JP2011135151A - 導波管型高周波線路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型で1つの入力信号を1対の差動信号に変換して出力する機能を備えた導波管型高周波線路を提供する。
【解決手段】 第1の分離壁によって第1および第2の導波路41a,41bに分割された第1部分41と、1つの導波路が構成された第2部分42と、第2の分離壁によって第3および第4の導波路43a,43bに分割された第3部分43と、1つの導波路が構成された第4部分44と、第3の分離壁によって第5および第6の導波路45a,45bに分割された第5部分45とで構成され、第1および第2の導波路41a,41bは移相量が互いに等しく設定されており、第3の導波路43aおよび第4の導波路43bは移相量の差が90°に設定されており、第4部分44はTE10モードで通過する高周波信号の移相量とTE20モードで通過する高周波信号の移相量との差が90°に設定されている導波管型高周波線路とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ミリ波等の高周波帯で多く用いられる導波管型高周波線路に関するものであり、特に1つの入力信号を1対の差動信号に変換して出力する機能を備えた導波管型高周波線路に関するものである。
1つの入力信号を1対の差動信号に変換して出力する機能や2つの入力信号の位相差によって出力信号が出力されるポートを変更する機能を有する回路としてラットレース回路が知られている。ラットレース回路は、特定の長さを有する環状伝送線路の特定の位置に4つの入出力ポートを設けたものであり、環状伝送線路としてストリップラインやマイクロストリップラインを用いて構成したものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2001−292012号公報
しかしながら、特許文献1にて提案されたような従来のラットレース回路は以下のような幾つかの問題点を有していた。
第1の問題点は、使用する電気信号の高周波化にともなって特性が劣化してしまうことである。従来のラットレース回路はストリップラインやマイクロストリップラインを用いて環状伝送線路を形成していたため、高周波化に伴って環状伝送線路における伝送損失が増大し、これによってラットレース回路における損失が増大してしまうという問題があった。
第2の問題点は、サイズが大型化してしまうことである。ラットレース回路では、環状の伝送線路およびそれから放射状に延びる入出力線路が必要であるため、サイズが大型化してしまうという問題があった。特に、前述した第1の問題点を解決するために、高周波領域における伝送特性が優れた導波管を用いて環状の伝送線路を形成しようとすると、さらに大型化してしまうという問題があった。
本発明はこのような従来の技術における問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、小型で1つの入力信号を1対の差動信号に変換して出力する機能を備えた導波管型高周波線路を提供することにある。
本発明の導波管型高周波線路は、下側の管壁,上側の管壁および2つの側壁で囲まれた導波領域を高周波信号が伝播する導波管型高周波線路であって、前記2つの側壁の間に前記高周波信号の伝播方向に沿って前記下側の管壁から前記上側の管壁にかけて形成された第1の分離壁によって、前記高周波信号がTE10モードで伝播可能な第1および第2の導波路に前記導波領域が分割された第1部分と、該第1部分に接続された、前記導波領域全体で前記高周波信号がTE10モードおよびTE20モードで伝播可能な1つの導波路が構成された第2部分と、該第2部分に接続された、前記2つの側壁の間に前記高周波信号の伝播方向に沿って前記下側の管壁から前記上側の管壁にかけて形成された第2の分離壁によって、前記高周波信号がTE10モードで伝播可能な第3および第4の導波路に前記導波領域が分割された第3部分と、該第3部分に接続された、前記導波領域全体で前記高周波信号がTE10モードおよびTE20モードで伝播可能な1つの導波路が構成された第4部分と、該第4部分に接続された、前記2つの側壁の間に前記高周波信号の伝播方向に沿って前記下側の管壁から前記上側の管壁にかけて形成された第3の分離壁によって、前記高周波信号がTE10モードで伝播可能な第5および第6の導波路に前記導波領域が分割された第5部分とで構成されており、前記第1および第2の導波路は、それぞれをTE10モードで通過する前記高周波信号の移相量が互いに等しく設定されており、前記第3および第4の導波路は、それぞれをTE10モードで通過する前記高周波信号の移相量の差が90°に設定されており、前記第4部分は、TE10モードで通過する前記高周波信号の移相量とTE20モードで通過する前記高周波信号の移相量との差が90°に設定されていることを特徴とするものである。このような構成を備える本例の導波管型高周波線路によれば、外部から第5または第6の導波路に高周波信号が入力されると、第4部分を介して第3および第4の導波路に互いに90°の位相差を有する高周波信号が入力され、第2部分を介して第1および第2の導波路に互いに180°の位相差を有する高周波信号が入力されてそのまま出力されるので、1つの入力信号を1対の差動信号に変換して出力する機能を備えた導波管型高周波線路を得ることができる。
また、本発明の導波管型高周波線路は、上記構成において、前記第1および第2の導波路は、前記側壁と前記第1の分離壁との間隔が互いに等しく設定されており、前記第3および第4の導波路は、前記側壁と前記第2の分離壁との間隔が互い異なっているとともに、それぞれをTE10モードで通過する前記高周波信号の移相量の差が90°になるように、前記高周波信号の伝播方向の長さおよびそれぞれの前記側壁と前記第2の分離壁との間隔が設定されており、前記第4部分は、TE10モードで通過する前記高周波信号の移相量とTE20モードで通過する前記高周波信号の移相量との差が90°になるように、前記高周波信号の伝播方向の長さおよび前記2つの側壁の間隔が設定されており、前記第5および第6の導波路は、前記側壁と前記第3の分離壁との間隔が互いに等しく設定されていることを特徴とするものである。このような構成を備える本例の導波管型高周波線路によれば、導波領域内の誘電率を部分的に異ならせることなく、各導波路の幅(2つの側壁の間の間隔または側壁と各分離壁との間隔)および長さ(高周波信号の伝播方向の長さ)によって、各導波路の移相量を設定できるので、製造が容易な導波管型高周波線路を得ることができる。
さらに、本発明の導波管型高周波線路は、上記各構成において、誘電体基板と、該誘電体基板の下面に配置されて前記下側の管壁として機能する下側導体層と、前記誘電体基板の上面に配置されて前記上側の管壁として機能する上側導体層と、前記高周波信号の伝播方向に前記高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で前記下側導体層および前記上側導体層を電気的に接続するように配置されて前記2つの側壁として機能する2列の側壁用貫通導体群と該2列の側壁用貫通導体群の間に前記高周波信号の伝播方向に前記高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で前記下側導体層および前記上側導体層を電気的に接続するように配置されて前記第1〜第3の分離壁として機能する第1〜第3の分離壁用貫通導体群とを備えることを特徴とするものである。このような構成を備える本例の導波管型高周波線路によれば、周知のテープ多層技術を用いて誘電体中に導波管型高周波線路を形成することができるので、小型で製造が容易な導波管型高周波線路を得ることができる。
なお、本明細書において、高周波信号の伝播方向とは、高周波信号が伝播して行く向きおよびその逆向きの両方が含まれる方向であり、2つの側壁が延びる方向にほぼ一致する方向である。
上述した構成を備える本発明の導波管型高周波線路によれば、1つの入力信号を1対の差動信号に変換して出力する機能を備えた導波管型高周波線路を得ることができる。
本発明の実施形態の一例の導波管型高周波線路を模式的に示す斜視図である。 図1に示す導波管型高周波線路を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態の一例の導波管型高周波線路の電気特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態の一例の導波管型高周波線路の電気特性を示すグラフである。
以下、本発明の導波管型高周波線路を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施の形態の例)
図1は本発明の第1の実施の形態の一例の導波管型高周波線路を模式的に示す斜視図である。図2は図1に示す導波管型高周波線路を模式的に示す平面図である。なお、図1および図2においては、構造をわかりやすくするために誘電体基板および上側導体層(上側の管壁)を透視した状態を示している。
本例の導波管型高周波線路は、図1および図2に示すように、誘電体基板(図示せず),下側導体層31,上側導体層(図示せず),側壁用貫通導体群33a,33b,第1〜第3の分離壁用貫通導体群35a〜35cによって構成されている。また、本例の導波管型高周波線路は、高周波信号の伝播方向に沿って順次接続された第1〜第5部分41〜45によって構成されている。
誘電体基板(図示せず)は、1層または複数層の誘電体層からなる。誘電体基板の誘電率は、誘電体基板の各部において等しくなるように設定されている。下側導体層31は、誘電体基板(図示せず)の下面に配置されており、導波管型高周波線路の下側の管壁として機能する。上側導体層(図示せず)は、誘電体基板(図示せず)の上面に配置されており、導波管型高周波線路の上側の管壁として機能する。2列の側壁用貫通導体群33a,33bは、高周波信号の伝播方向に高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で下側導体層31および上側導体層(図示せず)を電気的に接続するように配置されており、導波管型高周波線路の2つの側壁として機能する。第1〜第3の分離壁用貫通導体群35a〜35cは、下側導体層31から上側導体層(図示せず)にかけて分離壁を形成するように、それぞれ2列の側壁用貫通導体群33a,33bの間に高周波信号の伝播方向に高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で下側導体層31および上側導体層(図示せず)を電気的に接続するように配置されており、それぞれ第1〜第3の分離壁として機能する。本例の導波管型高周波線路は、下側導体層31,上側導体層(図示せず)および2つの側壁用貫通導体群33a,33bによって囲まれた導波領域を高周波信号が伝播する。
第1部分41は、第1の分離壁用貫通導体群35aによって、高周波信号がTE10モードで伝播可能な第1の導波路41aおよび第2の導波路41bに導波領域が分割されている。すなわち、図2にW1,W2で示した第1および第2の導波路41a,41bの幅(側壁用貫通導体群33a,33bと第1の分離壁用貫通導体群35aとの間隔)は、高周波信号の波長λの1/2より大きく且つλ以下に設定されている。また、第1および第2の導波路41a,41bは、それぞれの幅(W1,W2)および長さ(L1)が互いに等しくされており、これによって、それぞれをTE10モードで通過する高周波信号の移相量が互いに等しくなるように設定されている。
第2部分42は、第1部分41に接続されており、導波領域全体で高周波信号がTE10モードおよびTE20モードで伝播可能な1つの導波路が構成されている。すなわち、図2にW3で示した第2部分42の導波路の幅(側壁用貫通導体群33a,33bの間隔)は、高周波信号の波長λよりも大きく且つ1.5λ以下に設定されている。第2部分42の導波路の長さ(L2)は適宜設定される。
第3部分43は、第2の分離壁用貫通導体群35bによって、高周波信号がTE10モードで伝播可能な第3の導波路43aおよび第4の導波路43bに導波領域が分割されている。すなわち、図2にW4で示した第3の導波路43aの幅(側壁用貫通導体群33aと第2の分離壁用貫通導体群35bとの間隔)およびW5で示した第4の導波路43bの幅(側壁用貫通導体群33bと第2の分離壁用貫通導体群35bとの間隔)は、それぞれ高周波信号の波長λの1/2より大きく且つλ以下に設定されている。また、第3の導波路43aおよび第4の導波路43bは、それぞれの導波路の幅(W,W)が互い異ならされているとともに、それぞれをTE10モードで通過する高周波信号の移相量の差が90°になるように、高周波信号の伝播方向の長さ(L3)およびそれぞれの導波路の幅(W4,W5)が設定されている。
ここで、第3の導波路43aおよび第4の導波路43bを通過する高周波信号の位相差が90°になるには、第3の導波路43aにおける管内波長をλ[m],第4の導波路43bにおける管内波長をλ[m],第3の導波路43aおよび第4の導波路43bの高周波伝播方向の長さをL[m]とすると、
L=(4|λ -1 -1|)-1 ・・・(1)
を満足すればよい。また、管内波長は導波管の幅によって変化するため、高周波信号の周波数をf[Hz],光速をC[m/s],導波領域の比誘電率をEr,第3の導波路43aの幅をW[m],第4の導波路43bの幅をW[m]とすると、上記(1)式は次のようになる。
L=WWC|2W(4W fEr-C)0.5-2W(4W fEr-C)0.5|-1 ・・・(2)
すなわち、上記(2)式を満足するように、第3の導波路43aの幅W,第4の導波路43bの幅Wならびに第3および第4の導波路43a,43bの高周波伝播方向の長さをLを設定することにより、第3の導波路43aおよび第4の導波路43bを通過する高周波信号の位相差を90°にすることができる。
なお、本例の導波管型高周波線路においては、第3の導波路43aの幅Wは第4の導波路43bの幅Wよりも小さくされており、第3の導波路43aにおける管内波長λは第4の導波路43bにおける管内波長λよりも大きくされている。すなわち、第3の導波路43aをTE10モードで通過する高周波信号の移相量は、第4の導波路43bをTE10モードで通過する高周波信号の移相量よりも90°小さく設定されている。
また、第2部分42と第3部分43との間には、下側導体層31と上側導体層(図示せず)とを接続する整合用貫通導体群37が設けられており、第2部分42と第3部分43とのインピーダンス整合および高周波信号の分配比率調整の働きをしている。
第4部分44は、第3部分43に接続されており、導波領域全体で高周波信号がTE10モードおよびTE20モードで伝播可能な1つの導波路が構成されている。すなわち、図2にW6で示した第4部分44の導波路の幅(側壁用貫通導体群33a,33bの間隔)は、高周波信号の波長λよりも大きく且つ1.5λ以下に設定されている。また、第4部分44は、TE10モードで通過する高周波信号の移相量とTE20モードで通過する高周波信号の移相量との差が90°になるように、高周波信号の伝播方向の長さ(L4)および導波路の幅(W6)が設定されている。なお、第4部分44を通過する高周波信号の移相量は、第3部分43および第5部分45との接続部を通過する際の移相量と第4部分44内を伝播することによる移相量とを含むものであり、TE10モードで通過する高周波信号の移相量がTE20モードで通過する高周波信号の移相量よりも90°大きくなるようにされている。
第5部分45は、第4部分44に接続されており、第3の分離壁用貫通導体群35cによって、高周波信号がTE10モードで伝播可能な第5の導波路45aおよび第6の導波路45bに導波領域が分割されている。すなわち、図2にW7,W8で示した第5および第6の導波路45a,45bの幅(側壁用貫通導体群33a,33bと第3の分離壁用貫通導体群35cとの間隔)は、高周波信号の波長λの1/2より大きく且つλ以下に設定されている。また、第5および第6の導波路45a,45bは、それぞれの幅(W7,W8)および長さ(L5)が互いに等しくされており、これによって、それぞれをTE10モードで通過する高周波信号の移相量が互いに等しくなるように設定されている。
次に、このような構成を備える本例の導波管型高周波線路の動作について説明する。外部回路から第5の導波路45aに入力された高周波信号は、第4部分44をTE10モードおよびTE20モードの両方で伝播して、第3の導波路43aおよび第4の導波路43bに入力される。このとき、第4部分44は、TE10モードで通過する高周波信号の移相量とTE20モードで通過する高周波信号の移相量との差が90°に設定されているので、第3の導波路43aに入力される高周波信号と第4の導波路43bに入力される高周波信号との位相差は約90°になる。すなわち、第3の導波路43aに入力される高周波信号の位相は、第4の導波路43bに入力される高周波信号の位相よりも90°遅れている。また、第3の導波路43aに入力される高周波信号の振幅と第4の導波路43bに入力される高周波信号の振幅が等しくなるように、側壁用貫通導体群33a,33bの位置が微調整されている。なお、第5の導波路45aから第4部分44に入力された高周波信号は、TE10モードとTE20モードとが打ち消し合うことによって第6の導波路45bには殆ど出力されない。
第4部分44から第3の導波路43aおよび第4の導波路43bに入力された高周波信号は、第3の導波路43aおよび第4の導波路43bをTE10モードで伝播して、それぞれ第2部分42に入力される。このとき、第3の導波路43aをTE10モードで通過する高周波信号の移相量は、第4の導波路43bをTE10モードで通過する高周波信号の移相量よりも90°小さく設定されていることから、第3の導波路43aから第2部分42へ出力される高周波信号の位相と、第4の導波路43bから第2部分42へ出力される高周波信号の位相とは、互いに180°異なるものになる。このようにして、互いに振幅が等しく位相が180°異なる高周波信号が第3の導波路43aおよび第4の導波路43bから第2部分42へ入力される。
入力された高周波信号はTE20モードで第2部分42を伝播して、そのまま第1の導波路41aおよび第2の導波路41bに入力される。よって、第1の導波路41aに入力される高周波信号と第2の導波路41bに入力される高周波信号とは、互いに振幅が等しく位相が180°異なるものになる。
入力された高周波信号は、第1の導波路41aおよび第2の導波路41bをそれぞれTE10モードで伝播して、第1の導波路41aおよび第2の導波路41bから外部へ出力される。このとき、第1の導波路41aおよび第2の導波路41bは、それぞれをTE10モードで通過する高周波信号の移相量が互いに等しくなるように設定されているため、第1および第2の導波路41a,41bから出力される一対の高周波信号は、互いに振幅が等しく位相が180°異なる差動信号となる。
このようにして、本例の導波管型高周波線路によれば、第5の導波路45aに入力された高周波信号を一対の差動信号に変換して第1および第2の導波路41a,41bから出力することができる。また、第1および第2の導波路41a,41bに差動信号を入力すると、上述したプロセスと逆のプロセスによって、第5の導波路45aから高周波信号を出力することができる。
外部回路から第6の導波路45bに高周波信号が入力された場合には、第4部分44を経て第3の導波路43aに入力される高周波信号は、第4の導波路43bに入力される高周波信号よりも位相が90°進んだものとなる。第3の導波路43aをTE10モードで通過する高周波信号の移相量は、第4の導波路43bをTE10モードで通過する高周波信号の移相量よりも90°小さく設定されていることから、第3の導波路43aから第2部分42へ出力される高周波信号は、第4の導波路43bから第2部分42へ出力される高周波信号と位相の等しい信号になる。第3の導波路43aおよび第4の導波路43bから入力された位相および振幅の等しい高周波信号は、第2部分42をTE10モードで伝播して、そのまま第1の導波路41aおよび第2の導波路41bに入力される。よって、第1の導波路41aに入力される高周波信号と第2の導波路41bに入力される高周波信号とは、互いに同相同振幅の信号になる。第1の導波路41aおよび第2の導波路41bは、それぞれをTE10モードで通過する高周波信号の移相量が互いに等しくなるように設定されているため、第1および第2の導波路41a,41bから出力される一対の高周波信号も、互いに同相同振幅の信号となる。
このようにして、本例の導波管型高周波線路によれば、第6の導波路45bに入力された高周波信号を一対の同相同振幅の信号に変換して第1および第2の導波路41a,41bから出力することができる。また、外部から第1および第2の導波路41a,41bに同相同振幅の高周波信号を入力すると、上述したプロセスと逆のプロセスによって、第6の導波路45bから高周波信号を出力することができる。
さらに、外部から第1および第2の導波路41a,41bに入力される信号の位相差φが、0<φ<180°の場合には、高周波信号が第2部分42をTE10モードおよびTE20モードの両方で伝播して、第5の導波路45aおよび第6の導波路45bの両方から高周波信号を出力することができるとともに、第1および第2の導波路41a,41bに入力される信号の位相差を変化させることにより、第5の導波路45aおよび第6の導波路45bから出力される高周波信号の分配比率を変えることができる。
上述したように、本例の導波管型高周波線路によれば、ラットレース回路と同様の種々の機能を備えた導波管型高周波線路を得ることができる。また、ラットレース回路と比較して幅方向の寸法が非常に小さく、ストリップラインやマイクロストリップラインを用いた従来のラットレース回路と比較して高周波領域での伝送損失が非常に小さくなる。このように、小型で高性能の導波管型高周波線路を得ることができる。
また、本例の導波管型高周波線路によれば、第1および第2の導波路41a,41bの幅が互いに等しく設定されており、第3および第4の導波路43a,43bは、それぞれをTE10モードで通過する高周波信号の移相量の差が90°になるように、それぞれの幅および長さが設定されており、第4部分44は、TE10モードで通過する高周波信号の移相量とTE20モードで通過する高周波信号の移相量との差が90°になるように、幅および長さが設定されており、第5および第6の導波路45a,45bの幅が互いに等しく設定されていることから、導波領域内の誘電率を部分的に異ならせることなく、各導波路の移相量を設定できるので、製造が容易な導波管型高周波線路を得ることができる。
さらに、上述した構成を備える本例の導波管型高周波線路によれば、周知のテープ多層技術を用いて誘電体基板(図示せず)に導波管型高周波線路を形成することができるので、小型で製造が容易な導波管型高周波線路を得ることができる。
本例の導波管型高周波線路において、誘電体基板の比誘電率は、例えば2〜20程度とされる。誘電体基板の材質としては、高周波信号の伝送を妨げない特性を有するものであれば特に限定するものではなく、ガラスエポキシ等の樹脂を使用することも可能であるが、導波管型高周波線路を形成する際の精度および製造の容易性の点からは誘電体セラミックスを使用することが望ましい。下側導体層31,上側導体層(図示せず)は、良導電性の金属からなり、その厚みは、例えば、3μm〜50μm程度とされる。側壁用貫通導体群33a,33bおよび第1〜第3の分離壁用貫通導体群35a〜35cの繰り返し間隔は、高周波信号の漏洩を防止する観点から、高周波信号の波長の1/2未満であることが必要であり、1/4未満であることが好ましい。側壁用貫通導体群33a,33bおよび第1〜第3の分離壁用貫通導体群35a〜35cとしてはビアホールやスルーホールを用いることができ、その直径は、例えば0.05mm〜0.5mm程度とされる。
本例の導波管型高周波線路は、例えば、次のようにして作製することができる。まず、ガラス,アルミナ,窒化アルミニウム等を主成分とするセラミック原料粉末に適当な有機溶剤と溶媒とを添加混合して得た泥漿を用いて、ドクターブレード法やカレンダーロール法等によってセラミックグリーンシートを作製する。次に、得られたセラミックグリーンシートにパンチングマシーン等を用いて側壁用貫通導体群33a,33bおよび第1〜第3の分離壁用貫通導体群35a〜35cを形成するための貫通孔を形成し、金属粉末に適当なアルミナ・シリカ・マグネシア等の酸化物や有機溶剤等を添加混合してペースト状にしたものを、厚膜印刷法により貫通孔に充填するとともにセラミックグリーンシートの表面に塗布して導体ペースト付きセラミックグリーンシートを作製する。次に、得られた導体ペースト付きセラミックグリーンシートを積層し、ホットプレス装置を用いて圧着して積層体を形成する。そして、得られた積層体を、誘電体層がガラスセラミックスの場合は850℃〜1000℃程度、アルミナ質セラミックスの場合は1500℃〜1700℃程度、窒化アルミニウム質セラミックスの場合は1600℃〜1900℃程度のピーク温度で焼成することによって作製される。なお、金属粉末としては、誘電体層がガラスセラミックスの場合は銅,金または銀が、誘電体層がアルミナ質セラミックスまたは窒化アルミニウム質セラミックスの場合にはタングステンまたはモリブデンが好適である。
(変形例)
本発明は前述した実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良が可能である。
例えば、前述した実施の形態の例においては、第3の導波路43aの幅Wが第4の導波路43bの幅Wよりも小さくされて、第3の導波路43aをTE10モードで通過する高周波信号の移相量が、第4の導波路43bをTE10モードで通過する高周波信号の移相量よりも90°小さくされた例を示したが、これに限定されるものではない。第3の導波路43aをTE10モードで通過する高周波信号の移相量が、第4の導波路43bをTE10モードで通過する高周波信号の移相量よりも90°大きくなるように、第3の導波路43aの幅Wを第4の導波路43bの幅Wより大きくしても構わない。このような場合には、上述した実施の形態の例の導波管型高周波線路に対して、第5の導波路45aと第6の導波路45bとの関係が逆になる。例えば、第6の導波路45bに高周波信号を入力すると第1の導波路41aおよび第2の導波路41bから差動信号を出力することができる。
また、前述した実施の形態の例においては、下側の管壁が誘電体基板の下面に配置された下側導体層31で構成され、上側の管壁が誘電体基板の上面に配置された上側導体層で構成され、2つの側壁が2列の側壁用貫通導体群33a,33bで構成され、第1〜第3の分離壁が第1〜第3の分離壁用貫通導体群35a〜35cで構成された例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、通常の中空の導波管の内部に第1〜第3の分離壁を配置した構成としても構わない。
次に、本発明の導波管型高周波線路の具体例について説明する。
図1および図2に示した導波管型高周波線路の電気特性をシミュレーションした。シミュレーションにおいて、誘電体基板は、比誘電率を9.4とし、厚みを0.15mmとした。側壁用貫通導体群33a,33bおよび第1〜第3の分離壁用貫通導体群35a〜35cは直径0.1mmのビアホールとした。側壁用貫通導体群33a,33bおよび第1〜第3の分離壁用貫通導体群35a〜35cのそれぞれの貫通導体の配列ピッチは、隣接する貫通導体の中心同士の間隔で0.3mmとした。第1の導波路41aおよび第2の導波路41bの幅(W1,W2)は1.05mmとし、第2部分42の幅(W3)は1.68mmとし、第3の導波路43aの幅(W4)は0.75mmとし、第4の導波路43bの幅(W5)は1.05mmとし、第4部分44の幅(W6)は1.61mmとし、第5の導波路45aおよび第6の導波路45bの幅(W7,W8)は1.05mmとした。第1の導波路41aおよび第2の導波路41bの長さ(L1)は1.69mmとし、第2部分42の長さ(L2)は1.5mmとし、第3の導波路43aおよび第4の導波路43bの長さ(L3)は1.54mmとし、第4部分44の長さ(L4)は1.31mmとし、第5の導波路45aおよび第6の導波路45bの長さ(L5)は1.04mmとした。
そして、第1の導波路41aの外側端部をポート1,第2の導波路41bの外側端部をポート2,第5の導波路45aの外側端部をポート3,第6の導波路45bの外側端部をポート4とし、ポート3から入力されてポート1およびポート2から出力される信号の位相および振幅を求めた。図3は位相特性を示すグラフであり、横軸は周波数を表し、縦軸は位相を表している。図4は振幅特性を示すグラフであり、横軸は周波数を表し、縦軸は振幅を表している。図3に示すグラフによれば、73GHz〜83GHz程度の広い周波数範囲において、ポート1からの出力信号とポート2からの出力信号の位相差が略180°になっていることがわかる。また、図4に示すグラフによれば、73GHz〜83GHz程度の広い周波数範囲において、ポート1からの出力信号の大きさとポート2からの出力信号の大きさとが略等しくになっており、特に77.5GHzでは完全に一致していることがわかる。
これにより、外部から第5の導波路45aに高周波信号が入力されると、第1の導波路41aおよび第2の導波路41bから差動信号が出力されることが確認され、本発明の有効性が確認できた。
31:下側導体層
33a,33b:側壁用貫通導体群
35a:第1の分離壁用貫通導体群
35b:第2の分離壁用貫通導体群
35c:第3の分離壁用貫通導体群
41:第1部分
42:第2部分
43:第3部分
44:第4部分
45:第5部分
41a:第1の導波路
41b:第2の導波路
43a:第3の導波路
43b:第4の導波路
45a:第5の導波路
45b:第6の導波路

Claims (3)

  1. 下側の管壁,上側の管壁および2つの側壁で囲まれた導波領域を高周波信号が伝播する導波管型高周波線路であって、
    前記2つの側壁の間に前記高周波信号の伝播方向に沿って前記下側の管壁から前記上側の管壁にかけて形成された第1の分離壁によって、前記高周波信号がTE10モードで伝播可能な第1および第2の導波路に前記導波領域が分割された第1部分と、
    該第1部分に接続された、前記導波領域全体で前記高周波信号がTE10モードおよびTE20モードで伝播可能な1つの導波路が構成された第2部分と、
    該第2部分に接続された、前記2つの側壁の間に前記高周波信号の伝播方向に沿って前記下側の管壁から前記上側の管壁にかけて形成された第2の分離壁によって、前記高周波信号がTE10モードで伝播可能な第3および第4の導波路に前記導波領域が分割された第3部分と、
    該第3部分に接続された、前記導波領域全体で前記高周波信号がTE10モードおよびTE20モードで伝播可能な1つの導波路が構成された第4部分と、
    該第4部分に接続された、前記2つの側壁の間に前記高周波信号の伝播方向に沿って前記下側の管壁から前記上側の管壁にかけて形成された第3の分離壁によって、前記高周波信号がTE10モードで伝播可能な第5および第6の導波路に前記導波領域が分割された第5部分とで構成されており、
    前記第1および第2の導波路は、それぞれをTE10モードで通過する前記高周波信号の移相量が互いに等しく設定されており、
    前記第3および第4の導波路は、それぞれをTE10モードで通過する前記高周波信号の移相量の差が90°に設定されており、
    前記第4部分は、TE10モードで通過する前記高周波信号の移相量とTE20モードで通過する前記高周波信号の移相量との差が90°に設定されていることを特徴とする導波管型高周波線路。
  2. 前記第1および第2の導波路は、前記側壁と前記第1の分離壁との間隔が互いに等しく設定されており、
    前記第3および第4の導波路は、前記側壁と前記第2の分離壁との間隔が互い異なっているとともに、それぞれをTE10モードで通過する前記高周波信号の移相量の差が90°になるように、前記高周波信号の伝播方向の長さおよびそれぞれの前記側壁と前記第2の分離壁との間隔が設定されており、
    前記第4部分は、TE10モードで通過する前記高周波信号の移相量とTE20モードで通過する前記高周波信号の移相量との差が90°になるように、前記高周波信号の伝播方向の長さおよび前記2つの側壁の間隔が設定されており、
    前記第5および第6の導波路は、前記側壁と前記第3の分離壁との間隔が互いに等しく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の導波管型高周波線路。
  3. 誘電体基板と、
    該誘電体基板の下面に配置されて前記下側の管壁として機能する下側導体層と、
    前記誘電体基板の上面に配置されて前記上側の管壁として機能する上側導体層と、
    前記高周波信号の伝播方向に前記高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で前記下側導体層および前記上側導体層を電気的に接続するように配置されて前記2つの側壁として機能する2列の側壁用貫通導体群と
    該2列の側壁用貫通導体群の間に前記高周波信号の伝播方向に前記高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で前記下側導体層および前記上側導体層を電気的に接続するように配置されて前記第1〜第3の分離壁として機能する第1〜第3の分離壁用貫通導体群とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の導波管型高周波線路。
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