JP2011140993A - 転がり摺動部材およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な鋼材を用いて製造することができ、従来の転がり摺動部材と同等以上の寿命を確保することができる転がり摺動部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】0.1-0.5質量%の炭素と、0.1-0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材から得られる素形材13に浸炭窒化処理、高周波焼入れ処理、焼もどし処理及び研磨加工を施す。炭素および窒素の含有量の合計を1.4質量%以上、軌道面11aの表面から略200μmの深さの位置に窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を存在させ、軌道面11aの表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率を5-15%とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、転がり摺動部材およびその製造方法に関する。
自動車や産業機械などに用いられている転がり軸受を長寿命化させるために、軸受の軌道輪や転動体を形成する鋼材として、焼入れ性や耐磨耗性の向上に寄与する金属を多く含む合金からなる鋼材を用いることが提案されている(特許文献1)。
前記特許文献1では、回転側軌道輪に使用する鋼材として、焼入れ性や耐磨耗性を向上させるために、合金成分としてクロム0.3〜2.0質量%、モリブデン0.1〜1.0質量%を含む軸受鋼を用いることが提案されている。
しかしながら、希少金属であるクロム、モリブデンなどが多く含まれている軸受鋼は、高価であるため、転がり軸受の製造コストが増大する。
そこで、軸受鋼よりも安価な機械構造用炭素鋼を転がり軸受の材料として用いることが検討されている。
特開2002−194438号公報
しかしながら、機械構造用炭素鋼は、軸受鋼に比べて、焼入れ性が劣っており、十分な硬さに焼入れ、硬化することができず、前記SUJ2などの軸受鋼を用いた転がり軸受と同等の寿命を確保することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、安価な材料を用いて、従来の軸受鋼製の転がり摺動部材と同等以上の寿命を確保することができる転がり摺動部材およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の転がり摺動部材は、0.1〜0.5質量%の炭素と、0.1質量%〜0.4質量%のケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材から得られ、相手部材との間で相対的に転がり接触もしくは滑り接触または両接触を含む接触をする転がり摺動面を有する転がり摺動部材であって、
前記転がり摺動面の表面のビッカース硬さが800以上であり、
前記転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での炭素の含有量が0.6〜1.2質量%であり、
前記転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での窒素の含有量が0.4〜0.9質量%であり、
これら炭素および窒素の含有量の合計が1.4質量%以上であり、
前記転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置には、窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を有しており、かつ表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率が5〜15%であることを特徴とする。
前記構成を備えた転がり摺動部材は、前記組成を有する機械構造用炭素鋼などの安価な鋼材から得られたものであるため、安い材料コストで製造することができる。
しかも、本発明の転がり摺動部材は、転がり摺動面の表面のビッカース硬さが800以上であり、前記転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置には、窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を有しており、かつ表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率が5〜15%であり、前記粒子が分散して析出している。
なお、表面から略10μmの深さの位置での炭素の含有量とは、表面から深さ方向の断面において、表面から10μmの深さの位置を中心とした深さ方向に±1μmの範囲における炭素の含有量をいう。また、表面から略10μmの深さの位置での窒素の含有量とは、表面から深さ方向の断面において、表面から10μmの深さの位置を中心とした深さ方向に±1μmの範囲における窒素の含有量をいう。また、表面から略200μmの深さの位置での窒化物の観察は、表面から深さ方向の断面において、表面から200μmの深さを中心として深さ方向に±15μm、かつ深さ方向に対し垂直な方向に30μmの30μm四方の範囲を視野として観察する。また、表面から略200μmの深さの位置における窒化物からなる粒径1μm以下の粒子の面積率とは、この30μm四方の範囲の粒径0.03μm〜1μmの粒子の面積率をいう。
したがって、本発明の転がり摺動部材は、転がり摺動面の表面および当該転がり摺動部材の内部のいずれにおいても、従来の軸受鋼製の転がり摺動部材と同等以上の硬さを示し、従来の軸受鋼製の転がり摺動部材と同等以上の寿命を確保することができる。
本発明の転がり摺動部材の製造方法は、相手部材との間で相対的に転がり接触もしくは滑り接触または両接触を含む接触をする前記転がり摺動面を備えた転がり摺動部材の製造方法であって、
0.1〜0.5質量%の炭素と、0.1質量%〜0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材を、所定の形状に加工して、少なくとも前記転がり摺動面を形成する部分に研磨取代を有する素形材を得る前加工工程、
前記素形材に対して、カーボンポテンシャル0.9〜1.3で、残留アンモニア量が1〜1.4体積%の浸炭窒化雰囲気において、当該素形材を850〜950℃で加熱し、急冷する浸炭窒化処理を施し、中間素材を得る浸炭窒化工程、
前記浸炭窒化処理後の中間素材の少なくとも前記転がり摺動面を形成する部分に対して、当該中間素材を850〜1000℃の温度に加熱し、急冷する高周波焼入れ処理を施す高周波焼入れ工程、
高周波焼入れ工程後の中間素材を160〜200℃で焼きもどしする焼もどし工程、および
焼もどし工程後の中間素材の前記転がり摺動面を形成する部分に、研磨加工を施すことにより、前記転がり摺動面を形成し、この転がり摺動面の表面のビッカース硬さが800以上であり、前記転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での炭素の含有量が0.6〜1.2質量%であり、前記転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での窒素の含有量が0.4〜0.9質量%であり、これら炭素および窒素の含有量の合計が1.4質量%以上であり、前記転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置には、窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を有しており、かつ前記転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率が5〜15%である転がり摺動部材を得る研磨加工工程
を含むことを特徴とする。
本発明の転がり摺動部材の製造方法では、前記鋼材を用いており、この鋼材を加工した素形材に対して、前記浸炭窒化処理を施し、かつ少なくとも転がり摺動面を形成する部分に対して、高周波焼入れ処理および研磨加工を施しているため、得られる転がり摺動部材の転がり摺動面の表面のビッカース硬さを800以上、表面から略10μmの深さの位置での炭素の含有量を0.6〜1.2質量%、転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での窒素の含有量を0.4〜0.9質量%、これら炭素および窒素の含有量の合計を1.4質量%以上とし、転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置に、窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を存在させ、かつ転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率を5〜15%とすることができる。
したがって、本発明の転がり摺動部材の製造方法によれば、前述の優れた作用効果を奏する転がり摺動部材を得ることができる。
本発明の転がり摺動部材およびその製造方法によれば、コストの安い材料を用いて、従来の軸受鋼製の転がり摺動部材と同等以上の寿命を確保することができる。
本発明の一実施形態にかかる転がり摺動部材を備えた玉軸受の構造を示す概略説明図である。 本発明の一実施形態に係る転がり摺動部材中の組織の構造を示す概略説明図である。 本発明の一実施形態に係る転がり摺動部材(外輪)の製造方法を示す工程図である。 図3に示される製造方法の高周波焼入れ工程を示す概略説明図である。 実施例1における熱処理条件を示す線図である。 実施例2における熱処理条件を示す線図である。 実施例3における熱処理条件を示す線図である。 実施例4における熱処理条件を示す線図である。 比較例1における熱処理条件を示す線図である。 比較例2における熱処理条件を示す線図である。 比較例3における熱処理条件を示す線図である。 比較例4における熱処理条件を示す線図である。 比較例5における熱処理条件を示す線図である。 比較例6における熱処理条件を示す線図である。
(転がり摺動部材)
以下、添付の図面により本発明の一実施形態に係る転がり摺動部材を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る転がり摺動部材を備えた玉軸受の構造を示す概略説明図である。
玉軸受10は、内周面に転がり摺動面としての軌道面1aを有する外輪1と、外周面に転がり摺動面としての軌道面2aを有する内輪2と、外内輪1,2の両軌道面1a,2a間に配置され、表面に転がり摺動面としての転動面を有する複数個の転動体としての玉3と、複数個の玉3を周方向に所定間隔毎に保持する保持器4とを備えている。外内輪1,2および玉3は、本実施形態に係る転がり摺動部材である。
外内輪1,2および玉3は、0.1〜0.5質量%の炭素と、0.1質量%〜0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムと、残部の鉄および不可避不純物とを含有する鋼材から得られたものである。かかる鋼材は、安価に入手することができるものであるため、外内輪1,2および玉3は、低コストで製造することができる。
前記鋼材としては、S25C、S35C、S45Cなどの機械構造用炭素鋼が挙げられる。
玉軸受10では、外内輪1,2の両軌道面1a,2aおよび玉3の転動面それぞれの表面のビッカース硬さが800以上となっており、従来の軸受鋼製の転がり摺動部材と同等以上の十分な硬さを示す。
外内輪1,2の両軌道面1a,2aおよび玉3の転動面それぞれの表面から略10μmの深さの位置での炭素の含有量は、十分な硬さを確保する観点から、0.6質量%以上であり、十分な靱性を確保し、寿命を一層向上させる観点から、1.2質量%以下である。
外内輪1,2の両軌道面1a,2aおよび玉3の転動面それぞれの表面から略10μmの深さの位置での窒素の含有量は、所定の硬さを得るのに十分な量の窒化物からなる粒子を析出させる観点から、0.4質量%以上であり、焼入れの効果を十分に得る観点から、0.9質量%以下である。
炭素および窒素の含有量の合計は、所定の硬さを得るのに十分な量の窒化物からなる粒子を析出させるとともに、転がり摺動部材全体にわたってかかる粒子を略均一に分散させ、十分な硬さおよび靱性を確保する観点から、1.4質量%以上である。
また、外内輪1,2の両軌道面1a,2aおよび玉3の転動面それぞれの表面から略200μmの深さの位置には、窒化物からなる粒径1μm以下の粒子が存在している。これにより、外内輪1,2および玉3では、耐磨耗性とともに十分な硬さを確保している。
前記粒子は、耐磨耗性を確保する観点から、好ましくは0.03μm以上の粒径のものを含み、十分な寿命を確保する観点から、好ましくは1μm以下の粒径のものを含む。
そして、外内輪1,2の両軌道面1a,2aおよび玉3の転動面それぞれの表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率は、前記表面層における大きい粒径の窒化物からなる粒子の存在量を少なくして、十分な寿命を確保する観点から、5%以上であり、前記表面層における小さい粒径の窒化物からなる粒子の存在量を少なくすることにより、オーステナイト組織のマルテンサイト化をしやすくし、十分な硬さを確保する観点から、15%以下である。
これにより、外内輪1,2および玉3では、図2に示されるように、窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子(窒化物粒子53)が母材50におけるオーステナイト粒界52に略均一に分散して析出した状態となっており、それぞれの内部において、十分な硬さを確保している。したがって、外内輪1,2および玉3は、優れた耐疲労性を示し、長寿命である。
(転がり摺動部材の製造方法)
つぎに、転がり摺動部材の製造方法の例として、前記外輪1の製造方法を説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る外輪の製造方法の工程図である。
まず、0.1〜0.5質量%の炭素と、0.1質量%〜0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムと、残部の鉄および不可避不純物とを含有する鋼材(炭素鋼)からなる外輪1の環状素材13〔図3(a)参照〕を製造し、得られた環状素材13に切削加工などを施し、所定形状に加工して、軌道面11a、端面11b、内周面11cおよび外周面11dそれぞれを形成する部分に研磨取代を有する外輪の素形材14を得る〔「前加工工程」、図3(b)参照〕。
かかる前加工工程では、安価に入手することができる前記機械構造用炭素鋼などの鋼材が用いられているため、安価なコストで外輪1を製造することができる。
つぎに、得られた外輪の素形材14(中間素材)を、カーボンポテンシャル0.9〜1.3で、残留アンモニア量が1〜1.4体積%の浸炭窒化雰囲気において、850〜950℃で所定時間加熱保持し、その後、所定温度に急冷する〔「浸炭窒化処理工程」、図3(c)参照〕。
浸炭窒化雰囲気におけるカーボンポテンシャルは、外輪1の表面における硬さを十分な硬さとする観点から、0.9以上であり、外輪1における靱性を確保する観点から、1.3以下である。
また、浸炭窒化雰囲気における残留アンモニア量は、前記窒化物からなる粒子の面積率を確保し、十分な硬さを確保する観点から、1体積%以上であり、粒径の大きい窒化物の偏在を防止し、十分な靱性を確保する観点から、1.4体積%以下である。
浸炭窒化雰囲気における加熱保持温度は、十分な硬化層を形成させる観点から、850℃以上であり、転がり摺動部材中への過剰な炭素の侵入を抑制して、過剰浸炭組織の発生を抑制するとともに、浸炭窒化雰囲気中のアンモニアが分解されて転がり摺動部材中へ窒素が侵入しなくなることを抑制する観点から、950℃以下である。
また、加熱保持時間は、表面層の強化に十分な浸炭深さを得る観点から、5〜10時間である。表面から少なくとも500μmの深さまでの範囲は、浸炭窒化層となっている。通常、かかる浸炭窒化層は、表面から800μm程度の深さまで形成されている。浸炭窒化層より深い位置は、浸炭窒化されていない。
急冷は、冷却油の油浴中における油冷により行われる。冷却油の油浴温度は、通常、60〜180℃であればよい。
つぎに、得られた外輪の中間素材15の軌道面11a、端面11b、内周面11cおよび外周面11dそれぞれを形成する部分に対して、当該中間素材を850〜1000℃で加熱し、急冷する高周波焼入れ処理を施す〔「高周波焼入れ工程」、図3(d)参照〕。
外輪の中間素材15に対する高周波焼入れ処理は、例えば、中間素材15の内径よりも小さい誘導加熱コイル101(図4(a)参照)、中間素材15の外径よりも大きい誘導加熱コイル102(図4(b)参照)および中間素材15の端面11bを取り囲む誘導加熱コイル103(図4(c)参照)を用いて行なうことができる。これにより、外輪の中間素材15の軌道面11a、外周面11d、端面11bそれぞれを形成する部分に対して高周波焼入れ処理を施すことができる。
なお、本明細書において、高周波焼入れ処理を行なう際の加熱温度は、中間素材15の軌道面11a、外周面11d、端面11bそれぞれを形成する部分の表面から2mmまでの範囲の表面層の温度を意味する。前記加熱温度は、中間素材15への窒化物の侵入および分散を十分に行なう観点から、850℃以上であり、中間素材15の窒化物の消失を抑制する観点から、1000℃以下である。このように、中間素材15の軌道面11a、外周面11d、端面11bそれぞれを形成する部分の表面から2mmまでの範囲の表面層を蒸気温度に加熱することにより、有効硬化層深さを確保することができる。
高周波焼入れ処理を行なう際の加熱保持時間は、表面を所定温度にすることができる程度であればよく、中間素材15の大きさに応じて異なる。かかる加熱保持時間は、通常、1〜10秒間である。
つぎに、前記浸炭窒化処理後の中間素材15を、160〜200℃の温度で加熱保持する焼もどし処理を行う〔「焼もどし処理工程」、図3(e)参照〕。
焼もどし処理における加熱保持温度は、十分な硬さを確保する観点から、160℃以上であり、焼入れ後の靱性を回復させる観点から、200℃以下である。
また、焼もどし処理における加熱保持時間は、特に限定されないが、通常30分間以上とすることができる。
その後、焼もどし処理工程後の外輪の中間素材15の軌道面11a、端面11b、外周面11dそれぞれを形成する部分に対して、研磨加工を施して、所定精度に仕上げる〔図3(f)参照、「研磨加工工程」〕。このようにして、目的の外輪11を得ることができる。
なお、本発明の転がり摺動部材の製造方法は、内輪および転動体の製造にも採用することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。
〔実施例1〜4および比較例1〜5〕
機械構造用炭素鋼であるS25Cを、所定形状に加工して、転がり摺動面としての軌道面を形成する部分に研磨取代を有する玉軸受(型番6206)用内外輪それぞれの素形材を製造した。つぎに、得られた素形材に、図5〜図13に示す熱処理条件で熱処理を施し、得られた熱処理後の中間素材の前記軌道面を形成する部分に研磨加工を施して、実施例1〜4および比較例1〜5の内外輪を製造した。なお、S25Cの元素組成は、炭素0.20〜0.30質量%と、ケイ素0.15〜0.40質量%、マンガン0.30〜0.60質量%、クロム0.05〜0.15質量%、残部鉄および不可避不純物である。
ここで、図5に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が1.2体積%の浸炭窒化雰囲気中において870℃で7時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(実施例1の内外輪)。
図6に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が1.2体積%の浸炭窒化雰囲気中において920℃で5時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(実施例2の内外輪)。
図7に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が1.1体積%の浸炭窒化雰囲気中において930℃で7時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(実施例3の内外輪)。
図8に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が1.4体積%の浸炭窒化雰囲気中において860℃で7時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(実施例4の内外輪)。
図9に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が0.8体積%の浸炭窒化雰囲気中において950℃で5時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(比較例1の内外輪)。
図10に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が1.8体積%の浸炭窒化雰囲気中において900℃で7時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(比較例2の内外輪)。
図11に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が1.6体積%の浸炭窒化雰囲気中において900℃で5時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(比較例3の内外輪)。
図12に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が1.7体積%の浸炭窒化雰囲気中において840℃で7時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(比較例4の内外輪)。
図13に示される熱処理条件は、素形材を、カーボンポテンシャルが1.2、残留アンモニア量が0.9体積%の浸炭窒化雰囲気中において920℃で7時間加熱した後、80℃に油冷し(浸炭窒化)、得られた中間素材に対して高周波焼入れにより900℃で10秒間加熱した後、水冷し(高周波焼入れ処理)、170℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである(比較例5の内外輪)。
〔比較例6〕
軸受鋼であるSUJ2を用いて、型番6206の玉軸受の内外輪を製造するための素形材それぞれを製造した。つぎに、得られた素形材に、図14に示す熱処理条件で熱処理を施して、比較例6の内外輪を製造した。
なお、図14に示される熱処理条件は、素形材を、840℃で0.5時間加熱した後、80℃に油冷し(焼入れ)、180℃で2時間加熱(焼もどし処理)するものである。
〔試験例1〕
実施例1〜4、比較例1〜6の内輪について、軌道面の表面から50μmの深さの位置でのビッカース硬さ、軌道面の表面から略10μmの深さの位置での炭素含有量、軌道面の表面から略10μmの深さの位置での窒素含有量、軌道面の表面から略200μmの深さの位置における窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子の面積率を調べた。また、実施例1〜4、比較例1〜6の各内外輪を有する玉軸受について、寿命試験を行なった。
表面から50μmの深さの位置でのビッカース硬さは、前記内輪を表面から深さ方向に切断した後、前記表面から50μmの深さの位置にビッカース圧子をあてて測定した。
表面から略10μmの深さの位置での炭素含有量および表面から略10μmの深さの位置での窒素含有量は、それぞれ、前記内輪を表面から深さ方向に切断した後、前記表面から10μmの深さの位置を中心とし深さ方向に±1μmの範囲における各含有量を測定することにより求めた。
表面から略200μmの深さの位置での窒化物の観察は、表面から深さ方向の断面において、表面から200μmの深さを中心として深さ方向に±15μm、かつ深さ方向に対し垂直な方向に30μmの30μm四方の範囲を視野として行なった。表面から略200μmの深さの位置における窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子の面積率は、800μm2の測定視野において、加速電圧:15.0kV、照射電流:2.016×10-7Aおよびスキャン倍率:3000倍の条件で、電解放出型電子プローブマイクロアナライザを用いて、窒素をマッピングし、画像処理装置で面積率を算出した。
また、寿命試験は、実施例1〜4および比較例1〜6の内外輪と、JIS SUJ2からなり、比較例6と同じ熱処理を施した転動体との組み合わせを用いて、それぞれ、実施例1〜4および比較例1〜6の各玉軸受を組み立て、得られた各玉軸受について、表1に示す条件で試験した。そして、玉軸受の内輪が破損するまでの時間を測定するという試験を5回繰り返し、ワイブル分布により10%の損傷確率があると推定されるL10寿命を求めた。
Figure 2011140993
これらの結果を表2に示す。表2中、「炭素含有量」は、軌道面の表面から略10μmの深さの位置での炭素含有量、「窒素含有量」は、軌道面の表面から略10μmの深さの位置での窒素含有量、「窒化物からなる粒子の面積率」は、軌道面の表面から略200μmの深さの位置での窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子の面積率、「ビッカース硬さ」は、軌道面の表面のビッカース硬さ、「寿命」は、L10寿命をそれぞれ示す。なお、寿命は、比較例6の玉軸受の寿命を1として、相対値として算出した。
Figure 2011140993
表2に示された結果から、実施例1〜4の内輪では、軌道面の表面から略10μmの深さの位置での炭素含有量が0.6〜1.2質量%の範囲であること、軌道面の表面から略10μmの深さの位置での窒素含有量が0.4〜0.9質量%の範囲であること、炭素および窒素の含有量の合計が1.4質量%以上であること、および軌道面の表面から略200μmの深さの位置における窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子の面積率が5〜15%の範囲であることのいずれをも満たしていることがわかる。一方、比較例1〜5の内輪では、前記炭素含有量の範囲、窒素含有量の範囲、炭素および窒素の含有量の合計の範囲、面積率の範囲のいずれかを満たしていないことがわかる。
また、表2に示された結果から、実施例1〜4の内輪では、表面のビッカース硬さが800以上となっていることがわかる。これに対して、比較例1〜5の内輪では、表面から50μm深さの位置でのビッカース硬さが800未満であることがわかる。
さらに、表2に示された結果から、実施例1〜4の玉軸受では、比較例6の玉軸受の3倍以上の寿命を示すことがわかる。これに対して、比較例1〜5の玉軸受では、比較例6の玉軸受の1.5倍以下の寿命を示すにとどまっていることがわかる。
一般的に、転がり摺動部材を製造するための鋼材として、前記S25Cなどのように、0.1〜0.5質量%の炭素と、0.1質量%〜0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である安価な鋼材を用いた場合、浸炭窒化処理を行なっただけでは、残留オーステナイト量が多く、かつ焼入れ性が不足し、表面の硬さが不十分となると考えられる。
しかしながら、表2に示された結果からわかるように、鋼材として、0.1〜0.5質量%の炭素と、0.1質量%〜0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である安価な鋼材(S25C)を用いた場合であっても、かかる鋼材からなる素形材に対して、カーボンポテンシャル0.9〜1.3で、残留アンモニア量が1〜1.4体積%の浸炭窒化雰囲気において、850〜950℃で加熱し、急冷し(浸炭窒化処理)、浸炭処理後の中間素材に対して、高周波焼入れにより850〜1000℃の温度に当該中間素材を加熱し、急冷し(高周波焼入れ処理)、高周波焼入れ処理後の中間素材を160〜200℃で加熱し(焼きもどし処理)、焼もどし処理後の中間素材に、研磨加工を施すことにより、十分な硬さおよび寿命を示す転がり摺動部材を低コストで得ることができることがわかる。
また、前記鋼材に対して、浸炭窒化処理を行なうことにより、得られる中間素材の表面には、窒化物が析出する。ところが、この窒化物は、前記中間素材中において、偏在する傾向にあり、転がり疲労に対して弱くなっている。また、前記窒化物は、前記中間素材を高温で長時間加熱することにより、中間素材を構成する母材中に固溶化したり、中間素材の表面より放出されたりするので、窒化物の析出による効果を十分に得ることができないことがある。
しかしながら、実施例1〜4の内外輪では、製造に際して、浸炭窒化処理後の中間素材に対して、前記高周波焼入れ処理を施しているため、窒化物からなる粒子を十分に分散させることができ、転がり疲労に対して強くなっており、かつ当該中間素材の内部においても十分な硬さを確保することができる。
1 外輪、1a 軌道面、2 内輪、2a 軌道面、4 保持器、10 玉軸受、
11 外輪

Claims (3)

  1. 0.1〜0.5質量%の炭素と、0.1質量%〜0.4質量%のケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材から得られ、相手部材との間で相対的に転がり接触もしくは滑り接触または両接触を含む接触をする転がり摺動面を有する転がり摺動部材であって、
    前記転がり摺動面の表面のビッカース硬さが800以上であり、
    前記転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での炭素の含有量が0.6〜1.2質量%であり、
    前記転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での窒素の含有量が0.4〜0.9質量%であり、
    これら炭素および窒素の含有量の合計が1.4質量%以上であり、
    前記転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置には、窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を有しており、かつ表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率が5〜15%であることを特徴とする転がり摺動部材。
  2. 相手部材との間で相対的に転がり接触もしくは滑り接触または両接触を含む接触をする前記転がり摺動面を備えた転がり摺動部材の製造方法であって、
    0.1〜0.5質量%の炭素と、0.1質量%〜0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材を、所定の形状に加工して、少なくとも前記転がり摺動面を形成する部分に研磨取代を有する素形材を得る前加工工程、
    前記素形材に対して、カーボンポテンシャル0.9〜1.3で、残留アンモニア量が1〜1.4体積%の浸炭窒化雰囲気において、当該素形材を850〜950℃で加熱し、急冷する浸炭窒化処理を施し、中間素材を得る浸炭窒化工程、
    前記浸炭窒化処理後の中間素材の少なくとも前記転がり摺動面を形成する部分に対して、当該中間素材を850〜1000℃の温度に加熱し、急冷する高周波焼入れ処理を施す高周波焼入れ工程、
    高周波焼入れ工程後の中間素材を160〜200℃で焼きもどしする焼もどし工程、および
    焼もどし工程後の中間素材の前記転がり摺動面を形成する部分に、研磨加工を施すことにより、前記転がり摺動面を形成し、この転がり摺動面の表面のビッカース硬さが800以上であり、前記転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での炭素の含有量が0.6〜1.2質量%であり、前記転がり摺動面の表面から略10μmの深さの位置での窒素の含有量が0.4〜0.9質量%であり、これら炭素および窒素の含有量の合計が1.4質量%以上であり、前記転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置には、窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を有しており、かつ前記転がり摺動面の表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率が5〜15%である転がり摺動部材を得る研磨加工工程
    を含むことを特徴とする転がり摺動部材の製造方法。
  3. 前記転がり摺動部材が、転がり軸受の内輪、外輪または転動体である請求項2に記載の転がり摺動部材の製造方法。
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