JP2009053359A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広告をプリントするサービスに使用した場合に、利用者が所望の画質のプリント画像を得ることができ、かつ広告主の望む画質の広告をプリントする画像形成装置を実現する。
【解決手段】第1属性画像を用紙の片面にプリントしかつ第2属性画像を当該用紙の他の片面にプリントする複属性両面プリントモードを備える画像形成装置において、第1属性画像のための画質調整部を有した操作入力手段と、第1属性画像および第2属性画像のプリント画質を設定するプリント制御手段と、プリント制御手段に対して第2属性画像の画質設定に係る指定情報を与える指定情報出力手段とを設け、複属性両面プリントモードにおいて、プリント制御手段が、画質調整部の操作に応じて第1属性画像のプリント画質を設定し、かつ指定情報が許容する範囲内で画質調整部の操作を第2属性画像に対するプリント画質の設定に反映させる構成とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、両面プリントが可能な画像形成装置に関する。画像形成装置には、複写機、プリンタ、および複合機と呼ばれる多機能周辺機器(MFP:Multifunction Peripherals)が含まれる。
不特定の顧客が有償で利用することのできる複写機が、コンビニエンスストアをはじめとする種々の店舗に設置されている。一般に、この種の複写機は、コピー枚数、プリントの濃さ、用紙サイズといった幾つかの項目について顧客が指定や選択をすることができるように構成されている。また、モノクロ複写機としての使用も可能なカラー複写機を設置する店舗も増えつつある。このような複写機の多くは、両面ユニットの装着によって両面プリントが可能になる多機能型である。
近年、有償のコピーサービス(以下、有料コピーという)の新たな形態として、予め片面に広告を印刷した用紙を複写機に収納しておき、広告主がコピー料金の全部または一部を負担するビジネスが注目されている。顧客が持ち込んだ原稿は広告印刷済み用紙の他の片面に複写される。顧客は無料または割引料金でコピーサービスを受けることができる。その代わり、受け取る用紙には必ず広告がプリントされている。広告主は客層に応じた効果的な宣伝を行うことができる。このビジネスは、原稿画像とは別に広告をプリントする付加機能をもたない汎用の複写機で実施することができる。
原稿を複写するときに広告画像をプリントする機能をもつ複写機は知られている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、広告画像を記憶するメモリを備えた複写機と料金を受け取る課金装置とから構成され、原稿を複写する用紙の裏面または別の用紙に広告画像をプリントする。そして、広告のプリントに要する時間に応じてコピー料金を変更する。他にも、片面プリントにおいて広告の配置が選択可能であるもの、顧客が広告商品の種類を選択できるようにしたものなど種々の提案がある。
特開2000−347533号公報
一般に、有料コピーにおいては、コピーサービスを利用する顧客はコピー枚数や用紙サイズの指定および選択とともに、プリントの濃さ、コントラスト、倍率といった幾つかの画質設定項目について所望の指定をしてプリント画質を調整することができる。特にカラープリントが可能な有料コピーでは、カラーモード(モノクロ/カラー)やカラーバランスも顧客の操作を受け付ける画質設定項目に含まれる。そして、このような画質の設定はそれが解除されるまで、全てのプリントに対して有効となる。つまり、マルチコピーであれば複数の用紙へのプリントに対して、両面プリントであれば表裏両面にプリントに対して、一律に画質設定の内容が適用される。
顧客がプリント画質を調整することのできる無償のコピーサービス(以下、無料コピーという)も考えられる。このサービスは顧客にとって有用ではあるが、サービス提供者からみた不都合が生じるおそれがある。すなわち、顧客が極端に標準値と異なる画質調整をした場合、広告主が望むように広告画像がプリントされないことがある。例えば、拡大倍率が指定されて広告の一部しかプリントされなかったり、カラーバランスが変更されて商品の色が実際とかけ離れた色でプリントされたりすることが起こり得る。
本発明は、このような事情に鑑み、プリント費用を広告主が負担するプリントサービスに使用した場合に、サービス利用者が所望の画質のプリント画像を得ることができるとともに、広告主の望む画質の広告画像をプリントアウトすることのできる画像形成装置の提供を目的としている。
上記目的を達成する画像形成装置は、第1の画像データ出力手段によって与えられる第1属性の画像を用紙の片面にプリントしかつ第2の画像データ出力手段によって与えられる第2属性の画像を当該用紙の他の片面にプリントする複属性両面プリントモードを備える画像形成装置であって、前記第1属性の画像のための画質調整部を有した操作入力手段と、前記第1属性の画像および前記第2属性の画像のプリント画質を設定するプリント制御手段と、プリント制御手段に対して前記第2属性の画像の画質設定に係る指定情報を与える指定情報出力手段とを有する。複属性両面プリントモードにおいて、前記プリント制御手段は、前記画質調整部の操作に応じて前記第1属性の画像のプリント画質を設定し、かつ前記指定情報が許容する範囲内で前記画質調整部の操作を前記第2属性の画像に対するプリント画質の設定に反映させる。
本発明によれば、プリント費用を広告主が負担するプリントサービスに使用した場合に、サービス利用者が望む画質の原稿画像をプリントし、かつ広告主の望む画質の広告画像をプリントする画像形成装置を実現することができる。
異なる画像データ出力手段からの2種の画像を1枚の用紙の表裏にプリントするモードである"複属性両面プリントモード"が必要とされる状況の代表例は、上述したように広告主が料金を負担する無料コピーである。以下、サービスの提供を受ける顧客が無料コピーを指定した場合に複属性両面プリントを行うコピーサービスを想定し、それに使用される画像形成装置を例示する。なお、必ずしも無料である必要はなく、割引であってもよい。料金設定はサービス提供者が決めるべき事項である。
図1に示される画像形成装置10は、例えばコンビニエンスストアに設置され、不特定の顧客によってセルフサービス形式で使用される。以下、画像形成装置10の一時的な使用者である不特定の顧客を便宜的にユーザという。ユーザは、用紙の裏面に広告がプリントされるのを了承するのであれば、原稿を無料でコピーすることができる。広告のプリントを了承しないのであれば、原稿を有料でコピーすることができる。無料コピーのプリントモードは、第1属性の画像としての原稿画像を用紙の片面にプリントしかつ他の片面に第2属性の画像としての広告画像をプリントするモードである。有料コピーのプリントモードは、原稿画像のみをプリントして広告画像をプリントしないモードである。
画像形成装置10はカラープリントの可能な複合機(MFP)11と課金装置12とを備えている。図示の課金装置12は縦長の箱形状を有したコインベンダーであって、複合機11の傍らに配置され、背面から引き出されたケーブル状の中継コネクタ17を介して複合機11に接続されている。
例えば、有料コピーにおいてユーザが硬貨を投入すると、課金装置12は投入された金額を液晶ディスプレイからなる表示部15によって逐次に表示し、投入金額が所定額に達すると複合機11に対してプリントの詳細を指定するパネル操作の受付を指示する。ユーザは操作パネル18を操作して置数(コピー枚数)、用紙のサイズ、カラーモード(モノクロ/カラー)などの項目について指定する。指定されたコピー内容に対応するコピー料金が投入金額以下であれば、課金装置12は複合機11に対してコピー動作を許可する。ユーザが操作パネル18上のスタートキーを押すとコピー動作が始まる。複合機11は、用紙がフェースダウントレイ53(またはフェースアップトレイ54)に排出される時に、排出情報を課金装置12に送信する。排出情報を受けて課金装置12は所定のコピー料金を徴収し、残高を新たに表示する。徴収するコピー料金はコピー内容によって異なる。残高が所定の金額以下になると、課金装置12はコピー動作を禁止する。そして、硬貨が追加投入されると、課金装置12はコピー動作を再度許可する。コピー動作が停止しているときに、ユーザが課金装置12のコイン返却ボタン14を押すと、課金装置12の内部から前面のコイン返却口16に残高分の硬貨が送り出される。
なお、コインベンダーからなる課金装置12を図示したが、金額情報を記憶したプリペイドカードなどの情報記憶媒体を用いる課金装置とすることもできる。この場合の課金装置は、挿入されたプリペイドカードに記憶されている残高情報に基づいて、コピー料金を徴収する。
図2のように複合機11は、第1の画像データ出力手段としての縮小投影式フラット型のイメージスキャナ21、タンデム式のカラープリンタ23、多段式の用紙ストッカ25、2通りの排紙を可能にする排出部26、および両面ユニット27を備える。用紙ストッカ25は、3個の給紙口および手差し給紙口を備え、サイズの異なる複数種の用紙の択一選択が可能に構成されている。
コピー動作において、原稿画像はイメージスキャナ21によって読み取られ、カラープリンタ23でイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー像となる。所定のタイミングで形成される4色のトナー像は中間転写ベルト40に順に1次転写され、中間転写ベルト40上で重なる。重なった4色のトナー像は用紙ストッカ25からカラープリンタ23へ給紙された用紙に2次転写される。その後、トナー像は定着部を経て用紙に定着する。トナー像が定着した用紙は、排出部26を経て排紙される。両面プリントの場合には、1面目の転写の後、用紙は両面ユニット27に送られる。両面ユニット27で表裏反転された用紙が2次転写位置(印字位置)に戻り、2面目の転写の後に排紙される。このような複合機11の基本構成は広く知られているので、ここでは各要素の構造および機能の詳しい説明を省略する。
複合機11は、上述したとおり無料コピーサービスに係る複属性両面プリントモードを有する。複属性両面プリントモードでは、ユーザによって与えられる原稿画像を用紙の片面にプリントし、予め広告主によって与えられる広告画像を残りの片面にプリントする。原稿画像はイメージスキャナ21によってデータ化され、広告画像は予めデータ化されて複合機11がもつ不揮発性のメモリに格納されている。排紙の形態はフェースダウンとされ、用紙はカラープリントされた広告面がユーザに見えるように上向きにフェースダウントレイ53に排出される。1枚の用紙に対する原稿と広告のプリント順序が決まっている。本例では広告画像のプリントを先に行い、原稿画像のプリントを後に行う。
両面プリントにおける1枚の用紙の搬送手順は図3のとおりである。用紙は、用紙ストッカからプリンタ本体へ給紙されると、印字位置(2次転写位置)へ導かれ、1面目のプリントを受ける。片面のプリントが終わった用紙は両面プリントを可能にする循環搬送経路90の一部であるスイッチバック路91へ導入され、導入と反対の方向に搬送されて両面ユニット27に入る。両面ユニット27内で表裏が反転した用紙が再び印字位置へ導かれ、2面目のプリントを受ける。そして、両面のプリントが終わった用紙がスイッチバック路91を素通りして排紙される。
無料コピーに係る複属性両面プリント動作および有料コピーに係る単属性片面プリント動作における用紙搬送とプリントの手順は図4に模式的に示される。
図4のように複属性両面プリントモードでは、用紙Pへの1面目のプリントとして第2属性の広告画像G2のプリントが行われる。用紙Pの表裏が反転され、2面目のプリントとして第1属性の原稿画像G1のプリントが行われる。そして、原稿画像G1が下向きで広告画像G2が上向きとなるフェースダウン形式で用紙Pが排出される。
広告画像G2が上向きで排出されるので、排出された用紙Pを取ろうとするユーザに広告画像G2が認識され易い。すなわち、広告画像G2がユーザの興味を引く確率が大きい。仮に広告画像G2が下向きであると、ユーザが広告画像G2を見ないかも知れない。フェースダウン形式の排出は宣伝効果に貢献する。
図5は画像形成装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
複合機11および課金装置12は、中継コネクタ17および入出力インタフェース60a,60bを介して相互に通信する。複合機11の通信制御は複合機11に設けられた制御部61が司り、課金装置12の通信制御は課金装置12に設けられた制御部71が司る。
複合機11におけるプリント制御手段である制御部61には、イメージスキャナ21、カラープリンタ23、排出部26、および両面ユニット27に備わる動作機構やセンサがインタフェースを介して接続されている。また、イメージスキャナ21からの読取り信号を処理する信号処理部22および上述の操作パネル18も制御部61に接続されている。さらに、制御部61には、原稿画像に係る画質調整値(後述のユーザ画質調整テーブルT1)を一時的に記憶するユーザ画質調整メモリ50A、広告画像に係る画質設定値(後述の画質設定テーブルT3)を一時的に記憶する広告用画質調整メモリ50B、広告画像に関する情報を記憶する広告データ用メモリ51、複数の広告画像を予め記憶する不揮発性メモリを含んだ第2の画像データ出力手段としての広告画像用メモリ部63、広告をプリントした枚数や広告主に対する課金を累積して記憶する課金用メモリ64、画像データの一時記憶や画像合成時に使用される作業用のメモリ65、現在時刻を測定するタイマ66、広告をプリントした枚数などを積算するカウンタ67、広告画像および/または原稿画像をプリントする生産性を判別する判別部68が接続されている。
広告データ用メモリ51は、広告主名や広告の種類などの広告属性情報を記憶する領域52、および複数の広告画像のそれぞれに対応する画質設定の指定情報を記憶する領域53を有する。広告データ用メモリ51は制御部61に第2属性の画像の画質設定に係る指定情報(後述の広告主画質調整テーブルT2)を与える指定情報出力手段である。
操作パネル18には、有料/無料コピーを指定するための広告機能選択キー82、原稿画像のプリントのカラーモードを指定するためのキー83、コピーの濃度やコントラストに係る下地レベルを指定するためのキーからなる画質調整部84、他の各種のキー85、および各種の操作画面を表示する表示部88を備える。他のキーには、コピー部数を設定する置数キー、各種の付加価値コピーモード(両面コピー、拡大/縮小コピーなど)を選択また設定するためのキー、およびコピー動作の開始を指示するためのスタートキーが含まれる。表示部88はディスプレイとタッチパネルとからなり、コピー枚数や用紙サイズなどの設定状態、有料/無料コピーの設定状態、その他の情報を表示する。その他の情報には操作の案内やコピー動作状況をユーザに伝えるメッセージが含まれる。なお、操作パネル18のキーの一部は表示部88のタッチパネルの画面内に適時に表示されるボタンである。
一方、課金装置12の制御部71には、上述した表示部15、コピー内容と料金の対応を示すテーブルデータを記憶する課金テーブルメモリ72、コピー枚数やユーザに対する課金額を累積して記憶する課金用メモリ73などが接続されている。
本実施形態の画像形成装置10の動作の概要は図6のアクティビティ図で示される。
図6において、最初にユーザが複合機11の操作パネル18により無料コピーか有料コピーかを選択する(#01)。このとき、図7(A)のように、複合機11の表示部88は選択ボタン82A,82Bおよびユーザに選択を求めるメッセージ101を表示する。メッセージ101は、無料コピーでは広告がプリントされることを伝える文を含む。
無料コピーの場合は、1面目に広告画像をプリントし、2面目にユーザの原稿画像をプリントする。広告画像および原稿画像はカラー画像でもモノクロ画像でもよく、カラー画像であればカラープリントされ、モノクロ画像であればモノクロプリントされる。
無料コピーの場合は料金の投入の必要はない。ユーザはパネル操作によって後述の画質設定項目について所望の指定をすることができる(#02)。ユーザがスタートキーを押下すると、複合機11はコピー動作を開始する(#03)。カラープリンタ23による1面目の広告画像のプリントと並行して、イメージスキャナ21は原稿の読取りを行う(#08)。イメージスキャナ21から作像用のバッファメモリへ所定解像度の原稿画像データが出力される。
並行処理が行われている間、図7(B)のように表示部88は「広告プリント中です。」というメッセージ109を表示する(#04)。この表示は、無料コピーに不慣れなユーザに動作状況を知らせて安心してもらうために行われる。モノクロで片面の有料コピーと比べて無料コピーの所要時間は長いが、状況を表示することによって、長い待ち時間にユーザが戸惑うことが少なくなる。
メッセージ109の表示に続いて、複合機11は後述する自動画質調整を行う(#05)。自動画質調整は、ユーザがパネル操作によって指定した画質設定の内容を、広告データ用メモリ51の領域53に記憶されている指定情報が許容する範囲内で広告画像のプリント画質の設定に反映させるための動作である。自動画質調整の後に、広告画像用メモリ63から選択的に取り込んだ広告画像を用紙の第1面にプリントし、用紙の表裏を反転させる(#06、#07)。複数の広告画像のいずれを選択するかについては、単純に登録順に選択する方法や広告の種類を考慮して選択する方法がある。
広告画像のプリントと原稿の読取りの並行処理が終わると、複合機11は原稿画像のプリント動作を始める。図7(C)のように表示部88は「原稿プリント中です。」というメッセージ107を表示する(#09)。複合機11は、両面ユニット27から表裏反転された用紙を印字位置へ搬送し(#10)、原稿画像をプリントし(#11)、両面にプリントされた用紙をフェースダウントレイ53に排出する(#12)。
有料コピーの場合には、表示部88はユーザに料金の投入を求めるメッセージを表示する。ユーザが料金を納入すると(#13)、複合機11は、画質調整を含むコピー内容の指定操作を受け付ける(#14)。ユーザがスタートキーを押すと(#15)、複合機11は原稿のスキャン(#16)、原稿画像のプリント(#17)および課金(#18)を順に行い、原稿画像のプリントされた用紙をフェースダウントレイ53に排出する(#12)。
図8は無料コピーにおける自動画質調整の処理の流れを示すアクティビティ図、図9は画質調整に係るテーブルの内容の一例を示す図である。
図8のように自動画質調整処理は、ユーザ画質調整テーブルT1および選択された広告画像に対応する1つの広告主画質調整テーブルT2を読み込み(#51、#52)、広告プリントの画質調整テーブルT3を作成する(#53〜#56)。これらのテーブルT1,T2,T3に係る画質設定の項目は複数である。図9の例では、「カラーモード」「倍率」「濃度」「コントラスト」「とじしろ」および「カラーバランス」の6項目についてユーザおよび広告主がそれぞれ指定をしている。
ユーザ画質調整テーブルT1は、パネル操作に呼応して作成されるテーブルであり、ユーザがパネル操作によって指定した画質調整の内容を記録したものである。ユーザ画質調整テーブルT1の内容は、原稿画像のプリントにおいて画質設定値としてそのまま適用される。
広告主画質調整テーブルT2は、1つの広告画像の画質設定の指定情報であり、広告画像とともにデータ通信または記録媒体からの読込みによって複合機11に入力される。図9のとおり、広告主画質調整テーブルT2は、上記6項目について、広告プリントに対してユーザの画質調整を反映させるか否かの指定(反映可否)、反映させる場合の画質調整の許容範囲、および広告主が望む画質の設定値(広告主推奨値)を示す。
広告プリントの画質調整テーブルT3は、広告画像のプリントにおける画質設定値を示すテーブルである。すなわち、画質調整テーブルT3に基づいて広告画像のプリント制御が行われる。画質調整テーブルT3の作成においては、広告主画質調整テーブルT2が示す「反映可」の項目については、ユーザ画質調整テーブルT1の示す画質調整値が設定値とされる。すなわち、ユーザによる画質の指定が広告のプリントに反映される。一方、「反映不可」の項目については、広告主画質調整テーブルT2の示す推奨値が設定値とされる。なお、「反映可」であっても、ユーザ画質調整テーブルT1の示す画質調整値が広告主画質調整テーブルT2の示す許容範囲から逸脱している場合も、広告主画質調整テーブルT2の示す推奨値が設定値とされる。ただし、これに限らず、ユーザによる画質調整が広告主の許容する範囲から逸脱している場合に、許容範囲の限界値を広告プリント画質の設定値としてもよい。
図9の例示で選択されている広告主画質調整テーブルT2(カップ麺広告データ)においては、画質設定の6個の項目のうち、「濃度」「コントラスト」および「とじしろ」が反映可であり、残りの「カラーモード」「倍率」および「カラーバランス」」が反映不可である。これを受けて、画質調整テーブルT3において、反映可の3個の項目についてはユーザ画質調整テーブルT1の内容が広告プリント画質設定値とされ、反映不可の3個の項目については広告主画質調整テーブルT2の内容が広告プリント画質設定値とされている。このような画質調整テーブルT3が用紙Pの第1面S1への広告画像のプリントに適用される。用紙Pの第2面S2への原稿画像のプリントにはユーザ画質調整テーブルT1が適用される。
以上の実施形態において、画像形成装置10の構成は、イメージリーダ21によって原稿画像を入力する構成に限らない。画像のプリントを要求するパーソナルコンピュータやメモリ装置も原稿入力手段となり得る。例えば、画像形成装置10にコンピュータを接続しておき、顧客が原稿として画像データをリムーバブルメモリに記憶させて持参するプリントサービスが考えられる。
広告画像データ出力手段として、メモリ部63に代えてまたはそれとともに、外部の画像サーバから広告画像データを取得する通信手段を備えてもよい。画像形成装置10を、図示しないネットワークを介して、複数の店舗に設置された画像形成装置を一箇所で統括的に管理する管理施設内の端末に接続してもよい。そして、この管理施設において、各画像形成装置の稼動状況を把握したり、複合機に記憶されている広告画像を遠隔操作により定期的に入れ替えたりすることができる。
カラープリンタ23はタンデム式に限らず、ロータリー式やその他の形式であってもよい。電子写真プロセス以外のインクジェットなどの方法でカラープリントおよびモノクロプリントを行うものでもよい。画像形成装置10の構成は本発明に沿う範囲内で適宜変更が可能である。本発明の応用として、片面のプリントに際して紙面を区画した複数の領域ごとに画質を設定することができる装置において、ある領域にはユーザによる画質調整をそのまま適用し、他の領域には広告主が許容する範囲内でユーザによる画質調整を反映させるようにしてもよい。
画像形成装置の構成を示す図である。 複合機の構成を示す図である。 両面プリントにおける用紙搬送経路の一例を示す図である。 複属性両面プリントにおける用紙搬送とプリントの手順を示す図である。 画像形成装置の制御系の構成を示す図である。 画像形成装置の動作の概要を示すアクティビティ図である。 無料コピーにおける操作パネルによる表示の一例を示す図である。 図7の自動画質調整の処理の流れを示すアクティビティ図である。 画質調整に係るテーブルの内容の一例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
21 イメージスキャナ(第1の画像データ出力手段)
18 操作パネル(操作入力手段)
63 広告画像用メモリ部(第2の画像データ出力手段)
G1 原稿画像(第1属性の画像)
G2 広告画像(第2属性の画像)
61 制御部(プリント制御手段)
84 画質調整部
T2 広告主画質調整テーブル(指定情報)
51 広告データ用メモリ(指定情報出力手段)
P 用紙

Claims (4)

  1. 第1の画像データ出力手段によって与えられる第1属性の画像を用紙の片面にプリントしかつ第2の画像データ出力手段によって与えられる第2属性の画像を当該用紙の他の片面にプリントする複属性両面プリントモードを備える画像形成装置であって、
    前記第1属性の画像のための画質調整部を有した操作入力手段と、
    前記第1属性の画像および前記第2属性の画像のプリント画質を設定するプリント制御手段と、
    プリント制御手段に対して前記第2属性の画像の画質設定に係る指定情報を与える指定情報出力手段とを有し、
    複属性両面プリントモードにおいて、前記プリント制御手段は、前記画質調整部の操作に応じて前記第1属性の画像のプリント画質を設定し、かつ前記指定情報が許容する範囲内で前記画質調整部の操作を前記第2属性の画像に対するプリント画質の設定に反映させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の画像データ出力手段として原稿を読み取るイメージスキャナを備え、
    前記第2の画像データ出力手段として、前記第2属性の画像としての広告画像を記憶する画像メモリを備える
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記指定情報出力手段として前記指定情報を記憶する不揮発性のメモリを備える
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記指定情報は、複数の画質設定項目のそれぞれについて設定値の許容範囲を示す
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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