JP4524080B2 - 印刷課金装置、印刷課金システム、および印刷課金方法 - Google Patents

印刷課金装置、印刷課金システム、および印刷課金方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷課金装置、印刷課金システム、および印刷課金方法に関し、特に、印刷サービスの利用実績に応じたポイント情報を保持し、印刷料金に充当する印刷課金装置、印刷課金システム、および印刷課金方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンビニエンスストアの店頭等において不特定の顧客にコピーサービスを提供するために、コピー機に硬貨を収納するための課金装置を接続するシステムが提案され、実用に供されていた。
通常状態では、コピー機はコピー禁止の状態にあるが、顧客が硬貨を課金装置に投入すると、投入金額が表示されると共にコピーが許可される。コピースタートボタンを押下してコピーを行うと、コピー枚数分のコピー料金が投入金額から減算されていく。コピーが終了したら返金レバーを押下すると、投入金額表示部に表示されている残金が返金され、再びコピー禁止状態に戻る。
このようなシステムは機械を設置している業者としては無人で顧客にコピーサービスを提供することができるため、人件費削減という意味では大きな効果を得ることができる。
【0003】
また、上記のようなコピー機の課金を行う従来技術として特許文献1が開示するところのコピーサービス課金システムがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−206845号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、顧客が利用したサービスの対価として料金を支払った時点で、機器の設置業者と顧客との間の関係は切れてしまうため、固定客をつかみにくいというデメリットがあった。もし1枚あたりのコピー料金が同じであれば、どの店舗のコピー機であっても同じ料金で同等のサービスを享受することができるため、顧客にとっては一度利用したコピーサービス業者を再度利用する必然性は薄いものとなっていた。
【0006】
また、特許文献1には、顧客のサービス利用実績に対してサービスの利用料金を還元する構成が開示されていなかった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、サービス利用後もサービス提供業者側と顧客との関係性の維持を実現する印刷課金装置、印刷課金システム、および印刷課金方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明は、印刷処理を行う画像形成装置と接続され、画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置であって、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認手段と、接続された記録媒体に記録されているポイント数を示すポイント情報を読み取るポイント情報読み取り手段と、画像形成装置による印刷の利用実績に応じてポイント数を加算し、加算したポイント情報を記録媒体に書き込むポイント情報更新手段と、画像形成装置の印刷料金として、貨幣確認手段により確認された投入金額に加え、ポイント情報読み取り手段により読み取られたポイント数を充当する印刷料金算出手段と、印刷料金算出手段により算出された印刷料金に応じた印刷動作の開始を画像形成装置に指示するコピー開始指示手段と、を有し、ポイント情報読み取り手段は、ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを読み取るとともに、当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を読み取り、ポイント情報更新手段は、ポイント加算日時情報が示す日時から予め定められた期間が経過したかを判断し、予め定められた期間が経過したと判断した場合、当日蓄積ポイントが示すポイント数を、蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする。
【0009】
また、本発明によれば、ポイント情報読み取り手段は、記録媒体に小数点以下の桁まで記録されているポイント数を示すポイント情報を読み取ることを特徴とする。
【0010】
また、本発明によれば、接続された記録媒体の利用の開始要求が入力された場合、予め設定された入会手数料に初めて書き込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな入会手数料として算出する入会手数料算出手段を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明によれば、接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力された場合、予め設定された更新手数料にポイント情報読み取り手段により読み込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな更新手数料として算出する更新手数料算出手段を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、印刷処理を行う画像形成装置と接続され、画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置であって、利用者ごとに、ポイント数を示すポイント情報を保持するポイント情報記憶手段と、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認手段と、接続された利用者が保持する記録媒体に記録されている利用者を識別するための識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、画像形成装置による印刷の利用実績に応じたポイント数を、ポイント数記憶手段により保持されているポイント数に加算し、加算後のポイント数を示すポイント情報を書き込むポイント情報更新手段と、画像形成装置の印刷料金として、貨幣確認手段により確認された投入金額に加え、識別情報読み取り手段により読み取られた識別情報に当する利用者のポイント数を充当する印刷料金算出手段と、印刷料金算出手段により算出された印刷料金に応じた印刷動作の開始を画像形成装置に指示するコピー開始指示手段と、を有し、ポイント情報記憶手段は、ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを記憶しているとともに、当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を記憶しており、ポイント情報更新手段は、ポイント加算日時情報が示す日時から予め定められた期間が経過したかを判断し、予め定められた期間が経過したと判断した場合、当日蓄積ポイントが示すポイント数を、蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする。
【0013】
また、本発明によれば、ポイント情報記憶手段は、小数点以下の桁まで記録されているポイント数を示すポイント情報を保持することを特徴とする。
【0014】
また、本発明によれば、接続された記録媒体の利用の開始要求が入力された場合、予め設定された入会手数料に初めて書き込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな入会手数料として算出する入会手数料算出手段とを有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明によれば、接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力された場合、予め設定された更新手数料にポイント情報読み取り手段により読み込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな更新手数料として算出する更新手数料算出手段を有することを特徴とする。
【0016】
また、本発明によれば、印刷料金算出手段は、蓄積ポイントが示すポイント数を充当することを特徴とする。
【0017】
また、本発明によれば、印刷料金算出手段は、画像形成装置の印刷料金に対するポイント数の還元率を、利用者ごと、または利用者の種別ごとに設定することを特徴とする。
【0018】
また、本発明によれば、接続された記録媒体の表面に累計ポイント数を書き込むポイント書き込み手段を有することを特徴とする。
【0019】
また、本発明によれば、印刷料金算出手段は、累計ポイント数の10ポイント未満を切り捨てたポイント数を充当することを特徴とする。
【0020】
また、本発明によれば、印刷料金算出手段は、投入された貨幣よりも先にポイント数を優先的に充当することを特徴とする。
【0021】
また、本発明によれば、画像形成装置の印刷利用時に、ポイント数を充当するか否かを示す情報を入力する選択情報入力手段を有し、印刷料金算出手段は、選択情報入力手段により入力された情報に応じて、ポイント数の充当の有無を決定することを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、印刷処理を行う画像形成装置と、接続された画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置と、印刷課金装置と接続され利用者ごとにポイント情報を格納する情報格納装置と、情報格納装置に接続され利用者により操作される情報処理装置とを有する印刷課金システムであって、印刷課金装置は、利用者ごとに、ポイント数を示すポイント情報を保持するポイント情報記憶手段と、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認手段と、接続された利用者が保持する記録媒体に記録されている利用者を識別するための識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、画像形成装置による印刷の利用実績に応じたポイント数を、ポイント数記憶手段により保持されているポイント数に加算するポイント情報更新手段と、画像形成装置の印刷料金として、貨幣確認手段により確認された投入金額に加え、識別情報読み取り手段により読み取られた識別情報に当する利用者のポイント数を充当する印刷料金算出手段と、ポイント数を示すポイント情報を当する利用者を示す情報に対応付けて情報格納装置に送信するポイント情報送信手段と、印刷料金算出手段により算出された印刷料金に応じた印刷動作の開始を画像形成装置に指示するコピー開始指示手段と、を有し、ポイント情報記憶手段は、ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを記憶しているとともに、当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を記憶しており、ポイント情報更新手段は、ポイント加算日時情報が示す日時から予め定められた期間が経過したかを判断し、予め定められた期間が経過したと判断した場合、当日蓄積ポイントが示すポイント数を、蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算し、情報格納装置は、印刷課金装置から受信したポイント情報を、利用者ごとに格納する受信情報格納手段と、情報処理装置から情報処理装置を操作する利用者のポイント情報の取得要求を受信すると、自装置に格納しているポイント情報のうち要求されたポイント情報を情報処理装置に送信するポイント情報送信手段と、を有することを特徴とする。
【0023】
また、本発明は、印刷処理を行う画像形成装置と接続され、画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置を用いた印刷課金方法であって、印刷課金装置が、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認工程と、印刷課金装置が、接続された記録媒体に記録されているポイント数を示すポイント情報を読み取るポイント情報読み取り工程と、印刷課金装置が、画像形成装置による印刷の利用実績に応じてポイント数を加算し、加算したポイント情報を記録媒体に書き込むポイント情報更新工程と、印刷課金装置が、画像形成装置の印刷料金として、貨幣確認工程により確認した投入金額に加え、ポイント情報読み取り工程により読み取ったポイント数を充当する印刷料金算出工程と、印刷課金装置が、印刷料金算出工程により算出した印刷料金に応じた印刷動作の開始を画像形成装置に指示するコピー開始指示工程と、を有し、ポイント情報読み取り工程では、ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを読み取るとともに、当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を読み取り、ポイント情報更新工程では、ポイント加算日時情報が示す日時から予め定められた期間が経過したかを判断し、予め定められた期間が経過したと判断した場合、当日蓄積ポイントが示すポイント数を、蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする。
【0024】
また、本発明によれば、ポイント情報読み取り工程は、印刷課金装置が、記録媒体に小数点以下の桁まで記録されているポイント数を示すポイント情報を読み取ることを特徴とする。
【0025】
また、本発明によれば、印刷課金装置が、接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力されたと判断した場合、予め設定された入会手数料に初めて書き込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな入会手数料として算出する入会手数料算出工程を有することを特徴とする。
【0026】
また、本発明によれば、印刷課金装置が、接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力されたと判断した場合、予め設定された更新手数料にポイント情報読み取り工程により読み込んだポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな更新手数料として算出する更新手数料算出工程を有することを特徴とする。
【0027】
また、本発明は、印刷処理を行う画像形成装置と接続され、画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置を用いた印刷課金方法であって、印刷課金装置が、利用者ごとに、ポイント数を示すポイント情報を保持するポイント情報記憶工程と、印刷課金装置が、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認工程と、印刷課金装置が、接続された利用者が保持する記録媒体に記録されている利用者を識別するための識別情報を読み取る識別情報読み取り工程と、印刷課金装置が、画像形成装置による印刷の利用実績に応じたポイント数を、ポイント数記憶工程により保持するポイント数に加算し、加算後のポイント数を示すポイント情報を書き込むポイント情報更新工程と、印刷課金装置が、画像形成装置の印刷料金として、貨幣確認工程により確認した投入金額に加え、識別情報読み取り工程により読み取った識別情報に当する利用者のポイント数を充当する印刷料金算出工程と、印刷課金装置が、印刷料金算出工程により算出した印刷料金に応じた印刷動作の開始を画像形成装置に指示するコピー開始指示工程と、を有し、ポイント情報記憶工程では、ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを記憶しているとともに、当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を記憶しており、ポイント情報更新工程では、ポイント加算日時情報が示す日時から予め定められた期間が経過したかを判断し、予め定められた期間が経過したと判断した場合、当日蓄積ポイントが示すポイント数を、蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする。
【0028】
また、本発明によれば、ポイント情報記憶工程は、印刷課金装置が、小数点以下の桁まで記録されているポイント数を示すポイント情報を保持することを特徴とする。
【0029】
また、本発明によれば、印刷課金装置が、接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力されたと判断した場合、予め設定された入会手数料に初めて書き込んだポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな入会手数料として算出する入会手数料算出工程を有することを特徴とする。
【0030】
また、本発明によれば、印刷課金装置が、接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力されたと判断した場合、予め設定された更新手数料にポイント情報読み取り工程により読み込んだポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな更新手数料として算出する更新手数料算出工程を有することを特徴とする。
【0031】
また、本発明によれば、印刷料金算出工程は、蓄積ポイントが示すポイント数を充当することを特徴とする。
【0032】
また、本発明によれば、印刷料金算出工程は、印刷課金装置が、画像形成装置の印刷料金に対するポイント数の還元率を、利用者ごと、または利用者の種別ごとに設定することを特徴とする。
【0033】
また、本発明によれば、印刷課金装置が、接続された記録媒体の表面に累計ポイント数を書き込むポイント書き込み工程を有することを特徴とする。
【0034】
また、本発明によれば、印刷料金算出工程は、印刷課金装置が、累計ポイント数の10ポイント未満を切り捨てたポイント数を充当することを特徴とする。
【0035】
また、本発明によれば、印刷料金算出工程は、印刷課金装置が、投入された貨幣よりも先にポイント数を優先的に充当することを特徴とする。
【0036】
また、本発明によれば、印刷課金装置が、画像形成装置の印刷利用時に、ポイント数を充当するか否かを示す情報を入力する選択情報入力工程を有し、印刷料金算出工程は、印刷課金装置が、選択情報入力工程により入力した情報に応じて、ポイント数の充当の有無を決定することを特徴とする。
【0037】
また、本発明は、印刷処理を行う画像形成装置と、接続された画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置と、印刷課金装置と接続され利用者ごとにポイント情報を格納する情報格納装置と、情報格納装置に接続され利用者により操作される情報処理装置とを用いた印刷課金方法であって、印刷課金装置が、利用者ごとに、ポイント数を示すポイント情報を保持するポイント情報記憶工程と、印刷課金装置が、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認工程と、印刷課金装置が、接続された利用者が保持する記録媒体に記録されている利用者を識別するための識別情報を読み取る識別情報読み取り工程と、印刷課金装置が、画像形成装置による印刷の利用実績に応じたポイント数を、ポイント数記憶工程により保持するポイント数に加算するポイント情報更新工程と、印刷課金装置が、画像形成装置の印刷料金として、貨幣確認工程により確認した投入金額に加え、識別情報読み取り工程により読み取った識別情報に当する利用者のポイント数を充当する印刷料金算出工程と、印刷課金装置が、印刷料金算出工程により算出した印刷料金に応じた印刷動作の開始を画像形成装置に指示するコピー開始指示工程と、印刷課金装置が、ポイント数を示すポイント情報を当する利用者を示す情報に対応付けて情報格納装置に送信するポイント情報送信工程と、情報格納装置が、印刷課金装置から受信したポイント情報を、利用者ごとに格納する受信情報格納工程と、情報格納装置が、情報処理装置から情報処理装置を操作する利用者のポイント情報の取得要求を受信すると、自装置に格納しているポイント情報のうち要求されたポイント情報を情報処理装置に送信するポイント情報送信工程と、を有し、ポイント情報記憶工程では、ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを記憶しているとともに、当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を記憶しており、ポイント情報更新工程では、ポイント加算日時情報が示す日時から予め定められた期間が経過したかを判断し、予め定められた期間が経過したと判断した場合、当日蓄積ポイントが示すポイント数を、蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態における画像形成装置の構成を示す図である。また、図2は、本発明の一実施形態における画像形成装置が有する操作部30を示す図である。以下、図1および図2を用いて、本実施形態における画像形成装置による印刷動作について説明する。
【0039】
図1に示されているように、画像形成装置は、自動原稿送り装置(ADF)1と、原稿台2と、給紙ローラ3と、給送ベルト4と、排送ローラ5と、コンタクトガラス6と、原稿セット検知部7と、第1トレイ8と、第2トレイ9と、第3トレイ10と、第1給紙ユニット11と、第2給紙ユニット12と、第3給紙ユニット13と、縦搬送ユニット14と、感光体15と、搬送ベルト16と、定着ユニット17と、排紙ユニット18と、現像ユニット27と、読み取りユニット50と、露光ランプ51と、第1ミラー52と、レンズ53と、CCDイメージセンサ54と、第2ミラー55と、第3ミラー56と、書き込みユニット57と、レーザ出力ユニット58と、結像レンズ59と、ミラー60と、フィニシャ100と、分岐偏向板101と、スタッカ搬送ローラ102と、スタッカ排紙ローラ103、スタッカトレイ104と、ステープラ搬送ローラ105と、ステープラ106と、ステープラ排紙ローラ107と、ステープルトレイ108と、落下ストッパ109と、落下トレイ110と、両面給紙ユニット111と、分岐爪112とを有する。
【0040】
自動原稿送り装置(以後ADF)1にある、原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のコピースタートキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。
読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。
さらに、原稿セット検知部7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はモータによって駆動される。
原稿セット検知部7により原稿がなくなるまでの原稿給送回数により原稿の枚数を計数することができる。
【0041】
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置であるフィニシャ100に排出される。
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、スタッカ搬送ローラ102方向と、ステープル処理部方向へに導く事ができる。分岐偏向板101を上に切り替える事により、スタッカ排紙ローラ103を経由してスタッカトレイ104側に排紙する事ができる。また、分岐偏向板101を下方向に切り替える事で、ステープラ搬送ローラ105、ステープラ排紙ローラ107を経由して、ステープルトレイ108に搬送する事ができる。
【0042】
ステープルトレイ108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用の落下ストッパ109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、落下トレイ110に収納される。
【0043】
一方、スタッカトレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能なスタッカトレイ104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0044】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され、作像された転写紙をスタッカトレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットする事で、一旦両面給紙ユニット111にストックする。
【0045】
その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
【0046】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータによって駆動され、各給紙ユニット11〜13はメインモータの駆動を各々給紙クラッチによって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動を中間クラッチによって伝達駆動される。
【0047】
図2に示されるように、操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、コピースタートキー34、モードクリアキー35が設けられて、液晶タッチパネル31には、機能キー37、部数、及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0048】
図3は、本発明の一実施形態における操作部30の液晶タッチパネル31の表示一例を示した図である。
図3に示されるように、オペレータが液晶タッチパネル31に表示された機能キー37にタッチする事で、選択された機能を示す機能キー37が黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、機能キー37にタッチする事で、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
【0049】
図3において左上は、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリア、その右は、セットした枚数を表示するコピー枚数表示部、その下の画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー、転写紙を自動的に選択する自動用紙選択キー、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、倍率を等倍にセットする等倍キー、拡大/縮小倍率をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面キー、とじ代モード等を設定する消去/移動キー、デジタル複写機のネットワークを介して多量のプリント動作を複数に分けてプリントアウトする連結モードキーである。選択されているモードはキーが網掛け表示されている。
【0050】
図7は、本発明の一実施形態における画像形成装置を制御するシステムコントローラを示す図である。以下、図1および図7を用いて、本発明の一実施形態における画像読み取り手段、および画像を記録面上に潜像形成するまでの動作を説明する。潜像とは感光体面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
【0051】
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。
画像読み取りユニット50は、光源を原稿に照射し、その反射光を固体作像素子(CCD)で電気信号に変換し、「必要な画像処理」を行う機能を有する。
ここで、「必要な画像処理」とは、量子化、シェーディング補正、MTF補正、および変倍処理などの各処理を示す。「量子化」は、CCDで電気信号に変換されたアナログデータを2値或いは多値データに変換する処理である。「シェーディング補正」は、原稿を照射する光源の照射ムラや、CCDの感度ばらつきを補正する処理である。「MTF補正」は、光学系によるボケを補正する処理である。「変倍処理」は、画像の読み取り密度を変化させ、読み取った画像データを用いてデータ補間する処理を示す。
露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第1キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。
【0052】
原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53及びCCDイメージセンサ54を第1図において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53及びCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
【0053】
書き込みユニット57は、電気信号で送られた画像イメージを電子写真、感熱、熱転写、インクジェット等の手段により普通紙、感熱紙などに形成する。
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。
【0054】
レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体面上に集光結像する。
【0055】
偏光されたレーザ光は感光体が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0056】
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
なお、制御信号とは、画像データを読み込みユニット50、書き込みユニット57、アプリケーション間でやりとりし、情報を伝達し合うための信号である。
【0057】
以下、本実施形態における画像形成装置が有するシステムコントローラの構成について、図7を用いて説明する。
【0058】
露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ54にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。
デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正部62によりシェーディング補正がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。
【0059】
セレクタ64では、画像信号の送り先を、変倍部71または、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われる。変倍部71を経由した画像信号は変倍率に合わせて拡大縮小され、書き込みユニット57に送られる。
【0060】
画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。図7には特に明示していないが、画像処理部(IPU)には、読み取りユニット50から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるように、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有している。
【0061】
システムコントローラは、複写モードを実行する上で、書き込みユニット57で画像形成するために、紙搬送処理、電子写真プロセス処理、異常状態や給紙カセット状態(紙の有無など)等の機内監視、および読み取りユニット50で画像を読み取るためにスキャナ動作や光源のON/OFFなどを制御するコントローラである。
更に、最近のデジタル画像形成装置では拡張機能を1つ搭載するのみではなく複数アプリを同時搭載するようになってきた。このように、1つの資源を共有するデジタル画像形成装置を「システム」と表現し、このシステムを制御するコントローラを「システムコントローラ」と表現する。
なお、「資源(リソース)」とは、複数のアプリから共有される機能ユニット単位を示す。システムコントローラは、このリソース単位でシステム制御を行っている。本実施形態における画像形成装置が管理している資源は、読み取りユニット50、書き込みユニット57、操作部30、画像メモリ66、周辺機(=ADF、ソーター、自動両面ユニットなど)などである。
【0062】
システムコントローラは、画像メモリコントローラ65等への設定、ならびに読み取りユニット50および書き込みユニット57の制御を行うCPU68と、そのプログラムやデータを格納するROM69と、RAM70とを備えている。更にCPU68は、画像メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しを行う。
【0063】
デジタル画像形成装置(PPC)の大きな特徴に、画像を電気信号に変換して読み込み、電気信号を画像形成装置で復元することが挙げられる。このとき読み取った電気信号を様々に変化、伝達する手段を持つことによって、従来のアナログ画像形成装置(PPC)以外の分野に応用可能となる。FAX、ページプリンタ、スキャナ、ファイルシステムなどの機能を実現できるほか、最近では、PPC機能の実行時においても、読み取った画像データを一旦、DRAMなどの記憶装置に記憶させ、必要に応じて画像データを読み出すことによって、複数の複写時には1スキャンで複数プリントを実行したり、或いは、複数の原稿を1枚の転写紙にプリントする機能(=以下メモリ機能)等も実現されている。
これらのデジタルPPCシステムならでは実現できる機能を「拡張機能」或いは「アプリ」と表現する。
なお、本実施形態においては、画像メモリ66はネットワーク上にある機械間の画像データ転送時の緩衝手段としても利用している。
【0064】
図8は、本発明の一実施形態における画像形成装置の1ページ分の画像データのタイミングチャートである。以下、図8を用いて、セレクタ64における1ページ分の画像信号について説明する。
なお、本明細書においては、読み取りユニット50で変換された画像の電気信号、書き込みユニット57へ入力される画像の電気信号、および画像の電気信号と同期をとるための信号をまとめて「画像データ」と表現する。
【0065】
/FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてくる。画像処理部(IPU)49は、画像入力、出力それぞれに対して別個の/FGATE、/LSYNC、/LGATE、VCLKの発生機構を有しており、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
【0066】
電子写真プロセスを使用している画像形成装置は、トナーなどの消費量が多いため、無制限に使用を許可したくない場合がある。このとき、「利用者」を特定、限定、管理するために、「コインラック」、「キーカウンター」、「キーカード」、「プリペードカード」等の「利用者制限機器」や「暗証コード」等を使用する。
【0067】
図9の(a)は、本発明の一実施形態における印刷課金システムの構成を示す図である。図9の(a)に示されているように、印刷課金システムは、印刷装置(画像形成装置)と、その印刷装置の外部に設置される課金装置(以降コインラック90と呼ぶ)とを有する。なお、以下、印刷装置をコピー機91とする。
また、コピー機91本体側のシステムコントローラとコインラック90とはシリアル通信ラインで接続されている。
また、コインラック90は、CPUなどの演算処理を行う部位を有しているものとする。
【0068】
コインラック90に投入された金額や受け入れた会員カード92に関する情報はシリアル通信ラインを通じて図示せぬ制御コマンドをやりとりすることでコピー機91側に通知される。また会員カード92への情報書き込み指示等の要求も同様にシリアル通信ラインを通じてコピー機91本体側からコインラックに対して通知される。
【0069】
図6は、本発明の一実施形態におけるコインラック90を示す図である。以下、図6を用いて、コインラック90の構成について説明する。
図6に示されているように、コインラック90は、硬貨投入口80と、返金レバー81と、残金返却口82と、投入金額表示部83と、会員カード挿入口84と、カード返却ボタン85とを備える。
【0070】
顧客がコピー料金を支払うために硬貨(紙幣でもよい)を硬貨投入口80に投入すると、投入した金額が投入金額表示部83に表示され、コピー機91は動作指示を受付可能な状態となる。
【0071】
次に、顧客が操作部30のコピースタートキー34を押下すると、コピー機91は、コピー動作を開始する。コピーが1枚出力されるたびにコピー料金が課金され、表示されている投入金額がコピー料金分だけ減算されていく。コピー終了後に残金が残っていれば、返金レバーを押下すると残金返却口82に残金は返却され、投入金額は「0円」表示に戻る。
【0072】
また、コインラックには、会員カード挿入口84とカード返却ボタン85が設けられている。コピーを行う時に、会員カード92が会員カード挿入口84に投入されると、顧客はポイントサービスを利用することが可能となる。
顧客が現金でコピーサービスを利用すると、支払ったコピー料金に対して所定の還元率を乗じた分だけのポイントが加算されていく。
蓄積したポイントは、所定の日数または時間が経過した後であれば、コピーサービスを利用する際にたまっているポイントを現金の代わりにコピー料金に充当することができる。
ポイントを使用すると、コピー料金に充当した分だけ蓄積ポイント数が減少することになる。
【0073】
また、会員カード92と硬貨の両方を投入した場合は、現金よりもカードにたまっているポイントの方が優先して使用される。ポイントがたまっている会員カード92を所有している顧客がコピーサービスを利用しようとした時に、もし蓄積ポイントだけではコピーしようとしている枚数分のコピー料金には満たないような場合に、会員カード92と現金の両方を投入しておけば先にポイントが使用されるため、現金での支払い金額が最小化されることになる。よって機器の使い勝手が向上し、顧客の満足度が向上することが期待できる。カード返却ボタン85を押すと、会員カード92が返却される。
【0074】
図5は、本発明の一実施形態における会員カード92の構成の一例を示す図である。以下、図5を用いて、本実施形態における会員カード92の構成例について説明する。
本実施形態においては磁気記録方式のカードを採用しているが、カード内に半導体チップを封入したICカードを用いてもよい。カードには次に示す情報が記録されている。
▲1▼コピー業者コード
▲2▼会員種別(一般会員/特別会員)
▲3▼会員コード
▲4▼蓄積ポイント数
▲5▼当日蓄積ポイント数
▲6▼ポイント加算日時
▲1▼コピー業者コードは他の業者が発行したカードを識別して、受け入れを拒否するために利用される。
▲2▼会員種別は例えば一般会員と特別会員を識別して、会員種別に応じてポイントの還元率を変える等のサービス内容の差別化用途のために利用される。
▲3▼会員コードは各カード会員を識別するためのコードであるが、会員を管理する上で特に必要が無ければ記録しなくともよい。
▲4▼蓄積ポイント数は前日までに加算したポイントで現在利用可能なポイント数を示す。
▲5▼当日蓄積ポイント数は最後にコピーサービスを利用した時に加算したポイントでポイントを加算した時点ではまだ利用できないポイント数を記録している。
▲6▼ポイント加算日時は▲5▼当日蓄積ポイント数に示すポイントが加算された日時を記録している。
【0075】
会員カード92の表面には▲4▼蓄積ポイント数と▲5▼当日蓄積ポイント数とを合計して小数点以下を切り捨てた値を現在のポイントとして表示している。会員カード92表面には書き換え可能な可逆性表示部を有しているため、繰り返し何度でもポイント数を表示することが可能となっている。可逆性表示部の構成例としてはロイコ系感熱発色材料、可逆性感熱表示材料等が考えられるが、いずれも既知の技術であるため詳細な説明は省略する。コインラック90は、会員カード挿入口84に挿入された会員カード92への現在のポイントの書き込み処理を行う。
【0076】
また、ポイント数を以下のように充当させてもよい。
会員カード92を保持しない非会員の顧客が入会し、初めて本実施形態におけるコピーサービスを利用しようとする際、その初回のサービス利用実績に応じたポイント数を入会手数料に充当する。
【0077】
以下、具体的に、コインラック90によるポイントの入会手数料への充当処理について説明する。
【0078】
まず、コインラック90は、会員カード挿入口84に挿入された新規会員のための会員カード92に初回のサービス利用実績に応じたポイント数を示すポイント情報を書き込む。
【0079】
次に、コインラック90は、挿入された会員カード92に記録されているポイント情報(初回利用時のポイント数)を読み込む。このとき、コインラック90は、読み込んだポイント情報が初回利用時に書き込まれたものであるか否かを判定する。これは、コインラック90は、自身に設けられている所定のキーが押下されたか否かにより判定してもよい。
また、コインラック90は、初回利用時のポイント情報書き込みの際に、会員カード92に初回利用を示す情報を書き込んでおき、その情報を読み込むことにより、同時に読み込むポイント情報が初回利用時に書き込まれたものであるか否かを判定するようにしてもよい。
【0080】
コインラック90は、読み込んだポイント情報が初回利用時に書き込まれたものであると判定した場合、予め自身に設定・記録されている入会手数料からその読み込んだポイント数を減算した値を入会手数料として算出する。このとき使用されたポイント数は、会員カード92に記録された蓄積ポイント数から減算される。
【0081】
ここで例えば、ポイント会員への入会手数料を100円、ポイントの還元率を5%に設定している店舗の場合、2000円以上の買い物を行えば100ポイント以上のポイントを得ることができる。したがってそのポイントを入会手数料に充当可能であるという規約を制定しておけば、顧客は実質的に無料でポイント会員に入会することができることになる。
【0082】
なお、上記のように、コインラック90は、ポイント数を入会手数料に充当するだけでなく、会員資格の更新が要求されていることを認識した場合、会員カード92の再発行手数料(会員の更新手数料)に充当するようにしてもよい。
コインラック90は、自身に設けられている所定のキーが押下された場合、会員資格の更新が要求されていることを認識するとしてもよい。
また、コインラック90は、挿入されている会員カード92から読み取った情報に基づいて、その会員カード92の利用期限が切れてしまっていると判断した場合、会員資格の更新が要求されていることを認識するとしてもよい。
【0083】
また、本実施形態では、上記のような初回または会員カード92再発行時におけるコピーサービス利用時に、その入会手数料または再発行手数料に充当したが、他のサービス利用または商品購買に適用してもよい。
【0084】
従来、カメラ量販店系の業種を始めさまざまな業種において顧客を独占的に確保するための手段としてポイントサービスが提供されている。顧客に付与したポイントを管理するための会員カードを発行する際に、多くの業者は会員カードの発行手数料を無料としている。これは会員を獲得するために店側がカード発行手数料を負担しているわけであるが、一方顧客に対して会員カードはいつでも無料で発行してもらえるという意識を与えてしまうため、カードの取り扱いがぞんざいとなり、カードが紛失されてしまうことが多くなるという欠点がある。これでは実際には発行時にコストがかかっている会員カードの有効稼動率が低下してしまうため、ポイントサービスを提供する業者にとっては投資効果が半減してしまうことになる。そこで会員カードの稼働率を向上させるために、ポイントサービス会員への入会時に入会手数料を徴収するシステムにしている業者もある。しかしその場合はわざわざ入会金を払ってまでポイント会員にならなくてもよいと考える顧客が多く、カード会員数がなかなか伸びないという結果になりがちである。
【0085】
本実施経形態では、上記のように初回または会員カード92再発行時におけるコピーサービス利用時に、その入会手数料または再発行手数料に充当するため、顧客に対して会員カード92の発行は有料であるという意識を与えながら、実質的には無料でカード会員への入会手続または会員カード92の再発行を行うため、会員カード92の有効稼働率が低下することを防止しながら、同時にカード会員数の拡大を図ることができる。
【0086】
図4は、本発明の一実施形態における会員カード92挿入時の操作部30上の画面を示す図である。
顧客が会員カード92をコインラック90の会員カード挿入口84に挿入すると、操作部30の液晶タッチパネル31上には図4に示すような画面が表示される。図4には、蓄積ポイント数=100、当日蓄積ポイント数=20の会員カード92が挿入された場合の例が示されている。
ここでもし顧客が液晶タッチパネル31上の[はい]のキーを押下すると、蓄積ポイントがコピー料金に充当される。一方、顧客が液晶タッチパネル31上の[いいえ]のキーを押下すると、蓄積ポイントは使用されずにポイントの加算のみが行われることになる。これは例えば蓄積ポイントに応じた景品を提供するようなキャンペーンを実施したような場合に、顧客に対してコピーサービスでポイントを使用するかどうかの選択権を与えることで、顧客の狙いに添ったポイントの運用を可能としている。
【0087】
図10は、本発明の一実施形態における印刷課金システムによる硬貨が投入された時の処理の流れを示すフローチャートである。以下、図10に沿って、硬貨投入時における印刷課金システムの処理について説明する。
【0088】
硬貨投入口80に硬貨が投入されると、コインラック90は、図示せぬ貨幣確認手段にて硬貨の種別を判別し、その時点での投入金額(投入済みの金額)に受け入れた硬貨の金額を加算した結果を新たな投入金額として算出する(ステップS101)。
【0089】
次に、投入金額表示部83は、算出された新たな投入金額を表示する(ステップS102)。
【0090】
最後に、コインラック90は、後述するコピー可否判定処理を行う(ステップS103)。
【0091】
図15は、本発明の一実施形態における印刷課金システムによるコピー可否判定処理の流れを示すフローチャートである。以下、図10のステップS103のコピー可否判定処理の詳細な処理内容について説明する。
【0092】
まず、コインラック90は、会員カード92が会員カード挿入口84に受け入れ状態であるか否かを判断する(ステップS601)。
【0093】
会員カード挿入口84に会員カード92が挿入されていない場合(ステップS601/No)、顧客が利用可能なポイントを「0」として、ステップS605の処理に進む。
【0094】
会員カード挿入口84に会員カード92が挿入されている場合(ステップS601/Yes)、コインラック90は、顧客からポイントの利用を指示されているか否かを判断する(ステップS602)。
【0095】
ポイント利用が指示されていないと判断された場合(ステップS602/No)、コインラック90は、顧客が利用可能なポイントを「0」として(ステップS604)、ステップS605の処理に進む。
【0096】
ポイント利用が指示されていると判断された場合(ステップS602/Yes)、コインラック90は、会員カード92から読み取った蓄積ポイントから利用可能ポイントを計算する(ステップS603)。
具体的には、蓄積ポイントの1の位以下を切り捨てた値を利用可能ポイントとしてもよい。例えば、蓄積ポイント数が125.8の場合は、利用可能ポイントは5.8を切り捨てて120としてもよい。この切り捨てを行うことでコピー利用後の残金に10円未満の端数が発生することを防止している。コピー料金を10円の倍数に設定しておけば、コインラック90で1円硬貨と5円硬貨を取り扱う必要性が無くなるため、コインラック90内の機構の簡素化、すなわちコインラックのコストダウン、つり銭硬貨の補充作業を楽にする等の効果を期待することができる。
【0097】
次に、コインラック90は、硬貨投入口80への投入金額にステップS603、S604で算出された利用可能ポイントを加算した値がコピー料金を超えているか否かを判断する(ステップS605)。
【0098】
硬貨投入口80への投入金額に算出された利用可能ポイントを加算した値がコピー料金を超えていると判断された場合(ステップS605/Yes)、コインラック90は、接続されているコピー機91のコピー動作を許可する(ステップS606)。
【0099】
硬貨投入口80への投入金額に算出された利用可能ポイントを加算した値がコピー料金以下であると判断された場合(ステップS605/No)、コインラック90は、コピー機91によるコピー動作を禁止する(ステップS607)。
【0100】
図11は、本発明の一実施形態におけるコインラック90による返金レバー81が押下された時の処理の流れを示すフローチャートである。以下、図11に沿って、本実施形態における投入金額返金時におけるコピー可否判定処理について説明する。
【0101】
まず、返金レバー81が押下されると、その時点での投入金額が残金返却口82に返金され(ステップS201)、投入金額表示部83には「0円」が表示される(ステップS202)。
その後、コインラック90は、硬貨投入時と同様に最後にコピー可否判定処理を行う(ステップS203)。
【0102】
図12は、本発明の一実施形態におけるコインラック90に会員カード92が挿入された時の処理の流れを示すフローチャートである。以下、図12に沿って、会員カード92挿入時におけるコインラック90によるコピー可否判定処理について説明する。
【0103】
会員カード挿入口84に会員カード92が挿入されると、コインラック90は、まずカードに記録されている蓄積ポイント、当日蓄積ポイント、ポイント加算日時等のカード情報を読み取る(ステップS301〜S303)。
【0104】
次に、コインラック90は、当日蓄積ポイントが「0」を超えているか否かを判断する(ステップS304)。当日蓄積ポイントが「0」以下であると判断された場合(ステップS304/No)、ステップS308の処理に移行する。
【0105】
当日蓄積ポイントが「0」を超えていると判断された場合(ステップS304/Yes)、ポイント加算日から所定期間(例えば1日間)経過したか否かを判断する(ステップS305)。ポイント加算日から所定期間経過していないと判断された場合(ステップS305/No)、ステップS308の処理に移行する。
【0106】
ポイント加算日から所定期間経過したと判断された場合(ステップS305/Yes)、前回の利用時に蓄積したポイントを利用可能とするために、コインラック90は、当日蓄積ポイントを前回までの蓄積ポイントに加算し(ステップS306)、当日蓄積ポイントを0にクリアする(ステップS307)。
【0107】
次に、コインラック90は、当日ポイント加算フラグを「0」に初期化してから(ステップS308)、最後にコピー可否判定処理を行う(ステップS309)。
【0108】
図13は、コインラック90のカード返却ボタン85が押された時の処理の流れを示すフローチャートである。以下、図13に沿って、本実施形態の会員カード92返却時におけるコインラック90による処理について説明する。
【0109】
まず、カード返却ボタン85が押されると、コインラック90は、その時点での蓄積ポイントおよび当日蓄積ポイントを、会員カード挿入口84に挿入されている会員カード92に書き込む(ステップS401、S402)。
【0110】
次に、コインラック90は、当日ポイント加算フラグが「1」にセットされているか否か、すなわち会員カード92挿入後に一度でも現金を利用してコピーを行っているか否かを判断する(ステップS403)。
【0111】
当日ポイント加算フラグが「0」にセットされていると判断された場合(ステップS403/No)、ステップS405の処理に移行する。
【0112】
当日ポイント加算フラグが1にセットされていれば、すなわちカードの挿入後に一度でも現金を利用してコピーを行っていれば(ステップS403/Yes)、コインラック90は、その時の日時をポイント加算日時として会員カード92に書き込む(ステップS404)。
【0113】
次に、コインラック90は、蓄積ポイントと当日蓄積ポイントとを合計して小数点以下を切り捨てた値を現在のポイント(累計ポイント)として算出し(ステップS405)、その算出値を会員カード92表面に印刷してから(ステップS406)、会員カード92を排出する(ステップS407)。
最後に、コインラック90は、コピー可否判定処理を行う(ステップS408)。
【0114】
図14は、本発明の一実施形態におけるコピースタートキー34が押下された時の印刷課金システムによる処理の流れを示すフローチャートである。以下、図14に沿って、本実施形態における印刷課金システムによるコピー動作について説明する。
【0115】
コピースタートキー34が押下されると、コピー機91は、コピー動作を開始する(ステップS501)。
【0116】
次に、コインラック90は、コピーが1枚出力されるたびに後述する課金処理を行う(ステップS502)。課金処理が行われると、投入金額または利用可能ポイントがコピー料金分だけ減算される。
【0117】
次に、コインラック90は、コピー可否判定処理を行う(ステップS503)。コインラック90は、その判定結果を示す情報をコピー機91に送信する。
【0118】
コピー機91は、コインラック90から受信した判定結果が「コピー禁止」であるか否かを判断する(ステップS504)。
その判定結果が「コピー禁止」であると判断された場合(ステップS504/Yes)、コピー機91は、コピー動作を終了する。
【0119】
その判定結果が「コピー許可」であると判断された場合(ステップS504/No)、コピー機91は設定枚数分のコピー出力が完了したか否かを判断する(ステップS505)。
設定枚数分のコピー出力が完了していれば(ステップS505/Yes)、コピー機91はコピー動作を終了する。
設定枚数分のコピー出力が完了していないと判断された場合(ステップS505/No)、ステップS501の処理に移行し、コピー動作を繰り返す。
【0120】
図16は、本発明の一実施形態におけるコインラック90による課金処理の詳細な流れを示すフローチャートである。以下、図16に沿って、本実施形態におけるコインラック90による課金処理について説明する。
【0121】
まず、コインラック90は、会員カード挿入口84に会員カード92が挿入されているか否かを判断する(ステップS701)。
【0122】
会員カード92が受け入れ状態である場合(ステップS701/Yes)、コインラック90は、顧客からポイントの利用が指示されているか否かを判断する(ステップS702)。
【0123】
ポイントの利用を指示されている場合(ステップS702/Yes)、コインラック90は、会員カード92から読み取った蓄積ポイントから利用可能ポイントを計算する(ステップS703)。
具体的には、コインラック90は、蓄積ポイントの1の位以下を切り捨てた値を利用可能ポイントとして算出する。
【0124】
会員カード92未挿入か(ステップS701/No)、あるいはカードが挿入されていても顧客がポイントの利用を選択していない場合(ステップS702/No)、コインラック90は、利用可能ポイントを「0」に設定する(ステップS704)。
【0125】
利用可能ポイント計算/設定後、コインラック90は、コピー料金を一旦今回利用ポイントにコピーする(ステップS705)。
【0126】
次に、コインラック90は、今回利用ポイントが利用可能ポイントを超えているか否かを判断する(ステップS706)。
【0127】
今回利用ポイントが利用可能ポイント以下の場合(ステップS706/No)、ステップS708の処理に移行する。
【0128】
もし今回利用ポイントが利用可能ポイントを上まわっているのであれば(ステップS706/Yes)、コインラック90は、利用可能ポイントの値を今回利用ポイントに上書きする(ステップS707)。これで今回の課金時に利用するポイント数が決定する。
【0129】
さらに、コインラック90は、コピー料金から今回利用ポイントを減算した値をポイント不足金額(現金で支払う金額)として算出する(ステップS708)。
【0130】
次に、コインラック90は、蓄積ポイントから今回利用ポイントを減算して、新たな蓄積ポイントを算出する(ステップS709)。
【0131】
次に、コインラック90は、投入金額からポイント不足金額を減算して、コピー料金減算後の投入金額を算出する(ステップS710)。
【0132】
次に、投入金額表示部83は、ステップS709、S710で算出された蓄積ポイントおよび投入金額にそれぞれ表示を更新する(ステップS711、S712)。これで、課金そのものの処理は完了したことになる。
【0133】
次に、コインラック90はポイントの加算処理を行い(ステップS713)、当日ポイント加算フラグに1をセットする(ステップS714)。
ポイントの加算は、現金で支払ったコピー料金(ポイント不足金額)に還元率を乗じた値を当日蓄積ポイントに加算することで行われる。
【0134】
上記のポイントの還元率は全ての会員に対して一定の値に設定してもよいし、あるいは会員の種別に応じて還元率を変化させることも考えられる。例えば1000ポイントを貯めた会員には特別会員への入会資格を与え、一般会員の還元率は1%、特別会員の還元率は2%のように定めることで、顧客に対してポイント加算への動機付けを行うことができる。
以下に課金処理を行った場合の一例を示す。
前提条件
・蓄積ポイント:23.5
・当日蓄積ポイント:10
・コピー料金:50円
・投入金額:100円
・ポイント還元率:1%
課金結果
・利用可能ポイント=20
・今回利用ポイント=20
・ポイント不足金額=50−20=30円
・蓄積ポイント=23.5−20=3.5
・当日蓄積ポイント=10+30×0.01=10.3
【0135】
図9の(b)は、本発明の他の実施形態における印刷課金システムの構成を示す図である。図9の(b)に示されるように、他の実施形態では、印刷課金システムは、コインラック90と、コピー機91と、ホストコンピュータ93と、情報処理装置94とを有する。
コインラック90およびコピー機91は、図9の(a)により示されるものと同様である。ホストコンピュータ93は、コインラック90を介してコピー機91と接続されている。なお、ホストコンピュータ93に各コインラックを介して接続されているコピー機の数は図により限定されず、複数であってもよい。
また、ホストコンピュータ93は、インターネット(WEB)などのネットワークを介して情報処理装置94と接続されている。情報処理装置94は、会員カード92を保持する利用者により操作される情報処理装置であって、例えば、PCまたは移動通信端末(携帯電話機、PHS、PDAなど)であるとしてもよい。
【0136】
以上説明したように、図9の(a)に示された実施形態では、ポイント情報を会員カード92に記録する方式を採用していた。
このようなコピー機91がネットワーク等に接続されずにオフラインの状態で設置される場合には、会員カード92自体にポイント情報を記録する方式を用いたコピーサービス業でポイントサービスを提供する。
【0137】
これに対し、図9の(b)で示される本発明の他の実施形態における印刷課金システムでは、会員カード92にはポイント情報を記録せずに会員コード等の会員を特定するための情報(識別情報)を記録する。コインラック90は、識別情報ごとに(顧客ごとに)ポイント情報(現在の蓄積ポイント数)を格納する。
コインラック90は、会員カード92に記録されている識別情報を読み取ると、その読み取った識別番号に対応した会員情報(ポイント情報)を自身から読み出す。以下の処理は、図9の(a)の印刷課金システムと同様である。
【0138】
また、他の実施形態では、コインラック90は、各顧客の蓄積ポイント数を更新するごとに、更新した蓄積ポイント数を示すポイント情報を識別情報に対応付けてコピー機91、ネットワークを介して接続されているホストコンピュータ93に送信する。
ホストコンピュータ93は、識別情報ごとにコインラック90から受信したポイント情報を例えばWEBページの形(HTML文書)で管理する。
【0139】
会員カード92を保持する利用者は、情報処理装置94を操作して、インターネットを介してホストコンピュータ93にアクセスし、ホストコンピュータ93から自身のポイント情報を含むWEBページを取得することができる。
【0140】
このように、コピー機91が、コインラック90およびネットワークを介して会員情報を管理するホストコンピュータ93に接続されている場合には、会員カード92自体にポイント情報を記録する方式を用いるとしてもよい。この場合、カードに記録されている情報が改ざんされるというリスクを軽減させることができる。
【0141】
以上説明したように、本実施形態によれば、コインラック90は、コピーの利用実績に応じてポイントの加算を行い、次回利用時にたまっているポイントをコピー料金に充当する。
従って、コピーサービスを提供した後も顧客とコピーサービス提供業者の関係を維持し、顧客が再度サービスを利用するための動機を与えることができる。また蓄積したポイントは使わなければ損だという気持ちを顧客に与えることができるため、顧客が他社のサービスを利用することを防止することが可能となる。
また、このことにより、サービスを提供した事に対して顧客が対価を支払った時点でサービス提供業者と顧客との間の関係が切れてしまい、サービス提供業者が固定客をつかみにくいという不具合を解消することが可能となる。
【0142】
また、従来のように蓄積したポイントをその日のうちに利用できることにしてしまうと、顧客はコピーサービスを利用した時にポイントを貯めずに使い切ってしまう可能性が高い。そうするとポイントサービスが意味のないものとなってしまい、顧客が再来店するという期待も難しくなってしまう。
これに対し、本実施形態では、コインラック90は、加算したポイントをポイントが加算されてから所定の日数または時間が経過した後で利用可能としている。
従って、現金を使用してコピーサービスを利用した後ではかならずポイントがたまっていることになるため、顧客のリピート率(再来店率)を向上させることが可能となる。
【0143】
また、本実施形態によれば、コインラック90は、一般の顧客よりも利用機会が多い優良顧客に対して、ポイントの還元率などにおいて有利な設定を行う。
従って、一般の顧客に対して印刷課金システムにより提供されるコピーサービスをよりたくさん利用させるための動機付けを行うことができる。また優良顧客による他社のサービスの利用を防止することが可能となる。
【0144】
また、本実施形態によれば、コインラック90は、会員カード92に現在の蓄積ポイント数を示す情報を書き込む。
従って、顧客は、蓄積しているポイント数をいつでも確認でき、顧客に対する利便性を向上させることが可能となる。また、蓄積ポイント数を知らせることによって、顧客が再度コピーサービスを利用するための動機を与えることが可能となる。
【0145】
また、本実施形態によれば、蓄積したポイントの10ポイント未満を切り捨てたポイントが利用可能である。従って、残金を返金する際に細かな10円未満のつり銭が発生するのを防止することができる。また、コピー料金を10円の倍数に設定しておけば、コインラック90で1円硬貨と5円硬貨を取り扱う必要性が無くなるため、コインラック90内の機構の簡素化、すなわちコインラック90のコストダウン、つり銭硬貨の補充作業を楽にする等の効果を期待することが可能となる。
【0146】
また、本実施形態によれば、コインラック90および会員カード92は、蓄積したポイントの値を小数点以下の桁まで保持する。従って、コピーサービスのような売上単価の低いビジネスにおいても、確実にポイントが蓄積することを保証することが可能となる。
例えば1枚あたりのコピー料金が20円、ポイントの還元率を1%に設定した場合を想定すると、コピーを1枚取るたびに0.2ポイントを加算していくことになる。しかし蓄積ポイントの計算を整数部のみで行ってしまうと、何枚コピーを取ったとしても一向にポイントが蓄積されないことになってしまう。本実施形態では小数点以下の桁までポイント数を保持するため、少ない利用枚数でもポイント数が蓄積され、顧客のサービス利用意欲を促進することが可能となる。
【0147】
また、顧客が使用可能なポイントを使い切ってから現金を使用することを要求している場合、まず会員カードのみを挿入してコピーを行い、ポイントが無くなってから硬貨を投入してコピーを継続するという無駄な動作を強要することになってしまうため、機器の利便性が低下する。
これに対し、本実施形態では、コインラック90は、コピー料金として、投入されている貨幣よりも先にポイントを優先的に使用する。従って、機器の利便性を向上し、顧客の満足度を向上させることが可能となる。
【0148】
また、本実施形態によれば、コインラック90は、入力された情報に応じて、コピー利用時にポイントを使用するか否かを決定する。従って、顧客の狙いに添ったポイントの運用が可能となり、顧客の満足度を向上させることが可能となる。
【0149】
従来では、来店してコインラックに挿入しない限り蓄積ポイントを確認することができないので、利便性が低下していた。また蓄積しているポイント数を簡単に確認することができないため、いつしか顧客はポイントがたまっていることを忘れてしまう可能性があった。結果としてポイントサービスを実施することによる再来店率アップの効果が薄れてしまう危険性があった。
これに対し、本実施形態では、顧客は、情報処理装置を操作してインターネット経由で情報格納装置にアクセスし、情報格納装置に格納されている自身の蓄積ポイント数を示すポイント情報の取得要求を送信する。従って、顧客は、いつでも、どこからでもポイント情報を確認できるので、顧客に対する利便性を向上させることが可能となる。また、顧客に蓄積ポイント数を知らせることによって、顧客に対して再度コピーサービスを利用するための動機を与えることが可能となる。
【0150】
また、上記の処理は、コインラック90、コピー機91、ホストコンピュータ93、または情報処理装置94が有するコンピュータプログラムにより実行されるが、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
【0151】
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
【0152】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷課金装置は、印刷の利用実績に応じてポイントの加算を行い、次回利用時にたまっているポイントを印刷料金に充当する。
従って、印刷サービスを提供した後も顧客と印刷サービス提供業者の関係を維持し、顧客が再度サービスを利用するための動機を与えることができる。また蓄積したポイントは使わなければ損だという気持ちを顧客に与えることができるため、顧客が他の提供事業者が提供するサービスを利用することを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における画像形成装置が有する操作部を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における操作部の液晶タッチパネルの表示一例を示した図である。
【図4】本発明の一実施形態における会員カード挿入時の操作部上の画面を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態における会員カードの構成の一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるコインラックを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態における画像形成装置を制御するシステムコントローラを示す図である。
【図8】本発明の一実施形態における画像形成装置の1ページ分の画像データのタイミングチャートである。
【図9】(a)は、本発明の一実施形態における印刷課金システムの構成を示す図であり、(b)は、本発明の他の実施形態における印刷課金システムの構成を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態における印刷課金システムによる硬貨が投入された時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態におけるコインラックによる返金レバーが押下された時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態におけるコインラックに会員カードが挿入された時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態におけるコインラックのカード返却ボタンが押された時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態におけるコピースタートキーが押下された時の印刷課金システムによる処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態における印刷課金システムによるコピー可否判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明の一実施形態におけるコインラックによる課金処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF)
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 排送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知部
8 第1トレイ
9 第2トレイ
10 第3トレイ
11 第1給紙ユニット
12 第2給紙ユニット
13 第3給紙ユニット
14 縦搬送ユニット
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
18 排紙ユニット
27 現像ユニット
30 操作部
31 液晶タッチパネル
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 コピースタートキー
35 モードクリアキー
36 リセットキー
37 機能キー
50 読み取りユニット
51 露光ランプ
52 第1ミラー
53 レンズ
54 CCDイメージセンサ
55 第2ミラー
56 第3ミラー
57 書き込みユニット
58 レーザ出力ユニット
59 結像レンズ
60 ミラー
61 A/Dコンバータ
62 シェーディング補正部
63 画像処理部
64 セレクタ
65 画像メモリコントローラ
66 画像メモリ
67 I/Oポート
68 CPU
69 ROM
70 RAM
71 変倍部
72、73 印字合成部
80 硬貨投入口
81 返却レバー
82 残金返却口
83 投入金額表示部
84 会員カード挿入口
85 カード返却ボタン
90 コインラック
91 コピー機
92 会員カード
93 ホストコンピュータ
94 情報処理装置
100 フィニッシャ
101 分岐偏向板
102 スタッカ搬送ローラ
103 スタッカ排紙ローラ
104 スタッカトレイ
105 ステープラ搬送ローラ
106 ステープラ
107 ステープラ排紙ローラ
108 ステープルトレイ
109 落下ストッパ
110 落下トレイ
111 両面給紙ユニット
112 分岐爪

Claims (30)

  1. 印刷処理を行う画像形成装置と接続され、該画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置であって、
    投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認手段と、
    接続された記録媒体に記録されているポイント数を示すポイント情報を読み取るポイント情報読み取り手段と、
    前記画像形成装置による印刷の利用実績に応じて前記ポイント数を加算し、該加算したポイント情報を前記記録媒体に書き込むポイント情報更新手段と、
    前記画像形成装置の印刷料金として、前記貨幣確認手段により確認された投入金額に加え、前記ポイント情報読み取り手段により読み取られたポイント数を充当する印刷料金算出手段と、
    前記印刷料金算出手段により算出された印刷料金に応じた印刷動作の開始を前記画像形成装置に指示するコピー開始指示手段と、を有し、
    前記ポイント情報読み取り手段は、
    前記ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを読み取るとともに、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を読み取り、
    前記ポイント情報更新手段は、
    前記ポイント加算日時情報が示す日時から前記予め定められた期間が経過したかを判断し、
    前記予め定められた期間が経過したと判断した場合、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数を、前記蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする印刷課金装置。
  2. 前記ポイント情報読み取り手段は、
    前記記録媒体に小数点以下の桁まで記録されているポイント数を示す前記ポイント情報を読み取ることを特徴とする請求項1記載の印刷課金装置。
  3. 前記接続された記録媒体の利用の開始要求が入力された場合、予め設定された入会手数料に前記初めて書き込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな入会手数料として算出する入会手数料算出手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の印刷課金装置。
  4. 前記接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力された場合、予め設定された更新手数料に前記ポイント情報読み取り手段により読み込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな更新手数料として算出する更新手数料算出手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷課金装置。
  5. 印刷処理を行う画像形成装置と接続され、該画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置であって、
    利用者ごとに、ポイント数を示すポイント情報を保持するポイント情報記憶手段と、
    投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認手段と、
    接続された前記利用者が保持する記録媒体に記録されている前記利用者を識別するための識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、
    前記画像形成装置による印刷の利用実績に応じたポイント数を、前記ポイント数記憶手段により保持されているポイント数に加算し、該加算後のポイント数を示すポイント情報を書き込むポイント情報更新手段と、
    前記画像形成装置の印刷料金として、前記貨幣確認手段により確認された投入金額に加え、前記識別情報読み取り手段により読み取られた識別情報に該当する利用者のポイント数を充当する印刷料金算出手段と、
    前記印刷料金算出手段により算出された印刷料金に応じた印刷動作の開始を前記画像形成装置に指示するコピー開始指示手段と、を有し、
    前記ポイント情報記憶手段は、
    前記ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを記憶しているとともに、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を記憶しており、
    前記ポイント情報更新手段は、
    前記ポイント加算日時情報が示す日時から前記予め定められた期間が経過したかを判断し、
    前記予め定められた期間が経過したと判断した場合、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数を、前記蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする印刷課金装置。
  6. 前記ポイント情報記憶手段は、
    小数点以下の桁まで記録されているポイント数を示す前記ポイント情報を保持することを特徴とする請求項5記載の印刷課金装置。
  7. 前記接続された記録媒体の利用の開始要求が入力された場合、予め設定された入会手数料に前記初めて書き込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな入会手数料として算出する入会手数料算出手段とを有することを特徴とする請求項5または6記載の印刷課金装置。
  8. 前記接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力された場合、予め設定された更新手数料に前記ポイント情報読み取り手段により読み込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな更新手数料として算出する更新手数料算出手段を有することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の印刷課金装置。
  9. 前記印刷料金算出手段は、
    前記蓄積ポイントが示すポイント数を充当することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の印刷課金装置。
  10. 前記印刷料金算出手段は、
    前記画像形成装置の印刷料金に対する前記ポイント数の還元率を、前記利用者ごと、または該利用者の種別ごとに設定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の印刷課金装置。
  11. 前記接続された記録媒体の表面に累計ポイント数を書き込むポイント書き込み手段を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の印刷課金装置。
  12. 前記印刷料金算出手段は、
    累計ポイント数の10ポイント未満を切り捨てたポイント数を充当することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の印刷課金装置。
  13. 前記印刷料金算出手段は、
    前記投入された貨幣よりも先に前記ポイント数を優先的に充当することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の印刷課金装置。
  14. 前記画像形成装置の印刷利用時に、前記ポイント数を充当するか否かを示す情報を入力する選択情報入力手段を有し、
    前記印刷料金算出手段は、
    前記選択情報入力手段により入力された情報に応じて、前記ポイント数の充当の有無を決定することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の印刷課金装置。
  15. 印刷処理を行う画像形成装置と、接続された前記画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置と、前記印刷課金装置と接続され利用者ごとにポイント情報を格納する情報格納装置と、前記情報格納装置に接続され前記利用者により操作される情報処理装置とを有する印刷課金システムであって、
    前記印刷課金装置は、
    前記利用者ごとに、ポイント数を示すポイント情報を保持するポイント情報記憶手段と、
    投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認手段と、
    接続された前記利用者が保持する記録媒体に記録されている前記利用者を識別するための識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、
    前記画像形成装置による印刷の利用実績に応じたポイント数を、前記ポイント数記憶手段により保持されているポイント数に加算するポイント情報更新手段と、
    前記画像形成装置の印刷料金として、前記貨幣確認手段により確認された投入金額に加え、前記識別情報読み取り手段により読み取られた識別情報に該当する利用者のポイント数を充当する印刷料金算出手段と、
    前記ポイント数を示すポイント情報を該当する利用者を示す情報に対応付けて前記情報格納装置に送信するポイント情報送信手段と、
    前記印刷料金算出手段により算出された印刷料金に応じた印刷動作の開始を前記画像形成装置に指示するコピー開始指示手段と、を有し、
    前記ポイント情報記憶手段は、
    前記ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを記憶しているとともに、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を記憶しており、
    前記ポイント情報更新手段は、
    前記ポイント加算日時情報が示す日時から前記予め定められた期間が経過したかを判断し、
    前記予め定められた期間が経過したと判断した場合、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数を、前記蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算し、
    前記情報格納装置は、
    前記印刷課金装置から受信したポイント情報を、利用者ごとに格納する受信情報格納手段と、
    前記情報処理装置から該情報処理装置を操作する利用者のポイント情報の取得要求を受信すると、自装置に格納している前記ポイント情報のうち前記要求されたポイント情報を前記情報処理装置に送信するポイント情報送信手段と、
    を有することを特徴とする印刷課金システム。
  16. 印刷処理を行う画像形成装置と接続され、該画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置を用いた印刷課金方法であって、
    前記印刷課金装置が、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認工程と、
    前記印刷課金装置が、接続された記録媒体に記録されているポイント数を示すポイント情報を読み取るポイント情報読み取り工程と、
    前記印刷課金装置が、前記画像形成装置による印刷の利用実績に応じて前記ポイント数を加算し、該加算したポイント情報を前記記録媒体に書き込むポイント情報更新工程と、
    前記印刷課金装置が、前記画像形成装置の印刷料金として、前記貨幣確認工程により確認した投入金額に加え、前記ポイント情報読み取り工程により読み取ったポイント数を充当する印刷料金算出工程と、
    前記印刷課金装置が、前記印刷料金算出工程により算出した印刷料金に応じた印刷動作の開始を前記画像形成装置に指示するコピー開始指示工程と、を有し、
    前記ポイント情報読み取り工程では、
    前記ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを読み取るとともに、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を読み取り、
    前記ポイント情報更新工程では、
    前記ポイント加算日時情報が示す日時から前記予め定められた期間が経過したかを判断し、
    前記予め定められた期間が経過したと判断した場合、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数を、前記蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする印刷課金方法。
  17. 前記ポイント情報読み取り工程は、
    前記印刷課金装置が、前記記録媒体に小数点以下の桁まで記録されているポイント数を示す前記ポイント情報を読み取ることを特徴とする請求項16記載の印刷課金方法。
  18. 前記印刷課金装置が、前記接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力されたと判断した場合、予め設定された入会手数料に前記初めて書き込まれたポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな入会手数料として算出する入会手数料算出工程を有することを特徴とする請求項16または17記載の印刷課金方法。
  19. 前記印刷課金装置が、前記接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力されたと判断した場合、予め設定された更新手数料に前記ポイント情報読み取り工程により読み込んだポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな更新手数料として算出する更新手数料算出工程を有することを特徴とする請求項16から18のいずれか1項に記載の印刷課金方法。
  20. 印刷処理を行う画像形成装置と接続され、該画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置を用いた印刷課金方法であって、
    前記印刷課金装置が、利用者ごとに、ポイント数を示すポイント情報を保持するポイント情報記憶工程と、
    前記印刷課金装置が、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認工程と、
    前記印刷課金装置が、接続された前記利用者が保持する記録媒体に記録されている前記利用者を識別するための識別情報を読み取る識別情報読み取り工程と、
    前記印刷課金装置が、前記画像形成装置による印刷の利用実績に応じたポイント数を、前記ポイント数記憶工程により保持するポイント数に加算し、該加算後のポイント数を示すポイント情報を書き込むポイント情報更新工程と、
    前記印刷課金装置が、前記画像形成装置の印刷料金として、前記貨幣確認工程により確認した投入金額に加え、前記識別情報読み取り工程により読み取った識別情報に該当する利用者のポイント数を充当する印刷料金算出工程と、
    前記印刷課金装置が、前記印刷料金算出工程により算出した印刷料金に応じた印刷動作の開始を前記画像形成装置に指示するコピー開始指示工程と、を有し、
    前記ポイント情報記憶工程では、
    前記ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを記憶しているとともに、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を記憶しており、
    前記ポイント情報更新工程では、
    前記ポイント加算日時情報が示す日時から前記予め定められた期間が経過したかを判断し、
    前記予め定められた期間が経過したと判断した場合、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数を、前記蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする印刷課金方法。
  21. 前記ポイント情報記憶工程は、
    前記印刷課金装置が、小数点以下の桁まで記録されているポイント数を示す前記ポイント情報を保持することを特徴とする請求項20記載の印刷課金方法。
  22. 前記印刷課金装置が、前記接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力されたと判断した場合、予め設定された入会手数料に前記初めて書き込んだポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな入会手数料として算出する入会手数料算出工程を有することを特徴とする請求項20または21記載の印刷課金方法。
  23. 前記印刷課金装置が、前記接続された記録媒体の利用期間の更新要求が入力されたと判断した場合、予め設定された更新手数料に前記ポイント情報読み取り工程により読み込んだポイント情報により示されるポイント数を充当して新たな更新手数料として算出する更新手数料算出工程を有することを特徴とする請求項20から22のいずれか1項に記載の印刷課金方法。
  24. 前記印刷料金算出工程は、
    前記蓄積ポイントが示すポイント数を充当することを特徴とする請求項16から23のいずれか1項に記載の印刷課金方法。
  25. 前記印刷料金算出工程は、
    前記印刷課金装置が、前記画像形成装置の印刷料金に対する前記ポイント数の還元率を、前記利用者ごと、または該利用者の種別ごとに設定することを特徴とする請求項16から24のいずれか1項に記載の印刷課金方法。
  26. 前記印刷課金装置が、前記接続された記録媒体の表面に累計ポイント数を書き込むポイント書き込み工程を有することを特徴とする請求項16から25のいずれか1項に記載の印刷課金方法。
  27. 前記印刷料金算出工程は、
    前記印刷課金装置が、累計ポイント数の10ポイント未満を切り捨てたポイント数を充当することを特徴とする請求項16から26のいずれか1項に記載の印刷課金方法。
  28. 前記印刷料金算出工程は、
    前記印刷課金装置が、前記投入された貨幣よりも先に前記ポイント数を優先的に充当することを特徴とする請求項16から27のいずれか1項に記載の印刷課金方法。
  29. 前記印刷課金装置が、前記画像形成装置の印刷利用時に、前記ポイント数を充当するか否かを示す情報を入力する選択情報入力工程を有し、
    前記印刷料金算出工程は、
    前記印刷課金装置が、前記選択情報入力工程により入力した情報に応じて、前記ポイント数の充当の有無を決定することを特徴とする請求項16から28のいずれか1項に記載の印刷課金方法。
  30. 印刷処理を行う画像形成装置と、接続された前記画像形成装置の課金処理を行う印刷課金装置と、前記印刷課金装置と接続され利用者ごとにポイント情報を格納する情報格納装置と、前記情報格納装置に接続され前記利用者により操作される情報処理装置とを用いた印刷課金方法であって、
    前記印刷課金装置が、前記利用者ごとに、ポイント数を示すポイント情報を保持するポイント情報記憶工程と、
    前記印刷課金装置が、投入された貨幣の有効性及び金額を確認する貨幣確認工程と、
    前記印刷課金装置が、接続された前記利用者が保持する記録媒体に記録されている前記利用者を識別するための識別情報を読み取る識別情報読み取り工程と、
    前記印刷課金装置が、前記画像形成装置による印刷の利用実績に応じたポイント数を、前記ポイント数記憶工程により保持するポイント数に加算するポイント情報更新工程と、
    前記印刷課金装置が、前記画像形成装置の印刷料金として、前記貨幣確認工程により確認した投入金額に加え、前記識別情報読み取り工程により読み取った識別情報に該当する利用者のポイント数を充当する印刷料金算出工程と、
    前記印刷課金装置が、前記印刷料金算出工程により算出した印刷料金に応じた印刷動作の開始を前記画像形成装置に指示するコピー開始指示工程と、
    前記印刷課金装置が、前記ポイント数を示すポイント情報を該当する利用者を示す情報に対応付けて前記情報格納装置に送信するポイント情報送信工程と、
    前記情報格納装置が、前記印刷課金装置から受信したポイント情報を、利用者ごとに格納する受信情報格納工程と、
    前記情報格納装置が、前記情報処理装置から該情報処理装置を操作する利用者のポイント情報の取得要求を受信すると、自装置に格納している前記ポイント情報のうち前記要求されたポイント情報を前記情報処理装置に送信するポイント情報送信工程と、を有し、
    前記ポイント情報記憶工程では、
    前記ポイント情報として、予め定められた期間より前に加算され、現在利用可能であるポイント数を示す蓄積ポイントと、前回の印刷利用のときに加算され、未だ利用可能となっていないポイント数を示す当日蓄積ポイントとを記憶しているとともに、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数が加算された日時を示すポイント加算日時情報を記憶しており、
    前記ポイント情報更新工程では、
    前記ポイント加算日時情報が示す日時から前記予め定められた期間が経過したかを判断し、
    前記予め定められた期間が経過したと判断した場合、前記当日蓄積ポイントが示すポイント数を、前記蓄積ポイントが示すポイント数に対して加算することを特徴とする印刷課金方法。
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