JP3763391B2 - ネットワークコンテンツ販売システムおよびネットワーク端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンビニエンスストア(以下、コンビニと略称する)等の店舗において、顧客自身が店内設置の端末を操作し、ネットワーク上で販売されるコンテンツを購入することのできるコンテンツ販売システムおよび該システムに用いられるネットワーク端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットにおいて種々のコンテンツの購入を行なうことが広く行われるようになっている。ネットワーク上のコンテンツ販売システムについては以下に示すような公知技術がある。
【0003】
例えば、特開平10−334145号公報には、ネットワーク端末により顧客からのネットワーク上のコンテンツの購入依頼が出されると、第三者による課金サーバが該購入依頼を受け取り、該課金サーバがコンテンツサーバに対してのコンテンツ購入要求の代行をすると共に、課金サーバ内の顧客情報をもとに顧客の銀行口座等から代金を引き落とすことが開示されている。
【0004】
さらに、近年では、インターネットによる会員制のチケット販売システム等もある。上記販売システムでは、顧客がパソコン等で希望のチケットの購入を行うと、チケット販売元からチケットデータがメールによって購入者のパソコンに送信される。購入者は該チケットデータをフロッピーディスクに入れて会場に持参する。フロッピーディスク内のチケットデータは、会場に設置された読取機にて読み取られて該データが適正であれば、これを持参した顧客の入場が許可される。上記チケットの代金支払いには、現金書留、クレジットカード、または銀行振込が利用できる。
【0005】
しかしながら、上記特開平10−334145号公報の方法では、顧客は第三者である課金サーバに対して銀行口座等の個人情報を与える必要があり、システムの安全性に問題がある。
【0006】
また、会員制のチケット販売システムにおいても、代金支払いをクレジットカードで行なう場合には上記特開平10−334145号公報と同様の問題があり、支払いに現金書留や銀行振込を利用する場合は、コンテンツ購入時とは別の手間が代金支払いにおいて必要となるといった問題が生じる。さらに、販売されたチケットデータの管理は購入者に任されることになり、データの破損や消去等に関し購入者に対して多大な責任を負わせることとなる。
【0007】
一方、コンビニ等の店舗内にてネットワーク端末を設置し、顧客が該端末を操作してネットワーク上で販売されるチケットを購入することが行なわれている。すなわち、顧客が上記ネットワーク端末にてチケットの予約を行なうと、チケットの受取日情報が印字された予約券が該端末にて印字発行される。顧客はその予約券をレジに見せて代金を支払い、支払い後、数日たってチケットが顧客の元に送られてくることとなる。
【0008】
また、コンビニ等の店舗では、大抵の場合、複写機(印字装置)が設置されており、顧客が持ち込んだ原稿のコピー等を行うことができる。このような複写機は、特開平7−44067号公報に記載されているように、該印字装置に課金装置が組み合わされて設置されており、課金装置への入金によって複写処理が行なえるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、店舗に設置されたネットワーク端末を顧客自身が操作してネットワーク上のコンテンツを購入する場合の上記従来の構成では、以下のような問題がある。
【0010】
すなわち、上記システムにおいては、店舗内の端末にてチケットを購入した顧客は、購入したチケットをその場ですぐに手に入れることはできない。このため、上記システムにおけるチケット販売は、顧客が緊急にチケットを欲する場合には適さない。
【0011】
また、近年のコンビニ等において、店に置かれた商品の料金管理にはバーコードが用いられているが、ネットワーク上のコンテンツに対してはこのようなバーコードはなく、各コンテンツ毎に個々の料金管理が必要となる。ネットワーク上で販売されるコンテンツがチケット等の特定種類のものに限定される場合にはレジでの料金管理も可能であるが、ネットワーク上で販売されるコンテンツが多岐にわたる場合にはその料金形態も様々になり、レジにおいてコンテンツの種類や販売形態等を確認しながら個々に料金を求めることには多大な困難を要し、レジでの混雑を招来する虞がある。
【0012】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ネットワーク上のコンテンツを購入した顧客に対して該コンテンツを即座に提供可能とすると共に、その代金支払いを簡素化することができるネットワークコンテンツ販売システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のネットワークコンテンツ販売システムは、上記の課題を解決するために、ネットワーク上で販売されるコンテンツを提供するコンテンツサーバと、該コンテンツサーバとネットワークにて接続されるネットワーク端末とからなるネットワークコンテンツ販売システムにおいて、上記ネットワーク端末が、上記コンテンツサーバから供給されるコンテンツの中から、顧客が購入しようとするコンテンツの選択入力を可能とする選択入力手段と、購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、その購入料金を算出する料金算出手段と、購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、上記コンテンツサーバからネットワークを介して送られてくる該コンテンツと共に、該コンテンツに関連した情報を印字出力する印字手段と、上記印字手段により購入されたコンテンツの印字出力がなされた時に、現金または現金に相当するもの(プリペイドカードやデビットカード等)から、上記料金算出手段により算出された購入料金を引き落とすことにより料金徴収を行なう課金手段とを備えていることを特徴としている。
【0014】
また、本発明のネットワークコンテンツ販売システムは、ネットワーク上で販売されるコンテンツを提供するコンテンツサーバと、該コンテンツサーバとネットワークにて接続されるネットワーク端末とからなるネットワークコンテンツ販売システムにおいて、上記ネットワーク端末が、上記コンテンツサーバから供給されるコンテンツの中から、顧客が購入しようとするコンテンツの選択入力を可能とする選択入力手段と、購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、購入されたコンテンツの料金と、該コンテンツの印字出力にかかる印刷料金と、通信にかかるネットワーク媒体使用料金とを合計して、その購入料金を算出する料金算出手段と、購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、上記コンテンツサーバからネットワークを介して送られてくる該コンテンツを印字出力する印字手段と、上記印字手段により購入されたコンテンツの印字出力がなされた時に、現金または現金に相当するもの(プリペイドカードやデビットカード等)から、上記料金算出手段により算出された購入料金を引き落とすことにより料金徴収を行なう課金手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】
上記の構成によれば、上記選択入力手段にて選択された購入コンテンツは、印字手段にて印字提供されるため、コンテンツを購入した顧客は即座に手に入れることができると共に、その購入代金は料金算出手段で算出手段で算出され、課金手段にて徴収される。
【0016】
このため、ネットワーク端末を利用する顧客は、現金或いは現金に相当するで、ネットワーク上のコンテンツをその場で購入できるので、従来のように、現金で商品を購入するのと替わらない感覚で、安全且つ容易にコンテンツを購入することができると共に、電子マネーやネット上での口座引き落としのように、ネットワーク端末を利用する顧客に、多くの責任を押し付けることがない。
【0017】
また、バーコードによる料金管理ができないネットワークコンテンツ販売において、上記料金算出手段および課金手段によってレジを介さずに料金徴収が行なえるため、ネットワーク端末を設置した店舗側にとっては店のレジが混雑することがなく、ネットワーク端末を利用する顧客側にとってはネットワーク上のコンテンツ料金、印刷料金、ネットワーク使用料金を同時に支払えばよいので、支払い方法が簡素になる。
【0018】
また、上記ネットワークコンテンツ販売システムにおいて、上記料金算出手段での購入料金算出に用いられるコンテンツの料金は、コンテンツサーバから通知される構成とすることが好ましい。
【0019】
上記構成によれば、上記ネットワークコンテンツ販売システムに接続されるコンテンツサーバが多数あり、該システムで販売されるコンテンツが多岐にわたる場合であっても、コンテンツ料金がコンテンツサーバから通知されるため、ネットワーク端末側での料金管理が容易に行なえる。また、コンテンツサーバ側においては、コンテンツ料金の割引などが容易に行なえる。
【0020】
また、上記ネットワークコンテンツ販売システムにおいて、上記料金算出手段での購入料金算出に用いられる印刷料金は、コンテンツサーバから送信されるコマンドにより、割引または免除することを可能とする構成とすることができる。
【0021】
上記構成によれば、コンテンツサーバ側において、印刷料金の割引または免除等のサービスが容易に提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0023】
図1は、本実施の形態に係るネットワークコンテンツ販売システムを説明するための図である。
【0024】
上記ネットワークコンテンツ販売システムは、該システムによって販売されるコンテンツを提供するコンテンツサーバ1…と、コンテンツを購入しようとする顧客が操作するネットワーク端末2…とが、インターネット等の通信ネットワーク3によって接続されたシステムである。上記システムにおいて、上記ネットワーク端末2は例えばコンビニ等の店舗、あるいは図書館や役所等の公共施設等に設置可能なものであるとする。
【0025】
また、上記ネットワーク端末2は、通常、コンビニ等の店舗や図書館や役所等の公共施設等にはほとんど必ず設置されているデジタル複写機等の印字装置(印字手段)4と接続されて構成されており、ネットワーク上のコンテンツを印字出力して手に入れることができる。また、上記ネットワーク端末2は、購入されたネットワークコンテンツに対し、現金もしくはプリペイドカード等による代金支払いを可能とするための課金装置(課金手段)5を含んでいる。さらに、上記ネットワーク端末2は、印字装置4または課金装置5にネットワーク通信手段を設けた形態として提供されるものであってもよい。
【0026】
以下の説明では、上記ネットワーク端末2は、上記印字装置4に課金装置5を組み合わせた構成として具備されるものであり、さらに、課金装置5にネットワーク通信手段が設けられた形態として備えられている場合を例示する。
【0027】
ここで、上記印字装置4および課金装置5からなる上記ネットワーク端末2の構成を図2を参照して説明する。上記印字装置4は、印字制御部11、操作パネル部12、駆動部13、給紙搬送部14、定着部15、画像形成部16、ADF制御部17、スキャナ部18、画像データ入力部19、画像処理部20、および画像データ出力部21で構成されている。また、課金装置1は、課金制御部22、課金情報記憶部23、料金計算部24、通信制御部25、および通信ユニット26から構成されている。
【0028】
上記印字装置4の操作パネル部(選択入力手段)12には、上記ネットワーク端末2を用いてコンテンツを購入する場合や、印字装置4により複写またはファクシミリ送信を行なう場合等に応じて、ユーザが必要な指示入力を行なうための操作キー12aや、それぞれに必要な情報を表示するための表示部(例えば、LCD)12bが設けられている。
【0029】
駆動部13、給紙搬送部14、定着部15、および画像形成部16は、印字装置4における印字動作を行なうものであり、給紙搬送部14によって給紙される印字用紙に対して画像形成部16にて印字を行ない、定着部15にて該印字用紙上に形成された画像を定着させ排出する。用紙搬送に用いられる搬送ローラやその他の駆動部材における駆動力は、駆動部13によって与えられる。また、上記各部は、印字制御部11によって制御される。
【0030】
スキャナ部18は、上記印字装置4にて複写もしくはファクス送信を行なう場合に、スキャナで原稿を読み取って画像データ入力部19へ読み取った原稿画像データを転送するものであり、原稿に対して走査手段18aによって走査光を照査し、その原稿読取面からの反射光をCCD18bによって電気信号に変換して原稿画像データを得る。上記スキャナ部18の原稿読取動作は、印字制御部11によって制御される。画像データ入力部19は、スキャナ部18によって読み取られた原稿画像データを画像処理部へ転送する。上記スキャナ部18での原稿読取においては、自動原稿搬送装置としてADFを用いることもできるが、この場合、該ADFの原稿搬送動作はADF制御部17によって制御される。
【0031】
画像処理部20は、画像データ入力部19から受け取った原稿画像データをメインメモリ20aに記憶して、画像データ変換部20bにて、画像データ出力部21での出力が可能となるデータ形式に変換したり、操作パネル部12から入力された条件に応じて画像処理を施す。画像データ出力部21は、レーザ走査装置(LSU装置)であり、メインメモリ20aに記憶された印字可能なデータ形式に変換された原稿画像データを印字する。
【0032】
一方、課金装置5における通信制御部25は、印字装置4側の印字制御部11を中継して利用者が操作パネル部12によりネットワーク上のコンテンツサーバと通信して、必要なコンテンツ情報を呼び出せるよう通信制御するものである。課金制御部22は、通信制御部25から受け取った課金情報を課金情報記憶部23に記憶し、料金計算部24により料金を算出する。また、課金制御部22は、印字装置4での印字動作に対しても、印字制御部11から印字料金に関する情報を受け取り料金を算出する。すなわち、上記構成では、課金制御部22、課金情報記憶部23、および料金計算部24が、特許請求の範囲に記載の料金算出手段に相当する。
【0033】
操作パネル部12から利用者のコンテンツ購入の指令が出された場合は、通信制御部25は、ネットワーク上のコンテンツサーバからコンテンツを受け取るように通信ユニット26を制御する。これにより、受け取られたコンテンツは、画像処理部20へ送られて、画像データ出力部21により印字可能なデータ形式に変換されて、印字出力される。
【0034】
次に、上記ネットワークコンテンツ販売システムにおいて、上記ネットワークを介してコンテンツサーバ1から提供されるコンテンツを購入する場合の、上記ネットワーク端末2の操作手順の一例を以下に詳細に説明する。尚、上記ネットワーク端末2は、図3に示す複写機上面に配置される操作パネルにて操作されるものとする。
【0035】
上記デジタル複写機は、ネットワークコンテンツを印字販売するインターネットプリントモード以外に、コピーモードやファックス送信モードの操作モードを有している。このため、上記デジタル複写機の操作パネルにおける表示部31(図3参照)の待機画面では、図4に示すように、これらの操作モードを案内する画面となっている。顧客は、上記待機画面の指示に従い所望のモード選択をする。モード選択は、例えば、図3に示す操作パネルにおいて、モードキー32を操作することによって行われる。尚、ここで、コピーモードやファックスモードが選択された場合には、これらモードにおける条件設定画面等に移行する前に図5に示すような警告画面が表示され、紙幣や有価証券等の複製を禁止されるべき原稿についての案内がなされる。
【0036】
コピーモード選択時には、上記警告画面に続いて、図6に示すような単価表画面が表示される。これにより、顧客はコピーしようとする枚数、用紙種類、用紙サイズ、複写モード(白黒コピーかカラーコピーか等)等により、印刷実行前に、その料金を知ることができる。
【0037】
上記単価表画面に続いては、図7に示すように、料金支払い案内と原稿セットとを促す案内画面が表示される。顧客が、上記案内画面の指示に従って、料金支払いおよび原稿セットを行ってOKキーを操作すると、次に図8に示すような条件設定画面に移行する。上記条件設定画面では、例えば、用紙サイズ、倍率、濃度、印刷モード(片面印刷か両面印刷か等)、特別機能の使用・不使用等の選択が行える。
【0038】
例えば、上記条件設定画面は、図8に示すように、メッセージ表示域41、コピー枚数表示域42、モード表示域43、外観図表示域44、仕上がり形態表示域45、および設定条件表示域46から構成されているものとする。メッセージ表示域41には、条件設定に関する案内メッセージが表示される。コピー枚数表示域42には、ユーザにて設定されたコピー枚数が表示される。モード表示域43には、現在選択されている操作モードが表示され、ここではコピーモードが選択されているためコピーと表示される。
【0039】
外観図表示域44には、装置本体および装着されたオプション(ADF、ソータ、大容量トレイ、多段デスク等)を示す外観図が表示される。大容量トレイの各トレイには、収容されている用紙の種類、サイズ、セット方向、残量が表示されている。
【0040】
仕上がり形態表示域45には、現在設定されている条件にて複写を行なった場合に得られる複写物の仕上がり形態(図で表現できるもの)が表示される。
【0041】
また、上記設定条件表示域46には、コピーモードにおける設定条件が表示される。上記設定条件表示域46には、条件項目表示域46aと設定内容表示域46bとが設けられており、条件項目表示域46aには設定可能な条件の項目が表示され、設定内容表示域46bには上記各項目に対して設定される条件内容が表示される。
【0042】
上記条件設定画面にて条件の設定が終了すると、スタートキーを押すことによりコピー動作が開始される。
【0043】
一方、最初の待機画面からファックスモードを選択した場合においては、図5に示す警告画面、図7に示す案内画面に続いて、図9に示すような条件設定画面が表示される。上記条件設定画面においては、顧客は操作パネルのテンキー等によって送信先ファックス番号を入力し、その後、ファックス送信キーの操作により、ファックス動作が開始される。
【0044】
上記ネットワーク端末2を用いて、インターネット上のコンテンツ購入を行いたい場合には、図3の待機画面において、インターネットプリントモードを選択する。
【0045】
インターネットプリントモードでは、最初、図10に示すような案内画面が表示される。この案内表示では、例えば、目的検索、地図、チケット等の項目があり、顧客はこれらの中から所望の項目を選択する。その後、顧客の選択によってさらに選択項目が現れ、顧客は選択を順次行なっていくことで最終的に所望の情報に行き着くようになっている。顧客の選択による情報選択例を図11〜13に示す。顧客による上記項目選択は、例えば、表示部をタッチパネルにて形成し、顧客が所望の項目をタッチすることで選択される構成とすることができる。
【0046】
上記選択によって最終的に顧客が所望する情報へ行き着くと、これを印字出力する場合にかかる料金が表示される。顧客は、該料金以上の現金もしくはプリペイドカードを課金装置5に入れ、スタートキーを押すことによって、上記情報の印字出力が行われる。
【0047】
すなわち、上記コンテンツ販売システムは、ネットワークコンテンツを印字出力した形態で顧客に提供するものであり、例えば、図13の選択画面においてはショッピングに関する選択がなされているが、ここで顧客に提供されるものはカタログ等の単なる商品情報であり、本システムは実際の商品の購入を代行するものではない。
【0048】
但し、上記コンテンツ販売システムにおいても、印字出力した形態により顧客に対して商品としての提供が可能なものであれば、該システムによって販売することが可能である。印字出力した形態により提供可能な商品としては、例えば、チケットが挙げられる。
【0049】
上記図10の案内画面においてチケットの項目を選択した場合には、図14に示すようなチケット購入画面が表示される。ここで、顧客が所望のチケットを選択し、操作パネル上のスタートキーを操作すると、選択されたチケットが印字出力され顧客に提供される。これにより、顧客はネットワークを通じて購入したチケットを直ちに手に入れることができる。
【0050】
また、上記コンテンツ販売システムでは、チケットを購入した顧客に対して、該チケットと同時に、顧客にとって有用な情報を印字出力して提供することも可能である。例えば、顧客が遊園地のチケットを選択し購入した場合、チケットを購入された遊園地におけるアトラクションの種類や、遊園地までの交通手段(時刻表等)などの情報がチケットと共に印字出力されるようなサービスも可能である。この場合、上記情報については無料でこれを提供したり、あるいは、予めコンテンツサーバ1と端末を設置する店舗側とで取り決めを行なうことにより、印刷代を割引あるいは免除することも可能である。すなわち、この場合の印刷代金はコンテンツサーバ1側の一部もしくは全額負担となる。これにより、コンテンツサーバ1は、実際に提供販売する商品の販売促進効果を期待できる。
【0051】
上述のようなチケット購入時における代金支払いは、印字前に課金装置5に現金またはプリペイドカードを入れておき、チケットを印字出力することによって現金またはプリペイドカードからチケット代、印刷代、および媒体使用料(ネットワーク通信料)が引き落とされるようにすればよい。
【0052】
上記システムの操作では、支払い代金はネットワーク上のコンテンツ料金、ネットワーク媒体使用料金および印刷料金を含むものであるが、ネットワーク端末2を利用する顧客にとって、これらの料金の合計額を同時に支払えばよいので、支払い方法が簡単になる。
【0053】
【発明の効果】
本発明のネットワークコンテンツ販売システムは、以上のように、上記ネットワーク端末が、上記コンテンツサーバから供給されるコンテンツの中から、顧客が購入しようとするコンテンツの選択入力を可能とする選択入力手段と、購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、その購入料金を算出する料金算出手段と、購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、上記コンテンツサーバからネットワークを介して送られてくる該コンテンツを印字出力する印字手段と、上記印字手段により購入されたコンテンツの印字出力がなされた時に、現金または現金に相当するもの(プリペイドカードやデビットカード等)から、上記料金算出手段により算出された購入料金を引き落とすことにより料金徴収を行なう課金手段とを備えている構成である。
【0054】
それゆえ、購入されたコンテンツは、顧客に対し印字された形態で提供されるため、コンテンツを購入した顧客は該コンテンツを即座に手に入れることができると共に、その購入代金を課金手段にて支払うことができる。
【0055】
このため、ネットワーク端末を利用する顧客は、現金或いは現金に相当するで、ネットワーク上のコンテンツをその場で購入できるので、従来のように、現金で商品を購入するのと替わらない感覚で、安全且つ容易にコンテンツを購入することができるという効果を奏する。また、電子マネーやネット上での口座引き落としのように、ネットワーク端末を利用する顧客に、多くの責任を押し付けることなく、コンテンツ販売を行なえるという効果を併せて奏する。
【0056】
また、上記ネットワークコンテンツ販売システムにおいて、上記料金算出手段は、購入されたコンテンツの料金と、該コンテンツの印字出力にかかる印刷料金と、通信にかかるネットワーク媒体使用料金とを合計して購入料金を算出する構成であることが好ましい。
【0057】
この場合、バーコードによる料金管理ができないネットワークコンテンツ販売において、レジを介さずに料金徴収が行なえる。このため、ネットワーク端末を設置した店舗側にとっては店のレジが混雑することがなく、ネットワーク端末を利用する顧客側にとってはネットワーク上のコンテンツ料金、印刷料金、ネットワーク使用料金を同時に支払えばよいので、支払い方法が簡素になるという効果を奏する。
【0058】
また、上記ネットワークコンテンツ販売システムにおいて、上記料金算出手段での購入料金算出に用いられるコンテンツの料金は、コンテンツサーバから通知される構成とすることが好ましい。
【0059】
この場合、上記ネットワークコンテンツ販売システムにて販売されるコンテンツが多岐にわたる場合であっても、ネットワーク端末側での料金管理が容易に行なえると共に、コンテンツサーバ側においてはコンテンツ料金の割引などが容易に行なえるという効果を奏する。
【0060】
また、上記ネットワークコンテンツ販売システムにおいて、上記料金算出手段での購入料金算出に用いられる印刷料金は、コンテンツサーバから送信されるコマンドにより、割引または免除することを可能とする構成とすることができる。
【0061】
この場合、コンテンツサーバ側において、印刷料金の割引または免除等のサービスが容易に提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るネットワークコンテンツ販売システムを示す説明図である。
【図2】上記ネットワークコンテンツ販売システムに接続されるネットワーク端末の構成を示すブロック図である。
【図3】上記ネットワーク端末の操作パネルを示す平面図である。
【図4】上記操作パネル上での待機画面を示す説明図である。
【図5】上記操作パネル上での、コピーモードまたはファックスモードにおける警告画面を示す説明図である。
【図6】上記操作パネル上での、コピーモードにおける単価表画面を示す説明図である。
【図7】上記操作パネル上での、コピーモードまたはファックスモードにおける案内画面を示す説明図である。
【図8】上記操作パネル上での、コピーモードにおける条件設定画面を示す説明図である。
【図9】上記操作パネル上での、ファックスモードにおける条件設定画面を示す説明図である。
【図10】上記操作パネル上での、インターネットプリントモードにおける案内画面を示す説明図である。
【図11】上記操作パネル上での、インターネットプリントモードにおける情報選択例を示す説明図である。
【図12】上記操作パネル上での、インターネットプリントモードにおける情報選択例を示す説明図である。
【図13】上記操作パネル上での、インターネットプリントモードにおける情報選択例を示す説明図である。
【図14】上記操作パネル上での、インターネットプリントモードにおけるチケット購入画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンテンツサーバ
2 ネットワーク端末
3 インターネット(ネットワーク)
4 印字装置(印字手段)
5 課金装置(課金手段)
12 走査パネル部(選択入力手段)
22 課金制御部(料金算出手段)
23 課金情報記憶部(料金算出手段)
24 料金計算部(料金算出手段)
Claims (2)
- ネットワーク上で販売されるコンテンツを提供するコンテンツサーバと、該コンテンツサーバとネットワークにて接続されるネットワーク端末とからなるネットワークコンテンツ販売システムにおいて、
上記ネットワーク端末は、
上記コンテンツサーバから供給されるコンテンツの中から、顧客が購入しようとするコンテンツの選択入力を可能とする選択入力手段と、
購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、購入されたコンテンツの料金と、該コンテンツの印字出力にかかる印刷料金と、通信にかかるネットワーク媒体使用料金とを合計して、その購入料金を算出する料金算出手段と、
購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、上記コンテンツサーバからネットワークを介して送られてくる該コンテンツを印字出力する印字手段と、
上記印字手段により購入されたコンテンツの印字出力がなされた時に、現金または現金に相当するものから、上記料金算出手段により算出された購入料金を引き落とすことにより料金徴収を行なう課金手段とを備え、
上記料金算出手段での購入料金算出に用いられる印刷料金は、コンテンツサーバから送信されるコマンドにより、割引または免除することを可能とするネットワークコンテンツ販売システム。 - ネットワーク上で販売されるコンテンツを提供するコンテンツサーバとネットワークにて接続されるネットワーク端末において、
上記コンテンツサーバから供給されるコンテンツの中から、顧客が購入しようとするコンテンツの選択入力を可能とする選択入力手段と、
購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、購入されたコンテンツの料金と、該コンテンツの印字出力にかかる印刷料金と、通信にかかるネットワーク媒体使用料金とを合計して、その購入料金を算出する料金算出手段と、
購入されるコンテンツの選択が上記選択入力手段によってなされた時に、上記コンテンツサーバからネットワークを介して送られてくる該コンテンツを印字出力する印字手段と、
上記印字手段により購入されたコンテンツの印字出力がなされた時に、現金または現金に相当するものから、上記料金算出手段により算出された購入料金を引き落とすことにより料金徴収を行なう課金手段とを備え、
上記料金算出手段での購入料金算出に用いられる印刷料金は、コンテンツサーバから送信されるコマンドにより、割引または免除することを可能とするネットワーク端末。
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