JP5023746B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モノクロおよびカラーの両面プリントが可能な画像形成装置に関する。画像形成装置には、複写機、プリンタ、および複合機と呼ばれる多機能周辺機器(MFP:Multifunction Peripherals)が含まれる。
不特定の顧客が有償で利用することのできる複写機が、コンビニエンスストアをはじめとする種々の店舗に設置されている。この種の複写機としてはカラープリントおよび両面プリントが可能な多機能型が広く用いられている。多機能型は基本的なモノクロの片面プリントも当然に可能である。
近年、有償の複写サービスの新たな形態として、予め片面に広告を印刷した用紙を複写機に収納しておき、広告主がコピー料金の全部または一部を負担するビジネスが注目されている。顧客が持ち込んだ原稿は広告印刷済み用紙の他の片面に複写される。顧客は無償でまたは安価に複写サービスを受けることができる。広告主は客層に応じた効果的な宣伝を行うことができる。このビジネスは、原稿画像とは別に広告をプリントする付加機能をもたない汎用の複写機で実施することができる。
複写時に広告をプリントする機能をもつ複写機は知られている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、広告画像を記憶するメモリを備えた複写機と料金を受け取る課金装置とから構成され、原稿を複写する用紙の裏面または別の用紙に広告画像をプリントする。そして、広告のプリントに要する時間に応じてコピー料金を変更する。他にも、片面プリントにおいて広告の配置が選択可能であるもの、顧客が広告商品の種類を選択できるようにしたものなど種々の提案がある。
一方、広告に関するものではないが、複数枚の用紙に対する両面プリントに関して、特許文献2は第1の用紙搬送形式の動作を開示し、特許文献3は第2の用紙搬送形式の動作を開示している。第1の用紙搬送形式は、先頭の用紙に対して1面目のプリントをした後、2枚目以降の用紙に対する1面目のプリントと、表裏反転路を通過した用紙に対する2面目のプリントとを交互に行う形式である。これはプリントの生産性(所要時間の短さ)に優れている。第2の用紙搬送形式は、表裏反転路を含む搬送経路に収容可能な枚数の用紙を続けて導入し、これら用紙に対して1面目のプリントを続けて行い、その後に2面目のプリントを行う形式である。これには複数の用紙を連ねて単純に循環させることから、搬送制御が簡易で用紙エンプティによる中断などのトラブルに対処し易いという利点がある。
特開2000−347533号公報 特開平8−328318号公報 特開平9−248942号公報
一般に、複写機の利用の大半はモノクロ原稿の複写である。すなわち、単一の色材を用いるモノクロプリントを希望する顧客の割合が大きい。これに対して、広告画像としては宣伝効果の上でモノクロ画像よりもカラー画像が好ましいので、広告については複数の色材を用いるカラープリントを希望する広告主が多いと考えられる。
したがって、用紙の片面に原稿画像をプリントし且つ残りの片面に広告画像をプリントする場合、用紙に対してモノクロプリントとカラープリントの両方を行うことになる。以下、このような両面プリントを“複合両面プリント“という。モノクロ画像をカラープリントで再現することは可能ではあるが、カラー再現用の色材が無駄に消費されてしまう。また、モノクロプリントと比べてカラープリントの単価が高いことも、複合両面プリントを行う理由となる。カラーコピー料金を広告主が負担する複写サービスにはビジネスとして成立しないおそれがある。原稿画像をモノクロプリントする場合に限って料金を無償にする複写サービスは現実的である。
しかし、複合両面プリントを行うには、モノクロ/カラーのどちらのプリントを先に行うにしても、1面目のプリントと2面目のプリントとの間でプリント機構の状態をカラーモード(モノクロ/カラー)に合わせて切り替える必要がある。例えば、タンデム式の複合機では、転写ベルトと感光体(潜像担持体)との接触/非接触の切替え、および現像器の稼動/停止の切替えを行う。このような切り替えには数百ms以上の時間がかかる。
複数枚の用紙に対してプリントするいわゆるマルチプリントにおいて複合両面プリントを行う場合には、用紙枚数に応じた複数回の切替えを行わなければならない。切替え回数はできるだけ少ないのが望ましい。
本発明はこのような事情に鑑み、複数枚の用紙のそれぞれに対してモノクロプリントとカラープリントとを行う複合両面プリントの生産性を高めることを目的としている。他の目的は、複数枚の用紙に対してモノクロプリントのみまたはカラープリントのみを行う通常の両面プリントおよび複合両面プリントを効率的に行う画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成する画像形成装置は、用紙の片面に対してモノクロプリントを行い且つ前記用紙の他の片面に対してカラープリントを行う複合両面プリントモードを備えており、複数枚の用紙の片面にモノクロでプリントし且つ前記複数枚の用紙の他の片面にカラーでプリントする複合両面プリントにおいて、両面プリントのための循環搬送経路内に収容可能な枚数以下の用紙に対して1面目のプリントを続けて行い、その後に2面目のプリントを続けて行う循環両面形式のプリント動作を実行し、複数枚の用紙に対してモノクロプリントのみまたはカラープリントのみを行う両面プリントにおいては、前記循環搬送経路内に収容可能な枚数以下の用紙に対して1面目のプリントを続けて行い、その後に1面目のプリントを終えた1枚の用紙に対する2面目のプリントと1面目のプリントを終えていない別の用紙に対する1面目のプリントとを交互に行う交互両面形式のプリント動作を実行する
循環両面形式のプリント動作は、複数枚の用紙に対する複合両面プリントにおいて、交互両面形式のプリント動作と比べてモードの切替え回数の低減の上で有利である。交互両面形式のプリント動作は、循環搬送経路内に収容可能な枚数以下の用紙に対して1面目のプリントを続けて行い、その後に1面目のプリントを終えた1枚の用紙に対する2面目のプリントと1面目のプリントを終えていない別の用紙に対する1面目のプリントとを交互に行う動作である。
数枚の用紙に対する複合両面プリントと複合両面プリント以外の複数枚の用紙に対する両面プリントとで、1面目と2面目のプリント順序を変更することにより、複合両面プリントとそれ以外の両面プリントのどちらについても所要時間を装置性能で決まる最小時間とすることができる。
本発明によれば、効率的な複合両面プリントを実現することができる。
複合両面プリントモードが必要とされる状況の代表例は、上述したように広告主が料金を負担する複写サービスである。以下、サービスの提供を受ける顧客が複合両面プリントを選択した場合には無料となる複写サービスを想定し、それに使用される画像形成装置を例示する。なお、必ずしも無料である必要はなく、割引であってもよい。料金設定はサービス提供者が決めるべき事項である。
図1に示される画像形成装置10は、例えばコンビニエンスストアに設置され、不特定の顧客によってセルフサービス形式で使用される。画像形成装置10はカラープリントの可能な複合機(MFP)11と課金装置12とを備えている。図示の課金装置12は縦長の箱形状を有したコインベンダーであって、複合機11の傍らに配置され、背面から引き出されたケーブル状の中継コネクタ17を介して複写機11に接続されている。
画像形成装置10の使用者は、用紙の裏面に広告がプリントされるのを了承するのであれば、複合機11の操作パネル18で所定の操作をすることにより、原稿を無料でコピーすることができる。広告のプリントを了承しないのであれば、課金装置12の上面にあるコイン投入口13に硬貨を投入し、複合機11の操作パネル18で所定の操作をすることにより、原稿をコピーすることができる。以下、不特定の使用者を便宜的にユーザーという。
ユーザーが硬貨を投入すると、課金装置12は投入された金額を液晶ディスプレイからなる表示部15によって逐次に表示し、投入金額が所定額に達すると複合機11に対してパネル操作の受付を指示する。ユーザーは操作パネル18を操作して置数(コピー枚数)、用紙のサイズ、プリントカラー(モノクロ/カラー)などの項目について指定する。指定されたコピー内容に対応するコピー料金が投入された金額以下であれば、課金装置12は複合機11に対してコピー動作を許可する。なお、無料のコピーの場合もユーザーは所望のコピー内容を指定する。ユーザーが操作パネル18上のスタートキーを押すとコピー動作が始まる。複合機11は、用紙がフェースダウン排紙トレイ53またはフェースアップ排紙トレイ54に排出される時に、排出情報を課金装置12に送信する。排出情報を受けて課金装置12は所定のコピー料金を徴収し、残高を新たに表示する。徴収するコピー料金はコピー内容によって異なる。残高が所定の金額以下になると、課金装置12はコピー動作を禁止する。そして、硬貨が追加投入されると、課金装置12はコピー動作を再度許可する。コピー動作が停止しているときに、ユーザーが課金装置12のコイン返却ボタン14を押すと、課金装置12の内部から前面のコイン返却口16に残高分の硬貨が送り出される。
なお、コインベンダーからなる課金装置12を図示したが、金額情報を記憶したプリペイドカードなどの情報記憶媒体を用いる課金装置とすることもできる。この場合の課金装置は、挿入されたプリペイドカードに記憶されている残高情報に基づいて、コピー料金を徴収する。また、必ず広告をプリントしてコピー料金を無料とする使用形態がある。この使用形態では、画像形成装置10の構成は課金装置12を除いたものであってよい。
図2のように複合機11は、縮小投影式フラット型のイメージスキャナ21、タンデム式のカラープリンタ23、多段式の用紙ストッカ25、2通りの排紙を可能にする排出部26、および両面ユニット27を備える。コピー動作において、原稿画像はイメージスキャナ21によって読み取られ、カラープリンタ23でトナー像となる。トナー像は用紙ストッカ25からカラープリンタ23に給紙された用紙に転写され、排出部26を経て排紙される。両面プリントの場合には、1面目の転写の後、用紙は両面ユニット27に送られる。両面ユニット27で表裏反転された用紙が転写位置(印字位置)に戻り、2面目の転写の後に排紙される。このような複合機11の基本構成は広く知られているので、ここでは各要素の構造および機能の詳しい説明を省略し、本発明に関係する部分について構成の概要を説明する。
カラープリンタ23は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成する4個のプリントヘッドを有している。これらプリントヘッドは中間転写ベルト40の直下に一列に配置されている。各プリントヘッドは、帯電チャージャ、感光体ドラム、および現像器を備えた電子写真プロセスのためのユニットである。プリントヘッドの下に、感光体ドラムを走査露光する光学系が配置されている。
カラープリントの場合、中間転写ベルト40の移動に同期した所定のタイミングで4個のプリントヘッドがそれぞれ所定色のトナー像を形成する。このとき図3(A)のように中間転写ベルト40が4個の1次転写ローラ41,42,43,44によって感光体ドラム31,32,33,34に圧接される。4色のトナー像は順に中間転写ベルト40に1次転写され、中間転写ベルト40上で重なる。転写順序は図示の例ではY,M,C,Kの順であるが、これに限らない。重なった4色のトナー像は2次転写ローラ対45によって用紙に2次転写される。その後、トナー像は定着部を経て用紙に定着する。
モノクロプリントの場合は、図3(B)のように3個の1次転写ローラ41,42,43が退避状態とされ、これにより中間転写ベルト40がカラー再現用の感光体ドラム31,32,33と離間する。ブラック(K)の感光体ドラム34には中間転写ベルト40が圧接する。また、感光体ドラム31,32,33を含むプリントヘッドの動作は無用のトナー消費を防ぐために停止される。この状態でKのトナー像のみが形成され、1次転写、2次転写および定着を経る。
以上の構成の複合機11は、上述したとおり無料コピーサービスに係る複合両面プリントモードを有する。複合両面プリントモードでは、ユーザーによって与えられる第1属性の画像である原稿画像をモノクロで用紙の片面にプリントし、予め広告主によって与えられる第2属性の画像である広告画像をカラーで残りの片面にプリントする。原稿画像はイメージスキャナ21によってデータ化され、広告画像は予めデータ化されてメモリに格納されている。排紙の形態はフェースダウンとされ、用紙はカラープリントされた広告面がユーザーに見えるように上向きに排紙される。1枚の用紙に対するモノクロとカラーのプリント順序は任意であるが、本例ではカラープリントを先に行い、モノクロプリントを後に行う。すなわち、1面目のプリントはカラーであり、2面目のプリントはモノクロである。
ユーザーの指定したコピー枚数が2以上であるマルチコピーであって且つ複合両面プリントを行う場合、複数の用紙の間での1面目と2面目のプリント順序は、マルチコピーの開始から終了までの所要時間に影響する。ユーザーの待ち時間を短くするため、より生産性の良い効率的な順序でプリントすべきである。複合機11は複合両面プリントにおいては以下に詳しく説明する循環両面プリント動作を実行する。
モノクロまたはカラーのプリントのみを行う通常の両面プリントでは後述の交互両面プリント動作の方が、循環両面プリント動作よりも効率的である。しかし、モノクロおよびカラーの両方のプリントを行う複合両面プリントでは循環両面プリント動作の方が、交互両面プリント動作よりも効率的である。
マルチプリントの生産性には、両面ユニット27を含む循環搬送経路が同時に収容可能な用紙枚数が関係する。通常は、一般的なA4サイズの用紙が2枚以上収容可能とされ、1枚の用紙に対する2次転写と並行して他の用紙の表裏反転を行い、2次転写を短い間隔で連続的に行うのが可能とされる。
1枚の用紙の搬送手順は図4のとおりである。用紙は、用紙ストッカからプリンタ本体へ給紙されると、印字位置(2次転写位置)へ導かれ、1面目のプリントを受ける。片面のプリントが終わった用紙は両面プリントを可能にする循環搬送経路90の一部であるスイッチバック路91へ導入され、導入と反対の方向に搬送されて両面ユニット27に入る。両面ユニット27内で表裏が反転した用紙が再び印字位置へ導かれ、2面目のプリントを受ける。そして、両面のプリントが終わった用紙がスイッチバック路91を素通りして排紙される。マルチコピーでは複数の用紙が順に給紙されるが、各用紙に注目した搬送手順は単一コピーの場合と同じである。ただし、複数の用紙に対するプリントの順序は給紙順とは限らない。
交互両面プリント動作および循環両面プリント動作における複数の用紙に対する1面目と2面目のプリント順序は図5(A)および(B)に模式的に示される。図5の例示では用紙枚数は4である。図5では1面目のプリントが“A”で、2面目のプリントが“B”で表されている。図示される各面のプリントのタイミングは複合両面プリントではない通常の両面プリントでのタイミングである。以下、用紙の順位との混乱を避けるため、1面目のプリントをA面プリント、2枚目のプリントをB面プリントという。なお、本実施形態の複合両面プリントでは上述したようにA面プリントがカラープリントであり、B面プリントがモノクロプリントである。
図5(A)のように交互両面モードでは、給紙順に数えて1枚目(先頭)の用紙へのA面プリント(1−A)を行い、次に2枚目の用紙へのA面プリント(2−A)を行う。その後、1枚目の用紙へのB面プリント(1−B)、3枚目の用紙へのA面プリント(3−A)、2枚目の用紙へのB面プリント(2−B)、4枚目の用紙へのA面プリント(4−A)、3枚目の用紙へのB面プリント(3−B)の順に、B面プリントとA面プリントを交互に行う。5枚目があれば(3−B)の次に5枚目の用紙へのA面プリントを行うが、例示では用紙枚数が4であって5枚目が無いので、(3−B)の次に4枚目の用紙へのB面プリント(4−B)を行う。すなわち、交互両面モードは、循環搬送経路90内に収容可能な枚数(例示では2)の用紙に対して所定間隔で連続的にA面プリントを行い、その後、B面プリントとA面プリントとを交互に行うモードである。
一方、循環両面モードでは、図5(B)のように(1−A)と(2−A)、(1−B)と(2−A)、(3−A)と(4−A)、(4−B)と(4−A)の順にプリントする。循環両面モードは、循環搬送経路90内に収容可能な枚数を単位としてA面プリントとB面プリントとを交互に行うモードである。単位枚数が2である図示の例においては、奇数枚目の用紙に対するA面プリントに続いて偶数枚目の用紙に対するA面プリントを行い、偶数枚目の用紙に対するA面プリントに続いて奇数枚目の用紙に対するB面プリントを行い、奇数枚目の用紙に対するB面プリントに続いて偶数枚目の用紙に対するB面プリントを行い、且つ偶数枚目の用紙に対するB面プリントに続いて奇数枚目の用紙に対するA面プリントを行う。
図6は交互両面モードにおける用紙の流れを示し、図7は図6に対応した動作の手順を示す。また、図8は循環両面モードにおける用紙の流れを示し、図9は図8に対応した動作の手順を示す。これら図6〜9は図5に対応し、用紙枚数が4であって循環搬送経路90内に収容可能な枚数が2である場合を例示している。
図7と図9との比較から、通常の両面プリントであれば、交互両面モードの方が循環両面モードよりも早期に4枚のプリントを終えることができるのが分かる。しかし、複合両面プリントではA面プリント(図ではプリントを印字と記してある)とB面プリントとでモノクロ/カラーの切替えが必要である。作像プロセスの切替えの必要数をみると、交互両面モードは5回で、循環両面モードは3回である。切替えは上述したとおり1次転写ローラの位置変更およびプリントヘッドのオンオフを伴い、図10に示すように切替えをしない場合のプリント間隔時間T1よりも長い切替え時間T2,T3を要する。例えば、プリント間隔時間T1が用紙の重なりを防ぐための5cm程度の搬送間隔を生む数ms〜数十msであるのに対して、切替え時間T2,T3は数百ms以上である。したがって、複合両面プリントにおいては、切替え回数の少ない循環両面モードの方が交互両面モードよりも生産性の上で有利である。
循環搬送経路90内に収容可能な枚数が2の場合における、プリントに使用する用紙の枚数(n)とプロセスの切替え回数(S)との関係は図11に示される。交互両面モードにおいてはnが2以上のときS=2n−3の関係がある。循環両面モードにおいてはnが奇数であればS=nであり、nが偶数であればS=n−1である。図11からnが4以上のときは循環両面モードが有利であるのが分かる。
nが3以下のときは両モードの間で切替え回数Sに差はないので、循環両面モードと交互両面モードのどちらを採用するかは、切替え回数S以外の要件を考慮して決めればよい。循環両面モードを採用すれば、枚数nに依存する場合分け制御は不要である。交互両面モードの方が所要時間が顕著に短い場合は、交互両面モードを採用するのが好ましい。
本実施形態の画像形成装置10におけるコピー動作の概要は図12のフローチャートで示される。
図12において、最初にユーザーが複合機11の操作パネル18により無料コピーか有料コピーかを選択する(#01)。
無料コピーの場合は、1面目に広告画像をプリントし、2面目にユーザーの原稿画像をプリントする。広告画像はカラー画像でもモノクロ画像でもよく、カラー画像であればカラープリントされ、モノクロ画像であればモノクロプリントされる。しかし、原稿画像をプリントする2面目のプリント(B面プリント)は無料コピーではモノクロプリントに限られる。すなわち、ユーザーがカラー原稿をセットしてもカラー原稿はモノクロでプリントされる。
無料コピーの場合は料金の投入の必要はなく、ユーザーがスタートキーを押下すると複合機11がコピー動作を始める(#02,#03)。広告画像が外部の画像サーバーまたは複合機11が内蔵するメモリから取り込まれる(#04)。広告画像がカラーであれば、複合両面プリントになるので、循環両面モードのプリント動作が行われる(#05,#06)。循環両面モードでは、図3で説明したように、カラー/モノクロの切替えとして1次転写ローラ(Y,M,C)の転写ベルトへの圧接/離間制御が行われ、モノクロプリント中はYMCの感光体ドラムと現像器が停止状態とされる。広告画像がモノクロであれば、1面目(A面)も2面目(B面)もモノクロプリントであって、カラー/モノクロの切替えが不要であるので、交互両面モードのプリント動作が行われる(#05,#07)。
有料コピーの場合は、ユーザーが課金装置12に所定金額の硬貨を投入し、その後にスタートキーを押下すると複合機11がコピー動作を始める(#02,#08、#09)。スタートキーを押下する以前にユーザーが指定したコピー内容が片面コピーであれば、1面目のプリントのみを行う片面モードのプリント動作が行われる(#10,#11)。片面コピーではなく両面コピーであれば、交互両面モードのプリント動作が行われる(#10,#13)。片面コピーでも両面コピーでもどちらであっても、ユーザーの指定がモノクロであればモノクロプリントが、指定がカラーであればカラープリントが行われる。そして、コピー内容に応じて課金が行われる(#12)。
図13は画像形成装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
複合機11および課金装置12は、中継コネクタ17および入出力インターフエース60a,60bを介して相互に通信する。複合機11の通信制御は複合機11に設けられた制御部61が司り、課金装置12の通信制御は課金装置12に設けられた制御部71が司る。
複合機11の制御部61には、イメージスキャナ21、カラープリンタ23、排出部26、両面ユニット27、および排出部73がそれぞれ有する動作機構やセンサがインタフェースを介して接続されている。また、イメージスキャナ21からの読取り信号を処理する信号処理部22および上述の操作パネル18も制御部61に接続されている。さらに、制御部61には、複数の広告画像を予め記憶する広告画像用メモリ63、広告をプリントした枚数や広告主に対する課金を累積して記憶する課金用メモリ64、画像データの一時記憶や画像合成時に使用される作業用のメモリ65、現在時刻を測定するタイマ66、広告をプリントした枚数などを積算するカウンタ67、広告画像および/または原稿画像をプリントする生産性を判別する判別部68が接続されている。
操作パネル18には、有料/無料コピーを設定する広告機能選択キー82、原稿画像をプリントするカラーモード(モノクロコピー/カラーコピー)を設定するカラーモードキー83、コピーの濃度や下地レベルを設定する画質設定キー84、および他の各種のキー85が配置されている。画質設定キー71は、有料コピーの場合のみおいて機能し、無料コピーの場合はプレスキャンにより自動的に設定される。他のキーには、コピー部数を設定する置数キー、各種の付加価値コピーモード(両面コピー、拡大/縮小コピーなど)を選択また設定するキー、およびスタートキーが含まれる。
また、操作パネル18は表示部88を有している。表示部88は、設定状態、有料/無料コピーの設定状態、その他の情報を表示する。その他の情報には無料コピーに関する案内が含まれる。例えば、「無料コピーを選択すると裏面に広告が印刷されます。」や「無料コピーはモノクロモードのみです」などのメッセージが表示される。無料コピー動作中には、「広告プリント中です」や「お客様の原稿コピー中です」などの動作状況が表示される。
一方、課金装置12の制御部71には、上述した表示部15、コピー内容と料金の対応を示すデータを記憶する課金テーブルメモリ72、コピー枚数やユーザに対する課金金額を累積して記憶する課金用メモリ73などが接続されている。
以上の実施形態において、画像形成装置10を、図示しないネットワークを介して、複数の店舗に設置された画像形成装置を一箇所で統括的に管理する管理施設内の端末に接続してもよい。そして、この管理施設において、各画像形成装置の稼動状況を把握したり、複写機に記憶されている広告画像を遠隔操作により定期的に入れ替えたりすることができる。
画像形成装置10の構成は例示に限定されず、本発明に沿う範囲内で適宜変更が可能である。例えば、循環搬送経路90の用紙の収容枚数が3以上でも複合両面プリントにおいて循環両面モードを適用することで交互両面モードを採用するよりもプリントの高い生産性が得られる場合には、循環両面モードを適用するのが好ましい。ただし、収容枚数が3以上でコピー枚数が2である場合や、コピー枚数が収容枚数以上であってもカラー/モノクロの切替え回数が交互両面と循環両面とで同じである場合(図11の例示ではコピー枚数が3以下の場合)を含め、カラー/モノクロの切替えに要する時間と用紙搬送能力との関係で、複合両面プリントであっても交互両面モードの方が循環両面モードよりも有利である場合には、交互両面モードのプリント動作をするようにしてもよい。
カラープリンタ23はタンデム式に限らず、ロータリー式やその他の形式であってもよい。電子写真プロセス以外のインクジェットなどの方法でカラープリントおよびモノクロプリントを行うものでもよい。
画像形成装置の構成を示す図である。 複合機の構成を示す図である。 カラーとモノクロの切替えに関係する機構の構成例を示す図である。 両面プリントにおける用紙搬送経路の一例を示す図である。 交互両面形式と循環両面形式の複数枚の用紙に対するプリント順序を示す図である。 交互両面形式のプリント動作における用紙の流れを示す図である。 交互両面形式のプリント動作の手順を示す図である。 循環両面形式のプリント動作における用紙の流れを示す図である。 循環両面形式のプリント動作の手順を示す図である。 同じカラーモードのプリントを連続させる場合のプリント間隔と、プリント毎にカラーモードを切り替える場合のプリント間隔とを示す図である。 交互両面形式と循環両面形式の用紙枚数とカラーモード切替え回数との関係を示すグラフである。 画像形成装置の動作の概要を示すフローチャートである。 画像形成装置の制御系の構成を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
90 循環搬送経路
12 課金装置(課金部)

Claims (6)

  1. 用紙の片面に対してモノクロプリントを行い且つ前記用紙の他の片面に対してカラープリントを行う複合両面プリントモードを備える画像形成装置であって、
    複数枚の用紙の片面にモノクロでプリントし、且つ前記複数枚の用紙の他の片面にカラーでプリントする複合両面プリントにおいて、両面プリントのための循環搬送経路内に収容可能な枚数以下の用紙に対して1面目のプリントを続けて行い、その後に2面目のプリントを続けて行う循環両面形式のプリント動作を実行し、
    複数枚の用紙に対してモノクロプリントのみまたはカラープリントのみを行う両面プリントにおいては、前記循環搬送経路内に収容可能な枚数以下の用紙に対して1面目のプリントを続けて行い、その後に1面目のプリントを終えた1枚の用紙に対する2面目のプリントと1面目のプリントを終えていない別の用紙に対する1面目のプリントとを交互に行う交互両面形式のプリント動作を実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙の片面に対してモノクロプリントを行い且つ前記用紙の他の片面に対してカラープリントを行う複合両面プリントモードを備える画像形成装置であって、
    複数枚の用紙に順に第1属性の画像をモノクロでプリントし、且つ前記複数枚の用紙に順に前記第1属性と異なる第2属性の画像をカラーでプリントする複合両面プリントにおいては、両面プリントのための循環搬送経路内に収容可能な枚数以下の用紙に対して1面目のプリントを続けて行い、その後に2面目のプリントを続けて行う循環両面形式のプリント動作を実行し、
    前記第1属性の画像のみを複数枚の用紙にプリントする両面プリントにおいては、前記循環搬送経路内に収容可能な枚数以下の用紙に対して1面目のプリントを続けて行い、その後に1面目のプリントを終えた1枚の用紙に対する2面目のプリントと1面目のプリントを終えていない別の用紙に対する1面目のプリントとを交互に行う交互両面形式のプリント動作を実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第1属性の画像は第1のユーザーによって与えられる画像であり、前記第2属性の画像は前記第1のユーザーへの情報提供を希望する第2のユーザーによって与えられる広告である
    請求項に記載の画像形成装置。
  4. プリントの種類および枚数に応じて課金する課金部を備え、
    前記課金部は、用紙に前記第1属性の画像のみをプリントする場合と、前記第1属性の画像と前記第2属性の画像とをプリントする場合とで課金量を異ならせる
    請求項に記載の画像形成装置。
  5. 第2属性の画像がモノクロ画像である場合には、第1属性の画像と当該第2属性の画像とを複数枚の用紙にプリントする両面プリントにおいて、前記交互両面形式のプリント動作を実行する
    請求項に記載の画像形成装置。
  6. 使用する用紙の枚数が設定数以下である複合両面プリントにおいては、画像の属性に関わらず前記交互両面形式のプリント動作を実行する
    請求項に記載の画像形成装置。
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