を形成する前記記録媒体の少なくとも片面分の原稿の画像を読み取った場合に、読み取った原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って表示されるように表示手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記最初に画像を形成する前記記録媒体の片面分の原稿の画像を読み取った場合に、前記記録媒体の片面分の原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って配された第1の画像が表示されるように表示手段を制御し、
    前記最初に画像を形成する前記記録媒体の両面分の原稿の画像を読み取った場合に、前記第1の画像に代えて、前記最初に画像を形成する前記記録媒体の両面分の原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って配された第2の画像が表示されるように表示手段を制御する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記複数枚の原稿を1枚ずつ前記読取手段に送る原稿送り手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記確認画像の表示中に、前記原稿送り手段によって前記読取手段に送られた次の原稿の画像が読み取られるように、前記読取手段を制御する
    請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 原稿の画像を読み取るステップと、
    読み取られた複数枚の原稿の画像を、前記原稿の枚数よりも少ない枚数の記録媒体に、指定された配置で形成するステップと、
    前記複数枚の原稿の画像のうち、最初に画像を形成する前記記録媒体の少なくとも片面分の原稿の画像を読み取った場合に、読み取った原稿の画像に対応する確認画像が前記配置に従って表示されるように表示手段を制御するステップと、
    を含む処理をコンピュータに実行させるための画像形成プログラム。
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