JP2023170297A - サービス提供システム - Google Patents

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Ryuichi Tanaka
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Abstract

【課題】残金が内部保持された状態がサービス利用なく長時間継続することを抑制しつつ、その残金を適正なユーザに返却できるサービス提供システムを提供する。【解決手段】ユーザから提供された金銭を受付け可能な金銭受付部と、ユーザの入力操作を受付け可能な操作部と、前記入力操作に対応するサービスを提供可能なサービス提供部と、ユーザを撮影可能な撮影部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記金銭受付部で受付けられた金銭から、前記サービス提供部が提供した前記サービスに対応する対価を減じた残金を管理し、前記サービスの提供を受ける対象ユーザを、前記撮影部によって撮影し、前記サービス提供部が前記サービスの提供を終了した後に、管理している前記残金を、前記撮影部が撮影した前記対象ユーザの画像情報と対応付けて、記憶部に保存する残金回収処理を実行する。【選択図】図1

Description

本開示は、サービス提供システムに関する。
釣銭の盗難を防止してユーザに返却するための技術が知られている。例えば、特許文献1に開示の自動販売機は、ユーザからのアクションがあったときに顧客の顔を撮影し、購入指示された乗車券の発行後に釣銭を返却する。自動販売機は、この釣銭の取り忘れがセンサによって検知された場合、返却した釣銭を回収して、ユーザの顔画像データと釣銭に関するデータとを取り忘れリストに保存する。
特許文献2に開示の販売機は、金銭を投入したユーザを撮影した後、購入指示された乗車券を発行すると共に、釣銭を放出口部に放出する。販売機は、放出口部から釣銭が抜き取ろうとするユーザを撮影し、そのユーザが金銭を投入したユーザと一致しない場合、警告音を発したり、釣銭を抜き取りにくくしたり等の出力処理を行う。
特開2004-94545号公報 特開2009-265946号公報
例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置された複合機は、投入された金銭を残金として内部保持し、サービス利用に応じて残金を減額し、サービス終了後に残金を釣銭として払い出す。このような複合機では、残金が釣銭として払い出されずに残った状態で、ユーザがサービス利用を一時停止して複合機から離れる場合がある。このとき、複合機が自動的に残金を釣銭として払い出すと、ユーザがサービス利用を再開する際に金銭を再投入する手間を生じる。
上述の複合機はネットワークに接続され、オンラインでシステムアップデートを実行できる。しかしながら、複合機内に残金がある状態でシステムアップデートされると、この残金が消去されるおそれがあるため、残金がある状態でのシステムアップデートは防止される。しかしながら、システムアップデートの早期実施の観点から、サービス利用のない複合機で残金が内部保持された状態が長時間継続するのは好ましくない。特許文献1,2の開示の技術は、釣銭を返却した後にその釣銭の盗難を防止するものであり、上記の課題を解決できない。
本開示の一態様は、残金が内部保持された状態がサービス利用なく長時間継続することを抑制しつつ、その残金を適正なユーザに返却できるサービス提供システムの提供を目的とする。
本開示の一態様に係るサービス提供システムは、ユーザから提供された金銭を受付け可能な金銭受付部と、ユーザの入力操作を受付け可能な操作部と、前記入力操作に対応するサービスを提供可能なサービス提供部と、ユーザを撮影可能な撮影部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記金銭受付部で受付けられた金銭から、前記サービス提供部が提供した前記サービスに対応する対価を減じた残金を管理し、前記サービスの提供を受ける対象ユーザを、前記撮影部によって撮影し、前記サービス提供部が前記サービスの提供を終了した後に、管理している前記残金を、前記撮影部が撮影した前記対象ユーザの画像情報と対応付けて、記憶部に保存する残金回収処理を実行する。
サービス提供システムの全体構成図である。 サービス提供システムの電気的構成を示すブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 操作画面の第一例である。 残金回収テーブルのデータ構成例である。 残金返却処理のフローチャートである。 操作画面の第二例である。 残金返却処理の他のフローチャートである。 操作画面の第三例である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態に係るサービス提供システム100の構成を説明する。図1は、サービス提供システム100の全体構成図である。図2は、サービス提供システム100の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示すように、サービス提供システム100は、複合機110とコインベンダー120とを含む。複合機110は、例えば、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能等を備え、これらの機能に基づく各種サービスを提供できる。コインベンダー120は、複合機110の各種サービスを利用するユーザの課金処理を実行する。
複合機110は、表示操作部111、画像形成部112、スキャナ部113、撮影部119等を有する。表示操作部111は、ユーザの入力操作を受付け可能であり、且つ画像を表示可能である。本例の表示操作部111は、複合機110の筐体上に設けられたタッチパネルディスプレイである。なお、表示操作部111では、ユーザの入力操作を受付け可能な操作部と、画像を表示可能な表示部とが別々に設けられてもよい。
画像形成部112は、複数の用紙トレイ115の何れかから給送された用紙に、指定された画像データを印刷して、印刷後の用紙を排紙口114に排出する。スキャナ部113は、複合機110の原稿台に載置された原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを生成する。本例では、画像形成部112及びスキャナ部113は、ユーザ入力操作に対応するサービスを提供可能なサービス提供部である。
撮影部119は、ユーザを撮影可能である。本例の撮影部119は、表示操作部111の近傍に設けられたカメラであり、その撮像素子は例えばCCD(Charge Coupled Device)である。撮影部119は、表示操作部111を操作するユーザの顔が撮影範囲に収まるように、撮像素子による撮影角度及び撮影倍率が調整されている。
コインベンダー120は、金銭処理機210、領収書プリンタ220等を有する。金銭処理機210は、ユーザから提供された金銭を受付け可能な金銭受付部である。具体的には、金銭処理機210は、複合機110が提供するサービスに対する対価として、硬貨投入口121から硬貨を受け入れたり、紙幣挿入口122から紙幣を受け入れたりする。
また金銭処理機210は、受け入れた金銭からサービスの対価を減じた残金を、ユーザに釣銭として返却する。具体的には、金銭処理機210は、返却する硬貨のストッカーであるカセットチューブや、カセットチューブに入らない硬貨を保管するコイン収納ボックス等を有する。金銭処理機210は、硬貨返却口123から硬貨で払い出したり、紙幣挿入口122から紙幣で払い出したりする。
なお、ユーザから提供される金銭は、貨幣に限定されない。金銭処理機210は、電子マネー、クレジットカード、デビットカード等の電子的な支払い手段によって対価を受付けてもよい。この場合、金銭処理機210は、上記のように釣銭を貨幣で返却してもよいし、電子的な支払い手段に釣銭を返却してもよい。
領収書プリンタ220は、受付けた対価に係る領収証を発行する。本例の領収書プリンタ220は、感熱ロール紙に印刷した領収証を、排出口124に排出する。
図2に示すように、金銭処理機210は、制御部201、記憶部202、通信部203等を有する。制御部201は、表示操作部111、画像形成部112、スキャナ部113、撮影部119、記憶部202、通信部203と電気的に接続されている。更に制御部201は、コインベンダー120の金銭処理機210及び領収書プリンタ220と電気的に接続されている。
制御部201は、複合機110の制御を行う。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、または集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)等で実現される。記憶部202は、複合機110で利用されるプログラムやデータ等を記憶する。記憶部202は、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはフラッシュメモリ等の記憶装置である。画像形成部112に印刷させる画像データ、及びスキャナ部113が生成した画像データは、記憶部202に保存される。
通信部203は、インターネットや電話回線等のネットワークに接続するための通信インターフェイスである。例えばスキャナ部113が生成した画像データを、ネットワークを介して接続された電子機器に送信できる。また、本例の通信部203は、サービス提供システム100を遠隔管理するためのサーバと、ネットワークを介して通信可能である。制御部201は、サーバからの指令に従って、サービス提供システム100のシステムアップデートをオンラインで実行可能である。このシステムアップデートは、例えば記憶部202に記憶されているプログラムやデータの更新や、金銭処理機210のシステム更新等である。
図示しないが、複合機110は、外部機器と近距離無線通信を行うための無線通信部や、記憶媒体を差し込んで接続するための媒体接続部を有する。そのため複合機110は、外部機器又は記憶媒体に記憶された画像データを読み込んで印刷したり、スキャナ部113が生成した画像データを外部機器又は記憶媒体に保存したりできる。
サービス提供システム100で実行される処理を説明する。図3は、メイン処理のフローチャートである。図4は、操作画面の第一例である。図5は、残金回収テーブルのデータ構成例である。図6は、残金返却処理のフローチャートである。図7は、操作画面の第二例である。
複合機110の電源が入れられると、制御部201は記憶部202に記憶されているプログラムに基づいて、図3に示すメイン処理を開始する。S301において制御部201は、複合機110を待機モードに制御する。待機モードは、複合機110がサービスを提供せずに指示を待ち受けるアイドル状態である。待機モードでは、複合機110の待機消費電力を抑制するため、例えば表示操作部111が画面非表示に制御される。
S303において制御部201は、複合機110が操作開始されたかを判断する。本例の制御部201は、表示操作部111がタッチ操作された場合、ユーザが複合機110を操作開始したと判断する。なお制御部201は、撮影部119によって人間の顔が撮影された場合や、通信部203が操作コマンドを受信した場合や、図示外の人感センサで近傍の人間を検出した場合等に、ユーザが複合機110を操作開始したと判断してもよい。複合機110が操作開始されていない場合、制御部201は処理をS303に戻し、操作開始を待ち受ける。
複合機110が操作開始された場合、S305において制御部201は、複合機110を待機モードから実行モードに制御する。実行モードは、複合機110がユーザの入力操作に応じて各種サービスを実行する状態である。実行モードでは、ユーザの入力操作を受付けるための操作画面が、表示操作部111に表示される。図4に例示する操作画面は、複合機110のホーム画面であり、ユーザが所望のサービスを選択するためのメニューボタンと共に、ユーザが投入した金銭の残額が表示される。
制御部201は、サービスの提供を受ける対象ユーザを、撮影部119によって撮影する。即ち、S307において制御部201は、S303で操作開始したユーザを、撮影部119によって撮影する。本例では、撮影部119は表示操作部111の近傍にあるため、表示操作部111をタッチ操作したユーザの顔を確実に撮影できる。
S309において制御部201は、表示操作部111においてユーザの入力操作を受付ける。例えば、ユーザはホーム画面(図4参照)において、利用したいサービスのメニューボタンをタッチし、更にサービス別の操作画面において、そのサービスの詳細を設定する。具体的には、ユーザはホーム画面において「コピー」を選択し、さらに「コピー」の操作画面において、コピー枚数、コピー倍率、印刷色等を設定する。
S311において制御部201は、ユーザによる金銭投入を受付ける。例えば制御部201は、S309で受け付けた入力操作に対応するサービスの対価を表示操作部111に表示して、ユーザに対価の支払いを促す。制御部201は、ユーザが金銭処理機210に投入した金銭を受付ける。投入された金銭がサービスの対価以上である場合、S313において制御部201はS309で受け付けた入力操作に対応するサービスを実行する。
制御部201は、金銭受付部で受付けられた金銭から、サービス提供部が提供したサービスに対応する対価を減じた残金を管理する。制御部201は、S313のサービス実行が終了すると、S311で受付けられた金銭から、実行されたサービスの対価を減じて残金を算出し、その残金を記憶部202の所定記憶エリアに記憶する。なお、S309においてサービスの対価以上の残金がある場合、制御部201はS311の金銭投入受付をスキップしてもよい。この場合、制御部201は、記憶部202に記憶されている残金を、S313で実行されたサービスの対価を減じて更新すればよい。
制御部201は、サービス提供部がサービスの提供を終了した後に、管理している残金を、撮影部119が撮影した対象ユーザの画像情報と対応付けて、記憶部202に保存する残金回収処理を実行する。詳細には、制御部201は、サービス提供部がサービスの提供を終了した後に、撮影部119が対象ユーザを所定時間継続して撮影しない場合、または撮影部119が対象ユーザとは異なるユーザを撮影した場合、残金回収処理を実行する。この処理の一態様を以下に説明する。
S313の実行後、S315において制御部201は残金ありかを判断する。例えば制御部201は、ゼロより大きい残金が記憶部202に記憶されている場合、残金ありと判断する。この場合、S317において制御部201は、残金の返却指示ありかを判断する。例えば制御部201は、表示操作部111に表示される返却ボタンが押された場合や、コインベンダー120に設けられた返却レバーが操作された場合等に、残金の返却指示ありと判断する。
残金の返却指示がない場合、S319において制御部201は、残金回収条件が満たされたかを判断する。例えば制御部201は、S313のサービス実行が終了した後、撮影部119による継続的な撮影を実行し、その撮影画像から人間の顔を検出する画像認識を実行する。例えば、S303で操作開始したユーザがサービス終了後に複合機110から立ち去った場合、撮影画像から人間の顔を検出できない非検出状態が継続する。この非検出状態がサービス終了後に所定時間(例えば1分)継続した場合、複合機110がユーザ不在であるとみなし、制御部201は残金回収条件が満たされたと判断する。
また制御部201は、非検出状態がサービス終了後に所定時間継続する前に、撮影画像から人間の顔を検出できた場合、その検出された顔がS307で撮影されたユーザの顔と一致するかを判断する。例えば、複合機110のサービス終了後に、S303で操作開始したユーザに代わって別のユーザが複合機110を操作した場合、サービス終了後に撮影されたユーザの顔とS307で撮影されたユーザの顔とが一致しない。この場合、複合機110のユーザが替わったとみなし、制御部201は残金回収条件が満たされたと判断する。
S319において残金回収条件が満たされた場合、S321において制御部201は以下の残金回収処理を実行する。即ち制御部201は、記憶部202に管理している残金を、S307で撮影されたユーザの画像情報と対応付けて、記憶部202にある残金回収テーブル500(図5参照)に保存する。この画像情報は、撮影部119が撮影した画像データでもよいし、この画像データから抽出された顔の特徴点でもよい。これにより残金回収テーブル500には、画像情報と残金とが対応付けられたレコードが登録される。制御部201は、記憶部202に管理している残金をクリアして、初期値のゼロに戻す。
例えば、S313のサービス実行が終了した後、ホーム画面(図4参照)がサービス終了のメッセージと共に表示操作部111に表示される。図4の例では、記憶部202で管理されている残金は「460円」である。この状態で残金回収条件が満たされると、図5の残金回収テーブル500に例示するように、残金の「460円」が上述の画像情報と対応付けて登録される。記憶部202で管理される残金は、初期値の「0円」に戻る。
一方、S303で操作開始したユーザが、サービス終了後に複合機110から短時間だけ離れた直後、複合機110の利用を再開したとする。この場合、非検出状態が所定時間継続する前に、撮影画像から人間の顔が検出され、且つその検出された顔がS307で撮影されたユーザの顔と一致する。従って、同一ユーザが複合機110を短時間の中断を挟んで継続利用しているとみなし、制御部201は残金回収条件が満たされないと判断する。この場合、制御部201は処理をS309に戻し、ユーザが継続してサービスを利用できる。
S317において返却指示がある場合、S323において制御部201は残金に対応する釣銭を、従来と同様に硬貨返却口123や紙幣挿入口122から排出して、記憶部202に管理している残金をクリアする。制御部201は、S321又はS323の実行後、処理をS301に戻し、複合機110を実行モードから待機モードに制御する。S315において残金がない場合も、制御部201は処理をS301に戻す。
制御部201は、図4のメイン処理と並行して、図6に示す残金返却処理を実行する。制御部201は、撮影部119によって撮影されたユーザと同一ユーザの画像情報が記憶部202に保存されている場合、所定の入力操作に応じて、当該画像情報と対応付けられている残金を返却する。この処理の一態様を以下に説明する。
S601において制御部201は、複合機110が実行モードであるかを判断する。複合機110が実行モードである場合、S603において制御部201は問合せボタンがオンされたかを判断する。本例では、実行モードの複合機110において、残金回収テーブル500に残金が保存されている場合、ユーザが残金取忘れを問合わせるための問合せボタンが、表示操作部111の操作画面に表示される。図7の操作画面は、この問合せボタンが表示されたホーム画面を例示する。
表示操作部111で問合せボタンがオンされた場合、S605において制御部201は、S307で撮影されたユーザの顔を、残金回収テーブル500(図5参照)に保存されている画像情報から検出されるユーザの顔と照合する照合処理を、公知の顔認証技術を用いて実行する。S607において制御部201は、この照合処理の結果に基づき、S307で撮影されたユーザが、上述の画像情報から検出されるユーザと同一であるかを判断する。
S607において同一ユーザであると判断された場合、S609において制御部201は、残金回収テーブル500において上述の画像情報に対応付けられた残金を、S323と同様に硬貨返却口123や紙幣挿入口122から排出する。S611において制御部201は、上述の画像情報と排出した残金とが対応付けられたレコードを、残金回収テーブル500から削除する。S611において制御部201は、過去に取忘れた残金を払出す旨のメッセージを、表示操作部111に表示してもよい。このように複合機110を利用するユーザは、表示操作部111で問合せボタンを入力操作することで、過去に取り忘れた残金の返却を受けられる。
S607において同一ユーザでないと判断された場合、S613において制御部201は、残金を排出することなくエラー通知を行う。例えば制御部201は、過去に取忘れた残金がない旨のメッセージを、表示操作部111に表示する。S611又はS613の実行後、制御部201は処理をS601に戻す。S601において実行モードでない場合、又はS603において問合せボタンがオンされていない場合も、制御部201は処理をS601に戻す。
制御部201は、図6に示す残金返却処理に代えて、図8に示す残金返却処理を実行してもよい。図8は、残金返却処理の他のフローチャートである。図9は、操作画面の第三例である。制御部201は、撮影部119によって撮影されたユーザと同一ユーザの画像情報が記憶部202に保存されている場合、所定の通知を実行する。この処理の一態様を以下に説明する。
S801において制御部201は、複合機110が実行モードであるかを判断する。複合機110が実行モードである場合、S803において制御部201は、S605と同様に照合処理を実行する。S805において制御部201は、この照合処理の結果に基づき、S307で撮影されたユーザが、上述の画像情報から検出されるユーザと同一であるかを判断する。
S805において同一ユーザであると判断された場合、S807において制御部201は、ユーザが過去に残金が取忘れたことを注意喚起するための残金取忘れ通知を、表示操作部111に表示する。図9の操作画面は、「取忘れた残金を受け取りますか?」という残金取忘れ通知のポップアップが表示されたホーム画面を例示する。このように、複合機110を利用するユーザが過去に残金を取り忘れている場合、残金取忘れ通知が自動的に表示される。従ってユーザは、過去に残金を取り忘れた事実を記憶していなくても、その事実を残金取忘れ通知によって認識できる。
次いでS809において制御部201は、残金の受取指示ありかを判断する。本例では、図9に示すように、残金取忘れ通知のポップアップと合わせて、残金の受取りを肯定する「YES」ボタンと、残金の受取りを拒否する「NO」ボタンとが、表示操作部111に表示される。「YES」ボタンが押された場合、制御部201は残金の受取指示ありと判断する。この場合、S811において制御部201は、S609と同様に残金を排出する。S813において制御部201は、S611と同様に、排出した残金のレコードを残金回収テーブル500から削除する。
このように複合機110を利用するユーザは、表示操作部111で残金取忘れ通知の「YES」ボタンを入力操作することで、過去に取り忘れた残金の返却を受けられる。S813の実行後、制御部201は処理をS801に戻す。S801において残金の受取指示あり実行モードでない場合、S805において同一ユーザでないと判断された場合、又はS809において残金の受取指示なしと判断された場合も、制御部201は処理をS801に戻す。
以上説明したように、本実施形態のサービス提供システム100は、ユーザがサービス終了後に残金を取り忘れた場合に、その残金が残金回収テーブル500に回収される。ユーザがサービス提供システム100を再度利用するとき、ユーザは過去に取り忘れた残金の返却を受けることができる。従ってサービス提供システム100は、残金が内部保持された状態がサービス利用なく長時間継続することを抑制しつつ、その残金を適正なユーザに返却できる。また、サービス提供システム100の設置店舗において、ユーザが店員に問い合わせることなく、且つ店員に残金返却の手間を生じることなく、顔認証で照合されたユーザ本人に残金を返却できる。
更に制御部201は、残金がある状態でのシステムアップデートを防止するため、システムアップデートを実行モードで行わずに待機モードで実行する。サービス提供システム100は、ユーザがサービス終了後に残金を取り忘れた場合、残金を回収して待機モードに移行するため、実行モードがサービス利用なく長時間継続することが抑制される。これによりサービス提供システム100は、システムアップデートの早期実施を実現できる。
<備考>
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態に夫々開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。更に、各実施形態に夫々開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
サービス提供システム100は、入力操作に対応して媒体に画像を形成する印刷サービスを提供するものに限定されず、他のサービスを提供してもよい。サービス提供システム100は、チケット、切符、飲料、食品等を予約又は販売するサービスを提供してもよい。
残金が保存される残金回収テーブル500は、複合機110の記憶部202に保存するのに代えて、複数のサービス提供システム100に接続された管理サーバに保存されてもよい。この場合、各サービス提供システム100の制御部201は、S605及びS803において、管理サーバの残金回収テーブル500に問合せて照合処理を行う。これによれば、ユーザがある複合機110で残金を取り忘れた場合に、ユーザはこの複合機110を再度利用するときのみならず、この複合機110とは異なる複合機110を利用するときも、取り忘れた残金の返却を受けることができる。
サービス提供システム100の制御部201は、S609及びS811において残金を排出するのに代えて、残金をサービス対価の支払いに使用できるように再投入してもよい。この場合、ユーザはサービス終了後に複合機110から残金を返却しないことで、その残金を残金回収テーブル500に保存する。ユーザは複合機110を再度利用するときに、その残金をサービス対価の支払いに利用できるため、複合機110を利用する毎に料金を投入する手間を省略できる。
100 サービス提供システム、111 表示操作部、112 画像形成部、113 スキャナ部、119 撮影部、201 制御部、202 記憶部、210 金銭処理機

Claims (5)

  1. ユーザから提供された金銭を受付け可能な金銭受付部と、
    ユーザの入力操作を受付け可能な操作部と、
    前記入力操作に対応するサービスを提供可能なサービス提供部と、
    ユーザを撮影可能な撮影部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記金銭受付部で受付けられた金銭から、前記サービス提供部が提供した前記サービスに対応する対価を減じた残金を管理し、
    前記サービスの提供を受ける対象ユーザを、前記撮影部によって撮影し、
    前記サービス提供部が前記サービスの提供を終了した後に、管理している前記残金を、前記撮影部が撮影した前記対象ユーザの画像情報と対応付けて、記憶部に保存する残金回収処理を実行する、
    サービス提供システム。
  2. 前記制御部は、前記サービス提供部が前記サービスの提供を終了した後に、前記撮影部が前記対象ユーザを所定時間継続して撮影しない場合、または前記撮影部が前記対象ユーザとは異なるユーザを撮影した場合、前記残金回収処理を実行する、
    請求項1に記載のサービス提供システム。
  3. 前記制御部は、前記撮影部によって撮影されたユーザと同一ユーザの前記画像情報が前記記憶部に保存されている場合、所定の前記入力操作に応じて、当該画像情報と対応付けられている前記残金を返却する、
    請求項1又は2に記載のサービス提供システム。
  4. 前記制御部は、前記撮影部によって撮影されたユーザと同一ユーザの前記画像情報が前記記憶部に保存されている場合、所定の通知を実行する、
    請求項1又は2に記載のサービス提供システム。
  5. 前記サービス提供部は、前記入力操作に対応して媒体に画像を形成する前記サービスを提供する、
    請求項1又は2に記載のサービス提供システム。
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