JP2014137686A - 画像形成システム - Google Patents

Abstract

【課題】第一面のレイアウトを崩すことなく広告を配信する。
【解決手段】用紙の両面に印刷可能な画像形成手段と、印刷内容が表面に記録された用紙の裏面に広告を印刷するか否かを選択する広告印刷選択手段と、印刷情報を画像形成手段から受け取り、必要な情報を抽出して分析するファイル情報分析手段と、印刷する広告の情報を保存する広告情報保存手段と、広告情報保存手段から広告を選択する広告選択手段と、広告の印刷条件を設定可能な広告印刷条件設定手段と、を備え、広告選択手段は、所定の分析結果と広告印刷条件設定手段で設定された情報とに基づいて広告を選択する。
【選択図】図１

Description

本発明は、画像形成システムに関する。

印刷物に広告を追加して印刷する技術として、ネットワークを介して広告管理サーバーから広告画像を読み込み、検出された余白領域に広告画像を合成出力する画像形成システムがある。このシステムは、印刷内容の文字情報から検索キーを抽出して、検索キーに基づいて広告を選択する技術として知られている（特許文献１参照）。

複写機の遠隔管理をするためのシステムを用いて広告主にニーズを満たす広告を迅速かつ効率よく提供することを目的とし、印刷装置の場所等の情報に基づいて広告を用紙のふち部に追加して印刷し広告料を課金する技術がある（特許文献２参照）。

ネットワークを介して広告管理サーバーから広告画像を読み込み、検出された余白領域に広告画像を合成出力する画像形成システムがある。このシステムは、各種の広告画像を予め保持し、検出された余白領域に適合する広告画像を擬似乱数や過去の印刷回数を使用し均等に選択し、広告画像を原稿画像に合成して出力する技術である（特許文献３参照）。

携帯電話等の携帯電子機器が保持している個人識別情報や印刷装置の環境情報に加えて、インターネット上の広告情報を携帯電子機器が有する情報の印刷結果に追加して印刷し、広告情報印刷時は課金額を減額する技術がある（特許文献４参照）。

しかし、用紙の縁部や余白領域に広告画像を合成出力する方法では、印刷内容を縮小して縁部に余白を作るため、印刷内容内に存在する余白部分に画像やキーワードが挿入される等、ユーザーの意図しないレイアウトや見え方になる。このため、印刷結果が見にくくなるという問題があった。

また、余白に広告を印刷する場合は余白の大きさや場所によって、広告も限定され、かつユーザーの意図しない場所にユーザーの意図しない広告が挿入された場合は、広告自体の効果を著しく損なう可能性があるという問題があった。
また、余白に広告を印刷する場合は余白の大きさや場所によって、広告元に対しても意図しない広告のレイアウトになってしまうという問題があった。
さらに、上述した技術では、広告内容を決定する要素が、画像形成装置のロケーションやユーザー情報や印刷内容からキーワード検出する等、単一の方法だけで決定されているために、広告を効率よく配信できないという問題があった。

そこで、上記課題を解決するため、本発明は、第一面のレイアウトを崩すことなく広告を配信することを目的とする。

上記課題を解決するため、本発明の請求項１に記載の発明は、用紙の両面に印刷可能な画像形成手段と、印刷内容が表面に記録された用紙の裏面に広告を印刷するか否かを選択する広告印刷選択手段と、印刷情報を前記画像形成手段から受け取り、必要な情報を抽出して分析するファイル情報分析手段と、印刷する広告の情報を保存する広告情報保存手段と、前記広告情報保存手段から広告を選択する広告選択手段と、前記広告の印刷条件を設定可能な広告印刷条件設定手段と、を備え、前記広告選択手段は、所定の分析結果と前記広告印刷条件設定手段で設定された情報とに基づいて前記広告を選択するようにしたことを特徴とすることを特徴とする。

本発明によれば、第一面のレイアウトを崩すことなく広告を配信することができる。

一実施形態に係る全体構成のブロック図である。 図１に示した画像形成システムの動作を説明するためのフローチャートの一例である。 本画像形成システムの広告決定手段における、広告決定プロセスの一実施形態について説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る画像形成システムの広告決定手段における、広告決定プロセスの一実施形態についての説明をするためのフローチャートの一例である。 他の実施形態に係る画像形成システムのブロック図である。 複数の画像形成システムを示す図である。

本発明の実施の形態を説明する。
＜概 要＞
画像形成システムは、ユーザーが印刷物を作成する際に、広告を効率よく配信するために、以下の特徴を有する。
画像形成手段と、広告印刷選択手段と、ファイル情報分析手段と、広告情報保存手段と、広告選択手段と、広告印刷条件設定手段と、を備え、広告選択手段は、所定の分析結果と広告印刷条件設定手段で設定された情報とに基づいて広告を選択する。
要するに、用紙の裏面に広告を選択的に印刷することで、印刷結果がユーザーの意図しないレイアウトになることを防ぎ、複数の情報から包括的に広告を選択することで、より効果の高い広告を配信できることを特徴とする。

ここで、本発明の主な目的は、第一面のレイアウトを崩すことなく広告を配信することにある。本発明の副次的な目的は、より効率的に広告を配信することにある。

［実施形態１］
＜構成及び機能＞
図１は、一実施形態に係る全体構成のブロック図である。
画像形成システム１−１は、広告印刷選択手段１１を有する印刷命令手段としての印刷命令手段１０−１と、画像形成手段としての画像形成手段５０と、広告情報保存手段としての広告情報保存手段３２を有する広告サーバー１１０と、を有する。
広告サーバー１１０は、情報分析手段２０−１と、広告決定手段３０−１と、広告印刷履歴管理手段３５と、を有する。
情報分析手段２０−１は、キーワード抽出手段２１、ファイル情報抽出手段２２と、ファイル情報分析手段２５、及び命令情報分析手段２６を有する。
命令情報分析手段２６は、命令時間情報を抽出する機能、及び印刷命令手段１０−１の位置ないし画像形成手段５０の位置を抽出する機能を有する。

広告決定手段３０−１は、広告選択手段３１と、広告情報保存手段３２と、広告印刷条件設定手段３４と、を有する。広告印刷条件設定手段３４は、条件の優先順位を決定したり、重み付けをしたりする機能を有する。印刷情報キーワードとして、ターゲットユーザー、上限印刷枚数、印刷時期、及び印刷場所が挙げられる。
印刷命令手段１０としてのＰＣやＭＦＰから画像形成手段５０へはファイル情報及び命令情報が送られる。ファイル情報には文字情報と画像情報とが含まれる。命令情報には印刷ユーザー情報、命令手段情報、及び印刷手段情報が含まれる。ＰＣは、Personal Computerの略であり、ＭＦＰは、Multi Function Printer：複合機の略である。

画像形成手段５０は、両面印刷手段を有するＭＦＰであり、広告サーバー１１０の情報分析手段２０−１にファイル情報及び命令情報を送る。ファイル情報には文字情報及び画像情報が含まれる。命令情報には、印刷ユーザー情報、印刷時期情報、命令手段情報、及び印刷手段情報が含まれる。画像形成手段５０からは印刷物４０が排出される。広告の印刷は用紙の第１面に行われ、広告の終了後の第２面に広告以外の情報が印刷される。すなわち、印刷物４０の表面には印刷出力情報が印刷され、裏面には広告情報が印刷される。

広告サーバー１１０の情報分析手段２０は、広告決定手段３０−１にファイル情報及び命令情報を送る。ファイル情報には、印刷出力情報及びキーワードが含まれる。命令情報には、印刷ユーザー情報、印刷時期情報、命令手段情報、及び印刷手段情報が含まれる。

広告決定手段３０−１の広告情報保存手段３２から画像形成手段５０には、印刷出力情報及び広告情報が送られる。画像形成手段５０から広告サーバー１１０の広告印刷履歴管理手段３５には印刷結果の情報が送られる。広告印刷履歴管理手段３５と広告情報保存手段３２との間で印刷ユーザー情報が授受される。印刷ユーザー情報には、印刷時期情報、印刷広告情報、印刷手段情報、印刷場所情報、及び命令場所情報が含まれる。

ユーザーは、画像形成システム１−１内の印刷命令手段１０−１にて印刷命令を行う。ここで印刷命令手段１０−１とはＰＣやタブレット端末、携帯電話、コピー機の複写等を指す。また、このときユーザーは広告印刷選択手段１１を用いて用紙の裏面に広告を印刷するか否かを選択することができる。

この印刷命令手段１０は、印刷内容の他に、印刷ファイルの情報、命令情報、印刷命令を行ったユーザー情報のいずれかの情報を画像形成手段に送る。印刷ファイルの情報は、例えばファイルの種類やメタ情報等が挙げられる。命令情報は、例えば、コピーの場合は コピー機のＩＤ情報や、濃度やカラーや集約等の情報が挙げられる。印刷命令を行ったユーザー情報は、例えばＩＤ情報やユーザーの広告の希望分野等が挙げられる。その情報は画像形成手段５０から、広告サーバー１１０内の情報分析手段２０に送られる。

情報分析手段２０は受け取った上記のような情報から用紙の裏面に印刷するための分析を行う。ここでいう分析とは、印刷内容にある文字列の中からキーワード郡を抽出し、抽出されたキーワード郡の中から、頻度の高いものを抽出する方法や、抽出されたキーワード郡から関連語を抽出したり、分野を選択したりする等の行為である。また分析とは、ユーザーＩＤ情報からユーザーの性別やユーザー自身が選択した広告を希望する分野や希望しない分野等の情報を分析すること、機器のＩＤ情報から機器の設置場所や、想定される使用ユーザー等の情報の分析のいずれかを意味する。

広告決定手段３０−１が有する広告選択手段３１と広告情報保存手段３２とは、同一機器内に存在していても、ネットワーク上に分散されていても良い。さらに同一機器の場合等、ネットワーク上に接続しない状態で、広告の更新はメモリ機器等を介してユーザー自身またはサービスマン等が手動で行うこともできる。

広告決定手段３０−１は、情報分析手段２０−１によって抽出された、キーワード、分野、ユーザー情報、機器の設置場所等の複数の情報と、広告印刷履歴管理手段３５に蓄積された広告印刷履歴情報に基づいて、最適な広告を選択する。このとき選択される広告は複数であっても単数であっても良い。またユーザーが集約印刷等を選択しているときは、広告印刷も集約する等の選択も可能である。

画像形成手段５０は、広告決定手段３０−１によって決定された広告と、ユーザーが要求した印刷データの画像とを用紙毎に別面、すなわち両面に印刷する。このとき広告を用紙の第１面に印刷した後にユーザーが要求した印刷データを第２面に印刷する方が望ましい。広告印刷を先に行うメリットは、機器のエラーや不具合によって印刷結果に乱れが生じた場合、先に広告を印刷しておけばユーザーはエラーや不具合を対応した後に再度印刷するか、もしくは印刷しないので、広告のカウントに乱れが生じにくい。

［実施形態２］
＜構 成＞
図２は、図１に示した画像形成システムの動作を説明するためのフローチャートの一例である。
図２のフローチャート及び図５のブロック図を用いて画像形成システムの実施形態における広告印刷について説明する。
図５は、他の実施形態に係る画像形成システムのブロック図である。
図５に示す画像形成システム１−２は、印刷命令手段１０−２と、印刷データ取得手段１６と、広告決定手段３０−２と、画像形成手段５０と、印刷結果判定手段６０と、広告カウント手段７０と、を有する。

印刷命令手段１０−２は、広告印刷選択手段１１と、情報分析手段２０−２と、を有する。
広告決定手段３０−２は、広告選択手段３１と、広告情報保存手段３２と、広告情報更新手段３３と、を有する。

印刷命令手段１０−２は、印刷データ１２、命令手段の情報１４、ユーザー情報１５を含む。印刷データ１２は、ファイル情報と、命令印刷内容１３と、を有する。ファイル情報は、文字情報と画像情報とを含む。命令印刷内容１３は、文字情報と画像情報とを含む。命令手段の情報１４は、機器情報と出力の方法、すなわち、カラー印刷かモノクロ印刷かの情報を含む。

＜動作１＞
図２のフローチャートは印刷命令が発生したときを開始とし、まず広告印刷の有無を判断する（ステップＳ１）。広告印刷の希望がない場合は（ステップＳ１／Ｎｏ）、広告印刷のフローは何も処理せず終了する（ステップＳ８）。このとき図示はしていないが画像形成手段５０の通常の印刷処理にて広告を印刷せずに印刷を行う。

広告印刷が選択されていた場合は（ステップＳ１／ＹＥＳ）、印刷命令者が出力した出力情報を印刷データ取得手段１６にて取得する。ここでの出力情報とは、印刷内容の文字データや画像データ、さらに印刷を行うファイルの種類やメタ情報や命令手段の機器情報やユーザー情報等、いずれか複数のデータを指す。

印刷データ取得手段１６が取得した出力情報は、情報分析手段２０−２によって分析される。印刷データ分析手段１６は受け取った出力情報から用紙の裏面に広告を印刷するための分析を行う。ここでいう分析とは、印刷内容にある文字列の中からキーワード郡を抽出し、抽出されたキーワード郡の中から頻度の高いものを抽出する方法が挙げられる。また、分析は抽出されたキーワード郡から関連語を抽出したり、分野を選択したりする等を含む。また、分析はユーザーＩＤ情報から性別やユーザー自身が選択した広告を希望する分野や希望しない分野等の情報を分析すること、機器のＩＤ情報から機器の設置場所や、想定される使用ユーザーなどの情報の分析等のいずれかを含む。

印刷データ分析手段１６によって分析された複数のデータを元に広告情報の取得が行われ、画像形成手段５０にて用紙の裏面に広告が印刷されて出力される。

印刷後に印刷動作が正常に行われたと判断された場合は、印刷した広告のカウントがなされる。印刷動作が正常に行われなかったと判断された場合は、広告のカウントは行わない。

＜動作２＞
図３は、本画像形成システムの広告決定手段における、広告決定プロセスの一実施形態について説明するためのフローチャートである。
情報分析手段２０−２（図５参照）から分析結果等を取得し（ステップＳ１１）、広告印刷条件設定手段３４で設定されている条件を参照し、それらの情報を元にマッチ度を計算する計算式に代入する（ステップＳ１２）。
それらの結果を比較し（ステップＳ１３）、用紙サイズ以内に入る広告をマッチ度上位から選択する。すなわち、最もマッチ度の高い順に用紙サイズに入る広告を選択する（ステップＳ１４）。
余白に入るマッチ度の高い広告があるか否かを判断する（ステップＳ１５）。余白に入るマッチ度の高い広告がある場合（ステップＳ１５／ある）、余白に入る広告を選定しステップＳ１５に戻る（ステップＳ１７）。余白に入るマッチ度の高い広告がない場合（ステップＳ１５／ない）、印刷する広告を決定する（ステップＳ１６）。
すなわち、ステップＳ１４で選択されたものでも余白がある場合、マッチ度の高い順に余白に入る広告を選定し、余白がうまるまで広告を選択して、印刷する広告を決定する。

＜動作３＞
図４は、一実施形態に係る画像形成システムの広告決定手段における、広告決定プロセスの一実施形態についての説明をするためのフローチャートの一例である。
情報分析手段２０−２から分析結果等を取得し（ステップＳ２１）、広告印刷条件設定手段３４で設定されている条件を参照し、それらの情報を元にマッチ度を計算する計算式に代入する（ステップＳ２２）。
この広告印刷条件設定手段３４で設定されている条件は広告を配信したい対象者にあわせて広告主が設定することができる。それらのマッチ度計算結果を比較し（ステップＳ２３）、最もマッチしたものは１件か否かを判断する（ステップＳ２４）。最もマッチ度が高いものが１件であれば（ステップＳ２４／ＹＥＳ）、印刷する広告はその１件に決定される（ステップＳ２５）。
最もマッチ度が高いものが２件以上であれば（ステップＳ２４／Ｎｏ）、その対象広告の広告印刷履歴を広告印刷履歴管理手段３５から取得し（ステップＳ２６）、最適なものを選定し（ステップＳ２７）、広告を決定し、その広告を印刷する（ステップＳ２５）。
これは広告印刷面（用紙の裏面）に広告を集約印刷しない場合であるが、集約印刷する場合にも同様の方法で、印刷する広告と印刷しない広告の選定を行う。

ここで、マッチした広告が印刷しうる数を超えた場合（集約しない場合は最もマッチした広告が２件以上になった（同点だった）場合）、フローチャートの右側のように、印刷履歴から適したものを選ぶ。その選び方は、例えば、どちらの広告が直近に印刷されたかという情報（ユーザー別、マシン別）に基づき、直近でない広告に決定する。広告を印刷して欲しい枚数（広告主が条件として設定）に対しての達成率に基づき、達成率が低い広告に決定する

［実施形態３］
図５を用いて、本発明に係る画像形成システムの他の実施の形態について説明する。
図５に示す画像形成システム１−２は、印刷命令手段１０−２、印刷データ取得手段１６、広告決定手段３０−２、画像形成手段５０、印刷結果判定手段６０、及び広告カウント手段７０を有する。
印刷命令手段１０−２は、広告印刷選択手段１１、及び情報分析手段２０−２を有する。
情報分析手段２０−２は、キーワード／画像解析手段２１、ファイル情報抽出手段２２、命令機器情報抽出手段２３、及びユーザー情報抽出手段２４を有する。
広告決定手段３０−２は、広告選択手段３１、広告情報保存手段３２、及び広告情報更新手段３３は有する。

印刷命令手段１０−２が処理する情報は、印刷データ１２、印刷命令手段１０−２の情報１４、及びユーザー情報１５を含む。
印刷データ１２を構成するファイル情報は、印刷される情報、印刷されない情報、及びメタ情報を有する。命令印刷内容１３としては、文字情報及び画像情報を含む。
印刷命令手段１０−２の情報１４は、機器情報及び出力の方法、すなわち複合機か、ファクシミリ装置か、複写機か、スキャナーか、もしくはカラー印刷かモノクロ印刷かを含む。
印刷物４０は、表面に印刷される文字情報及び画像情報を含む実行印刷内容４１と、裏面に印刷される広告４２を含む。

画像形成システム１−２は、印刷命令手段（印刷命令機器ともいう）１０−２そのものに印刷データ取得手段１６を含む形態も可能である。この場合、印刷命令機器とはパーソナルコンピュータや携帯電話、タブレット端末等の画像形成手段に印刷命令を行うものである。
この画像形成システム１−２は、印刷命令手段１０−１が印刷データの分析も行うために、出力情報には印刷データ分析手段１６が分析した印刷内容から抽出されたキーワード、分類、ユーザー情報、及び過去の広告選択情報等を含む。

［実施形態４］
図６は、複数の画像形成システムを示す図である。
図６に示す各画像形成システムの相違点は、それぞれ印刷データ分析手段と広告決定手段とをシステム内の何処に持つかの違いである。

［実施形態４−１］
実施形態４−１を、パーソナルコンピュータNo.1（１０１ａ）から複写機No.1（１０２ａ）に広告印刷を行わせる場合で説明する。実施形態５は情報分析手段２０−１と広告決定手段３０−１とが画像形成手段５０としての複写機に存在する形態である。

この場合、パーソナルコンピュータNo.1（１０１ａ）から出した印刷命令を複写機が受け取る。複写機１０２ａ〜１０２ｃは情報分析手段２０−１で印刷データを分析し、決定手段にて広告を決定する。このとき広告情報保存手段３２が複写機内に存在し広告サーバー１１０によって広告の更新が行われてもよく、また広告情報保存手段３２が広告サーバー１１０内に存在してもよい。

［実施形態４−２］
実施形態４−２を、パーソナルコンピュータNo.1（１０１ａ）から複写機No.1（１０２ａ）に広告印刷を実行させる場合で説明する。実施形態４−２は情報分析手段２０−１が複写機に存在し、広告決定手段３０−１が広告サーバー１１０に存在する形態である。
この場合、パーソナルコンピュータNo.1（１０１ａ）から出した印刷命令を画像形成手段５０としての複写機が受け取り、複写機は情報分析手段２０−１で印刷データを分析する。複写機は、情報分析手段２０−１で分析した情報を広告サーバー１１０に送信し、広告サーバー１１０内の広告決定手段にて広告を決定し、決定した広告の情報を複写機に送信する。複写機はユーザーが命令した印刷内容と広告サーバー１１０が選定し、送られてきた広告を各用紙の表裏に印刷する。

［実施形態４−３］
実施形態４−３を、タブレット端末（１２０）から複写機No.1（１０２ａ）に広告印刷を行う場合で説明する。
実施形態４−３は、情報分析手段２０−１と広告決定手段３０−１とがともに広告サーバー１１０に存在する形態である。
この場合、タブレット端末（１２０）から出力した印刷命令を、広告サーバー１１０が受け取り、広告サーバー１１０は情報分析手段２０−１で印刷データを分析する。また広告サーバー１１０は、情報分析手段２０−１で分析した情報を元に広告決定手段３０−１にて広告を決定し、決定した広告の情報を複写機に送信する。複写機はユーザーが命令した印刷内容と広告サーバー１１０が選定し送ってきた広告とを各用紙の表裏に印刷する。

［実施形態４−４］
実施形態４−４を、パーソナルコンピュータNo.2（１０１ｂ）から複写機No.3（１０２ｃ）に広告印刷を行う場合で説明する。
実施形態４−４は、印刷データ分析手段と広告決定手段が複写機に存在する形態である。
この場合、パーソナルコンピュータNo.2（１０１ｂ）から出した印刷命令を複写機が受け取る。複写機は情報分析手段２０−１で印刷データを分析し、広告決定手段３０−１にて広告を決定する。このとき広告情報保存手段３２が複写機内に存在し、広告の更新はユーザーもしくはサービスマンによって外部記録装置等を用いて更新される。

＜プログラム＞
以上で説明した本発明に係る画像形成システムに用いられる印刷命令手段は、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明の機能を実現する場合の説明を以下で行う。

例えば、
用紙の両面に印刷可能な画像形成手段と、
印刷内容が表面に記録された用紙の裏面に広告を印刷するか否かを選択する広告印刷選択手段と、
印刷情報を画像形成手段から受け取り、必要な情報を抽出して分析するファイル情報分析手段と、
印刷する広告の情報を保存する広告情報保存手段と、
広告情報保存手段から広告を選択する広告選択手段と、
広告の印刷条件を設定可能な広告印刷条件設定手段と、を備えた画像形成システムに用いられる印刷命令手段のコンピュータは、
ファイル情報分析手段に、必要な情報を抽出して分析する手順、
広告印刷条件設定手段に、情報を設定させる手順、
広告選択手段に、所定の分析結果と広告印刷条件設定手段で設定された情報とに基づいて広告を選択する手順を実行させるプログラムが挙げられる。

これにより、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明にかかる印刷命令手段を実現することができる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。

＜記憶媒体＞
ここで、記憶媒体としては、例えばＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−Ｒ等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＦｅＲＡＭ等の半導体メモリやＨＤＤが挙げられる。

ＣＤ−ＲＯＭは、Compact Disc Read Only Memoryの略である。フレキシブルディスクは、Flexible Disk：ＦＤを意味する。ＣＤ−Ｒは、CD Recordableの略である。ＲＡＭは、Random-Access Memoryの略である。ＲＯＭは、Read-Only Memoryの略である。ＦｅＲＡＭは、Ferroelectric RAMの略で、強誘電体メモリを意味する。ＨＤＤは、Hard Disc Driveの略である。

＜作用効果＞
用紙の裏面に広告を印刷することにより、第一面のレイアウトを崩す、すなわち余白を検出して、検出された余白部分に広告を印刷したり用紙の縁部に広告を印刷したりする等がないように広告を配信することが出来る。
さらに印刷する広告を選択する場合には、印刷内容の文字情報や画像情報からキーワードを抽出する方法が挙げられる。画像形成装置の情報や、ユーザー情報、印刷してほしくない広告の選択等の情報から広告を選ぶことでより効率的に広告を配信することができる。
画像形成装置の情報としては、例えば、設置場所やカラーや解像度、集約の有無等の印刷プロパティ等が挙げられる。ユーザー情報としては、例えば、ユーザー自身の好みや性別や年代や過去の印刷内容からのキーワードが挙げられる。

尚、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。

１ 画像形成システム
１０ 印刷命令手段（機器）
１１ 広告印刷選択手段
１２ 印刷データ
１３ 命令印刷内容
１４ 印刷命令手段（機器）の情報
１５ ユーザー情報
１６ 印刷データ取得手段
２０−１、２０−２ 情報分析手段
２１ キーワード／画像解析手段
２２ ファイル情報抽出手段
２３ 命令機器情報抽出手段
２４ ユーザー情報抽出手段
３０−１、３０−２ 広告決定手段
３１ 広告選択手段
３２ 広告情報保存手段
３３ 広告情報更新手段
４０ 印刷物
４１ 実行印刷内容
４２ 広告
５０ 画像形成手段
６０ 印刷結果判定手段
７０ 広告カウント手段
１００ ネットワーク
１０１ パーソナルコンピュータ
１０２ 複写機
１０３ プリンタ
１１０ 広告サーバー
１２０ タブレット端末
１２１ 携帯電話

特許第４７８３８０２号公報 特許第３８５１０７９号公報 特許第３４７０４４４号公報 特開２００２−１０８５７８号公報

Claims (10)

1. 用紙の両面に印刷可能な画像形成手段と、
   印刷内容が表面に記録された用紙の裏面に広告を印刷するか否かを選択する広告印刷選択手段と、
   印刷情報を前記画像形成手段から受け取り、必要な情報を抽出して分析するファイル情報分析手段と、
   印刷する広告の情報を保存する広告情報保存手段と、
   前記広告情報保存手段から広告を選択する広告選択手段と、
   前記広告の印刷条件を設定可能な広告印刷条件設定手段と、を備え、
   前記広告選択手段は、所定の分析結果と前記広告印刷条件設定手段で設定された情報とに基づいて前記広告を選択するようにしたことを特徴とする画像形成システム。
2. 前記所定の分析結果は、印刷データのファイルから情報を抽出するファイル情報分析手段と、前記印刷データの印刷命令を行う命令機器の情報を抽出する命令情報分析手段と、広告印刷履歴を蓄積している広告印刷履歴管理手段と、で分析された結果であることを特徴とする請求項１記載の画像形成システム。
3. 前記ファイル情報分析手段が、文字情報ないし画像情報からキーワードを抽出する機能を持つことを特徴とする請求項２記載の画像形成システム。
4. 前記命令情報分析手段が、ユーザーの情報を抽出する機能を持つことを特徴とする請求項２記載の画像形成システム。
5. 前記命令情報分析手段が、命令時間情報を抽出することを特徴とする請求項２記載の画像形成システム。
6. 命令情報分析手段が、前記命令機器の位置ないし前記画像形成手段の位置を抽出することを特徴とする請求項２記載の画像形成システム。
7. 広告印刷履歴情報を蓄積する蓄積手段を有することを特徴とする請求項１から６の何れか一項記載の画像形成システム。
8. 過去の広告印刷履歴情報に基づいて広告の選択を行う広告選択手段を有することを特徴とする請求項７記載の画像形成システム。
9. 前記広告選択手段が、前記用紙の広告印刷面の大きさに応じて、印刷する広告を選択する機能を有することを特徴とする請求項１記載の画像形成システム。
10. 前記広告の印刷は第１面に行い、前記広告の印刷終了後の第２面に前記広告以外の情報を印刷することを特徴とする請求項１から９の何れか一項記載の画像形成システム。

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